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フリーランスと起業はどちらが良いの?メリットデメリットを徹底比較!

ITを仕事にしている人の場合、スキルがついてきたタイミングで、独立を視野に入れる人も多くいます。 そういった時に、フリーランスと起業のどちらの道を選べば良いのか、迷う人も多いのではないでしょうか。 フリーランスと起業の何が違うのか、また、どちらが自分に合っているのか、正しく理解することは大切です。 そこで本記事では、フリーランスと起業の違いやメリット、デメリットを紹介していきます。 本記事の内容を把握しておくことで、自分の目標に合った選択をすることができるでしょう。 フリーランスと起業の違いとは? フリーランスと起業には明確な違いがあります。 ここでは、代表的な3つの項目について確認していきましょう。 フリーランスと起業の定義の違い フリーランスとは、自らの専門知識やスキルを活かして個人事業主として独立して仕事を行う人のことを指します。 一方で起業とは、ビジネスを立ち上げて事業を展開することを指します。 資金面やビジネス規模の違い フリーランスは一般的に、比較的少ない資金で始めることが多いです。 おもに、自身のスキルやサービスを提供することで収入を得ます。 規模を大きくするというよりは、仕事内容は今までと大きく変えずに、会社勤めから個人で働くというように働き方が変わるようなイメージです。 一方で起業する場合には多くの資金が必要となるケースが多く、事業の規模や成長性を考慮し、必要に応じて資金調達も行います。 働き方の違い フリーランスは自由度の高い働き方が可能です。 自分自身でクライアントを探し、仕事のスケジュールや場所を決めることができます。 一方、起業は事業の運営に責任を持ち、組織を運営するため、より多くの時間と労力を要します。 フリーランスのメリット フリーランスのメリットで、代表的なものは以下の5つです。 自由度の高い働き方を実現できる フリーランスは自分自身に決定権があり、自由に働くことができます。 もちろん全てが自由というわけではなく、時には取引先に合わせて営業時間外でも働かなければいけないこともあるでしょう。 しかし、仕事のスケジュールや場所を選びやすいので、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。 スキルに見合った収入を得られる フリーランスは自身のスキルや経験に基づいて、クライアントと直接契約をすることができます。 そのため、自分のスキルに見合った報酬を得られる可能性が高いでしょう。 質の良い仕事を提供できれば信頼を勝ち取ることができ、さらなる収入アップも期待できます。 通勤に困らない フリーランスの場合は自宅やカフェなど、好きな場所で仕事をする人も多いです。 通勤時間や交通費のストレスを抱える必要がなくなるため、効率的な働き方ができます。 クライアントとの直接の関係を築ける フリーランスは、クライアントと直接やり取りをすることができます。 クライアントのニーズや要望を直接聞き、コミュニケーションを取りながら仕事を進めることが可能です。 これにより、クライアントの要求を正確に把握してより満足度の高い成果物を提供できるでしょう。直接的な関係を築けることによって、人脈形成もしやすいと言えます。 柔軟なスケジュール管理が可能 フリーランスは自身で仕事のスケジュールを調整することができます。 例えば納期が決まっているような仕事の場合、子供の送り迎えをした後に10時ごろから業務を始めることも可能です。 予定の変更やプライベートな時間の確保が比較的しやすいので、柔軟な働き方をしたい人には最適でしょう。 フリーランスのデメリット フリーランスのデメリットは以下の3点です。 収入が安定しにくい フリーランスは仕事の受注状況によって収入が左右されます。 受注が少ない時期やクライアントとの契約が途切れた場合には収入が減少する可能性があるため、注意が必要です。 収入の安定性を確保するためには、マーケットの動向や需要の予測をしっかりと把握する必要があります。 社会的信用度が低いとされる場合がある 一部の業界や地域では、フリーランスの仕事に対する社会的な評価が低いとされる場合があります。正社員ではないため、一定の信用を得るまで時間がかかることもあるでしょう。 例えば家の賃貸契約や銀行と住宅ローンを契約する際には、厳しく審査される可能性があります。これに対処するためには、自身の実績やスキルを適切にアピールして信頼を獲得することが重要です。 保険や年金などの社会的保障が不十分 フリーランスは自身で社会保険や年金の加入を行わなければならないため、費用や手続きの面での負担が伴います。 また、病気やケガなどで仕事を休む場合には、給与の補償がないため、収入面でのリスクが存在します。 そのため、個人で保険に入るなどのリスクヘッジをしておくことが大切です。 起業のメリット 起業のメリットは、次の5つとなります。 フリーランスとの違いも確認してみてください。 節税がしやすい 起業することで、法人としての経済的なメリットを受けることが可能です。 例えば、法人税や経費の計上などを活用することで、節税効果を得られるでしょう。 売り上げが大きくなったタイミングで、フリーランスから起業に移行する人も少なくありません。 税金面を考えるなら、起業して法人化したほうが優遇されます。 社会的信用度が高い 起業家としてビジネスを展開して規模を拡大していくことで、一定の社会的な信用を得られます。 起業は新たなビジネスを創造し、雇用を生み出すなど社会貢献にもなるため、経済や地域の発展に寄与する存在にもなり得るでしょう。 高収入を得られる可能性がある 起業は自身のビジネスアイデアや経営能力によって、大きく成功する可能性があります。 成功すれば従業員や株主としての収益を得ることができ、高い収入を得られるでしょう。 起業をした人の中には、会社員では手に入らないような生活をしている人もいます。 独自のビジネスアイデアを実現できる 起業によって、独自のビジネスアイデアを実現することができます。 自由な発想や創造性を活かして自分自身のビジネスを形成するという、貴重な体験ができるかもしれません。 自身のビジョンやアイデアに基づいた独自の商品やサービスを開発して、市場に提供することに面白さを感じる人も多いでしょう。 市場に対する影響力を持つことができる 起業に成功して企業が成長していくと、市場において一定の地位を築くことができます。 競合他社に対して競争力を持ち、市場のトレンドや流れをリードすることもできるでしょう。 また、自身のビジネスによって社会や産業に対して影響力を与えることもあります。 自分が生きた証のようなものを残せるというのも、起業の醍醐味ではないでしょうか。 起業のデメリット 起業のデメリットは次の3つです。 事業が失敗した際のリスクが大きい 大きなリターンを得られる可能性がある分、起業はリスクを伴います。 ビジネスの成功には多くの努力やリソースが必要であり、失敗した場合には投資した資金や時間を失う可能性があることを覚えておきましょう。 事業計画の立案や市場調査、競争環境の把握などリスク管理の能力が求められます。 必要な手続きが多い 起業するには、法的な手続きや許認可の取得が必要です。 会社の設立や税務、労働法などさまざまな規制や制度を遵守しなければなりません。 これらの手続きや、法的な知識を得るためには時間や費用がかかる場合があります。 提出しなければいけない書類を管理する手間も、かなりかかるでしょう。 初期投資や資金調達の難しさ 起業には十分な初期投資や資金調達が必要です。 事業の立ち上げや運営に必要な資金を調達することは、容易ではありません。 銀行からの融資や投資家からの資金調達など、資金を確保する手段を見つける必要があります。とくに起業したての頃は信用も少なく、実績もない場合がほとんどであるため、資金調達の難易度が高いでしょう。 フリーランスと起業はどちらが良い? フリーランスと起業に関して、メリットデメリットを確認頂きましたが、実際に独立することを考えた際には、どちらを選べばいいのでしょうか? 結論、人によってどちらの方が良いのかは変わります。 そうは言っても、悩む人も多いでしょう。 ここでは、どちらを選べばいいのか決める際のポイントを紹介していきます。 自身のスキルや目標に合わせた選択 フリーランスと起業はそれぞれ異なる働き方やリスクを伴います。 自身のスキルや目標に合わせて選択することが大切なポイントです。 自分自身の専門知識やスキルを活かしながら自由な働き方を望むのであれば、フリーランスが適しています。 一方で自身のビジネスアイデアを実現して、市場に大きな影響力を持ちたい場合は起業が適しているかもしれません。 リスクと安定性のバランスを考慮 フリーランスは自由な働き方や柔軟性がありますが、収入の安定性や社会的保障が不十分というデメリットも存在します。 起業することによって高い収入や市場への影響力を持つ可能性がありますが、事業のリスクや手続きの煩雑さも考慮する必要があります。 自身のリスク許容度や安定性の重要性を考えて、バランスを取ることが重要です。 フリーランスになるならエージェントを活用する いきなり起業するのが怖いという人も少なくありません。 それでも独立したい場合は、フリーランスから始めることとなります。 しかしフリーランスとしての働き方を選択した場合でも、いきなり1人だと大変なことも多いでしょう。 そういう時には、フリーランスエージェントをうまく活用してみると、自身の負担を減らすことができます。 エージェントの役割とメリット フリーランスとして活動する際にはエージェントを活用することで、自分で営業をしなくて済みます。エージェントはクライアントとフリーランスをマッチングして、仕事の紹介や交渉をすることが役割です。 また、契約書の作成や支払い手続きなどの業務も代行してくれるため、効率的に仕事を進められます。いきなりフリーランスとなるのは不安だという場合は、フリーランスエージェントに頼るといいでしょう。 エージェント選びのポイント エージェントを選ぶ際にはいくつかのポイントを考慮する必要があります。 まずはエージェントの信頼性や実績を確認しましょう。 過去の取引実績やクライアントの評判などを調査して、信頼できるエージェントかどうか見極める必要があります。また、提供されるサポートや報酬の条件なども比較検討して最適なエージェントを選ぶことも重要です。 フリーランスエージェントならテクフリ フリーランスエージェントなら、テクフリがおすすめです。 テクフリは、ITフリーランスに特化したエージェントであり、正社員のような福利厚生を提供してもらえることが強みです。また、マージン率が低く、契約更新率が高いため、フリーランスとして駆け出しの方には最適といえます。 フリーランス案件について相談する まとめ フリーランスと起業はそれぞれにメリットとデメリットがあります。 自身のスキルや目標に合わせてフリーランスか起業を選択する際には、リスクと安定性のバランスを考慮することが重要です。 また、フリーランスとして働く場合には、エージェントを活用することで、仕事に集中できます。 最終的な選択は個人の状況によって異なりますが、自身のスキルや目標、リスク許容度、収入の安定性などを考慮し、将来のビジョンや生活スタイルに合った選択をすることが大切です。 自分自身の能力を最大限に活かして、成功への道を進んでいきましょう。
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コワーキングスペースとは?【利用するメリットなどについてわかりやすく解説】

エンジニアとして働いている方の多くは、業務において生産性を重視しているのではないでしょうか。エンジニアという職業は同じ業務ひとつをとっても、それを実施する人によって生産性が大きく異なってくる場合もあり、仕事において生産性を高めることが非常に重要な職業だからです。 特に、エンジニアの場合は仕事を行う環境によっても生産性が大きく左右される場合が多く、快適な仕事環境を希望している方が多いです。 フリーランスエンジニアも同じく、仕事をする場所によって集中力や作業効率が変化するため、生産性にも影響が生じるでしょう。自宅を作業スペースとする場合もありますし、カフェなどを利用して仕事するエンジニアもいます。 また、フリーランス人材の数が増加している近年においては「コワーキングスペース」と呼ばれるスペースを利用して仕事をするエンジニアもいます。 この記事ではフリーランスエンジニアの方に向けて、コワーキングスペースの特徴や使用するメリットと合わせて、おすすめのコワーキングスペースをご紹介します。 コワーキングスペースとは? コワーキングスペースは英語で「CO-Working Space」と表記されます。「CO」とは「共同」という意味であり、日本語に直訳すると「共同で仕事する場所」という意味になります。 コワーキングスペースはその名の通り、個室ではなくオフィスのようなオープンな場所となっています。コワーキングスペースにある机やその他の備品については、他のコワーキングスペース利用者と共有するという仕組みになっています。 コワーキングスペースでは定期的にイベントが開かれることもあり、ただ作業場所として利用するだけではなく利用者どうしの交流もできるということが大きな特徴です。 コワーキングスペースのおもな利用者は会社を運営している起業家や、フリーランス人材です。一般的な会社員であれば仕事をする場としてオフィスがありますが、小規模の会社を運営している方やそこに所属している方、フリーランスの方はオフィスがない場合も多く、コワーキングスペースのおもな利用者層となっています。 近年では特に、都内を中心にコワーキングスペースは近年増えています。コワーキングスペースが増えている背景には働き方改革があり、リモートワークが推進されているなどフリーランスとして働きやすい世の中になっているということが考えられるでしょう。 近年はリモートワークが可能な企業に所属している社員の方が、コワーキングスペースをリモートワークの際の作業場所として利用する傾向が高くなっています。 コワーキングスペースのメリット コワーキングスペースを利用することのメリットとしては大きく以下の3つが挙げられます。 ・低価格 ・環境の良さ ・人脈形成 価格についてですが、コワーキングスペースは1ヶ月あたり約1〜3万円ほどで利用できます。 もしオフィスを借りる場合には、家賃・共益費に加えて通信・水道・光熱費などが必要となります。東京都内であれば、これだけでも1ヶ月に10万円ほどかかってしまいます。コワーキングスペースによっては月単位ではなく、日単位で借りられる所もあるため、月に数日しか利用しないという方はそのようなコワーキングスペースを利用してさらにコストを抑えることができます。 続いて環境の良さですが、コワーキングスペースは電源やWi-Fi環境が整っています。そのため、カフェのように電源やWifiを毎回探さなければならない手間を省くことが出来ます。また、コワーキングスペース利用者は自身の業務に集中しているので、一般的なカフェのように賑やかでうるさいということもありません。コワーキングスペースは集中して業務に取り組み、生産性を上げやすい環境だといえます。 