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インフラエンジニア

AWSエンジニアの需要は?平均年収や活躍できる業界を徹底調査

AWSエンジニアとは AWSエンジニアとは、アマゾンウェブサービスというAmazon社が提供するインフラストラクチャーサービスに特化したエンジニアです。 AWSはかつてAmazonが社内で使用するために開発されたインフラストラクチャですが、2006年からはサービスとして提供しています。 AWSは基本オンデマンドで利用できるため、社内にサーバーの設置などオンプレミス環境を用意する必要がありません。 さらに従量制料金を設定しているため、限られた予算内でも利用できるサービスとして、国内でも多くの企業が既に導入しています。 またAWSでは20以上のサービスが提供されています。そして無料アカウントから利用をスタートできるため、導入のハードルも低く設定されています。 20以上あるサービスには、分析、データベース、ストレージインフラストラクチャ、コンピューティングサービス、ゲーム開発、IoT、メディアサービス、モバイルサービスなど様々です。 クラウドサービスはセキュリティが重要な課題ですが、AWSでは不正な動作をモニタリングする、脅威検出サービスであるAmazon GuardDutyも用意されています。 Amazon GuardDutyは脅威を自動化で対応でき、IPアドレスなど攻撃者の情報も検出可能です。 Amazon GuardDuty はAWSのサービスの一つに過ぎませんが、AWSは無料期間が設けられており、これらのサービスを一定期間無料で利用できます。 AWSは無料期間でテスト環境の構築ができる点も、魅力的な特徴の一つだといえるでしょう。 そしてAWSとAWSエンジニアの需要が増えている背景には、サーバールームを自社で持たず、クラウドのサーバーで自社システムを管理するクラウドコンピューティングの一般化が関係しています。 以前は自社でサーバールームを設置して、サーバー、ソフトウェアを自社運用することが主流でしたが、現在はそうではありません。 前述の通りAWSはクラウドサービスとして既に多くの企業に取り入れられています。AWSエンジニアは、今後も躍進が予想されるAWSの普及に伴って、需要が増えていく可能性は高いといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる AWSエンジニアの平均年収 2018年現在、経済産業省など政府機関ではAWSエンジニアとしての平均年収の統計調査は実施されていません。しかしAWSエンジニアを含む職種である、システムエンジニアの年収について統計を発表しています。 ではここでAWSエンジニアの平均年収の参考として、『平成29年賃金構造基本統計調査』から、30歳~34歳程の男性システムエンジニアの平均年収を確認してみましょう。 月給366,100円 年間賞与1,016,600円 平均年収5,409,800円 このようにシステムエンジニアの平均年収としては約540万円が統計として発表されています。 平均よりも高い年収 AWSは需要が拡大しているサービスであり、比較的新しい技術でもあるため、AWSエンジニアとしてキャリアアップできれば、平均よりも高い年収を期待できるといえるでしょう。 実施のAWSエンジニアの求人をチェックすると、平均年収を上回る500万円代後半~600万円程度を提示されている場合もあります。 参考:e-start 政府統計の総合窓口『平成29年賃金構造基本統計調査』 AWSエンジニアの需要はそもそもあるのか AWSエンジニアの需要は少なくありませんが、「AWSエンジニア」という職種名で採用されるケースはそこまで多くはありません。 ただ職種の名称がただのシステムエンジニアであったとしても、AWSの作業を主な担当とするポジションは一般的な求人サイトでも見つけることができます。 AWS運用設計、AWS環境構築、AWS移設作業、AWSサーバー構築などが主な業務として提示されている求人案件の場合、実質はAWSエンジニアとしての採用となります。 近年は費用やセキュリティの観点から、オンプレミスからAWSへシステムを移行したいと考える企業が少なくありません。そういった企業はAWSへシステムが移行した後も、運用業務などAWSに関する業務が発生します。 ミドルウェアやOS、シェルプログラミングに関する知識だけでなく、AWSとセキュリティに関する知識もあれば、AWSエンジニアとして企業とマッチングできる可能性は高いといえるでしょう。 AWSエンジニアはどんな業界・業種で活躍できるのか AWSの需要は様々な業界であるため、今後活躍できる幅は拡がっていく可能性があります。では2018年現在では、AWSエンジニアはどのような業界で求められているのでしょうか。 AWSエンジニアが活躍できる業界:IT/WEB業界 現在AWSエンジニアの需要が最もある業界はIT、Webサービスの業界です。アプリ開発、インフラ構築サービス、Webシステム開発、これらの事業において、AWSエンジニアは活躍できる可能性があります。近年ではブルートゥースなどの通信技術を介したIOTに関する事業を手掛ける企業も出てきていますが、そういった事業でもAWSに関する知識、技術は役立ちます。 AWSエンジニアが活躍できる業界:ゲーム業界 近年のゲームサービスはAWS上で稼働しているものが少なくありません。AWSの知識とミドルウェアの経験もあれば、インシデント管理や障害対応など、運用を含めた業務を担当できます。 近年のゲームはほとんどがオンラインに接続されているため、ゲーム業界でのAWSエンジニアの需要は今後も期待できます。 AWSエンジニアが活躍できる業界:広告、メディア業界 AWSエンジニアは広告、メディア業界でも需要があります。特にコンテンツ配信を行っている事業で求められることが少なくありません。 AWSエンジニアとして転職できれば、AWS環境の運用やAWS利用に関するガイドラインの策定業務、そしてアカウント発行などデリバリーに関連する業務でも活躍できる可能性があります。 【まとめ】AWSエンジニアはAWS未経験でもおすすめの職種 ここまで紹介してきたように、AWSエンジニアは将来性がある職種です。 そしてインフラ構築でエンジニア経験があれば、AWSエンジニアとしてスムーズにキャリアアップできる可能性があります。 またAWSエンジニアのポジションは、AWS未経験でもエンジニア経験があれば、積極的に採用している企業は珍しくありません。 AWSエンジニアはエンジニアとしての基本的なスキルと、AWSへの関心があれば誰にでもなれる可能性があるからです。 AWSは中小企業やスタートアップだけではなく、公共機関からも利用されているサービスでもあります。さらに国内では誰もが知る大手企業も導入しているため、AWSエンジニアは今後も需要が見込める職種だといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
フロントエンドエンジニア

Reactの単価相場は? 6つのフロントエンド言語/FWで比較

フロントエンドエンジニアのフリーランス案件の単価・相場 弊社調べのフロントエンドエンジニアの平均単価は73万円です。単価の幅は下限で40万円、上限が110万円となっています。共に案件数が5以下です。一方、案件数が最多で230件の単価は80万円です。フロントエンドエンジニアの案件数はトップクラスのため、仕事に困ることも少ないでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる テクフリ調べ(2020年2月15日) フロントエンドエンジニアの案件数推移 続いてはフロントエンドエンジニアの求人掲載数の推移をみてみましょう。2017年7月の案件数235件からスタートし2年半後の2020年1月には累積で847件に達しています。なんと増加率は3.6倍です。今後も案件数の増加が期待されます。 テクフリ調べ(2020年2月15日) フロントエンドエンジニアのスキル別求人数と平均単価 それではスキル別で平均単価と求人数をみてみましょう。一番高額なのは月収75.2万円でReact.jsです。React.jsはユーザインターフェスを構築するJavaScriptライブラリの1つです。案件数は57件ですが、FacebookやYahooなど大企業で採用されています。 続くVue.jsの平均単価は75.0万円です。Vue.jsはJavaScriptによるフロントエンド開発を効率的にするフレームワークです。求人数は36求人ですが、導入のしやすさ、開発効率の良さから今後多くの企業で導入されると期待されています。さらにAngular.jsやReact.jsに比べると、フレームワークの規模が小さく、習得しやすいといえるでしょう。 3番目の JavaScriptはプログラミング言語で月収76.1万円です。動的Webページを作成する際に使われます。求人数は最多の120件です。習得の難易度は低くCSSやHTMLなどの言語と一緒に学習することで、スキルアップが望めます。 これらのスキル別求人数と平均単価を一つの参考に技術習得に励んでみてはいかがでしょうか。 言語別 スキル JavaScript HTML5 CSS3 求人数 120 38 37 平均月収 73.5 69.1 67.1 フレームワーク別 スキル React.js Vue.js Angular 求人数 57 36 11 平均月収 75.2 75.0 70.5 テクフリでフリーランス案件を探してみる
データベースエンジニア

