開発チームをチームとして機能させていくため、リソースを確保したかった。
募集開始から18日でフルスタックエンジニア1名の参画が確定。
開発チームにとって、無くてはならない存在に。
会社名 :株式会社Co-LABO MAKER(以下、Co-LABO MAKER)
設立 :2017年4月
資本金 :128,868,846円(資本準備金含む)
所在地 :宮城県仙台市
事業内容:実験機器・設備および技術のシェアリングプラットフォーム「Co-LABO MAKER」の企画・開発・運営
代表者 :古谷 優貴
URL :https://co-labo-maker.com/
部署 / 役職:代表取締役
氏名 :古谷 優貴
2011年に東北大学工学研究科修了。修士2年間で主著論文8本執筆。 昭和電工株式会社にて、パワー半導体(SiC)の研究開発・事業立上げに従事。自らの体験を元に、研究開発の民主化を志ざし、2017年4月にCo-LABO MAKERを起業。ラボシェアを中心とした研究開発リソースのシェアリングサービスを展開。 2020年東北大学客員准教授に就任。研究のポテンシャルを最大化し、産業と大学が共に発展していく新たな研究開発エコシステムの形成に挑戦中。現在は、東京と仙台を行き来しながらサービスを広げるべく奔走中。
Co-LABO MAKERは、実験機器・設備および技術のシェアリングプラットフォーム「Co-LABO MAKER」の企画・開発・運営をするテックカンパニーです。会社名には、「コラボレーション(Collaboration)を作る(Make)」「共創(Co-Creation)する研究室(Laboratory)を作る(Make)」「研究室(Laboratory)とメーカー(Maker)を繋ぐ」というトリプルミーニングが施されています。
Co-LABO MAKERを一言で表すと「研究開発リソース版のAirbnb」です。本来であれば、研究開発の立ち上げには膨大な費用や時間がかかります。しかしながら、Co-LABO MAKERを利用して既に立ち上がっている研究開発リソースをシェアリングすると、費用や時間といったコストを抑えることができますし、必要な時に必要なだけ利用することができます。開発者的な言葉を使うと、「アジャイルに研究開発ができるようになる。」といったところです。全く同じ内容のサービスは、世界中どこを探してもありません。現在、大企業からスタートアップまで、さまざまな企業規模のクライアントにご利用いただいていますし、直近で資金調達(※)をしたこともあり、サービスは急速に拡大中です。
(※)
ラボのシェアリングサービスで研究開発を加速するCo-LABO MAKER、約1.9億円の資金調達を実施。アズワンとの協業を開始し、ラボの拡大と共同サービスの提供へ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000031371.html
またCo-LABO MAKERの中長期の目標として、「研究開発のインフラを作る」ということを掲げています。ラボのシェアリングプラットフォームというだけでも十分インフラだと言えますが、自社だけに限らず、様々なところと連携をしながら新しいインフラを作っていきたいと考えています。
私自身がひとりの研究者として感じていた「環境によってアウトプットに大きな差が出てしまう。」という課題を解決するためにCo-LABO MAKERは生まれました。学生時代に2つの研究室を経験していた私は、自分の能力が大きく変化しているわけでは無いにも関わらず、テーマや設備環境などによってアウトプットに大きな差が出てしまうことに気づきました。その後就職し、研究者として働き始めてからもそれを感じていました。そんな課題をもとに事業構想をしてビジコンに参加したところ、賞金を頂いたり、VCから連絡が来たり、「うちとやらないか」とお声がけをいただくなど、高評価を得ることができました。社会に対するインパクトも大きく、貢献性のある事業だと考えていたので、Co-LABO MAKERを創業することにしました。
Co-LABO MAKERでは以前から業務委託の活用をしており、私以外のメンバーがすべて業務委託という時期もありました。というのも、Co-LABO MAKERは物理的な移動が前提となるサービスですので、新型コロナウイルス感染症が拡大していた時期は特に、事業がどう転ぶか分からない状況でした。なので、できるだけスモールな組織で事業を進めていくために業務委託の活用をしていました。また、優秀な方にジョインしていただくために、副業という形でジョインしてもらいやすくしていたという背景もあります。今でも業務委託を活用しているのは、優秀な方をスピーディーに確保するとなった時に、やはり正社員よりも業務委託のほうが稼働開始までの期間が短いためです。
テクフリさんからお声がけをいただく以前からエンジニアはいたのですが、「開発チーム」として機能する最低限の状態を整備できていなかったため、機能させるためのリソースを確保しなければならないという課題がありました。採用媒体やフリーランスエージェントなどを利用して人材を探していた中、テクフリさんはお打ち合わせした後すぐに人材をご紹介いただき、その方がマッチしていると感じたので、テクフリさんにもご依頼することを正式に決めました。実際に、テクフリさんで募集を開始してから18日で参画が決定し、スピード感とホスピタリティの高さに驚かされました。先程挙げた「人材の紹介スピード」もそうですが、「面談をしたい」とお伝えをしてからすぐに面談を組んでくださり、その段取りの良さもとても良かったです。
