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CCNAとはどんな資格?難易度や勉強時間・案件例をご紹介

更新日:2026/02/24

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ネットワークエンジニア

目次

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    CCNAとは

    CCNAとは<

    CCNAとはネットワーク機器で世界最大のシェアを持つシスコシステムズ社が認定する、ネットワークエンジニア向けの入門資格です。ネットワーク技術の基礎知識や、シスコ製品の操作スキルを客観的に証明できるため、ITインフラストラクチャに関わるエンジニアにとって非常に価値の高い資格として広く認知されています。

    CCNAの正式名称は、”Cisco Certified Network Associate”です。アメリカに本社を置くシスコシステムズ社は、ルーターやスイッチといったネットワーク構築に欠かせない機器の開発および販売において、世界トップクラスのシェアを誇っています。日本国内の企業でもシスコ製品は広く導入されており、その操作技術やネットワークの仕組みを問うCCNAは、日本のみならず世界中で通用するグローバルスタンダードな資格と言えるでしょう。

    CCNA資格の位置づけ

    シスコシステムズ社の認定資格には、難易度に応じて複数のグレードが設定されています。一番易しいエントリーレベルから始まり、アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパート、そして最高位のアーキテクトという5段階に分かれています。CCNAはこの中で下から2番目のアソシエイトレベルに位置づけられています。

    初級から中級レベルの難易度であり、これからネットワークエンジニアを目指す未経験者や、基礎をしっかりと固めたい初学者に最適な資格となっています。

    LinuC(LPIC)など他の資格との違い

    CCNAとよく比較される資格にLinuCやLPICがありますが、CCNAはこれらの資格と学ぶ対象の領域が異なります。CCNAはルーターやスイッチの設定、データの送受信の仕組みなど、ネットワーク分野に特化した資格です。

    これに対してLinuCやLPICは、サーバーを動かすためのOSであるLinuxの操作や管理に特化した資格です。

    したがって、ネットワークの設計や構築を専門とするネットワークエンジニアを目指すのであればCCNAを、サーバーの構築や運用を専門とするサーバーエンジニアを目指すのであればLinuCを取得するのがおすすめです。

    インフラ全体を理解するために、両方の資格を取得してフルスタックなインフラエンジニアを目指すというキャリアパスも一つの選択肢となるでしょう。

    CCNAの試験概要・出題内容

    CCNAを受験するにあたり、試験の全体像を把握しておくことが重要です。試験範囲は2020年2月に大幅な改定が行われ、より現代のITトレンドに即した内容へとアップデートされています。

    出題分野

    試験は大きく分けて6つの分野から出題されます。それぞれの分野の配点割合と主な内容は下記の通りです。

    分野 配点割合 主な出題内容
    ネットワークの基礎 20% OSI参照モデル、TCP/IP、ルーターやスイッチの機能、IPv4およびIPv6アドレスの計算など
    ネットワークアクセス 20% VLANの設定、無線LANの通信原理、安定通信の仕組みなど
    IPコネクティビティ(IP接続) 25% ルーティングの仕組み、OSPFなどのルーティングプロトコルの設定など
    IPサービス 10% DHCP、NTPによる時刻同期、NATの設定など
    セキュリティの基礎 15% サイバー脅威への対策、アクセス制御リスト(ACL)、パスワード設定など
    自動化とプログラマビリティ 10% SDNの概念、RESTAPI、JSON形式、構成管理ツールなど

    配点割合が最も高いのはIPコネクティビティですが、苦手分野を作らずに全体を網羅的に学習することが合格への近道です。特に近年は自動化やプログラマビリティといった最新技術の知識も必須となっています。

    CBT方式と試験時間

    CCNAの試験時間は120分で、問題数は約100問程度出題されます。1問あたりにかけられる時間は1分強ということになりますから、適切な時間配分が極めて重要になります。

    試験形式はPC画面上で回答を行うCBT方式が採用されています。具体的な出題形式としては、4つ程度の選択肢から正しいものを選ぶ選択問題だけでなく、用語を適切な場所に配置するドラッグアンドドロップ問題、そして実際にパソコン上でシスコ機器のコマンドを入力してネットワークの設定やトラブルシューティングを行うシミュレーション問題など、実践的なスキルを問う多様な形式が含まれています。

    受験料・試験日と有効期限

    CCNAの受験料は46,860円(税込)となっており、自己投資としては決して安い金額ではないため、一発合格を目指してしっかりと準備することが望ましいです。

    試験日は特定の日程が決められているわけではなく、テストセンターの空きがあれば平日や週末を問わず、いつでも受験することが可能です。また、条件を満たせば自宅からのオンライン受験を選択することもできます。

    注意すべき点として、CCNA資格には取得日から3年間という有効期限が設けられています。IT技術の進歩は非常に早いため、常に最新の知識をアップデートし続けることが求められます。資格を維持するためには、3年以内に再度CCNAを受験して合格するか、CCNPなどのより上位資格を取得して更新する必要があります。

