お役立ちコンテンツ | フリーランスエンジニアの案件・求人なら【テクフリ】

エンジニアの派遣 おすすめの派遣会社と案件を紹介します

2019.12.03

フラン健史郎

派遣

目次

    派遣社員として働くエンジニアは多く、派遣という働き方に興味を持っている方も多いと思います。

    そこで「どこの派遣会社に登録すれば良いのだろう?」と悩んでいる派遣初心者のために、そもそも派遣という働き方について、簡単にレクチャーいたします。

    エンジニアの派遣にとっておすすめの案件とは?

    後で詳しくお話いたしますが、派遣エンジニアは手取り年収を重視する方にとっては、あまり魅力的な働き方ではありません。高年収を狙う方は、派遣エンジニアとしてキャリアを積んだ後、派遣エンジニアを卒業することが多いです。

    ただし、正社員相当の福利厚生が受けられる一方で、良い意味で責任を背負わされないため、ワークライフバランスという面から見たときは、とても良い働き方です。

    また、3年ごとに強制的に現場が変わってしまうため、気苦労も多い働き方です。ですが、様々な現場・技術に触れられ、人脈を広げることにも繋がるので、将来に向けたスキルアップ・キャリアアップという点では、悪くない選択肢です。

    こうした派遣エンジニアという働き方特有の考慮事項もあり、「高単価案件」よりも「勤務時間や場所の縛りが比較的緩い案件」や「エンジニアとしてスキルアップに繋がる案件」が派遣エンジニアの間で好まれがちです。

    現実問題として、「高単価案件」についても、同じ案件・同じタスクでも、フリーランスとして関わっている人の方が、派遣社員として関わっている人よりも派遣元会社の中間マージンがない分、確実に手取りの単価が高いです。

    もちろん、その中間マージンが、派遣エンジニアにあってフリーランスにはない“福利厚生”の元手となっているため仕方がないことです。しかし、バリバリ「高単価案件」で稼げるのであれば、フリーランスになっても、時間や場所の縛りが比較的緩い案件に参加することも可能ですので、敢えて派遣エンジニアで在り続けるメリットはあまり存在しないでしょう。

    派遣会社の賢い選び方 ここを押さえろ!

    派遣会社に所属する最大のメリットは、派遣元会社の福利厚生が利用できる、という点ではないでしょうか? 基本的にはどこの派遣会社も正社員並みの福利厚生が提供されています。

    特に、大手派遣会社はより多くの人材に興味を持ってもらうため、特に手厚い福利厚生を打ち出しており、派遣会社の福利厚生を比較するサイトも存在します。

    紹介してもらえる仕事の数や方向性も重要です。派遣社員にとって一番困るのは、派遣先がない、いわゆる“待機状態”です。期待値の問題ですが、紹介できる派遣先が多い派遣元会社の方が安心できます。

    また、「COBOLが得意なメインフレーマー」など尖がったスキルセットの持ち主でなくても、自分のスキルセットに合った派遣先を多く紹介できる会社なのかも要確認です。なかなか合う案件が紹介されずに待機状態が長くなる、せっかく入れた案件での評価が芳しくなかった、という事態に陥ると悲劇です。

    そして、もっとも重要なのが、「登録型(一般派遣)」と「常用型(無期雇用派遣)」のどちらのタイプで派遣されるかです。

    一般的な「派遣先で働いた時間分の給与を受け取ることができる派遣」は登録型となります。常用型は、派遣元会社の正社員相当の労働者として、「月給制で待機状態の収入0状態を恐れる必要のない派遣」です。

    それぞれ一長一短で、登録型は待機状態のリスクが付きまとう一方で、複数の派遣先に登録して、より良い案件を自由に選択することが可能です。複数の案件に入って、ダブルワーク・トリプルワークを行っている人も、中にはいらっしゃいます。