最後に人脈形成についてですが、コワーキングスペースでは定期的なイベントが開かれることもあります。そのような際にコワーキングスペース利用者やイベント参加者と話すことで、仕事上での人脈形成につなることもあるでしょう。 イベントは人脈形成以外にも自分自身のモチベーションアップにも繋がるため、コワーキングスペースを利用するうえでの大きなメリットといえます。 コワーキングスペースの活用方法 続いてコワーキングスペースの活用方法についてです。活用方法としてはおもに、作業場所として活用する方法と会議場所として活用する方法があります。 まず、作業場所としての使い方ですが、コワーキングスペースは他の起業家やフリーランスの方も利用しているスペースとなっており、カフェのようにプライベートで利用している方はほとんどいません。 そのため、自分自身の集中力を削ぐ要素が少なく、エンジニアとして設計や開発に作業に集中する場所として利用することが出来ます。 続いて会議場所としての使い方ですが、コワーキングスペースは同じプロジェクトのメンバーとの会議をする際やお客様対応や採用面接の際にも利用できます。オープンスペースを会議場所として使える場合もあれば、コワーキングスペースによっては会議専用のスペースが設けられている所もあります。 特に求職者との面談が必要となる人材系企業などはコワーキングスペースを利用して面談を行っている場合もあり、コワーキングスペースは会議場所としての使い方が適している場所と言えます。 フリーランスエンジニアにおすすめのコワーキングスペース フリーランスエンジニアにおすすめのコワーキングスペースをご紹介します。 Yahoo!Lodge(永田町) Yahoo!Lodgeは永田町に本社があるYahoo! Japanの本社の中にあるコワーキングスペースとなっています。今後有料化を検討しているそうですが、こちらは現在無料で利用することが出来ます。 日本最大級のコワーキングスペースと言われているほどかなり広いコワーキングスペースとなっており、ウォーターサーバーがあったり、会議室があったりと設備も充実しています。無料で利用できるので、コワーキングスペースを体感してみたい方は是非足を運んでみてください。 Co-Edo(茅場町) Co-Edoは茅場町にあるコワーキングスペースであり、一日1000円、一ヶ月でも10000円以内で利用できるというコスト面で大きなメリットがあるコワーキングスペースです。エンジニアの方が多いコワーキングスペースとなっていて、イベントも頻繁に開かれています。フリードリンクもあり、環境としてもかなり良いコワーキングスペースです。 fabbit(全国) fabbitは国内20カ所、国外19カ所の施設全国約3,000社(名)の会員を有しており、主要都市及び海外拠点との連携や会員間の情報交流も積極的に行っているコワーキングスペースです。多種多様なセミナー、相談会を開催、2018年にはApple共同創業者スティーブ・ウォズニアック氏を招いて講演を行なうなど、エンジニア必見のイベントが開催されています。 ナレッジソサエティ ナレッジソサエティは東京都千代田区にあるバーチャルオフィス・シェアオフィスです。セミナールームを低コストで利用できるプランや動画撮影用のスタジオなども用意されており、フリーランス人材だけでなくあらゆるビジネスシーンに活用することのできるスペースとなっています。最寄駅から徒歩30秒という立地に加えて、新宿駅や渋谷駅、東京駅へのアクセスも非常に充実しているため都内での移動が簡単なのも魅力です。 まとめ:仕事環境とコミュニティ形成で選ぶ フリーランスエンジニア向けのコワーキングスペースというテーマで、今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? フリーランスエンジニアとして仕事をするにあたって、仕事環境とコミュニティ形成は非常に大切です。この記事を参考に、ぜひ自分に合うコワーキングスペースを探してみてください。 ご支援実績8,000人以上!フリーランスエンジニア・クリエイター専門の案件情報サイト「テクフリ」 テクフリでは10年以上の業界経験を活かし、ただのお仕事紹介ではなくバリューアップをコンセプトに手厚いサポートでご支援しております。 正社員からフリーランスになろうと考えている方には、開業手続きから税金のご相談も親身に対応いたします。 フリーランスから正社員になろうと考えている方には、自身の経歴やスキルにマッチした企業・求人をご紹介いたします。 親身にご要望に耳を傾け、あなたにピッタリの案件をご提案いたします。 ・フリーランスで挑戦したい! ・より単価の高い案件に入りたい! ・スキルアップしたい! ・安定稼働したい! そんな方におすすめのサービスです。 フリーランス案件について相談する
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正社員への転職を検討するフリーランス必見!成功のためのアドバイス

フリーランスとして活躍しているあなたは、さらなるキャリアアップの道として、企業に就職する可能性を考えたことはありますか? フリーランスに比べて、企業で働く会社員には、以下のようなメリットがあります。 ・毎月安定した給料に加えてボーナスも貰えるため、年収が安定する ・企業での正社員雇用には社会保障や福利厚生が充実しているため、いざというときに安心して働ける ・企業では組織やチームで働くため、管理職などのポジションの変化によって、新たなキャリアを築ける とはいえ、一度フリーランスとして歩み始めた今、企業へ再就職できるのか不安に思うのではないでしょうか? この記事では、フリーランスから正社員への転職について、転職は可能なのかということから、転職を行う方法を紹介します。 実は、フリーランスから正社員への転職活動に苦戦する人が多いのも事実です。 年収の面で納得できなかったり、面接に失敗したりといった理由が挙げられます。 今回は、フリーランスの人が就職面接で気を付けるポイントも紹介するので、あわせて参考にしてみてください。 フリーランスから正社員への転職は可能なのか あなたはフリーランスから正社員への転職はできると思いますか? フリーランスから、会社員などの正社員への転職はできるのか、不安に思いませんか? 結論からいえば、フリーランスから正社員への転職は十分に可能です。 近年では、不安定な収入からの脱却や将来の安定性を求めるニーズに応えるため、多くの企業がフリーランスの経験を重視して積極的に採用しています。 また、即戦力となるエンジニアの需要が高まっている傾向にもあります。 フリーランスで得た知識や経験を活かして、正社員として企業で活躍したいと考えている人は、今回の記事を読んでさらなるキャリアアップを目指しましょう。 フリーランスが転職を考える理由 フリーランスが正社員として働くことを希望する理由はさまざまです。 正社員として働くことで、組織内での成長や長期的なキャリアパスを築きたい人や、安定した収入を得たい人がいます。 近年では、フリーランスのスキルや経験を重視した求人も増えている点も、フリーランス人材が正社員を目指す理由のひとつです。 今回はフリーランスが転職を考える理由として代表的なものを3つ紹介します。 安定した収入を得たい フリーランスの中には、収入が不安定な人もいるでしょう。 フリーランスは案件が常に獲得できるとは限らず、生活の維持が難しい場合もあります。 安定した収入を得るために正社員として働くことを希望する人も多いです。 正社員として雇用されれば、給与や福利厚生の安定性が保証されるというメリットがあります。 安心した生活を送ることで家族を守りたいという理由で正社員を希望する人もいます。 企業の自社開発案件に携わりたい フリーランスはクライアントの案件に応じて仕事をすることが多く、自身のアイデアを十分に活かす機会に恵まれないこともありますよね。 正社員として採用されれば、企業の自社開発案件に関わることで、新たなプロジェクトに挑戦できることもあるでしょう。 自分のアイディアを形にする機会が欲しい人にとっては、企画から携われる自社開発に魅力を感じて転職する人もいます。 さらにスキルアップしたい フリーランスとして働くことは自己スキルの向上につながる一方で、他の社員からの学びや成長の機会は限られています。 正社員として採用されれば、組織の中での仕事や他の社員との協力を通じて、さまざまなスキルを磨くチャンスです。 エンジニアとしての技術スキルだけではなく、企画や管理といったマネジメントスキルや、転職先の企業が持っているノウハウも学べます。 また、大手企業に転職した場合は、より大規模な案件に関わることで得られるものも多いでしょう。 フリーランスとして独立して身に着けたスキルに限界を感じて、さらなるスキルアップするために正社員として働くことを希望する人もいます。 フリーランスの転職面接で伝えるべきこと フリーランスの転職面接では、フリーランスとして活躍してきた実績をアピールしつつも、企業での働き方を理解していることを伝えるのが重要です。 実は、フリーランスから正社員を目指す人の中には、フリーランスの転職面接がうまくいかないという人もいます。 転職面接でありがちな失敗は以下のとおりです。 ・過度な自己アピールによって、協調性やチームワークを重視する企業にはマイナスの印象を与えてしまう ・応募先の企業について理解していなかったため、面接での回答が的外れになったり、質問に対する十分な準備ができずに戸惑ったりしてしまう ・年収を上げたい、安定性が欲しい、といった今の環境に不満を抱えていることを志望動機にすることで、企業に悪い印象を与えてしまう 今回は、これらのよくある失敗を踏まえて、転職面接で伝えるべきポイントを3つ紹介します。 即戦力として活躍できる フリーランスは個人で仕事をすることが多いため、高いスキルや即戦力になる実務経験はアピールポイントになります。 面接ではこれまでの実績や経験をアピールすることが重要です。 自身の実績やスキルを具体的に示し、自分が企業に貢献できる能力をアピールしましょう。 過去のプロジェクトでの成果や解決した課題、お客様からの評価などを通じて、自身の実績を明確に伝えることが大切です。 フリーランスとして働くことで培った自律性や柔軟性、問題解決能力なども強調し、即戦力としての価値をアピールしましょう。 協調性を持って業務に取り組める フリーランスとして独立して働いてきた人は、個人で作業することが多いため、協調性やチームワークに関して不安を抱えるかもしれません。 しかし、正社員としての面接では、チームでの業務への適応能力や円滑なコミュニケーションスキルをアピールすることが重要です。 綿密なコミュニケーションを取り合うよう心掛けた経験や、協調性を発揮して働いた経験などを伝えましょう。 フリーランスとして業務委託で仕事をするためには、関係者との調整が不可欠です。 チームでの業務が未経験でも、案件を円滑に進めるためにしてきたコミュニケーションの工夫などはないか思い出してみましょう。 年収低下の可能性があることを理解している フリーランスとしての収入が一時的に高い場合、正社員への転職によって年収が低下する可能性があります。 面接では、年収低下の可能性があることを理解していることを伝えましょう。 給与面での柔軟性や将来の成長に期待を寄せる姿勢を示し、収入面だけでなくキャリアの発展や安定性を重視していることをアピールすることが大切です。 フリーランスが転職を行う方法 フリーランスが転職を行うにはどのような方法があるか知っていますか? よくある方法としては転職エージェントの活用が挙げられます。 最近では転職向けのエージェントサイトも増えており、フリーランスからの転職が行いやすいです。 エージェントは転職者の経歴だけでなく人柄も含めて採用担当者に推薦します。 そのため、エージェントから紹介された求人は採用されやすいというメリットもあります。 フリーランスが転職を行う方法は転職エージェントだけではありません。 ここでは、フリーランスが転職を行う方法を3つ紹介します。 エージェントを活用する フリーランス人材が転職する際には、エージェントを活用するのが一般的です。転職エージェントを利用する場合は、経歴などをもとに企業へ推薦してもらうことになります。自身のスキルを企業へ直接アピールするのは簡単ではありませんが、エージェントのサポートを受けながら安心して転職活動を実施できるのがメリットです。 とくにエンジニアの方であれば、ITフリーランスに特化したテクフリがおすすめです。 テクフリはおもにITフリーランス人材への案件紹介を行っていますが、その後の正社員採用につながる「ARS(Advanced Recruiting Service)」という手法も提案しています。 ARSでは一度業務委託契約を結び、業務開始後にエンジニアと企業双方の合意があれば社員登用を行うことになります。 企業におけるIT人材の採用課題を解決するためのサービスですが、採用後のミスマッチを防げるこの手法は、正社員への転職を検討しているフリーランス人材にとっても魅力的です。 エンジニア案件について相談する ビジネス系のSNSを活用する ビジネス系のSNSを活用することで、自己PRや経歴の発信、求人情報の収集が可能です。 ビジネス系SNSといっても、Twitter、Facebook、Instagramといった大手SNSを活用することが多いです。 ビジネス系SNSではチャットやオフ会などを通して、企業の社員と交流することもできます。 実際に現場で働く人との繋がりを持つことで、企業に関する理解を深めてから求人に応募できるというメリットがあります。 中には多くの企業や採用担当者が利用しているSNSもあり、転職のチャンスを広げるチャンスです。 自己紹介やスキル、実績の記載に加え、業界や関心領域に関するコンテンツの発信や他のメンバーとのネットワーキングを通じて、転職の機会を見つけましょう。 クライアントからオファーを受ける フリーランスとして実績を積んでいる場合、クライアントから直接転職のオファーを受けることもあります。この場合非常にスムーズに正社員へ移行できます。 長期のプロジェクトに携わっている人は、そのクライアントが正社員としてあなたを採用したいと思っている可能性もあるため、積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。 自身の能力と専門知識をクライアントにアピールし、転職のチャンスを掴み取りましょう。 まとめ 今回はフリーランスから正社員への転職について紹介しました。 結論を言うと、フリーランスから正社員への転職は可能です。 不安定な収入や将来の安定性を求めるフリーランスにとって、正社員としての転職は魅力的な選択肢です。 安定した収入の獲得、自社開発案件への関与、スキルアップといった要望を持っている人は、企業への転職も検討してみましょう。 企業への転職面接で伝えるポイントは以下の3つです。 ・即戦力として活躍できること ・協調性を持って業務に取り組めること ・年収低下の可能性があることへの理解 今回紹介したポイントを参考に、希望する企業への採用を勝ち取りましょう。 企業への転職方法としては、エージェントやビジネス系のSNSの活用、クライアントからのオファーなどがあります。 自身の魅力や価値をアピールして、新たなキャリアの可能性を追求しましょう。 転職は大きな変化ですが、適切なアプローチと準備を行うことで、フリーランスから正社員へのスムーズな転職を実現できます。 新たなキャリアへの一歩を踏み出し、目指す未来に向かって頑張りましょう。 フリーランスエンジニアの方はこちら
