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Kotlin

Kotlinフレームワークのおすすめ5選と特徴についてわかりやすく解説【2023最新版】

Kotlinは、「Javaをもっと簡潔・安全に」という想いから開発されたプログラミング言語のひとつです。 Javaを改良して作られた言語ということもあり、Javaとの親和性が非常に高く、Kotlinを使用している大手企業も少なくありません。 Javaは歴史が古く、多くの企業で採用されている言語ですが、流行りの言語と組み合わせづらいという欠点があります。 そのため、より簡潔なKotlinを新たに学習しようと考えるエンジニアの方がいると思いますが、 「Kotlinのフレームワークって何があるの?」 「いくつかあってどのフレームワークを使えばいいかわからない…」 といった疑問をお持ちかもしれません。 そこで、この記事ではKotlinのフレームワークについて解説していきます。最後まで読んでいただければ、どのフレームワークを学習すれば良いかわかります! Kotlinについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。 Kotlinの歴史とこれからを解説 Kotlinフレームワークとは? Kotlinフレームワークとは、Kotlinを利用して開発をする際に必要な基本機能をまとめたソフトウェアのことです。 フレームワークには、ある程度決まったルールが存在しています。そのため、誰が書いても理解がしやすいという特徴があります。 また、自分で1から書くと数百行必要なコードが、フレームワークを使うと数十行で解決するのも魅力です。 フレームワークと似た言葉としてライブラリがありますが、両者の違いは「制御の反転があるかどうか」によります。 ライブラリの場合、プログラムを動かす主導権はプログラマーが書いたコードにあります。一方で、フレームワークの場合、プログラマーが書いたコードはフレームワークによって制御されるのです。 つまり、ライブラリは主導権がエンジニア側にあり、フレームワークは主導権がフレームワーク側にあると言えます。 Kotlinの案件について相談する Kotlinフレームワークを利用するメリット Kotlinを使う上で、フレームワークを利用することにはいろいろなメリットがあります。ここでは、以下のメリットについて詳しく解説します。 開発スピードが上がる コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) バグの減少 フリーランスとして仕事が取りやすくなる テスト工数を削減できる 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特に、サービスを高速で市場に投下することが重要です。Kotlinのフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばKotlinのフレームワークには、Androidアプリや、サーバーの開発機能などが備わっているのですが、それらをフレームワークなしでエラー無く完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。 コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) プログラミングに限らず全ての仕事にいえますが、コードの書き方にはその人の個性やクセがでます。 経験、スキル、年齢、性格、キャリアなど様々な要因によって差が生じるのですが、人が書いたコードを修正するのは、かなり大変な作業です。 フレームワークを利用すれば、コードの統一性を保持させることができます。 統一性を保持することにより、多人数開発にも対応しやすくなります。 バグの減少 Kotlinのフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。そのため、バグはすでに解決されていることが多いです。 それらのバグが少ないフレームワークを利用して開発を進めると、開発をしたプログラムもバグが少なくなる可能性が高まるといえます。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる Kotlinの中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。 特にSpring Bootは人気のフレームワークとなっているため、Kotlinエンジニアとして仕事を獲得したい場合、習得しておくといいかもしれません。 テスト工数を削減できる Kotlinフレームワークを導入することで、テスト工数も削減することが可能です。 なぜなら、フレームワークを使って実装した箇所は、単体テストを行う必要がなくなるためです。 システム開発ではテストに多くの時間がかかってしまうこともあります。それでいてシステムの品質を高めるための重要な工程でもあるため、簡略化することは難しいのです。 特にスマホアプリはユーザーの要望や流行に合わせて何度も改良する必要があり、その度にテストを行わなくてはいけません。 スマホアプリ開発を行うなら、Kotlinフレームワークを用いて、極力テスト工数を減らすことが大切なのです。 Kotlinフレームワークを使用するデメリット 一方で、Kotlinフレームワークを使用することのデメリットは次の4点が挙げられます。 学習期間が必要 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークに依存してしまう 選定を間違えると開発効率が下がる 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすにはKotlinの理解がある前提で、最低でも数週間は学習をする必要があります。 概要を抑えられても、細かい要望を実現しようとすると調査に更に時間がかかることはよくあります。使用者が多くないフレームワークになると、情報量が少なく、調査が難しいこともあるでしょう。 また、ドキュメントは基本的に英語で書かれていることが多いです。 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には有用です。 しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。 フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを利用しないほうが作りやすいことがあるのです。 フレームワークに依存してしまう Kotlinフレームワークに依存してしまう、というのもデメリットとして挙げられます。 もし、フレームワークの仕様が変更にあった場合、自社のシステムもそれに合わせて変更しないといけません。 また、フレームワークに深刻なバグがあった場合、自社のシステムにも不具合が生じる可能性があります。 さらに、フレームワークがサポート終了した場合、そのフレームワークを使い続けることはできませんので、他のフレームワークに移行する手間が発生してしまいます。 このように、フレームワークに依存するデメリットがあることは事実です。 とはいえ、フレームワークによる開発工数削減のメリットも大きいので、どちらを優先するかはプロジェクト次第と言えるでしょう。 選定を間違えると開発効率が下がる どのKotlinフレームワークを導入するか、判断を誤ると開発効率がむしろ下がってしまう恐れがあります。 たとえば、小規模な開発なら制約が緩くて自由度の高いフレームワークの方が使いやすいでしょう。 しかし、大規模な開発になると、制約が緩いフレームワークはコードの書き方をチームで統一しにくく、開発効率が上がらない可能性があるのです。 