データベーススペシャリストを参考書と過去問で攻略!オススメの参考書・学習法を紹介

データベーススペシャリスト試験とは? データベーススペシャリスト試験とは、IPA(情報処理推進機構)が実施している国家試験の一つ。情報処理技術者試験の一区分でもあり、スキルレベルとしては高めの高度情報処理技術者試験に含まれています。試験内容はデータベースに関する運用、開発、保守、要件定義、用語や技術への理解を要するものとなっているため、試験に合格することでデータベースへの理解を客観的に証明することに役立ちます。 国家試験としての難易度が高い資格となるため、システムエンジニアとしてデータベースに関係する業務をしている場合は、社内で評価される可能性が充分にある資格です。社会的な認知度もある資格試験となるため転職前に取得していれば、書類選考で評価されることも期待できます。 参考:IPA「データベーススペシャリスト試験(DB) ~ ビッグデータ時代に求められる、データ志向の担い手 ~」 テクフリでフリーランス案件を探してみる データベーススペシャリスト試験に有効な過去問の使い方 データベーススペシャリスト試験は前述の通り、高度情報処理技術者試験に含まれる難易度が高い資格です。 そのため試験対策で過去問を使う場合は、計画的な対応が必要となります。 では過去問集はどのように使うことが有用なのでしょうか。 データベーススペシャリストの過去問は午後問題から対策する データベーススペシャリスト試験は午後問題が記述式で、午前問題は選択式です。 午前問題は選択式なので暗記で対策することができます。 しかし午後問題は知識だけでなく知識を様々な問題の解消に応用する視点と、適切な回答をまとめる文章力も求められます。 また午後問題は出題数が2~3問程度と少ないため、一つの回答ミスが試験の結果を不合格にしてしまうリスクがあります。 そのため過去問は午後問題から対策することをおすすめします。 データベーススペシャリストの過去問は3か月以上の余裕を持って取り組もう データベーススペシャリスト試験対のための過去問は、最低でも3か月以上の余裕をもって取り組みましょう。 またデータベーススペシャリスト試験の実施は基本的に年に1回であり、平成30年度の合格率は13.9%。 難易度が高い試験となるためベースとなる知識に自信がない場合は、半年から一年ほどかけて反復学習することをおすすめします。 午後問題の過去問は難しいものばかりですが、何度も解いていれば知識は自然と定着します。 難しい過去問も諦めずに繰り返して学習しましょう。 午前問題はデータベーススペシャリストの過去問と問題と解答をセットで暗記しよう 午前問題は暗記によって正答率を高めることができます。 なぜなら午前問題は過去問から出題される傾向があるからです。 記憶を定着させるためには、同じ問題を反復して解くことが有用です。 つまり過去問の午後問題も午後問題と同じように、繰り返し解くことが試験対策となります。 説明が丁寧なデータベーススペシャリストの過去問集を活用しよう 過去問はIPA(情報処理推進機構)のHPで公開されているため、単純に問題を確認することだけで目的なら過去問集は必要ありません。 しかし丁寧な解説がついている過去問集は、過去問に対する理解をより深めることができるためデータベーススペシャリスト試験の対策として有用です。 過去問集はできるだけ説明が丁寧な過去問集を選んで、一つ一つの過去問への理解を深めることを意識することをおすすめします。 通勤時間を有効活用しよう 過去問が掲載された参考書は、通勤時間の勉強にも有用です。 仮に通勤時間が1時間以上ある場合は毎日2時間の学習時間を捻出することができます。 これが毎月20日間あると考えればいかがでしょうか。 通勤時間の学習だけで、月間40時間の学習時間を確保することができます。 データベーススペシャリスト試験の合格率を高めるためには学習時間の確保が重要な課題となります。 隙間時間を有効に活用して、過去問と向き合う時間を確保することを考えましょう。 データベーススペシャリスト試験にオススメの参考書5選 データベーススペシャリスト試験対策には、丁寧な解説がしている参考書が有用です。 では具体的にどの参考書がデータベーススペシャリスト試験対策として使えるのでしょうか。 ここからはデータベーススペシャリスト試験対策としてオススメの参考書を紹介します。 情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2019年版 三好 康之 (著) 「情報処理教科書 データベーススペシャリスト」はほとんどの大きな本屋で見つけることができる、データベーススペシャリスト試験の定番の参考書。 本書は576ページとかなりボリュームがある内容となっているため、全てを網羅することは簡単ではありませんが、じっくりと時間をかけて勉強すれば着実に知識を身につけることができます。 過去問の解説はもちろん、過去問の読み解き方や正しい回答を導くためのテクニックなど、本書ならではの内容も充実しています。 一冊の参考書を徹底的に勉強したい、という場合にもおすすめできる参考書です。 平成30年度 データベーススペシャリスト合格教本 金子 則彦 (著) 本書は午後問題だけでなく午前問題の解説も充実しているデータベーススペシャリスト試験対策の良著。 レビューの評判も比較的良いものが多く、一冊の参考書を徹底的に勉強したい方におすすめです。 試験特有の文章表現に慣れるだけでなく、問題解決のコツを掴むことにも有用な参考書です。 ポケットスタディ データベーススペシャリスト[第2版] (情報処理技術者試験) 具志堅 融 (著), 河科 湊 (著) 本書は2015年に発売データベーススペシャリスト試験の参考書。 解説は丁寧ですが分かりやすさは充分ではないため、本書を手にとるのは参考書としては二冊目以降の方がいいかもしれません。 実務経験などでデータベースの知識がある程度ある方にはおすすめできる参考書です。 2019徹底解説データベーススペシャリスト本試験問題 (情報処理技術者試験対策書) アイテックIT人材教育研究部 (著) 本書は平成30年度の過去問など、比較的新しい過去問の解説が丁寧な参考書。 解答シートのダウンロードサービスもあるため、マークシートを見て試験の雰囲気を掴みたい場合にもおすすめです。 データベース技術の教科書 (技術の教科書シリーズ) 山本森樹 (著) データベーススペシャリスト試験の対策として勉強する際は、過去問対策が最重要であることは間違いありませんが、その前提にはデータベースの基本的な理解が必要です。 そのためデータベース関連の実務経験が浅いなど、データベースの基本的な理解に自信がない場合はデータベースの基本について学ぶことをおすすめします。 本著は書籍のタイトルから分かるように、データベースの基本について内容が充実しています。 データベースの基本の解説だけでなく、演習問題も含まれているため知識の定着にも有用です。 データベーススペシャリスト試験対策にじっくりと取り組みたい場合におすすめの参考書です。 まとめ データベーススペシャリスト試験は、基本情報処理技術者試験の中でも高度試験に分類される難易度の高い試験です。 そして試験は年に一回しか実施されないため、入念な対策が必要な資格試験であることは間違いありません。 そのため一度受験して不合格になった場合は基本情報処理技術者試験の基本である、基本情報処理技術者試験から段階的に合格を目指すというのも有用な選択肢となります。 いずれにせよデータベーススペシャリスト試験は無計画に勉強して合格できるほど簡単な試験ではありません。 データベーススペシャリスト試験の合格を目指す場合は自分自身の現状の知識を客観的に考えて、計画的に学習することを検討してみてはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
ヘルプデスク

ヘルプデスクの年収と将来性とは?

IT業界で活躍しているエンジニアの中には、「ヘルプデスク」と呼ばれる種類の仕事も存在します。「どんな仕事を担当しているのか?」「年収はどのくらいもらえるのか?」について気になる方もいるかもしれません。今回はエンジニア系職種の1つであるヘルプデスクの仕事・年収・将来性などを深掘りしていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ヘルプデスクとは ヘルプデスクは、クライアントや社員の問い合わせに対してソリューションを提供する役目を担う職種です。システムの使い方やアプリを使う上でのトラブルに対応し、問題を解決に導くのが仕事です。 ヘルプデスクには、一般的に「社内ヘルプデスク」「社外ヘルプデスク」の2種類が存在します。 社内ヘルプデスクは、社内のIT部署やシステム管理部に在籍し、社員からの問い合わせに応える業務を担当します。社内で導入しているシステムの使い方や、エラー画面への対処、画面の操作方法のレクチャーまで、幅広い業務を担当することになります。 新しいパソコンやツールを導入する際には、本体のセットアップやインストールを手がけることもあり、ハード・ソフトを問わず幅広い知識が求められるポジションです。新入社員向けに初歩的なことを教えることもあれば、技術的なトラブルに対し専門的な知識を持って対処することもあります。 一方の社外ヘルプデスクは、その会社で提供しているアプリやサービスに関する、ユーザーやクライアントからの問い合わせを受け付ける職種です。顧客からの問い合わせに対応するコールセンタースタッフのような立ち位置になります。 業務内容が似通っていることから、コールセンタースタッフがヘルプデスクを兼任している例も珍しくありません。従来は電話・メールでの問い合わせ対応がメインでしたが、最近ではチャットを使ったリアルタイム対応を行なうところも増えてきました。 ITヘルプデスクの年収 転職サイト「doda」の調査によれば、ヘルプデスクの平均年収は342万円。男性で354万円、女性は321万円というデータが得られます。20代で299万円、30代で367万円、40代になると423万円と経験年数に応じて報酬額がアップする傾向にあります。 IT業界全体の平均年収が456万円とされているので、平均よりはやや劣る数字と言えます。しかしヘルプデスクの仕事内容がコールセンタースタッフと似通ったものであることを踏まえ、コールセンタースタッフの年収額として考えれば平均的か、やや多めの年収額と考えられます。 また、ヘルプデスクの求人には未経験OKとされるものが多いことも、平均年収を押し下げている原因となりそうです。ヘルプデスクといっても、社内SEのように高度な知識・経験を必要とするものではないため、ある程度ITに関する知識のある人であれば未経験でも採用してもらえる可能性は高まります。 ITヘルプデスクのキャリアプラン もっと高額な年収を得たいと考える場合には、まずは未経験でも入社できるヘルプデスクの求人に応募して、その会社の研修や実務を通じて得た経験を活かし、別のエンジニア系職種にジョブチェンジするという方法が考えられます。 未経験でシステムエンジニア・プログラマーといった職種に応募するよりも、ヘルプデスクの経験を身につけてからこれらの職種に応募するほうが内定を勝ち取れる可能性は高くなります。 サーバーエンジニアやネットワークエンジニアといった職種なら、ヘルプデスクの知識・経験がダイレクトに生かされてくる可能性も十分考えられますので、年収が低いからといって軽視すべきではありません。 ITヘルプデスクに必要な技術/資格 イチからヘルプデスクを目指そうと考えるのであれば、IT関連の基本知識と、パソコンやOfficeソフトに関する操作スキルを身につけておくとよいでしょう。 たとえば、「ITパスポート試験」に合格しておけばITに関する一定の知識があると見なされますし、「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の資格を取得しておくことで、Officeソフトの扱いに精通している人という評価を得ることができます。 また、趣味で自作パソコンを組み立てたことがあったり、さまざまなパソコン向けソフト・アプリを扱ったことがある人なら、その経験をアピールすることでヘルプデスクとして採用してもらえる可能性が高くなります。 また、社内ヘルプデスク・社外ヘルプデスクを問わず、多種多様な悩みを抱えた人からの相談を受ける立場になりますので、コミュニケーション能力は不可欠とされます。相手の困りごとを正確に理解し、見当違いのソリューションを渡してしまわないよう、理解力や共感力も求められるでしょう。 ITに関する知識はもちろんですが、こうしたヒューマンスキルも求められる立場であることを念頭に置いて、日頃からコミュニケーションスキルや共感力を高める努力を重ねるのがおすすめです。 ITヘルプデスクが活躍できる業界 ヘルプデスクはコールセンタースタッフとよく似た性質を持っているため、基本的にIT業界を含めたあらゆる業界で活躍することが可能になります。今やパソコンを使用せずに仕事をしている会社はそれほど多くないでしょうから、社内ヘルプデスクはどんな企業にも必要とされている職種といえます。 コールセンタースタッフとして勤務してもいいと考えるなら、メーカー・商社・運送・接客などジャンルを問わず採用してもらえる可能性があります。多くの候補の中から就職先を選ぶことができるので、希望の業界がはっきりしていない人にはおすすめです。 ただし、ヘルプデスクの経験を生かしてIT業界で今後活躍していきたいと考えるなら、迷わずIT業界で内定をもらえるよう努力すべきでしょう。ヘルプデスクとして採用された後、実績やスキルを買われて別の部署へ転属となるケースも考えられます。 また、IT業界の中に身を置くことで将来のキャリアビジョンを描きやすくなるほか、エンジニア系職種に携わる先輩とコネクションができる可能性もあります。こうした経験・人脈が後々役立つことも珍しくありませんので、積極的にIT業界を選びたいところです。 ITヘルプデスクの将来性は? 電話とメールが主流だった従来のコールセンター業務に代わり、AIを使った自動応答システムが、主にチャットでのカスタマーサポートで取り入れられるようになっています。チャットで困りごとを入力するだけで、それにマッチした回答やヘルプページを案内してくれるというサービスです。 現状はテンプレート化されたメッセージしか返信できないものがほとんどですが、AIが進化するにつれて、まるで本物の人間と同じようにメッセージのやりとりができるチャットサポートが誕生する可能性もゼロではありません。 そうした未来を前提とすれば、今後ヘルプデスクの需要は少なくなり、将来性に乏しいと思う人も出てくるでしょう。しかしAIであっても「いつでも頼れる人がいる」という安心感を代替することはできません。 生身の人間が相談に乗ってくれるヘルプデスクは、その市場規模が少なくなることはあっても、決してゼロになることはないでしょう。コミュニケーション能力に優れ共感力もあり、かつITに関する知識も十分に備えていれば、今後も必要とされる人物として評価され続けると思われます。 まとめ エンジニア系職種の中でも、コールセンタースタッフと似た性質を持ったヘルプデスク。ITに関する知識を活かして仲間の社員や顧客の困りごとを解決する、やりがいにあふれる職種でもあります。ヘルプデスクの経験を生かすことでキャリアップやジョブチェンジの可能性も見えてくるので、IT業界に踏み出す第一歩としてヘルプデスクを転職先候補として検討してみてもいいかもしれません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
インフラエンジニア