    ダブルワーク

    待機型は月給が支給されるものの、他の派遣会社との併用が原則禁止かつ、最初の契約から給与アップの幅が小さいため、優秀な方だとむしろ年収ダウンになることも多いです。しかも、私の知り合いの派遣エンジニア曰く「派遣会社が少しでも待機状態を減らすため、不本意な案件にアサインされる。しかも、なかなかその現場から異動させてくれない」こともあるそうです。

    派遣元会社は常用型の派遣社員に対して、正社員の採用試験に準じた年齢制限や、厳しい選抜試験を設けています。つまり、常用型派遣は“選ばれたメンバー”なのです。しかし、上記の常用型特有の待遇に不満を抱き退職してしまう方も多いのが実情です。

    なお、2019年現在、大手の派遣会社では、「登録型」と「常用型」のどちらのタイプの派遣も行っています。私の主観でいえば、エンジニアとして経験値が浅い方の場合、研修や福利厚生の観点から「常用型」が良いですが、十分なキャリアがあり、バリバリ働いて稼ぎたい方は「登録型」の方が合っているでしょう。

    エンジニアの派遣で高収入は狙えるのか?

    最終的には、その人のキャリアや能力によって様々です。しかし、上でも触れた通り、一般的に派遣エンジニアという働き方はライフワークバランスに優れている一方で、年収という観点では、あまり期待できない働き方になります。

    理由としては、派遣社員は結局のところ、非正規労働者である、という点に尽きるかと思います。しかも、派遣エンジニアを含む派遣社員は派遣法の関連で、同じ派遣先に3年までしか在籍することができません(4年以上、その人を使いたい場合は、派遣先が正社員にする必要がある)。

    企業からすると、原則3年しかいないのが分かっている非正規労働者に対して、重要なポジションや地位を与えるのは難しいです。結果として、責任が軽いおかげで、ライフワークバランスは充実しますが、年収は低くなりがち、という状況になります。

    もっと具体的に言えば、正社員のサラリーマンエンジニアと派遣エンジニアとの給与格差は、20代の頃が最小で、30代、40代と進んでいくと、どんどん広がっていきます。これは、サラリーマンエンジニアは年次が進むに連れて、等級が上がったり、課長、部長と役職が付くなどして年収が上がっていくからです。

    それに対して、派遣エンジニアは等級の上り幅に制限があったり、役職に就くことが難しいので、年収は伸び悩みがちなのです。さらに言えば、せっかく等級が上がったのに、3年しか同じ派遣先に所属できない制度のせいで、リセットされてしまう現実もあります。

    そのため、ある程度の年齢で、就職活動を始めたり、年収面で優位に立ちやすいSESやフリーランスへとキャリアチェンジする方も多いです。そのことを前提として、「エンジニアとしてスキルアップに繋がる案件」を積極的に選ぶ派遣エンジニアも少なくありません。

    まとめ:エンジニアで派遣という働き方で何を得たいのか考えよう!

    繰り返しになりますが、派遣エンジニアという働き方は、年収面では良い働き方とは言いにくいです。しかし、ライフワークバランスを重視する方にとっては魅力があるものだと言えます。

    派遣の中でも「常用型」という働き方を選ぶと、派遣特有のリスクであった待機状態の問題から解放されるばかりか、正社員並みの福利厚生や研修が提供され、スキルアップやキャリアアップに大いに役立つでしょう。

    しかし、派遣元の正社員と同じ仕事をしているのに、昇給・昇進の幅が小さい、そのため、年収もあまりアップしないなどのデメリットもあります。「なんとなく、派遣って良さそう」くらいの感覚で派遣エンジニアになると、将来、後悔に繋がります。

    派遣エンジニアという働き方は、キャリアプランや人生設計があり、明確に“派遣エンジニアになって、何を実現したいのか”を決めている人向きです。

    今すぐシェアしよう!

    B!
    <span class="translation_missing" title="translation missing: ja.layouts.footer.icon_back_to_top">Icon Back To Top</span>
    TOP