つい最近までは、プロダクトマネージメントなども含め開発チームの現場におりていました。なので、採用方針に関する意思決定、テクフリさんとのやり取りなども私が担当していました。しかしながら、4年ほど前から副業でジョインしてくれていた方がつい最近正社員としてジョインしてくれることになり、今はその方にPdM兼PMのようなポジションに就いていただくことになったので、その方に権限委譲中です。ただ、チームの核となるようなポジションをおまかせする方の場合、その要件をしっかりと定義した上で採用しないとチームとして健全でなくなってしまうと考えているので、私もまだ関わっています。
スキル面でのマッチ度のみならず、人間性や志向性など、カルチャー面でのマッチ度もより見ていただけると、嬉しいかなと感じます。完全な外注で「とりあえず指示通りにこれをこういうふうにしてください。」という場合ならカルチャー面はあまり気にしないですが、スタートアップで人数が少ないということもありますし、実際にチームに入っていただくので、そういった面も重視しています。
基本的にはフルリモートで就業いただいていますが、バーチャルオフィスやSlackなどを活用したコミュニケーションが活発です。Co-LABO MAKERは一般的な会社組織と違い「研究者」という肩書を持つメンバーも在籍していますが、相互に理解を深められるようメンバーの自己紹介やトリセツ(取扱説明書)をまとめた社内サイトがあったり、月に1度、メンバー全員が集まる「全社出社デー(交通費支給)」を設けています。また、Co-LABO MAKERでは毎日バーチャル朝会を全体と個別でそれぞれ実施しています。個別の朝会では業務に関するほうれんそうのみならず、「Good&New」を共有することにより、ポジティブな気持ちで業務を開始できるようにする取り組みも行っています。ここまで述べた内容は、もちろん業務委託の方であってもウェルカムです。というのも、先程述べた通り「私以外のメンバーがすべて業務委託」という時期があったことから、業務委託の方も含めて仲間だという意識が強いためです。時間の都合などもあると思うので強要はしていませんが、ありがたいことに業務委託の方の参加頻度も高いです。こういった組織づくりをしている背景として、私自身がそういったカルチャーのほうが性に合っているという理由もありますが、メンバーたちから積極的に「こういうのをやるのはどうですか?」という提案をいただくことが多いことが挙げられます。
Co-LABO MAKERはまだまだスタートアップですので、社内のほぼすべてのことがアジャイルにバージョンアップされていっています。「こういう開発体制にしたらもっと開発しやすいんじゃないか。」「顧客の声をもっと聞いて、反映していきたい。」「社内のオペレーションをバージョンアップするためにこういう機能を作りたいから、この人の業務に張り付かせてくれ。」ということも、フレキシブルに提案していただくことができますし、意思決定のフローが短いので、「そうだね!」となれば、だいたい実行されます。もちろん、業務委託のメンバーであってもそういった提案をしていただいて結構ですし、むしろ推奨していますので、自主性や主体性、提案力などを伸ばすことができると考えます。
「良いサービスを作りたい」「今まで無かった、新しい価値を作りたい」という思いを持ち、主体的に考え、優先順位を決めて動いていける方を求めています。というのも、私はCo-LABO MAKERをエコシステムのような組織にしていきたいと考えており、特に開発チームにおいては「ベースとして最低限レベルのルールを設け、その範囲内で自律性や自主性を重視した、比較的自由度の高いチーム」にしていきたいと考えています。研究者とエンジニアの働き方は似ているところがあると考えており、私自身、研究者として力を発揮できていたときは「ルールがガチガチに決まっている環境」よりも、先程述べたような環境でした。なので、そういった環境でもしっかりとパフォーマンスする方を求めていますし、その方のポテンシャルをさらに発揮できる環境にしていきたいと考えています。その方が本人にとって幸せだと思いますし、会社としても伸びていくと思います。ただ、実はそういう理屈を作りつつ、単純に私がそういう環境のほうが好みだからという裏の理由もあります。(笑)
創業者である古谷さんの原体験をもとに、「研究開発リソースのシェアリングプラットフォーム」という世界に類を見ないサービスを展開するCo-LABO MAKER。2022年5月に引き続き、2023年10月にもシリーズA資金調達を実施。これから伸びていくのがますます楽しみなテックカンパニーのひとつです。募集開始から18日で、「今では開発チームに無くてはならない存在」であるというフルスタックエンジニアをご支援させていただいたことや、スピード、ホスピタリティの面をご評価いただき、たいへん嬉しく感じました。テクフリからのご支援により、Co-LABO MAKERの成長並びに、ビジョンとして掲げていらっしゃる「研究開発の民主化」実現の一助となれば幸いです。
これからも、テクフリはテックカンパニーを徹底支援してまいります。