【フリーランス Androidエンジニア】2019年Android案件トレンド丸わかり

 yamazaki_k | 2020/02/18 - 10:56
目次

    スマホ業界では「iPhoneかAndroidか」といった表現がよく使われていますが、これは正しい表記ではありません。iPhoneは商品名ですが、Androidはグーグルのプラットフォーム名だからです。

    アンドロイドと同格の単語はiOSになるはずです。またiPhone(アップル)と比較する対象は、galaxy(サムスン)やXperia(ソニー)などのはずです。

    それでも「iPhoneかAndroidか」という言葉が使われているのは、スマホ業界が「アップルのスマホか、それ以外の会社のスマホか」という構図になっているからでしょう。それだけアップルはスマホ業界で際立った存在です。

    しかし「iPhoneかAndroidか」という言葉にはさらに、「アップル以外のほとんどの会社のスマホはAndroidで動いている」という意味もあります。それだけグーグルはスマホ業界で絶対的な存在なのです。

    Androidエンジニアは、人々の生活に欠かすことのできないスマホを扱い、さらにそのスマホ業界で圧倒的な地位を築いているAndroidを扱っているわけです。

    そのためフリーランスのAndroidエンジニアたちは将来性のある仕事をしている、といえます。

    Androidの特徴とは

    Androidは元々、携帯電話ソフト開発会社の社名でした。その後グーグルがAndroid社を買収し、2007年に発表したスマホ向けプラットフォームの名称にAndroidと名づけたのです。

    Androidのベースになっているのは、Linuxカーネルなどのオープンソースソフトウェアです。グーグルがそれをスマホやタブレットなどのタッチスクリーンモバイルデバイス向けに改良したのです。

    グーグルはAndroidをさらに発展させ、テレビ向けのAndroid TVや自動車向けのAndroidAutoなどを開発しています。グーグルはスマホのみならず、世の中のすべてのものをAndroidで動かそうとしているのです。それは「野心」ともいえるでしょう。

    AndroidのことをOSと呼ぶこともありますが、AndroidはOSより大きな役割を果たしているので、より広い概念であるプラットフォームのほうが適しています。

    Android向けアプリを開発するにはJavaのスキルが必要になります。Javaは現在最も多用されているコンピュータ言語なので、そういった意味でもフリーランスのAndroidエンジニアの将来は有望であるといえます。

    Androidの強みとニーズ

    グーグルの野心はすでに実績を上げています。アメリカのIDCという機関が2013年に行った調査によると、同年7~9月に世界で出荷されたスマホ2億6,110万台のうち、81%の2億1,160万台がAndroidを搭載したスマホでした。
    同期間のiPhone(iOS端末)は3,380万台で、そのシェアは13%です。1社で13%を確保したアップルは「さすが」ですが、それでもやはり8割のシェアを占める「Android軍団」はよりすごい存在といえるでしょう(*)。
    https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1301K_T11C13A1000000/

    Androidを使っているスマホメーカーは、韓国サムスンを筆頭に、日本勢のソニー、富士通、シャープ、京セラ、中国勢のZTE、ファーウェイなどとなっています。Androidが世界の有力メーカーから支持されているのは、機能性もさることながらコストパフォーマンスに優れているからです。他社がAndroidを使ってもライセンス料がかからないのです。誰でも無償で自由に開発することができるのです。

    自由さはエンジニアにとって重要です。
    アップルはiPhone用のアプリを開発する会社に対し、厳しい審査を行っています。その審査に通らないと自社のアプリをApp Storeで売ることはできません。しかもアップルは審査で落とした場合でも、その理由を開発会社に伝えません。これは開発会社のみならずエンジニアにとっても大きなフラストレーションになります。

    すごい事実

    しかしAndroid向けアプリは、グーグルに開発者登録するだけで販売することができます。さらにAndroidにはIntentという機能があり、複数のAndroidアプリを連携させることができます。つまり誰かがつくったアプリを別の誰かが改良してよりよいものにすることができるのです。
    こうした販売のしやすさと開発のしやすさが相まって、Androidは世界一スマホプラットフォームになったわけです。

    Android開発余話

    余談になりますが、Androidの元となったAndroid社は、アンディ・ルービンという人が立ち上げました。ルービン氏はカメラレンズのカール・ツヴァイス社のソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタートさせ、その後アップルに転職しています。

    要するにグーグルは、Android社を買収することでアップルの頭脳の一部を取り込んだ、ともいえます。だからAndroidはアップルのOSより使い勝手がよいデザインになっているのかもしれません。