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フリーランスになるために必要な手続きは?退職前・退職後にやるべきこと

フリーランスを目指しているものの、フリーランスになる際の手続きが分からないという方は多いのではないでしょうか。「開業届けは必須なのか?」「クレジットカードを作成しておいた方が良いのか?」など不明な点はいくつかあるでしょう。 本記事はフリーランスに必要な手続きについて解説します。退職前・退職後にやるべきことについてまとめました。フリーランスになるために準備を進めている方はぜひ参考にしてください。 退職前にしなければいけない・した方が良い手続き 会社を退職前にしなければいけない、あるいはした方が良い手続きは次の5つです。 会社での退社手続き(必須) 仕事環境整備に必要な手続き(必須) クレジットカード・ローンの申請 仕事用口座の開設 名刺などの作成 これら5つの手続きを退職前に行うことで、退職後にスムーズにフリーランスとしての活動を始めることが可能です。一つひとつの手続きについて詳しく解説します。 会社での退社手続き(必須) まず、会社での退社手続きを行う必要があります。退社手続きの流れは一般的には次の通りです。 直属の上司に退職する旨を話す 退職希望日を記載して退職願を提出する 上司と相談し退職日を決める 確定した退職日を記載して退職届を提出する ただし、細かい流れは会社の規定によって異なるため、基本的には会社規定に従うことが大切です。また、会社によっては退職日の3ヶ月前には退職したい旨を伝えないといけない決まりになっていることもあるので、注意が必要でしょう。 仕事環境整備に必要な手続き(必須) フリーランスとして働くための仕事環境の整備も、退職前に抜かりなく行っておきましょう。パフォーマンスを最大限発揮できる環境を構築することが大切です。自宅で作業するのであれば、固定回線を引くのが良いでしょう。手軽にネットを使うならホームルーターを使ったりスマホのテザリング機能を使ったりする手もありますが、通信の安定度は固定回線には劣るため注意が必要です。また、自宅ではなくレンタルオフィスやコワーキングスペースで作業する予定なら、そちらとの契約も済ませておきましょう。 クレジットカード・ローンの申請 会社を辞める前にクレジットカードやローンの申請も済ませておくと良いです。なぜなら、フリーランスは収入が安定していないため、クレジットカードなどの審査に通りにくいことがあるのです。クレジットカードがなくても最近は他のキャッシュレス決済が使えますが、カードがあった方が確定申告が楽になるメリットがあります。仕事の経費にするものはクレジットカードで支払うようにすれば、経費の計算を簡単に行うことができますし、確定申告ソフトとカードを紐付ければ自動的に記帳することも可能です。クレジットカード・ローンの契約も早めに済ませておくと良いでしょう。 仕事用口座の開設 仕事用の銀行口座も開設しておくと良いです。個人用と仕事用で口座を分けることで、やはり確定申告が楽になります。仕事用の口座があれば、どのクライアントからいつ入金があったのか分かりやすくなるでしょう。また、クラウドソーシング経由で仕事を獲得する場合、口座の種類によって振込手数料が異なることもあります。そのため、振込手数料が安い口座を作っておくと節約になるでしょう。 名刺などの作成 名刺なども事前に作成すると独立後に慌てなくて済みます。会社員の場合会社で名刺を発行してもらえますが、フリーランスは自分で用意しなくてはいけません。クライアントと対面で仕事をする場合は名刺の受け渡しが発生しますので、おもにデスクワークを行う方も、名刺を作っておくと良いでしょう。その他、事業用メールアドレスやSNSアカウントなども用意しておくと、クライアントとのやり取りがしやすくなりますし、営業にも活用することが可能です。 退職後にしなければいけない・した方が良い手続き 続いて、会社を退職後にしなければいけない、あるいはした方が良い手続きについて解説します。 国民健康保険に切り替える(必須) 国民年金に切り替える(必須) 開業届の提出(必須) 青色申告承認申請の提出 役所や税務署に行く必要があるものも多くあるので、なるべく早めに対応しておくことをおすすめします。一つひとつの手続き内容について詳しく解説しましょう。 国民健康保険に切り替える(必須) 退職後に必ずやるべきことが、社会保険から国民健康保険への切り替えです。国民健康保険は、社会保険に未加入の人が入る保険を指します。サラリーマンを辞めた方は、収入の有無に関わらず国民健康保険に加入しないといけません。国民健康保険への切り替えは、退職翌日から14日以内に行う必要があります。切り替えが遅れると、保険料を遡って支払わなくてはいけません。国民健康保険の手続きは、役所の「保険業務担当窓口」で行うことが可能です。切り替え時には「健康保険資格喪失証明書」を提出する必要があります。 参考:国民健康保険制度 |厚生労働省 国民年金に切り替える(必須) 会社員は国民年金と厚生年金と両方に加入していますが、退職すると国民年金のみになります。国民年金の切り替えも国民健康保険とあわせて行わなくてはいけません。こちらも、退職翌日から14日以内に行う必要があります。国民年金の手続きは「保険年金課」で行ってください。 なお、国民年金には「前納制度」があり、半年もしくは1年、2年分の年金を前納すると金額が割引されます。まとまったお金がないと前納はできないわけですが、それなりの節約になるため覚えておくと良いでしょう。 参考:国民年金|日本年金機構 開業届の提出(必須) フリーランスとして独立する場合、開業届を税務署に提出する必要があります。開業届は原則事業開始時点から1ヶ月以内に提出することが義務付けられています。開業届を提出しなくても罰則などはありませんが、義務なので提出しなくてはいけません。また、提出しないと青色申告ができないなどのデメリットがあります。開業届の書類は国税庁のサイトからダウンロードすることが可能です。詳しい書き方に関しては、関連記事をご確認ください。 参考:[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁 関連記事:フリーランスエンジニアの開業届の書き方やタイミングを解説 青色申告承認申請の提出 確定申告には大きく、白色申告と青色申告の2種類があります。青色申告には最大65万円の青色申告特別控除が受けられるなど多くのメリットがあるため、おすすめは青色申告です。ただし、青色申告を行うにはあらかじめ青色申告承認申請を税務署に提出しなくてはいけません。提出期限は青色申告を行う年の3月15日までとなっています。青色申告承認申請は開業届と一緒に提出するとスムーズでしょう。 参考:青色申告制度|国税庁 関連記事:フリーランス必見!確定申告に必要な書類を徹底解説 その他フリーランスになるための準備について その他、フリーランスとして安定して稼いでいくために必要な準備内容について解説します。「フリーランスになるための準備期間はどの程度確保すべきか?」「生活費は何ヶ月分くらいを用意しておくべきか?」などの疑問にもお答えしましょう。 準備期間は半年が目安 フリーランスになるための準備期間は半年が目安です。ただし、これはあくまで十分なスキルがある人の場合です。例えばフリーランスエンジニアなら、すでにシステム開発の実績があり、案件を獲得できるレベルに達していることが条件です。このレベルに達している人なら、副業で半年間実績作り・人脈作りを行うことで、ある程度稼げるようになる可能性があります。ただし、営業力に欠けているとスキルレベルが高い人でも稼げないこともある点は注意が必要です。 生活費3ヶ月分のお金を確保 フリーランスとして独立する前に、最低でも生活費3ヶ月分の貯金を確保しておくのが望ましいでしょう。独立したばかりの頃は思うように案件を獲得できない場合も多いですし、報酬をすぐに得られるとは限りません。最低でも3ヶ月分の貯金を確保しておくことで、精神的にも安心して仕事を続けることができます。 不安になったらエージェントを活用しよう スキルレベルが高い方でも、営業力に欠けていたり実績が不足していたりすると、案件を獲得できないことも多くあります。フリーランスエンジニアとして活動することに少しでも不安を覚えるなら、フリーランスエージェントを活用するのがおすすめです。 フリーランスエージェントに登録すると、アドバイザーが自分のスキルや希望に合った案件を紹介してくれます。更に、クライアントに対するアプローチもアドバイザーが代行してくれるため、営業力に自信がない人でも案件を獲得することが可能です。 テクフリはエージェントの中でも高単価案件を多く保有しています。また、初めてフリーランスとして活動する方に対しても、丁寧にアドバイスしてくれます。更に、テクフリは福利厚生が充実しているのも強みです。ITフリーランス専用の保険に加入できたり、フリーランス向けクレジットカードを発行できたり、コワーキングスペースを格安で利用できたりします。 フリーランス案件について相談する まとめ 本記事ではフリーランスになるために必要な手続きについて解説しました。特に忘れやすいのが、国民健康保険・国民年金の切り替えです。これらは退職翌日から14日以内に必ずしなければいけないため、忘れずに行うようにしましょう。 フリーランスとして安定して稼いでいくには事前準備が大切です。今のうちにできることは済ませておくことをおすすめします。また、フリーランスは厳しい道であることも事実ですので、独立する前にできるだけスキルアップを行い、高単価の案件を獲得できるようにすることも大切です。 フリーランスとして活動することに不安を覚える方は、テクフリなどのフリーランスエージェントを活用することをおすすめします。フリーランスエージェントは自分のスキルレベルに合った案件を紹介してくれるだけでなく、さまざまな福利厚生を提供しているため、安心して働くことが可能です。
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フリーランスの単価交渉術とは?収入アップの秘訣を教えます

フリーランスの単価交渉を有利に進めるには、どうすればよいか、不安な人も多いのではないでしょうか。 単価交渉に成功すれば、収入も大きく変わります。 しかし、多くのフリーランスの方々が単価交渉について不安を抱えていることでしょう。 フリーランスの場合、自分の労働に対して適正な対価を得られるため、単価交渉は非常に重要な要素です。 単価交渉の結果は、あなたの収入に大きな影響を与えることになります。 この記事では、フリーランスが単価交渉を成功させるための秘訣をご紹介します。 単価を交渉する際に役立つテクニックやポイントについて解説していくので、本記事の内容を活用することで、より有利な単価交渉が可能となるでしょう。 ぜひ今後の単価交渉において役立ててみてください。 フリーランスにおける単価交渉の重要性 フリーランスにおける単価交渉の重要性について、以下の3つのポイントを紹介します。 しっかり確認しておきましょう。 収入への影響 フリーランスとして活動する際に、単価交渉は収入アップするために非常に重要です。 適切な単価を設定することで、自分のスキルや経験に見合った報酬を得られます。 低すぎる単価で仕事を引き受けると時間や労力に見合った報酬を得られず、結果的に収入が低下する可能性があります。 フリーランスとして働くにあたって、自由な働き方や収入の増加を望んでいる方が多いですよね。だからこそ、適切な単価設定は重要です。 自分のスキルや経験に見合った報酬を求めることで、労働時間に見合った収入を得られます。 また、経済的な側面だけでなく、適切な単価設定はモチベーションにも影響を与えます。 自分のスキルや経験に見合った報酬を得ることで、やりがいを感じることもできるでしょう。 報酬が適切だと仕事に対するモチベーションが高まり、結果的に収入をあげることにもつながります。 費用効率の向上 単価交渉は、費用効率にも影響します。 適切な単価を設定することで、自分の労働時間と収入のバランスを最適化することが可能です。 フリーランスとして働く場合、時間は貴重な資源となります。 効率的に仕事をこなし、収入を最大化するためには、適切な単価設定が不可欠です。 単価が高すぎると、クライアントから仕事を受けるチャンスが減る可能性があります。 一方で、単価が低すぎると自分の労働時間に見合った収入を得ることが難しいでしょう。 費用効率を向上させるためには、単価交渉において戦略的なアプローチを取ることも重要です。 ライバルとの差別化 適切な単価交渉は、他のフリーランスとの差別化にもつながるでしょう。 競争の激しいフリーランス市場では、単価が低すぎると条件の良い仕事を受けることが難しくなります。 一方で、適切な単価交渉を通じて高い単価で仕事を受けることができれば、他のフリーランスと差別化できます。 単価が高い仕事を受けていたという実績があることで、次も条件の良い仕事を受けやすいからです。 自分の提供する価値やスキルを強調し、他のフリーランスとは異なる魅力的なポイントをアピールすることが重要です。 フリーランスが単価交渉するタイミング フリーランスが単価交渉するタイミングは、いつでも良いわけではありません。 効果的なタイミングがあります。 ここでは、フリーランスが単価交渉するタイミングを5つ紹介するので、しっかり確認しておきましょう。 年度が切り替わる4月 新しい年度が始まる4月は、単価交渉の絶好のタイミングです。 この時期にはクライアントも予算を再評価し、新たなプロジェクトに資源を投入する可能性が高まります。 単価交渉によって新たな条件を提案し、クライアントに受け入れてもらうことで、自身の収入を向上させるチャンスとなるでしょう。 契約を更新するとき 契約を更新する際には、単価交渉の絶好の機会が訪れます。 自身の成果や市場価値を示すために、実績や達成した成果をクライアントに伝えてみましょう。 プロジェクトへの貢献やクライアントのビジネス目標への寄与を強調することで、単価の見直しや改善を求めることができます。 契約更新のタイミングでは自身の価値を的確にアピールして、より良い条件で交渉することを目指しましょう。 新しいプロジェクトが始まるとき 新しいプロジェクトが始まるときも、単価交渉に成功する確率が高まります。 クライアントは新たなプロジェクトに向けてフリーランスとの契約を結ぶ際に、予算やスキルに応じた単価を検討することが多いです。 このタイミングでは、自身のスキルや経験、過去の成功事例をクライアントに提示して、プロジェクトにとって重要な役割を任せられれば、単価交渉に有利な立場を築くことができます。 市場の状況が変化したとき フリーランス業界は常に変化しています。 需要と供給のバランスや技術の進化によって、市場価値が変動することは少なくありません。 