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クラウドエンジニアとは?【気になる仕事内容や必要スキルを徹底解説!】

企業がシステムを導入する際、社内にサーバーを設置するということは 当然必要とされることでしたが、近年では、IT技術の進歩によって、 クラウド環境を利用しシステムを導入するということが主流になっています。 クラウド環境にネットワークを構築するためには専門的な知識や技術が必要です。 そのため、近年では各業界でクラウド環境を構築する技能を持ったクラウドエンジニアの 需要が高まっています。 ここでは、クラウドエンジニアの仕事内容や求められるスキル、知識に加え、 おすすめの資格や将来性、年収など、具体的に説明します。 これからクラウドエンジニアへのキャリアアップを目指す方はぜひ参考にしてください! クラウドエンジニアとは? クラウドエンジニアとは、クラウドコンピューティングの技術を用いて、クラウド環境上に導入するシステムの設計や構築を行うエンジニアです。 クラウドコンピューティングとは、自社内にサーバーなどを設置するオンプレミスではなく、他の場所に設置されたサーバーをインターネットを介して仮想的に利用する技術です。 クラウドコンピューティングの利用は企業にとってメリットが大きく、今後さらに利用が加速すると考えられます。 つまりクラウドコンピューティングを取り扱うことのできるクラウドエンジニアは、現在最も注目されている職種のひとつといえます。 クラウドエンジニアの仕事内容 クラウドエンジニアは、システムが動くネットワーク環境を構築するだけではなく、クラウド環境にシステムを導入する際に必要なことすべてに関わります。 また、専門的な知識を活かし、設計から構築、導入、そして運用保守まで、システム導入の流れを把握して、整理する必要があります。 この記事では、クラウドエンジニアの具体的な仕事内容について解説します。 他の職種からのキャリアチェンジなどを考えている方はぜひ参考にしてください。 インフラ設計 システム開発し導入するには、アプリケーションを動かすためのインフラ環境が必要となります。 また、システムが動く環境に関わらず、データベースやアプリケーションなどの各種サーバーの配置とネットワーク構成を考えるインフラ設計のスキルが必須となります。 さらに、ネットワークの構成だけではなく、各種サーバーの設定なども含めた構築作業を行う必要があるため、リアルタイムでトレンド技術を仕入れて、クラウド環境で利用できる各種サービスの特徴を把握しておくことも、仕事を円滑に進める上で必要になってきます。 クラウド環境の構築 クラウドエンジニアはクラウド環境にネットワークを構築するだけではなく、クラウド環境そのものを用意することもあります。 クラウド環境として利用できるサービスは以下のように様々存在します。 Amazon Web Services(AWS) Microsoft Azure Google Cloud Platform(GCP) Oracle Cloud Infrastructure Salesforce App Cloud SAP Cloud Platform クラウドエンジニアは、これら各クラウドサービスの特徴やメリットなどを把握して、クライアントにとって最適なサービスを提案することが求められます。 さらに、クラウドサービスは日々新しいものが登場し、個々の機能も拡張されていくため、常に最新の情報を取り入れておく必要があります。 運用・保守 クラウド環境の設計を行い、導入が完了したら、次は運用が始まります。 クラウドエンジニアは、自身が構築したクラウド環境が想定通りにうまく機能するのか、 サービスの稼働状況などから分析を行い、改善をしていく必要があります。 また、導入した環境の品質だけではなく、ネットワークの安定性や、セキュリティの観点も踏まえた安全性を意識した改善を意識する必要があるので、クラウド環境に適用できるセキュリティサービスなどの付加的なスキルをあわせ持っておくと、クラウドエンジニアとしての活躍の場がさらに広がります。 クラウドエンジニアに求められるスキル・知識 システムの開発・導入において、クラウドエンジニアの役割や活動範囲はかなり広いです。 そのため、クラウドエンジニアに求められるスキルや知識も範囲が広くなります。 その中でも特に専門性が高く、クライアントに求められるものが、クラウドやオンプレミスに関するインフラ周りの専門知識です。 ここでは、クラウドエンジニアとして仕事をこなすために、具体的にどのようなスキルや知識が必要になるのか解説します。 クラウドに関する専門知識 まずは、クラウドに関する専門知識です。クラウドといっても種類はさまざまですが、おもに以下のような知識が必要になります。 クラウドサービスの種類 クラウドサービスの特徴 クラウドサービスを導入することによる効果 クラウドサービスの導入方法とコストの知識 セキュリティ対策 ネットワーク設計 各種サーバーの特徴と設定方法 クラウドサービスの運用管理スキル クラウドエンジニアはインターネットを介して仮想環境上で動くインフラ設備を操作する必要があるため、クラウドサービス特有の専門知識が求められます。 オンプレミスに関する専門知識 クラウドとオンプレミスは相対するものとして理解されがちですが、そうではありません。 システムはクラウド環境にだけあるものではないので、時にはオンプレミスと併用してハイブリッドに運用することもあります。 つまり、クラウドエンジニアは、オンプレミス環境にあるシステムとの連携なども踏まえてクラウド環境を構築する必要があるため、以下のようなオンプレミスに関する専門知識も備えておく必要があります。 サーバーやルーターなどのハードウェアの知識 サーバーの設定 ネットワークのルーティング設定 ハードウェアの配線 オンプレミス環境の知識 災害などによる物理的な故障対策(バックアップや切り替え運用など) AWSなどの関連スキル クラウドサービスの役割や目的は同じですが、その種類はさまざまです。 クラウドエンジニアは各種サービスが提供する機能や、サービス特有の名称などを理解し、使えるようになっておく必要があります。 例えば、AWSを扱う場合は以下のようなサービスを使い分けることになります。 Amazon EC2 仮想サーバーの構築 Amazon S3 オンラインストレージ Amazon RDS データベース AWS Lambda プログラムの実行 AWS CLI サービスの管理と実行(操作用の統合ツール) Amazon CloudWatch サービスの監視 クラウドエンジニアは各種クラウドが持つこれらのサービスを扱うことができるように、サービス特有のスキルもそれぞれ保有しておく必要があります。 クラウドエンジニアにおすすめの資格 クラウドエンジニアとして仕事ができるスキルを持っているという証明を行うために、関連する資格を取得するということはひとつの方法となります。 ここでは、保有しておくことで、クラウドエンジニアとして活躍の場を広げることが期待できる資格をいくつかご紹介します。 これからクラウドエンジニアを目指す方や他の職種からキャリアアップを目指す方は、これらの資格取得を目標にするのもいいでしょう。 AWS認定 AWSはAmazonが提供するクラウドサービスです。 企業の導入シェアが最も高く、スキルを保有するエンジニアの需要が高まっている注目のサービスです。 AWSには、Amazonが運営する認定資格があり、保有しておくとAWSに関するスキルを持っているという証明になります。 AWS認定は12種類あり、レベルにあわせてそれぞれ以下の4つのカテゴリに分類されます。 基礎コース アソシエイト プロフェッショナル 専門知識 プロフェッショナルと専門知識に関する資格については、AWSを利用した実務経験が受験資格として必要になるので、まずは基礎コースから学習を始めて、実務を通してのスキルアップを目指しましょう。 Linux技術者認定 仮想環境にあるサーバーの操作や設定を行うクラウドエンジニアにとって、Linuxのスキルは必須となります。 Linuxの資格を取得することで、クラウドエンジニアとしてのスキルアップだけでなく、クライアントからの信頼性も高まります。 Linuxの認定資格としては、おもに以下の2種類があります。 LPIX(Linux Professional Institute Certification:エルピック) LinuC(Linux技術者認定試験:リナック) それぞれ3段階のレベルがあり、LPICは世界標準の認定資格、LinuCは日本市場に特化した認定資格となっています。 いずれも保有していることでLinuxの専門的なスキルを持っているという証明になるので、 これからクラウドエンジニアとして活動する市場にあわせて、取得する資格の種類を選択しましょう。 情報処理安全確保支援士 クラウドエンジニアは、クラウド環境の構築にあわせて、サイバー攻撃などの対策を検討する必要があるため、セキュリティ対策に関するスキルを求められます。 情報処理安全確保支援士は、セキュリティのスペシャリストとしての技能を有する証明が できる国家資格であり、情報系の資格では唯一の士業となります。 情報処理試験の中でも難易度は高く、最高峰のレベル4に分類されています。取得のハードルは高いですが、その分だけ持っていると信頼性は高いです。 クラウドエンジニアとして上記資格を保有しておくことで、クライアントに安全な環境を提供できる証明となり、自身の市場価値をさらに高めることが期待できます。 クラウドエンジニアの年収 気になるクラウドエンジニアの年収ですが、全体平均では580万円程となっています。 保有スキルや年代によっても差はあるものの、ITエンジニアの平均から考えると高水準なものとなっており、その需要の高さや期待度を伺うことができます。 年収が高くなる理由としては、インフラエンジニアとしての知識に加えて、クラウド特有の専門知識が必要になること、また、プログラミングやセキュリティの知識も含めた広範囲の知識が必要になることで、対応できる人材が限られてくることにあります。 また、先ほどご紹介したAWSについては、企業からの需要が年々高まっており、認定資格を持っていることでさらなる年収アップが期待できます。 クラウドエンジニアの将来性 クラウドエンジニアの需要は今後さらに高まっていくことが予測されるので、 将来性はかなり高いと言えます。 オンプレミスのシステム導入においては、災害やハードウェア故障などのリスクを想定する必要があります。 また、物理的な環境の準備や監視要員の配備などを考えると、クライアント企業にとっては、オンプレミスよりもクラウド環境にシステムを置くメリットが大きく、近年ではクラウド環境にシステムを構築することが主流となっています。 既に他の職種で活躍しているITエンジニアがクラウドのスキルを身につけることで、新たにクラウドエンジニアとして活躍の場を持てる可能性は非常に高いので、キャリアアップなどを考えている方は選択肢の1つとしてぜひ検討してみてください。 クラウドエンジニアの案件情報 ここでは、クラウドエンジニアとして具体的にどのような案件があるのかご紹介します。 これからクラウドエンジニアを目指す方、他の職種からキャリアアップを目指す方は、ここまでお話してきたクラウドエンジニアに関する情報とあわせて確認することで、自身がクラウドエンジニアとして活動している姿をイメージしながら、具体的な仕事内容や難易度、自身に必要となるスキルを確認してみてください。 案件名 急募!インフラ,クラウドエンジニア/AWS,Linux/暗号資産取引所システムインフラ構築/リモート有 月額単価 〜880,000円/月 最寄駅 在宅勤務 業務内容 暗号資産取引所のシステムインフラ構築を担当いただきます。 AWS上に構築してある暗号資産取引所システムのサーバなどの追加構築に長期で関わっていただく予定です。 作業:構成検討、設計/構築/テスト等 基本スキル ・AWSの基礎知識、構築経験 ・サーバ(Linux)詳細設計/構築経験 ・基本的なNWの知識 まとめ オンプレミスからクラウドへの流れが加速している近年において、クラウドエンジニアの市場価値と需要はさらに高まっていくことが期待されます。 また、他の職種で既に活躍しているITエンジニアにとっては、1から学び直すのではなく、クラウドに関するスキルを付加することでキャリアチェンジを望める職種です。 クラウドサービスは最近登場したばかりの技術であり、AIとの統合でさらに市場が活性化することが期待できるため、これからITエンジニアを目指す方はぜひクラウドエンジニアを選択肢の1つにすることをおすすめします。 また、既にクラウドエンジニアとして活躍している方は、今回ご紹介した認定資格などを取得することで、さらなる活躍の場を広げていきましょう!