Linuxエンジニアの需要は? おすすめできる6つの理由を紹介

Linuxとは? Linuxは、UNIX互換のOSです。1991年にフィンランドのリーナス・トーバルズ氏によって開発され、公開されました。もともとはPC AT互換機向けに開発されたOSですが、各種サーバーや業務システム、組み込みシステム(スマホや家電など)へと利用範囲が拡大しています。 利用拡大の理由としては、GPL(General Public License)というライセンス体系を採用して自由に改変と再配布を行えるようにしたことが大きいです。OSS(Open Source Software)としたことで、世界中の開発者によって日々改良や機能拡張などが行われるようになったからです。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Linuxは基本無料で利用できる もうひとつ、基本的に使用が無料であることもあります(サポートは有償のものが多いです)。従来のサーバーソフトに比べ、運用コストを大幅に減らせることから、Webサーバーやクラウドなどにおいて飛躍的に普及しています。 今後、LinuxがサーバーOSの主流となることはほぼ間違いないでしょう。 インフラエンジニアはLinuxを利用することが多い Linuxの知識が必要とされるシーンはいくつかありますが、なかでもインフラエンジニアにとってLinuxに関するスキルは非常に重要です。インフラエンジニアは、基本的にサーバーやネットワークの運用保守を行う役割を担っています。 このサーバーやネットワークの運用保守のためには、Linuxの知識が必ず必要になってくるんですね。 「インフラエンジニアを目指して勉強を始めたい」という場合にはぜひLinuxを学習しておきたいところですし、「Linuxの知識を活かしてエンジニアになりたい」と考えるなら、インフラエンジニアを目標に掲げてみるのがおすすめです。 Linuxディストリビューションとは Linuxとは、厳密にはLinuxカーネルと呼ばれるOSの中核部分だけを指します。 Linuxカーネルにアプリケーションやライブラリ等を加えてパッケージとしてまとめたものを「Linuxディストリビューション」と呼びます。 一般的にはLinuxディストリビューションがLinuxと呼ばれています。 代表的なLinuxディストリビューションには、以下の3系統があります。 Debian系(UbuntuやKnoppixなどを含む) slackware系(SuSEなどを含む) RedHat系(FedoraやCentOSを含む) Linuxの利用は基本的に無料ですが、サポートは有料の場合が多いです。 Linuxの利用分野 アプリケーション開発 Linux上で様々なプログラミング言語を動かすことができます。Windows上で動くプログラミング言語は、Linux上でもほぼ動きます。 また、Linux用の統合開発環境も多数揃っています。 これらを利用して、業務用やスマホ用などのアプリケーションを開発することができます。 電化製品や自動車などの組み込みシステム あらゆるモノがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)の時代になりました。ネットにつながって動作できるのは、モノの中に組み込みシステムが入っているからです。 組み込みシステムは、そのモノがある特定の機能を実現するためのシステムです。 例えばテレビやエアコンや冷蔵庫などの家庭用電化製品の中に組み込みシステムが入っており、これらにはLinuxが使われています。 サーバー構築 Linuxには、ユーザー端末でクライアントOSとして利用できるものも、サーバーでサーバーOSとしても利用できるものもあります。 各サーバーに導入されたサーバーOSにより、ファイル共有やメール送受信などのサーバー機能を実現できます。 Linuxは無料で利用可能で、サーバーの開発コストや運用コストを抑えられるため、従来利用されたきたUnixやWindowsに代わってサーバーOSに採用されることが多くなりました。 これが、インフラエンジニアにLinuxのスキルが要求されるようになった理由です。inuxを使えるエンジニアは、現状では不足気味です。 Linuxを使えるインフラエンジニアの需要が高い理由 インフラ(Infrastructure)とは、基礎構造、土台、基礎施設、社会的生産基盤という意味で、一般的には水道・電気・ガスなどのことです。 IT業界のインフラとは ITの世界においては、何らかの情報システムを正常に稼動させるための基盤という意味で、インフラという言葉が使われています。これは、情報システムの動作基盤となる、サーバーやネットワークのことを指しています。 IT業界のインフラエンジニアとは インフラエンジニアは、ITインフラの設計や構築、および運用保守を専門に担うエンジニアです。 サーバーエンジニアとネットワークエンジニアの総称として使用されることもあります。 ここで、サーバーやネットワークには、前述したLinuxが使われているケースが多いです。そのため、インフラエンジニアは何らかのLinuxディストリビューションに通じていることが事実上必須条件となっています。 裏を返せば、いくつものITエンジニア職種の中で、Linuxのスキルを最も活用できる職種のひとつと言えるかもしれません。 インフラエンジニアの業務内容 インフラエンジニアは、ITインフラを設計・構築し、さらにそれらのITインフラの運用・保守を行います。 設計 クライアントの要望をヒアリングするなどの後、要件定義を行います。次に、それらを実現するための性能や容量、予算や開発期間などをシミュレーションし、数値に落とし込みます。 具体的な構成と、使用するハードウェアやソフトウェアも決めます。設定値や運用方針も決めておきます。 これらを設計書(企画書、提案書)にまとめ、クライアントに提案します。 構築 設計書を元に、実際にITインフラを構築していきます。 現場でサーバーや通信機器などの設置をし、サーバーの導入やネットワークの設定などを行います。ここで使用するOSは、Linuxのものが多くなります。 導入・設定後には各種のテストを行い、構築したインフラがきちんと想定された機能や性能を満たしているかを確認します。 ここで構築したITインフラが、企業活動や社会生活を支えています。 運用・保守・監視 構築までで仕事が完了したわけではありません。ITインフラを安定的に稼動させ続けることが、インフラエンジニアにとって最も重要な任務です。 日常業務としては、システムの起動・停止やバックアップ取得などの運用業務のほか、正常に動作しているかを監視したり、各部を点検したりといったことがあります。必要に応じて、部分的にアップデートするなどの変更を行うこともあるかもしれません。 障害が発生したときには、すぐに緊急対応を行います。インフラエンジニアの仕事の中で、一番プレッシャーのかかる場面です。 ハードウェアの故障、設定ミス、操作ミス、アクセス集中、または不正侵入など、さまざまな原因が考えられます。障害や故障の原因を特定し、復旧作業を行います。その後、再発防止策を考え、システムや運用の改善をします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる インフラエンジニアにおすすめの資格 インフラエンジニアが取得しておきたい資格として、3種類が挙げられます。担当職務に関連するものから取得しておくとよいでしょう。 ネットワーク系の資格「Cisco」 Cisco Systems社が認定するベンダー資格です。 難易度は、CCIE(エキスパート)、CCNP(プロフェッショナル)、CCNA(アソシエイト)、CCENT(エントリー)の順になっています。 まずはCCNAレベルを目指しましょう。 サーバー系の資格「LPIC」 LPIが認定するLinux技術者認定資格です。 LPICを取得した社員に一時報奨金を支給する企業があり、転職の際にも有利になります。 LPICレベル1~3、またはLinuCレベル1~3があります。インフラエンジニアとしてはレベル1は取得しておきたいところです。 データベース系の資格「Oracle Master」 Oracle社がオラクル社製品の知識を認定する資格です。 難易度は4段階で、Platinum、Gold、Silver、Bronzeの順になっています。 未経験の人はBronzeから挑戦し、Silverを目指しましょう。 Linuxが使えるインフラエンジニアの年収 2017年9月から2018年8月の期間にdodaが行った調査によりますと、エンジニアの年収は以下のような結果となりました。 技術系(IT/通信)全体 456万円 サーバーエンジニア 469万円 ネットワークエンジニア 449万円 ITエンジニア全体の年収と比べると、サーバー系のインフラエンジニアは高め、ネットワーク系は少し低めのようです。 ネットワークエンジニアよりも、よりLinuxスキルなどを求められるサーバーエンジニアのほうが、需要に対して不足気味であることを反映しているものと考えられます。 ほかにもインフラエンジニアの年収が低く出る原因として、単にサーバー監視を行っているだけのエンジニアの年収もカウントされていることが考えられます。サーバー監視の仕事はマニュアル通りに監視作業を行うだけであり、報酬額が低めに出てしまいます。 これが計算対象に含まれているため、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアの年収が押し下げられ、平均がやや低めの数字になっていると判断できます。 *参考 平均年収ランキング 最新版|転職・求人doda インフラエンジニアの需要 ITやインターネットが広く社会に普及し、日々利用されるようになりました。 これらは、企業活動や日常生活など、さまざまな場面でなくてはならないものになりつつあります。 しかし、便利で必要不可欠なITサービスも、ITインフラが正常に機能していなければ使うことができません。 インフラエンジニアには、ITサービスを24時間365日稼動させるために必要なITインフラを担う「ITの縁の下の力持ち」という役割があります。 このようにITへの需要や必要性が高まっている現在ですが、エンジニアは慢性的な人手不足の状況にあり、その人手不足は今後もさらに拡大していくと見られています。 IT業界のインフラエンジニアの需要はこれからさらに高くなる ITインフラを支えるインフラエンジニアへの需要もますます高まっていくことが予想されます。 ただ、AI(人工知能)の発達により、現在エンジニアが行っている業務のうち、定型業務などから次第にAIに代替されていく可能性が考えられます。 とはいえ、仮にそうなったとしても、そもそもエンジニア自体が人手不足なのですから、インフラエンジニアの需要が短期間で急減する確率は低いでしょう。 まとめ:インフラエンジニアはIT業界未経験からでも始められる可能性のある職種 インフラエンジニアについて見てきました。 LinuxはサーバーOSとしての利用が拡大している ITインフラとは情報システムの稼動基盤となるサーバーやネットワークを指す Linuxが使える、がインフラエンジニアのMUST インフラエンジニアの仕事は、設計・構築、運用・保守 インフラエンジニアの年収はやや高め インフラエンジニアの需要は今後も継続する見込み インフラエンジニアは、IT業界未経験からでも始められる可能性のある職種です。 まずはインフラの運用保守から入って、次第にインフラの設計や構築などへと進んでいく、というようにステップアップしていくのが一般的です。 その後のキャリアパスとしては、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアなどのテクニカル系か、プロジェクトマネージャーや管理職などのマネジメント系か、大きく分けて2つが考えられます。 その他には、ITコンサルタントになる方もおられるかもしれません。 「ITに関する専門スキルを身につけ、そのスキルを生かして長期的に安定したキャリアを築いていきたい」とお考えの方におすすめできる職種です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニア向け資格2つを紹介! これだけは取得せよ

