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フリーランスは増えすぎている?その理由や案件獲得方法について解説

2025.05.16

mikuru

働き方

目次

    「フリーランス」とは、企業に所属せずに個人で仕事を請け負う働き方を指します。近年、働き方改革や感染症対策からテレワークの働き方が注目され、フリーランスに転身するエンジニアがいる一方、「フリーランスは増えすぎている」と感じる人もいるでしょう。

    本記事では「実際にフリーランスは増えすぎているのか」について考察します。フリーランスを取り巻く環境や必要なスキル、案件獲得方法についても解説していますので、参考にしてください。

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    フリーランスは増えすぎている?

    フリーランス増えすぎ

    実際にフリーランスは増えすぎているのか、調査結果をもとに検証します。

    ランサーズ株式会社の「フリーランス実態調査 2024年」によると、フリーランス人口は2019年が1,118万人、2024年は1,303万人という結果が出ており、増加人数は5年間で約180万人となりました。

    さらに、フリーランス経済規模に関しては2024年は20兆3200億円で、10年前の14兆6500億円と比較して約5兆7000億円増加しています。どちらの調査でもフリーランスの数は増えていますが、経済規模も増加していることを考えると、一概にフリーランスが増えすぎているとは言い切れません。

    出典:ランサーズ株式会社「フリーランス実態調査 2024年」

    フリーランスが増えすぎていると考えられる4つの理由

    フリーランスが増えすぎている理由

    「フリーランスが増えすぎている」と言われるようになったのには、以下の4つの理由が考えられます。

    働き方の変化

    厚生労働省が2018年に発表した「働き方改革」は、少子高齢化による生産年齢人口の減少という課題を受けて制定された一連の政策や取り組みです。子育てや介護をしながら働く人の多様なニーズに応えることを目的としています。

    多様で柔軟な働き方が選べるようにするための具体的なポイントとしては、「労働時間の見直し」と「正規・非正規雇用に関わらない公正な待遇の確保」が挙げられます。

    その結果、働く場所や時間を自由に決められるフリーランスの増加につながったと考えられます。

    IT人材需要の変化

    IT業界の人材不足も、フリーランスの増加に大きな影響を与えました。経済産業省の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、2030年にはIT人材が最大79万人不足する可能性があると予測されています。

    そのため、人材不足の解消を目的に業務の一部をフリーランスに委託する企業が増えました。IT企業はリモートワークできる環境が整っている場合が多く、フリーランスとの相性が良いため、今後もエンジニアをはじめ、IT業界のフリーランスは増えていくことが予想されます。

    出典:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」

    フリーランスを取り巻く環境の変化

    フリーランスを採用する企業の増加に伴い、エンジニア専門のフリーランスエージェントやクラウドソーシングなどフリーランスと企業をマッチングさせるサービスが増えました。そのため、フリーランスへ転向しやすい環境が整ったと考えられます。

    また、新型コロナウイルスの流行によりリモートワークが急速に普及したため、出社しなくても働けるフリーランスへの注目度が上がりました。このように、ここ数年でフリーランスを取り巻く環境は大きく変化し、仕事が見つけやすくなったり働き方を見直す人が増えたりしたことで、フリーランスが増加したと考えられます。

    DXの影響

    DXとはDigital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略で、直訳すると「デジタル変革」です。ビジネスの分野でのDXは、AI・IoTなどの技術によって業務効率化や新しいビジネスモデルが生み出されたことにより、リモートワークの導入が進みました。

    結果として空いた時間を副業に使う人、リモートワークが可能なフリーランスへ転向した人が増えたと考えられます。

    フリーランスはやめたほうがいいと言われる理由

    フリーランスはやめたほうがいいと言われる理由

    フリーランスエンジニアは独立してから1年以内に廃業する人が約30%、3年以内に廃業する人は50%を超えるという調査結果もあり、継続するのが難しい働き方です。

    ここでは、フリーランスはやめたほうがいいと言われる理由と解決策を紹介します。

    収入が不安定になりやすい

    フリーランスは成果に応じて収入が変わるため、毎月の収入が安定しません。その結果、固定給を受け取る会社員に比べて収入が不安定になりやすく、これが「フリーランスはやめたほうがいい」と言われる理由の一つとされています。

    さらに、景気が悪化したり会社の業績が落ち込んだりして予算や人件費を削減する局面では、業務委託のフリーランスが最初に契約を打ち切られたり、更新を見送られたりする恐れがあります。収入を安定させるには、複数の企業と契約し、一社だけに依存しない姿勢が大事です。

    社会的信用が低い

    収入が安定しないフリーランスは、社会的信用が低いと言われています。例えば、住宅ローンやクレジットカード、賃貸物件の入居などの審査が通りにくくなるケースがあります。

    対策として、「住民税の課税証明書」「確定申告書の控え」「所得税の納税証明書」などを準備すれば、安定した収入を示せます。さらに、会社員として働いている間に審査を済ませたり、法人化して信用度を高めたりする方法も効果的です。

    営業活動が難しい

    フリーランスは自分で営業して仕事を得なければならないため、営業が苦手な人には厳しいでしょう。たとえ十分なスキルや知識があっても、自分をうまく売り込めなければ案件を取れません。特に活動を始めたばかりの段階では、同じレベルのライバルが多く、競争は激しくなりがちです。