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組み込みエンジニア志望者必見!【仕事内容や案件情報を解説】

組み込みシステムとそれを扱うエンジニアは、私たちの日常生活に使うあらゆる機器に欠かせない存在です。 本記事では、組み込みエンジニアの役割や仕事内容、必要なスキル、キャリアパスや将来性まで、幅広く解説していきます。 組み込みエンジニアの仕事内容や年収について知りたい方や案件情報が気になる人は、ぜひ確認してみてください。 組み込みエンジニアとは? 組み込みエンジニアは、コンピューターや電子機器などの内部に組み込まれたソフトウェアやハードウェアの開発に従事する専門家です。 例えば自動車の制御システムや医療機器の開発など、さまざまな分野で重要な役割を果たしています。 組み込みエンジニアはハードウェアやソフトウェアを理解して、機能性や信頼性を考慮しながらシステムを設計・開発しなければなりません。 この分野では、リアルタイム処理や省電力化、セキュリティの要件など、高度な技術が求められます。 組み込みエンジニアは、ハードウェアの回路設計やソフトウェアのプログラミング、テストやトラブルシューティングなど、幅広いスキルを保有していることが多いです。 組み込みエンジニアは、テクノロジーの発展に貢献し、社会の発展に欠かせない存在となっています。 組み込みエンジニアの仕事内容 組み込みエンジニアの仕事内容は多岐に渡りますが、ここでは代表的な4つの仕事内容について解説します。 ハードウェアとソフトウェアの統合 組み込みエンジニアは、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせてシステム全体の機能を実現します。 ハードウェアの仕様に基づき、ソフトウェアを設計、開発し、ハードウェアとの連携させることが必要です。 ハードウェアとソフトウェアの統合には相互の仕様や要件を理解して、インタフェースを設計する能力も重要となります。 組み込みエンジニアはハードウェアとソフトウェアの相互作用を最適化して、システム全体の機能を実現することが求められるでしょう。 組み込みソフトウェアの設計と開発 組み込みエンジニアは、制約のある環境で動作するソフトウェアを設計、開発しなければなりません。 リアルタイム処理や省電力性、セキュリティなどの要件を考慮して、効率的かつ信頼性の高いソフトウェアを実装する必要があります。 また、組み込みソフトウェアの設計と開発には、プログラミング言語の知識やアルゴリズムの理解も必要です。 さらに、リソースの制約やセキュリティの考慮に加えて、リアルタイム性や信頼性の要件を満たすための技術的な課題を考えることも大切でしょう。 ハードウェアの回路設計とプロトタイプ製作 組み込みエンジニアは、ハードウェアの回路設計や基板設計を行い、システムの物理的な構成を作成していきます。 また、回路図の作成や評価、プロトタイプの製作を通じて、システムの動作確認や改善を行う必要もあるでしょう。 ハードウェアの回路設計は、電子工学や回路理論の知識が必要です。 組み込みエンジニアは、デジタル回路やアナログ回路の設計、信号処理、電源管理など、ハードウェアの特性や制約に合わせた工夫を行います。 組み込みシステムのテストとトラブルシューティング 組み込みエンジニアは、開発したシステムのテストとトラブルシューティングを担当することも少なくありません。 システムの動作やパフォーマンスを検証し、不具合や問題を特定して修正する必要が生じます。 テストとトラブルシューティングには、デバッグ技術や分析力が必要です。 組み込みエンジニアはテストシナリオの設計や評価、統合テストや機能テスト、パフォーマンスの最適化など、システムの品質向上を考慮しなければなりません。 また、不具合が発生した場合には、迅速かつ正確なトラブルシューティングのスキルを駆使して問題を解決します。 組み込みエンジニアに必要なスキル 組み込みエンジニアに必要なスキルの中で、代表的なものは以下の4つです。 プログラミング言語やOSの知識 組み込みエンジニアには、複数のプログラミング言語やOSの知識が必要です。 これらのスキルを駆使して、効率的な組み込みソフトウェアを開発していきます。 組み込みエンジニアがよく使うCやC++は広く使用される言語であり、リアルタイム処理やメモリ管理などの制約に対応するために欠かせません。 また、組み込みシステムではRTOS(Real-Time Operating System)が使用されることが多いため、RTOSの基本概念やAPIの理解も重要です。 ハードウェアに関する知識 組み込みエンジニアは、ハードウェアの基礎知識を持っておく必要があるでしょう。 具体的には、回路設計や基板設計の理解、デバイスの仕様やインターフェースの知識などが求められます。 ハードウェアの知識は、組み込みシステムの設計と開発において欠かせません。 なぜなら、回路設計や基板設計の知識、電子回路や信号処理、デバイスの特性やインターフェースの相互作用などを理解し、活用する必要があるからです。 ローレベルプログラミングの理解 組み込みエンジニアは、ローレベルのプログラミングやビットレベルの操作に精通している必要があります。 ローレベルプログラミングを理解することで、組み込みシステムの効率性や制御性を向上させることができるでしょう。 また、ビット演算やポインタ操作、アセンブリ言語の知識を活用して、リソースの効率的な利用や最適な制御を実現します。 システム設計とアーキテクチャの知識 システム全体の設計とアーキテクチャに関する知識を保有していることも重要です。 ハードウェアとソフトウェアの相互作用やパフォーマンスの最適化など、システムレベルでの考慮が求められます。 システム設計とアーキテクチャの知識は、組み込みエンジニアがソフトウェアとハードウェアの要件を満たすために必要なスキルです。 システムの機能と性能をバランスさせて、リアルタイム制約やエネルギー効率などの要件に合わせた最適な設計を行います。 また、システム全体を俯瞰的に見る視点が重要であり、モジュール間のインタフェースやデータフローの最適化にも考慮する必要があるでしょう。 組み込みエンジニアにおすすめの資格 組み込みエンジニアにおすすめの資格は以下の2つです。それぞれどんな特徴を持つ資格なのか、確認していきましょう。 ETEC(組み込み技術者試験) ETEC(組み込み技術者試験)は、組み込みシステムの基礎的な知識や技術を測定する試験です。 この試験では、ハードウェアとソフトウェアの統合、リアルタイム処理、制御システム、信号処理などの基本的なトピックについて問われます。 ETECの取得は、組み込みエンジニアとしての信頼性や専門性を高めるための有効な手段となるでしょう。 OCRES(OMG認定組み込み技術者資格試験) OMG認定組み込み技術者資格試験(OCRES)は、組み込みソフトウェアの設計と開発に関連する知識やスキルを評価する試験です。 この試験では、リアルタイム制約、組み込みシステムのモデリング、アーキテクチャ設計、ソフトウェアの品質保証などについて問われます。 ETECは組み込み技術全般の基礎的な知識と能力を評価する試験であるのに対し、OCRESは組み込みソフトウェアの設計や開発に特化した高度な知識と能力を評価する試験となるので、両方取得しておくことで、エンジニアとしての価値向上につながるでしょう。 組み込みエンジニアのキャリアパス 組み込みエンジニアのキャリアパスには、専門職と管理職の2つの方向性があります。 専門職としてのキャリアにおいては、技術力の向上と専門知識の獲得が重要です。 組み込みシステムの設計や開発におけるスキルや経験を積み重ね、プロジェクトリーダーやアーキテクトとしての役割を担うことができます。 特定の業界や技術領域に特化することで、より専門性を高めていくことができるでしょう。 一方で管理職のキャリアパスでは、プロジェクトマネージャーや部門リーダーとしての役割を担います。 プロジェクトの計画や進行管理やチームの指導、育成などが必要です。 組織全体のビジョンや戦略に基づき、リソースの配分や目標の達成に貢献しなければなりません。組織内外のステークホルダーとのコミュニケーション能力も重要です。 どちらのキャリアパスを選ぶにせよ、継続的な学習とスキルのアップデートは必要不可欠になるでしょう。 技術はどんどん進歩していくので、新たな知識やトレンドを取り入れていかなければ、組み込みエンジニアとしての価値を高めることは難しくなってしまいます。 キャリアパスは、個人の目標や適性によって異なるため、自身の興味や能力を踏まえながら適切な道を選ぶと良いかもしれません。 組み込みエンジニアの年収 組み込みエンジニアの平均年収は、603.9万円となっており、日本人の平均年収400万円台と比べれば、高い水準となります。 参考:IT関連産業の給与等に関する実態調査結果 組み込みエンジニアの年収は、経験、スキルレベル、地域、企業の規模などによって異なりますが、一般的には経験の浅い初級エンジニアの年収は平均的なエンジニアの年収に近くなるでしょう。 一方で、中級エンジニアや上級エンジニアになると年収が大幅に上昇する傾向があります。 また、管理職やエンジニアリングスペシャリストとしてのキャリアパスを選択することで、更なる収入の向上が期待できます。 組み込みエンジニアはやめとけと言われる理由 組み込みエンジニアはやめておけと言われることもありますが、なぜなのでしょうか? ここでは、代表的な理由を2つご紹介していきます。 人手不足によって負担が増加しやすい 組み込みエンジニアの需要は高まっている一方で、エンジニアの数は限られてしまいます。 そのため、プロジェクトの数や規模が増えると、エンジニアは多くの責任を負い、長時間の労働やストレスを抱えることがあるかもしれません。 継続的な学習が必要となる 組み込みエンジニアが取り扱う技術は常に進化しており、新たなハードウェアやソフトウェアの登場に伴い、継続的な学習とスキルのアップデートが求められます。 技術の変化に追いつくためには、自己学習や専門的なトレーニングが必要です。 組み込みエンジニアの将来性 組み込みエンジニアの将来性は非常に高いと言えます。 なぜなら、IoTの普及や自動運転技術、ロボット工学など、あらゆる分野で組み込み技術の重要性が増しているからです。 また、新たな産業分野や応用領域においても需要が高まっており、エンジニアには幅広いキャリアチャンスがあります。 これらを考えれば、組み込みエンジニアになるメリットは大きいです。 組み込みエンジニアの案件情報 組み込みエンジニアの案件情報では、一例として、自動車産業やメディカルデバイスなどの分野での仕事が挙げられます。 その他にも様々な案件に携わることで、先進的な技術に触れながら、安全性や快適性の向上に貢献することができるでしょう。 組み込みエンジニアとしてのキャリアパスを拓くために、幅広い案件に挑戦してみてください。 案件名 C言語/一部リモート/車載向けSoCドライバの開発 月額単価 〜660,000円/月 最寄駅 戸塚 業務内容 リーダー指揮の元、機能設計~結合試験まで行なっていただきます。 主に画像関連、ゆがみ補正機能などを別機種へポーティングを行なっていただきます。 基本スキル ・C言語での開発経験がある方 ・組込開発の経験がある方 案件名 NetApp/常駐/NetAppによるシステム更改業務 月額単価 〜770,000円/月 最寄駅 東京23区内某所 業務内容 NetApp構築業務やシステム更改業務をご担当いただく予定でございます。 業務の詳細については面談時に共有させていただきます。 基本スキル ・NetApp構築経験(1人称で対応可能な方) ・タスク、課題に対して自主的に行動出来ること ・チームワークを大切にした行動 まとめ 今回は、組み込みエンジニアの仕事内容や必要なスキル、将来性などについて紹介しました。 組み込みエンジニアは、ハードウェアとソフトウェアの統合やシステム設計、プログラミングなど幅広いスキルが求められます。 また、自動運転技術やIoTの普及など、将来性も高い分野です。組み込みエンジニアとしてのキャリアパスを考える際には、資格取得やキャリアの選択も考える必要があります。 一方で、継続的な学習が必要であったり、需要が高いが故に業務の負担増加といった課題も念頭においておきましょう。 組み込みエンジニアは、技術の進歩に対応しながら常に成長し続ける必要があります。 将来を見据えながら、組み込みエンジニアとして働いてみることを考えてみてください。
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RPAエンジニアとは?【年収・将来性・案件情報まで徹底解説】

RPA(Robotic Process Automation)とは、ロボットによって業務の自動化を実現する技術です。 RPAは、人間が繰り返し行うルーチンワークを自動化することで、時間とコストを削減します。 例えば、Excelのデータ処理やデータ入力などの作業を自動化するという使い方ができます。 RPAの活用例は、金融機関での口座開設手続きや入金処理、人事部門での給与計算や社員の入退社手続きなどです。RPAを活用することで、これらの作業を効率化し、生産性の向上が図れます。 RPAエンジニアはRPAの技術を活用して企業の業務効率化を実現するための専門家です。 この記事ではRPAエンジニアの業務内容や必要なスキル、将来性、年収、そして案件情報について紹介します。 RPAエンジニアになるために必要なスキルや知識が何か気になる RPAエンジニアとしての将来性や市場動向が気になる RPAエンジニアの年収やキャリアパスが気になる という人は、ぜひ参考にしてみてください。 RPAエンジニアとは RPAエンジニアとは、Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入や運用を担うエンジニアです。 RPAは、人間が行う定型的な業務を自動化するためのソフトウェアであり、RPAエンジニアは、RPAの開発、導入、運用、保守を行うことで、企業の業務効率化を図ります。 RPAエンジニアは業務分析、要件定義、RPAの開発、運用・保守など、さまざまな業務を担当します。 このため、ITの知識に加え、ビジネスプロセスの理解や問題解決能力も必要とされる職種です。 また、RPAの技術やツールは常に進化し続けています。RPAエンジニアには市場の最新動向を常に確認して、顧客の要望を満たすために最適な技術やツールを選定するスキルも必要です。 RPAエンジニアは、企業の業務効率化や競争力強化に大きく貢献しており、その役割はますます重要視されています。 近年では業種を問わず多くの企業でRPAを活用した業務効率化が進んでいるため、RPAエンジニアは幅広い業界で活躍できるチャンスがある職種ともいえるでしょう。 RPAエンジニアの仕事内容 RPAエンジニアはRPAツールを使用して、業務フローの分析・設計を行い、自動化プロセスを開発します。また、RPAの運用・保守も担当します。 RPAエンジニアの仕事内容は、大きく分けて以下の3つです。 業務分析・要件定義 RPAの開発 RPAの運用・保守 以下では、それぞれについて紹介します。 業務分析・要件定義 RPAエンジニアが行う仕事のひとつは、企業のどの業務を効率化するかを決める業務分析や要件定義です。 クライアントとなる企業にヒアリングなどを行うことで、業務プロセスを詳細に分析して、どの業務が自動化の対象となるかを特定します。 要件定義では業務のフローチャートやマップを作成して、現行プロセスの問題点を洗い出すことが大切です。 現状の問題点や改善策を企業の担当者と一緒に検討して、自動化に適した業務の範囲や要件、制約条件などを明確にします。 RPAエンジニアの仕事内容には、システム開発の要件定義フェーズから企業の担当者と一緒に業務効率化を検討することもあると覚えておきましょう。 RPAの開発 RPAエンジニアは、RPAツールを使用して自動化プロセスを開発します。 これには、以下の作業が含まれます。 ワークフローの設計 スクリプトの作成 データの整形や連携 テストとデバッグ また、APIの活用やデータベースとの連携など、要件を実現するために必要な技術の調査もRPAエンジニアの仕事内容です。 RPAツールと既存の業務システムをどう組み合わせるかを検討して実装するスキルが求められます。 さらに、RPAの開発をする上では、業務担当者との連携や調整も重要です。 なぜなら、RPAは業務担当者の業務を自動化するものであるため、業務担当者のニーズを正確に把握して、RPAに反映する必要があるためです。 また、RPAの開発が完了したら、テストフェーズで業務担当者にRPAをテストしてもらい、問題点があれば修正する必要があります。RPAの開発やテストは、業務担当者と協力して行うことが重要だと覚えておきましょう。 RPAの運用・保守 RPAの開発が完了したあとも、RPAエンジニアはシステムの運用と保守を担当します。 RPAの運用・保守としては以下のような作業を行うことで、システムの安定稼働を維持します。 定期的なモニタリング トラブル対応 パフォーマンスの最適化 セキュリティの確保 また、クライアント企業のビジネスプロセス変更に伴うRPAの修正や改善も、運用や保守の仕事内容のひとつです。 ときには業務担当者とも協力して、より効率的かつ安定的に業務プロセスの自動化を行えるようなシステムを維持することが求められます。 RPAエンジニアに求められるスキル RPAエンジニアは顧客のビジネスプロセスを理解して、RPAツールを使用して業務を自動化します。 RPAエンジニアには、以下のようなスキルが必要です。 