市場の状況が自身の単価に影響を与える可能性がある場合は、定期的に市場動向を調査して自身の価値を客観的に評価しましょう。 市場価値が向上した場合には、それに見合った単価を求めやすいため、単価交渉を成功させやすいです リスクや負荷が増えたとき プロジェクトに関連するリスクや負荷が増えた場合、単価の再交渉を検討することが重要です。 例えば納期の短縮や追加の責任を負う必要が生じた場合には、それに見合った報酬を求めることができます。 リスクや負荷が増えたことによって業務の難易度が上がる可能性が高いため、タイミングを見て交渉してみましょう。 フリーランスが単価交渉に失敗する理由 単価交渉は重要ですが、必ずしも成功するとは限りません。 無我夢中で単価交渉をしても、うまくいかない可能性が高いです。 フリーランスが単価交渉に失敗するおもな理由について、事前に確認しておきましょう。 自身の市場価値を理解できていない 自身の市場価値を正確に把握することは、単価交渉における成功のカギです。 過小評価してしまうと、本来の価値に見合わない収入を受け取ることになります。 マーケットリサーチや同業者との情報交換を通じて、自身のスキルや経験に基づく適切な市場価値を把握しましょう。 自信を持って自己評価し、その上でクライアントとの単価交渉に臨むことが大切です。 強みをうまくアピールできていない 単価交渉において、自身の強みを効果的にアピールすることは重要です。 クライアントは、あなたの強みを知った上で、自社に貢献してもらえそうかを考えています。 過去の実績や専門知識に加えて独自のスキルセットなど、自身の強みを具体的に伝えることでクライアントに価値を認識してもらい、単価交渉の有利な立場を築けるでしょう。 クライアントと十分な信頼関係を築けていない 単価交渉は、クライアントとの信頼関係に基づいて行われることが多いです。 信頼関係を築くには、クライアントのニーズや期待を理解し、彼らのビジネスをサポートすることが重要な要素となります。 定期的なコミュニケーションやプロジェクトへの積極的な貢献などを通じて、クライアントとの信頼関係を築きましょう。 信頼があれば、単価交渉も円滑に進む可能性が高くなります。 フリーランスが単価交渉するコツ フリーランスで単価交渉を有利に進めたいのであれば、コツを知っておくべきです。 コツを押さえずに、単価交渉をしてしまうと、失敗する恐れがあるので、注意しましょう。 以下に、フリーランスが単価交渉するための、重要なコツを4つ紹介します。 メールで交渉を行う 単価交渉では、メールを活用すると効果的です。 メールを通じて交渉することで、自分の主張や提案を明確かつ整理された形で伝えることができます。 重要なポイントや具体的な理由を箇条書きにし、相手に分かりやすく説明しましょう。 また、メールでのやりとりは記録として残るため、後々の確認や証拠としても役立ちます。 希望単価よりも高めで交渉してみる 単価交渉では、自身の希望単価よりも高めの金額で交渉することをおすすめします。 クライアントは交渉の余地を持つことを想定している場合があり、最初の提示金額よりも低い単価で合意されることがあるからです。 そのため、自身の希望単価を上げておくことで、交渉余地を確保し、より満足のいく結果を得る可能性が高まります。 クライアントへの配慮を示す 単価交渉は対等な関係で行うべきですが、クライアントへの配慮も重要です。 相手の立場や相場を考慮しながら、柔軟な提案を行うことが求められます。 例えば、長期的な協力関係の構築など、クライアントにとって付加価値のある要素を提案することで、単価交渉の成功確率をあげられるでしょう。 フリーランスエージェントを経由する フリーランスエージェントを活用することも、単価交渉におけるひとつの手段です。エージェントはマーケットの動向やクライアントの要望を把握しており、効果的な単価交渉をサポートしてくれます。 また、エージェントはプロの交渉スキルを持っているため、クライアントとの間に立って、円滑な交渉を進められるでしょう。 フリーランスエージェントのテクフリであれば、契約更新率が90%なので、案件が途切れてしまうなどの心配も減らすことが可能です。 また、マージン率も低めに設定されているため、エージェントを利用したからといって収入が過度に減る心配も必要ありません。 まずは、テクフリで相談してみてください。 フリーランス案件について相談する 1人ですべてを担うのは、かなり大変なので、テクフリなどのフリーランスエージェントに頼りつつ、仕事に集中できる体制を作っておきましょう。 まとめ フリーランスとして働く際には、単価交渉は不可欠な要素です。 自身のスキルや経験、業界の標準的な単価レベルを考慮しながら、適切な単価を見極める必要があります。 しかし、このような単価交渉は、すべて1人でやり切ることが難しい場合も多いです。 不安を抱えている場合は、フリーランスエージェントのサポートを利用しながら単価交渉を有利に進めてみることをおすすめします。 フリーランスエージェントは、市場価値の把握や交渉戦略の立案など、単価交渉に関する専門知識を持つプロフェッショナルです。
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フリーランスで働くメリットデメリット!高年収を得るためのコツも解説!

自由な働き方や高年収を目指したい人に注目されているのがフリーランスです。 フリーランスのメリットとしては、働き方の自由度が高く、自分のスキルや得意な分野で仕事ができることが挙げられます。 また、スキルが年収に反映されやすく、仕事の達成感も感じやすいため、多くの人々がフリーランスに憧れるのではないでしょうか。 しかし、フリーランスにはデメリットもあり、安定した収入を得ることが難しい場合があることも、頭に入れておかなければいけません。 そこで今回は、フリーランスの概要やメリットデメリット、高単価獲得のためのコツや実際の案件等について解説していきます。 フリーランスを目指す方や、フリーランスとしてのキャリアアップを目指す方は必見です。 フリーランスとは フリーランスとは、正社員として雇用されず、自分で仕事を受注し、報酬を得る個人事業主のことを指します。 フリーランスとして働く人が多い職業は以下です。 プログラマー デザイナー ライター コンサルタント 他にもさまざまな職種で、フリーランスとして活躍している人がいます。 フリーランスの現状 現在、フリーランスは急速に増加しており、その数は年々増え続けています。 近年のデータによれば、日本のフリーランスの数は年々増え続けており、現在では本業として働くフリーランスは、200万人を超える状況です。 参考:内閣官房日本経済再生総合事務局「フリーランス実態調査結果」 アメリカのフリーランスは労働人口の35%程になるため、日本は現状、これより少ないですが、今後も増加が予想されます。 特に、新型コロナウイルスの影響によって、リモートワークの需要が高まり、フリーランスの需要も高まったと言えるでしょう。 これは、企業側が社員のリモートワークを許容するようになったことで、外部のスペシャリストを積極的に採用するようになったことが大きな要因として挙げられます。 一方で、フリーランスの場合、社会保障制度は自分自身で加入しなければならず、自己負担が大きくなることが多い状況です。 そのためフリーランスとして働く人たちは、仕事に加えて自己保険や退職金の準備など、自分自身でさまざまなリスクを考慮する必要があります。 フリーランスのメリット フリーランスとして働くメリットの中で、代表的なものは次の5つです。 働き方の自由度が高い フリーランスは自分自身で仕事を選んでスケジュール調整ができるため、働き方の自由度が高いというメリットがあります。 会社員の人が働いている時に休みを取るなどして、混雑を避けることもできるでしょう。 スキルが年収に反映されやすい 自分のスキルや経験に応じた報酬を得られるため、スキルが年収に反映されやすいです。 スキルアップすることで、会社員よりも年収を上げやすい傾向にあります。 得意な分野で仕事ができる 会社員の場合は、空いているポジションを任されることが多く、本人の向き不向きを考慮してくれる企業は少ないです。 しかしフリーランスは、得意な分野で仕事ができるため、自分の強みを活かせるでしょう。 仕事の達成感を感じやすい フリーランスは、自分自身で仕事をこなし、納品するため、仕事の達成感を感じやすいと言えます。 また、報酬に関しても、自分の仕事が直接成果に反映されやすいです。 住む場所を選べる フリーランスは、場所に縛られずに仕事ができます。 最近ではリモートワークが普及したこともあり、東京などの都会よりもフリーランスとして働きながら地方に移住する人も増加中です。 中には、海外に移住している人もいます。 フリーランスのデメリット フリーランスのデメリットは次の4つです。 安定した収入を得ることが難しい場合もある フリーランスは、仕事が取れないと収入が得られません。 そのため、安定した収入を得ることが難しいというデメリットがあります。 継続した受注をするためには、実績や信頼を得ることが必要です。 ローンを組みにくい 2つ目は、金融機関からの借り入れが難しいという点が挙げられます。 収入が不確定なため、返済できなくなるリスクがあるとみなされるためです。 一般的には、同じ年収の場合、会社員よりもフリーランスの方が、ローンの審査が厳しくなります。 フリーランスでローンを組みたいと考えている場合、ある程度の貯金と収入を得られるようにしておきましょう。 事務作業が面倒 フリーランスの場合、仕事に関連する事務作業が発生します。 会社員の場合は、経理や総務などが担当するため、事務作業を経験したことがない人も多いでしょう。 しかしフリーランスの場合は、自分で報告書の作成や確定申告などの煩わしい作業をする必要があるため、かなり大変です。 必要な知識やスキルを持っていない場合は、時間がかなりかかります。 専門家に依頼することもできますが費用がかかるため、できる部分は自分でやり切ることが必要です。 セルフマネジメントをしなければならない フリーランスは自分自身で仕事を受注して納品するため、自己管理能力が求められます。 仕事のスケジュール管理や時間配分などの徹底をしなければなりません。 また、顧客との交渉やクレーム処理なども自分で行う必要があります。 自己管理能力が高い人は、効率的に仕事をこなせるでしょう。 しかし自己管理能力が低い場合は、仕事で遅れや失敗が生じて信頼を失うリスクがあるため注意が必要です。 フリーランスの年収分布 フリーランスの平均年収は、約200万円と言われています。 これは、本業だけでなく、副業の人も入っているからです。 ここからは、フリーランスの年収分布に関する情報を解説していきます。 年収600万円以下の割合が約7割 フリーランスとして働く人たちの年収分布を見ると、約7割の人が年収600万円以下という状況です。 つまり、フリーランスに転身したからといって、全員が高年収入を得られるわけではないということになります。 例えば、年収600万円のフリーランスの場合は、手取りだと約400万円から500万円です。 この場合、控除が使える会社員と比べて、フリーランスは手取りが少なくなる傾向にあります。 年収1000万円の割合は1割未満 一方で、年収1000万円を超えるフリーランスは、1割未満であることがわかっています。 フリーランスになることで高収入が得られる可能性があることは間違いありませんが、その一方で必ずしも高収入が得られるわけではないということも覚えておきましょう。 フリーランスとして働くことで、会社員よりも年収1,000万円を超える可能性は高くなりますが、それにはそれなりの努力やスキルアップが必要です。 一般的に、フリーランスには多様な業種や職種があり、それによって収入に大きな差が出ることがあります。 たとえば、デザイナーやエンジニアなどのIT関連の仕事は比較的高収入になりやすいでしょう。 このように、フリーランスとして働いていく際には、高収入を得るためのコツや傾向を知っておくことが重要です。 フリーランスとして年収をアップする方法 フリーランスとして、年収をアップする方法について、解説していきます。 単価の高いITエンジニアとして働く 1つ目は、単価の高いITエンジニアとして、働くという方法があります。 ITエンジニアは需要が高い職種であり、その分野のスキルを持っている人は高単価で仕事を受注することが可能です。 IT業界は常に成長をしているため、フリーランスとして年収アップを目指すには、適していると言えます。 ITエンジニアとしてのスキルを身につけることで、高収入を得ることができる可能性が高くなるでしょう。 フリーランス向けエージェントを利用する フリーランス向けエージェントを利用することも、年収アップの方法として有効です。 エージェントは、フリーランスをクライアント企業に紹介する橋渡しの役割を担っています。 フリーランス向けのエージェントの場合、単価が高く設定されていることもあるので、高単価で仕事を受注できる可能性が高いです。 例えばフリーランス向けエージェントには、テクフリがあります。 テクフリは、エージェント側がマージンを10%しか貰わない案件が多数あるため、高年収を目指すフリーランスであれば、最適と言えるでしょう。 常に売り上げを意識して仕事をする 最後に、フリーランスとして働く上で大切なのは、常に売り上げを意識して仕事をすることです。 フリーランスは、自分自身がビジネスの主体となるため、自己管理やクライアントとの関係性に配慮するなど、ビジネススキルを持つことが重要となります。 常に売り上げを意識して仕事をすることで、年収アップの実現性も高くなるでしょう。 フリーランスエンジニアの案件紹介 フリーランスエンジニアには、さまざまな案件があります。 特にIT業界では需要が高く、保有するスキルによっては高単価の案件も存在します。 ここでは、実際にフリーランス向けのエージェントである、テクフリが扱う求人について、紹介していきます。 案件名 RubyonRails/フルリモート/EC系SaaSサービスのサーバーサイド開発/フルリモート 月額単価 〜770,000円/月 最寄駅 フルリモート 業務内容 ・某ITベンチャー企業で抱えている既存自社ECサービスの改善/運用を担当頂きます。 ・同サービスは顧客企業の利便性向上/情報提供に貢献するサービスを常に開発しており、日々速度改善、リファクタリング等の業務を行っており、同領域を担当頂きます。 基本スキル ・Ruby+Ruby on Ralisでのサーバーサイド設計/開発経験 3年以上 ・SRE又は要件定義~運用まで一気通貫で対応した経験 案件名 RubyonRails/飲食店向けオンライン予約サービスのサーバーサイド開発/リモート可 月額単価 〜1050,000円/月 最寄駅 渋谷 業務内容 飲食店向けDXサービスのサーバーサイド開発を行っていただきます。 基本スキル ・Ruby on Railsを利用した開発経験が3年以上 ・Webアプリケーションのパフォーマンス改善やセキュリティを意識した開発の経験 フリーランス案件について相談する まとめ フリーランスは、さまざまなメリットがある一方で、注意点がいくつかあることもわかって頂けたのではないでしょうか。 フリーランスとして活躍するためには、セルフマネジメントやスキルアップが必要です。 また、高年収を獲得するために、エージェントを活用するなどの戦略も、重要となります。 フリーランスを目指す人は、自分に合った方法で、積極的に情報収集をしていきましょう。
