「迷っているのはもったいない」と派遣社員から独立。管理者から再び現場に戻り、スキルアップ継続中の41歳F.Yさん
目次
テクフリ ユーザーインタビューVo.8
フロントエンド、マークアップ、UI/UX:F.Yさん
派遣社員時代に知人からの紹介でフリーランスへ転向したF.Yさん。「フリーランスになる前と後での変化、今後の展望、キャリアチェンジに迷っている方へのアドバイス」を伺いました。
フリーランスエンジニアという職種を選んだ理由とは?
ーフリーランスになる前はどのようなお仕事をされていましたか?
音声配信サービスのコンテンツ作成をしていました。
波形編集エンジニアという職種で、具体的には「ひたすら波形を切り刻み、ガラケーに配信できる形へコンバートする」といった業務内容です。
吸収合併もありつつ、その会社で10年ぐらい同じような作業をしていましたね。
その後、サイトの配信部門に携わらせてもらい、Web制作に興味を持ちました。
当時、管理者で現場に戻ることはできないという状況だったので「じゃあ辞めるか」と思い退職をしました。
そこから1年ほど独学をし、派遣で3年ぐらいWebのLP制作や運用の部分を担当して、
フリーランスになり、いま2年目という流れですね。
ーフリーランスとして働こうと思ったきっかけは何でしょうか?
自分の場合は、とくに独立願望があったわけではないです。
派遣の時に、知り合った方からテクフリを紹介してもらい、フリーランスになりました。
業務内容に変わりは無く、派遣の延長みたいな感じで考えていました。
フリーランスになることに対してブレーキみたいなものはなかったですね。
ーフリーランスになるにあたって不安な点はありましたか?
今考えるとどうかなとは思いますが、あまり無かったです(笑)
ーフリーランスになる前と後ではどのような変化がありましたか?
派遣の時よりも担当範囲が広く、無意識に否応なくスキルアップしていく印象があります。
そのおかげで、できないことや知らない領域が減り自信がついていった面はあります。
また、業務の中で必要になった知識を自分で調べたりなど「ひとり」が多いです。
もちろん質問できる環境ではありますが。
F.Yさんが案件を選定する際に重視しているポイントとは?
ー今回稼働している案件の選定ポイントはなんだったのでしょうか?
まず、(当時のスキルセットで)いきなり開発をするのは難しいというのがありました。
その上で現在稼働している案件は「自分のスキルセットで対応できるが、知らない領域もあり、スキルアップできる」ものでした。
あとは職場環境ですね。自分の年齢が当時38でエンジニアをやるにしてはちょっと年齢が高めです。
年下の方が多いと、相手方がやりづらいのでは?という懸念はありました。
聞いてみたところ、上長の方が年上で周りの方達も歴が長く、安心したというのはあります。
ーどのような方、エンジニアさんがいますか?
フランクな方が多い印象ですね。
分単位で動いているような忙しいイメージでしたが、そんなことは無くて
聞けば、忙しくても質問に答えてくれますし、優しいし、丁寧です。
あとは「生粋のエンジニア」な方もいます。好奇心が強く、新しい技術に首を突っ込むみたいな。最近だとメタバースに関わったりとかですね。
上昇志向も強いし、組織だって動いてくれます。無茶苦茶なことを言う方々ではないです。
フリーランスエンジニア向けエージェント会社に抱く正直な印象
ー我々のようなエージェント会社に対してどのような印象を持っていますか?
他のエージェントを知らないのですが、「安心感があるな」という印象はあります。
ちゃんと相談に乗ってくれますし、(テクフリを)紹介してくれた知人も言っていたのですが、しっかり案件を持ってきてくれるのと、最後までやりきってくれますね。
今思い出したのですが、たまたま別担当のエージェントの方がカウンセリングをしているのを見かけたことがあり、「すごい親身になって話を聞いているな」と思ったことがあります。
ITフリーランス専門エージェント【テクフリ】について
ーアイデンティティー(テクフリ)の良い点はどのような点でしょうか?
補償などのバックアップが厚い印象もありますね。ノミネート(※1)をしてもらった時もそう思いました。
もっと、フリーランスは自分で何でもやっていくというイメージがありましたが、こんなに寄り添ってくれるんだなという感じです。
※1 テクフリAWARD:日頃の感謝を込めて、ユーザー様を表彰させていただくイベント
ー当社ITフリーランスコンソーシアムと言うITフリーランスに安心安全にご就業頂くためのプログラムを提供していますが、今後どのようなサービスがあると嬉しいですか?
今は出前館のクーポンを利用させていただいているのですが、
セミナーのような、スキルアップができるサービスがあると自分的には助かりますね。
あったら別の現場に行った時も安心して働けるというのはあります。
今の現場でも知識の共有は頻繁に行われていて、日々考えたことをみんなが発信しています。あとはslackで共有をしていたりとか。
そういうのが結構あって、実務以外の情報も共有がされています。
F.Yさんの今後のキャリアプランとは?
ー今後どのようなキャリアプランを考えているのでしょうか?
あんまりカッコいいキャリアプランみたいなものは無くてですね。
自分の興味がある分野を自分のペースで学習して、楽しみながらというのも変ですけど、自然とスキルアップして、仕事につながる。
無理なく続けられるのでそういう状態を目指しています。参考にならないかもですが。
ー注目している技術は何でしょうか?それはなぜでしょうか?
ざっくりしたものだと「セキュリティ」の部分に興味があります。
アプリを作るにしてもセキュリティがネックになり、やりたいことがやれないというのを感じたことがありまして。
自分で調べたこともあるのですが
今の時代、IoTで色んなものが繋がっている中で、セキュリティが担保されていないと何もできないというのがあります。
そういう中で最近知ったのが「量子暗号」です。
どこかの大学が研究をしていて、「量子暗号」が無いと量子コンピュータが出てきた時に簡単に暗号が解読されてしまい、セキュリティが崩壊してしまう。
国産のセキュリティがあると他国に対しても強みがあったりとかするので、個人的には興味を持っています。
これからフリーランスを目指す人へアドバイス
ー最後にこれからフリーランスになる方にアドバイスをお願いします
自分がアドバイスできることなんて何もないかなと思うのですが(笑)
エンジニアとか関係なく言えるのは「やってみたらいいんじゃない?」という感じです。
死ぬわけじゃないし、今や企業が一生養ってくれるか?といったらそういう時代ではないです。自由に働ける人が重宝されるイメージもあります。
1つの企業にこだわってるぐらいだったら、1回フリーランスをやって、どうしても辛いなと思ったり、組織にいた方が楽だなと思ったら、また組織を探すとかそういうことをやればいい。
「迷っている」というのは自分の中でもったいないかなと思います。