Webサイトやアプリの開発において、フロントエンド側の業務を担当するフロントエンドエンジニアは、HTMLやCSSなどコーディングのスキルだけでなくJavaScriptやPHPなどのスキルが求められ、複数のプログラム言語やWebフレームワークのスキルが求められる職種です。また未経験からでも始めやすい職種になっています。そんなフロントエンジニアの資格について解説します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フロントエンドエンジニアに役立つ資格って何がある? 現在、フロントエンドエンジニア は需要も多く、多種の言語を身に付ける必要があります。そのため資格はスキルの証明になります。 しかしフロントエンドエンジニアには特定の資格は必要ありません。一方で、資格取得は大きなアピールポイントになり、転職や社内で社内での人事評価にもプラスの材料となるといえるでしょう。 フロントエンドエンジニアに役立つ資格①:HTML5プロフェッショナル認定資格 HTML5やCSS3、JavaScriptなどのマークアップに関する知識と技術を評価する試験です。特定非営利活動法人LPI-Japanが実施しています。 試験は2種類で初級の「レベル1」と上級の「レベル2」です。レベル1ではHTML5を用いた静的コンテンツの作成やWebサイト制作について問われます。レベル2は動的コンテンツの作成とシステム間連携を行うWebアプリケーションの開発です。 LPI-Japanのアンケート調査によると、2016年3月末時点で、7割以上の受験者が所属企業より支援を受けています。また、同試験の受験者の所属企業では、受験および認定取得を奨励するために、受験料の補助や合格者に対する報奨や奨励金などを提供する企業が前年度に比較して約100社増加しています。 それではレベル1に求められるスキルをみてみましょう。 HTML5を使ってWebコンテンツを制作することができる。 ユーザ体験を考慮したWebコンテンツを設計・制作できる。 スマートフォンや組み込み機器など、ブラウザが利用可能な様々なデバイスに対応したコンテンツを制作できる。 HTML5で何ができるか、どういった技術を使うべきかの広範囲の基礎知識を有する。 次に出題範囲をみてみましょう。かなり広範囲の内容が問われています。 Webの基礎知識 CSS 要素 レスポンシブWebデザイン APIの基礎知識 レベル1の難易度は、初学者向けのため広範囲な内容にも関わらず、参考書や過去問題集などを熟読することで突破できるレベルといえるでしょう。 レベル2は、 システム間連携や最新のマルチメディア技術に対応したWebアプリケーションや動的Webコンテンツの開発・設計ができるスキルを求められます。 出題範囲は下記の通りです。 JavaScript WebブラウザにおけるJavaScript API グラフィックス・アニメーション マルチメディア ストレージ 通信 デバイスアクセス パフォーマンスとオフライン セキュリティモデル レベル2は出題範囲がさらに広がり、難易度が高く、レベル1に合格しないと受けれません。 フロントエンドエンジニアに役立つ資格②:Webクリエイター能力認定試験 WWWで利用される技術の世界的な標準化を図るW3Cに完全準拠した、セマンテックなマークアップスキルを測定する認定試験です。2005年より開始されサーティファイWeb利用・技術認定委員会が主催、認定しています。 初級の「スタンダード」はWeb業界未経験でWeb業界を目指す方向けです。上級の「エキスパート」は現在Webクリエイターとして実務経験のある方向けです。 スタンダードの実技問題 HTMLタグの記述によるページ作成 HTMLタグの変換 CSSの記述と読み込み 画像の表示等について 配布された問題データおよび素材データに基づき作成・編集を行い、解答データを提出 エキスパートの知識問題 Webサイトに関する知識について エキスパート実技問題 HTMLタグの記述によるページ作成 CSSの記述と読み込み 画像の表示 JavaScriptの読み込み等について 配布された問題データおよび素材データに基づき作成・編集を行い、解答データを提出 難易度は低めで比較的取りやすい資格といえます。 まとめ 資格に関して全般的に弊社エージェントが任意で企業に独自調査したところ「必要ない」という意見が多数であることが判明していますが、HTML5やJavaScriptの基礎を勉強する上で有効とみられます。 これらの資格は未経験からIT業界を目指す方以外にもフリーランスの方なら取得しておいて損はありません。ぜひ挑戦してみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
ヘルプデスク

ヘルプデスクにおすすめの資格4選!スキルアップのための勉強方法を解説

ヘルプデスクとは? へプルデスクとはソフトウェアやハードウェアなどIT機器を利用するエンジニアが利用する問い合わせ窓口。 ソフトウェアには個人だけでなく法人向けのものも存在しますが、基本的には製品や技術に関する問い合わせを受け付けます。 そのためヘルプデスクは一般的なコールセンターよりも求められるITスキルが高く、転職へのハードルは高くなりがちです。 しかし転職することができれば、スキルと実績次第で昇進や昇給も狙えるため専門性が高い職種でもあるといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ヘルプデスクに求められるスキルは? ヘルプデスク業務における問い合わせへの対応手段は電話やメールがメインですが、プロジェクトによってはリモートで顧客のパソコン操作をサポートすることも珍しくありません。 そのため転職するためにはコミュニケーションスキルや文書作成能力だけでなく、一定以上のパソコン操作スキルなどITリテラシーが求められます。 実際に入社の際にはIT関連の知識を問う入社試験を実施して一定以上の点数を合格ラインとしているケースも少なくありません。 ヘルプデスクは手を動かしてプログラミングすることは業務の中ではほとんどありません。 しかし製品の仕様を理解するために、フォルダ構造や製品にインストールされたファイルの理解は必要です。 また製品の障害対応をする場合は、顧客からヒアリングした情報を元に解決策の提示をしなければいけません。 ヘルプデスク業務では基本的なITへの理解を前提として、状況を客観的に分析できる論理的思考力や提案力も求められるケースが少なくありません。 資格取得でスキルアップしよう ヘルプデスク業務では製品に関する理解だけでなく、ネットワークや通信、プログラミング、セキュリティなどITに関する知識が必要です。 もちろん参加するプロジェクトによって求められる知識は異なりますが、障害対応が前提であれば問題解決力を養うためにも、ITに関する知識は欠かせません。 しかし知識の有無は転職活動における入社試験や面接だけで証明できるものではありません。 そこでヘルプデスクを目指す場合、有用な対策があります。 それは資格取得です。 IT系の資格を取得していれば面接で有利になるだけでなく、社内で評価される可能性も高いからです。 ではどのような資格取得がヘルプデスク業務では有利になるのでしょうか。 ここからは順番に、ヘルプデスク業務で評価されやすい資格について見ていきましょう。 ITパスポート ITパスポートはIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が提供する国家試験の一つ。 情報処理技術者試験の区分としては一つ目のものであり、ITを利用する者に取得が推奨されている基礎的な資格です。 大手IT企業でも取得が推奨されていることが多く、ヘルプデスク業務の担当者として取得するなら最も初歩的な資格になるといえるでしょう。 資格試験の実施は公開されているスケジュールの通りですが、試験の実施回数が他の国家試験と比べても多いため取得しやすい資格でもあります。 またITパスポートの合格率は60.3%(2021年1月現在)です。 勉強せずに取得できるほど簡単な資格ではありませんが、参考書を購入して一定期間過去問題を繰り返し勉強すれば合格率を高めることができます。 情報セキュリティマネジメント試験 情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティに関する知識や基本的なスキルが認定される国家試験。 ITパスポートと同じくIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施しています。 国家試験の実施回数は4月と10月の年に2回。 セキュリティはどんなソフトウェアにも必要な概念となるため、取得することでヘルプデスク担当としてもスキルアップできる可能性は高いといえるでしょう。 基本情報処理技術者試験 基本情報処理技術者試験は、IPAが実施している国家試験のひとつ。 ITエンジニアとしてキャリアをスタートする際に、取得を推奨されている資格でもあります。 ネットワークやセキュリティ、プログラミングやデータベース、システム開発など様々な内容を網羅した試験です。 そのためヘルプデスク担当にとってはどのような製品であったとしても、業務に役立つ可能性が高くなります。 また基本情報処理技術者試験に合格すれば、さらに上位試験である応用情報技術者試験や「高度な知識・技術」に区分されるネットワークスペシャリスト試験や情報処理安全確保支援しなどを目指すこともできます。 応用情報技術者試験 応用情報技術者試験は基本情報処理技術者試験の上位にあたる資格であり、技術だけでなく管理や経営までの幅広い知識を有することに役立ちます。 高度IT人材となるために必要な知識を有していることの証明にもなるため、ヘルプデスクとしても取得することで評価される可能性が高くなります。 応用情報技術者試験は情報システムやネットワークなどの保守や開発において自ら技術的問題を解決できることが前提となっている資格でもあります。 ヘルプデスクとしてある程度知識と経験を蓄積することができれば、取得できる可能性も高くなるといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 技術を身につけてヘルプデスクとしてスキルアップ ヘルプデスクとしてのスキルアップは資格を身につける以外に技術を身につけることも大切です。 ではどのようなスキルがヘルプデスク業務で有用なのか、いくつかのスキルがあるので順番に見ていきましょう。 ExcelやWordなどOfficeソフトに関する操作スキル ヘルプデスク業務では様々な情報を整理して問い合わせに対する的確な回答をしなければいけません。 ExcelやWordなどのOfficeソフトの操作スキルを身につけていれば、情報を整理しやすくすることができます。 また製品に関するURLも社内のみで公開されているものと、外部公開用の両方が用意されているケースが少なくありません。 そういった情報を見つけやすくするために、独自に情報が整理できればヘルプデスクとしてのパフォーマンスも上がりやすくなるといえるでしょう。 ブラインドタッチ(タイピングスキル) ヘルプデスク業務では、迅速にログを残して対応の記録を残すことが求められます。 またメール作成やチャット対応が業務に含まれている場合、ブラインドタッチができなければ1件の問い合わせへの対応時間が長くなってしまいがちです。 そのためブラインドタッチなどのタイピングスキルはヘルプデスクにとっては欠かせないスキルだといえるでしょう。 ヘルプデスク業務は入社試験でタイピングが用意されていることが少なくないため、ヘルプデスクを目指すなら、転職活動の前にブラインドタッチは身につけておきたいところです。 コマンドプロンプト操作スキル コマンドプロンプトの操作スキルは、OSの情報チェックや設定だけでなくソフトウェアの設定や変更にも役立ちます。 実際にコマンドプロンプトの操作によってインストール、アンインストールや設定変更ができるソフトウェアは少なくありません。 ヘルプデスク担当として、ユーザに操作を説明する際はコマンドプロンプトの操作を案内するケースもあるため、コマンドプロンプトの基本操作は身につけるメリットが大きいと^いえるでしょう。 まとめ ここまで紹介してきたように、ヘルプデスクのスキルアップ方法はシンプルです。 もちろん担当するプロジェクトによって具体的に求められる内容は異なりますが、やるべきことは二つしかありません。 それは資格取得と技術を身につけることです。 資格取得による手当はそこまで大きな金額ではないことが多いですが、昇給や昇進など人事評価に与える影響を考えれば決して小さなことではありません。 また業務に関連するプログラム言語の習得など技術を身につけることができれば、ヘルプデスク担当としてパフォーマンスも良くなるため、結果的に良い評価となる可能性が高くなります。 ヘルプデスクとしてスキルアップするなら、まずは現場で求められる資格と技術を明確にすることから始めてみてはいかがでしょうか。 参考:IPA(独立行政法人情報処理推進機構) テクフリでフリーランス案件を探してみる
ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアとして高い年収を得るには? 徹底調査