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UI/UXデザイナーの資格を徹底調査!スキル別に役立つ資格【4選】

UI/UXデザイナーのスキルを証明するときに必要な資格をご存知でしょうか? スキルを示すものとしてポートフォリオや実績が重要なUI/UXデザイナーですが、資格を取得することでよりスキルの裏付けとなり転職やフリーランス転向に役立つことも。 今回は、UI/UXデザイナーに求められるスキルとともに、そのスキルを証明するのに必要な資格とその具体的な資格取得方法、内容などをまとめてお伝えします。 UI/UXデザイナーのフリーランス案件を紹介してもらう そもそもUI/UXデザイナーの役割とは? 資格についてご紹介する前にそもそもUI/UXデザイナーとは何なのかを説明すると、それぞれ以下のような役割があります。 UIデザイナー UIとはユーザーインターフェース(User Interface)の略。一般的にユーザーとプロダクトをつなぐ接点を意味する言葉で、Webサイトやアプリでいうと、人がモノ(PCやスマホ)を操作するときに触れるアプリのデザインや画像、ボタンなど外観に関わるすべてをUIと呼びます。 UIデザイナーの主な仕事内容は、アプリの各ボタンのデザインや配置を考え、年齢層・ターゲットが「使いやすいよう」に画面を設計・デザインをすることとされています。 UXデザイナー UXとはユーザーエクスペリエンス(User eXperience)の略。プロダクトやサービスを通じて得られるすべてのユーザー体験を示す言葉で、Webサイトやアプリでいうと、サイトやアプリを通じて得た全ての体験(登録〜購入までなど)をUXと呼びます。UXはUIを含めたすべての顧客体験を示します。 以上のような役割が主にあげられます。 しかし、実際にはUXデザイナーの説明で示した通り、UIを内包した役割がUXであるため、多くの企業ではUIとUXを同時に担うパターンが多いようです。 UIはPhotoshopやIllustratorなどのデザインのスキルや知識が、UXHCD(人間中心設計)やマーケティングなど多岐に渡る知識が必要とされるため、常に新しい情報を取り入れるなどの勉強が必要になります。 UI/UXデザイナーに必要なスキル UI/UXデザイナーがどういった仕事なのかご理解いただけたかと思います。 それでは次に、UI/UXデザイナーに必要なスキルについて解説しましょう。 UI/UXデザイナーに必要なスキルは次の4つです。 コミュニケーション能力 探究心 デザイン SEO UI/UXデザイナーを目指す方はこれらのスキル取得を行いましょう。 1つ1つのスキルについて詳しく解説していきます。 コミュニケーション能力 UI/UXデザイナーにとってもコミュニケーション能力は重要です。 どんなに優れたデザインを生み出せても、そのアイデアを他人に上手く伝えられなくては、デザイン案が通らなくなってしまいます。 また、UI/UXデザイナーはデザイン案をコーダーやプログラマーに共有し「このデザイン通りにコーディングしてください」と指示を出さなくてはいけません。 コミュニケーション能力に欠けていると、思い描いたサイトとは異なるものが完成してしまう可能性があります。 探究心 UI/UXデザイナーには探究心も強く求められます。 ユーザーが「使いやすい」「面白い」と思うデザインは時代によって移り変わるものです。 そのためUI/UXデザイナーは常にデザインのトレンドを知っておく必要があります。 そのうえで、自社サイトにトレンドをいかに取り入れるかを検討しなくてはいけません。 そのためには探究心を強く持ち、何事もまず受け入れて自分の物にしていく姿勢が大切です。 Web業界は「変化が激しい」と言われており、トレンドの移り変わりは非常に激しいため、UI/UXデザイナーに転職後も勉強を継続する姿勢は大切と言えます。 デザイン UI/UXデザイナーにとってデザインスキルは核となるものです。 UI/UXデザイナーに転職する際は、これまで制作したWebサイトをまとめた制作物を提出することがほとんどであり、面接官は制作物を通じて求職者のデザインスキルを審査します。 UI/UXデザイナーを目指すなら、まずはWebデザインの基礎を学ばなくてはいけません。 また、PhotoshopやIllustratorなどのWebデザインツールも使いこなせる必要があります。 デザインスキルは独学でも習得可能ですが、独学が思うように進まない場合、UI/UXデザイナーやWebデザイナーを目指す方向けの学習スクールに通うのもおすすめです。 学習スクールでは先生から1からデザインの基礎を教えてくれるうえに、カリキュラム内で制作した自主制作物をポートフォリオとして面接時に提出することができます。 SEO UI/UXデザイナーはSEO対策の知識を持っていた方が有利です。 SEO対策とは、Googleを始めとする検索エンジンの評価を最大化するために取る戦略のことです。 検索エンジンに評価されれば、自社サイトで検索上位に来やすくなり、来訪者数や売上数アップに繋がります。 SEO対策はUI/UXとも密接に関わってきます。 UI/UXの変更によって検索エンジンからの評価が変動することがあるためです。 そのため、UI/UXデザイナーはWebマーケターとも相談しつつ、検索エンジンからの評価を高めるためのデザインを検討しなくてはいけません。 UI/UXのスキル別に役立つ資格4選 現在、前述の通りUI/UXデザイナーは需要も高く、多種のスキルを身に付ける必要があります。そのため資格はスキルの証明になります。 しかしUI/UXデザイナーには特定の資格は必要ありません。一方で、資格取得は大きなアピールポイントになり、フリーランスの方の受注や転職にもプラスの材料となるといえるでしょう。 UIデザイン、UXデザインそれぞれで必要とされるスキルとそれを証明できる資格や試験は以下となります。 【UIデザイン】ウェブデザイン技能検定:Webデザインスキルを証明できる国家資格 ウェブデザイン技能検定は、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施している、Webデザインに関する国家資格です。 資格は1級から3級まで分かれており、1級2級には実務経験がないと受験資格が与えられない(1級は7年以上、2級は2年以上)ため、この資格がある、というだけでキャリアの証明にもなります。 ちなみに、各級とも学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では私物のパソコンを持参し、実際に課題Webサイトを作成する内容になっています。 難易度は3級の場合、それほど高くなく、他の国家資格(IT資格等)に比べ難易度は低いといえます。 出題形式と合格基準は下記の通りです。 出題形式 合格基準 学科 筆記試験(マーク方式):「多肢選択法」「真偽法」形式 70点以上(100点満点) 実技 課題選択方式 70点以上(100点満点) ※試験要項に示す各作業分類において配点の60%以上の得点を得ること 引用:https://www.webdesign.gr.jp/summery/schedule/ 【UIデザイン】Webクリエイター能力認定試験:Webサイト制作の知識を証明できる民間資格 Webクリエイター能力認定試験は、サーティファイという企業が主催している民間資格試験です。 Webクリエイターに必要とされる、Webサイト制作のデザイン能力およびWebページのコーディング能力を認定する試験です。 取得できるランクは「スタンダード」と「エキスパート」の2種類があり、HTML5とCSSの文法を使用したコーディングを行う試験内容となります。 Webクリエイター能力認定試験には受験資格は特にないため誰でも挑戦することができます。 出題形式と合格基準は下記の通りです。 スタンダード エキスパート 出題形式 実技問題 知識問題・実技問題 合格基準 得点率65%以上 (合計得点において)得点率65%以上 引用:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/contents/about/content/1/ 【UXデザイン】Google UX Designプロフェッショナル認定:googleが提供するUXデザインを体系的に学べるカリキュラム Google UX Designプロフェッショナル認定は、googleが提供しているUXデザイナー養成オンラインコースです。 取得できるとgoogle認定の証明証を受け取ることができます。 UXデザイナーになるためのグーグル認定のトレーニングを受講でき、7つのコースを週10時間ほど学習し、約6ヶ月で受講完了できるとされています。 現在受講内容は英語のみでの提供となっていますが、オンラインビデオの内容は全てスクリプトがあるためDeepLを利用すれば英語が苦手な方でも受講可能とされています。 こちらのカリキュラムは試験に合格する形ではなく、コースを終了するごとに証明書をもらえる形の資格となります。 受講内容と料金は以下とされています。 受講内容 1. UXデザインの基礎 2. UXデザインプロセスをはじめる 3. ワイヤーフレームと低精度プロトタイピング 4. UXリサーチと初期コンセプトのテスト 5. Figmaでの高精度のデザインとプロトタイピング 6. Adobe XDによるレスポンシブWEBデザイン 7. ソーシャルグッドのためのUXデザインと、就職の準備 受講料金は月$39(約6ヶ月で$234)となっています。 【UXデザイン】人間中心設計(HCD)専門家資格認定制度:UXに必要とされる概念の理解度を証明する資格 公益団体の人間中心設計推進機構が実施している、UXデザインなどについての専門性を明らかにするための資格です。 HCD(人間中心設計)とは、UXに含まれるひとつの要素で、人間がプロダクトを使いやすくすることに焦点を置いた、使う人の観点でものを作るためのしくみです。 HCDには使いやすさ(ユーザビリティ)はもちろん、観察・理解・設計・評価などの利用者の視点に立つための知識が必要とされています。 認定制度には、専門家とスペシャリストの2種があり、経験やコンピタンスに応じた認定が行われます。 人間中心設計専門家(認定HCD専門家) ユーザビリティ、人間中心設計(HCD)、UXデザイン、サービスデザインに関わる実務経験5年以上。 HCDの視点でプロジェクトマネジメント経験あるいはHCDの組織導入経験があること。 専門能力を実証するための実践事例が3つ以上あること。 人間中心設計スペシャリスト(認定HCDスペシャリスト) ユーザビリティ、人間中心設計(HCD)、UXデザイン、サービスデザインに関わる実務経験2年以上。 専門能力を実証するための実践事例が3つ以上あること。 UI/UXデザイナーのキャリアパス Web業界は変化の激しい業界であり、その中で生き残っていくには、キャリアパスをしっかり考え今後どのスキルを取得するのがプラスになるのか考えることが大切です。 そこで、UI/UXデザイナーに転職した後のキャリアパス例を紹介します。 UI/UXデザイナーに転職した後の代表的なキャリアパスは、WebディレクターなどのWeb業界におけるマネジメント職を目指すことです。 Webディレクターはサイト制作全体の指揮を取る責任者であり、各クリエイターへ作業指示を出したり、進捗状況を管理し納期やサイト仕様の調整を行ったりします。 その他、ITコンサルタントを目指す道もあります。 UI/UXデザイナー出身の方は、その経験を活かしてWebサイトの集客アップに関するコンサルティングなどを行うことが可能です。 また、フリーランスのUI/UXデザイナーとして独立する方も多くいます。 フリーランスになれば実力次第で年収を上げることが可能です。 Web制作自体の需要が高まっているため、フリーランスのUI/UXデザイン案件も多くあります。 UI/UXデザイナーの資格はハイレベル案件を目指すときに便利 資格に関して全般的に弊社エージェントが任意で企業に独自調査したところ「必要ない」という意見が多数であることが判明していますが、UI/UXデザイナーのポートフォリオや職務経歴書を書く際にプラスアルファの能力を示すことができるため、取得して損はありません。 UI/UXデザインを学び始める方には基礎を知るきっかけとして、長年活躍している方はスキルの整理/再確認として利用するのもオススメです。 ハイレベル案件を受注するためにも、ぜひ挑戦してみてください。 UI/UXデザイナー案件について相談する
税金

インボイスとは?免税事業者と課税事業者どちらを選べばいいの?フリーランスエンジニアの対処法をレクチャー【2023年最新版】

フリーランスの消費税とは? フリーランスエンジニアにとっての消費税は、2023年2月現在では課税売上高が1,000万円以上になると支払いが義務づけられています。 そして、フリーランスに業務を依頼する企業も、フリーランスへの支払いに発生した消費税は、消費税の支払いから差し引いて計算することができます。 そのためフリーランスエンジニアとして課税売上高が1,000万円を越えない限り、消費税は特別意識する必要性がない税金でした。 実際に消費税が上がれば、企業による支払いに消費税も含まれるため、受け取る金額が増える案件も珍しくありません。 フリーランスエンジニアとして活動していて、消費税が上がったことによる痛みはあまり感じていない人の方が多いのではないでしょうか。 参考として、国税庁のホームページでは「納税義務の免除」として消費税の納税義務が免除される条件が提示されています。 フリーランスエンジニアなどの個人事業主の場合は、前年度ではなく前々年度の課税売上高が関係してくるところが注意点です。 参考:国税庁「納税義務の免除」 インボイス制度とは何か? 前述の通り、これまで消費税はフリーランスエンジニアなどの個人事業主にとっては、課税売上高が1,000万円を超えた場合に限り関係してくるものでした。 しかしインボイス制度が開始すればその状況は一変します。 インボイス制度が開始されたら、仕入税額控除の要件を満たすための要件がこれまでとは大きく変わるからです。 インボイス制度の開始は「2023年10月1日」となっています。 ではインボイス制度が始まることによって具体的に何が変わるのでしょうか。 その内容について見ていきましょう。 免税事業者への消費税の支払いが仕入税額控除の要件外となる インボイス制度がスタートしていない2023年2月時点では、企業はフリーランスエンジニアなど個人事業主へ支払った消費税も法人に支払った消費税も、そのどちらも仕入税額控除として計上することができます。 そのため企業は、企業への発注もフリーランスへの発注も同じように仕入税額控除をすることができました。 ところがインボイス制度がスタートすれば、企業が仕入税額控除として計上できるのは企業など課税事業者との取引のみとなります。 企業が免税事業者であるフリーランスに支払いを行った場合、消費税が仕入税額控除として計上できなくなるのです。 