Rubyエンジニアとしてキャリアアップを考えているあなたにおすすめの資格は「Ruby技術者認定試験」です。
この資格を取得すると、転職で有利になり、Rubyのスキルアップや収入アップにつながる可能性があります。
しかし、試験を受けるときに気になるのが、試験の難易度や勉強方法ですよね。
この記事では、Ruby技術者認定試験について詳しく解説します。
試験の難易度や合格率、必要な勉強時間の目安などに加えて、試験に合格するためのポイントやメリットまで紹介します。
また、最後にRubyを使ったWebアプリケーション開発の案件情報もチェックしてみましょう。
今回紹介する内容を参考に、Ruby技術者認定試験に合格して、Rubyエンジニアとしてのスキルアップを目指しましょう。
Ruby技術者認定試験は、Rubyに関する技術的な知識とスキルを認定するための資格試験です。
ここでは、Ruby技術者認定試験について紹介します。
Rubyはオブジェクト指向のスクリプト言語で、Webアプリケーションやスマートフォンアプリなど様々な分野で利用されているプログラミング言語です。
システム開発やアプリケーション開発をしている企業の求人をみると、Rubyエンジニアを募集している企業は多くあります。
Ruby技術者認定試験とは、非営利団体Ruby Associationが運営するRubyの技術力を評価する民間資格です。
Ruby技術者認定試験は、Rubyの基礎知識や文法、オブジェクト指向プログラミングの理解度などが問われる試験です。
この資格を取得することで、Rubyに関する基礎的な知識は習得しているというスキルの証明になります。
Ruby技術者認定試験には「Silver」と「Gold」の2つのレベルの試験があります。
SilverはRubyの基本的な知識やスキルを持つエンジニアを対象とした試験で、GoldはSilverよりも高度な知識やスキルを持つエンジニアを対象とした試験です。
ちなみに、2022年10月3日より、Ruby3に対応した新しい試験が配信されています。
試験対策するときは、Ruby3に対応した参考書や問題集で勉強するようにしましょう。
Ruby技術者認定試験は、Computer Based Testing(CBT)としてプロメトリック社により配信されています。
CBT試験のため、試験は年間を通して受験が可能です。
また、試験の日程はテストセンターによって異なるため、受験予定のテストセンターで試験が行われている日を調べてみましょう。
なお、試験の申し込みやテストセンターの予約は、プロメトリック社のウェブサイトから行います。
詳細はRuby技術者認定試験の公式サイトを参照してください。
Ruby Association 公式サイト
Ruby技術者認定試験の難易度は、SilverとGoldで異なります。
ここでは、それぞれの難易度や勉強時間の目安を紹介します。
Ruby技術者認定試験のSilverの難易度は、初級レベルです。
Rubyの基本的な知識やスキルを持つエンジニアを対象とした試験になります。
Silverは、Rubyの文法や基本的なオブジェクト指向プログラミングの理解が必要です。
Silverの出題範囲は以下のとおりです。
問題数は50問で、試験時間は90分、合格点は75点になります。
Rubyの初心者でも、適切な勉強法で合格できる試験です。
Goldは、Rubyの高度な機能やライブラリ、フレームワークなどについての知識が必要となります。
Goldの出題範囲は以下のとおりです。
問題数は50問で、試験時間は120分、合格点は75点です。
Silverよりも難易度が高く、Rubyの経験者でも試験対策をしてから受験するのがおすすめです。
合格するとRubyを使ったシステム開発の設計もできるという証明になるため、頑張って合格を目指しましょう。
Ruby技術者認定試験の必要な勉強時間の目安は、SilverとGoldで異なります。
Silverは、Rubyの初心者でも50時間から100時間程度の勉強で合格している人が多いです。
また、Goldは、Silverの範囲を習得した上で、100時間程度の勉強が必要です。
ただ、勉強時間の目安はあくまで参考値であり、個人差があります。
自分の現在のRubyのレベルや目標とするレベルに応じて、適切な勉強計画を立てることが重要です。
Ruby技術者認定試験の合格率は、公式に発表されていません。
しかし、過去に受験した人の体験談やブログ記事などから推測すると、Silverは約60%〜70%程度、Goldは約30%〜40%程度という傾向が見られます。
参考:「ProEngineer」
Ruby技術者認定試験に合格するためには、参考書や問題集を使用することが効果的です。
1番おすすめの問題集は、公式のRuby Associationから出版されている「Ruby技術者認定試験の参考書・問題集」です。
SilverとGoldの両方に対応しているため、これ1冊で2つの試験に対応できます。
「この参考書のおかげで合格できた」というクチコミも多いので、これから試験を受験しようとしている人はぜひ活用してみてください。
公式問題集
ただ、公式の参考書はRubyに関する基礎的な知識を習得していることを前提とした解説も多いです。
プログラミングの基礎から学びたい人は、こちらの参考書がおすすめです。
