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フリーランス必見!セキュリティエンジニアの年収・資格・将来性を調査

2021.04.07

torritomm

セキュリティエンジニア

目次

    「エンジニア」という名前がつく仕事の種類は非常にたくさんあり、どれをキャリアパスに選んだらいいのか悩んでしまう人も多いと思います。しかし最終的になりたいエンジニア像を考えておくことは、自身のスキルアップや転職先企業を選ぶにあたって大いに役立つことでしょう。

    そこで今回は、エンジニア系職種の中でも「セキュリティエンジニア」と呼ばれるポジションについて、仕事内容から年収水準、身に付けるべきスキルや将来のキャリアパスなどを中心に解説していきます。

    セキュリティエンジニアとは

    セキュリティエンジニアとは、文字通り情報セキュリティに特化したエンジニア系職種のことを指します。通常エンジニアやプログラマーといえば、アプリケーションエンジニアやWebサービスエンジニアのように、新たな商品やサービスを作り出す仕事と考える人も多いでしょう。

    セキュリティエンジニアは、そうしたエンジニア像とは少し毛色が異なり、セキュリティプロとしての知見から、安全なシステムの設計・運用を主に手がける職種です。企業に甚大な被害をもたらすサイバー攻撃を未然に防ぐべく、クライアントと密なコミュニケーションを交わしながら、その企業で働く社員や消費者の個人情報を守る立場の仕事です。

    セキュリティエンジニアの仕事内容は多岐にわたりますが、大きく5つの種類に分類できます。

    まず1つ目は、システムの「企画・提案」業務です。その企業の特徴や、利用されている既存のシステムをもとに、どのようなセキュリティ対策を施すかを考えるステップです。システムやセキュリティに関するコンサルタントとしての側面を帯び、プロフェッショナルとしての意見提出がポイントです。

    2つ目の段階は「設計」業務です。決定した企画・提案内容をもとにして、実際のシステムを設計するステップに入ってきます。現場で利用される機器やソフトウェアを選ぶ作業も、設計段階でおこないます。

    3つ目が、「実装」です。事前に決めた設計を踏まえて、セキュリティに配慮したシステムを実装していきます。セキュリティに関する知識はもちろん、ネットワークやサーバーの基礎知識、プログラミング言語の素養も必要となるため、幅広い分野のスキルを身に付ける必要があります。

    実装が完了したら、次にシステムの「テスト」をおこないます。実際にシステムを実装したうえで、セキュリティ検査を実施して脆弱性が見つからないかどうかをチェックします。より完璧なセキュリティを実現するべく、セキュリティエンジニアの手による疑似攻撃をおこなうこともあります。

    最後に「運用・保守」業務です。システムの導入が完了したからといって、そこでセキュリティエンジニアの仕事が終わりになるわけではありません。日々更新されるサイバー攻撃の手法に対応すべくセキュリティアップデートを施したり、不正アクセスを監視したりといった役割が求められます。

    万が一サイバー攻撃を受けたとしても、即座に対応してシステムを守ることがセキュリティエンジニアの任務です。

    気になる年収は

    経済産業省が平成29年8月に発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、セキュリティエンジニア(調査内では「IT技術スペシャリスト」)の平均年収は758.2万円とされています。IT業界の平均よりもやや高めで、年収1,000万円以上を手にしているエンジニアも少なくないと予想できます。

    未経験からの入社であれば、年収は300万円ほど。30代から40代で、700万円前後の年収を手にできるようになるでしょう。

    セキュリティエンジニアは、ネットワークやサーバーに関する知識のほか、セキュリティに関する専門知識が求められる職種です。よって業界の中でも特に人材不足が深刻な状態になっていることが考えられるため、数少ないセキュリティエンジニアの取り合いになっていることも十分予想できます。

    また日系企業よりも外資系企業の方が比較的待遇が良好なため、外資系企業に優秀なセキュリティエンジニアが流れるケースも多く、国内の企業はセキュリティエンジニアの充足に苦心していることも想像に難くありません。

    そうした背景を踏まえれば、平均以上の年収を手にすることも多くなり、周囲のエンジニアよりもずっと高い報酬で働けるポテンシャルを秘めている職種です。

    必要な技術/資格

    セキュリティエンジニアになるためには、まず何よりも情報セキュリティに関する知識が欠かせません。参考書などを用いて独学で学ぶのもいいですが、せっかくなら履歴書でアピールできる資格を取得しておきたいところです。

    具体的には、「シスコ技術者認定」「ネットワーク情報セキュリティマネージャー」「公認情報セキュリティマネージャー」「情報セキュリティスペシャリスト試験」などが転職に効果的です。

    なお、セキュリティエンジニアのキャリアビジョンとして、経験を積むことでゆくゆくはセキュリティコンサルタントとしての道も見えてきます。クライアントとの円滑なコミュニケーションや対人折衝能力を磨くことで、キャリアパスが開けくる職種です。ですので、コミュニケーション能力をはじめとする基本的なヒューマンスキルを高めることも忘れないようにしましょう。

    活躍できる業界

    セキュリティエンジニアは、IT業界以外にもさまざまな分野で需要が見込まれます。例えば、高度なセキュリティー対策を必要とする金融系企業、取引先の機密情報を扱う商社系企業、自社の商品や管理システムなどが重要な立ち位置を占めるメーカー系企業なども、セキュリティエンジニアの転職先候補に入ってきます。

    国民の情報を扱う官公庁だったり、病院やクリニックなどの医療機関、保険会社や証券会社といった分野でも活躍できる職種です。昨今その重要性が叫ばれている「個人情報」を扱う分野であれば、なおさらセキュリティエンジニアの果たす役割が大きくなります。

    今後マイナンバー制度が普及すれば、必然的に高いセキュリティーが求められる企業も多くなるでしょう。その時にはセキュリティエンジニアの重要性が再認識され、多くの求人募集がかけられることが容易に想像できます。

    将来性は?

    個人情報の漏洩やサイバー攻撃など、ひとたびセキュリティ上のトラブルが発生すれば、企業のブランドイメージを大きく毀損させることです。したがって、セキュリティエンジニアのようなセキュリティのプロを登用して、自社システムの安全性を高めたいと考えるところは少なくありません。

    高度なスキルを持ったセキュリティエンジニアは業界でも決して多くないので、高い専門性を身に付けることで、長く活躍できる職種となるでしょう。

    セキュリティに携わる者としての強い使命感や責任感を持ち、仕事に誠実に向き合える人であれば、その需要はさらに高まるはずです。加えて、セキュリティに関する最新情報を常にチェックし、知識や技術の向上に努めることができる人なら、安定して働き続けることが可能です。

    まとめ:サイバー上の脅威からクライアントを守るという仕事

    以上のように、セキュリティエンジニアは業界でも非常に高いニーズがあり、今後の需要も高まり続けると予想されます。目に見えない資産や機密情報を守るという立場であることから、大きな責任が課せられるものの、サイバー上の脅威からクライアントを守るという仕事にやりがいを感じる人も多いことでしょう。

    年収や将来性についても期待できますので、今後のキャリアビジョンを考えるにあたって1つの候補としてみてはいかがでしょうか。

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