Kotlinフレームワークにはそれぞれ特徴があります。 それぞれの特徴を踏まえて選定しないと、システムと相性が悪いフレームワークを導入してしまうかもしれません。 おすすめKotlinフレームワーク5選 ここからは、人気のフレームワークや、目的によって有用なKotlinフレームワークについて解説していきます。 1.Spring Boot Spring Bootは、JavaのフレームワークであるSpringを改良して開発されたフレームワークです。 Javaのフレームワークとして開発されたものですが、KotlinがJavaを改良して作られた言語であるため、Kotlinでも使用できるようになっています。 Springでは、多機能ゆえの複雑さが課題でしたが、Spring Bootではシンプルな設計が実現されており、機能の使い分けを行いやすくなっているのが特徴です。 また、XMLファイルの設定を自動で行うことができる機能なども実装されています。 >Spring Boot公式サイト Spring BootはJavaのフレームワークであるため、こちらの記事も是非参考にしてみてください! Javaフレームワークとは?おすすめの10選と選び方【2022年最新版】 2.Ktor Ktorは、Kotlinの開発元が公開しているフレームワークです。 Kotlin自体は2011年に発表された言語ですが、Ktorはリリースが2018年と新しく、現在もなおアップデートされています。 Ktorは非同期クライアントとサーバーアプリケーションを作成するためのフレームワークで、拡張性が高いのが特徴です。 また、最低限の機能のみで構成され、処理が軽量なのも大きなメリットです。 スマホアプリの動作の早さを重視したい場合にもおすすめと言えるでしょう。 >Ktor公式サイト 3.Javalin Javalinは、その名の通り、JavaとKotlinで使用可能なフレームワークです。 Ktorと同様にシンプルで、軽量である点が特徴です。 設定次第では、非同期で動かすことができるのも大きなポイントとなっています。 同期・非同期の両方で動かすことができると、スマホアプリの動作効率を高めやすくなり、ユーザーによって使いやすいアプリに改良することが可能です。 基礎的な知識さえあれば、すぐに使えるほどシンプルなので、使いやすいフレームワークと言えるでしょう。 >Javalin公式サイト 4.Jooby Joobyは、Java/Kotlin/JavaScriptで使用可能な、マイクロフレームワークです。 機能を最小限にするために、Java8以降を標準としているので、環境が古いバージョンの場合注意が必要です。(Kotlinの場合は別です) マイクロフレームワークと謳っているだけあって、最小限の機能のみで構成されており、軽量さが魅力となっています。 また、拡張性が高いのも特徴です。必要に応じて機能を追加できるため、柔軟性も高いフレームワークと言えるでしょう。 拡張性が高い分、学習コストは高いですが、使い慣れればその便利さを感じることができるはずです。 >Jooby公式サイト 5.wasabi wasabiはKotlin用に作られたフレームワークです。 wasabiの特徴は、MVCモデルを採用していないことでしょう。 MVCモデルを採用していると、役割ごとにプログラムを分けることができ、ソースの管理が容易になります。 一方で、コードの制約が増えてしまうデメリットがあり、小規模開発ではMVCモデルを採用していないフレームワークの方が、相性が良い可能性があります。 現状、他のフレームワークに比べるとwasabiはそれほど知名度は高くありません。 しかし基本的な性能も高く、アップデートが頻繁に行われているため、今後も期待できるフレームワークと言えるでしょう。 >wasabi公式サイト Kotlinの単価や記事数は? ここまでフレームワークの解説をしてきました。 では実際の単価や記事数はどのようになっているのでしょうか? テクフリに掲載されている案件を参考に以下にまとめました。 Kotlin案件の単価 弊社調べによると、Kotlinの平均単価は84.2万円、最高単価は165万円となっております。 (テクフリ調べ 2023/08/21付) Javaの単価相場と比較したいという方は、こちらの記事をご参考にどうぞ! >Javaのおすすめフレームワーク10選を紹介!【2023年最新版】 Kotlinフレームワークの記事数比較 Kotlinフレームワークの記事数を下記のようにまとめました。 2023年8月時点では、学びやすさの観点から見ると、選ぶべきKotlinフレームワークはSpring Bootであるといえます。 フレームワーク Qiitaの記事数 stackoverflowでの質問数 Spring Boot 4572 187 Ktor 214 0 Javalin 11 0 Jooby 18 0 wasabi(Kotlin) 4 0 Kotlinを使用する案件紹介 最後に、Kotlinを使用する案件の例についてまとめました。 各Kotlinの概要や求められるスキルなどについて紹介します。 Kotlin案件の例を知ることによって、Kotlinエンジニアとして働くイメージも湧いてくるでしょう。 Kotlinエンジニアを目指す方は参考にしてください。 案件名 Kotlin/Java/一部リモート/アルバイト検索アプリの継続開発対応 月額単価 〜720,000円/月 最寄駅 竹芝 業務内容 現行アルバイト募集アプリの機能追加・改修対応をご担当いただきます。 今回はSEポジションをお願いいたします。 PL経験のある方であれば単価の上振れも可能です。 【作業工程】要件定義・設計・開発・単体テスト・結合テスト 【言語】 Kotlin(一部Android Java) 【使用DB】SQLite、Realm 【バージョン管理】Git(GitHub) 基本スキル ・SE/PGとしての経験が2年以上 ・Kotlinを使用したアプリ開発の経験が2年以上 (Kotlinが2年未満でも他にモバイル開発経験が複数年あれば可) ・要件内容をもとに設計書を作成できること ・GitHubを利用し、複数名での開発ができること 案件名 Kotlin/GCP/一部リモート/新規広告システムのバッチ系開発業務 月額単価 〜880,000円/月 最寄駅 九段下 業務内容 新規開発中の広告システムのバッチプログラムまたは配信プログラムの開発以降のフェーズをご担当頂きます。 ・設計書を元にGoogleCloudのサービスを利用した開発 ・開発/単体/結合テストを担当 基本スキル ・Kotlinで基本設計から1人称で担当できること ※Javaの開発経験が豊富でKotlinを少しでも実務で触れているとマッチします ・Webアプリケーションのバックエンド開発のご経験 ※Webのバックエンド開発のため、スマホアプリだけのご経験の方ですとマッチしません ・非機能要件(大量のデータの処理)を考慮して設計と開発を進めた経験 ・クラウドサービス上での開発、設計のご経験 Kotlin案件について相談する まとめ 本記事ではKotlinフレームワークについて解説しました。 Kotlinフレームワークのメリット・デメリットやKotlinフレームワークの種類などがお分かりいただけたかと思います。 Kotlinは文法が易しく、開発工数を減らすことに貢献してくれる優秀な言語です。 Kotlinフレームワークを導入することで、自分達で1から機能を作らなくてすむため、さらに工数を短縮することができます。 これからKotlinフレームワークを学ぶ方には、Spring Bootが特におすすめです。 Spring Bootは機能がシンプルな点や、コード量を少なくすることができる点が初心者向きと言えます。 フレームワークをうまく活用することによって、Kotlinでの開発をより生産的なものにしていきましょう。
C#

