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Rubyの歴史

 yiwa | 2022/09/13 - 15:40
目次

    みなさんは『Ruby(ルビー)』というオブジェクト指向のプログラミング言語をご存じでしょうか。コンパイル(※)を必要としないスクリプト言語で、直感的にコードがかけるこのRuby(ルビー)は、現在、数多くのエンジニアたちに愛されています。

    今回はそのRuby(ルビー)が、今日のような人気を見せるに至るまで、どのような歴史を歩んできたのか見ていきたいと思います。

    ぜひ本記事を通して、1人でも多くの方が「Ruby(ルビー)を使ったプログラミング開発」に興味を持っていただけますと幸いです。それでは、本題に参りましょう。

    ※プログラミング言語で記述されたソフトウエアのソースコードを、コンピューターが実行可能な形式に変換する作業のこと

    きっかけは1人の少年の熱い思いから

    Ruby(ルビー)が一般公開されたのは、今から20年以上前の1995年。まつもとゆきひろ氏(通称:Matz)によって開発されました。(1965年4月14日生まれ)

    名前の通り、まつもと氏は日本人、出身は鳥取。
    ※出生は大阪ですが、4歳のころから鳥取県で育っています。

    つまりRuby(ルビー)は、非常に珍しい、国産のプログラミング言語ということです。「簡潔・自然なプログラミング」を軸に開発されました。

    同氏がRuby(ルビー)を開発したきっかけは、どこにあったのでしょうか。その答えは、彼自身が歩んできた過去の人生にあります。

    スタートは中学時代です。その頃からコンピューターに関心があった、まつもと氏。最初にプログラミング学習に取り組んだ言語はBASICでした。そのBASICを学ぶに連れて「もう少し分かりやすい言語はないだろうか」と思うようなったそうです。そこでPASCALという言語を学ぶことになりました。

    「データ構造を自分で定義できる。アルゴリズムを自由に表現できる。関数に名前をつけて表現することもできる。」PASCALの勉強をスタートした当初は、そのように感じたそうです。しかしながら、それでも満足できなかったのです。

    そんなまつもと氏は、プログラミング学習を進めるにつれて「何のプログラムを書くか」以上に、「どんな書き方をするとプログラミングそのものが楽しくなるか」に興味が向くようになります。

    それならいっそのこと「自分で作ってみよう」ということで、プログラミング言語の開発に着手。しかしながら、その当初は学生の身分で十分なお金がありません。そこで彼は今でいうエディタにコードを書く作業を、「僕の考えた最強の言語」といって、ノートに書き始めました。彼にしてみると、漫画が好きな人が絵を描くのと何ら変わりはなかったようです。

    Ruby(ルビー)は、その紙に書いたコードから始まりました。

    世は、パーソナルコンピューターが広く普及し始める時代

    さてこのRuby(ルビー)が世にリリースされた1995年は、まさにWindows95が発売された年でもあります。Windows95は、言わずと知れた、マイクロソフト社が開発したオペレーティングシステム(OS)です。

    Microsoft Windows 3.1(MW 3.1)のバージョンアップ版として、このOSが発売されました。バージョンアップと言っても、その性能はMW3.1と比べてWindows95は、格段にアップしました。

    具体的には、起動プロセスが大幅に改善されたり、MS-DOSの特別な知識を必要としなくなったのです。それにより国内の一般家庭で、爆発的にパーソナルコンピューターが普及するきっかけとなりました。

    当時はソフトの発売と同時に、このソフトを求め、家電量販店などが多くの人で賑わいました。その頃の新聞によると、例えば秋葉原の家電量販店「ラオックス・ザ・コンピューター館」の前には、なんと100メートル以上の列ができていたそうです。

    PCの普及が背中を押し、インターネットを使った双方向通信の需要がますます拡大していくことになります。ただインターネットの世界はPC1台で完結するものではありません。2台以上の複数のPCが繋がり合っています。そんなインターネットの世界は、より複雑な処理が必要です。

    だからこそ、柔軟性に優れたRuby(ルビー)言語が、多くのエンジニアたちに必要とされる存在になりました。ちなみにRuby(ルビー)は、Windows,Mac,LinuxといったOS環境にとらわれません。それに加えてコピー・変更・再配布も自由に認められているフリーソフトウェアです。

    パソコンにタイピングをしている男性

    Ruby(ルビー)を使ったフレームワーク、”Ruby on Rails”の登場

    元々、一定数の需要があった好タイミングでリリースされたRuby(ルビー)。その人気を確かなものにしたきっかけが『Ruby on Rails』の登場でした。これはRuby(ルビー)をベースに、Webアプリケーション等の開発をする為につくられた、フレームワークです。

    こちらは2004年に、デンマーク人プログラマ『デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン(通称:DHH)』によって公開されました。ものの10分でブログが作れる手軽さ、生産性の高さがあります。その利便性に誰もが魅了されたのです。

    Railsをリリースした当時、Ruby(ルビー)について会話するためのメーリングリスト『ruby-talk』では、毎日平均して200通ものメッセージがやりとりされ、コミュニティは賑わいを見せました。

    『Ruby』と『Ruby on Rails』というワードを出しましたが、中にはこの2つのワードを混同して考える方がよくいます。もちろん、それぞれで意味は異なりますのでご注意ください。

    Ruby(ルビー)は先述した通り、コンピュータにプログラムを実行させるための言語のことを言います。PerlやPython等の言語と同じく、Webアプリ以外の分野でも使われているものです。

    一方のRuby on Railsは、あくまで、Ruby(ルビー)を使ったフレームワークのことを指しています。そのフレームワークとは、Webアプリケーションを効率よく作成するための機能をもったツールのことです。

    開発効率を上げるRuby(ルビー)人気は益々拡大

    現在もRuby(ルビー)人気は衰えることを知りません。その人気を下支えしているのが、やはりRuby on Railsだと言えます。

    せっかくなので、Ruby on Railsがこれほどまで人気を博した理由についても見て行きましょう。最大のポイントは「効率の良い開発」を可能とすることです。Ruby on Railsは『設定より規約』が原則。そのため、アプリケーション開発自体は、あらかじめ用意された規約に従って進めることになります。

    それによって、ソースコードの記述量を少なくすることができたり、プログラマ同士での共通概念を持つことができるようになるのです。そのメリットを活用して、クックパッドやAirbnb・食べログ・Gunosyといった、IT業界を牽引するような一流企業も、Ruby on Railsを導入しています。

    そんなRuby(ルビー)は、今なお、進化中。2004年に最初のバージョンが出て以来、継続的なシステムのアップデートが行われています。(現在はRuby 5.0)

    まとめ:誰でも楽しくできる

    Ruby(ルビー)はそもそも、分かりづらいプログラミング言語が、「誰でも楽しくできるように」という願いが込められて開発されたものです。直感的にコードを書き進めることができ、プログラミング初心者の方でも、学習に取り組みやすい言語です。

    プログラミングスクールの事業を展開している企業も増えつつある昨今。Ruby(ルビー)のその『分かりやすさ』から、多くのスクールでRuby(ルビー)を使ったプログラミング学習が導入されています。

    それらを考慮しても、Ruby(ルビー)人気は、今後もしばらく安定的に拡大を続けることでしょう。Ruby(ルビー)のますますの発展に、期待が持てそうです。

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