ネットワークエンジニア とは? ネットワークエンジニアとは、インフラ系のエンジニアの中でもネットークに特化したエンジニアです。近年はオンプレミスだけでなく、クラウドを活用したネットワーク環境が増えてきているため、ネットワーク以外の専門的な知識も求められます。主な業務はネットワークの設計や保守、運用です。 ソフトウェア開発のプログラマーのように高度なプログラミングの技術は基本的には必要ありませんが、ネットワークプログラミングなど最低限のプログラミングへの理解は必要です。 関連記事:ネットワークエンジニアに将来性はある?クラウドエンジニアとの違いは? テクフリでフリーランス案件を探してみる ネットワークエンジニアのスキル別で調査した年収の違い ネットワークエンジニアに求められるスキルは大きく分けて以下の3つです。それはネットワーク設計と、ネットワーク構築、そしてネットワーク保守と運用管理です。 これらのスキルはネットワークエンジニアとして就業する際は基本的に全て必要です。しかしネットワークエンジニアとして就職した場合、どのようなポジションで入社するかによって、年収には違いがあるのが一般的です。 では主スキルによる年収の違いとは、どのような違いなのでしょうか。基本的にエンジニア経験が未経験でも就業できるネットワークエンジニアの場合、保守と運用管理業務をメインとしたものが多くなります。 保守と運用管理がメインの業務内容であれば最低限の知識を有していれば対応できることが多くなります。 実際に未経験者を採用して、一ヶ月もしくは数週間程度の研修で現場に出て働くケースも少なくありません。 しかし未経験採用やあまり高いスキルセットを求められないネットワークエンジニアの場合、提示される年収は300万円〜400万円程度が多くなり、平均的なネットワークエンジニアの年収よりは低くなる可能性が高くなります。 そのため未経験からネットワークエンジニアとしてのキャリアをさせるなら最初から高い年収は狙わずに身につけたスキルに応じて転職する、もしくは昇進を狙うなど戦力的にキャリアを考えることが大切です。 そしてネットワークエンジニアの平均年収は758.2万円です。 これは経済産業省の公表資料「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」による年収ですが、ネットワークエンジニアとしてある程度のスキルを身につけることができれば、年収700万円程度は目指すことができると考えられます。 ネットワークエンジニアとして中堅以上の実力を認められるためには、ネットワーク設計や構築のスキルも必要です。 年収700万円以上を目指すなら設計や構築のスキルも身につけるべきだと言えるでしょう。 ネットワークエンジニアの年収について業界別で調査した結果 ネットワークエンジニアの主な採用はIT業界です。 ネットワークエンジニアの年収が他の業界と比べて高いのか低いのかを判断するためには他の業界の年収や給与が参考になります。 「中小企業の賃金制度」によると大企業のサービス業の平均的な月給は36万円。 医療、福祉業界の平均的な月給は31.9万円です。 ネットワークエンジニアが含まれると考えられる情報通信業界の大手企業の平均的な月給は47.1万円となっています。 このような月給の違いから、ネットワークエンジニアの平均的か年収も他の業界と比較すると高めの水準となっていることがわかります。 参考:中小企業庁「中小企業白書 中小企業の賃金制度」 テクフリでフリーランス案件を探してみる ネットワークエンジニアとして将来性のあるスキルとは? ネットワークエンジニアとして高い年収を目指すためには、専門的なスキルを身につけることが欠かせませんが、全てのスキルに将来性があるわけではありません。 ではネットワークエンジニアとして将来性があるスキルとは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。 それは以下の通りです。 セキュリティに関するスキル 標的型攻撃など企業や組織へのサイバー攻撃が旺盛になってきている昨今では、セキュリティに関する需要が高まってきています。 実際にネットワークエンジニアがネットワーク機器だけでなくSIEMなどセキュリティ関連のソフトウェアの扱いを任される場面は少なくありません。 セキュリティに強いネットワークエンジニアになることができれば、上位エンジニアとして組織内で高い年収を提示されるポジションを獲得できる可能性があるといえるでしょう。 セキュリティに関する資格としてはIPAが実施している情報セキュリティマネジメントや情報処理安全確保支援士などがあります。 クラウドに関するスキル 仮想環境などクラウドの需要の高まりを考慮すると、ネットワークエンジニアとしてクラウドのスキルを身につけることも将来には有用だと考えられます。 実際にコストダウンや様々な理由からオンプレミス環境からクラウド環境への移行が実施されるケースは少なくありません。 今後クラウドによってインフラの設計や構築が簡単になっていく可能性はありますが、それによってネットワークエンジニアの需要がなくなるわけではありません。 クラウド環境における設計や運用保守のニーズが高まることも予想できるため、ネットワークエンジニアとして長期的に活躍することを目指すならクラウドに関するスキルは有用だといえるでしょう。 クラウドに関するスキルとして近年注目度が高いものにはAWSがあります。 AWSとはアマゾンが提供している、クラウドサービス。 グーグルやIBM などの有名企業もクラウドサービスを手がけていますが、AWSは国内において一定の需要を確保しています。またAWSは仮想サーバーやデータベースなど100以上のサービスが提供されています。 規模の大小に応じた必要なサービスを選んで利用することができるため、大手企業だけでなく様々な企業から利用されています。 オンプレミスからAWSへの移行作業を担当するような業務内容も存在しているため、AWSのスキルを身につけることは将来の活躍の幅を広げることにもつながります。 またAWSは一定の技術の証明にもつながる認定試験の実施をしています。 資格の評価は就業する企業によって異なりますが、資格取得は転職活動や昇進や昇給において強みとなります。 時間に余裕がある場合は、AWSの認定を取得することも検討する価値があるといえるでしょう。 参考: AWS認定 https://aws.amazon.com/jp/certification/ プログラミングスキル ネットワークエンジニアには基本的にはプログラミングスキルが求められる場面はほとんどありませんが、将来フルスタックエンジニアを目指すなら、プログラミングスキルは有用なスキルです。 また近年ではRubyやPythonなど、需要が高いプログラミング言語の習得を目指すネットワークエンジニアも少なくありません。 インフラ系のエンジニアは極端な景気の影響は受けにくいと考えられますが、将来の需要がどのような影響になるのかはその時にならなければ分かりません。 プログラミングを習得してインフラに強いフルスタックエンジニアとしての地位を確立できれば対応できる業務範囲も広がります。 将来目指す働き方によっては、プログラミングスキルを身につけることも検討する価値はあると考えられます。 【まとめ】ネットワークエンジニアとして高い年収を目指すにはスキルが必要 ここまで紹介してきたように、ネットワークエンジニアは他の業界と比較しても高い年収を獲得しやすい職者ではありますが、経験が浅いうちから高い年収を目指せるほど簡単な職種ではありません。 そのためある程度まとまった年収を目指すなら、ネットワークエンジニアとして働きながらスキルアップを目指すことが大切です。 中堅以上のスキルを身につけることができれば、社内の昇進だけでなく転職による年収アップやフリーランスとしての独立も視野にいれて活動できるようにもなります。 このようなことを考慮するとネットワークエンジニアとしてより働きやすい環境を目指すためにもスキルアップは欠かせないことが分かります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアに将来性はある?クラウドエンジニアとの違いは?