C#フレームワークについて徹底解説!.NETと関係している?【2022年最新版】

近年、人気のあるプログラミング言語の一つとしてC#が注目されています。 C#は2002年にMicrosoft社によってリリースされたプログラミング言語です。 Webアプリケーションだけでなく、ゲーム開発などで利用されているUnityにおいても使用されているため、ユーザーの多い言語です。 C#を学習しようと考えている人の中には、 「C言語やC++と関係あるの?どっちが使いやすい?」 「フレームワークは存在する?」 などの疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。 そこで、この記事ではC#フレームワークについて解説していきます。 C#についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ! >2022年3月版 人気のプログラミング言語ベスト20 第9位:C# C#とは? C#はマルチパラダイムプログラミング言語であり、複数のスタイルを持ち合わせていますが、クラスとインスタンスで構成されているオブジェクト指向をメインのスタイルとして持った言語です。 C#と聞くとC言語やC++と似たようなプログラミング言語かなと思う方が多いと思いますが、まったく別物といってよいほど異なり、C言語やC++よりも多彩なアプリケーション開発ができます。 ただ、C#の文法がC言語やC++、Javaと似ているのでこれらの文法を一通り習得している方はC#にとっつきやすいでしょう。 実際にC#で、Webアプリケーション、スマートフォン向けアプリケーション、PC向けアプリケーションなどかなり幅広い領域での開発ができます。ただし、Microsoft社が開発しリリースしており、Windows向けに作られているのでMacやLinuxでは開発がしにくいです。 しかし、Windowsでは非常に開発がしやすく、統合開発環境(IDE)の「Visual Studio」を使うことで開発のしやすさがグンと伸びることがC#の良さと言えるでしょう。 また、C#について説明をするうえで外せないのが、「.NET Framework」との関係です。 C#案件について相談する .NET Frameworkとは? .NET Frameworkもまた、Microsoft社が2002年に正式リリースしたプラットフォームです。 .NET Frameworkは、主に共通言語ランタイム(CLR)とクラスライブラリの2要素で構成されています。 共通言語ランタイム(CLR)とは、実行中のアプリケーションを処理する動作環境のことです。 .NET Frameworkでは、さまざまなプログラミング言語で書かれたコードを、一度共通中間言語(CIL)に変換してから、プログラムの実行に移ります。 そのため、利用者は特定の言語を使う必要がなく、自身の環境に合ったCLRを用意するだけでいいのです。 クラスライブラリとは、一般的な機能をまとめたライブラリを指します。 具体的には、ファイルの読み書き、データベース接続、描画などのAPIがあります。 なお、.NET Frameworkは現役ではありますが、Microsoft社は2019年以降、Mac環境にも対応した後継の.NET Coreを使うことを推奨しており、現在は.NET6が最新です。 フレームワークとは? 話を戻すとつまり、C#は、.NET Frameworkの機能を強化するために作られたような言語であるという背景があります。 そのため、C#のフレームワークというよりも、.NET環境で使えるフレームワークが存在していて、C#に対応しているという方が近いです。 フレームワークを利用することにはいろいろなメリットがあります。ここでは、 ・開発スピードが上がる ・コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) ・バグの減少 ・フリーランスとして仕事が取りやすくなる という4点のメリットについて紹介していきます。 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特に、サービスを高速で市場に投下することが重要です。フレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばPythonのフレームワークには、データベースアクセスの機能やログイン機能、フォーム作成機能などが備わっているのですが、それらをフレームワークなしでエラー無く完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。 コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) プログラミングに限らず全ての仕事にいえますが、コードの書き方にはその人の個性やクセがでます。 経験、スキル、年齢、性格、キャリアなど様々な要因によって差が生じるのですが、人が書いたコードを修正するのは、かなり大変な作業です。 フレームワークを利用すれば、コードの統一性を保持させることができます。 統一性を保持することにより、多人数開発にも対応しやすくなります。 バグの減少 .NET環境のフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。そのため、バグはすでに解決されていることが多いです。 それらのバグが少ないフレームワークを利用して開発を進めると、開発をしたプログラムもバグが少なくなる可能性が高まるといえます。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる 中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。 使えると使えないとでは、仕事の獲得しやすさに差が生じるでしょう。 C#のフリーランス案件一覧をチェックする フレームワークを使用するデメリット 一方で、フレームワークを使用することのデメリットは次の2点が挙げられます。 ・学習期間が必要 ・イレギュラーに対応できないことがある 詳しく見ていきましょう。 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすには、言語の理解がある前提で、最低でも数週間は学習をする必要があります。 概要を抑えられても、細かい要望を実現しようとすると調査に更に時間がかかることはよくあります。使用者が多くないフレームワークになると、情報量が少なく、調査が難しいこともあるでしょう。 また、ドキュメントは基本的に英語で書かれていることが多いです。 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には有用です。 しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。 フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを利用しないほうが作りやすいことがあるのです。 おすすめ.NETフレームワーク ここからは、目的によって有用な.NETフレームワークについて解説していきます。 1.ASP.NET ASP.NETは、こちらもまた、Microsoft社が開発したフレームワークです。 WebアプリケーションやAPI開発をすることができます。 ASP.NETの中には、さまざまな機能がフレームワークとして備わっていて、使い分けをすることが可能です。 ASP.NET Coreは、クラウド上でのアプリケーション開発が可能なフレームワークで、前述の.NET Coreの名前と似ていることからも予想できますが、macOSやLinuxでの開発ができます。 ASP.NET MVCは、M(Model)、V(View)、C(Controller)の3つを合わせたMVC機能が搭載されている、アプリケーションを設定・管理するためのフレームワークです。 ASP.NET Web APIは、HTMLサーバーを構築することができるフレームワークです。 そのため、対応範囲が広くなっています。 ASP.NET Web Formは、Visual StudioというMicrosoft社が提供している統合開発環境に含まれているフレームワークです。 ドラッグ&ドロップのシンプルな操作で開発ができます。 >ASP.NET公式サイト 2.Blazor BlazorもMicrosoft社によって開発されたフレームワークで、正式リリースされたのは2018年と、比較的最近です。 C#を基本としつつ、HTML・CSSも使用してWebアプリケーションの作成ができます。 Blazorにはフロントエンド開発ができるBlazor WebAssemblyと、サーバーサイドの開発ができるBlazor Serverの2種類があり、用途によって使い分けることが可能です。 C#だけでは難しい、かゆいところにはJavaScriptを呼び出せる点も魅力です。 >Blazor公式サイト C#の単価や案件数は? ここまでフレームワークの解説をしてきました。 では実際の単価や案件数はどのようになっているのでしょうか? テクフリに掲載されている案件を参考に以下にまとめました。 C#の単価比較 弊社調べによると、C#の平均単価は68万円です。 また、ASP.NETを使用する案件の平均単価は64万円で、C#全体の平均単価よりやや安価です。 テクフリ調べ 2022/10/20付 他の言語よりも平均単価は安価ですが、単価の最高額は150万円で、他の言語を上回っています。 他言語の参考は以下の記事から確認してください! ・Pythonフレームワークおすすめ5選と選び方【2022】 ・Javaフレームワークとは?おすすめの10選と選び方【2022年最新版】 ・Go言語フレームワークおすすめ6選と選び方【2022】 他にも確認したい方は、以下のページからさまざまな記事を確認できます! >お役立ちコンテンツ | フリーランスエンジニアの案件・求人なら【テクフリ】 C#の案件数比較 C#の案件数、記事数などを下記のようにまとめました。 フレームワーク テクフリ案件数 Qiitaの記事数 stackoverflowでの質問数 C#(参考) 413 230700 1289 ASP.NET 44 2657 344 Blazor 0 449 8 C#を使用する案件紹介 フレームワーク .NET Framework 案件名 テスター/新補聴器フィッティングシステム開発におけるテスト設計と実施/リモート可 月額単価 〜550,000円/月 最寄駅 リモートワーク 業務内容 新補聴器フィッティングシステムの開発案件にて、テスト設計・実施をご担当いただきます。 主な業務内容はテスト設計、テスト実施になります。 基本スキル ・テスト実施経験が3年以上 ・テスト設計経験が2年以上 フレームワーク .NET Framework 案件名 SAP/SD/新規システム構築のテスト支援と稼働時のハイパーケア等 月額単価 〜1650,000円/月 最寄駅 – 業務内容 ・新規システム(SAP SD)構築のテスト支援と稼働時のハイパーケア、運用部隊への引き渡し作業 業務アプリケーションの運用及び小規模改修における影響調査・設計・テスト・リリース管理、 ベンダー管理及びクライアントとの調整作業を行っていただきます。 ・作業状況によっては、土日出勤の可能性がございます。 基本スキル ・SAP(SD)経験 ・Unix/Windowサーバの基礎知識(ファイル形式、コマンド実行など、サーバ環境のシステム管理は不要) ・データリカバリーやユーザからの問い合わせ等、システム運用 ・日本語ネイティブ ・率先してコミュニケーションが取れること(日本語) C#案件について相談する まとめ この記事では、C#のフレームワークについて解説してきました。 C#がプログラミング言語の中で人気を獲得していく以上、フレームワークの必要性も同時にあがってきます。 適切なフレームワークを採用することで、作業効率を上げて、良い開発ライフを送りましょう!
Go言語