そうなった時に影響が考えられるのが、企業によるフリーランスへの仕事依頼の躊躇です。 企業は利益を確保するため、消費税を仕入税額控除できる課税事業者との取引を優先することが予想できます。 免税事業者としてフリーランスで活動している場合、受注できる仕事が減る可能性が出てくるといえるでしょう。 もちろん抜きん出た才能があれば、免税事業者でも良質な案件を受注できる可能性はあります。 しかしフリーランスエンジニアとして案件の受注のしやすさを考えるなら、消費税の課税事業者になることへの検討も大切です。 課税事業者になるために必要な取組 では、免税事業者であるフリーランスが課税事業者になるためには、何をする必要があるのでしょうか。 それは「適格請求書発行事業者の登録申請書」と「消費税課税事業者申告届出書」を提出することです。 「適格請求書発行事業者の登録申請書」とは、課税事業者になるための申請書です。 そして「消費税課税事業者申告届出書」とは、免税事業者が消費税の課税事業者になるための届出書です。 フリーランスであり免税事業者である場合は、適格請求書発行事業者の登録申請書と消費税課税事業者申告届出書、それぞれの提出が必要となります。 [手続名]適格請求書発行事業者の登録申請手続(国内事業者用)|国税庁 [手続名]消費税課税事業者届出手続(基準期間用)|国税庁 適格請求書発行事業者の申請時期について 適格請求書発行事業者の登録申請は、すでに開始しています。 フリーランスとして2023年以降も活動の継続を考えているなら、制度がはじまる2023年10月よりも前に適格請求書発行事業者としての登録を検討しましょう。 インボイス制度によって予想される負担と問題 インボイス制度が始まった時に、フリーランスエンジニアに予想される負担と問題は二つあります。 一つ目の問題は、先に述べた通り免税事業者であるフリーランスエンジニアに発注した取引先企業が、仕入税額控除を適用できないことです。 仕入税額控除ができなければ、その金額は企業にとって損失となります。 そうなると他の仕入税額控除ができる企業や、フリーランスエンジニアに仕事を依頼する企業が増えることが予想できます。 企業は仕入税額控除ができないフリーランスに業務を依頼するよりも、企業に依頼した方が有利になるからです。 これはつまり免税事業者のフリーランスエンジニアはインボイス制度がはじまることで、受注できる仕事量が減る可能性が考えられます。 二つ目の問題は、元々の免税事業者がフリーランスとしてインボイス制度対応のために消費税課税事業者となった場合、課税売上高が1,000万円以下でも消費税の納税義務が発生することです。 仕入税額控除が適用される事業者となって、企業との取引がある程度確保できたとしても消費税課税事業者となれば、消費税の支払いが義務化されます。 仮に年間課税売上が600万円程度でも、消費税の支払いが発生することになります。 免税事業者であればこれまでは消費税も売上とすることができたわけですが、消費税の支払いが必要となった場合は消費税分の売上が下がるのです。 また、消費税支払いのために経費計算も煩雑になるという負担も発生します。 このような問題があることから、フリーランスとして免税事業者である場合、消費税課税事業者になるのかどうかは慎重に判断すべきだといえるでしょう。 参考:国税庁「適格請求書等保存方式の導入について」 インボイス制度のために今から準備できること フリーランスとしてインボイス制度のために今からできることの一つは、ある程度売上を確保できる状況をつくることです。 課税売上高が1,000万円を超える状況をつくることができれば消費税課税事業者となるため、インボイス制度対応における「消費税課税事業者申告届出書」の提出が不要となり、必要な手続きが少なくなります。 また一定の売上が確保できるなら一人社長として法人化してしまうという選択肢もあります。 そして消費税課税事業者となった場合は経費計算が煩雑になるため、経費管理が簡単になるツールや会計ソフトの導入も検討することが大切です。 もしくは、自分で取り組んでいる経費の管理を税理士に任せるという判断も有用です。 フリーランスは経理担当が常駐する企業とは異なり、経費管理も自分自身で取組むことが一般的だからです。 会計ソフトの操作についても今から慣れておけば、インボイス制度開始後の経理業務の負担を減らせることが期待できます。 インボイス制度開始前にエージェントの利用を検討してみる ここまでインボイス制度について解説してきましたが、それでも免税事業者・課税事業者どちらを選ぶべきか決めきれない……という方もいるでしょう。 そんな時は、フリーランスエージェントの利用を検討してみるのもひとつの手段です。 エージェントによっては、インボイス制度が始まる際に補助制度の導入や、キャンペーンの実施をすることが予想されます。 テクフリでは、インボイス制度開始に伴って、 ・課税事業者になる方:2割特例の消費税額の一部等を単価アップ ・免税事業者を継続する方:今までの報酬を維持 の対応を取ることを公表しております。 参考:PRTIMES インボイス制度による収入減少分の「テクフリ」対応について 【まとめ】フリーランスエンジニアはインボイス制度がはじまる2023年10月までに方向性を決めておこう ここまで紹介してきたようにインボイス制度がスタートするのは2023年10月ですが、その時期を迎えるまでにどのように活動するのかを決めておくことが大切です。 免税事業者からインボイス制度対応として消費税課税事業者になるためには、書類の申請など前もって準備することが必要になるからです。 また2023年10月が近くなれば既存の取引先からはフリーランスとして課税事業者になるのかどうか、確認が入ることが予想できます。 免税事業者だったとしても引き続き依頼を継続してもらえるのかどうか、既存の取引先とコミュニケーションをとっておくことも大切です。 こういった納税制度への対応を示すことはフリーランス・個人事業主としての信頼にもつながるからです。 免税事業者のままの方がいいのか、消費税課税事業者になった方がいいのかは取引先の意向や年間売上高など個々の状況によって異なります。 また、テクフリアンバサダーのくるみさんと、税理士の脇田弥輝先生による対談形式で、さらに詳しくインボイス制度について解説した記事もございます。もっと正しく理解したい!という方は動画もございますので、是非ご覧ください。 テクフリがインボイス制度を徹底解説-テクフリアンバサダーくるみ&脇田弥輝税理士対談- インボイス制度への対応はできるだけ早い段階から検討して、最適な判断ができるように準備することをおすすめします。
働き方

テクフリがインボイス分を負担?!制度を徹底解説-テクフリアンバサダーくるみ&脇田弥輝税理士対談-

ご挨拶 【くるみ】 こんにちは!テクフリアンバサダーのくるみです。本日はテクフリより、フリーランスの皆様にとって重要な「インボイス制度」についてお伝えします。メニューはこちらです。1.インボイス制度とは2.インボイス登録のメリットデメリット3.対応する際の注意点そして最後にまとめとして「結局なにを選んだらいいのか」ということをお伝えします。ぜひ最後までご覧ください! 不安に感じられている方も多いインボイス制度ですが、テクフリ経由でお仕事をしていただいているフリーランスのエンジニアの方については当面の間、インボイス制度によって収入が減少する部分はテクフリが負担いたしますので、10月から急に収入が下がるということはありません。ご安心ください。それでは、本日解説を担当していただきます税理士の先生をご紹介します。税理士の脇田弥輝先生です。よろしくお願いします。 【脇田先生】 よろしくお願いします。 【くるみ】 脇田先生は大学卒業後に会社員としてシステムエンジニアをご経験され、ご結婚を機に退職後、税理士になられました。 4冊の著書はわかりやすいと評判で、「フリーランスの税金と経費と確定申告」など、これからの確定申告時期にもおすすめです。また、フリーランスや中小企業に寄り添ったさまざまな活動をされていて、「経費精算カフェ」など面白い企画もされているそうです。脇田先生、「経費精算カフェ」というのはどのようなものなんでしょうか? 【脇田先生】 経費精算カフェは、経費の精算を黙々とするカフェで、私がセミナーをする訳ではないのですが、店長を私がしています。なのでわからないことがあれば質問していただいて解決することができます。大きな特徴は、「入店時に店長の私に宣言した経費精算が終わらないと帰れない!」という点です。なのでみなさん、必ず宣言した分は終わって帰られます。フリーランスではありませんが、私もシステムエンジニアを経験しているのでフリーランスエンジニアの方は大歓迎です!ぜひ領収書パンパンで来てください。お待ちしております! 【くるみ】 なるほど、経費精算をしていてわからないところと質問したりもできるのはとても良いですね。以下のURLから、テクフリユーザーの方もぜひ脇田先生のSNSやブログをチェックしてみてください。 【脇田弥輝税理士SNS】 アメブロ Twitter Instagram インボイス制度とは 【くるみ】 早速ですが、インボイス制度が一体どういったものなのか、最初に教えていただけますか? 【脇田先生】 そうですね。私のところにも相談が続々来ているところです。みなさん、内容がわかりづらく困ってらっしゃるようです。 インボイスというのはインボイス制度における消費税の納税のために必要事項が書かれた、領収書や請求書のことをいいます。現在の領収書や請求書とどう違うかというと、現状は「区分掲載請求書等保存方式」といいますが、要するに標準税率の10%なのか、軽減税率の8%なのかの区別や、日付・店名・金額などの記載があります。それに加えて、適格事業者の登録番号が書かれます。また税率ごとに区分した税額も必ず記載します。こちらに記載された消費税額を後で納めますといった証明をする領収書になります。 インボイスを発行できるのは、消費税を納める課税事業者のみとなります。なのでインボイスが始まると、免税事業者のかたがインボイス発行事業者に登録するということは課税事業者になるということになります。そのまま免税事業者がインボイス発行の登録をしなければ、免税事業者のままでいられます。現在課税事業者の方もそのままではインボイスを発行できません。消費税を払いながらインボイスを発行できない状態になりますので、登録することをお勧めします。 次のスライドを見ていただきたいのですが、330円で仕入れたものを1100円で売るという事例です。 この場合、原則的に考えると消費税の課税事業者は1100円もらった時の100円は後で納める消費税で、仕入れ先に払った330円の内、30円は後で返してもらえるんです。なので330円で仕入れて1100円で売ったので、770円が手元に残りますが、受け取った100円の消費税と、支払った30円の差額分の70円を後で納めるので700円が粗利として残ります。これは税抜きの1000円から300円を引いたものと一致します。 次のスライドを見てみましょう。 今、免税事業者と言って消費税の納税を免除されている事業者の場合、1100円もらったうち、100円分は消費税ということは考えなくてよくて、330円の内の30円の消費税も考えないので、単純に1100円から330円を引いた770円が粗利となります。なので先ほどの粗利700円と比べると10%利益が増えることになります。 次のスライドです。こちらが今後インボイス制度が始まった場合に影響します。 仮に真ん中の事業者が課税事業者で、仕入れ先のフリーランスの方が免税事業者、つまり、インボイスを発行してくれない方だったとします。お客様から1100円もらって100円は消費税と認識されますが、フリーランスの方に支払った330円の内、30円分は消費税と認められないので、単純にもらった消費税をそのまま100円を消費税として収めなくてはならなくなります。ですので、本来であれば700円の粗利が、670円となり30円の利益が減ってしまいます。 とても複雑で色々とお話ししましたがまとめますと、 1.売上先が課税事業者で、フリーランスの方が課税事業者でインボイスを発行できれば、売上先の利益は700円となります。 2.売上先が課税事業者で、フリーランスの方が免税事業者、つまりインボイスを発行できなければ、売上先の利益は670円に減ってしまいます。 3.売上先が免税事業者の場合は、フリーランスの方が課税事業者、免税事業者のどちらであっても、売上先は消費税を計算しないので、利益は770円となります。 つまり、フリーランスの方が免税事業者であると、相手側の利益が減ってしまうということが起きます。なので、特別な理由がない限りはインボイス発行事業者になることをお勧めします。特別な理由というのは、例えば、縁故のお仕事が多くてインボイスを発行しなくても許容されるとか、取引先が一般消費者の方を多く相手にしている場合には、インボイスを求められることはないと思います。しかしフリーランスエンジニアの方であれば、取引先は事業者になりますので、インボイスを発行することになると思います。 先日、税制改正大綱がまとめられ、「2割特例」という特例ができました。免税事業者のかたがインボイス発行事業者(つまり課税事業者)になられた場合、売り上げた時の消費税と、支払った時の消費税の差額を納めるのではなくて、売り上げた時の100円の消費税のうちの2割、つまり20円だけ納めれば良いことになりました。先ほどの例では70円納めるところ納めるところ、20円で良いことになります。 これは、免税事業者がインボイスを発行事業者になり消費税を負担することについて反発が大きかったため、その消費税の負担を少なくするために講じられた措置となります。なお、当該適用を受けるためには消費税の申告書にその旨を付記する必要がありますのでご注意ください。補足をすると、すでに課税事業者の人には制度的には影響は少ないですが、業務的に作業が増えると言うことになります。インボイスの内容によって納める消費税額が変わってきます。 インボイス登録のメリットデメリット 【くるみ】 納めなければいけない消費税が2%になるということであれば、課税事業者になるデメリットが小さくなったと言えそうですね。現在免税事業者のフリーランスエンジニアの方だと、免税事業者のままでいるのと、課税事業者になるのとどちらがいいんでしょうか?それぞれメリットデメリットを教えていただけますでしょうか。 【脇田】 メリットデメリットで言うと、免税事業者でいるメリットは今までのように消費税を納めなくていいですし、消費税の申告をしなくても良いことになります。一方でデメリットはインボイスを発行しないと、取引先(売上先)の負担が増えてしまうため、その分売上先から値下げを要求されるかもしれません。また、売上先から取引自体を見直されてしまう可能性がある、という点です。ただし後で案内がありますが、テクフリでは、当面は消費税の負担増分をテクフリが負担してくださるとのことなので、それは嬉しいですね。 【くるみ】 免税事業者のままでいると、仕事を打ち切られてしまうことや、いただける報酬が下がってしまう恐れがあるのはフリーランスにとっては不安ですね。テクフリの稼働者の方でも、免税事業者で居続けるためにあえて報酬を抑えている方もいらっしゃいます。 