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フリーランスエンジニアの平均年収は? 言語や年齢別に調査!

2021.09.02

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年収(フリーランス)

目次

    フリーランスエンジニアは、一般的に企業に勤めるエンジニアよりも高い年収を受け取っているとされています。社会保険料や住民税・所得税といった税金は自分で支払わなければなりませんが、それを差し引いても手取りの報酬額は高いというイメージが普通です。

    では、本当にフリーランスエンジニアは高い年収を得ているのでしょうか?この記事では、職種や言語、年齢といった属性別に、フリーランスエンジニアの年収を紹介していきます。
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    職種別のフリーランスエンジニアの年収は?

    平均年収

    続いて、システムエンジニア(SE)やプログラマーといった職種別の平均年収についてもみていきましょう。

    職種 フリーランスの平均年収 会社員の平均年収
    システムエンジニア(SE) 約700万円〜1000万円 約600万円
    プログラマー 約600万円 約500万円
    Webエンジニア 約500万円〜700万円 約500万円
    フロントエンドエンジニア 約500万円 約400万円
    ネットワークエンジニア 約600万円〜700万円 約600万円
    テストエンジニア 約400万円〜500万円 約500万円
    データベースエンジニア 約500万円〜600万円 約400万円〜500万円
    制御・組み込み系エンジニア 約600万円 約500万円〜600万円
    プロジェクトマネージャー(PM) 約600万円〜700万円 約600万円〜700万円

    全体的にみて、会社員のエンジニアよりもフリーランスエンジニアのほうが年収は高めになる傾向にあります。一般的に会社に勤めるエンジニアは、その会社で働いている営業・事務といった職種の代わりに働く存在となります。

    営業や事務がエンジニアの仕事をサポートする役目で、売上を出すのは基本的にエンジニアの力です。エンジニアが稼いだ成果で営業や事務スタッフの給料も払っていると考えれば、どうしても年収が低めになってしまうのは当然でしょう。

    ただし、こちらはあくまでも平均の数字です。フリーランスエンジニアは、低年収帯と高年収帯で極端にわかれる傾向がありますので、駆け出しのフリーランスエンジニアの大半は平均を下回る報酬しか手にできない可能性が高いことも知っておきましょう。

    平均単価

    職種によって年収に差が出るのは、それぞれの職種における平均単価が関連しています。システムエンジニアは、月あたりの単価が70〜80万円、プログラマーは60〜70万円、Webデザイナーは50〜60万円というデータがあります。

    1案件ごとの単価は、仕事の量や範囲が増えることによって増加していきます。その意味では、一人でさまざまな分野の仕事をこなせるマルチなスキルを身につけることで、高い年収を手にできるといえるでしょう。

    また、同じ職種でも携わる工程によっても年収に差が出てきます。たとえば、それほどスキルを必要としない運用保守・テストの仕事に携わる場合、平均年収は400万円程度に落ち着きます。一方で、PMやコンサルタントなど豊富な知識・経験が求められる上流工程に携わることができると、年収1000万円を上回ることも多く出てきます。

    基本的にフリーランスエンジニアの年収は、需要と供給によって決まります。希少なスキルを持っている人は年収が上がり、誰にでもできるスキルしか持っていなければ年収は下がっていきます。そのことを念頭に置きながら、職種や業界を選ぶようにするとよいでしょう。

    言語別のフリーランスエンジニアの年収は?

    次に、JavaやPHP、Pythonなどのプログラミング言語別にフリーランスエンジニアの年収をみていきましょう。

    求人検索エンジン「スタンバイ」のレポート「プログラミング言語別年収ランキング2018」では、プログラミング言語別の「提示年収の中央値ベスト10」が紹介されています。

    順位 言語 年収中央値(万円) 最大提示年収(万円) 求人数(件)
    1 Go 600 1,600 2,202
    2 Scala 600 1,300 1,489
    3 Python 575.1 1,499 9,344
    4 Kotlin 575 1,200 961
    5 TypeScript 575 1,200 667
    6 R 574.8 1,000 220
    7 Ruby 550 1,200 11,676
    8 Swift 550 1,200 3,353
    9 Perl 525 1,200 4,509
    10 C 525 1,000 9,347

    引用:https://www.bizreach.co.jp/pressroom/pressrelease/2018/0807.html

    第1位の「Go」言語は、Googleによって開発されたオープンソースのプログラミング言語です。構文のシンプルさや動作の軽量さから、社内言語として採用する企業も増えています。最大提示年収はダントツの1,600万円となっており、「稼げる」言語の定番といえます。

    他にも注目したいのは、「Python」「Ruby」「C」の各言語です。これらはGo言語と比べると年収は落ちますが、その反面求人数がトップクラスとなっています。求人数が多いということは需要が高く仕事に困らないということなので、安定して稼ぎ続けたい人に向く言語です。

    これから新たなプログラミング言語を習得したいと考えた場合には、ここで取り上げた言語を優先してみると、フリーランスとしてのスキルアップにつながることでしょう。

    年齢別のフリーランスエンジニアの年収は?