システム開発の経験 プログラミングスキル コンサルティング能力 RPAエンジニアは、クライアント企業が行う業務の効率化や生産性の向上に貢献できる、将来性の高い職種です。 ここではRPAエンジニアに必要なスキルついて詳しく説明します。 システム開発の経験 RPAエンジニアには、システム開発の経験が求められます。特にプロセス自動化や業務最適化の経験は重要です。 また、RPAシステムを構築するにあたり、システム開発のライフサイクルやプロジェクト管理の知識も必要です。 RPAエンジニアを目指す人は、以下のようなシステム開発の一連の流れを経験しておくと良いでしょう。 システムの要件定義 システムの設計 システムの開発 システムのテスト システムの運用 プログラミングスキル RPAの開発にはプログラミングスキルが必要です。 一般的に使用されるRPAツールには、スクリプトやマクロの作成に特化した言語があります。これらの言語は、RPAツールの機能や特徴に合わせて設計されており、RPAツールを効率的に操作するために使用されます。 したがってRPAエンジニアには、プログラミングの基礎知識やロジカルシンキングの能力が必要です。 RPAの開発でよく使われるプログラミング言語は以下のとおりです。 VBA Python Java Ruby PHP C# RPAエンジニアを目指す人は、これらの言語を使って自動化システムを構築した経験がアピールポイントとなるでしょう。 また、RPAエンジニアは、RPAツールの習得も不可欠です。 UiPathやAutomation Anywhereなど、市場で使用されているRPAツールに精通することで、エンジニアとしての競争力を高められます。 プログラミングスキルやRPAツールに関するスキルを習得して、要件を満たすために最適なシステムを構築できるエンジニアを目指しましょう。 コンサルティング能力 RPAエンジニアは、業務プロセスの改善や最適化に関するコンサルティング能力も必要です。顧客企業が行う業務とRPA技術で実現できることの両面を理解し、クライアントや業務担当者とのコミュニケーションを円滑に行う能力が求められます。 コンサルティング能力の具体例は以下のとおりです。 コミュニケーション能力 問題解決能力 プレゼンテーション能力 交渉能力 RPAエンジニアは、RPAシステムの開発、導入、運用、保守と幅広い業務を担当します。 クライアント企業の業務担当者と積極的なコミュニケーションを行い、よりよいシステムの実現を目指しましょう。 RPAエンジニアのキャリアパス RPAエンジニアとしてのキャリアパスは、RPAコンサルタントやフリーランスとして独立する道が挙げられます。 RPAコンサルタントは、企業にRPAシステムの導入や運用を支援する仕事です。フリーランスとして独立すると、RPAエンジニアとして自分のペースで働くことができます。 ここでは、RPAエンジニアのキャリアパスとして以下の2つを紹介します。 RPAコンサルタント フリーランスとして独立 RPAエンジニアとして経験を積んで活躍する姿をイメージしてみましょう。 RPAコンサルタント RPAエンジニアのキャリアパスのひとつとして、RPAコンサルタントへのステップアップがあります。 RPAコンサルタントは、RPAの導入や業務プロセスの改善に関する専門知識を持ったエキスパートです。 RPAコンサルタントの仕事内容は、顧客とのコミュニケーションを通じて業務の自動化の機会や課題を特定して最適なRPAソリューションを提案することです。 また、RPAの導入計画の策定やトレーニング、プロジェクトの管理なども担当します。 顧客企業が行う業務の効率化やデジタルトランスフォーメーションの支援に貢献したいという人は、RPAコンサルタントを目指してみましょう。 フリーランスとして独立 RPAエンジニアはフリーランスとして独立する道も選択できます。 自身のスキルと経験を活かし、複数のプロジェクトに参加したり、RPAのコンサルティングやトレーニングを提供したりすることが可能です。 フリーランスのメリットは、自分のスケジュールや希望に合わせてプロジェクトを選択できるところです。 自分ですべて管理しなければならないという厳しさもありますが、案件の選択肢を持って働きたい人は、フリーランスになる道も検討してみましょう。 RPAエンジニアの年収 RPAエンジニアの仕事内容やキャリアパスを紹介したところで、気になるRPAエンジニアの年収についても紹介します。 求人ボックスによると、RPAエンジニアの平均年収は約550万円です。月給にすると約40万から50万程度が相場となっています。これは、国税庁による令和3年度の平均年収443万円よりも高い水準であるといえるでしょう。 参考:求人ボックス 参考:令和3年分 民間給与実態統計調査 とはいえ、RPAエンジニアの年収は、経験や能力、所在地などによって異なります。 一般的に、初級レベルのRPAエンジニアの年収は約350万円から500万円程度であり、中級レベルでは500万円から800万円程度、上級レベルでは800万円を超えることもあります。 RPAエンジニアとしてのスキルや経験を積み上げて、さらなる年収アップを狙いましょう。 RPAエンジニアの将来性と需要 RPAの市場規模は年々拡大しており、その成長性は高まっています。 矢野経済研究所が2020年に行った調査によると、過去数年間でRPA市場は急速に成長しており、今後も更なる拡大が見込まれています。 参考:矢野経済研究所 2022年度には年商50億円以上の大・中企業でのRPA導入率は50%というデータもあり、業種を問わず多くの企業でRPAの導入が進んでいるといえるでしょう。 参考:ビズクロ RPA技術の発展により、企業は業務の自動化を進めることで生産性を向上させ、競争力を高めることを目指す傾向があります。 RPAエンジニアとして企業の発展に貢献できる人材を目指しましょう。 また、RPAの市場規模とともに、RPAエンジニアの需要も年々増加しています。 RPAエンジニアは多くの企業で必要とされるため、キャリアの選択肢も広がります。 また、RPA分野でのキャリアパスが充実しているところもあり、スキルを磨きながらキャリアアップするチャンスもあるでしょう。 RPAエンジニアの案件情報 RPAエンジニアの求人情報は、IT関連の求人サイトやエージェントを通じて探すのが一般的です。 キーワードとしては、「RPAエンジニア」や「Robotic Process Automation」といった言葉で検索すると良いでしょう。 ここではRPAエンジニアの案件情報をいくつか紹介します。RPAエンジニアに求められるスキルや、具体的にはどのような業務をするのかといった点をチェックしてみましょう。 案件名 VBA/.net/週5/一部リモート/RPA開発支援 月額単価 〜610,000円/月 最寄駅 品川 業務内容 ・大手信託銀行RPA開発支援にあたり、ロボット開発を行っていただきます。 基本スキル ・業務システム開発経験 ・VBA開発経験 ・.NET(VB、C#、ASPいずれか)開発経験 案件名 一部リモート/RPA(WinActor)及びExcelVBA、GASを用いた業務自動化 月額単価 〜660,000円/月 最寄駅 川崎 業務内容 RPA(WinActor)及びExcelVBA、GASを用いた業務自動化をご担当いただきます。 新規開発・保守ともに担当頂きます。 当クライアント顧客と当クライアント担当とともにユーザヒアリング→開発→リリース→保守各工程を担当頂きます。 基本スキル ・WinActor及びExcelVBA、GASによる開発経験を有する方。 (WinActorの開発経験が1年以上を目安とします) ・コミュニケーション力…非IT系エンドユーザから直接ヒアリングする機会もあり、RPAの特性を判りやすく説明しながら、保守・運用性を考慮した上で、自動化すべきこと、対象外とすることを説明、納得頂くことも必要となります。 技術スキルは勿論ですが、コミュニケーション力はMustのスキルになりますので、要件定義工程の経験がある方を望みます。 まとめ RPAエンジニアは、RPA技術を用いて業務プロセスを自動化・効率化するスペシャリストです。 RPAエンジニアの主な仕事内容は以下のとおりです。 クライアントの業務分析・要件定義 RPAの開発 RPAの運用・保守 RPAエンジニアは要件定義、開発、運用まで、システム開発に関する幅広い業務に関わる仕事だという点を押さえておきましょう。 また、RPAエンジニアのスキルを活かしたキャリアアップには、実務経験や知識の幅を広げることが重要です。常に新しい技術を学び続けて自己成長を図ることで、RPAエンジニアとしてのキャリアを築いていきましょう。 RPAに関する市場規模は拡大しており、RPAエンジニアは、現代のビジネス環境で重要な役割を果たす存在です。 RPAエンジニアの年収は経験や能力によって異なりますが、需要の高まりとともに将来性も期待されます。 今回紹介した内容を参考に、RPAエンジニアとしての一歩を踏み出してみましょう。
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プロンプトエンジニアとは?【求められるスキルやキャリアパスについて解説】

プロンプトエンジニアに憧れているものの、そもそもどのような仕事なのかよく分かっていないという方も多いのではないでしょうか。プロンプトエンジニアという仕事ができたのはごく最近のことなので、知らなくても無理はありません。 本記事ではプロンプトエンジニアとは何かについて解説します。プロンプトエンジニアに必要なスキルやキャリアパス、将来性についてもまとめました。 本記事を読むことで、プロンプトエンジニアに関する理解を深めることが可能です。プロンプトエンジニアの仕事に興味を持っている方はぜひ参考にしてください。 そもそもプロンプトとは プロンプトとは一般的には、コマンドプロンプトやターミナルなどの画面に表示される、コマンド入力待ちを示すマークを指します。ただし、AI関連でプロンプトという言葉が出てくる場合、別の意味で使われていることが多いです。 AI業界ではプロンプトは、AIに対する指示文を指します。AIにプロンプトを読み込ませることで、何らかの動作を行わせることが可能です。たとえばAIに「メールの本文を作成して」というプロンプトを送ることによって、AIにメール文を作成させることができます。 プロンプトエンジニアとは プロンプトエンジニアとは、文字通りプロンプトを作成するエンジニアを指します。さまざまな技術や専門知識を駆使して、他の人には生み出せないプロンプトを作成して、AIを理想通りに動かすのが仕事です。 プロンプトエンジニアという仕事が登場したのは、ごく最近のことです。OpenAI社が開発したチャットボットであるChatGPTが登場したことが、プロンプトエンジニアが注目されるようになったきっかけのひとつです。 ChatGPTは従来のチャットボットにくらべて遥かに性能が高いことが特徴です。対話を重ねることによって、徐々に対話の精度を高めることができます。 しかしながら、ChatGPTもまだ完全というわけではありません。人間側がある程度工夫して質問してあげないと、ChatGPTが的確な答えを返せないことも多くあります。そのためプロンプトエンジニアというAIに指示を出す専門職が注目されているのです。 ChatGPTを始めとするチャットボットは、単純に人間と対話を行うだけでなく、さまざまな用途に応用することができます。ChatGPTの活用例は以下の通りです。 検索エンジンの代わりとして使う 小説や漫画のプロットを作成する メール作成や資料作成などの定型業務を行わせる 新しい企画のアイデアを考える際にヒントを出してもらう これ以外にもさまざまな活用方法が考えられるでしょう。また、ChatGPTは仕事でも活用することができ、業務効率化や生産性アップに貢献してくれる可能性もあります。 プロンプトエンジニアの仕事内容 まだそこまで数は多くないものの、プロンプトエンジニアの求人を出している企業がいくつかあります。仕事内容は次のようなものが多くあります。 新規プロンプトの設計・開発 設計・開発されたプロンプトの評価・改善 プロンプトを開発する際のテンプレートの作成 ビジネスでChatGPTを活用する方法の調査 このように一口にプロンプトエンジニアといっても、仕事内容は求人によって変わります。そのため、プロンプトエンジニアの求人に応募する際は、仕事内容をよく確認することが大切です。面接でも仕事内容に関する質問を投げかけ、お互いの認識に齟齬がないようにすることが重要と言えます。 プロンプトエンジニアに求められるスキル プロンプトエンジニアに求められるスキルは次の4つです。 AIや自然言語処理に関する知識 文章力 プログラミングの知識 英語力 これら4つのスキルを取得することで、プロンプトエンジニアに転職しやすくなります。細かい求められるスキルはもちろん企業によって異なりますが、ひとまずこの4つを習得しておけば、転職活動でアピールしやすくなるでしょう。 1つ1つの求められるスキルについて詳しく解説していきます。 AIや自然言語処理に関する知識 プロンプトエンジニアは、AIや自然言語処理に関する知識が必要です。AIがどのように文章を理解しているのか仕組みを知ることで、より的確な指示文を考えることができます。 また、プロンプトエンジニアは単にプロンプトを作成するだけでなく、社内におけるAIの活用方法の提案など、AIの専門家としての働きを期待されることも多いです。そのため、AIに関する最新知識に詳しくなっておくことが望ましいでしょう。 文章力 プロンプトエンジニアにとって、文章力はコアとなるスキルと言えます。AIが理解しやすいプロンプトを作成するには、曖昧な表現を極力避けるなど、いくつかの工夫が必要です。プロンプトを作成するための文章力は、参考書などで身につけることができます。 プログラミングの知識 プロンプトエンジニアは場合によっては、プログラミングの知識も求められます。ChatGPTにプログラムのソースコードを書かせる場合、プロンプトエンジニアがその修正も行わなくてはいけない可能性があるためです。 プログラミング言語の中でも、Pythonは優先的に取得することをおすすめします。PythonはAI分野で多く使われている言語です。 英語力 プロンプトエンジニアは英語力も身につけた方が良いです。プロンプトは日本語よりも英語で書いた方が精度の高い解答を得られる可能性があります。 英語の方が日本語よりも情報が多いため、AIは多くの情報を参考にしやすいです。また、英語は単語ごとに区切られているため、AIが読解しやすいというのもあります。 プロンプトエンジニアのキャリアパス プロンプトエンジニアに転職後、どのようなキャリアを描いていけば良いのか分からないという方も多いでしょう。あくまで一例ですが、プロンプトエンジニアとして実績を積んだ後は、以下のような職種にキャリアアップする道があります。 データサイエンティスト AIエンジニア これら2つの仕事内容や必要なスキルについて詳しく解説していきましょう。 データサイエンティスト データサイエンティストとは、主にビッグデータの分析を行い、企業にとって有益な結論を導き出す仕事です。 プロンプトエンジニアとして働くことで培ったAI知識やプログラミング知識などは、データサイエンティストの仕事でも活かすことができます。そのため、キャリアアップ先の候補として挙げられるでしょう。 データサイエンティストは、企業の事業課題の解決方法に関する仮説を立て、その仮説が正しいかを検証するためにデータ分析を行います。たとえば、「ECサイトの商品の売上が伸びない」という課題がある場合、ECサイトのユーザーの行動履歴などを分析してサイトのどこに問題があるかを突き止めていく、というようにです。 データサイエンティストは統計学などの数学知識が求められるため、少し転職のハードルが高いと感じられるかもしれません。将来データサイエンティストになることを見据えるのであれば、早い段階から大学レベルの数学を勉強しておくことが望ましいでしょう。 AIエンジニア AIエンジニアは、AIが搭載されたシステムやアプリを開発する仕事です。AIが搭載されたシステムとはたとえば、レコメンド機能があるECサイトや画像認識機能がある防犯カメラシステム、といったものがものが挙げられるでしょう。 AIエンジニアもやはり、プロンプトエンジニアとして培ったAI知識を活かせる仕事であり、キャリアアップの選択肢として考えられるでしょう。ただし、AIエンジニアはシステムやアプリを実際に開発する仕事であるため、より高度なプログラミング知識が求められます。 AI開発において現在もっとも使われているプログラミング言語はPythonなので、Pythonを優先的に勉強すると良いでしょう。Pythonには機械学習ライブラリが豊富にあり、各ライブラリの使い方を覚えることでAI開発がしやすくなります。 プロンプトエンジニアの需要 プロンプトエンジニアの求人は、現状ではそこまで多くはありません。というのも、まだまだこれからの仕事であるためです。また、AI活用以前にそもそも日本ではIT化が遅れているのもあって、ChatGPTまで手が伸びる企業は多くないと思われます。 ただ、一部のベンチャーやスタートアップ企業などでは、プロンプトエンジニアを募集していることがあります。そのため、プロンプトエンジニアに今すぐ転職したい方はベンチャー企業などに目を向けてみるのが良いでしょう。 プロンプトエンジニアの将来性 プロンプトエンジニアの求人数は現在それほど多くありませんが、今後増えていく可能性はあります。ChatGPTの有用性が一般企業にも広まれば、自社でもプロンプトエンジニアを採用したいと考える企業が出てくると予想されるためです。 また、日本では少子高齢化が進んでおり、今後更に人材不足に悩む企業が出てくるのも、プロンプトエンジニアの将来性が高い理由と言えます。人材不足を補うためには、AIによる業務の自動化が必要になるためです。プロンプトエンジニアを採用し、ChatGPTを自社で有効活用できるようにして業務効率化を図りたい企業は多く出てくるでしょう。 ただし、プロンプトエンジニアという仕事が今後どのような形になっていくかを予想するのは難しいです。たとえば、誰でも簡単にプロンプトが作成できるようにAIが進化したり、プロンプトすらAIで作成できるようになったりしたら、状況が大きく変わるかもしれません。 そのため、プロンプトエンジニアを目指す方は、プロンプトエンジニアという職種だけで食べていくと考えるよりも、AI関連の幅広いスキルを身につけてフルスタックに活躍していく方向を目指す方が、キャリアが安定しやすいということは言えます。 まとめ 本記事ではプロンプトエンジニアについて解説しました。プロンプトエンジニアに必要なスキルや仕事内容、将来性などがお分かりいただけたかと思います。 今後はAIを業務で活用することの重要性が高まることが予想されており、プロンプトエンジニアの需要が高まる可能性も高いです。プロンプトエンジニアの仕事に興味を持っている方は、今のうちに英語力やプログラミング力などを磨いておくと、将来転職できる可能性を高めることができるでしょう。 ただしAI分野は変化が非常に激しく、将来プロンプトエンジニアという仕事がどういった形になっているかを予想するのは難しいです。プロンプトエンジニアの仕事内容や求められるスキルが5年後、10年後、大きく変わっている可能性もあります。 そのためプロンプトエンジニアを目指す方は、AI業界の最新動向に常に目を向けておくことが大切です。最新動向を知っておけば、次に需要が高まると思われる技術分野も知ることができ、先回りしてスキルを習得することができます。エンジニアとしての市場価値を下げないためには、こういった工夫が必要になるのです。