まったくのプログラミング初心者でもRubyが使えるようになることを目的とした参考書のため、オブジェクト指向の考え方から丁寧に説明されています。
ゼロからわかる Ruby 超入門
また、ある程度プログラミング経験がある人は、こちらの参考書を使うとよいでしょう。
Rubyの実用的な使い方を学べる一冊です。
「プロを目指す人のためのRuby入門」
公式の参考書とRubyに関する参考書を活用して、試験の合格を目指しましょう。
ここではRuby技術者認定試験を取得するメリットを3つ紹介します。
Ruby技術者認定試験に合格することで、Rubyに関する知識やスキルを証明できます。
Rubyを使ったプログラミングや開発に関わる仕事をしている人はもちろん、これからこれらの仕事をしたい人にとっても、非常に有効なアピールポイントになる資格です。
Ruby技術者認定試験は、Rubyの最新バージョンに対応した内容が出題されます。
試験に向けて勉強することで、Rubyの新機能や仕様変更などを理解できます。
Rubyの文法や構造、動作原理を習得して、Rubyを使いこなせるようになりましょう。
Ruby技術者認定試験は、人気や需要が高いWeb開発分野で有効な資格です。
企業の求人は、高い技術力を持っているエンジニアが求められる傾向にあります。
Ruby技術者認定試験に合格することで、転職や就職するときのアピールポイントに使えるでしょう。
また、企業によっては、技術力があるエンジニアを優遇するために資格保持者に対して高い報酬を提供することがあります。
Ruby技術者認定試験は、スキルアップとともに収入アップの可能性もある資格です。
Ruby技術者認定試験に合格するためには、計画的な勉強と努力が必要です。
ここでは資格試験に合格するためのポイントを3つ紹介します。
試験に向けて勉強するためには、日程から逆算して計画を立てることが重要です。
自分に合ったスケジュールを組み立て、毎日コツコツと勉強することで、合格にぐっと近づきます。
とはいえ、日々の生活に追われている人は、勉強時間を確保するのも大変ですよね。
まずは、仕事やプライベートのスケジュールを見直すところから始めてみましょう。
試験に合格するためには、過去問を繰り返し解くことが効果的です。
過去問を解くことで、出題形式や傾向をつかめます。
また、過去問を解くことで、自分がまだ理解できていない部分や、弱点を見つけられます。
過去問には解答解説もあるので、解説を読んで理解を深めることも大切です。
Ruby技術者認定試験は、理論的な知識だけでなく、実践的な開発経験も求められます。
Rubyを使ったシステム開発を経験するのが理想ですが、それはなかなか難しいですよね。
Rubyの開発経験が少ない人は、実際にRubyの実行環境を作ってサンプルを実行しながら学習を進めましょう。
自分の手でコードを実行しながら学習することで、問題解決力や開発スピードが向上し、理解が深まります。
Rubyは、Ruby on Railsというフレームワークを使ったWebアプリケーション開発ができるプログラミング言語です。
Rubyを使ったWebアプリケーション開発やシステム開発の案件が多数あり、Rubyエンジニアの需要が高まっています。
ここでは、Rubyを使った求人の案件情報を紹介します。
転職や、フリーランスへの移行を考えている人は参考にしてみましょう。
案件名 | Python/Ruby/自動車の自動運転技術のアプリケーション開発開発業務/リーダーorSE |
月額単価 | 〜880,000円/月 |
最寄駅 | 羽田空港(毎週木曜日のみ出社) |
業務内容 | 自動車の自動運転技術のアプリケーション開発業務を行っていただきます。 バックエンドの開発をお願いします。 |
基本スキル | ・バックエンド(Python or Ruby or JavaScript)での開発経験 ・OSS、クラウド系Webアプリケーションのインフラ開発経験(3年以上) ・英語の読み書き |
案件名 | Java/Ruby/金融系スマホアプリ開発上流支援/テックリード |
月額単価 | 〜880,000円/月 |
最寄駅 | 人形町 |
業務内容 | 金融系スマホアプリ開発上流支援に携わっていただきます。 Rubyで作成していたものをJAVAに置き換えるプロジェクトで、上流SE(テックリード)を求めております。 |
基本スキル | ・JAVA開発経験5年以上 ・Ruby on Railsの経験 |
Ruby技術者認定試験は、Rubyに関する知識や技術を証明するための資格です。
今回は、試験の難易度や合格率、必要な勉強時間を紹介しました。
Ruby技術者認定試験は、初心者でも合格可能なSilverと、中上級者におすすめのGoldの2つがあります。
いずれも計画的な勉強と過去問演習をしっかり行うことで十分合格可能です。
Rubyは、Ruby on Railsというフレームワークを使ったWebアプリケーション開発ができるプログラミング言語です。
近年では、Rubyを使ったWebアプリケーション開発の求人は多数あり、需要が高まっています。
Ruby技術者認定試験に合格してRubyのスキルを高め、Rubyエンジニアとしてのキャリアアップや収入アップを目指しましょう。