フリーランスのRubyエンジニアの年収相場は?将来性についても解説します
目次
Rubyとは
Rubyは、まつもとゆきひろ氏によって開発された、開発者の楽しさを追求したオブジェクト指向スクリプト言語です。シンプルで直感的な文法を持ち、特にRuby on Railsという強力なフレームワークと共に、Webアプリケーション開発において世界的に高い人気と実績を誇っています。
フリーランスのRubyエンジニアの単価相場

テクフリにて現在公開中の案件データによると、フリーランスのRubyエンジニアの単価相場は、平均 88.7万円となっています。したがって、単純に年収に換算して計算すると1,000万円を超える水準となっています。
特に近年ではAIなどの最先端技術を用いた現場での案件が増加傾向にあり、年収だけでなく社会貢献性の高さなどを軸に案件探しをしているエンジニアの方にとっても魅力的な案件が増えています。
Rubyのフリーランス案件の特徴
業界や分野別、さらに高単価案件において求められるスキルセットなどについて詳しくご紹介します。
需要が高い業界・分野
RubyおよびRailsはその開発スピードと拡張性から、以下の業界・分野で高い需要が継続しています。
- SaaS (サブスクリプション型サービス):特にBtoB、業務効率化ツールの新規開発やグロース。
- スタートアップ・ベンチャー:市場への迅速な投入(リーン開発)が求められるフェーズ。
- メディア・ECサービス:コンテンツ管理やユーザーインターフェースが重要なサービス。
Rubyの高単価案件で求められるスキルセット
Rubyの高単価なフリーランス案件においては、以下のようなスキルセットを求められる傾向があります。
- クラウドインフラ: AWS、GCPを用いた環境構築・最適化のスキル(DevOps)
- モダンフロントエンド: React、Vue.js、TypeScriptとの連携経験
- レガシーコードのリファクタリング・リプレイス: 大規模かつ複雑な既存コードを安全に刷新できる能力
Rubyのフリーランス案件例

テクフリに掲載中の案件から、実際のRuby案件をいくつかご紹介します。フリーランスのRuby案件をお探しの方は、求めれるスキル感や単価間の参考にしていただけますと幸いです。
| 業務内容 | 美容・ヘルスケア業界に特化した求人メディアの機能開発 |
| 単価目安 (月額) | 80万円〜90万円 |
| 働き方 | フルリモート |
| 必要なスキル | Ruby on Railsでの実務経験、RDBMS(PostgreSQL等)、Gitを用いたチーム開発経験 |
| 業務内容 | 現場プロパー主導のPoC成果をキャッチアップし、本番システム(架電ツール・CRM等)へ落とし込み |
| 単価目安 (月額) | 85万円〜95万円 |
| 働き方 | リモート併用 |
| 必要なスキル | Ruby on Rails開発経験、AI/機械学習関連サービスとの連携経験、上流工程(設計)経験 |
| 業務内容 | コードレビューを通じた設計思想・命名規則・保守性・可読性の指導 |
| 単価目安 (月額) | 80万円〜90万円 |
| 働き方 | フルリモート |
| 必要なスキル | シニアレベルのRuby on Rails開発経験、テックリードまたはメンター経験、高いコミュニケーション能力 |
フリーランスのRubyエンジニアの将来性
RubyおよびRuby on Railsは今後も安定した需要が続くと考えられます。しかしその他の言語と同様に、生成AIが発達している影響で単なる実装者としての市場価値は徐々に低下していくでしょう。今後はコードを書く技術のみにとどまらず、ビジネスと技術を統合するスキルがより求められるようになっていくでしょう。
特に、AWS/GCPを活用したインフラ構築や技術負債の解消、開発チームの生産性向上といった、企業課題に直結する専門性が求められます。単価を維持・向上させるには、テックリードやアーキテクトの役割を担い、Ruby(Ruby on Rails)の深い知見をもとにプロジェクト全体を成功に導く包括的な視点が、一般的なエンジニアとの差別化要因となるでしょう。