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サーバーサイドエンジニアの案件市況動向〜PHPとJavaScriptの勢いが止まらない!?〜【2023年7月版】

この記事では、弊社データベースをもとにサーバーサイドエンジニア案件のデータやトレンドについてまとめています。言語別の案件数や特徴もご紹介しているので、スキルアップを目指す際の参考にしていただければと思います! サーバーサイドエンジニアの案件一覧をチェックする サーバーサイドエンジニアの案件情報 サーバーサイドエンジニア案件は弊社データベース内に2023/07/10時点で6035件あります。平均単価は69万円、最高単価は200万円です。最も案件数の多い価格帯は60万円〜70万円で、中央値は65万円です。 金額平均単価69万円最高単価200万円最も多い価格帯60万円〜70万円中央値65万円 2023/07/10 テクフリ調べ サーバーサイドエンジニア案件で求められるスキル 言語 サーバーサイドエンジニア案件で最も必要とされている言語は【PHP】であり、1000件の案件で必要とされています。これは、全サーバーサイドエンジニア案件のうち約1/6を占めています。現在公開中の案件に限っても、PHPを求められる案件が97件で最も多いです。 PHPを使うことができれば、案件探しがしやすいといえるでしょう。 PHP案件の市況調査 を見る 次点では、JavaScriptが917件の案件で基本スキルとして必要とされています。現在公開中の案件数も85件と多く、TypeScript案件も合わせるとPHPよりも案件数は多くなります。 JavaScript・TypeScriptの両方が使える方であれば、PHP同様、案件探しはしやすいでしょう。 JavaScript・TypeScript案件の市況調査 を見る 2023/07/10 テクフリ調べ サーバーサイドエンジニアの案件例 案件名 ​​PHP/Vue.js/成約数No.1サイト売買プラットフォームの開発/フルリモート 月額単価 〜660,000円/月 最寄駅 渋谷、神泉 業務内容 自社サービスである、Webサイトの売買を簡単に取引できるプラットフォームの開発をお願いいたします。 Webサイトの売買を身近なものにし、Webサイトの資産価値向上をめざしております。 【働き方について】 フレックスの働き方を採用、居住地を問わない(海外は要相談)フルリモートの形をとらせていただいており、エンジニアの方の働きやすい環境を整えております。 基本スキル ・PHP/Laravelを使用したWebアプリ開発経験 ・Vue.jsを使用したWebアプリ開発経験 ・AWS上でのインフラ構築経験 案件名 Typescript/フルリモート/電子書籍サービスのフロントエンドエンジニア 月額単価 〜880,000円/月 最寄駅 フルリモート 業務内容 ・電子書籍サービスを展開されている会社様になります。 ・フロントエンドエンジニアとして新機能開発に携わって頂きます。 【参画メリット】 ・モダンな環境で開発を進めていくので今後のスキルアップに繋がりやすい案件かと存じます。 基本スキル ・Typescriptの開発経験が3年以上 ・ReactでNext.jsを用いたWebフロントの開発経験が2年以上 ・要件定義や基本設計といった上流工程のご経験 サーバーサイドエンジニア案件について相談する 他にも、以下の特設ページではサーバーサイドエンジニア案件の面談率が高い案件を常に更新しておりますので、是非ご覧ください! 特設ページでサーバーサイド案件を見る まとめ 本記事では、2023年7月時点のサーバーサイドエンジニア案件に関する情報をご紹介しました。サーバーサイドエンジニア案件はテクフリでは案件数が最も多く、新規案件もどんどん追加されているポジションです! テクフリでは、ご登録いただくと希望条件とマッチした案件がオープンした場合にメールでお知らせしております。是非お気軽にご登録くださいませ! テクフリに登録する
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フリーランスエンジニアに名刺が必要な理由とは?【作成方法も解説します】

会社に入ると当たり前のように支給される名刺ですが、 フリーランスとなった際には自分で準備する必要が出てきます。 これまで自然に手元にあったものですが、いざ自分で準備するとなると 以下のような疑問が出てくるのではないでしょうか。 自分で作るにしても、デザインや肩書きはどのように書けば良いのか? そもそもフリーランスとして活動するにあたって名刺は必要なのか? どうやって作成すればいいのか? ここではそんなお悩みをお持ちの方へ向けて、 フリーランスエンジニアにおける名刺の必要性と作成方法を具体的に解説します! これから独立や起業を考えている方はぜひ参考にしてください。 フリーランスエンジニアに名刺はいらない? フリーランスエンジニアとして活動をしていくうえで名刺は必須なのかと言われると、そうではありません。 最近では、案件探しを行う場合でもフリーランス専用のエージェントサービスを通せばインターネットを介して容易にクライアントとのつながりを持つことができます。 クライアントとの面談もオンラインで行うことが多くなり、商談が決まるまでは直接会う機会もほとんどありません。 しかし、いざ商談が決まった後、クライアント先で仕事をし始めると状況は変わります。 例えば、実際にクライアント先へ出向き、挨拶する際に、名刺がないことを考えてみてください。 また、こちらが名刺を渡した際に、名刺がないと相手から言われた時にあなたはどのように思うでしょうか? このようなビジネスシーンにおける対応を考えると、名刺はやはりエンジニアに限らず、社会人として当然持っておくべきアイテムと言えるのです。 フリーランスエンジニアが名刺を作成する理由 フリーランスエンジニアがシステム開発の仕事を進める上で名刺を使うことはありません。 しかし、名刺を持っているフリーランスエンジニアは世の中にたくさんいます。 それは、フリーランスとして活動を続ける中で、名刺が必要とされる理由があるからです。 ここでは、フリーランスエンジニアが名刺を作成する理由について具体的に説明します。 ビジネスマナーとして求められる フリーランスやエンジニアのことを考える以前に、名刺は社会人として当然持っておくべきアイテムの1つです。 学生が会社へ入り、最初に教えられるビジネスマナーの1つが名刺交換です。 それは、名刺交換が社会人として仕事をしていく上で、誰しもが当然行うべき行動として考えられているからです。 つまり、名刺を持つということは、社会人として仕事をするなかで当然求められるべき基本的なビジネスマナーを備えているということになります。 会社から離れて個人事業主として活動を行うフリーランスエンジニアは、名刺の必要性や持っておく意味を考えるだけではなく、基本に立ち返り、社会人として名刺を持っていないことの不自然さ、仕事相手に対するマナーを改めて認識する必要があります。 クライアントからの信頼を得やすい 先ほどのビジネスマナーにつながる話にもなりますが、名刺を持っているということは、 社会人として基本ができているというアピールになります。 また、名刺には個人情報が含まれるため、クライアントが名刺を確認することでその人がどのような人物かということを把握できるので、安心感にもつながります。 営業活動という視点から考えた時、これから仕事を一緒にしていくかもしれない相手の素性がわからないまま契約をしてくれるクライアントはいないでしょう。 まず最初にクライアントから信頼を得るために、名刺交換をすることは重要になってきます。 自己紹介を簡単にできる 名刺には自分を売り込むための様々な情報が書かれています。 例えば、営業先などで誰かとお話する機会があった時、自己紹介をします。その際、名前や最近の活動、得意分野などを伝えることになりますが、電話番号や活動地点まで詳しく話すことはありません。 また、例えすべて伝えたとしても、相手が電話番号や住所をその場で覚えられるはずもありません。そんなことをすると強引な営業だなと不信感を持たれてしまうこともあるでしょう。 そのような場合を考えた時に、様々な情報が記載されている名刺は、相手に渡すことで自己紹介を簡単にできるだけではなく、会話のネタにもなり、営業活動を進める際にとても有効なコミュニケーションツールとなってきます。 フリーランスエンジニアの名刺に記載すべき項目 会社に所属している時には、会社名や所属先、肩書きなど記載されていましたが、個人事業主として独立したフリーランスエンジニアとして、名刺に何を記載すれば良いのか迷うと思います。 ここでは、フリーランスエンジニアとして名刺を作成する際に記載すべき項目について、具体的に説明します。 これから個人で名刺をデザインするという方はぜひ参考にしてみてください! 氏名などの基本情報 名刺に記載すべき情報として、まず自身が何者なのかを相手に把握してもらうための基本情報が必要となります。 名前や連絡先など、相手とコミュニケーションにおいて必要な情報を記載しましょう。 名刺に記載すべきおすすめの基本情報は以下の通りです。 氏名 屋号 事務所の住所 電話番号 メールアドレス ホームページのURL 氏名に関しては、漢字が正確に読めない場合があるので、ふりがなやアルファベット表記でも記載しておくようにしましょう。 ホームページのURLに関しては、記載しておくことで相手が後にアクセスして、言葉では伝えきれない自身の活動を視覚的にアピールする機会にもなるのでおすすめです。 顔写真 名刺に顔写真をつけることもクライアントからの信頼を得るためにはおすすめです。 個人情報の重要さが問われる中で、顔写真をあえて載せた名刺を相手に渡すという行為は、相手を信頼しているというアピールにもなり、好印象を与えます。 また、多くの人は、1度会っただけでは、おおよその雰囲気を覚えているだけですぐに顔を思い出せるかと言われると難しいと思います。 名刺に顔写真があれば、メールなどで後日やり取りした際に、あの時の人かとクライアントが記憶を呼び起こすきっかけとなり、コミュニケーションが円滑になることから、案件の獲得にもつながりやすくなります。 さらに、写真を載せる場合は画質によっても印象が変わってくるので注意しましょう。 仕事内容や肩書き ビジネスシーンにおいて自己紹介をする上で最も重要となってくるのが、仕事内容や肩書きです。 特にフリーランスとして組織に所属せず活動している個人事業主などは、名刺に書かれた仕事内容や肩書きの記載があいまいだと、クライアントも仕事を依頼して良い相手なのか判断ができません。 例えば、ITエンジニアといっても種類はさまざまで、システム開発を扱うのか、ネットワークインフラ関連を扱うのか、コンサルティングをしているのか、一言では伝わらないものです。 案件の獲得につなげるためには、名刺を受け取った相手が自身の仕事内容をすぐに把握できるように、具体的な職種を記載しておくことが大切になります。 保有資格・スキル 仕事内容と同様に、自身が保有する資格やスキルを記載することも、クライアントへアピールする際に重要となってきます。 職種がわかったとしても、どの程度のスキルがあるのかわからないと、クライアントは依頼内容にマッチした人材なのか判断ができず、案件を依頼しようという段階までは届きません。 また、名刺によってスキルを持っているというアピールをするには、保有している資格を記載することが最も簡単で有効な手段となります。 さらに、プログラマーなどシステム開発に携わる場合は、得意とする分野や実績のあるプログラミング言語などを記載しておくことで、クライアント側も安心して案件を依頼しやすくなります。 ポートフォリオの情報 ポートフォリオとは、実績を示すことのできる成果物を指します。 例えば、ホームページを作成する仕事を請け負っている場合は、自身が作成したホームページのURLなどを記載しておくことで、クライアントへ実績だけではなく自身の技術力をアピールするきっかけにすることができます。 また、仕事内容やスキルを記載した上で、ポートフォリオをあわせて載せることによってクライアントへ名刺の記載内容が偽りではないという証拠を示すことができ、さらに安心感や信頼度を高める相乗効果も期待することができます。 しかし、自身が作成したからといって何でもポートフォリオとして公開して良いかというと そうではありません。クライアントから請け負った成果物の著作権などは、クライアント先が持っていることが多い為、第三者へ公開しても良いものかしっかり確認してから記載するように注意しましょう。 SNSアカウントの情報 SNSは自身の考えや活動履歴をアピール、または、サービスを提供しているのであれば キャンペーン情報など広報する際にとても効果的です。 したがって、保有しているSNSのアカウントを名刺に載せておくことで、クライアントに自身の考えやサービスの最新情報を提供できるようになります。 名刺を渡す際に、TwitterやInstagramでの活動を伝えておくことで、SNSをフォローしたり、アクセスしてもらえたりする可能性もあるので、しっかりアピールしておくようにしましょう。 また、批判的な投稿などは、逆にマイナスの印象を与えてしまうので、名刺に載せるアカウントでの発信内容には十分注意して運用しましょう。 フリーランスエンジニアが名刺を作成する方法 フリーランスエンジニアとなり、名刺の必要性を感じた時に、皆さんはどのような方法を使って作成するでしょうか? 名刺の作成方法は大きく以下の2つに分かれます。 業者に依頼する 自分で作成する ここでは、それぞれの名刺の作成方法について説明します。 名刺の作成方法にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください! 業者に依頼する まずは名刺作成を業者に依頼する方法です。 依頼は業者の提供するWebサイトからインターネット経由で簡単に行うことができます。 名刺の作成方法は業者によって異なる部分はありますが、おおよそ手順は同じです。 サイズと枚数を選択 テンプレートを選択 必要情報の記載 テンプレートのカスタマイズ 印刷依頼 依頼を行えば、後は自宅に届くのを待つだけです。 テンプレートも豊富にあり、100枚単位で数百円程度と値段も比較的安価、かつ印刷精度が高いので初めて名刺を作成する人には大変おすすめの方法です。 自分で作成する プリンターが自宅にある場合は、自分で作成することもできます。 現在はインターネット上に名刺を作るためのフリーソフトや、フリー素材が豊富に存在します。また、名刺印刷用の紙も家電量販店などに行けば手に入れることができます。 それらを使って自身のオリジナルデザインの名刺を作成し、自宅のプリンターで印刷すればすぐに完成です。 名刺データを作成する時間は必要ですが、すぐに手元に準備できるという点が魅力的です。 また、枚数も1枚単位での印刷ができる為、必要な分だけ作成することができます。 まとめ フリーランスエンジニアにおける名刺の必要性と作成方法について解説しました。 名刺を渡して自己紹介することはビジネスの基本であり、社会人としての礼儀でもあります。 また、名刺を作成して使うことによるデメリットはほとんどなく、クライアントへのアピールや信頼性向上などメリットとなる部分が大きいです。 作成する手間もかからず、費用も安価なので、これからフリーランスエンジニアとしての活動を考えている方は、必要となる前に迷わず作成しておくことをおすすめします。 名刺を活用してクライアントへのアピールを行い、フリーランスエンジニアとして活動の場をどんどん広げていきましょう!