Go言語フレームワークのおすすめ7選と選び方【2023年最新版】

Go言語は、近年利用者が増加していて、トレンドのプログラミング言語のひとつです。 その理由は、Go言語が、高速で効率的なコードを生成できる、学習が簡単、そして大規模なソフトウェアを構築するのに適しているためです。 また、Go言語には効率的にアプリケーションを開発するためのフレームワークも多数存在しています。 そのため, 「Go言語のフレームワークって何があるの?」 「たくさんあってどのフレームワークを使えばいいかわからない…」 といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。 そこで、この記事ではGo言語のフレームワークについて解説していきます。 最後まで読んでいただければ、どのフレームワークを学習すれば良いかわかります! Go言語について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。 2022年3月版 人気のプログラミング言語ベスト20 第5位:Go Go言語とは Go言語は、Googleによって開発されたプログラミング言語です。 シンプルな構文と高い効率性を備え、システムプログラミングやウェブアプリケーションの開発に適しています。 Go言語は静的型付け言語でありながら、コードの記述が直感的であり、メモリ管理やゴルーチンと呼ばれる軽量スレッドを備えた並行処理が得意です。 これにより、高いパフォーマンスとスケーラビリティを実現し、大規模なシステムでも効果的に動作します。 また、Go言語はクロスコンパイルに対応しており、MacからWindowsやLinux向けのバイナリを作成できます。 さらに標準ライブラリも豊富に提供されており、ファイル操作やネットワーク処理、データベース処理などを簡単に定義できる点も特徴です。 このようなメリットがあることから、Go言語は小規模から大規模なアプリケーション開発において多くの開発者が使用しているプログラミング言語になります。 Go言語フレームワークとは? Go言語のフレームワークとは、Go言語を利用して開発をする際に必要な基本機能をまとめたソフトウェアのことです。 フレームワークには、ある程度決まったルールが存在しています。 そのため、誰が書いても理解がしやすいという特徴があります。 また、自分で1から書くと数百行必要なコードが、フレームワークを使うと数十行で解決するのも魅力です。 フレームワークと似た言葉としてライブラリがありますが、両者の違いは「制御の反転があるかどうか」によります。 ライブラリの場合、プログラムを動かす主導権はプログラマーが書いたコードにあります。一方で、フレームワークの場合、プログラマーが書いたコードはフレームワークによって制御されるのです。 つまり、ライブラリは主導権がエンジニア側にあり、フレームワークは主導権がフレームワーク側にある点が特徴です。 Go言語フレームワークを利用するメリット Go言語を使う上で、フレームワークを利用することにはいろいろなメリットがあります。ここでは、 開発スピードが上がる コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) バグの減少 フリーランスとして仕事が取りやすくなる という4点のメリットについて紹介していきます。 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特に、サービスを高速で市場に投下することが重要です。 Go言語のフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばGo言語のフレームワークには、スマートフォンのアプリや、サーバー、ドローンの開発機能などが備わっているのですが、それらをフレームワークなしでエラー無く完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。 このようにGo言語のフレームワークは、開発スピードを向上させ、高速開発を実現するのに役立ちます。 コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) プログラミングに限らず全ての仕事にいえますが、コードの書き方にはその人の個性やクセがでます。 経験、スキル、年齢、性格、キャリアなど様々な要因によって差が生じるのですが、人が書いたコードを修正するのは、かなり大変な作業です。 フレームワークを利用すれば、コードの統一性を保持できます。 また、コードの統一性を保持することにより、多人数開発にも対応しやすくなるでしょう。 バグの減少 Go言語のフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。 そのため、バグはすでに解決されていることが多いです。 それらのバグが少ないフレームワークを利用して開発を進めることで、開発をしたプログラムもバグが少なくなる可能性が高まるといえます。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる Go言語の中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。 特にEchoは人気のフレームワークとなっているため、Go言語エンジニアとして仕事を獲得したい場合は、習得しておくと良いでしょう。 Echoを習得することで、Go言語でWebアプリケーションを効率的に開発できます。 また、Echoは人気のあるフレームワークであるため、Echoを習得することで、フリーランスとして仕事が取りやすくなるといえるでしょう。 Go言語は、現在注目されているプログラミング言語であり、今後も需要が高まると予想されます。 Echoのように人気があるGoのフレームワークを習得してより多くの案件を獲得できるエンジニアを目指しましょう。 Go言語フレームワークを使用するデメリット 一方で、Go言語フレームワークを使用することのデメリットは次の2点が挙げられます。 学習期間が必要 イレギュラーに対応できないことがある 詳しく見ていきましょう。 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすにはGo言語の理解がある前提で、最低でも数週間は学習する必要があります。 概要を抑えられても、細かい要望を実現しようとすると調査に更に時間がかかることはよくあります。 使用者が少ないフレームワークになると、情報量が少なく、調査が難しいこともあるでしょう。 また、ドキュメントは基本的に英語で書かれていることが多いです。 フレームワークの仕様を理解するために英語力が求められることもあると覚えておきましょう。 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には有用です。 しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。 フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを利用しないほうが作りやすいことがあるのです。 おすすめGo言語フレームワーク7選 ここからは、人気のフレームワークや、目的によって有用なGo言語フレームワークについて解説していきます。 1.Echo Echoは軽量のWebフレームワークとして知られています。 Ginよりも高速処理が可能で、拡張性も高くなっているので、注目度が増しているフレームワークです。 Echoは、シンプルさが特徴です。コードが簡潔で読みやすく、初心者にもわかりやすくなっています。 また、公式ドキュメントも充実しているので、学習しやすいフレームワークとしても人気があります。 2.Revel Revelは、JavaのPlay Frameworkを元に作成された、フルスタックフレームワークです。 Revelひとつで基本が揃います。 処理速度が速く、効率的に処理を行えるところが特徴です。 コミュニティが活発で、学習コストが抑えられているため、習得難易度は高くはありません。 初心者でも習得しやすいフレームワークとしておすすめです。 3.Gin GinはGo言語の初期から存在するフレームワークです。 軽量で高速なフレームワークであり、多くの機能を備えています。そのため、Go言語でWebアプリケーションを開発する際に、Ginはよく使用されます。 Ginは、軽量なフレームワークであるため、メモリ使用量が少なく、パフォーマンスが向上するという特徴があります。 また、高速なフレームワークであるため、リクエスト処理が高速です。 Ginは、多くの機能を備えているため、Webアプリケーションを簡単に開発できます。 古くからあるフレームワークであるため、多くのユーザーに使用されています。 4.Beego BeegoはRubyのSinatraを元に作成された、フルスタックフレームワークです。 Webアプリケーション・APIの開発機能や自動テスト機能を備えています。 多機能のため、はじめてGo言語で大規模なアプリケーションを開発するという人におすすめです。 5.Goji Gojiはnet/httpと互換性を持っているフレームワークです。 このため、ルーティングやHTTP通信といった既存のnet/httpの知識を活用できるというメリットがあります。 GojiはGinの次に高速処理が可能と言われているフレームワークです。 高速処理によってリクエストの処理性能を最大化し、ユーザーエクスペリエンスを向上できます。 Gojiは、小規模から中規模のプロジェクトに向いており、スケーラビリティとパフォーマンスを重視する開発者に好まれているフレームワークです。 6.iris irisは最速のフレームワークを謳っているフレームワークです。 デバイスに左右されず利用可能であるため、スマートフォンからデスクトップまで、さまざまなデバイスでも高速に動作することが特徴です。 また、irisはドキュメント量が豊富なことでも知られています。 情報量が多く学習しやすいフレームワークなので、初めてGo言語のフレームワークを学習する人にもおすすめなフレームワークともいえるでしょう。 7.Gocraft GocraftはGo言語のWebフレームワークのひとつです。 Webアプリケーションのバックエンド処理を定義するのに適したフレームワークとして、人気があります。 Gocraftは、高速でスケーラブルなルーティング機能とミドルウェアのパッケージを提供しています。 また、静的型付けをサポートするために、データ型の値を別のデータ型に変換するキャスティングや、プログラムが自身の構造や情報を解析し、実行時にデータ型やメンバーにアクセスするリフレクションを使っている点も特徴のひとつです。 Go言語の単価や記事数は? ここまではGoフレームワークを解説してきました。 では実際の単価や記事数はどのようになっているのでしょうか? テクフリに掲載されている案件を参考に以下にまとめました。 Go言語の単価 弊社調べによると、Go言語案件の平均単価は、78.9万円です。 テクフリ調べ (2022308/18付) Go言語フレームワークの記事数比較 Go言語フレームワークの記事数を下記のようにまとめました。 2023年8月時点では、学びやすさの観点から見ると、選ぶべきGo言語フレームワークはEchoもしくはGinであるといえます。 フレームワーク Qiitaの記事数 stackoverflowでの質問数 Echo 4377 24 Revel 184 1 Gin 997 10 Beego 106 1 Goji 77 0 iris 101 0 Gocraft 19 0 Go言語を使用する案件紹介 Go言語は、その効率的な並行処理、高速性、シンプルな構文などの特徴から、多くの企業やプロジェクトで注目を集めています。 企業やプロジェクトが新たな技術を導入し、ビジネス価値を最大化する一環として、Go言語を活用する案件が増えているのです。 ここでは、Go言語を使用する適切な案件をいくつか紹介します。 あなたの希望やスキルにあった案件がないかチェックしてみましょう。 案件名 PHP/Go/フルリモ/動画配信サービスのサーバーサイドエンジニア 月額単価 〜830,000円/月 最寄駅 六本木一丁目 業務内容 動画配信サービスにてサーバーサイドの開発をお願いします。 中規模以上Webサービスの開発・運用経験がある方を募集しております。 基本スキル ・PHPでの開発経験5年以上 ・Goでの開発経験 ・Dockerでの開発経験 ・中規模以上Webサービスの開発・運用経験 案件名 Go/最先端ブロックチェーン技術を活用したECプラットフォームのサーバーサイド開発/フルリモート 月額単価 〜880,000円/月 最寄駅 代官山 業務内容 ブロックチェーンを活用したNFT売買プラットフォームのサーバーサイド開発を行っていただきます。 主に下記業務をお願いいたします。 ・新規機能の実装 ・既存コードのリファクタリング 基本スキル ・webサービス開発の経験5年以上 ・上流からの豊富な開発経験 ・エンタープライズレベルの開発経験 ・Goでの開発経験 ・ブロックチェーンの知見 まとめ この記事では、Go言語のフレームワークについて解説してきました。 Go言語のフレームワークとは、Go言語を利用して開発をする際に必要な基本機能をまとめたソフトウェアのことです。 Go言語のフレームワークを活用するメリットは以下のとおりです。 開発スピードが上がる コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) バグの減少 フリーランスとして仕事が取りやすくなる また、主なGo言語フレームワークとしては以下が挙げられます。 Echo Revel Gin Beego Goji iris Gocraft Go言語がトレンドになって、利用者が増えていくと、フレームワークの必要性も高まります。 適切なフレームワークを採用することで、より効率的な開発を行いましょう。
Swift

