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Ajaxでフリーランスから大人気 JavaScriptを徹底調査

2021.03.23

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Javascript

目次

    JavaScriptはWebサイトに華やかさをもたらしました。マウスポインタを動かしただけで画面が動くサイトがこれだけ爆発的に増えたのは、JavaScriptの汎用性のおかげといっても異論は出ないでしょう。

    ホームページやスマホアプリのデザイン性や視認性の向上は、HTML/CSSによってもたらされました。JavaScriptはそこに動きの楽しさを加えたのです。

    JavaScriptエンジニアはフリーランスになるチャンスが十分あります。多くの企業が、ホームページやスマホアプリの製作をフリーランスのJavaScriptエンジニアに発注しているからです。

    JavaScriptの歴史や強みを紹介しながら、JavaScript案件の最新トレンドについて解説していきます。

    JavaScriptの案件を探してみる

    JavaScriptの特徴とは

    JavaScriptの特徴を、その歴史を追いながら解説していきます。JavaScriptは別言語のJavaとは関係ありません。JavaScriptは当初LiveScriptという名称でしたが、開発をしているころにJavaが注目されていたので名称を拝借したわけです。

    ブレンダン・アイク氏が開発したJavaScriptは1995年、ネットスケープ・ナビゲーターというWebブラウザに搭載される形で「世界デビュー」を果たしました。

    HTMLとの相性のよさとJavaScriptによるビジュアルのよさから、ネットスケープ・ナビゲーターは瞬く間に普及しました。

    しかしその後JavaScriptは紆余曲折することになります。Webサイトに動きを加えられることで多くのエンジニアがJavaScriptを使うようになったのですが、JavaScriptは独自開発した部分が多く、それゆえ互換性が低く「使いにくい」という評判も広がってしまったのです。さらにJavaScriptの脆弱性をついたウイルスが現れ、「使いたくない」言語になってしまったのです。

    ところが2005年ごろ、状況が一変します。マイクロソフトが、AjaxというJavaScriptの非同期通信を利用した技術を開発しました。

    Ajaxを使えば、サーバーから入手したデータを使ってパソコンで業務ができるようになったのです。サーバーと通信する必要がないので、開発スピードが格段に向上したのです。

    Ajaxの実力はすぐに証明されました。 2005年に登場したグーグルマップは、地図の移動、拡大縮小が驚くほどスムーズで世界を驚かせましたが、これにAjaxが搭載されていたのです。「JavaScriptでできること」を目の当たりにしたエンジニアたちがこぞって使い始め、第2次JavaScriptブームが起きたのです。
    さらにJavaScriptは、ライブラリが充実していることでも知られ、それが現在まで続くWebサイト製作ならJavaScript」という評価につながったのです。

    JavaScriptの強みとニーズ

    現代のWebサイトは、「構造のHTML、デザインのCSS、動きのJavaScript」でつくられているといっても過言ではありません。

    したがってJavaScriptエンジニアの強みはWebサイト製作です。

    Eコマース企業やフィンテック企業は、素早くWebサイトをつくり、素早く更新・改善していきたいと考えています。そのためWebサイトの製作者には、速さが求められます。

    その点、サーバーとのやり取りを必要としないWebサイト製作ができるJavaScriptは、スピードを求めるエンジニアの武器になります。

    JavaScriptで気を付けること

    JavaScriptは優秀な言語ですが、このスキルだけでフリーランスになることは難しいでしょう。少なくともHTML/CSSは獲得しておく必要があります。

    さらにJavaScriptエンジニアはjQueryやNode.js、Vue.jsなどのライブラリやフレームワークを使えるようにしておいたほうがいいでしょう。ライブラリやフレームワークを多用することでクライアントが望むクオリティをしのぐWebサイトを、しかも短期間でつくることができるようになります。

    JavaScriptエンジニアのほうからクライアントに「このような機能を持たせたい」と逆提案できるようになれば、次の仕事やギャランティアップにつながるでしょう。

    JavaScriptエンジニアに求められるポジション

    企業がJavaScriptエンジニアに求めるポジションはフロントエンドエンジニアです。

    「フロントエンドエンジニア」という単語にはさまざまな意味がありますが、ここではフロントエンドエンジニアは、Webコーダーやマークアップエンジニアより上位のポジション、としておきます。

    Webコーダーやマークアップエンジニアからステップアップする

    JavaScriptエンジニアがキャリアアップするには、まずはWebコーダーやマークアップエンジニアとして経験を積み、そのなかで徐々にクラアントのニーズをとらえられるようにします。
    そしてクライアントにクオリティの高いデザインと機能を提案し、それを実行できるようになると、フロントエンドエンジニアに昇格できるでしょう。

