フロントエンドエンジニア向け資格2つを紹介! これだけは取得せよ
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Webサイトやアプリの開発において、フロントエンド側の業務を担当するフロントエンドエンジニアは、HTMLやCSSなどコーディングのスキルだけでなくJavaScriptやPHPなどのスキルが求められ、複数のプログラム言語やWebフレームワークのスキルが求められる職種です。また未経験からでも始めやすい職種になっています。そんなフロントエンジニアの資格について解説します。
フロントエンドエンジニアに役立つ資格って何がある?
現在、フロントエンドエンジニア は需要も多く、多種の言語を身に付ける必要があります。そのため資格はスキルの証明になります。
しかしフロントエンドエンジニアには特定の資格は必要ありません。一方で、資格取得は大きなアピールポイントになり、転職や社内で社内での人事評価にもプラスの材料となるといえるでしょう。
フロントエンドエンジニアに役立つ資格①:HTML5プロフェッショナル認定資格
HTML5やCSS3、JavaScriptなどのマークアップに関する知識と技術を評価する試験です。特定非営利活動法人LPI-Japanが実施しています。
試験は2種類で初級の「レベル1」と上級の「レベル2」です。レベル1ではHTML5を用いた静的コンテンツの作成やWebサイト制作について問われます。レベル2は動的コンテンツの作成とシステム間連携を行うWebアプリケーションの開発です。
LPI-Japanのアンケート調査によると、2016年3月末時点で、7割以上の受験者が所属企業より支援を受けています。また、同試験の受験者の所属企業では、受験および認定取得を奨励するために、受験料の補助や合格者に対する報奨や奨励金などを提供する企業が前年度に比較して約100社増加しています。
それではレベル1に求められるスキルをみてみましょう。
- HTML5を使ってWebコンテンツを制作することができる。
- ユーザ体験を考慮したWebコンテンツを設計・制作できる。
- スマートフォンや組み込み機器など、ブラウザが利用可能な様々なデバイスに対応したコンテンツを制作できる。
- HTML5で何ができるか、どういった技術を使うべきかの広範囲の基礎知識を有する。
次に出題範囲をみてみましょう。かなり広範囲の内容が問われています。
- Webの基礎知識
- CSS
- 要素
- レスポンシブWebデザイン
- APIの基礎知識
レベル1の難易度は、初学者向けのため広範囲な内容にも関わらず、参考書や過去問題集などを熟読することで突破できるレベルといえるでしょう。
レベル2は、
システム間連携や最新のマルチメディア技術に対応したWebアプリケーションや動的Webコンテンツの開発・設計ができるスキルを求められます。
出題範囲は下記の通りです。
- JavaScript
- WebブラウザにおけるJavaScript API
- グラフィックス・アニメーション
- マルチメディア
- ストレージ
- 通信
- デバイスアクセス
- パフォーマンスとオフライン
- セキュリティモデル
レベル2は出題範囲がさらに広がり、難易度が高く、レベル1に合格しないと受けれません。
フロントエンドエンジニアに役立つ資格②:Webクリエイター能力認定試験
WWWで利用される技術の世界的な標準化を図るW3Cに完全準拠した、セマンテックなマークアップスキルを測定する認定試験です。2005年より開始されサーティファイWeb利用・技術認定委員会が主催、認定しています。
初級の「スタンダード」はWeb業界未経験でWeb業界を目指す方向けです。上級の「エキスパート」は現在Webクリエイターとして実務経験のある方向けです。
スタンダードの実技問題
- HTMLタグの記述によるページ作成
- HTMLタグの変換
- CSSの記述と読み込み
- 画像の表示等について
- 配布された問題データおよび素材データに基づき作成・編集を行い、解答データを提出
エキスパートの知識問題
- Webサイトに関する知識について
- エキスパート実技問題
- HTMLタグの記述によるページ作成
- CSSの記述と読み込み
- 画像の表示
- JavaScriptの読み込み等について
- 配布された問題データおよび素材データに基づき作成・編集を行い、解答データを提出
難易度は低めで比較的取りやすい資格といえます。
まとめ
資格に関して全般的に弊社エージェントが任意で企業に独自調査したところ「必要ない」という意見が多数であることが判明していますが、HTML5やJavaScriptの基礎を勉強する上で有効とみられます。
これらの資格は未経験からIT業界を目指す方以外にもフリーランスの方なら取得しておいて損はありません。ぜひ挑戦してみてください。
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