Swiftフレームワークおすすめ7選と選び方【2022】

Swiftは、Appleが開発したiOS向けオープンソースのプログラミング言語です。 使用者が多いこともあって、フレームワークも多数存在しています。 そのため、 「Swiftのフレームワークって何があるの?」 「たくさんあってどのフレームワークを使えばいいかわからない…」 といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。 そこで、この記事ではSwiftのフレームワークについて解説していきます。最後まで読んでいただければ、どのフレームワークを学習すれば良いかわかります! Swiftフレームワークとは? Swiftのフレームワークとは、Swiftを利用して開発をする際に必要な基本機能をまとめたソフトウェアのことです。 フレームワークには、ある程度決まったルールが存在しています。そのため、誰が書いても理解がしやすいという特徴があります。 また、自分で1から書くと数百行必要なコードが、フレームワークを使うと数十行で解決するのも魅力です。 フレームワークと似た言葉としてライブラリがありますが、両者の違いは「制御の反転があるかどうか」によります。 ライブラリの場合、プログラムを動かす主導権はプログラマーが書いたコードにあります。一方で、フレームワークの場合、プログラマーが書いたコードはフレームワークによって制御されるのです。 つまり、ライブラリは主導権がエンジニア側にあり、フレームワークは主導権がフレームワーク側にあると言えます。 Swift案件について相談する Swiftフレームワークを利用するメリット Swiftを使う上で、フレームワークを利用することにはいろいろなメリットがあります。ここでは、 ・開発スピードが上がる ・コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) ・バグの減少 ・フリーランスとして仕事が取りやすくなる という4点のメリットについて紹介していきます。 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特に、サービスを高速で市場に投下することが重要です。Swiftのフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばSwiftのフレームワークには、スマートフォン向けアプリから、macOSまでさまざまな規模の開発機能が備わっています。それらをフレームワークなしでエラー無く完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。 コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) プログラミングに限らず全ての仕事にいえますが、コードの書き方にはその人の個性やクセがでます。 経験、スキル、年齢、性格、キャリアなど様々な要因によって差が生じるのですが、人が書いたコードを修正するのは、かなり大変な作業です。 フレームワークを利用すれば、コードの統一性を保持させることができます。 統一性を保持することにより、多人数開発にも対応しやすくなります。 バグの減少 Swiftのフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。そのため、バグはすでに解決されていることが多いです。 それらのバグが少ないフレームワークを利用して開発を進めると、開発をしたプログラムもバグが少なくなる可能性が高まるといえます。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる Swiftの中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。 特にPerfectやExpressは人気のフレームワークとなっているため、Swiftエンジニアとして仕事を獲得したい場合、習得しておくといいかもしれません。 Swiftのフリーランス案件一覧をチェックする Swiftフレームワークを使用するデメリット 一方で、Swiftフレームワークを使用することのデメリットは次の2点が挙げられます。 ・学習期間が必要 ・イレギュラーに対応できないことがある 詳しく見ていきましょう。 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすにはSwiftの理解がある前提で、最低でも数週間は学習をする必要があります。 概要を抑えられても、細かい要望を実現しようとすると調査に更に時間がかかることはよくあります。使用者が多くないフレームワークになると、情報量が少なく、調査が難しいこともあるでしょう。 また、ドキュメントは基本的に英語で書かれていることが多いです。 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には有用です。 しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。 フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを利用しないほうが作りやすいことがあるのです。 おすすめSwiftフレームワーク7選 ここからは、人気のフレームワークや、目的によって有用なSwiftフレームワークについて解説していきます。 1.Perfect Perfectは、Swiftの公開とほぼ同時期にリリースされたフレームワークです。 Perfectを習得すると、Swiftひとつでフロントエンドとバックエンドを両方とも開発することが可能になります。 Perfect公式サイト 2.Kitura Kituraは、Webアプリケーションやサーバー開発ができるフレームワークです。 サーバーサイドでのSwift開発を高速にするために作られました。 現在は、開発元のIBM社からコミュニティが運営するプロジェクトへと移行されています。 Kitura公式サイト 3.Vapor Vaporは、PHPのLaravelにインスパイアされて作成された、Webアプリケーション開発が可能なフレームワークです。 他にも、REST APIやリアルタイムアプリケーションなどの開発に適しています。 macOSとLinuxで利用可能です。 Vapor公式サイト 4.Express Expressは、MVCによる開発サポートがされている、Webアプリケーション開発が可能なフレームワークです。 軽量でシンプルなので、処理が高速という特徴を持っています。 Express公式サイト 5.Swifton Swiftonは、RubyのRuby on Railsを参考として作られた、Webアプリケーションフレームワークです。 コードがシンプルで、書きやすいのが特徴です。 また、MySQLやPostgreSQLをサポートしています。 6.Slimane Slimaneは、Swift3で開発可能なWebアプリケーションフレームワークです。 コンパクトでありながらも、さまざまなモジュールを組み合わせて開発が可能になっています。 7.HTTPSwiftServer HTTPSwiftServerは、macOS用のCocoaを拡張するためのフレームワークです。 HTTPをiOSアプリと連携することが可能です。 Swiftの単価や記事数は? ここまでフレームワークの解説をしてきました。 では実際の単価や記事数はどのようになっているのでしょうか? テクフリに掲載されている案件を参考に以下にまとめました。 Swiftの単価 弊社調べによると、Swiftの平均単価は77万円です。 テクフリ調べ 2022/09/27付 また、Swiftの案件数は419件です。 Swiftフレームワークの記事数比較 Swiftフレームワークの記事数を下記のようにまとめました。 2022年9月時点では、学びやすさの観点から見ると、選ぶべきSwiftフレームワークはPerfectもしくはExpressであるといえます。 フレームワーク Qiitaの記事数 stackoverflowでの質問数 Perfect 831 11 Kitura 58 0 Vapor 192 1 Express 7696 166 Swifton 6 0 Slimane 9 0 HTTPSwiftServer 2 0 Swiftを使用する案件紹介 案件名 Swift/フルリモート/大人気!toC向けAI技術を用いた顔交換アプリケーション開発業務 月額単価 〜990,000円/月 最寄駅 原宿駅 業務内容 iOS含むAppleプラットフォームの開発 C向けAppの設計・実装・テスト並びに各技術選定 安定したサービス提供のための改善及び新しい技術の利活用、パフォーマンスチューニング等 バックエンドと連携したサービス設計と開発・運用 CIツール連携による開発の効率化・安定したデプロイフローの構築、運用 基本スキル ・Swift(iOS)の開発経験5年程度 ・iOSアプリの開発経験かWebサービスの開発経験 ・英語でのコミュニケーション能力 ・OS、ネットワーク、Webセキュリティの基礎知識 案件名 iOS/Swift/ライブコマースサービスアプリ開発/iOSエンジニア 月額単価 〜880,000円/月 最寄駅 六本木一丁目駅 業務内容 大手通信会社と共同で運営しているライブコマースサービスにおいて、サーバーサイドのAPI開発からAWSを使用したインフラ構築まで幅広く担当いただきます。 【案件詳細】 ・ライブTVの新機能の設計と開発、機能改善 ・プロダクトマネージャーやデザイナー、ライブ番組プロデューサーと連携したチーム開発 基本スキル ・SwiftもしくはObjective-CによるiOSアプリケーション開発の実務経験 ・iOSのフレームワーク、ライブラリに関する知識 ・UI/UXの設計・実装経験 Swift案件について相談する まとめ この記事では、Swiftのフレームワークについて解説してきました。 macOS、iOS周りの開発が進んでくると、Swiftの需要も増すので、フレームワークの必要性も同時にあがってきます。 適切なフレームワークを採用することで、作業効率を上げて、良い開発ライフを送りましょう!
Python