    クライアントの事業内容を把握できるようになると仕事の幅が広がる

    企業は、フロントエンドエンジニアに事業の理解を求めます。というのも企業はWebサイトを立ち上げることを目的としているわけではなく、「Webサイトでビジネスすること」を目標にしているからです。
    クライアント企業の担当者は、Webサイト素人かもしれません。そのような担当者は「当社の事業目的を達成できるWebサイトをつくってほしい」と発注するでしょう。

    もちろん、クライアントのそうした希望を汲み取るのは、第一義的にはディレクターです。しかしディレクションスキルがあるJavaScriptエンジニアなら、ディレクターと一緒にクライアントとの打ち合わせに同席できます。

    そうなるとフロントエンドエンジニアからバックエンドエンジニアに提案できるようになります。

    Web業界には役割と職種がありますが、1人何役担ってもかまわないのがWeb業界の特徴です。1人のフリーランスがいくつもの役割や職種を担うことができれば高単価案件を獲得できるチャンスが巡ってくるはずです。

    JavaScriptエンジニアが活躍している業界、分野

    フリーランスのJavaScriptエンジニアが活躍できる業界や分野は、「Webサイトやスマホアプリしかつくれない」と考えるか、「どの業界・業種の企業も、使いやすくて見やすいWebサイトやスマホアプリを求めている」と考えるかで違ってきます。

    もちろんフリーランスに方には、「どの業界・業種の企業も、使いやすくて見やすいWebサイトやスマホアプリを求めている」と考え、活躍できる場面を増やしていくことをおすすめします。

    すべての業界・業種が求めている

    多くの企業が、コーポレートアイデンティティ(CI、企業文化の構築)やブランディングのあり方に悩んでいます。そしてそのほとんどが、Webサイトを使ったCIやブランディングを検討しています。

    起業家がベンチャー企業を立ち上げようとするとき、必ず「かっこいいホームページ」をつくろうとするでしょう。既存のホームページを「今風の動くタイプ」にしたいと考えている企業も少なくありません。

    JavaScriptエンジニアは、こうした企業に適切なソリューションを提供できるのです。

    Eコマースの知見は案件確保を容易にする

    フリーランスのJavaScriptエンジニアがEコマース企業のビジネスモデルを学べば、仕事の幅はさらに拡大するはずです。いま、これまでEコマースをしてこなかった企業が続々Eコマースに参入しています。

    Eコマース向けWebサイトは、遷移ページが多く、各ページに高いデザイン性と機能性が要求されるという特徴があります。Eコマースサイトは閲覧者(消費者)に「買わせる魅力」を備えていなければなりません。

    こうした高い技術を要するWebサイトを開発できるフリーランスのJavaScriptエンジニアは、仕事の確保に困ることはないでしょう。

    JavaScriptのフレームワーク事情

    JavaScriptによる開発で多用されるフレームワークや便利なライブラリを紹介します。

    jQueryとは

    これからJavaScripを学ぶ方は、一緒にjQueryのスキルも取得してしまったほうがいいでしょう。一度に覚えることが増えるので勉強は大変ですが、「JavaScrip+jQuery」エンジニアは現場で重宝されるはずです。

    jQueryの最大のメリットは手間が省けることです。JavaScripで数十行書かなければならないプログラムも、jQueryなら数行で済みます。

    Webサイトの画面の入れ替えやアニメーションの活用などが簡単に実行できるようになります。

    Backbone.jsとは

    Backbone.jsを使うと、サーバーサイドのフレームワークをクライアントサイドで利用できるようになります。軽量で単純な構造のためスキルを獲得しやすいメリットがあります。

    Backbone.jsはツイッターでも使われていることから注目を集めています。

    AngularJSとは

    AngularJSはグーグルが中心となって開発しているフレームワークで、その信頼性の高さから人気になっています。

    AngularJSはWebアプリ向けライブラリが集約されたフルスタックフレームワークなので、それぞれのライブラリの相性が問題になることがありません。

    大企業のエンジニアが多く使っているので、AngularJSが使えるフリーランスのJavaScriptエンジニアは、大型プロジェクトに参加しやすいでしょう。

    Vue.jsとは

    Vue.jsはユーザーインターフェースを作成するのに適したフレームワークです。ルーティングや状態管理、アニメーションの実装が可能です。依存オブジェクトが少なく高性能で、エンジニアからの評価が高くユーザー数が増えています。