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フリーランスにおすすめの資格6選【取得のメリットについても解説】

突然ですが質問です。 あなたは、フリーランスとして稼ぐために資格を取得した方が良いと思いますか? クライアントや企業に自身のスキルを証明する手段として、資格は有効です。 資格を持っていると第三者からの視点で、該当のスキルを習得していることを証明できます。 ただ、資格を取得していないとフリーランスとして活躍できないわけではありません。 この現実がフリーランスは資格を取得したほうがよいのか迷うポイントになっています。 フリーランスとして資格を取得したほうがよいか悩んでいる 今よりスキルアップするための効果的な方法を知りたい クライアントや企業に自身のスキルをアピールする方法を知りたい フリーランスにおすすめの資格を知りたい というあなたのために、この記事ではフリーランスが資格を取得するメリットや、フリーランスエンジニアにおすすめの資格についてご紹介します。 フリーランスとして活躍するためには、資格の取得に対する正しい考え方や勉強のポイントを知ることが重要です。 この記事を読むことで、あなたがフリーランスとしてスキルアップするためにおすすめの資格は何か考えてみましょう。 フリーランスに資格は必要? フリーランスとして仕事をするときに、資格の有無は重要なポイントとなります。 しかし、フリーランスに資格が必要かどうかは個人の状況や業種によって異なります。 結論から言えば、フリーランスに資格は必須ではありません。 理由については、以下で紹介します。 フリーランスに資格は必須ではない 先ほども紹介したとおり、フリーランスとして独立するために、資格は必須ではありません。 資格を取得していなくても、フリーランスとして独立して成功している人はたくさんいます。 フリーランスとして成功するためには自分のスキルを磨き、実績を積むことが大切です。また、クライアントと円滑にコミュニケーションをとるスキルも重要になります。 ただ、資格を取得することは、フリーランスとして成功するためのひとつの手段です。 独学でやみくもに勉強するよりも、資格の勉強を通じてスキルを身につける方が効率的です。 今はまだフリーランスとしてアピールできるようなスキルはないという人は、資格の取得を目指してみましょう。 フリーランスが資格を取得するメリットについては、このあと詳しく紹介します。 フリーランスとして活躍するために資格が必須というわけではないものの、資格を取得することで企業にアピールできる武器になることは覚えておきましょう。 フリーランスが資格を取得するメリット フリーランスとして資格を取得していると、企業へのアピールポイントになると紹介しました。 フリーランスが資格を取得するメリットは、以下のとおりです。 知識やスキルを証明できる スキルアップにつながる 案件を獲得しやすくなる 単価アップにつながる それぞれについて詳しく説明します。 知識やスキルを証明できる 資格を取得することで、自身の知識やスキルを客観的に証明できます。 特に競争が激しい業界では、資格を持っていることが信頼性や専門性をアピールする有効な手段となります。 フリーランスとして独立する際には、クライアントから信頼を得ることが重要です。 初めてやり取りする相手の場合、企業やクライアントはあなたのスキルがどのレベルのものなのか判断できません。 資格によって自分の知識やスキルを客観的に証明することで、クライアントからの信頼を勝ち取れることもあります。 資格を取得していることを大いにアピールして、クライアントから信頼されるフリーランスを目指しましょう。 スキルアップにつながる フリーランスとして成功するためには、自分のスキルを磨いて実績を積むことが大切です。 資格取得を目指して勉強することで、自身のスキルアップに繋がります。 また、資格取得を目指して勉強することは、自分のスキルを客観的に評価する機会でもあります。 自分のスキルの強みや弱みを理解することで、より効果的にスキルアップするチャンスです。 資格の勉強を通じてこれまで分かったつもりになっていたところがないか、再確認するのも良いでしょう。 案件を獲得しやすくなる フリーランスとして独立するには、案件を獲得することが重要です。 資格取得は、フリーランスとして案件を獲得するうえで有利になる要素のひとつです。 クライアントは、信頼できるスキルを持ったプロフェッショナルを求めています。 資格とともに取得したスキルをアピールすることで、クライアントはあなたの専門性や実力を評価しやすくなります。 また、競争の激しいフリーランスの世界で、資格は他のライバルと差別化するための強力なツールです。 資格取得は、あなたのプロフィールやポートフォリオに信頼性と価値を与え、案件獲得の確率を高めるでしょう。 単価アップにつながる フリーランスとしての活動において、資格取得は単価アップにつながる重要な要素です。 クライアントや企業は、高い品質と信頼性を持つプロフェッショナルに投資したいと考えています。 資格を持つことであなたの専門性や実績を客観的に示し、それに見合った高い単価を提示できるようになります。 また、資格取得によって他のフリーランスとの競争において差別化もできます。 案件を獲得するときや単価を交渉するときは、資格を保持していることで他の応募者との差別化を図りましょう。 資格を持っていることがあなたのスキルセットに付加価値を与え、市場価値を高める重要な要素となります。 あなたが担当する業務や案件に合わせた資格を取得して、需要が高いエンジニアを目指しましょう。 フリーランスエンジニアにおすすめの資格6選 フリーランスエンジニアとして独立するときは、自分のスキルや経験に合った資格を取得すると良いでしょう。 以下に、フリーランスエンジニアにおすすめの資格を6つ紹介します。 Linux技術者認定 基本情報処理技術者試験 AWS認定資格 ITストラテジスト試験 システムアーキテクト試験 シスコ技術者認定(CCNA) フリーランスにおすすめの資格を探している人は、参考にしてみてください。 Linux技術者認定 Linux技術者認定は、Linuxに関する知識とスキルを認定する資格です。 Linuxは、サーバやネットワークなどのインフラシステムに広く採用されているOSです。 Linux技術者認定を取得することで、Linuxの知識とスキルを客観的に証明できます。 また、Linux技術者認定を取得することで、Linuxのエンジニアとしての転職に有利になります。 Linuxは多くのシステムで使われているOSです。 サーバやネットワークエンジニアを目指している人は、Linux技術者認定の取得にチャレンジしてみましょう。 基本情報処理技術者 基本情報処理技術者試験は、ITに関する基礎的な知識とスキルを認定する資格です。 IT業界で就職や転職を希望する際に、必ず取得しておきたい資格のひとつともいえます。 基本情報技術者試験は、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が主催する国家資格であり、若手を中心に取得を奨励しているIT企業も多いです。 IT業界で働くうえでの最低限の知識は持っていることを証明するために、フリーランスとして働くときにも取得しておくと良いでしょう。 AWS認定資格 AWS認定資格は、Amazon Web Services(AWS)の利用者を対象とした認定資格です。 AWSは、世界中で利用されているクラウドコンピューティングサービスです。 AWS認定資格を取得することで、AWSの知識とスキルを客観的に証明できます。 また、AWS認定資格を取得することで、AWSのエンジニアとしての転職に有利になります。 クラウド活用をメインとしたインフラエンジニアを目指している人は、積極的にチャレンジしてみましょう。 ITストラテジスト試験 ITストラテジスト試験は、IT戦略に関する高度な知識とスキルを認定する資格です。 基本情報技術者試験と同じくIPAが主催している資格試験で、基本情報技術者試験よりも難易度が高い試験になります。 ITストラテジスト試験は、IT業界で上位管理職を目指す人が取得したい資格のひとつです。 ITストラテジスト試験を取得することで、IT戦略に関する専門的な知識とスキルが身に付きます。 ITストラテジスト試験は、システム企画やプロジェクトマネジメントなど、戦略的な役割を果たす仕事に携わる際に役立つ資格です。 ビジネスモデルの検討といった企画レベルの案件を受注したいと考えている人におすすめの資格になります。 システムアーキテクト試験 システムアーキテクト試験は、システムの設計に関する高度な知識とスキルを認定する資格です。 システム開発やアプリケーション設計などの仕事をする上で重要な資格となります。 システムアーキテクト試験は、IT業界でシステム設計者を目指すときに取得しておきたい資格の一つです。 システムアーキテクト試験を取得することで、システムの設計に関する知識とスキルが身に付きます。 ITストラテジスト試験と同様にIPAが主催する難易度が高い試験ですが、取得するメリットは大きい資格といえるでしょう。 シスコ技術者認定(CCNA) シスコ技術者認定(CCNA)は、シスコシステムズ社のネットワーク技術者を対象とした認定資格です。 シスコ技術者認定(CCNA)を取得することで、シスコのネットワーク技術に関する知識とスキルを客観的に証明できます。シスコのネットワークエンジニアとして就職や転職に有利になる資格です。 シスコのネットワークを活用している企業では資格保持者が重宝されることも多いため、この資格を保持することで単価アップを交渉できる可能性もあるでしょう。 フリーランスの資格取得における勉強のポイント 資格を取得するとき、資格の合格だけを目的にしていては、案件受注や単価アップには繋がりません。 フリーランスとして資格を取得するときには、以下のポイントを意識して勉強を進めましょう。 資格の勉強と並行して実務経験を積む 資格取得後のビジョンを明確にしておく それぞれについて詳しく説明します。 資格の勉強と並行して実務経験を積む 資格の勉強だけをしていても、実務経験がなければ、自分のスキルを十分に発揮できません。 資格の勉強と並行して実務経験を積むことで、実際に使えるスキルを身に着けていきましょう。 実務経験を積むためには、フリーランスとして案件を獲得する必要があります。 案件を獲得するためには、自分のスキルや経験をアピールすることが大切です。 資格の勉強と並行して、自分のスキルや経験をアピールできるポートフォリオを作成しておくとよいでしょう。 また、実務経験を積むことで、自分のスキルや経験の強みや弱みを確認できます。 資格の勉強と並行して、自分のスキルや経験を客観的に評価することで、どこを勉強すればよいかのポイントが見えてきます。 自分のスキルや知識で不足しているところを把握して、より理解を深めていきましょう。 資格取得後のビジョンを明確にしておく 資格を取得したあとにどのようなフリーランスになりたいのか、というビジョンを明確にしておくことも大切です。 ビジョンが明確であれば、資格取得に向けて効率的に勉強できます。 資格取得後のビジョンを明確にするために、以下の点について考えてみてください。 どのようなスキルを身につけたいか どのような案件を獲得したいのか どのような業界で活躍するフリーランスになりたいのか ビジョンを明確にすることで、資格取得に向けて効率的に勉強できます。 フリーランスとしてのスキルアップを目指すときは、これらのポイントを意識しながら効果的な勉強を進めていきましょう。 まとめ 今回はフリーランスには資格が必要かという点について紹介しました。 フリーランスに資格が必要かどうかは個人の状況や業種によって異なります。 資格を取得しなくてもフリーランスとして稼ぐことは可能です。 しかし、資格を取得することには、以下のように多くのメリットがあります。 知識やスキルを証明できる スキルアップにつながる 案件を獲得しやすくなる 単価アップにつながる フリーランスエンジニアにおすすめの資格としては、以下の6つがあります。 Linux技術者認定 基本情報処理技術者試験 AWS認定資格 ITストラテジスト試験 システムアーキテクト試験 シスコ技術者認定(CCNA) 資格を取得するときは、実務経験と両立することや明確なビジョンを持つことが重要です。 あなたのキャリアに合った資格を選び、効果的な勉強の計画を立てて取り組みましょう。
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Ruby案件市況調査〜JavaScriptと一緒に使えるとGood〜【2023年7月版】

この記事では、弊社データベースをもとにRuby案件のデータやトレンドについてまとめています。一緒に必要とされる言語やフレームワークもご紹介しているので、スキルアップを目指す際の参考にしていただければと思います! Rubyのフリーランス案件一覧をチェックする Rubyの案件情報 Ruby案件は弊社データベース内に2023/07/03時点で678件あり、前月比で40件程度増えています。平均単価は77万円、最高単価は200万円です。最も案件数の多い価格帯は80万円〜90万円で、中央値は75万円です。 金額平均単価77万円最高単価200万円最も多い価格帯80万円〜90万円中央値75万円 2023/07/03 テクフリ調べ Ruby案件で一緒に求められるスキル フレームワーク Ruby案件で最も必要とされているフレームワークは【Ruby on Rails】であり、465件の案件で必要とされています。これは、全Ruby案件のうち約70%を占めているため、Rubyを使う場合はRailsも使える前提と考えておいた方が良いでしょう。 RubyフレームワークはほとんどRuby on Railsが使われているというのが現状ですが、Sinatraなどの他フレームワークに関しては下記記事で解説しておりますので、是非ご覧ください。 >>Rubyフレームワークおすすめ6選と選び方【2023最新版】 | テクフリ 言語 Ruby案件で最も一緒に求められている言語は、【JavaScript】であり219件の案件で必要とされています。 Rubyはサーバーサイド開発に適しており、JavaScriptはどちらかというとフロントエンドの開発に適している言語のため、両者に直接的な互換性があるわけではありません。 しかし、先ほど説明したRuby on Railsでは、JavaScriptも利用する方法があります。また、近年ではフルスタックエンジニアの需要も増していることが、JavaScriptが必要とされる理由でしょう。 同じサーバーサイド開発に使うPythonやPHP、Goなどの言語に関しては、異なる言語を用いているシステムの統合や運用を担当して欲しい場合に必要とされることがあります。 いずれにせよ、Rubyが使えればOKという案件は全体の3割程度しかないため、前述のスキルを身につけておくとよいでしょう。 2023/07/03 テクフリ調べ Ruby案件 トレンド分析 Ruby案件はどの業界で伸びているのか、どんな内容が多いのか等、テクフリだけでなく他社のデータも踏まえてご紹介していきます。 ・テクフリ この業界で特に需要がある!といった業界はなく、幅広い業界で使用されています。オンラインゲーム業界や美容・健康、アパレル等の業界が挙げられます。一方で、toB向けシステム(管理系ツールや会計ツール、マーケティングツール)の開発が多いのが特徴的です。 Ruby自体サーバーサイド開発の言語ということもあり、ポジションは7割近くがサーバーサイドを占めており、残りはフルスタックでの案件が公開されています。 ・A社 飲食系やゲーム業界の案件が多く公開されています。また、ECサイト開発の案件も多いです。サーバーサイドエンジニアやSE、PGを中心としたポジションで募集されている案件が多く、テクフリ同様少しフルスタックでの需要があるといった程度です。 ・B社 業界がはっきりとわからない案件が多かったため参考程度ではありますが、エンタメ業界、ゲーム業界、不動産業界の案件が多く公開されています。 前述の2社と同様、サーバーサイドの開発が中心となっていますが、次いで多いのはフルスタックの案件ではなく、PMの案件でした。 ・C社 医療業界や金融・会計系の業界の案件が多く公開されています。そのほかには、物流、教育、ゲーム、不動産、通信、美容・健康等の業界が数は多くないものの公開されています。 