    IT、Web、ソフト業界の企業は熾烈な競争を展開していますが、実はお互いの補完し合っているのです。

    Androidエンジニアの募集要項のトレンドとは

    Androidエンジニアは、どのようなポジションで働くことが求められているのでしょうか。

    結論を先に紹介すると、Androidエンジニアは、Androidスマホといういま世界中で最も支持されている電化製品を扱い、世界で最も多用されている言語Javaを扱うので、どのポジションに就くこともできます。

    しかしそれではイメージがわかないので、実際の案件票の募集要項を参考にしながら、Androidエンジニアの働き方のトレンドを探っていきます。

    大手ニュース配信会社が、非技術部門との仕様策定作業や調整業務を担うAndroidエンジニアを募集しています。

    非技術部門とは営業や販売、コンテンツ製作などの部署のことです。
    非技術部門とAndroidアプリ開発部門の調整は、コンテンツ企業の「肝」といえます。その重要なポジションが大手ニュース配信会社でも足りていないのです。

    Androidアプリがヒットすれば、一瞬で圧倒的な数のユーザーを確保することができます。そうなればアプリ販売による売り上げだけでなく、多額の広告収入が見込めます。 そのため営業や販売の担当者はアプリ開発陣に、開発とリリースを急いでほしいと要望します。

    そこで開発現場の状況を把握できる技術の知識を有した調整役が必要になるわけです。

    この企業が求めているAndroidエンジニアのスキルは、Android Studioの開発経験や最新のAndroid機能の理解です。年収は非公開となっていますが、企業規模や会社の知名度からすると高給が期待できます。

    Androidエンジニアが活躍している業界、分野

    Androidエンジニアが活躍している業界、分野

    Androidエンジニアの業務はAndroidスマホのアプリ開発がメーンになりますが、だからといって「それだけ」という印象を持つことは正しくないでしょう。
    というのも、さまざまな産業や業界や企業がAndroidスマホアプリを必要としているからです。

    世界最大の自動車グループがグーグルと技術提携

    トヨタグループやフォルクスワーゲングループと並んで、ルノー・日産・三菱連合は世界最大規模の自動車グループとなっています。
    そのルノー・日産・三菱連合とグーグルが2018年9月に技術提携契約を結びました。目的は、自動車に搭載するOSの開発です。

    グーグルはすでにAndroid Autoという自動車向けの技術を持っていて、いくつかの自動車メーカーが採用しています。Android Autoはスマホを運転席に接続することでアプリを動かす仕組みですが、しかしルノー・日産・三菱連合は、自動車に内蔵しているOSをAndroidベースにしてしまおうというのです。

    これによりルノー・日産・三菱の自動車は、スマホを介することなくグーグルマップやグーグルアシスタントを使うことができるようになるでしょう。
    グーグルマップにはすでにナビ機能が搭載されているので、自動車にAndroidが搭載されれば、ナビを後付けする必要がなくなります。
    グーグルアシスタントはAI(人工知能)を使ってネット閲覧を支援する装置です。グーグルアシスタントが自動車に搭載されると、ドライバーや同乗者は自動車のなかでネットを自由に使えるようになります。
    ルノー・日産・三菱とグーグルの提携は、未来の自動車づくりを加速させていくでしょう。

    フリーランスのAndroidエンジニアは、「自動車業界で働ける」だけでなく「自動車業界をリードする仕事」に就くこともできるわけです。

    Androidのフレームワーク事情

    フリーランスのAndroidエンジニアは効率よく開発案件をこなしていかなければならず、そのためにはフレームワークを賢く使っていく必要があります。
    Androidの代表的なフレームワークを紹介します。

    Activity Managerとは

    Activity ManagerはAndroidアプリのライフサイクルを管理するフレームワークです。 ライフサイクルとは、アプリのアクティビティの開始、中断、再開、終了の一連の流れのことです。
    Androidスマホでは、画面に表示されている1つのアクティビティのみが作動するルールになっています。つまり1つのアクティビティが作動(開始)しているときは、そのほかのアクティビティは「中断」している状態になります。しかし画面上のアクティビティを「中断」させると、「中断」させていたアクティビティを「再開」することができます。

    例えばAndroidスマホでは、ゲームをしている途中に電話を受け、電話の会話が終わった後にゲームを再開することが簡単に行えます。これはアプリのアクティビティのライフサイクルを正確にコントロールできているからです。
    フリーランスのAndroidエンジニアが仕事の幅を増やすためには、Activity Managerのスキル獲得は欠かすことができません。