Pythonフレームワークのおすすめ7選【2023年最新版】

近年、人気のあるプログラミング言語のひとつとしてPythonが注目されています。 PythonはWebアプリケーション開発だけでなく、データ解析や人工知能(AI)開発にも活用できる言語です。 使用者が多いこともあって、フレームワークも多数存在しています。 そのため、 「Pythonのフレームワークって何があるの?」 「たくさんあってどのフレームワークを使えばいいかわからない…」 といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。 そこで、この記事ではPythonのフレームワークについて解説していきます。最後まで読んでいただければ、どのフレームワークを学習すれば良いかわかります! Pythonについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。 参考【テクフリ】2022年3月版 人気のプログラミング言語ベスト20 第1位:Python Pythonフレームワークとは? Pythonのフレームワークとは、Pythonを利用して開発をする際に必要な基本機能をまとめたソフトウェアのことです。 フレームワークには、ある程度決まったルールが存在しています。そのため、誰が書いても同じようなコードになりやすく、他人のコードを理解しやすいという特徴があります。 また、自分で1から書くと数百行必要なコードが、フレームワークを使うと数十行で解決するのも魅力です。 フレームワークと似た言葉としてライブラリがありますが、両者の違いは制御の反転があるかどうかという点です。 ライブラリの場合、プログラムを動かす主導権はプログラマーが書いたコードにあります。一方で、フレームワークの場合、プログラマーが書いたコードはフレームワークによって制御されるのです。 つまり、ライブラリは主導権がエンジニア側にあり、フレームワークは主導権がフレームワーク側にあるといえます。 Pythonフレームワークを利用するメリット Pythonを使う上で、フレームワークを利用することにはいろいろなメリットがあります。 この記事では、以下の5つのメリットについて紹介していきます。 開発スピードが上がる コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) バグの減少 フリーランスとして仕事が取りやすくなる セキュリティ面の不安を減らせる 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特に、サービスを高速で市場に投下することが重要です。Pythonのフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばPythonのフレームワークには、データベースアクセスの機能やログイン機能、フォーム作成機能などが備わっているのですが、それらをフレームワークなしでエラー無く完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。 コードの統一性を保持(多人数開発にも対応しやすくなる) プログラミングに限らず全ての仕事にいえますが、コードの書き方にはその人の個性やクセがでます。 経験、スキル、年齢、性格、キャリアなど様々な要因によって差が生じるのですが、人が書いたコードを修正するのは、かなり大変な作業です。 フレームワークを利用すれば、コードの統一性を保持させることができます。 統一性を保持することにより、多人数開発にも対応しやすくなるでしょう。 バグの減少 Pythonのフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。そのため、バグがあったとしてもすでに発見され解決されていることが多いです。 それらのバグが少ないフレームワークを利用して開発を進めると、開発をしたプログラムもバグが少なくなる可能性が高まるといえます。 セキュリティ面の不安を減らせる Pythonフレームワークを使うことは、セキュリティ面の不安を減らすことにもつながります。 Webアプリは不特定多数の人が使うものなので、Webアプリ経由でユーザーの個人情報を抜き取られるなどの攻撃を受けることがないように、セキュリティを強化しなくてはいけません。 個人情報が抜き取られてしまうと、何億円もの損害が発生する可能性もあります。 ただ、セキュリティの穴が一切ないようにプログラムを構築するのは大変ですし、デバッグの手間もかかってくるでしょう。 Pythonフレームワークを使えば、あらかじめセキュリティ対策が備わったプログラムを活用できるため、セキュリティ対策が容易になります。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる Pythonの中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。 特にDjango、Flaskの2つは人気のフレームワークとなっており、使える人材と使えない人材では、Pythonエンジニアとして仕事を獲得する難易度に差が生じるでしょう。 Pythonフレームワークを使用するデメリット 一方で、Pythonフレームワークを使用することのデメリットは次の4点が挙げられます。 学習期間が必要 イレギュラーに対応できないことがある 開発現場によって使われるフレームワークは異なる フレームワークなしでプログラミングできなくなる 詳しく見ていきましょう。 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすにはPythonの理解がある前提で、最低でも数週間は学習をする必要があります。 概要を抑えられても、細かい要望を実現しようとすると学習に更に時間がかかることはよくあります。特に使用者が多くないフレームワークの場合、情報量が少なく学習が難しいこともあるでしょう。 また、ドキュメントは基本的に英語で書かれていることが多いため、英語ができないとスムーズに学習を進められない可能性があります。 イレギュラーに対応できないことがある フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には有用です。 しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。 フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを利用しないほうが作りやすいことがあるのです。 ただ、PyramidやFlaskのように最小限の機能で構成されたフレームワークは、他のライブラリと組み合わせて使えるため比較的自由度が高いです。 このようなPythonフレームワークを使うという手もあるでしょう。 開発現場によって使われるフレームワークは異なる Pythonエンジニアは場合によっては、複数のフレームワークを学ばないといけなくなる可能性があります。 開発現場によって使われるフレームワークは異なるため、転職する際は新しいフレームワークを1から学ぶ必要が出てくるのです。 特に、フリーランスエンジニアとして働く場合、参画する案件によってフレームワークが変わるため、最低でも2〜3つはPythonフレームワークを習得したいところです。 とはいえ、いきなり多くのフレームワークを学ぶことは簡単ではないというのも事実です。 まずは多く使われているフレームワークを優先的に勉強すると良いでしょう。 フレームワークなしでプログラミングできなくなる Pythonフレームワークを使い続けていると、フレームワークなしでプログラミングできなくなってしまう可能性もあります。 フレームワークでの開発に慣れてしまい、1からプログラムを構築するとなると、どこから手を付けて良いのか分からなくなるエンジニアも多いです。 Python案件にはフレームワークをまったく使わないものや、その企業独自のフレームワークを使うものもあります。 そういった案件に参画できないとなると、案件へ参画する機会を失ってしまいます。 Pythonフレームワークを使わずにWebアプリのログイン画面や会員登録画面などを作成する練習も、ある程度は必要になってくるでしょう。 おすすめPythonフレームワーク7選 ここからは、人気のフレームワークや、目的によって有用なPythonフレームワークについて解説していきます。 1.Django Djangoは2005年にリリースされたフレームワークで、ワシントンポストやNASAで利用されています。 Webアプリケーション開発に利用されている、多機能フレームワークです。 Pythonのフレームワークの中でもトップレベルで人気度が高く、どれから学ぶべきか分からない場合、Djangoを選んでおけば間違いないでしょう。 また、Djangoは利用者が多いため、分からないことがあっても調べれば解決方法が見つかりやすいというのも初心者にやさしい点です。 Django公式サイト 2.Flask Flaskは2010年にリリースされたフレームワークです。 Flaskの大きな特徴は、最低限の機能のみをまとめたフレームワークであり、多機能なDjangoとは正反対の性能をしています。 一見すると、Djangoに性能で劣っているように見えますが、コンパクトにまとめられているので分かりやすく、処理が軽いという利点を持っています。 また、Flaskは最小限の機能でまとめられているため、他のフレームワークに比べて自由がきくというのも人気の理由です。 しかし、機能が少ないので、必要なものは自分で用意しなければならないという見方もでき、開発工数がかかってしまう点には注意が必要でしょう。 Flask公式サイト 3.Bottle Bottleは2009年にリリースされたWebアプリケーションフレームワークです。 前述のFlaskよりもさらにシンプルであり、Bottleはひとつのファイルで構成されています。 シンプルすぎるため複雑なアプリケーション開発には不向きではありますが、学習コストはとても低いので、小規模な開発などに使われています。 Bottle公式サイト 4.Tornado Tornadoは2009年にリリースされたWebアプリケーションフレームワークです。 Tornadoの特徴は、非同期フレームワークがある点です。処理の際にI/O処理(入出力処理)を後回しにすることで、同時に多数の処理をすることが可能になっています。 長時間の接続が必要とされる、ユーザー向けのアプリケーション開発をする方に向いているフレームワークです。 Tornado公式サイト 5.Pyramid Pyramidは、小規模から大規模開発を満遍なくカバーしているフレームワークです。 コンパクトさを持ちながらも、さまざまなモジュールを組み合わせることで、大規模開発にも対応できるようになっています。 Pyramid公式サイト 6.Plone PloneはWebアプリ用フレームワークでありながら、企業向けCMSでもあるという、少し変わったPythonフレームワークです。 フルスタックフレームワークに近く、Plone1つに多くの機能が備わっています。 特にPloneは、データベースも備えているという点が特徴的です。 Ploneを使う場合、MySQLなどのデータベース管理システムを別途使わなくても良くなります。 現時点では日本語の情報が少ないため、英語ができないと勉強しにくいかもしれませんが、今後日本でも流行する可能性はあるので、興味のある方は学習を始めておくのも良いでしょう。 Plone公式サイト 7.web2py web2pyは勉強用として開発されたPythonフレームワークです。 勉強用であるためPythonフレームワークの中でも習得難易度が低く、覚えることも少ないのが特徴です。 他のPythonフレームワークを学んだものの途中で挫折してしまった、という方は、web2pなら習得できるかもしれません。 また、勉強用とはいえセキュリティを強化するための機能も含まれていて本格的なのも特徴です。 web2pyを求められる案件数は多いわけではないですが、最近ではアジャイル開発用としても使われています。 web2py公式サイト Pythonフレームワークの単価や案件数は? ここまでフレームワークの解説をしてきました。 では実際の単価や案件数はどのようになっているのでしょうか? テクフリに掲載されている案件を参考に以下にまとめました。 Pythonを使用する案件紹介 ここまでPythonフレームワークのメリット・デメリットや種類について解説してきました。 最後にPythonフレームワークを習得することで、参画できる案件についてご紹介します。各案件の月額単価や業務内容、必要なスキルについて記載しています。 具体的なPython案件を知ることで、Pythonエンジニアとして実際に働くイメージも湧き、Pythonフレームワークを学ぶ意欲も向上するでしょう。 案件名 Python/新規プロダクト開発におけるバックエンドエンジニア募集!/フルリモート/フルフレックス 月額単価 〜940,000円/月 最寄駅 フルリモート(海外在住はNG 業務内容 新プロダクトのバックエンドエンジニアとして、プロダクト立ち上げを担当していただきます。 Joinしていただくタイミングでは本番リリースに向けたβ版開発や機能拡充、 ブラッシュアップ、本格ローンチとプロダクトの成長をエンジニアという立場から担っていただきます! 新プロダクトにおけるバックエンド側の実装に特化した業務を担っていただきます! 基本スキル ・Webアプリのアーキテクチャデザイン ・プロダクトマネージャと協議しながら仕様を決める経験 ・パブリッククラウドサービスを利用した開発経験 ・Pythonを利用したWebサーバ開発経験 ※汎用的な高いプログラミング能力があればPythonの経験はなくても可 ・フレームワークやライブラリの技術選定の経験 案件名 Python/SQLなど/フルリモート/週3〜5/国内トップシェアを誇るAI×SaaS企業におけるデータエンジニア 月額単価 〜1,210,000円/月 最寄駅 フルリモート 業務内容 ・データプラットフォームの企画およびアーキテクチャ設計 ・データパイプラインの設計・構築 ・データ分析のためのBIの開発・運用 ・継続的なモニタリングプロセスの構築・運用 ・データサイエンティスト、データアナリストが作成する分析フローの運用改善支援 ・顧客データ活用の実態やドメイン知識の理解 ・CTO、CSO等と連携し、プロジェクトの目的・方針・計画等の策定 等 基本スキル ・学歴が専門、短大、高専、大学中退以上の方(高卒の方は基本NG) ・Pythonを含む複数言語(TypeScript等)での開発経験(3年以上) – TypeScript、SQL、Java、Scalaでの開発経験尚可 ・データ基盤および分析基盤などの開発・構築経験(3年以上) ・AWS、GCP等の各種クラウドサービスの利用およびスケーラブルなクラウドベースのアーキテクチャデザインの実装経験 ・ETLやELTの実装経験 ・TerraformなどInfrastructure as Codeの運用経験または興味関心 まとめ この記事では、Pythonのフレームワークについて解説してきました。 Pythonがプログラミング言語の中で人気を獲得していく以上、フレームワークの必要性も同時にあがってきます。適切なフレームワークを採用することで作業効率を上げて、より良い開発ライフを送りましょう! フリーランス案件について相談する
Cobol

COBOLの歴史から現在を解説!