    近年は仲介役としてフリーランスエージェントが多数存在します。営業に自信がない場合は、これらのサービスを活用するとよいでしょう。

    フリーランスで成功するために必要な能力

    フリーランスで成功するために必要な能力

    増加しているフリーランスの中で稼げるようになるためには、技術や知識以外にも必要な能力があります。以下で、フリーランスで成功するために必要な能力を紹介します。

    コミュニケーション能力

    フリーランスは「1人で自由に働ける」と思われがちですが、実際には多くの場面で人と関わります。たとえば、案件を取るための営業や料金交渉、依頼内容をすり合わせる打ち合わせなどで相手とやり取りします。
    丁寧なコミュニケーションを心がければ、クライアントは安心して仕事を任せようと感じます。さらに、勉強会やイベントに参加して人脈を広げれば、新しいビジネスチャンスが生まれやすくなるでしょう。

    業務遂行能力

    一から仕事を教えてもらえる会社員と違い、フリーランスは即戦力として求められることも多く、個人の実力が直接収入に反映されます。そのため、常に知識のアップデートやスキルを向上させて、経験値を上げていくことが大切です。

    業務遂行能力が高くなると、単価が上がったり応募できる案件が増えたりするメリットもあります。フリーランスとして成功するためには、まず企業に勤めて、ある程度実務経験を積んでから独立するのもひとつの方法です。

    自己管理能力

    フリーランスは複数の案件を同時に進める場面があるため、スケジュール管理や体調管理、事務処理など幅広い自己管理が欠かせません。働く場所や時間を自由に選べる一方で、自分でモチベーションと予定を管理しないと作業効率が落ち、成果物の質も下がります。さらに、案件をこなすだけでなく、収支の管理や確定申告といった事務手続きも自分で対応する必要があります。

    対策としては、スケジュール管理アプリを活用したり、集中しやすいコワーキングスペースを確保したりすると、作業を効率的に進められるでしょう。

    フリーランスの案件獲得方法は?

    フリーランスの案件獲得方法

    案件が獲得できなければフリーランスとして仕事を始められません。以下で紹介する案件獲得方法から、自分に合った方法を探してみてください。

    フリーランスエージェントを利用する

    フリーランスエージェントは、クライアントとフリーランスを結び付ける仲介サービスです。担当者がスキルや希望条件をヒアリングし、営業活動も代行するため、自分に合う案件を効率的に探せます。

    会員登録に料金はかからず、報酬が支払われる際に手数料が差し引かれる方式が一般的です。契約の締結や条件交渉もサポートしてくれるため、営業が苦手な人や、業務に集中したい人に向いています。

    クラウドソーシングで案件を探す

    クラウドソーシングは、クライアントがサイト上で仕事を公開し、フリーランスが自ら案件へ応募する仕組みです。興味のあるジャンルや挑戦したい業務を選び、これまでの経験やスキルをどう活かせるか提案し、採用されれば仕事を受注できます。

    案件数が豊富なのがメリットですが、人気の案件には応募が集中しがちです。そのため、採用されるには他の応募者と差別化できるスキルや提案が必要になります。

    SNSやブログなどを使って営業活動をする

    SNSやブログで活発に情報を発信すると、案件獲得につながります。仕事内容や仕事への姿勢、過去の作品などを紹介すれば、ユーザーや企業からオファーを受け取れる可能性が高まります。

    SNS上で人材を募集する企業もいるため、リプライやダイレクトメールで連絡し、そのまま受注に進むケースもあります。

    こうした媒体で営業する際は、過去の成果物をまとめたポートフォリオと連絡先をプロフィール欄やメインページなどの目立つ場所に記載しておくことが大切です。

    知人に紹介してもらう

    取引のあるクライアントやフリーランス仲間など、知人から仕事を紹介してもらうと役立ちます。すでにクライアントとつながっている人経由の紹介なら、最初から一定の信頼がある状態で仕事を始められる点がメリットです。紹介を受けるには、「自分が仕事を探している」ことを、明確に知人に伝えておくとよいでしょう。

    紹介してくれそうな知人がいない場合は、セミナーや交流会に参加して人脈を広げるのもよい方法です。新しいつながりが増えれば、案件を得られるチャンスも広がるでしょう。

    最後に

    フリーランス増えすぎまとめ

    働き方の選択肢が増え、IT人材が不足している影響で、フリーランス人口は着実に増えています。ただし、フリーランス市場も拡大し、需要も高まっているため、人数が過剰とは言えません。

    多数のフリーランスの中で活躍するには、常にスキルを磨き、自己管理を徹底する姿勢が欠かせません。案件を得る方法としては、フリーランスエージェントを活用したり、SNSで積極的に営業したりと、自分に合う手段を選びましょう。

    テクフリでは、フリーランスエンジニアの案件を多数保有しています。フリーランスとしてのキャリアに関心のある方や、さらなる年収アップやキャリアアップをご希望の方はぜひお気軽にご登録ください。

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    採用担当者の方はこちらの記事もご覧ください。
    参考:無料求人サイト一覧|掲載コスト0円で採用を成功させる方法 – しゅふJOB

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