C#は2000年にマイクロソフト社が公開したプログラミング言語です。
C#はマルチパラダイムプログラミング言語であり、複数のスタイルを持ち合わせていますが、クラスとインスタンスで構成されているオブジェクト指向をメインのスタイルとして持った言語です。
C#と聞くとC言語やC++と似たようなプログラミング言語かなと思う方が多いと思いますが、まったく別物といってよいほど異なり、C言語やC++よりも多彩なアプリケーション開発ができます。
ただ、C#の文法がC言語やC++、Javaと似ているのでこれらの文法を一通り習得している方はC#にとっつきやすいでしょう。
実際にC#によってWebアプリケーション、スマートフォン向けアプリケーション、PC向けアプリケーションなどかなり幅広い領域での開発ができます。ただし、マイクロソフト社が開発しリリースしており、Windows向けに作られているのでMacやLinuxでは開発がしにくいです。
しかし、Windowsでは非常に開発がしやすく、統合開発環境(IDE)の「Visual Studio」を使うことで開発のしやすさがグンと伸びることがC#の良さです。
C++の案件を探すGitHubでは、どの言語でプルリクエストがどれくらい行われているかを公開しています。C#は9位です。
その割合は3.059%となっており、1位であるPythonの16.689%と比べるとかなり差があることがわかります。
また、C#はトレンドとしては急上昇中です。C#は2000年に登場した比較的新しい言語であり、C言語系列のプログラミング言語としてC言語やC++よりも改良されたものなので、こちらを使う方が多く、C言語とC++よりも順位が上になっています。
実際に企業の方が開発にC#を使うことはかなり多く、海外だと皆さんもお馴染みのマイクロソフトの公式ホームページや、SKYPE公式ホームページなどがC#によって開発されました。多くの企業がこぞってC#に目をつけています。
また、ゲーム開発に使われるゲームエンジンであるUnityは、3つのプログラミング言語で開発が可能となっていますが、そのうちの1つがC#です。C#で開発がされているゲームはかなり多く、皆さんがプレイしたことあるゲームにもUnityが使われていることは頻繁にあるでしょう。
このようにC#はWebサイトやWebサービスのみならず、ゲーム開発にも使われています。iOSやAndroidなどのスマートフォンアプリにもC#が使われていることもありますが、KotlinやSwiftといったスマートフォンアプリ開発専門のプログラミング言語の台頭から、スマートフォンアプリ開発にC#はそこまで使われなくなってきています。
とはいえ、C#は比較的歴史の新しいプログラミング言語であり、年に1,2回ほどは新しいバージョンが出るので今後も多く使われていくものと思われます。
C#について見てきましたが、実際にキャリアを考える上でC#は転職に強いのかどうかは重要になってきます。
結論からいうと、C#は転職に強いと言えます。なぜなら、C#エンジニアを求めている企業が増えているおり、C#を使いこなせるエンジニアの希少価値が高くなっているからです。
そもそもC#を扱えると業務アプリケーションやAndroidアプリケーション、iOSアプリケーションなどの幅広い開発をできますが、最近だとゲームがC#によって開発されることが多いので需要が高まっています。
とくに今話題のVRはC#によって開発されることが多く、2016年がVR元年と言われていたため、VRの波は今後ますます加速していくものと思われます。ゲーム開発はかなり難易度が高いですが、今後の需要増加を見越すと美味しい選択肢かもしれません。
このように、転職のしやすさからC#エンジニアをキャリアアップを目指すことは、非常にオススメできる選択肢です。
また、C#を使いこなせて要件定義や基本設計などの上流工程まで出来るエンジニアはなかなかいないので、ここができるだけで更に高待遇を受けやすいです。年収1000万円も夢ではありません。
転職の際はC#を用いた開発経験があるとベストですが、もし無い場合は文法が似ているJavaやC++のサーバーサイド開発経験があると、有利に転職を進められます。
また「プログラミングの基礎ができている」「コミュニケーションをしっかり取れる」と更に転職しやすいでしょう。
C#は学習コストが高いので学習が大変と言われていますが、今見てきたように高待遇の求人が多いというリターンの大きさが大きな魅力となっています。
言語、転職のどちらの将来性も高いのでC#エンジニアとして活動することはオススメです。
今まではC#についてとC#は転職に強いのかについて見てきました。ただ、C#を使う職場に転職した場合に「そもそもどういう職場に転職できるのか?」ということについてここではお伝えしていきます。
IT業界はインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つに分類できます。C#を使えるとインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界の3つであればどこでも活躍できます。
まずインターネット・Web業界は、Webメディア・ショッピングサイトなどの自社サイトを運営している企業が多いです。転職の求人ではインターネット・Web業界の案件が一番多く、自社のプラットフォームの設計・開発・運用やデータ基盤の構築などがあります。
また、情報処理サービス業界では、セールスエンジニアとしてクライアントにWebアプリ開発の提案を行うこともあれば、エンジニアとしてWebアプリの開発をすることもあります。
ソフトウェア業界ではプログラマーかSE(システムエンジニア)としてWebアプリ開発の下流もしくは上流工程に加わることになります。
C#の求人案件では、自社開発の案件が多いです。そのため、インターネット・Web業界での求人が多くなっています。VRやゲーム開発の求人が昔よりも増えており、この傾向は今後も続くでしょう。特にVR開発をしている企業は先見の明があり、会社として様々な事に挑戦していく気概のある企業が多いので働いていて楽しいでしょう。
年収に関しては企業によって異なり、500万〜800万の求人が多い印象です。ただ、年収1000万以上の求人もあり、かなり夢が広がります。
C++の案件を探す今回はC#に関して転職を絡めて見てきましたが、いかがでしたか?
C#はVR、スマートフォンアプリケーション、業務系アプリケーションなど多種多様な目的に使われています。さまざまな用途に使える便利さから今後も使われ続けていくことが予想されるので、将来性も高いです。C#の求人案件に応募しようと思っている方は、今回の内容を参考にぜひ次のステップに進んでみてください。
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