Cobol(コボル)が誕生したきっかけは? Cobol(コボル)はアメリカ国防総省の提案によって誕生しました。 アメリカ国防総省は事務処理用のプログラミング言語を全て一致させたいということで、新しくCobol(コボル)の開発に乗り出しました。実際にアメリカ合衆国政府のシステムはCobol(コボル)誕生以後、全てにCobol(コボル)が使われています。Cobol(コボル)が使えないコンピューターは導入しないという時期があった程です。 Cobol(コボル)は誰が開発したの?と気になる方もいると思いますが、グレース・ホッパーという当時53歳の女性プログラマーの手によってCobol(コボル)は開発されました。彼女は名門イェール大学の大学院に進み、数学と数理物理学を専門に勉強をしていました。 卒業後は母校で教授をしていましたが、第二次世界大戦と同時に軍隊へ入隊することになりました。彼女はもちろん最前線で戦うこと無く、ハーバード大学が行っていた船舶計算プロジェクトに配属されました。 その際に最新鋭のコンピューターシステムに触れて以来、プログラマーとして活躍し、民間企業に入社した後にCobol(コボル)の開発を行いました。 ペンシルベニア大学とアメリカ国防総省が開いた標準化委員会にて、Cobol(コボル)が特定のコンピューターに依存しない言語として公式に認められ、その後にアメリカ国防総省のシステムに使われることになりました。 彼女はプログラマーとして活躍するのみならず、生涯軍人として軍人の仕事を全うしました。最終的には准将になり、プログラマーとしても軍人としてもプロフェッショナルであり続けました。 こうしてCobol(コボル)が誕生し、その後はアメリカから世界にも広がっていき、全世界に普及しました。 日本では1963年からCobol(コボル)が使われ始め、特に金融機関や製造業のシステムを中心に使われ、現在でもCobol(コボル)が使われている企業も多くあります。 Cobol(コボル)の黎明期・成長期について Cobol(コボル)は誕生した後は実際にどのように使われていたのでしょうか? Cobol(コボル)の黎明期や成長期についても気になる方は多いと思うのでご紹介していきます。 Cobol(コボル)は誕生した後に世界中に広がり、日本でも多くの企業が現在も使っていますが、時代を経るにつれて、仕様拡張や変更がなされています。 特に日本では1965年に富士通が最初のコンパイラを発表し、Cobol(コボル)のコンパイラはほぼ全てのコンピューターに搭載されていきます。 この時代では今のように個人がコンピューターを持つことは一般的ではなかったですが、オフコンと呼ばれる中・小型機が普及し、Cobol(コボル)がメイン言語として使われ、Cobol(コボル)を使ったシステムが普及していくようになりました。 第1次規格「ANSI68,ISO72,JIS72」、第2次規格「ANSI74,ISO78,JIS80」、第3次規格「ISO85,ANSI85,JIS88,JIS92」、第4次規格「ISO/IEC 1989:2002」、第5次規格「ISO/IEC 1989:2014」といったように規格の改定がなされました。 それぞれの規格はアメリカ規格(ANS)、国際規格(ISO)、日本工業規格(JIS)となります。 これらの規格があるため、Cobol(コボル)はあまりコンピューターのOSに依存しないようになっています。あるOSで書いたコードをそのまま他のOS内でペーストしても動くようになっています。 最新の国際規格である第5次規格「ISO/IEC 1989:2014」は2014年に行われたため、Cobol(コボル)は今でも日々日々成長しています。 そして、最初は事務処理用としてビジネス向けに使われていましたが、汎用プログラミングにも広がるようになりました。 Cobol(コボル)は現在どのように使われている? Cobol(コボル)は企業の基幹システム、行政システムに使われていることが多いです。特に金融・証券のシステムはCobol(コボル)で書かれていることが多いです。 IPAソフトウエア開発データ白書(2016-2017)によると、対象プロジェクト3895件のうちCobol(コボル)は2位である15%を獲得しています。 一位はJavaの32%ですが、開発規模が1Mstep以上のプロジェクトでは100%Cobol(コボル)が使われています。このようにCobol(コボル)は大規模プロジェクトにおいて使われる傾向があります。 ただ、小・中規模のプロジェクトでCobol(コボル)が使われることはそこまで多くはなく、Ruby,C,Javaなどの他のプログラミング言語が出てきたことによって、今までCobol(コボル)で構成されていたシステムが他の言語で改めて構成されることもしばしばあります。 また、それに伴いCobol(コボル)をメインで書いているプログラマーが少なくなっています。Cobol(コボル)をメインで使っていたプログラマーが高齢化し、現役引退をするケースも珍しくないです。そのため、Cobol(コボル)を使える人間が少なくなっており問題視されています。 とはいえ、Cobol(コボル)を使う人や仕事が完全に無くなったわけではありません。現在も金融・証券会社を中心に使われている言語なので学んでおいて損はないと思います。 まとめ:Cobolには50年以上もの歴史がある 今回はプログラミング言語であるCobol(コボル)の歴史について見てきました。 Cobol(コボル)が誕生した背景やその後の歴史についてなかなか興味深い話が多かったでしょう。 今回の内容をまとめると Cobol(コボル)は事務処理用に作られた英語に近い書き方ができる言語 Cobol(コボル)は50年以上もの歴史がある Cobol(コボル)は現在も大規模プロジェクトを中心に使われている となります。 プログラミング言語の歴史については様々な話があり、常に人々の手によって進化しています。Cobol(コボル)もその言語の一つで変化をしながらも従来の信頼度の高さは変わらずに、不動の地位になっています。 今回でCobol(コボル)に興味を持った方はまずCobol(コボル)を使ってみてください!
C++

C++(シープラスプラス)の歴史を解説!

C++とは 皆さんはC++というプログラミング言語をご存知でしょうか。こちらは、かの有名なC言語に、オブジェクト指向の概念を追加する意味で、開発されました。この2つの言語は密接に関係しており、現代でも『C言語』を勉強した次のステップとして『C++』に挑戦する方が多くいます。逆に『C++』を勉強して、その後Cを詳しく知った方も多々いるようです。 今回は、そんな『C++』が、誕生してから今日に至るまで、「どういった歴史を歩んできたのか」について見ていきましょう。 C++が誕生したきっかけ C++の始まりは1979年と言われています。考案者は、デンマーク人のビャーネ・ストロヴストルップ(Bjarne Stroustrup)という人物です。彼は当時、ケンブリッジ大学の計算機研究所に属し、分散システム(※)上で動作するソフトウェアの研究に没頭する日々を送っていました。 ※複数あるコンピュータ同士、ネットワークを介して接続し、作業を分担しながら稼働するシステムのこと 彼はその時の実証として、コンピュータ間における、複雑な通信を再現する大規模なシミュレーション(いわゆる模擬的な実験)を書く必要がありました。それをSimulaというプログラミング言語で書いたのです。 Simulaは1960年代に作られた、世界初のオブジェクト指向プログラミング言語と言われています。その当時はオブジェクト指向という概念が、まだ世の中に浸透していませんでした。そんな中Simulaは 、全体の大きなプログラムを、プログラムごとの集合体として小さく分けて作る、という方式を取り入れていました。詳細な説明は控えますが、それによって開発効率や、保守性を高めることができるのです。 しかしながら、Simulaは今の時代のような優れた言語ではありませんでした。何か一つするにしても動作が重く、大規模なプログラムをコンパイルするのに、とにかく時間を要したのです。「このままではプロジェクトが完結しないかもしれない」彼は、そんな危機感を抱くようになりました。 そこで彼は、Simulaを使った研究を中断します。代わってBCPLという言語を、新たに取り入れることにしました。これは1966年に開発されたプログラミング言語で、C言語のルーツにもなったものです。細かく言えばBCPL→B言語→C言語と、順を追って改良されています。しかしながら彼は、それでも十分に満足のいく結果を得られませんでした。 しばらく時間が経ったケンブリッジ大学卒業後に、彼は、自ら新たなプログラミング言語の開発に乗り出します。その時に注目したのが『C言語』だったのです。元々BCPLに触れていたビャーネにとって、進化を遂げたC言語にフォーカスするのは、不思議な流れではありませんでした。 「Cは基本的な機能をほぼ全て兼ね備えている。その上、無駄な機能が加えられていないため実行速度が早い」そんな風に思っていたそうです。 そして、彼はC言語にSimulaのクラス機能を持たせたCpreというツール開発を経て、『C with Classes』という言語を作りました。この言語は高い実行効率と、他の言語と互換性を持ったバイナリ互換の機能を、兼ね備えていたのです。 『C with Classes』言語は、Cと同等レベルの実行速度をもつこと。コードがコンパクトであること。データがコンパクトであること。それらすべてを実現することが、開発の目的だったのです。その後、改良に改良を重ねた結果『C++』と名付けられました。名前の由来は『C』にインクリメントの意味を持つ『++(1つ足す)』を付け加えることで、Cより一歩前進した言語という意味から来ています。 開発の効率性を、より強く求められるようになった当時の時代 C++が出来上がった時代は、コンピュータの性能が向上し始めているころでした。それに連れて、開発は、多くのエンジニアが集って行う、大規模なものが主流になっていたのです。 すでに信頼性の高かったC言語に、オブジェクト指向的な拡張を施したC++言語は、まさに時代のニーズとマッチしていました。そういったことがきっかけでC++は、着々と利用者を拡大していったのです。 再三オブジェクト指向という言葉を使っていますが、オブジェクトとは「もの」や「物体」などを意味する言葉です。プログラミングを勉強する方であれば、必ず触れることになるであろう概念と言えます。 今回のテーマから逸れるため詳細は控えますが、オブジェクト指向を取り入れることで、1つ1つの機能・プログラムを理解せずとも、それらを使って効率よく開発が進められるというメリットがあります。 例えて言うなら、車の運転。普段運転される方の中で、「どういった仕組みで車が動いているか」まで理解している人は、多くないでしょう。車には、エンジンやメーター、ヘッドライト、もっと細かく見るとネジなど、無数のパーツの集合体で出来上がっています。 ですが、我々が知っておくべきことはアクセルを踏めば進むこと。ブレーキを踏めば止まること。ハンドルを回せば左右に方向転換ができる、といったことくらいです。細かな部分を気にしなくとも、車が使えるという点で、オブジェクト指向と似ている部分があるのです。 現在有名なJavaやObjective-c、Python・Ruby・PHP・JavaScriptといったプログラミング言語も、このオブジェクト指向の考えを取り入れています。気になる方は一度「オブジェクト指向とは何か」勉強してみると良いかもしれません。確実に、今後のプログラミング学習の役に立つことになります。 着々と評価を集めるC++ さて、C++の歴史に話を戻しましょう。その後C++は1998年にISO基準の認定を受け、国際的に通用するものであることが認められました。2002年にはマイクロソフト社が開発した『C#』のベースにもなっています。 ちなみにですが同年、C++の生みの親であるビャーネは、テキサス州テキサスA&M大学の計算機科学教授を務めました。2004年には、優れた工学者・技術者の表彰を行う、全米技術アカデミーの会員に選出されました。これは工学の分野で活躍する人たちの間で最高の栄誉。まさに、彼が数々残してきた功績が評価された結果でしょう。 そして今年2018年にはC++の開発を評して、チャールズ・スターク・ドレイパーという賞も受賞しました。この賞は別名で工学分野のノーベル賞とまで言われています。いまなお世間からの評価を集めている存在です。 まとめ:C++は様々な開発現場で活用されている C++言語の設計原則に『C++ は今現在役に立つ言語でなければならない』という言葉があります。その名の通り、現在も、サーバー系のソフトウェアやミドルウェア・OS。パッケージソフトウェア。組込ソフトウェアなど、様々な開発現場で活用されています。 C++、RubyやPHPといったここ最近人気が高まっているプログラミング言語に比べると、学習の難易度がほんの少し高いと感じる方がいるかもしれません。ただそれは人によって好みはあります。何より、Cの血を受け継ぐ、C++。そのスキルを磨くと、実に様々な開発を手がけることができることができるのは事実です。気になる方はぜひ一度、チェックしてみてはいかがですか?
Kotlin