サーバーサイドの開発が中心であることは変わりませんが、インフラ系の案件が他に比べて多いのが特徴です。AWSもRubyと一緒に使えると役に立つでしょう。 Rubyの案件例 案件名 Ruby/Next.js/飲食店向けオンライン予約サービスのサーバーサイド開発/リモート可 月額単価 〜1,050,000円/月 最寄駅 渋谷 業務内容 “飲食店向けDXサービスのサーバーサイド開発を行っていただきます。主に下記の業務を想定しております。・飲食店向け総合DXサービスの一つであるオンライン予約台帳を中心とした予約関連機能の開発/運用/保守・2022/4に予約台帳機能をリニューアル、それに付随してフロントエンド技術をNext.js、Reactに刷新・Ruby on Rails を用いた Web アプリ/APIの設計/開発がメイン・企画担当やデザイナーと議論をしながらのシステム要件定義・サービス改善提案から、設計・実装・リリースまでを一貫して担当” 基本スキル “・Ruby on Railsを利用した開発経験が3年以上・Webアプリケーションのパフォーマンス改善やセキュリティを意識した開発の経験・複雑な業務やシステムを深く読み解き理解できる方” 案件名 Ruby/大規模グローバルファッション系ECサイト/フルリモート/地方可能 月額単価 〜880,000円/月 最寄駅 青山一丁目 業務内容 【案件概要】・大規模グローバルファッション系WebサービスやAPIの設計・開発、運用・主にRuby on Railsを用いた新規機能の開発や既存機能の改善・Webアプリの開発が中心となりますが、TerraformやChefを使ったインフラ管理やElasticSearchやRabbitMQ等のミドルウェアの管理・パフォーマンス、冗長性、保守性、ROIを考慮したシステムアーキテクチャの策定、設計(アーキテクチャを含めて全体的にやっていきたいという方には最適な環境です)・障害の切り分け、バグフィックス 基本スキル ・Webアプリケーションの開発・運用経験 4年以上・Ruby on Rails でのWebアプリケーションの開発・運用経験 2年以上・Linuxの基礎知識、利用経験・大規模案件に携わった経験 Rubyの案件について相談する まとめ 本記事では、2023年7月時点のRuby案件に関する情報をご紹介しました。Ruby案件は他言語に比べると少し勢いは落ちているものの、まだまだ需要はたくさんある言語です! テクフリでは、ご登録いただくと希望条件とマッチした案件がオープンした場合にメールでお知らせしております。是非お気軽にご登録くださいませ! テクフリに登録する
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Ruby案件の市況調査〜フルスタックエンジニアの需要が爆上がり中!!!〜【2023年6月版】

この記事では、弊社データベースをもとにRuby案件のデータやトレンドについてまとめています。一緒に必要とされる言語やフレームワークもご紹介しているので、スキルアップを目指す際の参考にしていただければと思います! 最新版はこちらから↓ >>Ruby案件市況調査〜JavaScriptと一緒に使えるとGood〜【2023年7月版】 | テクフリ Rubyのフリーランス案件一覧をチェックする Rubyの案件情報 Ruby案件は弊社データベース内に2023/06/09時点で631件あり、平均単価は77万円、最高単価は200万円です。最も案件数の多い価格帯は80万円〜90万円で、中央値は80万円です。 金額平均単価77万円最高単価200万円最も多い価格帯80万円〜90万円中央値80万円 2023/06/09 テクフリ調べ Ruby案件で一緒に求められるスキル フレームワーク Ruby案件で最も必要とされているフレームワークは【Ruby on Rails】であり、437件の案件で必要とされています。これは、全Ruby案件のうち約70%を占めているため、Rubyを使う場合はRailsも使える前提と考えておいた方が良いでしょう。 RubyフレームワークはほとんどRuby on Railsが使われているというのが現状ですが、Sinatraなどの他フレームワークに関しては下記記事で解説しておりますので、是非ご覧ください。 >>Rubyフレームワークおすすめ6選と選び方【2023最新版】 | テクフリ 言語 Ruby案件で最も一緒に求められている言語は、【JavaScript】であり211件の案件で必要とされています。 Rubyはサーバーサイド開発に適しており、JavaScriptはどちらかというとフロントエンドの開発に適している言語のため、両者に直接的な互換性があるわけではありません。 しかし、先ほど説明したRuby on Railsでは、JavaScriptも利用する方法があります。また、近年ではフルスタックエンジニアの需要も増していることが、JavaScriptが必要とされる理由でしょう。 同じサーバーサイド開発に使うPythonやPHP、Goなどの言語に関しては、異なる言語を用いているシステムの統合や運用を担当して欲しい場合に必要とされることがあります。 いずれにせよ、Rubyが使えればOKという案件は全体の3割程度しかないため、前述のスキルを身につけておくとよいでしょう。 2023/06/09 テクフリ調べ Ruby案件 トレンド分析 Ruby案件はどの業界で伸びているのか、どんな内容が多いのか等、テクフリだけでなく他社のデータも踏まえてご紹介していきます。 ・テクフリ この業界で特に需要がある!といった業界はなく、幅広い業界で使用されています。オンラインゲーム業界や美容・健康、アパレル等の業界が挙げられます。一方で、toB向けシステム(管理系ツールや会計ツール、マーケティングツール)の開発が多いのが特徴的です。 Ruby自体サーバーサイド開発の言語ということもあり、ポジションは7割近くがサーバーサイドを占めており、残りはフルスタックでの案件が公開されています。 ・A社 飲食系やゲーム業界の案件が多く公開されています。また、ECサイト開発の案件も多いです。サーバーサイドエンジニアやSE、PGを中心としたポジションで募集されている案件が多く、テクフリ同様少しフルスタックでの需要があるといった程度です。 ・B社 業界がはっきりとわからない案件が多かったため参考程度ではありますが、エンタメ業界、ゲーム業界、不動産業界の案件が多く公開されています。 前述の2社と同様、サーバーサイドの開発が中心となっていますが、次いで多いのはフルスタックの案件ではなく、PMの案件でした。 ・C社 医療業界や金融・会計系の業界の案件が多く公開されています。そのほかには、物流、教育、ゲーム、不動産、通信、美容・健康等の業界が数は多くないものの公開されています。 サーバーサイドの開発が中心であることは変わりませんが、インフラ系の案件が他に比べて多いのが特徴です。AWSもRubyと一緒に使えると役に立つでしょう。 まとめ 本記事では、2023年6月時点のRuby案件に関する情報をご紹介しました。Ruby案件は他言語に比べると少し勢いは落ちているものの、まだまだ需要はたくさんある言語です! テクフリでは、ご登録いただくと希望条件とマッチした案件がオープンした場合にメールでお知らせしております。是非お気軽にご登録くださいませ! テクフリに登録する
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IoTエンジニアとは?【仕事内容や年収・関連資格も紹介】

IoTエンジニアは、急速に進歩するIT社会の中で重要な役割を果たしています。 しかし、IoTエンジニアとはどのような仕事をしているのか、イメージしづらい人も多いのではないでしょうか。 本記事では、IoTエンジニアとはどんな仕事なのか、また、年収や必要な資格についても解説していきます。 本記事を読むことで、IoTエンジニアに興味を持っている方やIoTエンジニアの案件除法を知りたい方にとって、役立つ情報を得ることができるでしょう。 IoTエンジニアとは IoTエンジニアはIoTと呼ばれる技術を活用してさまざまなデバイスやシステムをつなげることで、スマートな環境や効率的な運用を実現する専門家です。 この記事では、IoTエンジニアの役割やスキルセットを確認していきましょう。 IoTエンジニアの役割とは? IoTエンジニアは、インターネット・オブ・シングス(IoT)に関連するシステムやデバイスの設計や開発、実装の役割を担います。 ハードウェアとソフトウェアの両方に精通し、IoTシステム全体を構築するための技術的なスキルと知識を保有している事が多いです。 また、デバイスやセンサーからのデータの収集や解析、クラウドとの連携、データセキュリティの実装など、幅広い業務を担当します。 IoTエンジニアのスキルセット IoTエンジニアには、多岐にわたるスキルセットが求められます。 ハードウェア面では、組み込みシステムやセンサーの選定と統合、通信プロトコルの設定、電子回路の設計とデバッグなどがあります。 ソフトウェア面では、複数のプログラミング言語の知識が必要であり、クラウドプラットフォームやデータベースの構築、セキュリティプロトコルの実装、管理なども必要です。 さらに、問題解決能力やプロジェクト管理のスキルも重要となります。 IoTエンジニアの仕事内容 IoTエンジニアの仕事内容は非常に多岐に渡ります。 以下では、代表的なエンジニアの仕事内容と、組み込みエンジニアとの違いについて探っていきましょう。 システム設計と開発 IoTエンジニアは、要件定義を基にIoTシステムの設計と開発を行います。 具体的には、システムのアーキテクチャ設計や通信プロトコルの選定、センサーデバイスやゲートウェイの統合などです。 システム全体の構築をするうえで、要件を満たすために最適な設計と開発を追求しなければなりません。 デバイスの選定と連携 IoTエンジニアは、さまざまなデバイスを選定し、IoTシステムに統合します。 センサーデバイスやアクチュエータ、ネットワーク機器など、適切なデバイスを選び、システムとの連携を実現する事が重要です。 また、デバイス間の通信やデータの収集、制御などを担当し、シームレスな連携を実現する役割を果たします。 セキュリティの実装と管理 セキュリティの実装と管理にも注力します。 IoTシステムは機密性やデータの安全性が極めて重要です。 セキュリティプロトコルの実装、脆弱性の評価や認証、暗号化の設計などを実装することで、セキュリティリスクを最小限に抑えるための対策をすることができます。 データの収集と分析 デバイスからのデータの収集と分析も大切な仕事です。 センサーデータやログデータなど大量のデータを取得して分析することで、役立つ情報を得ることができます。 その他にもデータベースの設計やデータ処理のアルゴリズム開発などに携わり、データ駆動型の意思決定や予測モデルの構築を支援することも少なくありません。 トラブルシューティング システムが正常な動作を維持するために、問題が発生した場合には、トラブルシューティングも行います。 不具合やエラーの特定、障害の解析と修正、ユーザーからの報告やフィードバックへの対応など、迅速かつ効果的な対策を取ることが重要です。 IoTエンジニアと組み込みエンジニアの違い IoTエンジニアと組み込みエンジニアは似ていますが、違う職種であることを覚えておきましょう。 組み込みエンジニアは、主に組み込みシステムや制御システムの設計と開発に特化しています。 一方、IoTエンジニアは、組み込みシステムを含む広範なIoTシステム全体の構築と管理が主な役割です。 IoTエンジニアは、ハードウェアとソフトウェアの統合、デバイスの連携、クラウドとのデータのやり取りなど、組み込みエンジニアと比べて、より幅広い領域をカバーすることができます。 IoTエンジニアの年収 IoTエンジニアの平均年収は、550万円程度といわれています。 参考:就業情報サイト IoTエンジニア年収について詳しくみていきましょう。 年収の相場と経験による変動 IoTエンジニアの年収は、経験やスキルセット、所属企業の規模など様々な要因に影響されます。 一般的には、初級レベルのIoTエンジニアの年収は平均的なエンジニアと同程度から始まりますが、経験を積んでスキルを高めることで年収も上がりやすいです。 また、IoTエンジニアの需要が高まっているため、競争力のある企業は優秀なエンジニアを確保するために高い年収を提供することもあります。 一方で、経験やスキルが不足している場合や需要が少ない地域では、年収が低めになる可能性もあります。 特に未経験からの場合は、300万円台になることも少なくありません。 IoTエンジニアの収入アップの方法 IoTエンジニアのキャリアパスは、個人の目標や適性によって異なりますが、いくつかの選択肢が存在します。 例えば、プロジェクトリーダーやマネージャーとしての昇進や、特定の技術領域に特化する、ITコンサルタントとしての活動などが考えられるでしょう。 また、収入をアップさせるためには、以下のような方法があります。 ①実務経験を積む プロジェクトへの参加や実務経験を通じてスキルを磨き、実績を積んでいくことで市場価値を高めることが可能です。 ②新しいスキルの習得 新しい技術やプログラミング言語の習得、セキュリティやデータ分析の専門知識の取得など、幅広いスキルセットを持つことが年収アップへと繋がります。 ③資格取得や自己学習 IoT関連の資格を取得することで専門性を高めたり継続的な学習を行い、自身のキャリアに合わせたスキルの開発や市場の動向に常に注意を払うことも重要です。 また、ネットワーキングやコミュニティへの参加も、新たな機会やプロジェクトにつながる可能性があります。 IoTエンジニアにおすすめの資格 IoTエンジニアにおすすめの資格は3つあります。 これらの資格は、IoTエンジニアとしてのスキルを評価してもらうための指標となるので、重要です。 以下、それぞれの資格について詳しく見ていきましょう。 IoT検定 IoT検定は、IoTエンジニアとしての基本的な知識やスキルを証明するための資格です。 IoTの基礎知識や通信プロトコル、セキュリティ、データ解析などの領域をカバーしています。 この資格は初心者からスタートするに適しており、IoTエンジニアとしての基本的な知識を身につけるための一歩となるでしょう。 IoTシステム技術検定試験 IoTシステム技術検定試験は、IoTシステムの設計や開発、運用に関する高度な知識とスキルを評価する資格です。 ハードウェアとソフトウェアの統合、データ管理、クラウドプラットフォームの活用などに焦点を当てています。 この資格を取得することで、より高度なIoTシステムの構築や運用に関わる能力を証明できるでしょう。 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、組み込みシステムの設計や開発に関する知識とスキルを評価する資格です。 IoTエンジニアにとって重要な組み込みシステムの知識を習得し、ハードウェアとソフトウェアの統合において高いレベルの能力を持つことを証明することができます。 この資格を通して、IoTエンジニアが組み込みシステムに深く関与するために必要なスキルを磨くことが可能です。 IoTエンジニアが学ぶべき言語 IoTエンジニアが学ぶべき言語の中で、代表的なものを3つ紹介していきます。 どれを学ぼうか悩んでいる人は参考にしてみてください。 C言語 C言語は、組み込みシステムやマイクロコントローラで広く使用される重要なプログラミング言語です。 ハードウェア制御やリソース効率の高いプログラミングを行う際に必須の言語と言えます。 Java Javaは、クロスプラットフォームのアプリケーション開発や大規模システムの構築に利用される汎用的なプログラミング言語です。 特に大規模なIoTシステムやクラウドアプリケーションの開発に適しています。 Python Pythonは、扱いやすさと多様なライブラリやフレームワークの提供などが魅力です。データ処理や分析、機械学習などの領域で幅広く活用されています。 IoTエンジニアはデータの収集や解析に携わることが多いため、Pythonの学習をすることは非常に大切です。 IoTエンジニアの案件情報 IoTエンジニアの案件には多くの種類があり、産業制御システムの開発やスマートホームデバイスの設計、交通インフラの監視システムの構築など、さまざまなプロジェクトに参加する機会があります。 IoTエンジニアの案件情報を把握するには、専門の求人サイトなどで情報を確認すると良いでしょう。 こうしたプラットフォームでは、IoTエンジニア向けの仕事の募集やプロジェクトの詳細、必要なスキルや経験などが提供されています。 また、経験者の場合は、フリーランスエージェントを活用するとより自分に適した案件を探すことも可能です。 案件名 AWS/週5/IoT事業者向けクラウドサービスのAWS設計のインフラエンジニア 月額単価 〜770,000円/月 最寄駅 汐留 業務内容 自社IoTシステムを中心にカーシェアサービス等を展開する企業にて、 インフラ環境(AWS)の設計・構築・運用をご担当頂きます。 クラウド基盤チームに入って頂きますが複数サービスがある為、 設計・構築・運用・障害対応など幅広くご対応をいただきます。 基本スキル ・Linuxサーバー構築経験 ・AWSの設計・運用・構築経験2年以上 ・AWSの知見、経験(自己学習でも可能) 案件名 Java/フルリモート/ホームIoTサービスの開発 月額単価 〜610,000円/月 最寄駅 フルリモート 業務内容 契約者にIoTサービスを提供するためのシステムの開発を行っていただきます。 詳細は面談時にご相談いたします。 基本スキル ・Javaでの開発経験3年以上 ・Node.jsの経験2年以上 ・AWS環境での開発経験 案件について詳しく相談する まとめ IoTエンジニアは、IoTシステムの設計、開発、運用、セキュリティ管理など幅広い役割を果たします。 この分野のプロフェッショナルとして成功するためには、実務経験を積み、スキルの習得をすることが重要です。 また、資格取得や自己学習で新しい技術を身につけることで、収入アップに役立ちます。 IoTエンジニアの案件情報を把握し、自身のキャリアに合ったプロジェクトを選ぶことも必要不可欠です。 IoTエンジニアは、需要がどんどん高まっている職種なので、気になる方は求人情報などを確認してみてください。