【脇田先生】 インボイス、適格請求書ですね。これを発行できないと、縁故など特別なことがない限りは業務を今の金額で受けるのが難しくなりますので、早めに報酬の高い案件にチャレンジして年収とスキルを上げていくことが良いかと思います。 対応する際の注意点 【くるみ】 なるほど、やっぱり登録する必要性が高くなるのですね。実際に適格請求書発行事業者になったとき、処理で気を付けることはありますか? 【脇田先生】 請求書の発行の際に記載するべき事項が増えたので注意してください。 この絵にあるように「インボイスの登録番号」と、税率ごとの、税込み合計額と税額をそれぞれ明記することが求められます。また、発行側が保存する義務が発生したことも注意点の一つですね。ただし、テクフリではみなさんが請求書を発行するのではなくて、テクフリが「支払通知書」を発行してくれるので、事前にインボイス番号を伝えておくだけで大丈夫です。テクフリから、要件を満たした支払通知書が届きます。 【くるみ】 記載事項の追加と、発行側の保存ですね。わかりました。そのほか、起こりやすそうな間違いなどは何かありますか? 【脇田先生】 最初に請求書の設定をすれば、その後はそれほど気をつけなくてはいけないことはないと思います。ただし、この後ご説明しますが、簡易課税ではなく原則課税で申告する場合には、何か買ったときにもらうレシートや領収書がインボイスかどうかいちいち確認しなくちゃいけないので、ものすごく手間が増えるのと、そこでミスが起きそうです。適格領収書じゃないのに課税対象仕入として計上してしまったり、といったことがないように気を付ける必要がありますね。 抜け道 【くるみ】 今まで以上に、領収書・請求書をよく見なきゃいけないんですね。そのほか、節税のために意識できるポイントがあれば教えてください。 【脇田先生】 先ほどのスライドの例で言うと消費税100円受け取って30円払った場合、差額の70円を納めるのが原則的ですが、実は、簡易課税制度や2割特例というのがあります。 簡易課税制度は、売上時に50%を収めるという方法です。先ほどの例ですと100円の消費税の50%、50円を納めることになります。こちらは2年前の売上高が5000万円以下の事業者が選択できます。また、2割特例は今回の税制改正で導入されますが、売り上げた時にもらった消費税の2割を納めます。なので先ほどの例で100円の消費税をもらったら、20円を納めれば良いです。こちらは免税事業者が新たにインボイス発行事業者になった場合にのみ選択することができ、3年間の経過措置になります。ただし、どちらの場合であっても大きな消費税を納める場合には、この選択ではなくて、原則課税で計算した方が有利な場合もあります。 それから、節税というのかわかりませんが、今回の税制改正で変わったことがあります。 原則課税を選択していて売上が1億円以下の事業者の場合、もらったレシートの合計額が10,000円以下の場合であれば、インボイスでなくても引けるというものが始まります。例えば6,000円と9,000円のものを買うときに合わせて15,000円でレジを通過すると、インボイスでなければ引けないですが、2回レジに並んで6,000円と9,000円であれば10,000円以下なのでインボイスでなくても引くことができるという制度です。節税のために分けてレジに並ぶのも手段の一つです。 まとめ 【くるみ】そうしますと、今回のインボイス制度についてまとめると。。。。このような感じでしょうか? 現在免税事業者の方はインボイス制度に対応し、適格請求書発行事業者になる必要はありますが、2割特例を適用して消費税を抑えることができるんですよね。さらに当面はテクフリが消費税によって収入が減る部分を負担してくれると。 そして、現在課税事業者の方もインボイス制度に対応し、適格請求書発行事業者になることが必要ですが、消費税の納税金額は変わらないんですよね。そこで簡易課税を選択して、消費税の納税額を抑えることができると。適格請求書発行のわずらわしさは、テクフリであれば支払通知書を発行してくれるので省略できる、ということですね。 【脇田先生】 そうですね。まだ状況によっては変わるところもあるかもしれませんが、現時点(2023年1月時点)ではこちらの内容になります。先ほど申し上げた通り、現在課税事業者の方で実際の経費がすごく多い方は、原則課税が有利な場合もありますので、注意は必要です。 【くるみ】 なるほど、色々な方法があるのですね。ご説明ありがとうございました。 テクフリユーザーの皆さん!インボイス制度の対応をどうするか、検討のヒントになりましたでしょうか。冒頭でも申し上げた通り、テクフリをご利用いただき、業務案件に参画されていらっしゃるフリーランスの方に関しましては課税事業者になった後も当面は消費税の納税分をテクフリが負担いたします。また、免税事業者の方に不利益になるような単価の変更も当面ありません。 テクフリは平均単価81.2万円の高単価案件、90%以上のエンジニアが希望単価を下げずに参画できる交渉力、そして3人に1人が収入を120%にできるサポート体制が魅力的なサービスです。 さらに福利厚生サービスの「ITフリーランスコンソーシアム」も、稼働後のフリーランスエンジニアを強力にサポートいたします。今後サービスラインナップも拡充してまいりますので、どうぞお楽しみに。 本日は脇田弥輝税理士事務所より脇田税理士をお招きしてインボイス制度についてご紹介しました。本日はありがとうございました。 【脇田先生】 ありがとうございました。 【くるみ】 ぜひテクフリにご登録ください! >>>プレスリリースはこちらから 【テクフリアンバサダー くるみ SNS】 Instagram YouTube
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【独自調査】エンジニアのSESブラックリストは都市伝説なのか?

借金の返済が滞るなどすると「ブラックリストに載って、クレジットカードが作れなくなる」といった話をよく聞きます。 エンジニアの世界でも同様にブラックリストが存在し、「ブラックリストに登録されると現場に入りにくくなる」という噂があります。 すでにエンジニアとして働いている人はもちろん、これからエンジニアとして働きたい人も気になりますよね。 そこで、今回はこの噂の真相についてエンジニアの一人として調べた結果、そしてどんなエンジニアが問題視されるのかというSES業界の真相についてみなさんにご紹介いたします。 結論:エンジニアのブラックリストは存在しない。しかし・・・ エンジニアのブラックリストとは、冒頭でも書いた通り、「それに登録されると現場に入りにくくなる」という、SES会社や人材会社が作成・整備した要注意人物リストのようなものとされています。 結論から言うと、私が調べた限りでは“エンジニアのブラックリスト”なるものを見つけることができませんでした。また、作成していると明言した担当者は誰もいませんでした。 ただ、実態として、リスト化はされていないけれど、所属SES会社や人材会社の人事資料・人材情報に「この人、あの現場で、どういう理由でクレームを受けた」「この人の人柄は〇〇だ」という記録は行われているそうです。こうした記録を行うのは、その人に指導を行ったり、あるいは“その現場の好みの人材”を知るためには必須のことですよね。 そして、そうした資料から要注意人物リストを作ろうと思えば作れるし、実際に個人的な参考資料として作成している人はいるかもしれない、という話をしてくれた方はいらっしゃいました。 ただし、そのような所属SES会社や人材会社の人事資料・人材情報は社外秘のデータなので、基本的には会社を超えて連携・共有されていないということでした。つまり、金融機関のブラックリストのようにA銀行でのローン返済遅延のせいで、B銀行でクレジットカードが発行できなくなる、といったことにはならないでしょう。 では、“C社で問題を起こしたならば、C社を辞めてD社に行けばいい”という話かというと、そうでもありません。 IT業界自体は広いです。しかし、似たスキルセットを持っている人、もっといえば、似たような現場・案件が得意な人たちのつながりはそこまで広くないので、「あの人、他の現場で出禁を食らって、あの現場に回されたんですよ」「あいつ退職して業界去ったと思ったら、同業他社に転職して、あそこのビルで仕事しているらしい」といった情報は、意外とシェアされています。 そして、そういう情報を人材会社の担当者が知ってしまい、優良案件の紹介を躊躇する、といった事態になる可能性は十分にあります。そういう意味では、明示的なブラックリストはありませんが、ブラックリストに値するものは存在するといえるでしょう。 実録!問題児エンジニアとはこの2パターンだ! 問題があると認定されるエンジニアには大きく二種類のタイプがいるように思います。 それはずばり、クライアントから見放されるタイプと、エンジニアチームを含めた所属元から見放されるタイプです。 それでは、それぞれの実態をご紹介いたします。 ①クライアントから見た問題エンジニア このタイプのエンジニアは一言でいうと、人としての最低限がままならないと思われた人です。 私の知っている例として 執務室の自席で昼寝していびきをかいていた クライアントから土足厳禁と言われていた場所(機械室だったかな?)に土足で上がっていった クライアントから貸与されていた端末で、通信を大量に使う業務に関係ないサイト(具体的にはニコニコ動画)を日がな一日見ていたため、業務通信に影響が出た 信号ではないところで道路を横断して周辺住民からクレームが入った、歩きたばこで周辺住民からクレームが入った などなど、色々な話があります。 さらには、隣の会議室にクライアントの担当者がいることに気が付かず、その人の悪口を言い続け、即刻、出禁になったという、もはや「その現場から抜けたくて、わざとやったんだろ?」とツッコみたくなるケースも知っています。 このように、エンジニアの中にはあまりよくない行動をしてしまう人もいるのです。 もちろん、うっかりランサムウェア付きの添付ファイルを開けてしまい、クライアント企業に大損害を与えて、所属元からも半ば解雇状態となった方もいます。しかし、この手の業務上の過失でクライアントからクレームが入るという例は少ないです(このように大ごとになった場合、クレームが入る前に所属元が手を打つパターンも多い)。 それよりも、当たり前のマナーやルールを破りクレームを受けて、現場から放り出されるエンジニアの方がはるかに多いのが実情です。 ②所属元から見た問題エンジニア このタイプのエンジニアは一言でいうと、所属元にとって制御不能な人です。 SESにも関わらず、リーダーを通さずにクライアント担当と仲良くなって勝手に仕事の範囲を広げてしまう人が、所属元の上層部の圧力によって、強制的にその現場から離脱させられたのを見たことがあります。 「クライアント担当と良好な関係を築いているので良いことだよね。その人を現場に残しておいた方が良いんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、SESは企業間で“契約で行う範囲とその報酬”を取り交わす契約です。現場のエンジニアが、勝手にその内容を見直しして良いものではありません。 しかも、仕事の範囲を広げた分報酬も増えるのであればまだ良いですが、単純に「ついでにこれもお願いします」「良いですよ」と会話しただけで、報酬を増やす約束がされていないのであれば、文字通り“ただ働き”になってしまいます。 こうした観点から、その人を、この現場に置いておくと会社の運営上問題となると判断されたようで、半ば強引に異動となっていました。 また、自分より年の若いクライアントの担当者に、ドキュメントレビューでボロボロに指摘されたのが気に食わなかったのか、そのクライアント担当者と口を利かなくなる(どうしても、やり取りが必要なときは、他の人に代わりに聞いてもらっていた)という人もいました。 エンジニアとしての能力も、そこまで高くない、と評価されていたこともあり、クライアント側から正式なクレームが入って“企業間の問題”にしたくない、という所属元の判断から、速やかに、その現場から離脱させられていました。 ブラックリストに載らないための対策 一言でいえば、「ルールを守って、常識のある人になりましょう」という話だと思います。 自分の所属元のルールを守り、クライアント企業の設備や備品を使わせてもらうにあたって、守るべきルールを守る。そして、一般常識として守るべき社会規範も守る。 その当たり前ができずに問題エンジニア認定されている例が実に多いということを肝に銘じて、日々、正しく生きることが重要だと思います。 まとめ:ブラックリストの存在を証明できなかったけれど・・・ 繰り返しになりますが、今回、エンジニアのブラックリストがある、と明言した人に出会うことはできませんでした。 しかし、過去に問題を起こした人物という記録が組織内に蓄積されるのは事実であり、意外と関係者内で情報が広まることがあるので、「ブラックリストに載っているのかな?」と不安に思う状況はあり得る、という結果になりました。 でも、きちんと守るべきルールを守って仕事をしていれば、“問題のあるエンジニア”認定されることは少ないので、そこまで不安に思う必要はありません。 sesブラックリストについてよくある質問 フリーランスで失業保険を受給しようとする際、良くある質問を4つまとめました。 エンジニアのブラックリストとは? エンジニアのブラックリストとは、“それに登録されると現場に入りにくくなる”という、SES会社や人材会社が作成・整備した要注意人物リストのようなものとされています。結論から言うと、私が調べた限りでは“エンジニアのブラックリスト”なるものを見つけることができませんでした。また、作成していると明言した担当者は誰もいませんでした。 ただ実態として、所属SES会社や人材会社の人事資料・人材情報に「この人、あの現場で、どういう理由でクレームを受けた」という記録は行われているそうです。 クライアントから見た問題エンジニアとは? このタイプのエンジニアは一言でいうと、“マナーやルールを守れず、常識的でないと思われた人”です。 業務上の仕事内容よりも、“常識的に良くない”というレベルの理由でクレームを受けて、現場から放り出されるエンジニアの方がはるかに多いのが実情です。 所属元から見た問題エンジニアとは? このタイプのエンジニアは一言でいうと“所属元にとって制御不能な人”です。 契約内容を超えた仕事を勝手に取引先と行ってしまったり、クライアント担当者とのやりとりで不機嫌になってしまい口を利かなくなってしまったりと、身勝手な行動をとる人が所属元から見た問題エンジニアとされてしまいます。 ブラックリストに載らないための対策は? 自分の所属元のルールを守り、クライアント企業の設備や備品を使わせてもらうにあたって、守るべきルールを守る。そして、一般常識として守るべき社会規範も守る。その当たり前ができずに問題エンジニア認定されている例が実に多いということを肝に銘じて、日々、正しく生きるということが重要です。
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フリーランスが増えすぎという噂は本当?今から始めるとどうなる?現状と今後の展望について解説!