近年、クラウドサービスが普及しており、クラウドエンジニアに注目が集まっています。 一方、ネットワークエンジニアは、古くからある職種です。 主に、企業のネットワーク設計や構築、保守運用、セキュリティ対策など、重要な役割を担っています。 ネットワークエンジニアは、クラウドエンジニアと、一部役割が重なる部分もあるでしょう。 しかし、クラウド時代においても、ネットワークエンジニアの存在は欠かせません。 本記事では、両者の仕事内容や扱う技術、キャリアパスの違いについて詳しく紹介していきます。 また、「ネットワークエンジニアはクラウド時代において将来性があるのか」についても解説していくので、参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ネットワークエンジニアとは ネットワークエンジニアとは、企業のネットワークに関する業務を行うエンジニアのことを指します。 ネットワークエンジニアの仕事では、ネットワークが問題なく動作するように、セキュリティやパフォーマンスの最適化などを考えることが必要です。 ネットワークエンジニアの役割 ネットワークエンジニアの役割は、ネットワークインフラストラクチャを設計、構築、管理、運用することです。 ネットワークエンジニアは、企業や組織の業務におけるネットワークの安定性、可用性、スケーラビリティを確保するために重要な役割を担っています。 近年、デジタル化が進む中、ネットワークエンジニアの役割はますます重要性を増していると言えるでしょう。 企業や組織がネットワークに求める要件が高度化する中、ネットワークエンジニアのスキルや知識が求められています。 ネットワークエンジニアの仕事内容 ネットワークエンジニアの仕事は大きく以下3つに分けることが可能です。 設計 構築 保守運用 それぞれについて、詳しくみていきましょう。 設計 ネットワークエンジニアは、ニーズに合わせて、適切なネットワークを設計することが求められます。 ネットワークの設計には、ネットワークやデータ転送の方法、通信プロトコルなどの知識が必要です。 設計業務では、ネットワークの設計に関する専門知識を持ち、ビジネスのニーズに合わせたネットワークの設計を行うことが重要となります。 構築 ネットワーク構築には、ネットワーク機器の設定や接続、セキュリティの設定など、様々な業務内容があります。 構築業務では、これらの作業を適切に実施することで、信頼性の高いネットワークをつくり、サービスの安定稼働を実現することが必要です。 保守運用 ネットワークの保守運用には、定期的なメンテナンスや問題の修正、アップデートなどの業務が生じます。 また、ハードウェアの故障やファームウェアの更新など、機器の物理的な修理やソフトウェアの更新も必要です。 さらに、ネットワークの利用状況のモニタリングや、障害発生時の復旧作業なども業務内容に含まれます。 ネットワークエンジニアが扱う技術 ネットワークエンジニアは、主にルーティング、スイッチ、ファイアウォール、VPNなどの技術を扱います。 これらの技術は、安定したネットワーク環境を維持するために重要です。 ルーティングは、ネットワーク上のデータを効率的に転送するための技術であり、スイッチは複数のデバイスを接続するための技術となります。 ファイアウォールは、ネットワークに不正アクセスや攻撃がないように監視するための技術であり、VPNはネットワーク上のデータの安全な転送を実現するためのものです。 これらの技術を熟知したネットワークエンジニアは、ネットワーク機器の設定やトラブルシューティング、改善提案などの業務を行うことができます。 クラウドエンジニアとは クラウドエンジニアは、クラウド環境の設計構築や運用保守を行う技術者です。 主にクラウドサービスを提供する企業で活躍しています。 クラウドエンジニアの役割 クラウドエンジニアの役割は、クラウド技術を活用して、企業などが持つIT課題を解決することです。 近年、クラウドサービスの普及に伴い、クラウドエンジニアの需要が急増しています。 企業や組織において、クラウドの導入や運用に関するニーズが高まる中、クラウドエンジニアの役割はますます重要性を増しています。 クラウドエンジニアの仕事内容 クラウドエンジニアの仕事は、ネットワークエンジニア同様、大きく以下3つに分けることが可能です。 ・設計 ・構築 ・保守運用 それぞれについて、確認していきましょう。 設計 クラウド環境の設計には、クラウドサービスの選定から始まります。 クラウドサービスには、AWSやAzure、Google Cloud Platformなどがあり、選定には各サービスに関する知識が必要です。 クラウドエンジニアは、企業や組織のニーズに合わせて最適なクラウドサービスを選択し、アーキテクチャの決定やリソースの割り当てを行います。 構築 構築では、仮想化技術やコンテナ技術を使用して、アプリケーションやシステムをクラウド上に展開します。 構築フェーズにおける業務では、仮想化技術を利用することが多いです。 物理的なサーバーを複数の仮想マシンに分割し、効率的なリソースの割り当てなどを行います。 また、コンテナ技術を使用して、アプリケーションを複数のコンテナに分割し、管理しやすくするといったケースもあるでしょう。 これらの技術を駆使して、スケーラブルで可用性の高いクラウド環境を構築することが重要です。 保守運用 クラウドエンジニアが担当する保守運用は、以下のような業務です。 インスタンスの監視 ログの解析 パフォーマンスチューニング スケールアップ スケールダウン モニタリングツールを使用して、クラウド環境の監視を行い、問題が発生した場合には迅速に対応します。また、ログの解析を行い、システムのトラブルシューティングを行うことも必要です。さらに、パフォーマンスの最適化やスケールアップ/ダウンの調整など、システムの安定稼働に必要な調整作業を行うケースもあります。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアの違い ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアには大きく3つの違いがあります。 それぞれ詳しくみていきましょう。 仕事内容の違い ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアの仕事内容は異なります。 ネットワークエンジニアは、オンプレミスのネットワーク機器を設定したり、運用するケースが多いです。 主に、通信環境の維持や改善することが主な仕事となります。 一方で、クラウドエンジニアは、クラウドプラットフォームを構築し、アプリケーションやサービスをデプロイすることが主な仕事です。 クラウドエンジニアは、インフラストラクチャの構築に焦点を当て、自動化とスケーラビリティのためにクラウドプラットフォームを利用します。 一般的には、クラウドサービスの設定、運用、トラブルシューティング、スケーリング、パフォーマンスチューニングなどを行うことが多いでしょう。 扱う技術の違い ネットワークエンジニアが扱う技術としては、ルーティングやスイッチング、VPN、ファイアウォールなどが挙げられます。 これに対して、クラウドエンジニアが扱う技術としては、AWSやAzure、GCPなどのクラウドプラットフォームを始めとする、クラウドインフラストラクチャに関する技術です。 キャリアパスの違い ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアになるまでのキャリアパスは異なります。 ネットワークエンジニアは、ネットワークに特化した技術者として、CCNAやCCNPといったネットワークエンジニア向けの資格取得が一般的です。 参考:CCNA https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/associate/ccna.html 参考:CCNP https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/professional/ccnp-enterprise.html 一方で、クラウドエンジニアは、AWSやAzure、GCPなどのクラウドプラットフォームの技術者として、AWS認定ソリューションアーキテクトやMicrosoft Certified Azure Solutions Architectといった資格を取得する人が多いでしょう。 参考:AWS認定ソリューションアーキテクト https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/ 参考:Microsoft Certified Azure Solutions Architect https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-solutions-architect/ ネットワークエンジニアのクラウドにおける役割・必要なスキル クラウドサービスを使用していく中で、ネットワークエンジニアの役割は重要です。 クラウド上のアプリケーションやデータの通信を担当するネットワーク部分において、ネットワークエンジニアが保有する知識やスキルが必要不可欠だからです。 具体的には、ネットワークエンジニアが保有する、以下2つのスキルが大切と言われています。 ネットワークの知識 クラウド上のアプリケーションやデータの通信は、ネットワークの設計や運用によって成り立っています。 ネットワークエンジニアが保有するネットワークの設計や構築、運用管理、トラブルシューティングなどの知識は欠かせません。 また、クラウドサービスを利用する場合には、クラウドプロバイダーとのネットワーク接続の設定や管理が必要となります。 セキュリティ クラウド上のアプリケーションやデータの通信は、セキュリティ上の課題があります。 この課題を解決するには、クラウド上にあるネットワークのセキュリティ設定や、アクセス制御、セキュリティ脆弱性の対策などが必要です。 また、クラウド上でのトラブルシューティングにおいて、セキュリティ上の問題を特定し、適切な対応を行う必要があります。 クラウドエンジニアがいたらネットワークエンジニアは不要? 今後もネットワークエンジニアの需要は増加し、将来性は高いと言えます。 そのため、クラウドエンジニアがいても、ネットワークエンジニアは不要ではありません。 なぜなら、ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアの業務領域が完全に同じではないからです。 また、クラウドサービスを理解する上で、ネットワークの知識は必要不可欠となります。 クラウドエンジニアとネットワークエンジニアが共存する可能性 クラウドエンジニアとネットワークエンジニアは、互いに補完的な役割を担っており、どちらの職種も需要が伸び続けることが考えられます。 例えば、クラウドエンジニアがシステム全体の設計やクラウドインフラストラクチャの管理を担当するとしましょう。 一方で、ネットワークエンジニアがクラウドネットワークの設計やセキュリティの管理を担当することで、システム全体を安定的に動作させることが可能です。 このように、両者が共存する可能性が高いと言えます。 ネットワークエンジニアが、クラウドの知識を習得することで、さらなるスキルアップを目指すことができるでしょう。 ネットワークエンジニアがクラウド時代に必要な理由 クラウド時代においても、ネットワークエンジニアが必要な理由は、クラウド上で動作するシステムは、必ずネットワークを介して利用されるからです。 ネットワークの知識なしに、クラウドサービスを扱うことは困難でしょう。 逆にネットワークの知識があると、クラウド技術も習得しやすい傾向にあります。 ネットワークエンジニアの年収はどれくらい? 弊社調べによると、ネットワークエンジニア案件の平均月単価は69万円です。年収換算すると828万円になります。 また、最高月単価は150万円、最低月単価は30万円で、最も案件数が多いのは60万円台となっています。 2023/03/30 テクフリ調べ まとめ ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアは、一部重なる部分もありますが、仕事内容や専門領域には違いがあります。 クラウド時代においても、ネットワークエンジニアは必要不可欠であり、クラウドエンジニアと共にシステム全体を運用することで、安定的なシステム運用を実現することが可能となります。 そのため、ネットワークエンジニアの将来性は高いと言えるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアとは?【仕事内容や将来性について解説】