    Node.jsとは

    ブラウザ上で動くことがメリットのJavaScriptを、サーバーサイドでも動かせるようにしたのがNode.jsです。

    WebサイトづくりのメーンになりつつあるJavaScriptが、サーバーサイドとクライアントサイドの両方で処理できるようになれば、作業がさらに効率化できます。

    またNode.jsはサーバーのパフォーマンスが急激に落ちる「C10K問題」を解決できます。

    JavaScript案件単価事情

    フリーランスのJavaScriptエンジニアにはどのような業務が発注されるのでしょうか。案件の単価などを紹介します。

    中古品買い取りWebサイトの開発、月95万円

    こちらのフリーランスのJavaScripエンジニア向け案件は、中古品買い取り専門Webサイトの開発です。報酬は月95万円という高額ですが、この案件に応募するには次のスキルと経験を持っていなければなりません。

    HTML/CSSスキル、Webアプリ開発経験3年以上、JavaScripフレームワークを使った実務2年以上、REST APIとの連携を用いた開発経験、BtoCのWebサービス経験
    かなり要求が高い案件といえるでしょう。

    医療用アプリ開発、月80万円

    次に紹介するのは医療用アプリ開発で、こちらも月80万円と高額です。業務内容はプロダクトの改善や情報収集、自動化のための整備のほか、チームのマネジメントも含まれます。

    必須スキルは、Apache Hadoopエコシステムを用いたビッグデータ解析、Gitでの開発、UNIXコマンドやNode.jsを使った開発などの経験です。

    技術的なスキルだけでなく、チームを統括、管理した経験があると高単価案件を獲得しやすいといえるでしょう。

    JavaScript案件の具体的な業務

    フリーランスのJavaScriptエンジニアは収入が安定している傾向があります。フリーランスのJavaScriptエンジニアに仕事を発注する企業が多いからです。

    JavaScriptは他言語との組み合わせで使うことが多い言語ですが、ある言語を獲得した企業の社員がわざわざJavaScriptのスキルを身につけることは面倒です。「それならJavaScript案件だけ外注に出そう」という発想になります。

    また異業種からのWebビジネス参入が活性化するなかで、JavaScript案件自体が純増しています。

    しかも主要ブラウザはJavaScriptに対応しているので、現在の旺盛な需要が継続する可能性が高いのです。

    フリーランスのJavaScriptエンジニアが働きにくくなる要因をみつけるほうが難しいといえます。

    JavaScript案件の案件票をみてみよう

    フリーランスのエンジニアも、企業の正社員エンジニアの働き方や待遇などを知っておくことは大切です。フリーランスがクライアントと報酬交渉をするときの材料になるからです。

    そこでJavaScriptエンジニアを正社員で採用する企業の案件票をみてみましょう。

    東証1部上場のデータセンターサービス企業の社員、年収420万~700万円

    東証1部に上場しているデータセンターサービス企業が、年収420万~700万円で正社員のJavaScriptエンジニアを募集しています。

    募集しているポジションはフロントエンドで、業務内容は次のとおりです。

    • サービスの操作を行うコントロールパネルの設計、開発
    • 開発環境の改善、新規ツールの導入

    必須スキルはJavaScrip+HTML/CSSを使った実務経験5年以上となっています。
    そのほか、各種フレームワーク・ライブラリを使った開発経験や新技術への関心、スピード感ある業務姿勢などが歓迎されます。

    年収の下限と上限が1.7倍も開いているのは、スキルの質と量によって厳格に報酬差をつけているためでしょう。

    フィンテックや決済システムの構築、年収500万~1,800万円

    最大1,800万円の年収を提示しているのは、フィンテック(金融技術)や決済システムの開発を手掛ける企業です。親会社は中古品販売サイトを運営している上場企業です。
    業務内容はスマホ向け決済システムの開発で、将来的には中古品売買以外のビジネスでも使える社会インフラに育て上げる構想があります。

    必須スキルは、JavaScript、HTML/CSS、TypeScript、Vue.jpです。
    1,800万円の年収を獲得するにはフィンテックだけでなく「金融そのもの」の知見も必要になるでしょう。

    同社は求職者に「世の中のお金の仕組みを最新技術で変えたい人に応募してほしい」と呼び掛けています。

    まとめ~JavaScript需要の今後と未来

    JavaScripの需要は増えることはあっても減ることはないでしょう。すでにフリーランスとして働き始めているJavaScriptエンジニアも、日々そのことを感じているのではないでしょうか。

    ただ魅力の高さゆえにライバルが多いのも事実です。ライバルより多くの仕事を獲得し、なおかつ高単価案件を得るには「+アルファ」が必要です。もはやHTML/CSSは+アルファではなくマストスキル(必須スキル)と考えておくべきです。

    JavaScriptエンジニアは他言語やフレームワークを増やすことでさらに高収入を得ることができる「恵まれた」環境にあるといえます。

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