近年、 「フリーランスが増えすぎている」 という噂を耳にすることが多くなってきました。 先進諸国と比較して、日本の働き方は後れをとっている、なんてことも言われているのに、フリーランスが増えすぎというのは一体どういうことでしょうか? この記事では、フリーランスが増えすぎているのかどうか、何故そう言われているのか?などについて詳しく解説していきます! 最後まで読んでいただくと、フリーランスを目指す方の不安も解消できるでしょう! フリーランスとは そもそもフリーランスとはなんでしょうか? 「フリー」と謳っているし、自由にお金を稼げて、縛りがないんじゃない?と考える人も多いでしょう。 その考え方は一概に間違いとは言えませんが、その通りではありません。 フリーランスは、雇用されておらず、自分の裁量で働くことを指します。 会社に雇用されていないので、働く場所や時間を好きに選ぶことができ、個人で仕事をすることでその報酬を得ています。 フリーランスの仕事一覧についてまとめた記事はこちら! >フリーランスの仕事・職種は何がある?おすすめ16種類一覧 | テクフリ フリーランスは増えすぎている? フリーランスは、従来の会社に勤めて決められた場所・時間で働くかたちに変わって、大きな注目を浴びています。 内閣官房日本経済再生総合事務局が2020年5月に公表した「フリーランス実態調査結果」によると、2020年2〜3月時点でフリーランスの試算人数は462万人です。 内閣府が2019年7月に公表した「政策課題分析シリーズ17 日本のフリーランスについてーその規模や特徴、競業避止義務の状況や影響の分析ー」では、2019年1〜3月時点で341万人と試算されています。 フリーランスは定義が曖昧で、調査元によってどこからどこまでがフリーランスなのか?が変わってくるので正確ではないものの、官公庁の出している上記2つのデータで比較すると1年間で増加傾向が見られたと予想されます。 参照:フリーランス実態調査結果 内閣官房日本経済再生総合事務局 政策課題分析シリ-ズ 17 日本のフリーランスについて 内閣府政策統括官 フリーランスが増えた5つの理由 では、なぜフリーランスが増えたのでしょうか? 理由として、次の5つが挙げられます。 ・働き方の変化 ・IT人材需要の変化 ・フリーランスを取り巻く環境の変化 ・DXの影響 ・社会環境の変化 詳しく見ていきましょう。 働き方の変化 厚生労働省が2018年に公表した「働き方改革」は、少子高齢化による生産年齢人口の減少や、働く人のニーズの多様化などの課題を受け、多様で柔軟な働き方を選べるようにすることを目的としています。 「労働時間の見直し」と「正規・非正規雇用に関わらない公正な待遇の確保」の2点に焦点が置かれています。 これによって、すべての企業とまではいかずとも、フリーランスでも好待遇な企業が増えて、副業やフレックスで働くことができるようになりました。 IT人材需要の変化 2019年に経済産業省委託でみずほ情報総研株式会社が実施した「ーIT人材需給に関する調査ー」の報告書によると、2018年時点でIT人材の需要が供給を22万人上回っており、2030年には79万人不足する可能性があると予想されています。低位シナリオで進んだ場合でも16万人が不足すると見られています。 このことより、企業はIT人材不足を解消するために、即戦力のITフリーランスを求めているため、待遇も改善されてフリーランスを目指す方が増えていると考えられるでしょう。 参照:- IT 人材需給に関する調査 - 調査報告書 経済産業省 フリーランスを取り巻く環境の変化 フリーランスを採用する企業の増加に伴い、マッチングを推進するエージェント会社が増加して、仕事を探しやすくなったのもひとつの理由でしょう。 さらに、コワーキングスペースのような、フリーランス向けの施設が各地にできていることも影響していると考えられます。 DXの影響 DXとは、Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)のことです。 本来のDXは、情報技術の浸透によって人々の生活をよりよいものへと変革することを意味します。 ビジネスの場では、AI・IoTなどの技術によって、業務効率化や新しいビジネスモデルを生み出すことにあたります。 DX化によって業務効率化が図られ、リモートワークの導入が進んでいる企業も少なくありません。その結果として、空いた時間を副業に使う人が増えたと考えられます。 社会環境の変化 流行病によって企業は人件費削減を強いられ、多くの人にキャリア上の転機が訪れたことや、リモートワークが導入されたことで、フリーランスになりたいと考える人が増えたのもひとつの理由です。 自分からリスクのあるフリーランスになるのをためらっていたが、社会環境の変化によって強制的に状況が変わったことで、新しい生活を求め始めた人もいるでしょう。 フリーランスはやめとけと言われる理由 一方で、「フリーランスはやめとけ」という声もあります。 理由として、次の4つが挙げられます。 ・営業活動が大変 ・社会的信用が低い ・景気に左右される ・スキルアップが大変 詳しく見ていきましょう。 営業活動が大変 フリーランスが仕事を獲得するには、自分の足で探しに行く必要があります。そのため、自分をいかに売り込めるかが重要です。もちろん営業が得意な人にとってはマイナスポイントではないのですが、苦手な人にとっては大変と感じるでしょう。 しかし、最近はフリーランスエージェントも多く存在するため、苦手な人は活用してみるのもいいかもしれません。 テクフリで相談する 社会的信用が低い フリーランスは常に仕事がある保証がありません。つまり、収入が安定することを証明できないので、社会的信用が低くなってしまいます。 社会的信用が低いと、クレジットカードの契約やローンの組み立てができない恐れがあります。 景気に左右される 景気悪化や会社の業績不振の影響を真っ先に受けることになるのもフリーランスです。 予算や人件費の削減が必要になった時に、業務委託のフリーランスは最初に契約が切られたり、更新をしてもらえなくなることが考えられます。 また、社会全体の景気が悪いと、仕事がなくなったあとに新しい仕事を見つけるのも難しいでしょう。 スキルアップが大変 働き方というフリーランスの魅力部分にだけ注目して働き始めた人にとっては、スキルアップすることは難しいでしょう。 フリーランスは即戦力として期待されているため、難しい課題でも投げられることがあるでしょう。そんな時に、周りを頼って教えてもらう、ということはあまり期待できません。 自分で常にスキルアップを目指して学習できる!という人は問題ないでしょう。 フリーランスで成功するためのポイント フリーランスとして成功するために、おさえておきたいポイントは次の通りです。 ・営業力 ・経験値 ・自己管理力 詳しく見ていきましょう。 営業力 フリーランスは、まず仕事を見つけないことには始まりません。 そのため、自分をよく見せる方法や売り込む方法の選択肢を増やすことは大事です。 例えば、一見受動的に見えるSNSでの知名度アップやブログでの仕事獲得も営業力につながります。 経験値 とにかく仕事をして、経験値を積むことも大事です。 これまで述べてきたように、フリーランスは即戦力が求められます。 経験値が多い人であればあるほど、仕事探しが楽になるだけでなく、好待遇が見込めます。 自己管理力 組織に属するのと大きく違う点として、税金周りなどの事務作業も自分でやらなければならないということが挙げられます。 働く時間や場所が好きに決められる以上、自分のモチベーションやスケジュール管理がしっかりできないと仕事効率が下がります。 ただし、逆にいえば、自己管理がうまくできる人はフリーランスに向いていると言えるでしょう。 フリーランスのメリット・デメリット これまでの内容をふまえて、フリーランスのメリット・デメリットをまとめてみます。 メリットは次の通りです。 ・働く時間・場所を自由に決められる ・月収アップが見込める(スキル次第ではいくらでも稼げる) ・やりたい仕事ができる 一方、デメリットは次の通りです。 ・自分で仕事を探す必要がある ・安定しない ・社会的信用が低い フリーランスの案件獲得方法 フリーランスが案件を獲得する方法は4つあります。 ・SNSやブログで知名度をあげて、仕事を募集する ・フリーランスエージェントを利用する ・クラウドソーシングで案件を探す ・知人に紹介してもらう 詳しく見ていきましょう。 SNSやブログで知名度をあげて、仕事を募集する 個人で仕事を探す場合は、SNSやブログを活用するのが有効です。 実績や有益な情報を発信して、知名度をあげていくことによって、依頼を受けることができる場合があります。 影響力のあるアカウントやブログをすでに所持している、という人にとってはコストもかからないので試し得でしょう。 フリーランスエージェントを利用する SNS等で仕事を募集しても見つからない…という方は、フリーランスエージェントを利用するのもおすすめです。 エージェントに登録すると、案件の紹介だけでなく、面倒な契約・請求書まわりの事務作業も代行してくれます。 自分から探すことも可能ですが、登録しておくだけで案件の紹介もしてもらえるので、案件が探しやすくなるでしょう。 テクフリに登録する クラウドソーシングで案件を探す クラウドソーシングは、不特定多数の人に対して案件を提示し、業務を外注できるサービスです。 1回あたりの仕事量が軽いものから、長期のものまでさまざまな案件があります。 特徴として、簡単な作業の案件だと、単価が安めに設定されていることがあげられます。 また、短期間で比較的簡単に仕事を得られるので、契約と契約の間にやる、といったような使い方も可能です。 知人に紹介してもらう フリーランスで仕事を探す際には、人脈はひとつの大きな武器になります。 知人に、人手が足りているか確認して、足りてなければ案件を紹介してもらう、というのも手段です。 また、知人だけでなく、過去の取引先なども活用できると幅が広がるでしょう。 フリーランスになるための手順 フリーランスになるためには、大前提として資金が必要です。 なぜなら、安定して仕事につける保証がないため、仕事がない期間の生活を送るにはある程度の資金が必要となるからです。 また、フリーランスは仕事をもらうことが第一歩なので、ある程度のスキルや経験値が必要となります。 そのため、最初からフリーランスになります!というよりは、会社に所属して経験を積んでからフリーランスを目指す方が安全です。 フリーランスを目指すと決めた後も、どのような仕事を受けてフリーランスになるのか、週何日働く予定なのか、など具体的なプランをたてることが大事です。 これらすべての手順に共通していえることは、 「フリーランスになりたければ、ざっくりと計画をたてる必要がある」 ということでしょう。 フリーランスはリスクがあるといえど、きちんと計画を立てて、段階をふんで進めていけば問題ありません。 フリーランス案件をチェックする”
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【難しい】優秀なエンジニアを採用するための3つの解決策とは?

新型コロナウイルスの影響下でも、依然として有効求人倍率は高く採用難度が高まっているITエンジニア。様々な採用ツールを使っても優秀なエンジニアを採用できないとお悩みの企業も多いのではないでしょうか。 今回は、優秀なエンジニアの採用が難しい理由3つと、エンジニア採用を成功させる解決策3つについて解説いたします。 エンジニア採用が難しい主な3つの理由とは? そもそも理想のエンジニアが少ない 経済産業省が発表したIT人材需給に関する調査では、2030年には最大で約79万人不足すると試算されていること、新型コロナウイルスの影響でリモートワークへの移行やDX(デジタルトランスフォーメーション)の導入を行う企業が増加していることからITエンジニアの需要が非常に高まっていることが顕著になっています。 また、優秀なエンジニアは特にリファラル採用で案件を獲得している場合も多く、人材が外部に流れにくいことも企業が求める理想のエンジニアが少ないとされる理由の一つです。こうしたエンジニアは自社で採用するのは難しく、エンジニア採用に特化した人材サービスを利用することで解決する場合があります。 エンジニア採用について相談する エンジニア採用に予算をかけない エンジニアの重要性を理解している企業ほど高単価を提示します。それは、優秀なエンジニアを囲い込むためです。前述の通り、そもそもエンジニアの母数は少なく、有効求人倍率は約3~5倍とされていることからエンジニアは企業を”選べる立場”にいます。その中で優秀なエンジニアを採用するには、それなりの予算を提示する必要があることは明らかです。ここでエンジニアに対する予算を切り詰めてしまうと、企業が求める基準に達しないエンジニアが集まってしまいます。 理想のエンジニアかどうか見極めることができない これは企業の人事担当、面接担当の専門知識不足が原因と考えられます。エンジニア採用にも従来の採用方法を採用していると、十分な実務経験が伴う場合でも、面接時のコミュニケーションの取り方や印象で採用を見送るというケースが多々起こります。現場で特に重視されるのは、適切な実務経験とプログラミング言語の合致などです。エンジニアに限らず、職種によって適切な面接担当と採用基準を設けないと、理想のエンジニアの採用は難しくなってしまいます。 エンジニア採用を成功させる解決策3つとは? 人材要件を明確にする 自社のエンジニアに必要な人材案件を明確にすることで、より詳細にプロジェクトに必要な人材をイメージすることができます。そうすることで、採用方法、選考フローの内容や手順などの見直しにも繋がり、理想とする優秀なエンジニア採用に近づくと考えられます。 人材要件としてはプログラミングスキルはもちろんのこと、コミュニケーション能力なども含まれるため、どのようなチーム作りをしたいのか、という目的の明確化にもつながります。 採用担当は専門知識を持つ人に任せる これはエンジニア採用が難しい理由の3つ目であげたように、専門知識を持つ人を人事担当、面接担当におくことでミスマッチを防ぐことができます。また、現場でチーム作りを担当する当事者に面接担当を任せる、というのも採用における主軸の一つになります。優秀なエンジニアの早期離職のリスクを減らすことにつながるため、採用担当者選びには慎重になる必要があります。 ポテンシャルを重視して未経験者を採用する エンジニアの領域は日々進化しており、毎日の学習が必須です。つまり、学習方法によっては未経験のエンジニアでも実力を身につけることができるということです。現在は個人ブログや書籍など多くの媒体にチュートリアルが掲載されているため、無料でプログラミング知識や実務を積むことができます。実務経験のあるエンジニアを採用できないのであれば、優秀なエンジニアを作る、という方向転換をすることも解決策として考えられます。 「テクフリ」ならフリーランスエンジニア採用を細部からサポート テクフリは約10,000名の高度IT人材から最適な人材を選定し、エージェント型でオンサイトの開発支援をするITエージェントサービスです。 急な要因確保にも0営業日での候補者推薦が可能。人物面、スキルなどを考慮した人材紹介を行うため、求人に時間をかけることなく優秀なエンジニアを採用することができます。 テクフリの利用方法がわかる資料のダウンロードはこちらから まとめ 新型コロナウイルスの影響でより優秀なエンジニアの採用が難しくなっています。予算面の改善が難しい場合は特に解決策の3つを実現することが重要になります。 今回紹介した原因、解決策をぜひ優秀なエンジニア採用に生かしてください。
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