    CCNAの難易度・合格点と必要な勉強時間の目安

    CCNAの難易度

    ここでは、実際にCCNAに合格するためにどの程度の難易度を想定し、どれくらいの勉強時間を確保すべきかについて解説します。

    合格点と合格率の目安

    シスコシステムズ社はCCNAの正確な合格点や合格率を公式には発表していません。しかし、過去の受験者のデータや傾向から推測すると、1000点満点中およそ825点から850点程度が合格ラインになると言われています。

    正答率にして約80%以上が求められるため、試験全体の難易度としては決して低くはありません。合格率はおおむね25%から30%前後と推測されており、しっかりと対策を行った受験生が合格をつかみ取っている状況です。

    経済産業省が定めているITスキル標準(ITSS)の指標に照らし合わせると、CCNAの難易度はレベル2に相当しており、これは国家資格である基本情報技術者試験と同じレベルの位置づけです。

    IT系の基礎知識を幅広く問う基本情報技術者試験に対してCCNAはネットワーク分野に特化して深い知識と実践的なスキルを問うため、専門性はCCNAの方が高いと言えます。単なる暗記だけでは通用せず、技術の仕組みを根本から理解する論理的思考力が必要になります。

    (レベル別)合格に必要な勉強時間目安

    合格に必要な勉強時間

    合格までに必要な勉強時間は、受験者が現在持っているIT知識や実務経験によって大きく変動します。

    経験レベル 勉強時間の目安 学習期間の目安(1日2時間の学習)
    IT未経験者・文系出身者 200時間から300時間程度 約3ヶ月から5ヶ月
    情報系学生・他のITエンジニア 100時間から200時間程度 約2ヶ月から3ヶ月
    ネットワークの実務経験者 50時間から100時間程度 約1ヶ月から2ヶ月

    未経験者の場合は、IPアドレスの計算やOSI参照モデルといったネットワークの基礎概念を理解するところから始める必要があるため、より多くの時間を確保する必要があります。焦らずに基礎から着実に理解を深めていく学習計画を立てましょう。

    ネットワーク技術者がCCNAを取得する4つのメリット

    ここからは、CCNAを取得することで得られる具体的なメリットを4つに分けて解説します。

    ネットワーク基礎スキルの客観的証明

    CCNAを取得する最大のメリットは、ネットワークエンジニアとしての基礎的な知識とスキルを持っていることを、第三者に対して客観的に証明できる点です。

    特に未経験からIT業界への転職を目指す場合、実務経験がないためスキルをアピールすることが難しいという課題があります。しかし、世界的に認知されているCCNAを保有していれば、ネットワークの基礎を体系的に理解しており、かつ自己学習を継続できる意欲的な人材であるという強力なアピール材料になります。

    市場価値が高まる

    シスコシステムズ社のネットワーク機器は、世界中の企業やデータセンターで導入されており、圧倒的な市場シェアを誇っています。

    そのため、CCNAの学習を通じて身につけたシスコ機器の操作コマンドやトラブルシューティングのノウハウは、実際のビジネス現場でそのまま直結して役立ちます。世界標準の技術を扱える証明となるため、国内外を問わずどの企業に就職しても通用する汎用性の高いスキルとして、エンジニアとしての市場価値を大いに高めてくれます。

    また、企業によっては従業員のスキルアップを推奨するために資格手当制度を設けている場合があります。CCNAを取得することで毎月5,000円から20,000円程度の資格手当が給与に上乗せされる企業も少なくありません。これにより、実質的な年収アップを実現できることも大きな魅力です。

    上流工程へのステップアップやキャリアパスが広がる

    ネットワークエンジニアの仕事は、手順書通りに設定を行う保守・運用といった下流工程から、顧客の要望に合わせてネットワーク全体をデザインする要件定義・設計といった上流工程まで多岐にわたります。

    CCNAを取得してネットワークの仕組みを深く理解することで、単なるオペレーターから抜け出し、より高度な技術が求められる構築や設計といった上流工程の業務を任されるチャンスが増えます。

    また、将来的にはクラウドエンジニアやセキュリティエンジニアといったさらに専門性の高い職種へのキャリアチェンジを目指す際の強固な土台にもなります。

    CCNA資格を活かせる案件例

    フリーランスとして独立を目指す方や、より高単価な案件を獲得したいエンジニアにとって、CCNAは非常に強力な武器となります。ここでは、テクフリにてご紹介中の関連案件をいくつかご紹介します。

    項目 案件例1 案件例2
    業務内容 大手通信キャリアのVPNサービス用ルーター更改に伴う検証試験支援 自社Iot製品の企画・開発・運用に関わるハードウェア及びソフトウェア領域のエンジニアリング業務
    単価目安 (月額) 67万円〜77万円 67万円〜77万円
    働き方 一部リモート 一部リモート
    必要なスキル
    • CCNA程度の知識
    • NW検証案件のご経験
    • 回路設、部品選定、調達の実務経験
    • 通信に関する基礎知識(CCNA取得レベル)