    年齢別のフリーランスエンジニアの年収は?

    次に、20代、30代、40代と年齢別でフリーランスエンジニアの平均年収をご紹介します。

    年齢 フリーランス平均年収 正社員平均年収
    25〜29歳 約700万円 約400万円
    30〜34歳 約800万円 約500万円
    35〜39歳 約800万円 約600万円
    40〜44歳 約850万円 約650万円
    45〜49歳 約900万円 約700万円
    50〜54歳 約650万円 約700万円
    55〜59歳 約600万円 約700万円

    おおまかな傾向として、フリーランスの方が平均年収は高く出ています。ただし50歳をボーダーラインとして会社員のエンジニアの年収が上回り、フリーランスよりも稼げていることがわかります。

    若いうちはフリーランスの方が有利ですが、年を重ねると会社員として働くエンジニアに軍配があがるという状況がみてとれます。

    若いうちからしっかりと稼ぎたいならフリーランス、年をとっても安定して稼ぎたいなら会社員を選ぶ…というように、自分がどんなふうに稼ぎたいかを思い浮かべながらキャリアビジョンを描くのがポイントになりそうです。

    対応案件数別のフリーランスエンジニアの年収は?

    最後に、対応案件数別にフリーランスエンジニアの年収をみていきます。

    「フリーランス白書 2019」には、月の平均勤務時間別の年収が報告されています。勤務時間が多くなればなるほど複数の案件を同時並行で進めていると考えられますので、これをもとに年収をみていきましょう。

    引用https://blog.freelance-jp.org/wp-content/uploads/2019/03/freelancehakusho2019_suvey20190306.pdf

    「フリーランス白書 2019」では、勤務時間が少ない順に「すきまワーカー」「時短ワーカー」「フルタイムワーカー」「ハードワーカー」の4つのカテゴリーを設定しています。勤務時間が多くなればなるほど、高年収帯の割合が増え、低年収帯の割合が減少していることがわかります。

    ただし、「すきまワーカー」でも年収1000万円以上稼いでいる人が3.8%存在し、「ハードワーカー」でも年収200万未満のフリーランスが8.8%存在しています。

    対応案件数が増えて勤務時間が多くなれば稼ぎやすくなることは当然ですが、働きすぎてプライベートな時間がまったく取れないというのも、人生の満足度を下げてしまいます。現在「ハードワーカー」として働いているフリーランスエンジニアの方は、「すきまワーカー」として年収1000万円以上稼げることを目指して、単価アップや時給アップ、生産性向上を目指してみることをおすすめします。

    年収が高い業界・業種

    フリーランスエンジニアになれば、高年収になれる訳ではない、ということを理解してもらった上で、どの業界で働けば年収が高くなる可能性が高いのでしょうか。ここから見ていきましょう。

    IT業界

    年収が高くなる可能性があるということは、その業界や業種が勢いがあるといることです。では、フリーランスエンジニアの年収が高くなる業界や業種はどこかというと、ずばりIT業界です。

    もちろん、IT業界と言っても色々ありますが、特に自社サービスを展開しているWeb系は高年収が狙いやすいと思います。ただし、小さい会社やスタートアップ過ぎる企業の場合、資金繰りが悪くなって、最悪の場合、納品したのに報酬の振り込みがなく、揉めてしまう、ということも割とあります。

    SI業界

    一方で、エンタープライズシステムの開発を主とするSI業界は、信用が第一の世界なので、Web系に比べて提示単価は低い傾向があるものの、報酬の支払いを巡って大きく揉めることはあまりないように思います。

    非IT業界

    非IT業界でも、コンサルタント業界や金融業界、大手製造会社は人工知能エンジニアを中心に高単価な人材を集めている状況があります。

    ゲーム業界

    そして、ゲーム業界(スマホゲームを含む)も忘れてはいけません。ゲーム自体、一つのシステムですので、開発や保守に多くのエンジニアが必要です。そのため、フリーランスエンジニアのニーズが高く、優秀な方への報酬も高くなっています。

    年収を上げられる人の特徴は?

    年収を上げるには

    結局のところ、どういった契約を行うかで単価が決まります。つまり、契約交渉を優位に進めることができる人ほど高単価になります。

    AI開発経験があるなど、「高単価となることが可能なスキルセット」を持っていれば、自動的に高単価で契約できるという訳ではありません。この人は高単価でも契約する価値のある人材である、とクライアント企業が認めて契約を取り交わしてくれることで、初めて高単価なフリーランスエンジニアとなることができるのです。

    そうした高単価な契約を勝ち取るには、ITスキルと同じくらい、コミュニケーション能力、もっと言えば交渉術が重要になります。そして、契約という法律業務を進めるにあたって、フリーランスエンジニアの契約には「請負契約」と「委任契約・準委任契約」の二種類があり、それぞれ、どういう義務と責任があるかなど、最低限の法律知識を持っていることも非常に重要です。