最近はIT技術がどんどん進歩していると同時に、ネットワークの重要性がより一層高まっています。 ネットワークをおもに扱うのは、ネットワークエンジニアです。ネットワークエンジニアの仕事は、設計や構築、トラブルシューティング、セキュリティ管理など、多岐にわたります。また、基本的な知識とコミュニケーション能力も欠かせません。 この記事では、ネットワークエンジニアに必要な知識とスキル、そしておすすめの資格について解説します。 ネットワークエンジニアについて気になる方は、本記事を通して理解を深めてみましょう。 関連記事:ネットワークエンジニアに将来性はある?クラウドエンジニアとの違いは? テクフリでフリーランス案件を探してみる ネットワークエンジニアとは ネットワークエンジニアは、企業や組織のコンピューターネットワークを設計、構築、管理する専門家です。 ネットワークの速度等を担保し、信頼性を向上させるために、幅広い業務を担当します。ネットワークエンジニアの役割は、システムが正常に動作して通信が円滑で安全であることを確保することです。したがって、高度な技術スキルと広範な知識が求められます。ネットワークエンジニアは組織のITインフラストラクチャの中核を担うため、欠かせない存在であり、やりがいのある仕事であることを覚えておきましょう。 ネットワークエンジニアの仕事内容 ネットワークエンジニアの仕事内容は、ネットワークの設計、トラブル解決、セキュリティ管理といった重要な仕事を担当しています。ここでは、ネットワークエンジニアの仕事内容について詳しく見ていきましょう。 ネットワークの設計と構築 ネットワークエンジニアは、ビジネスの要件に基づいてネットワークの設計と構築を行います。通信を円滑にするためには、トポロジー、ルーティング、セキュリティなどを考慮し、最適なネットワークインフラストラクチャを構築することが必要です。 組織の規模や変化に合わせて、ネットワークの拡張やアップグレードも行い、常に最新の技術やトレンドに対応していかなければなりません。ネットワークエンジニアには、安定性と拡張性を備えた適切なネットワーク環境を創り上げることが求められるでしょう。 ネットワークのトラブル解決 ネットワークエンジニアは、ネットワークのトラブルや障害の解決にも携わります。トラブルの原因を特定し、効率的な解決策を見つけるため、高度なトラブルシューティングスキルを用い、診断ツールやモニタリングソフトウェアを駆使することが必要です。問題が発生した場合は、必要に応じてユーザーへのヒアリングなどを通じてネットワーク起因の問題に対する解決策や回避策を提案します。迅速かつ正確なトラブル解決は、ネットワークの稼働性とユーザー満足度を高めることにつながるでしょう。 ネットワークセキュリティの管理 ネットワークエンジニアは、ネットワークのセキュリティについても考慮しなければなりません。セキュリティポリシーやアクセス制御リストの設定、ファイアウォールの構成、検知システムによる監視などが必要となります。また、ネットワークの脆弱性を特定して対策を立てることも大切です。 そのためにも、定期的なセキュリティ確認や脆弱性評価を実施してセキュリティレベルの向上を目指す必要があります。ネットワークエンジニアのセキュリティ管理業務は、機密情報、重要データの漏洩や侵入から組織を守るために、常に警戒を怠らず、セキュリティの最新トレンドやベストプラクティスに精通することが求められるでしょう。 ネットワークエンジニアに必要な知識とスキル ネットワークエンジニアとして成功するためには、豊富な知識と高度なスキルが求められます。これらの知識やスキルは、企業内外の関係者と円滑なコミュニケーションを図るために欠かせません。また、時には他の職種の方と議論をする機会もあるでしょう。この章では、ネットワークエンジニアに必要な知識とスキルについて確認していきます。 ネットワークエンジニアリングの基本的な知識 ネットワークエンジニアには、次のような基本的な知識が必要です。 TCP/IPプロトコル ネットワークトポロジー LANとWANの概念 ネットワーク機器(ルーター、スイッチ、ファイアウォールなど)の理解 ネットワークの設計手法やセキュリティに関する専門知識を備え、かつ最新の技術動向にも対応する能力が必要となります。ネットワークエンジニアは、複雑なネットワークインフラストラクチャを構築し、最適なパフォーマンスとセキュリティを実現するために、幅広い知識を持っておくことが重要です。 コミュニケーション能力 ネットワークエンジニアは、単独で作業するだけでなく、他の技術者やユーザーとのコミュニケーションを取ることが求められます。なぜなら、要件や問題を正確に理解し、効果的な解決方法を提案するためには、コミュニケーション能力を持ち対応する必要があるからです。他のエンジニアとの協力やクライアントとの対話では、明確かつ適切な情報を伝えることが重要になります。 また、技術的な情報を非専門家にもわかりやすく伝える能力も重要です。 コミュニケーションを取る人全員が、ネットワークに精通した人ばかりではないため、自分の中で理解した内容を、噛み砕いて伝える機会も少なくありません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ネットワークエンジニアにおすすめの資格 ネットワークエンジニアとして成長してキャリアを築いていくためには、適切な資格を取得することが重要です。特に、CCNA(シスコ技術者認定)や基本情報技術者試験などは、必須ではないものの、ネットワークエンジニアに有効な資格として知られています。 これらの資格を取得することで、ネットワークエンジニアが持つべき知識とスキルを証明して業界での信頼性と競争力を高められ、転職の際にも役立つでしょう。この章では、ネットワークエンジニアにおすすめの資格について解説していきます。 CCNAや基本情報技術者試験が、ネットワークエンジニアのキャリアアップに優れた選択肢である理由についてもあわせてご紹介するので、学習のモチベーションに役立てるためにもぜひご確認ください。 CCNA (シスコ技術者認定) CCNA (シスコ技術者認定)は、ネットワークエンジニアにとって非常に価値のある資格です。この資格を取得することで、ネットワークの基礎知識やスキルが厳格な試験を通じて証明されます。CCNAの取得は、ネットワークエンジニアとしてのキャリアをスタートさせるための重要な一歩となるでしょう。CCNAは、業界内で高い評価を受けており、ネットワークエンジニアとしての優れた知識と実践的なスキルを持っていることの証明が可能です。 CCNAの試験では、TCP/IPプロトコルスイート、ネットワークトポロジー、LANとWANの概念、ネットワーク機器の理解など、幅広いネットワークエンジニアリングの知識が問われます。この資格を目指すことで、競争力のある市場で優れたポジションを獲得して一歩先を行くネットワークエンジニアとしての地位を築けるでしょう。 基本情報技術者試験 基本情報技術者試験は、IT分野の基礎知識を問われる資格であり、ネットワークエンジニアにとっても非常に重要なものです。この試験では、情報技術の基本的な概念やネットワークに関する知識を習得することが求められます。基本情報技術者試験の取得は、ネットワークの知識の他に、Web開発やIT全般の幅広い知識を保有しているということを証明するうえで、非常に役立つでしょう。 この資格は、IT分野全体における基本的な知識を習得することができるので、自身のスキルセットを多方面へ拡大することも可能です。将来的なキャリアの幅を広げるためにも、基本情報技術者試験の取得は強くおすすめします。 ネットワークエンジニアの年収 ネットワークエンジニアの年収は、経験、技術レベル、地域、企業の規模などによって異なります。初級レベルのネットワークエンジニアの年収は平均的な300万円台からスタートし、経験を積むにつれて増加するのが一般的です。ただし市場の需要と供給によって変動するため、最新の情報に基づいて相場を把握することが重要です。 また、ネットワークエンジニアの年収は業界や特定の技術によっても影響を受けます。例えばセキュリティに精通しているなど、特定の専門分野に特化したエンジニアはより高い年収を期待できるでしょう。さらに、資格取得や継続的なスキルアップも年収向上の要素となります。ネットワークエンジニアの年収を最大化するためには、自己啓発を継続して最新の技術やトレンドに常に対応できるよう努力することが重要です。 また、自身のスキルや経験を適切にアピールし、所属企業やクライアントに交渉することも大切となります。 ネットワークエンジニアの将来性 ネットワークエンジニアの将来性は非常に高いと言えるでしょう。ITが普及した現代においてはネットワークの重要性が増しており、デジタルトランスフォーメーションの進展によって、ネットワークエンジニアの需要はさらに高まっています。新たなテクノロジーやクラウドサービスの普及に伴い、ネットワークエンジニアは、さまざまな企業において、重要な役割を担っています。 さらに、セキュリティの重要性も増しているため、ネットワークエンジニアはネットワークの脆弱性を特定し、防御策を実施することで企業の情報を守ることも求められるでしょう。セキュリティ技術の進化とともに、ネットワークエンジニアの需要もますます重要性を増しています。このような理由から、ネットワークエンジニアは需要の高い職業となり、将来的にも安定したキャリアパスを実現できる可能性が高いです。 まとめ ネットワークエンジニアは、企業や組織のネットワークを設計構築や管理するなど、重要な役割を果たしています。ネットワークのスペシャリストとして幅広い業務を担当するため、あらゆる知識やコミュニケーション能力が必要です。 また、CCNAや基本情報技術者試験などの資格取得が役立つことも覚えておきましょう。ネットワークエンジニアの年収は経験や技術レベルによって異なりますが、将来性は高く、需要が増えています。さまざまな案件が存在し、新たな技術やトレンドに対応しながら仕事ができるので、未経験でも興味がある人はチャレンジしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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データベースエンジニアとは?仕事内容やスキル・将来性について解説

データベースエンジニアの仕事に興味があるものの、どのように目指せば良いか分からない、という方も多いのではないでしょうか。エンジニアがキャリアアップを目指す際は、各職種に必要なスキルや仕事内容をしっかり把握することが大切です。 本記事ではデータベースエンジニアについて詳しく解説します。データベースエンジニアの仕事内容や必要なスキル、将来性などについてまとめました。 本記事を読むことで、データベースエンジニアになるために必要な知識などがわかります。具体的なキャリアパスや案件情報も紹介しておりますので、データベースエンジニアの仕事に興味がある方はぜひ最後までご一読ください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる データベースエンジニアとは データベースエンジニアとは、データベースの開発や管理・運用を担当するエンジニアのことです。データベースとは扱いやすいように整理された情報の集まりを指します。 情報を整理して保存することで、システムが素早くそれを読み込んで活用することができます。 たとえばSNSを開発する場合はデータベースにユーザー情報や書き込み情報を保存しておけば、システム側で効率的に活用することができ、サイトの動作を軽くすることにも繋がります。 データベースの開発は、インフラエンジニアやプログラマーが担当することも多いです。 一方でシステム開発の規模が大きくなると、役割分担する必要性が出てくるため、データベース開発を専門に行うデータベースエンジニアのポジションを設けることになります。 データベースエンジニアの仕事内容 データベースエンジニアの仕事内容についてまとめました。データベースエンジニアの仕事内容は大きく分けると次の3つです。 データベース設計・開発 データベース管理 データベース運用 ここではそれぞれの仕事内容についてさらに詳しく解説していきます。 データベース設計・開発 プロジェクトが始まるとデータベースエンジニアは、データベースの設計・開発をまず行います。顧客や会社の上層部に、どのようなデータベースが必要なのかヒアリングを実施して、その内容をもとにデータベースに格納するデータの種類や形式などを定義します。 これらを設計書にまとめるのが、データベース設計の仕事内容となります。 その後は、開発フェーズに移ります。設計書を元にデータベースを開発し、テストを行って問題なく稼働することが分かれば、リリースして終了です。 データベース管理 リリース後はデータベースの管理を行います。データベースが正常に稼働し続けるように、負荷状況やデータ数などを監視しなくてはいけません。必要に応じて、他のデータベース管理システムに変更したりデータベースサーバを新調したりします。 システムは基本的に24時間稼働し続ける必要があり、途中で停止するようなことはあってはいけません。データベース管理はサービスの品質を維持するうえで非常に重要な作業です。 データベース運用 データベース運用もデータベースエンジニアの仕事の1つです。データベースに万が一トラブルが起きたときに備えて、さまざまな対策を行わなくてはいけません。 データベースのバックアップを取り、データが消失してしまったときに備えるなどがその一例です。 他にも、データベースが不正アクセスの被害に遭わないように対策しないといけません。 たとえば、データベースのアクセス権を管理し不特定多数が触れないようにしたり、アクセスログを監視し不正アクセスを検出できるシステムを導入したりします。 データベースエンジニアに求められるスキル 続いて、データベースエンジニアに求められるスキルについて解説します。求められるスキルは大きく分けると次の3つです。 データベース製品に関する知識 SQLに関する知識 コミュニケーションスキル データベースエンジニアを目指す場合、これらのスキルを備えておく必要があります。1つ1つの必要なスキルについて詳しく解説していきましょう。 データベース製品に関する知識 データベースエンジニアにはデータベース製品に関する知識が求められます。データベース製品とはデータベースを管理できるシステムのことで、以下が挙げられます。 Oracle Database Microsoft SQL Server MySQL PostgreSQL SQLite データベース製品はそれぞれ性能が異なるため、データベースエンジニアは性能を理解して使い分けられるようにならなくてはいけません。 SQLに関する知識 データベースエンジニアには、SQLに関する知識も求められます。SQLとはRDBと呼ばれる、データを複数の表で管理するデータベースを操作するためのコンピュータ言語のことです。SQLに関する理解を深めることで、RDBに格納されたデータの更新・追加・削除などを行えます。 データベースエンジニアにとってSQLは基礎知識と言えるものです。難易度はプログラミング言語に比べるとそれほど高くなく、プログラミング経験者であれば比較的簡単に習得できるでしょう。データベースエンジニアを目指すのであれば、まずはSQLを勉強するのがおすすめです。 コミュニケーションスキル データベースエンジニアにはコミュニケーションスキルも求められます。データベースエンジニアは他のエンジニアと協力して、1つのシステムを作り上げないといけません。コミュニケーション能力が著しく欠けていると、うまく連携が取れず作業が遅れてしまう原因になります。 また、データベースエンジニアは、顧客や会社の上層部から、どのようなデータベースが必要なのかをヒアリングする必要があります。ヒアリングを実施する際にコミュニケーション能力がないと、要望を上手く汲み取ることができず、作業のやり直しが発生するかもしれません。 データベースエンジニアのキャリアパス例 データベースエンジニアに転職した後に、どのようなキャリアアップをしていけば良いかについて解説します。データベースエンジニアの代表的なキャリアパスとしては次の2つが挙げられるでしょう。 プロジェクトマネージャー データサイエンティスト これらの職種は需要が高いため、報酬額も高めに設定されていることが多いです。それぞれの職種について詳しく解説していきます。 プロジェクトマネージャー プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの統括を行うポジションです。エンジニア職からプロジェクトマネージャーへのキャリアアップは王道と言えるでしょう。 プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの進捗管理や顧客との納期・見積もり額の調整、各エンジニアの評価などを行います。また、プロジェクトにトラブルがあった場合、プロジェクトマネージャーはリーダーとして責任を持って解決しなければなりません。 プロジェクトマネージャーの仕事では、データベースエンジニアとして身につけたデータベースや開発の知識を活かすことができます。ただし、キャリアアップするにはそれだけでは不十分で、マネジメントや進捗管理といったスキルも身につけることが重要です。 こういったスキルは、エンジニアとしての仕事をこなすだけでは身につけることが難しいため、独学したり小さいプロジェクトのリーダーを務めて経験を積む必要があります。 データサイエンティスト データサイエンティストは、データを分析して顧客や自社の売上や業務効率化に繋がる情報を見つけ出す仕事です。データサイエンティストが分析するデータはデータベースに格納することが基本ですので、データベースエンジニアとしての経験を活かすことができます。 データサイエンティストは、近年人気が高まっている仕事の1つです。コンピュータのスペック向上によって大量のデータを素早く分析できるようになったことや、SNSやレビューサイトなどが普及したことで商品やサービス改善に役立つ情報が増えたことなどが、人気の理由として挙げられます。 データサイエンティストを目指すには、データベースの他に、PythonやAI、統計学などの数学の知識も必要です。これらの知識は独学で身につけなくてはいけません。 テクフリでフリーランス案件を探してみる データベースエンジニアの年収 データベースエンジニアの年収について解説します。データベースエンジニアの年収に関する公式なデータは存在しないので、今回はテクフリの案件情報から平均年収を推算します。テクフリはフリーランスエージェントの1つであり、現在15,000件以上の案件が掲載されています。 2023年9月24日現在、テクフリにおけるインフラエンジニアの案件数は172件となっています。そのうち、単価70万以上の案件は108件と半分以上です。このことから、フリーランスのデータベースエンジニアの年収の範囲としては、単純計算で800万以上となります。これはエンジニアの中でも高年収だといえるでしょう。 データベースエンジニアの将来性 データベースエンジニアの需要は比較的高めですが、今後もこの需要が続くのか不安だという方もいるでしょう。結論としては、データエンジニアは今後の将来性も高い職種です。 質の高いデータベースを設計・開発できるエンジニアは多くの案件で求められています。データベースの質はシステムの処理速度にも関わります。 より快適に使えるシステムを顧客や一般ユーザーに提供するためには、データベースの質を高められるデータベースエンジニアが必要になってくるのです。 まとめ 本記事ではデータベースエンジニアの仕事内容や、必要な能力などについて詳しく解説しました。データベースエンジニアになるにはどうしたら良いのか、お分かりいただけたのではないでしょうか。 データベースを扱う能力は今後もシステム開発において重要となることが想定されるため、データベースエンジニアは将来性のある職種と言えるでしょう。 また、プロジェクトマネージャーやデータサイエンティストといった、平均年収が高い職種にキャリアアップする道も開かれます。 未経験からデータベースエンジニアを目指す方は、SQLを学習してみるのがおすすめです。オンラインの学習サービスや参考書などで、まずは手軽に学んでみてはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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データベースエンジニアの仕事内容とは?年収や関連資格についてもわかりやすく解説

