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Rubyフレームワークおすすめ6選と選び方【2022最新版】

2022.11.16

mikuru

Ruby

目次

    Rubyは日本人であるMatzことまつもとゆきひろ氏によって、1995年に一般公開された比較的新しいプログラミング言語です。

    日本発のプログラミング言語ではあるものの、現在世界中で使われているプログラミング言語であり、アメリカのスタートアップ企業でも多用されています。

    そんなRubyは、使用者が多いこともあって、フレームワークも多数存在しています。

    そのため、

    「Rubyのフレームワークって何があるの?」

    「たくさんあってどのフレームワークを使えばいいかわからない…」

    といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。

    そこで、この記事ではRubyのフレームワークについて解説していきます。最後まで読んでいただければ、どのフレームワークを学習すれば良いかわかります!

    Rubyについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

    2022年3月版 人気のプログラミング言語ベスト20 第7位:Ruby | テクフリ

    Rubyフレームワークとは?

    Rubyのフレームワークとは、Rubyを利用して開発をする際に必要な基本機能をまとめたソフトウェアのことです。

    フレームワークには、ある程度決まったルールが存在しています。そのため、誰が書いても理解がしやすいという特徴があります。

    また、自分で1から書くと数百行必要なコードが、フレームワークを使うと数十行で解決するのも魅力です。

    フレームワークと似た言葉としてライブラリがありますが、両者の違いは「制御の反転があるかどうか」によります。

    ライブラリの場合、プログラムを動かす主導権はプログラマーが書いたコードにあります。一方で、フレームワークの場合、プログラマーが書いたコードはフレームワークによって制御されるのです。

    つまり、ライブラリは主導権がエンジニア側にあり、フレームワークは主導権がフレームワーク側にあると言えます。

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    Rubyフレームワークを利用するメリット

    Rubyを使う上で、フレームワークを利用することにはいろいろなメリットがあります。ここでは、

    ・開発スピードが上がる

    ・コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる)

    ・バグの減少

    ・フリーランスとして仕事が取りやすくなる

    という4点のメリットについて紹介していきます。

    開発スピードが上がる

    MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特に、サービスを高速で市場に投下することが重要です。Rubyのフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。

    例えばRubyのフレームワークには、Webアプリケーション開発機能が備わっているのですが、それらをフレームワークなしでエラー無く完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。

    コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる)

    プログラミングに限らず全ての仕事にいえますが、コードの書き方にはその人の個性やクセがでます。

    経験、スキル、年齢、性格、キャリアなど様々な要因によって差が生じるのですが、人が書いたコードを修正するのは、かなり大変な作業です。

    フレームワークを利用すれば、コードの統一性を保持させることができます。

    統一性を保持することにより、多人数開発にも対応しやすくなります。

    バグの減少

    Rubyのフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。そのため、バグはすでに解決されていることが多いです。

    それらのバグが少ないフレームワークを利用して開発を進めると、開発をしたプログラムもバグが少なくなる可能性が高まるといえます。

    フリーランスとして仕事が取りやすくなる

    Rubyの中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。

    特にRuby on Railsは人気のフレームワークとなっているため、Rubyエンジニアとして仕事を獲得したい場合、習得しておくといいかもしれません。

    Rubyのフリーランス案件一覧をチェックする

    Rubyフレームワークを使用するデメリット

    一方で、Rubyフレームワークを使用することのデメリットは次の2点が挙げられます。

    ・学習期間が必要

    ・イレギュラーに対応できないことがある

    詳しく見ていきましょう。

    学習期間が必要

    フレームワークを使いこなすにはRubyの理解がある前提で、最低でも数週間は学習をする必要があります。

    概要を抑えられても、細かい要望を実現しようとすると調査に更に時間がかかることはよくあります。使用者が多くないフレームワークになると、情報量が少なく、調査が難しいこともあるでしょう。

    また、ドキュメントは基本的に英語で書かれていることが多いです。

    イレギュラーに対応できないことがある

    フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には有用です。

    しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。

    フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを利用しないほうが作りやすいことがあるのです。

    おすすめRubyフレームワーク6選

    ここからは、人気のフレームワークや、目的によって有用なRubyフレームワークについて解説していきます。

    1.Ruby on Rails

    Rubyのフレームワークと言われて真っ先に出てくるのは、間違いなくRuby on Railsでしょう。

    Ruby on Railsは、2004年に作成されたフレームワークで、省略してRailsと呼ばれたりすることもあります。

    MVCモデルが採用されており、「DRY」と「COC」が重視されているのが特徴です。

    DRYとは、Don’t Repeat Yourselfの頭文字をとったもので、同じことを繰り返さないという意味です。同じコードを何度も書くのは手間で、バグの可能性もあがるため、簡潔に書くことをひとつの指針としています。