    Content Providerとは

    Content Providerは、複数のアプリのデータを共有させることができるフレームワークです。例えばAndroidスマホに電話帳の機能がありますが、ここに保存している電話番号などのデータは、他のアプリからでも取り出すことができます。
    アプリ間でデータを共有できるのは、電話番号などのデータを電話帳のなかに直接保存せず、Content Providerを経由して保存しているからです。
    アプリの利便性を高めるために欠かせない機能なので、Content Providerもやはり、フリーランスのAndroidエンジニアが獲得しておいたほうがよいスキルといえるでしょう。

    Package Managerとは

    Package Managerはアプリにパッケージ管理機能を搭載するフレームワークです。 Androidスマホのユーザーがアプリをインストールする場合、Package Managerが対象アプリのAndroidManifest.xmlというファイルを読み取ります。これにより既にインストール済みのアプリかどうかを判断できるのです。
    AndroidManifest.xmlが新規のものであればインストールが続行されますが、すでにそのAndroidManifest.xmlがスマホ内に存在すれば、Androidスマホがユーザーに上書きするかどうか尋ねます。

    View Systemとは

    View Systemはアプリの画面に「部品」を提供するフレームワークです。これを使うことで、アプリに「ボタン」や「テキストボックス」「ラジオボタン」などをつけることができます。

    Android案件単価事情

    フリーランスのAndroidエンジニアにはどのような業務が発注されるのでしょうか。案件の単価などを紹介します。

    仮想通貨取引アプリの改善、70万~100万円

    この案件の業務内容は、仮想通貨取引システムのアプリのリファクタリング(内部構造の改善)です。具体的な工程としては、詳細設計とプログラミングと実装です。
    報酬は70万~100万円と幅があり、エンジニアのスキルによって変動します。
    求められるスキルは次のとおりです。

    ・自発的にコミュニケーションを取って業務を進めるスキル
    ・基本設計から開発、テストまでを実行できるスキル
    ・仮想通貨関連の業務経験
    ・証券やFX関連の業務経験
    金融の知識も求められるため、最大100万円のギャランティが用意されているわけです。

    広告配信基盤の開発、95万円

    こちらの案件の報酬も95万円と高額です。
    業務内容はAndroidアプリ向けの広告配信基盤の開発です。
    ポジションはサーバーサイドとフロントエンドの両方です。Androidアプリの開発経験は必須となっています。
    そのほか、アドテクノロジーの知見、VPAIDまたはMRAIDまたはRTBの設計経験、チーム開発におけるコードレビュー(検査、査読作業)経験があると、この案件を獲得しやすくなります。

    Android案件の具体的な業務

    Android案件の具体的な業務

    フリーランスを目指す人にとって、Androidスキルの獲得はとても有利です。スマホが登場したころは、アプリは「ふろく」の印象がありました。スマホはあくまで電話やメールをしたりネットを閲覧したりする道具であって、アプリはその合間に遊ぶためのツールでした。
    しかし現代のスマホは、すっかりアプリを動かすためのツールとなりました。アプリが主で、電話やメールやネット閲覧が従といったイメージです。

    例えば自動車の重要なオプションのひとつにカーナビがありますが、すでに「スマホの地図機能で十分」という人は少なくありません。運転席近くにスマホホルダーを装着し、スマホに映し出される地図を見ながら運転しています。そのような人はもうカーナビを必要としません。

    スマホをカーナビとして使う人以外にも、ゲーム機として使う人、音楽機器として使う人、カメラとして使う人などがいます。

    Android案件には小規模プロジェクトが多い

    スマホの自由度がこれだけ広がったのは、Androidのお陰といえるでしょう。 Androidアプリは、簡単につくって簡単にリリースすることができます。フリーランス向け案件には、小規模プロジェクトが多数あります。それは企業側に「とりあえず小さく試したい」というニーズがあるからです。「簡単につくって簡単にリリースすることができる」Androidアプリは試行に向いているのです。

    Androidエンジニアにはトライ&エラーを繰り返しながらスキルを磨き、少しずつ大きな案件に挑戦していく「道」が用意されているのです。
    しかもその「道」は、スマホ利用者の拡大とAndroidスマホのさらなる普及によって広く長くなっているのです。

    Android案件の案件票をみてみよう

    フリーランスのエンジニアが、企業の正社員エンジニアの案件票を定期的に確認することは大切です。案件票に書かれてある「必須条件」や「歓迎条件」は、業界で求められているスキルといえます。
    企業がその条件を満たすエンジニアを採用できなかった場合、その仕事がフリーランスのエンジニアに回ってきます。
    そこで次にAndroidエンジニアを正社員で採用する企業の案件票をみてみましょう。