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AWSエンジニアになるには?【業務内容や年収・将来性・案件情報を解説】

AWSエンジニアとは、クラウドサービスであるAmazon Web Services(AWS)を活用して、企業や組織の IT インフラストラクチャを設計、構築、運用、およびサポートするエンジニアです。 この記事ではAWSエンジニアの業務内容や必要なスキル、将来性、年収、そして案件情報について紹介します。 AWSエンジニアになるために必要なスキルや知識が何か気になる AWSエンジニアとしての将来性や市場動向が気になる 未経験からでもAWSエンジニアに転職することは可能なのか不安 という人は、ぜひ参考にしてみてください。 AWSエンジニアとは AWSエンジニアとは、Amazon Web Service(AWS)のクラウドコンピューティングサービスを利用し、システムの設計、構築、運用を行うエンジニアです。 AWSは、世界で最も利用されているクラウドコンピューティングサービスであり、その市場シェアは約30%に達しています。 参考:https://www.publickey1.jp/blog/23/awsazure920231synergy_researchcanalys.html AWSエンジニアはAWS プラットフォームのさまざまなサービスを理解して、それらを組み合わせて企業や組織の特定のニーズを満たすソリューションを作成する必要があります。AWSエンジニアは、クラウド コンピューティングの最新のトレンドと技術を常に把握し、それらを活用して企業や組織の IT インフラストラクチャを最適化するスキルが求められる職種です。 クラウドコンピューティングが主流になっていく中で、AWSエンジニアの需要は今後も高まり続けるでしょう。 AWSエンジニアの業務内容 AWSエンジニアは、AWSを活用してWebサービスやシステムの設計・構築・運用を行う職種だと紹介しました。 ここではAWSエンジニアの具体的な業務内容として、以下の3つを紹介します。 AWS環境の設計 AWS環境の構築 AWS環境の運用 AWS環境の設計 AWS環境の設計とは企業のニーズに合ったAWSサービスの組み合わせを検討して、システムの構成図を作成することです。 AWSでは、以下のようなさまざまなサービスが提供されています。 仮想マシン データベース ストレージ ネットワーク AWSエンジニアはこれらのサービスを組み合わせて、企業のニーズに合ったシステムを設計します。 要件にあったインフラ設計をするだけではなくセキュリティや運用面も考慮した環境の設定が求められるため、AWSサービスの特徴や仕様をしっかり理解している必要があります。 AWS環境の構築 AWS環境の構築とは、AWS環境を実際に構築してシステムを稼働させることです。 AWS環境の構築には、以下のようなさまざまな作業が必要です。 仮想マシンの作成 データベースの構築 ストレージの設定 ネットワークの構成 AWSエンジニアは、これらの作業を適切に行う必要があります。設計したとおりにAWS環境を構築するためには、各サービスのどの設定をどう変更すればよいのかを理解しておきましょう。 AWS環境の運用 AWS環境の運用とは、AWS環境を継続的に監視し、問題が発生した場合に迅速に対応することです。 AWS環境の運用には、以下のようなさまざまな作業が必要です。 セキュリティ対策 パフォーマンスの監視 障害対応 AWSエンジニアは、これらの作業を適切に行う必要があります。AWSには運用監視のためのサービスがいくつも用意されているため、適切な監視サービスを組み合わせてシステムを安定稼働させることが業務内容になります。 AWSエンジニアにおすすめの資格 AWSエンジニアになるには、AWS 認定資格を取得することがおすすめです。 AWS認定資格は、AWSエンジニアのスキルと知識を認定する資格です。 AWS認定資格には、初心者向けから上級者向けまで、さまざまなレベルの資格が用意されています。 AWS エンジニアにおすすめの資格は、以下のとおりです。 AWS認定クラウドプラクティショナー AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト AWS認定資格を取得することで、AWS エンジニアとしてのスキルと知識の証明になります。 また、AWS認定資格を取得することで転職や昇進の際に有利になる可能性があります。 AWSエンジニアになりたい人は、AWS認定資格の取得を検討してみましょう。 AWS認定(クラウドプラクティショナー) AWS認定クラウドプラクティショナーは、AWS認定資格の中で最も難易度が低い資格試験です。 AWS未経験からでも取得可能な資格のため、これからAWSエンジニアとしてのキャリアパスを築いていきたい人におすすめの試験です。 クラウドプラクティショナーでは、AWSの基本的なサービスやアーキテクチャ、セキュリティなどが問われます。 AWSの基本的なサービスの例は以下のとおりです。 VPC:仮想ネットワーク環境を作成し、AWSリソースをセキュアに接続するためのサービス EC2:クラウド上で仮想サーバーを作成し、実行するためのサービス S3:スケーラブルなオブジェクトストレージサービスで、データの保存と取得を提供します クラウドプラクティショナーの勉強を通じてAWSの全体像を把握し、クラウドの基礎知識を身につけましょう。 AWS認定(ソリューションアーキテクトアソシエイト) AWSエンジニアにおすすめの資格としては「ソリューションアーキテクトアソシエイト」があります。 AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトは、クラウドプラクティショナーより難易度が高い試験です。クラウドプラクティショナーに合格したあとや、AWSの経験をある程度積んでいる人におすすめの資格試験です。 ソリューションアーキテクトアソシエイトでは、AWS環境の設計やアーキテクチャに関するスキルが問われます。試験対策として、AWSを使用したシステムの設計パターンやベストプラクティス、セキュリティの実装などについての知識を身に着けておくとよいでしょう。 ソリューションアーキテクトアソシエイトを取得することで、より高度なAWS環境の設計を担当できるスキルが身に付きます。AWSエンジニアとして活躍するための実践的なスキルが身につけたい人におすすめの資格試験です。 AWSエンジニアの年収 AWSエンジニアの年収は経験やスキルレベル、地域などによって異なりますが、一般的には高い水準に位置していると言われています。 初級のAWSエンジニアの年収は、400万円以上からスタートすることが多いです。 経験を積み重ね、スキルを磨くことで、年収は600万円以上になることもあります。 また、企業のニーズに合わせてAWS環境を設計から運用できる高度なスキルを持っている場合には、さらに高い年収を得ることも可能です。 AWSエンジニアの年収は高い?他エンジニアとの違いを徹底比較 | 侍エンジニアブログ クラウドサービスの活用は今後も広がっていくことが予測され、AWSは多くのシステムに使われているクラウドサービスの一つです。 AWSエンジニアの需要が高まるにつれて、AWSエンジニアの年収もあがっていくことが予測されます。AWSに関するスキルや経験を身に着けて、高収入を目指しましょう。 未経験からAWSエンジニアになるには 未経験からAWSエンジニアになるには、以下の流れがおすすめです。 AWSの基本的な知識とスキルを学ぶ AWS関連の資格を取得する 転職エージェントを利用する まずは、AWSの公式ドキュメントやオンラインの学習リソースを活用して、AWSの基本的な概念やサービスについて学びましょう。 また、先ほど紹介したAWS関連の資格を取得することで、AWSエンジニアとしてのスキルを証明できます。AWSに関する知識を習得してそれを証明する資格を取得したあとは、転職エージェントなどを活用してAWSエンジニアの求人を紹介してもらいましょう。 ここでは、AWSエンジニアへの転職という観点で以下の2パターンについて紹介します。 インフラエンジニアから転職する プログラマーから転職する インフラエンジニアから転職する 未経験からAWSエンジニアを目指す場合、まずはクラウドやインフラに関連する技術や知識を学ぶことが重要です。 インフラエンジニアとしての経験がある場合は、既にネットワークやサーバの基礎知識があるため、AWSの学習をスタートしやすいでしょう。 AWSの公式ドキュメントやトレーニングコース、オンラインの学習リソースを活用して、AWSのサービスやアーキテクチャについて学びましょう。 転職エージェントを利用する場合は、インフラエンジニアとして身につけたインフラの知識をアピールしつつ、AWSのスキルも身につけている点をアピールするのがおすすめです。 プログラマーから転職する プログラマーの場合は、プログラミングの経験を活かしてAWSエンジニアを目指す方法があります。 プログラミングの基礎知識がある場合は、AWSの開発サービスやインフラストラクチャコードの学習に集中することが重要です。 AWSのLambdaやAPI Gatewayなどのサーバーレスアーキテクチャや、TerraformやCloudFormationなどのインフラストラクチャコードツールを学ぶことで、AWSエンジニアとしてのスキルセットを構築できます。 AWSというとインフラ構築のための設定をするというイメージがありますが、実はコードを書いてインフラ構築を自動化する業務も多いです。 また、近年ではREST APIのようなAPI呼び出しを使用するサーバーレスアーキテクチャもよく使われます。 プログラミングができるという強みを活かして、AWS環境のコード化やサーバーレスサービスを構築できるエンジニアを目指しましょう。 AWSエンジニアの将来性 AWSエンジニアは、将来的に需要や成長が期待できる業種です。 AWSエンジニアの需要は安定しており、将来的にも高まると予想されるでしょう。 クラウドコンピューティングの需要は増え続けているため、多くの企業がAWSを利用しています。また、AWSは常に新しいサービスや機能を提供しており、クラウドテクノロジーの進歩にも積極的に取り組んでいます。 そのため、AWSエンジニアは常に最新の技術やトレンドを習得していく必要がある点に注意が必要です。 継続的な学習と成長が求められる反面、自身のスキルを進化させることで需要に対応できるエンジニアとしての価値を高められるでしょう。 また、AWSはグローバルなクラウドプラットフォームであり、国内外の様々な企業や組織が利用しています。 このため、AWSエンジニアは国内外での就業や異なる業界での活躍のチャンスも広がっています。 さらに、AWSは幅広い業務領域にわたって活用されているため、クラウドインフラストラクチャの設計・構築・運用を担当するだけでなく、セキュリティ、データ分析、マシンラーニングなどの領域でも活躍できることもあるでしょう。 ここまで紹介してきたように、AWSエンジニアの将来性は非常に明るいと言えます。 AWSエンジニアとしてのスキルを磨き、継続的な学習と成長に取り組むことで、将来的にも安定したキャリアを築いていきましょう。 AWSエンジニアの案件情報 AWSエンジニアの案件情報は、求人サイトや転職サイトなどで検索できます。 また、転職エージェントではAWSエンジニアの求人を専門に扱っているエージェントも多く、自分のスキルや経験に合った案件を紹介してもらうことも可能です。 ここではAWSエンジニアの案件情報をいくつか紹介します。 AWSエンジニアに求められるスキルや、具体的にはどのような業務をするのかといった点をチェックしてみましょう。 案件名 Java/フルリモート/食品ECサイトのAWSを用いたJava開発の案件・求人 月額単価 〜660,000円/月 最寄駅 フルリモート 業務内容 ・ECサイトの機能改善に関するシステム基盤の構築、要件定義・設計・開発 (例:外部サービスとの連携機能開発、会員向け新規サービス開発、データベース負荷軽減等、バッチ処理性能改善) ・アクセスピーク時でも安定稼働させるためのパフォーマンス、スケーラビリティを考慮したアーキテクチャ設計 ・毎週お客様へ届けるための堅牢なシステム構築、コードレビュー、テストの自動化など品質担保 ・開発案件におけるチームリーディングやセルフマネジメントなどチーム開発での計画のコントロール ・他部門や他のチームとの連携において技術的な提案やサービス向上のための改善提案 【参画メリット】 ・未来を支える大規模プロジェクトのシステム基盤構築に、企画の初期段階から関われます。 ・ピーク時のトラフィックやデータ共にエンジニアとしての多くの課題にチャレンジすることができます。 ・EC、MD、受発注管理、在庫管理、物流など網羅的に自社開発しているため限定的ではなく、 幅広い業務知識・経験を活かして頂くことができます。 ・システム開発だけではなく、サービスデザインまで幅広く経験できるため、エンジニアとして活躍の幅が広げることができます。 基本スキル ・3年以上のJavaとSpringBootを用いたWebアプリケーション開発のご経験 ・クラウド(AWS)を利用したシステム設計・開発のご経験 ・Gitを用いたバージョン管理のご経験 案件名 AWS/Java/リモート可/金融企業社内向けSRE及びAWS構築案件/インフラエンジニア 月額単価 〜940,000円/月 最寄駅 六本木一丁目 業務内容 アプリケーション運用において信頼性を高めるため、社内エンジニアとの連携を行っていただきます。 トイルを取り除くために自動化の推進やオンコール体制において、キャッチアップ対応に携わっていただきます。 また、システム運用経験を通じて開発チームへのコンサルティングもご担当いただきます。 【案件詳細】 ・金融系のシステムにおけるセキュリティ周りのシステム構築を行います。 基本スキル ・アプリケーション・エンジニア経験5年以上 ・アーキテクト経験1年以上 ・システム運用経験2年以上 ・AWSを利用したシステム運用歴2年以上 ・Java JVM・SQLの解析経験あり ・インフラエンジニア歴5年以上 ・Linux経験5年以上 ・SRE経験または理解 ・Amazon EKSの経験 ・Containerを利用したアプリケーション運用経験あり ・Datadog等の監視ツールの利用経験あり AWSエンジニアの案件について相談する まとめ 今回はAWSエンジニアについて紹介しました。 AWSエンジニアとは、クラウドサービスであるAmazon Web Services(AWS)を活用して、企業や組織の IT インフラストラクチャを設計、構築、運用、およびサポートするエンジニアです。 AWSエンジニアのおもな業務は以下のとおりです。 企業のニーズに合ったAWSサービスの組み合わせを検討し、システムの構成図を設計する AWS環境を実際に構築し、システムを稼働させる AWS環境を継続的に監視し、問題が発生した場合に迅速に対応する AWSが提供するさまざまなサービスを適切に組み合わせて、クライアントの要望を満たす最適なシステムを構築するスキルが求められます。 AWSエンジニアはAWS未経験からでも目指せます。 未経験からAWSエンジニアを目指す場合は、以下の流れがおすすめです。 AWSの基本的な知識とスキルを学ぶ AWS関連の資格を取得する 転職エージェントを利用する クラウドコンピューティングの需要の拡大やAWSの技術の進化により、AWSエンジニアの将来性は非常に高いと言えます。 AWSエンジニアはさまざまな業務領域で活躍できるだけでなく、国内外での就業やキャリアの成長も見込める業種です。 今回紹介した資格や転職エージェントを活用した転職方法を参考に、自分のスキルや経験に合わせてキャリアアップを目指していきましょう。