    上記のように、CCNA資格そのものを保有していなくとも、それに相当する知識や経験が求められる傾向にあります。案件情報のより詳細なイメージを持つためにも、ぜひ他の案件もチェックしてみてはいかがでしょうか。

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    CCNAのおすすめ勉強方法

    CCNAのおすすめ勉強方法

    CCNAは出題範囲が広く難易度も高いため、行き当たりばったりの勉強ではなく、計画的で効率的な学習方法を取り入れることが合格の鍵となります。ここでは、未経験からでも合格を目指せるおすすめのステップをご紹介します。

    最新版に対応した参考書・問題集でインプットする

    まずは、体系的に試験範囲を学ぶために参考書を活用して知識のインプットを行います。

    必ず最新の試験番号である「200-301」に対応した参考書を選ぶように注意してください。古い参考書では出題範囲が異なり、せっかくの勉強が無駄になってしまう可能性があります。

    初心者の方には、ネットワークの基礎から丁寧に解説されている入門書から始めることをおすすめします。基礎が理解できたら、シスコ技術者認定教科書などの試験対策に特化した詳細なテキストを読み込み、用語の意味や技術の仕組みを深く理解していきましょう。

    学習サイトで過去問・模擬試験を繰り返す

    参考書で一通りの知識をインプットした後は、アウトプットの訓練として問題演習を繰り返すことが最も重要です。

    CCNAの受験生に広く利用されているオンライン学習サイトとしてPing-tなどがあります。このようなWeb問題集サイトでは、本番の試験に近い形式の問題が多数収録されています。間違えた問題の解説をしっかりと読み込み、なぜその選択肢が正解なのかを理解することが知識の定着につながります。模擬試験機能を利用して、常に正答率が80%から90%以上安定して取れるようになるまで反復練習を行うことが、確実な合格への近道です。

    公式チュートリアルや動画講座を活用する

    CCNAの試験はパソコンを使ったCBT方式であり、独特のシミュレーション問題やドラッグアンドドロップ問題が出題されます。本番環境で操作に戸惑わないように、事前にシスコシステムズ社の公式サイトで提供されている認定試験チュートリアルを活用し、試験画面の操作方法に慣れておくといいでしょう。

    また、参考書の文字だけではネットワークの動作やコマンドの実行結果がイメージしづらいという方は、Udemyなどの動画学習プラットフォームやITスクールのオンライン講座を活用するのも効果的です。

    講師が実際にネットワーク機器を操作する画面を見ながら学習できるため、視覚的な理解が深まり、独学の挫折を防ぐことができます。

    CCNAを受験する際の注意点

    CCNAを受験する際の注意点

    万全の準備をして試験に臨むために、CCNA特有の注意点をあらかじめ把握しておきましょう。

    出題される独特な翻訳問題に慣れておく

    CCNAの試験問題は日本語で受験することが可能ですが、もともと英語で作成された問題を日本語に翻訳しているため、直訳調の不自然な日本語や、独特の言い回しが出題される傾向があります。

    問題文の意図を正しく読み取れずに失点してしまうのは非常にもったいないため、Ping-tなどのWeb問題集や市販の模擬試験を通じて、シスコ試験特有の日本語表現にあらかじめ慣れておく訓練が不可欠です。英語に抵抗がない方は、専門用語を英語のまま覚えてしまうのもひとつの対策です。

    参考:しっかりこつこつ学べるIT試験学習サイト「Ping-t」

    不合格時の再受験ポリシーに注意する

    CCNA試験はいつでも受験可能ですが、万が一不合格となってしまった場合には再受験ポリシーが適用されます。

    具体的には、不合格となった翌日から起算して5日間の待機期間が設けられており、その期間中は同じ試験を再受験することができません。再受験の回数自体に制限はありませんが、毎回高額な受験料が発生するため、準備不足のまま何度も受験するのは経済的な負担が大きくなります。

    模擬試験で確実に合格ラインを超えられる実力をつけてから、本番の試験に臨むように計画を立てましょう。

    まとめ:CCNAを取得してエンジニアとしての価値を高めよう

    CCNAは、シスコシステムズ社が認定する世界基準のネットワーク関連資格であり、ネットワークエンジニアを目指す方にとって必須とも言える登竜門的な存在です。試験はネットワークの基礎から最新の自動化技術まで幅広く網羅しており、合格には体系的な学習と一定の勉強時間が必要となります。

    しかし、その難易度に見合うだけの価値があり、CCNAを取得することで未経験からの転職活動が有利になるだけでなく、資格手当による年収アップや、クラウドエンジニアなど上流工程へのキャリアパスを開拓する強力な武器となります。

    ネットワークインフラの重要性が増し続ける現代において、基礎力を証明できるCCNAの市場価値は今後も高く維持されるでしょう。本記事でご紹介した学習方法や案件例を参考に、ぜひCCNAの取得にチャレンジし、ITエンジニアとしてのキャリアを大きく前進させてください。

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