    医療サービス企業が年収500万~800万円でAndroidエンジニアを募集

    医療関連のITサービスを提供している東京・新宿の企業が、正社員のAndroidエンジニアを募集しています。

    業務内容は患者向けサービスアプリの設計、実装、改修と、医療機関向け電子カルテの改善です。また同社のAndroidエンジニアには、営業など他部署とのミーティングの参加も求められます。
    必須スキルは、Java、Kotlinによるアプリの設計、開発、Androidアプリ内でのJSONベースのAPIコールの実装、バージョン管理ツールGitHubの使用経験などとなっています。

    提示年収は500万~800万円と、上限と下限で300万円もの開きがあります。業務のなかに営業など他部署とのミーティングが含まれているので、開発技術に加えて社内コミュニケーションやプロジェクトを統括するスキルが高いと高年収を狙えるかもしれません。

    AIを使った画像処理のプログラマー、月22万~50万円

    Androidアプリ開発やJavaスキルがあると、AI関連の業務に就くことができます。 この会社はAIを使った画像処理を行えるプログラマーを募集しています。月収は22万~50万円となっています。

    この企業は研究開発型の事業を行っていて、大手メーカーにロボット技術などを販売しています。経産省の支援を受けた実績もあります。
    同社が現在開発を手掛けているのは、画像処理ソフト、人工知能ソフト、業務用アプリ、組み込みソフト、Androidアプリ、iOSアプリなどとなっています。
    世界中でIT、Web、サイト関連企業がAI技術の覇権争いを展開しています。日本はAI分野でアメリカと中国の後塵を拝しているだけに、AI人材の育成が急務になっています。

    フリーランスのAndroidエンジニアが将来を見据えてAI開発のスキルを身につけることは有益な取り組みといえるでしょう。

    まとめ~Android需要の今後と未来

    Androidの優位性はしばらく揺らがないでしょう。
    しかしフリーランスのAndroidエンジニアの今後と未来を考えたとき、「もうひとつ別のスキル」がカギを握るはずです。 「Android+自動車」「Android+医療」「Android+AI」といった強みをクライアントに示すことができると安定して案件を受注できるようになるでしょう。

    techcareer freelanceでの募集案件

    techcareer freelanceでも多数のAndroid案件を掲載しております。その一部をご紹介しますので是非チェックしてみてください。

    ①案件名:【Android】学習アプリ開発_Kotlin

    https://freelance.techcareer.jp/joblist/1649
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    最寄り駅:東京駅

    月給:〜70万円

    業務内容:ENGLISH学習アプリのAndroidエンジニア(Kotlin)として、下記の業務に関わっていただきます。

    ・既存サービスの機能追加

    ・機能改善のための開発業務

    ・新規立ち上げサービスのプロダクト新規開発業務

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    ②案件名:【Android】日本最大級の動画アプリ開発

    https://freelance.techcareer.jp/joblist/685
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    最寄り駅:二子玉川駅

    月給:〜70万円

    業務内容:映画やドラマ、音楽ライブなど、さまざまなジャンルの動画コンテンツ配信アプリの開発。開発のスタイルは一人一案件をもって回していくことが理想です。

    【主な業務内容】

    ・要件定義、設計、開発、テスト、リリース、運用とすべての工程を担当

    ・大規模なWebアプリケーションの開発運用

    ・担当サービスのシステム提案、改善

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    ③案件名:【Kotlin】Androidアプリ開発エンジニア

    https://freelance.techcareer.jp/joblist/1401
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    最寄り駅:渋谷駅

    月給:〜80万円

    業務内容:アーティストファンサイトの運用、新規開発に携わって頂きます。エンタメ系のアプリにて、UI/UX周りに関する画面設計書から、UI部品の速度パフォーマンス選定/実装や開発業務に携わって頂く予定です。

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    ④案件名:【Android/Kotlin】決済サービス開発_有名フリマアプリ運営企業

    https://freelance.techcareer.jp/joblist/1614
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    最寄り駅:六本木駅

    月給:〜80万円

    業務内容:大人気フリマアプリの開発会社において、ペイメントサービスを始めとする金融領域で様々なプロダクトの開発を行います。技術を大切にする文化があり、プロダクト開発でも最新技術を積極的に取り入れています。すべてのプロジェクトでプログラミング言語Kotlinを採用しているほか、SDK開発ではReduxアーキテクチャをつかった設計に取り組んでいます。

    【具体的な業務】

    ・決済機能のSDK開発

    ・CtoC向けフリマアプリの改修など

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    ⑤案件名:【Android】音楽SNSのアプリ開発

    https://freelance.techcareer.jp/joblist/1158

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    最寄り駅:渋谷駅

    月給:〜80万円

    業務内容:自社の音楽SNSのアプリ開発となります。

    Androidチームは4,5名体制、iOSは3名体制となっております。

    今回はAndroidの開発の増員となります。

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    参考

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