    COCとは、Convention Over Configurationの頭文字をとったもので、設定より規約を重視するという意味です。

    規約(ルール)を設定しているため、初心者にとってはとても易しい一方で、自由に書きたい上級者にとっては、もどかしく感じる可能性があります。

    Webアプリケーション開発に適しており、Webアプリケーション開発をやるならRuby on Railsと言われるくらいです。

    Ruby on Rails公式サイト

    2.Sinatra

    Sinatraは、2007年に公開されたフレームワークです。

    Ruby on Rails以外の選択肢として登場したフレームワークで、Webアプリケーション開発ができます。

    Sinatraの特徴は、軽量であることと、コードを書くのが簡単なことです。

    Ruby on Railsと違ってMVCモデルを採用していないため、柔軟に使うことができます。

    >Sinatra公式サイト

    3.Ramaze

    Ramazeは、シンプルでわかりやすい点が特徴のフレームワークです。

    Sinatraと似た特徴を持ってはいますが、Sinatraと違ってMVCモデルを採用しています。

    >Ramaze公式サイト

    4.HANAMI

    HANAMIは、2017年にリリースされたばかりの新しいフレームワークです。

    HANAMIもまたMVCモデルを採用しています。

    特徴は、「スレッドセーフ」というアクセス過多によるサーバーダウンを防ぐ機能が備わっていることです。

    そのため、長期的な保守をしていくような開発に向いています。

    >HANAMI公式サイト

    5.Cuba

    Cubaは、小規模でシンプルで軽量のフレームワークです。

    機能を極限まで削って、最低限必要なもののみ残しているマイクロフレームワークとなっています。

    フレームワークでないフレームワークを目指した結果生まれたもので、速度も速いため簡単な開発に適しています。

    >Cuba公式サイト

    6.Padrino

    Padrinoは、Sinatraをもとにして、そこにRuby on Railsの機能を追加したものになります。

    MVCモデルも採用されています。

    Sinatraにはない機能を持っているが、Railsよりは軽量という立ち位置です。

    >Padrino公式サイト

    Rubyの単価や記事数は?

    ここまでRubyフレームワークの解説をしてきました。

    では実際の単価や記事数はどのようになっているのでしょうか?

    テクフリに掲載されている案件を参考に以下にまとめました。

    Rubyの単価

    弊社調べによると、Rubyの平均単価は78万円です。

    テクフリ調べ 2022/11/14付

    Rubyフレームワークの記事数比較

    Rubyフレームワークの記事数を下記のようにまとめました。

    2022年11月時点では、学びやすさの観点から見ると、選ぶべきRubyフレームワークはRuby on Railsであるといえます。

    フレームワーク Qiitaの記事数 stackoverflowでの質問数
    Ruby on Rails 13444 1429
    Sinatra 1246 32
    Ramaze 13 0
    HANAMI 99 1
    Cuba 3 0
    Padrino 134 4

    Rubyを使用する案件紹介

    案件名 Ruby/Ruby on Rails/分析基盤構築における課題解決サービスのエンジニア/フルリモート
    月額単価 〜940,000円/月
    最寄駅 目黒駅
    業務内容 【案件概要】

    分析基盤構築や運用にかかるデータエンジニアの手間を削減すべく、新機能開発、データソース(DB、広告API)への対応、顧客要望対応など、troccoがより広く・深く課題を解決するための開発(Ruby)を行います。

    ・データパイプラインの設定変更履歴を確認する機能の開発

    ・設定をGitHubにエクスポートする機能の開発

    ・SlackのユーザーリストをBigQueryに対して転送する機能の開発

    ・各種バグの調査

    基本スキル ・WEBアプリケーション全般の3年以上の開発

    ・Ruby/Ruby on Railsの開発(またはそれに準ずるもの)

    ・データベース設計・運用

    案件名 Ruby/急成長中!小売DX支援サービスのサーバーサイド開発
    月額単価 〜880,000円/月
    最寄駅 中目黒駅
    業務内容 プロダクトオーナー、エンジニアを始め様々な部署と密に連携しながら、メイン事業であるRaaS事業のバックエンド開発(Ruby)を担当していただきます。

    【業務詳細】

    ・メインサービスのバックエンド開発

    ・社内管理画面、商業施設担当者用管理画面等のバックエンド開発

    ・運用業務、リファクタリング

    ・興味、スキルに応じてフロントエンド開発まで担当いただけます

    基本スキル ・Webエンジニアの経験3年以上

    ・Ruby on Railsでのバックエンド開発経験2年以上

    ・AWS環境での開発経験

    ・アジャイル / スクラムでの開発経験

    Rubyフレームワーク案件について相談する

    まとめ

    この記事では、Rubyのフレームワークについて解説してきました。

    Rubyがトレンドになって、利用者が増えていくと、フレームワークの必要性も同時にあがってきます。

    適切なフレームワークを採用することで、作業効率を上げて、良い開発ライフを送りましょう!

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