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SAPエンジニアとは?【仕事内容や将来性について解説】

SAPエンジニアの仕事に興味があるものの、SAPエンジニアの仕事内容がよく分からない、という方も多いのではないでしょうか。 SAPを導入することで業務の効率化を図れるものの、現在SAPを扱える人材は多くないため、SAPエンジニアは需要の高い職種のひとつです。 本記事では、SAPエンジニアとは何かについて解説します。 SAPエンジニアの仕事内容や必要なスキル、将来性などを詳しく解説していますので、SAPエンジニアに興味がある方はぜひ参考にしてください。 SAPとは SAPとは、ドイツのソフトウェア企業であるSAPが開発したERPパッケージです。 ERPは「Enterprise Resources Planning」の略であり、経営業務を効率的に管理するために使う統合基幹業務システムのことです。 具体的には製品の売上や生産数、従業員の給与、顧客数といった事業をするうえで欠かせない情報を1つのシステムで管理します。 ERPパッケージを使うことで社内の重要情報を一元管理できるようになり、人事部や経営層が会社の状況を把握しやすくなります。 その結果として事業の改善点などをいち早く見つけられるようになり、事業の成長速度を早められる効果も期待できます。 ERPパッケージにはさまざまな種類がありますが、中でもSAPは世界中で広く使われています。 一般企業だけでなく官公庁などにおいても導入されていることから、その信頼性と利便性の高さがお分かりいただけるでしょう。 なお、SAPについてはSAP2027年問題が注目されています。 SAP 2027年問題とは、SAP社の基幹業務システム「SAP ERP 6.0」の標準サポート期限が2027年末に終了することにより、セキュリティ上の脆弱性や機能の改善が受けられなくなる問題です。 SAP 2027年問題は、SAP ERP 6.0を利用している企業にとって、重要な経営課題となっています。 早期に対策を検討し、自社にとって最適な対応策を策定することが重要といわれているため、適切な提案ができるSAPエンジニアの需要は今後もさらに高まるでしょう。 SAPエンジニアとは SAPエンジニアは、文字通りSAPに関わる業務を担当するエンジニアのことです。 SAPは多くの企業にとって利便性が高いERPパッケージではあるものの、SAPを自社向けにカスタマイズして効率よく使えるようにするには、多くの専門知識が必要となります。 そのため企業は、SAP関連に特化したSAPエンジニアというポジションを設けることがあるのです。 SAPエンジニアとして案件に参画するには、求められるスキルを身につけ、SAPを通じて企業の生産性を高められることをアピールしなくてはいけません。 SAPエンジニアに具体的にどのようなスキルが求められるかについては、後ほど詳しく解説します。 また、SAPエンジニアとして実績を残した後は、SAPコンサルタントやプロジェクトマネージャーといったさらに上流工程の仕事にキャリアアップする方も多いです。 キャリアアップすることでより裁量権を多く与えられるようになり、給与もアップする傾向があります。 SAPエンジニアの仕事内容 SAPエンジニアの仕事内容について解説します。 SAPエンジニアは単にプログラミングをするだけでなく、SAPに関わる幅広い仕事を任せられることが多いです。 SAPエンジニアの仕事内容は大きく次の3つに分けられます。 パラメータ設定 アドオン開発 コンサルティング SAPエンジニアとして働くためには、これらの仕事をこなしていかなくてはいけません。 以下では、SAPエンジニアの仕事内容について詳しく解説していきます。 パラメータ設定 パラメータ設定とは、SAPを自社で使えるようにSAPの管理画面から各パラメータを変更する作業のことです。 たとえば、会社情報や画面に表示させる項目を決めていきます。 SAPはさまざまな企業の業務に対応できるように作られていますが、自社で効率的に活用するためには自社用にカスタマイズしなくてはいけません。 SAPのパラメータは項目数が非常に多く、設定方法も複雑であるため、専門のスキルを持った人材が必要です。 パラメータ設定では具体的に、以下の項目を調整します。 会社情報:会社名や所在地、業種など 業務情報:扱う商品やサービス、取引先など 画面表示:表示する項目や並び替えなど 動作設定:処理の優先度やログの記録など パラメータ設定は、SAPを自社で運用するうえで必須の作業です。 SAPエンジニアは、SAPのパラメータの知識とスキルを身につけて、自社に最適な環境を構築することが求められます。 アドオン開発 アドオン開発とはSAPに追加する機能を開発することです。 アドオンとはプラグインや拡張機能とおおよそ同じ意味と捉えて問題ありません。 Chromeなどのブラウザに拡張機能を追加するとより便利に使えるのと同じように、SAPにアドオンを追加することでより自社向けにカスタマイズできます。 アドオン開発には、以下の2つの種類があります。 カスタマイズ:SAPの標準機能を設定やプログラムの変更により開発する手法です アドオン:SAPの標準機能とは独立した機能を新たに開発する手法です カスタマイズは、比較的簡単にできるため、小規模な変更に適しています。 一方、アドオンは、比較的難易度が高いため、大規模な変更や新機能の追加に適しています。 アドオン開発は、SAPをより効果的に活用するために重要な手段です。 顧客のニーズに合わせたアドオン開発ができるエンジニアを目指しましょう。 コンサルティング SAPエンジニアとしてキャリアを形成していくためには、コンサルティングに関する知識も必要となるでしょう。 SAPエンジニアとして実績を積むと、開発だけでなくコンサルティングも担当することがあります。 コンサルティングでは、クライアントに対してSAPの導入や運用に関するアドバイスをしなくてはいけません。 SAPの導入・運用に関しては、企業課題を分析したうえでアドバイスをする必要があるため、論理的思考力や経営知識が求められます。 コンサルティングに関しては、SAPエンジニアになるために必須のスキルというほどではありませんが、SAPエンジニアとしてより活躍するためには身につけたいスキルです。 コンサルティングなどの上流工程の仕事を担当できれば、収入のアップにも繋がります。 SAPの技術的なスキルだけではなく、それを用いてどう企業の課題を解決するかを考えられるエンジニアを目指していきましょう。 コンサルティング能力を伸ばしていくために必要なスキルは以下のとおりです。 論理的思考力 経営知識 ヒアリングスキル プレゼンテーションスキル コンサルティングスキルを身につけるには、業務プロセス改善の手法や経営戦略などの知識を習得する必要があります。 セミナー受講や資格取得などを通じて業務コンサルティング力を高めていきましょう。 SAPエンジニアの年収 テクフリに掲載されている案件の単価情報をご紹介いたします。 テクフリにはSAPエンジニア関連の案件もいくつかあり、その多くが月単価100万円以上です。 特にプロジェクト全体管理、ベンダー決定後のコントロールといった上流工程の案件は単価が高く、月単価が150万円を超えている案件もあります。 現時点でのSAPエンジニアの案件はそれほど多くはありませんが、SAP関連のスキルを身につけているエンジニアも多くはないため、競争率はそれほど高くないことが予想されます。 SAPエンジニアとしてのスキルをしっかり身につけ、これまでの実績を上手くアピールできれば月単価100万円超えのSAP案件に関われる可能性もあるでしょう。 SAPエンジニアに必要なスキル 続いて、SAPエンジニアに必要なスキルについて解説します。 SAPエンジニアはプログラマーやシステムエンジニアなどとはまた別種類のエンジニア職であり、求められるスキルも全く異なります。 SAPエンジニアを目指すなら、SAPエンジニアに特化したスキルを身につけることが近道と言えるでしょう。 SAPエンジニアに特に必要なスキルは次の3つです。 ABAP Java SAPのモジュールに関するスキル これらのスキルは最低限身につけないと、SAPエンジニアとして案件に関わることが難しくなるため、優先して身につけるようにしましょう。 以下では、SAPエンジニアに必要なスキルについて詳しく解説していきます。 ABAP SAPのアドオンを開発するには、ABAPというプログラミング言語の知識が必要となります。 ABAPはSAPでのみ使われる言語であるため、SAPエンジニアを目指す場合は新たに習得しなくてはいけません。 ABAPは構造化プログラミング言語であり、文法的にはCOBOLと似ています。 ただ、近年はオブジェクト指向も取り入れています。 学習サイトの多くはABAPの教材を用意していないため、ABAPを学びたい方は参考書を購入するのが良いでしょう。 Java 最近のSAPではABAPだけでなくJavaも利用できるようになってきたため、Javaのスキルも身につけた方が良いでしょう。 Javaは業務システムや基幹システムの開発でも使われている有名な言語です。 汎用性が非常に高いため、Javaを身につけることで幅広い案件に参画できるメリットがあります。 SAPのモジュールに関するスキル SAPのモジュールに関するスキルも必要です。 SAPでは関連する業務を1つのモジュールにまとめてあります。 SAPのモジュールは大きく分けて次の4つです。 会計モジュール ロジスティックモジュール 人事モジュール その他のモジュール 会計モジュールには、財務会計や管理会計、販売会計などの機能があります。 ロジスティックモジュールとは、購買、在庫、発注、販売などのサプライチェーン機能を管理するものです。 人事モジュールは、人事部門の業務を支援する機能を持っており、給与計算、勤怠管理、採用管理などができます。 その他にもCRM、BI、PMなど多岐にわたるモジュールがあり、業務要件に合わせてカスタマイズしていきます。 SAPエンジニアには、各モジュールの基本機能、データ構造、処理の流れを理解し、要件に応じて適切なモジュールを提案・構築できるスキルが必要です。 SAPエンジニアのキャリアパス SAPエンジニアには、以下のようなキャリアパスがあります。 プログラミングエンジニア:SAPのシステム開発の基礎を身につける。 システムエンジニア:クライアントの要件をヒアリングし、システム設計をする。 プロジェクトマネージャー:プロジェクトの全体を統括し、開発を進める。 SAPコンサルタント:企業の経営課題を分析し、SAPを活用した解決策を提案する。 プログラミングエンジニアやシステムエンジニアは、SAPの開発実務や構築したシステムの保守運用を担当します。 プロジェクトマネージャーは、プロジェクトのリーダーやマネージャーとして、プロジェクトを成功に導く役割です。 大規模プロジェクトの管理、プロジェクト要員の育成などをします。 以下では、SAPコンサルタントやそれ以外のキャリアについて見ていきましょう。 SAPコンサルタント SAPコンサルタントは、業務要件定義からシステム設計、構築、導入支援までを担当します。 コンサルティングスキルが求められ、プロジェクトリーダーを務めるケースも多いです。 SAPコンサルタントとして活躍するためには、以下のスキルが求められます。 SAPのシステム開発・運用に関するスキル コンサルティングに関するスキル ビジネスに関する知識 SAPコンサルタントは、企業の経営課題解決に貢献できる人材として、高い収入も狙える職種です。 SAP以外のERPエンジニア SAP以外のERPエンジニアは、SAP以外のERPパッケージのシステム開発や運用をする職種です。 SAP以外のERPエンジニアとして活躍するためには、以下のスキルが求められます。 SAP以外のERPパッケージに関するスキル プログラミングに関するスキル ビジネスに関する知識 SAPエンジニアとしての経験を活かして、他のERPパッケージのエンジニアとして転職することも可能なので、幅広いキャリアパスを検討してみましょう。 SAPエンジニアの将来性 SAPエンジニアの案件は多いとは言えないため、SAPエンジニアの将来性を心配する方もいるかもしれません。 ですが、SAPエンジニアの将来性は十分にあると言えます。 SAPは世界中で使われているERPであり、企業のグローバル化が進められている昨今、需要が更に高まる可能性が高いです。 また、日本では少子高齢化が進んでおり、多くの企業にとって業務効率化や意思決定の速度を速めることは重要課題となっています。 そのため優秀なSAPエンジニアの力を借り、SAPを通じて基幹業務の効率化を図りたい企業は多いと予想されるでしょう。 ただし、SAPエンジニアはSAPという1つの会社の製品に依存する仕事であることは頭に入れておきたいポイントです。 つまり、SAPの動向に左右されやすい仕事ということです。 たとえばSAPに大規模な仕様変更があった場合、SAPエンジニアは再度スキルを習得しなおさなければいけない可能性があります。 SAPエンジニアはSAPの動向にも気を配りつつ、最先端のスキルを身につけていくことを意識することが大切です。 未経験からSAPエンジニアになるには 未経験からSAPエンジニアになるためには、以下の方法があります。 SAPのトレーニングを受講する SAPの書籍やWebサイトを活用する SAPの資格を取得する SAPの導入・運用プロジェクトに参加する 未経験からSAPエンジニアになるには、SAPの知識やスキルを身につけることに加え、実践的な経験を積むことが重要です。 また、SAP関連のセミナーやイベントに参加したり、オンラインコミュニティなどに参加するといった仲間づくりをするのも良いでしょう。 未経験からSAPエンジニアになるには、時間と努力が必要です。 しかし、SAPに関する知識やスキルを身につけることで、SAPエンジニアとして活躍できるようになります。 取り組めそうなところから少しずつ取り組んでみましょう。 SAPエンジニアのフリーランス案件 SAPエンジニアの案件の多くは高単価であるため狙い目です。 SAPエンジニアとして案件に参画したい方は、ぜひこちらから案件情報をご確認ください。 SAPエンジニアの案件を探す まとめ 本記事では、SAPエンジニアの仕事内容や必要なスキルなどについて解説しました。 SAPはERPの中でもシェア率が高く、日本でも多くの企業で使われています。 しかし、SAPを扱える人材は多くないため、エンジニアとしての市場価値を高めるためにSAPエンジニアを目指すのはおすすめです。 一方で、SAPエンジニアは幅広い仕事をこなす必要があるため、求められるスキルも多岐にわたります。 これからSAPエンジニアを目指す方は、まずは参考書を通じてプログラミング言語であるABAPを学ぶところから初めてみましょう。 そして徐々にパラメータ設定やアドオン開発の技術を身につけていけば、SAPエンジニアとして参画できるようになります。 SAPで開発するための必要なスキルや経験を身につけて、SAPを導入することで企業の課題を解決するという価値を生み出せるSAPエンジニアを目指しましょう。
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