    もちろん、交渉や法律のプロになる必要はありません。人材エージェントを利用すれば、交渉や契約を人材エージェントが進めてくれるでしょう。ただし、すべて丸投げにして、人材エージェントに言われた通りに契約する人にはなってはいけません。騙されないようにするためにも、やはり最低限は知っておくべきです。

    このように言うと、口先がうまいと良い契約を取れるのか?という方が言いますが、もちろん、そんなはずはありません。優れた技術力があることが良い契約の必須条件です。しっかりと技術力を身につけましょう。

    マインド面

    続いて、年収をアップさせたフリーランスエンジニアに共通する、マインド(考え方)についてもみていきましょう。

    フリーランスエンジニアとして成功している人によくみられる特徴に、「学習意欲が高い」というものがあります。仕事の合間に勉強会やセミナーに参加し、プライベートな時間でもプログラミングの勉強をするなど、常に技術を磨こうとする姿勢がみられるのです。

    もちろん、学習するのはプログラミング関連のことだけではありません。フリーランスは一人の個人事業主でもあることから、経営の勉強やチームマネジメントの勉強あるいはコンサルタントとしてのスキルを磨く勉強にも精を出しています。

    フリーランスエンジニアに限らず、向上心を持って日々を過ごせる人でなければなかなか成果を出すことはできなくなります。フリーランスになるとどうしてもタスクを消化して仕事を終わらせることだけに意識が向いてしまいがちですが、新たなことを勉強する余裕も持ちながら働いていきたいものです。

    稼いでいる人は常駐それともノマド?

    稼いでいる人の働き方を知りたい、というニーズは高いと思いますが、結局、これも契約や職責、クライアント企業の文化など、様々な要素が絡み合うので、一概には言えません。

    ただ、比較的、高年収を期待できる「Web系でプログラマー」をされている方は、“どこで働くかは重要ではない”という観点から、割とオフィスに顔を出すのは週何日間だけの、ノマドな働き方をしていることが多いと思います。しかも、このノマドな働き方は、一度に複数の案件に参加することができる点でも年収アップに繋がりやすいです。

    ただし、プロジェクトマネジャーやPMOなどのマネジメント系の役割で案件に入った方やインフラエンジニアの場合は、どうしても場所に縛られてしまうので、ノマドになりにくいです。

    なお、インフラエンジニアである自分から見えている限りですと、平均単価ベースで言うと、マネジメント系の役割で入った人が一番高単価で、続いてインフラエンジニア、システムエンジニア、プログラマーと低単価になっていくように思います。

    もちろん、これは、あくまで私から見た平均単価です。プログラマーでも年収2000万円で、並みのプロジェクトマネジャーよりも高年収という方も実際いらっしゃいます。結局のところ、本人のスキル次第で年収はいくらでも上を目指せるがフリーランスエンジニアなのです。

    テクフリを活用しよう

    フリーランスエンジニアが年収アップを狙うためには、プログラミング言語を習得する方法や単価アップを交渉する方法、より多くの案件を同時並行する方法などが考えられます。しかし、いずれの方法でも自分自身で勉強・交渉・営業などを行わなければなりません。

    開発業務が専門のエンジニアからすると、余計な雑務はできるだけ減らしたいところですよね。そんなときに役立つのが、「エージェント」を活用するという方法です。エージェントはあなたの代わりに案件を探し、あなたの希望にマッチした仕事を紹介してくれるサービスです。

    techcareer magazineでも、フリーランスエンジニア・クリエイターのための案件情報サイト「テクフリ」を運営しています。

    テックキャリアフリーランスでは、10年以上の業界経験を活かし、ただのお仕事紹介ではなく『バリューアップ』をコンセプトにした手厚いサポートで、エンジニア一人ひとりをご支援しています。

    現在は正社員として働いているが、将来的にフリーランスエンジニアになりたいと考えている方、フリーランスエンジニアから正社員に戻りたいと考えている方、どちらにもエージェントが真摯に対応しています。

    もちろん、単に情報収集目的で利用していただいてもOKです。登録は60秒ほどで完了しますので、ぜひテックキャリアフリーランスをチェックしてみてください。

    まとめ

    フリーランスエンジニアの年収は、職種や言語、年齢などによって変化します。対応案件数や勤務時間を増やせばそれだけ年収が伸びる傾向にありますが、ゆくゆくは単価アップや時給アップで短い時間で高年収を得られるように努力したいところです。

    フリーランスエンジニアが年収をアップさせるためには、単価の高い案件を見つけることが一番の近道。「テックキャリアフリーランス」では、フリーランスエンジニア向けの高単価なお仕事を保有していますので、お気軽にご相談ください。

    よくある質問

    フリーランスエンジニアの平均年収は?

    フリーランスエンジニアの平均年収は約640万円と言われています。

    フリーランスエンジニアの中で、平均年収が一番高い&低い職種は?

    システムエンジニア(SE)が一番高く、約700〜1000万円と言われています。一番低い職種はテストエンジニアで、約400〜500万円です。

    フリーランスエンジニアの中で、年収の中央値が一番高い&低い言語は?

    Go言語が一番高く、年収の中央値は約600万円と言われています。一番低い言語C言語で約525万円です。

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