確定申告をフリーランスはいくらからするの? 

 mazaichan | 2020/10/05 - 16:22
目次

    フリーランスは確定申告をいくらからするの?

    結論から言うと、年間所得額が38万円以下の場合は確定申告をする必要がなく、そうでない限りは確定申告をする必要があります。この所得額は年収から経費を引いた額なので、「所得額=年収−経費」となります。

    フリーランスとして自分で事業を行うに当たってコストが掛かりすぎてしまい、ほぼ赤字に近い場合は確定申告をする必要はなくなります。

    青色申告と白色申告はどちらがお得か

    続いて青色申告と白色申告はどちらがお得かということに関してです。

    こちらも結論から言うと、所得額がいくらにせよ青色申告の方がお得なため白色申告にメリットはないと言えます。

    白色申告の場合は収入がそこまで無い方だと帳簿する必要がなかったのですが、平成26年1月からは白色申告の方でも帳簿が義務付けられるようになってしまいました。これによって白色申告だろうが青色申告だろうが、帳簿をつける必要性が出てきました。そのため、所得額がいくらにせよ青色申告の方がお得だと言えるようになってしまいました。

    ただ、白色申告の場合は青色申告の場合と異なって、複式簿記ではなく単式簿記での帳簿が認められているため、「自分で帳簿をつける時間があまりない」「複式簿記で帳簿をつける事が面倒だ」「節税をそこまで意識していない」という方には白色申告がオススメです。

    青色申告の場合は青色申告特別控除という特別控除が受けられます。比較的複雑な複式簿記で帳簿をした特典として、一定の要件を満たしている場合は65万円分の控除が受けられるというものです。この一定の要件を満たしていない場合は10万円となります。

    青色申告だとどのくらいお得になるのか? ということを例を挙げて見ていきます。

    白色申告

    例えば、事業所得1000万円、経費400万円、所得控除額85万円のとき

    (1)青色特別控除(65万円分)を適用した場合

    ①所得額 = 1000万円(事業所得)ー 400万円(経費)ー 65万円(所得控除額)= 535万円

    ②課税所得金額 = 535万円(所得額)ー 85万円(所得控除額)= 450万円

    ③所得税額 = 450万円(課税所得金額)×20%(税率) ー 427500円(控除額)= 472500円

    (2)青色特別控除(10万円分)を適用した場合

    ①所得額 = 1000万円(事業所得)ー 400万円(経費)ー 10万円(所得控除額)= 590万円

    ②課税所得金額 = 590万円(所得額)ー 85万円(所得控除額)= 505万円

    ③所得税額 = 505万円(課税所得金額)×20%(税率) ー 427500円(控除額)= 582500円

    (3)白色申告の場合

    ①所得額 = 1000万円(事業所得)ー 400万円(経費)= 600万円

    ②課税所得金額 = 600万円(所得額)ー 85万円(所得控除額)= 515万円

    ③所得税額 = 515万円(課税所得金額)×20%(税率) ー 427500円(控除額)= 602500円

    (1)青色申告特別控除(65万円分)を適用した場合と(3)白色申告の場合で、602500円ー472500円=13万円もの差があります。

    一般的に、事業所得ー経費の差が大きくなればなるほど、青色申告特別控除を利用した方がお得になるので、事業による利益が大きい方は青色申告特別控除を利用したほうが良いことを覚えておきましょう。

    所得額が低い場合は帳簿の仕方が面倒な青色申告を使うメリットが少ないため、白色申告でも良いでしょう。

    確定申告では所得税に関して確定させるものですが、それにともないその年の国民健康保険料、住民税、事業税なども自動的に算出されるため、非常に大事な制度となっています。

    確定申告の期間は例年2月15日〜3月15日頃となっており、この期間内に確定申告を行わなければなりません。もし、この期限を破ってしまった場合は延滞税という税金が余分にかかることになり、損を被ることになるので期限内に確定申告をするようにしましょう。

    確定申告には白色申告と青色申告の2種類があります。白色申告は収入の少ないまだ開業し始めたばかりのフリーランス向けで帳簿の付け方も比較的簡単です。青色申告は帳簿の付け方が難しいですが、収入が多い人は特別控除による節税効果が期待でき、その他にも特典があります。

    ただ、青色申告の場合は開業してから2ヶ月以内に申請をする必要という点と、白色進行よりも提出資料が多く面倒という点があります。収入が低い方は白色申告の方がお得、収入が高い方は青色申告の方がお得という事はわかったと思いますが、具体的にどのくらいお得なのかという点について続いて見ていきます。

    そもそも確定申告とは?

    確定申告とは所得税を確定させ、確定させた所得税を国に申告し、収める行為です。サラリーマンの方は所得税の計算と納税を会社のバックオフィスがしてくれるため、自分で確定申告をする必要がありません。しかし、フリーランスの方で一定以上の収入がある方は確定申告をする必要があります。

    仮に確定申告を怠った、確定申告で虚偽の申告をした場合は税務署から調査を受け、罰則が課せられてしまうので、フリーランスの方は確定申告に関しての知識をつけておく必要があります。

    税金についての基礎知識

    個人事業主には所得税以外にも収めなければならない税金があります。事業所得に関して所得税と住民税と国民健康保険料が加算されます。

    それ以外にも所得額が一定以上ある方には事業税、課税売上高が1000万円を超えていれば消費税、不動産を所有していると固定資産税、自動車を所有している場合には自動車税、機械や構築物や大型乗り物を所有している場合には償却資産税が課されます。

    税金に関しては、経費はどこまで認められるのか? 家族従業員に支払った給与に関する税金の取り扱いや電子申告をした場合はどうなるのか等、かなり幅広い知識が必要となるため、フリーランスとして活動している方はそれなりに勉強する必要があります。

    まとめ

    確定申告をフリーランスはいくらからするの? というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。

    1. 確定申告とは所得税を確定させ、確定させた所得税を国に申告し、収める行為
    2. 年間所得額が38万円以下の場合は確定申告をする必要がなく、そうでない限りは確定申告をする必要がある
    3. 青色申告の場合は青色申告特別控除という特別控除が受けられ、節税対策になる

    確定申告はいくらからするの? という観点から見てきましたが、フリーランスとして活動していて利益が出ている方はほとんど確定申告をする必要があるとわかったと思います。

    また、フリーランスである程度稼いでいる方でしたら、節税を意識した確定申告を行った方が良いです。確定申告についての知識をつけることは少々面倒かもしれませんが、まだあまり知識がない方は是非今回の記事をお役立てください。

    今すぐシェアしよう!

    B!


    上部へ戻る