「エンジニア」と呼ばれる仕事の種類の多さに、うんざりしてしまうことはありませんか?ほとんど経験を持たない側からすれば、「どのエンジニアが自分に向いてるんだ?」「このエンジニアはどんな仕事をするんだ?」と不思議に思うことも多いかもしれません。 そこでtechcareerでは、「エンジニア」と名前のつく仕事の種類を21個に分類し、それぞれの仕事内容や必須資格などについて解説しています。この記事で取り上げるのは、『データベースエンジニア』。どんな仕事を担当していて、どのくらいの年収がもらえるのか、チェックしてみましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる データベースエンジニアとは 「ビッグデータ」と呼ばれるような、膨大な数のデータを整理・構築し、検索すればすぐにヒットする状態を整えるのが、データベースエンジニアが携わる仕事のイメージです。SQLという言語を用いて、データベース(DB)の設計・開発から、その活用方法までを担当するエンジニアといえます。 他に情報を蓄積するだけでは、後から検索したり統計グラフを作ったりするのに非常に使い勝手が悪いことはイメージできるでしょう。そこで、データベースエンジニアがスキルを発揮し、まるで本の目次のようにインデックスをつけたり、ジャンルごとに本を並び替えたりといった、図書館司書のような役割を担っているともいえるでしょう。 データベースエンジニアの数は決して多いわけではないため、高い専門性を持ったデータベースエンジニアは、あらゆる業界で重宝される存在となります。唯一無二のスキルを身につけたいと考える場合には、データベースエンジニアというキャリアを目指すことも有効な手段です。 データベースエンジニアの仕事内容 データベースエンジニアの仕事内容は、大きく分けると3つです。 1つは、データベースの「設計・開発」です。ソフトウェア開発を中心に、クライアントが求めるデータベースの構築をサポートする業務です。どんなデータを扱うかによって、その企業にとっての最適なデータベースというのは異なってきます。 したがって、クライアントとの打ち合わせを重ねてヒアリングを進め、クライアントが本当に求めるデータベースを構築する必要があるのです。会社の事業全体に関わることもしばしばありますので、時にはIT担当者のみならず、役員や事業責任者、マネージャーなどと意見交換する機会も増えてきます。 扱うアプリケーションとしては、MySQL、SQL Server、Oracle Databaseなどがあげられます。こうしたツールの扱いに慣れておくことが、データベースエンジニアの第一ステップといえるでしょう。 データベースエンジニアが果たす2つ目の仕事内容は、データベースの「管理」です。円滑なデータベース運営のためには、適切な方法でデータの管理を行なう必要があります。具体的には、データを保管しているサーバーを最適化したり、効率化を図ることにより、データベースの管理を担います。 また企業が持つ資産ともいえるデータベースが、万が一にも消失してしまわないようにバックアップを取り、サイバー攻撃などの脅威から守るセキュリティ対策を施すこともデータベースエンジニアの職掌の範囲内です。 最後に、データベースの「運用」も、データベースエンジニアが担当します。日頃からデータベースを監視し、トラブルが起こった際にはすぐに復旧対応を行ないます。企業によってはデータベースにアクセスできなくなることで、事業が完全にストップしてしまうことも考えられますので、迅速かつ正確な運用が求められます。 データベースエンジニアの年収 データベースエンジニアはその絶対数が少ないことから希少性が高く、年収は高めに推移することが見込まれます。具体的な数字でいうと、他のエンジニア系職種に比べておよそ2割ほど高い年収レベルです。 20代から400万円ほどの年収を手にできるところもあり、30代なら500万円以上、40代になると600万円以上の年収がスタンダードとなってきます。できるだけ高い年収を得たいと考えている方にも、データベースエンジニアは最適と考えられます。 ただしこれらの数字はあくまでも平均の数字であり、その人自身のスキルや経験により左右されることも大きい点に注意しましょう。データベースエンジニアとしての技術を極め、高い専門性を活かしてITコンサルタントなどの上位職を目指すことにより、1,000万円以上の年収も見えてきます。 データベースエンジニアにおすすめのスキルと資格 データベースエンジニアに転職したいと考える場合には、まず「基本情報技術者試験」「OracleMaster」「MCP」といった資格を持っていると、面接時に有利に働く要素となるでしょう。 データベースに関する知識が欠かせませんので、MySQL、SQL Server、Oracle Databaseといったアプリケーションの扱いに精通し、世界で用いられているデータベースシステムに関する深い造詣も備えていることがベターです。 これはの知識は大学で学ぶこともできますし、参考書を用いて独学することも可能です。民間のスクールに通ったり、 IT系の資格の専門学校を利用することでスキルを磨いてもよいでしょう。 なお、新卒で入社する人が担当することの多い「システムエンジニア」「プログラマ」といった職種からのキャリアアップは、開発の内容がまったく異なることから、あまり推奨されるものではありません。もちろんITに関する知識が技術習得時に有利に働くことはあるものの、ゼロベースでデータベースに関する勉強に臨む姿勢が必要となります。 データベースエンジニアが活躍する業界 データベースエンジニアが活躍できる業界は、基本的にIT業界に限られます。データベースの構築を専門とする企業へ就職し、さまざまな業界のクライアントに対応しながら経験を積むことになるでしょう。 知識やスキルを磨くことで、 IT業界以外の会社のIT担当や、データベース担当として活躍できる可能性も高くなっていきます。また上位職種であるITコンサルタントなどにキャリアアップできれば、業界を問わず活躍できる可能性がさらに高まります。 IT業界以外でも活躍したいと願うなら、必ず身につけておきたいのがコミュニケーション能力や対人折衝能力です。立場が上であれば自然とクライアントとの打ち合わせやミーティングに参加する機会も増えてきます。 そこでクライアントのニーズをしっかりと汲み取り、最適なデータベース構築を実現できるエンジニアこそ、市場で高く評価される人材となれるのです、。 データベースエンジニアの将来性 データベースエンジニアの担当業務であるデータベースの構築・管理は、業界を問わずその重要性が認識されつつあります。ただし、データベースを専門としないアプリケーションエンジニアやサーバーエンジニアといったスタッフが、データベースの管理業務も兼ねることが増えてきており、データベースエンジニア単体での募集が減少傾向にあるとされています。 したがって、今後も活躍できるデータベースエンジニアになるためには、データベースという得意分野だけを磨くのではなく、アプリ開発やITインフラに関する知識も備えた、マルチスキルな人材となることが望ましいです。 データベースは使えるうえ、ネットワークやサーバーにも精通し、アプリやWebサービスを開発できるエンジニアとなれば、どんなIT企業からも声がかかる人材へとランクアップすることができます。データベースを専門とするエンジニアの絶対数が少ないだけに、上記のような人材を目指すことで、より市場価値の高いエンジニアとなるでしょう。 まとめ エンジニアと名のつく仕事の中でも、データベースエンジニアと呼ばれる種類の職業について、その仕事内容などを解説してきましたが、いかがだったでしょうか? 専門性の高いデータベースエンジニアの絶対数は少ないとはいえ、データベースを扱えるエンジニア人材は多くなっているため、決して将来が安泰というわけではありません。しかし、アプリやITインフラに関する知識を兼ね備えることで、稀少性の高い人材として高額な報酬や好待遇を手にできる可能性が高まるのです。 そんなデータベースエンジニアを、今後のキャリアビジョンの参考として考えてみてはいかがでしょうか? テクフリでフリーランス案件を探してみる
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