Google formとKotlinを使って、無料のハッカソン・アンケートフォームを作っていきましょう

先日、私たちは半年期のハッカソン:Carrot Wars 2018 をインスタカートで開催しました。 イベントを通してある事実、大きなギャップを知りました。今のネット上でハッカソンイベントの結果を簡単に(そして無料で)集計するサービスはありません。素敵な選択肢はありますが、料金はかなり高いです。しかも、ほとんど単一のイベントでしか対応できません。また月額課金制度も基本です。そして他の制限もあります。 最近人気のあるハカトンがどのようなものかを考えると、そこには少なくともいくつかの選択肢があると思います。もちろん私たちはリサーチをしましたが、ニーズを満たすオプションを残念ながら見つけられませんでした。 この点に対して、私の共催者は私より現実を認識していました。「今はもうイベントの2日前です! もう直前です。一からアンケート用フォームを作る場合ではありません。もっと重要なことに集中するべきです」彼はそう言いました。 彼の言う通り、私は下記の方法でやってみました。 もしあなたが時間に追われ、このポストをハッカソンのために使いたいなら、実行する際、下記「ハッカソン用のフォーム使用方法」にジャンプしてください。 もし興味があったら、引き続きどうぞ。 ソリューションの選択 Google Forms 個人的に一からアンケート用サイトを作るのが好きではありません。だから私はGoogle フォームの力をちょっと借りたいと思います。もし一気に大量の応募者に対応しなければならない場合、Google フォームはかなり役に立つと思います。Googleは良いUIを提供していますし、作る方法も驚くほど簡単です。 Kotlin script (kscript) 私が興味を持つのは”集計結果”です。私はおそらく、Googleシートに結果を出力するためにGoogleフォームを取得している可能性があります。しかし、私のExcel /シートは、私が望んだ結果を得るために必要な数学的表現を調整するのに十分強くはありませんでした。 それについて、私は数学的シート表現の代わりに単純にKotlinでスクリプトを書きました。それは私にとって自然な行為でした。さらにアンケートの結果を綺麗にプリントできました。 Kotlinを選んだ理由は二つ:私はAndroid開発者です、そしてInstacartでみんなさんはKotlinを愛用者です。面白いことにこのハッカソンを行う時ちょうどKotlinが新いバージョンをリリースした頃でした(Kotlin 1.2.50 )。 あなたがbashのようにターミナル・プロンプトでスクリプトを実行することについては非常に満足のいくものがあります。 bash syntaxの不快さと、Kotlin言語のすべての心地よさがなくてはなりません。 アンケートの流れ: ・参加者は五つのカテゴリーに参加できます。 ・イベント当日は参加者にプロジェクトのリストを送ります。そして、参加者は各カテゴリーのベストスリーを選びます。 ・Googleフォームはかなり使いやすいです。アンケートの結果を簡単にCVSフォーマットに移行できます。 ・このKotlinスクリプトはCSVを取り込み、計算も行います。それぞれのカテゴリの結果をプリントします。 ハッカソンに対するこのフォームの使い方 1.フォームを作る 私が1押しのアドオンはformRangerというアドオンです。理由は一つ、このアドオンは自動的に資料の追加ができます。 これは私たちにとって役に立ちます。ハッカソンはいつもイベント直前に応募する方々が多くいます。そのためプロジェクトリストはいつも変動が多く、それに対し、アンケート用のフォームも連動しないといけません。(Instacartのハッカソンは五つのカテゴリーがあって、各カテゴリーは30件のプレゼンテーションがあります。それは合計150件のエントリーです。)どのようにして150件のエントリーを管理するのかがとても大事なこととなります。答えはformRanger です。たった一つのGoogleシートで全ての資料を管理できます。 そしてマッチング方法はこのようになります。プロジェクトは行で、順位は列になります(多肢選択法のグリッッドのようです)。あと一つとても重要なポイントは順位に対してレスポンスは一つしかできないという事です。そうでないと一つ以上のベストスリーが発生する場合もあります。 2. Kotlin scriptのインストール こちらのハイパーリンクから、Kotlin scriptの設定方法がわかります。 # install sdkman (if you haven’t already)curl -s “https://get.sdkman.io” | bashsdk install mavensdk install kotlinsdk install kscript # alternatively with homebrewbrew install mavenbrew install holgerbrandl/tap/kscript 3. CVSフォームを作る(出力する) Googleフォームであるレスポンスボタンを押すと、綺麗なCVSフォームを自動作成しますので、簡単にダンロードできます。Googleフォームはだいたい十分ですが、私はもう少し洗練された要素を付け加えたいです。例えば、各カテゴリー(結果)についてのweightingとfiltering です。こういうプログラムを使うと本当にいろんな可能性がでてきます。 4. commandを動かす 流れは下記のようになります: kscript carrot-wars-tabulate.kts ~/Downloads/star-wars-demo-results.csv 初回(スクリプトを初めて実行すると必要な依存関係を作成するので)は少し時間がかかりますが、ご了承ください。 実際はこうなります: 気に入らない人もいますが、でもこれは私のチョイスです 4. リソース ・ Demo Google voting form(自分の好きな選択肢を選んでください!) ・Sample CSV responses file (CSV 結果ファイルの見本です) ・Google sheetused topopulate above form (内容追加のためです) ・Source repofor Kotlin scriptthat tabulates and prints out the results (Kotlin script用、フォーム作りと結果を出力する) タイトル:Free hackathon vote tabulation using Google Forms & Kotlin 作者:Kaushik Gopal 原文URL:https://tech.instacart.com/free-hackathon-vote-tabulation-using-google-forms-kotlin-3c7b7080ea
C言語

C言語の歴史を誕生したきっかけから解説!

C言語とは さて皆さん一度は『C言語』という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。言うまでもありませんが、これはプログラミング言語の一種です。 このC言語を一言で説明すれば、非常に汎用性が高い”万能言語”。現在においても、システム開発や、ソフトウェア開発・ゲーム開発・ハードウェア開発など、実に様々な開発現場で『C』の技術を取り入れられています。 まさに、プログラミング言語の中心的存在といっても過言ではありません。そんなC言語ですが、これからプログラミングそのものを勉強していきたい方であれば、皆さん知っておいて損はない言語だと言えるでしょう。そんな方々のために今回は『C言語の歴史』について、あらためて振り返っていきたいと思います。 C言語が誕生したきっかけ C言語は1972年、アメリカの地で誕生しました。開発者は、計算機科学者のケン・トンプソン氏。すでに存在していた高級言語『B言語』の、改良版としてリリースされました。その後、トンプソン氏は2015年にGoogle社で Go言語の開発にも携わっていたことでも有名です。まさにプログラミング言語の第一人者と言えるでしょう。 さてC言語についてですが、名前からも想像できる通り、『B』の次だから『C』ということです。しかしながら『B言語』の前が、単純に『A言語』かというと、そうではありません。B言語は、1966年にケンブリッジ大学のマーティン・リチャーズ氏が開発した『BCPL』という言語が、元になっています。 BCPLの詳細はさておき、このB言語と、改良版であるC言語の違いは、「どこにあるのか」ついて見ていきましょう。 一番は、C言語では、データの『型』が指定できるようになったことです。B言語に関しては、その概念がありませんでした。 別な言い方をすると、B言語では一切データの『型』を意識する必要がなかったのです。それを今度は、エンジニアたち自身が、意識しなければならなくなりました。そう言うとなんとなく、B言語の方が先進的な言語に見えるかもしれません。 ただ実際はもちろんその逆で、それによってコンパクトかつ、より効率的なプログラムを記述できるようになりました。世のエンジニアたちは、処理速度が速いとされるアセンブラに近いコードが、記述できるようになったのです。 念のため「アセンブラとは何か」ご説明しますと、アセンブリという言語を使ったプログラムのことを言います。イメージとしては、機械語(0・1)を、人間でも理解できる状態に変換した言語です。 プログラミング言語には、CPUが直接理解することが可能な機械語と、人間が見て理解しやすい高級言語が存在します。アセンブリ言語は、その中間のポジション(やや機械語より)に位置しているため「低級言語」と呼ばれています。 さて話をC言語に戻していきましょう。 C言語が誕生した頃、社会のIT事情はどんなものだったのでしょう。その当時のコンピュータは、今の時代とは比べ物にならないくらい性能が低いものでした。そんな中、パフォーマンスに優れたC言語は非常に重宝されることになります。 Unixと共に成長の一途をたどるC言語 誕生から、現在に至るまで需要を保ち続けるC言語。その人気を確かなものにしたきっかけは、どこにあったのでしょうか。 それは、Unixの誕生と、その後の成長を振り返ると答えが見えてきます。なぜなら世に広まることになったUnixは、C言語によって作られたものだからです。 Unixとは、今で言うWindowsやMacといったOSの一種を指します。まず初めにこのUnixが誕生した背景から見ていきます。 当時、このUnixが存在する以前は、アプリケーションごとにコンピュータを用意する必要がありました。例えて言うなら、インターネットをするためのパソコン。メールを送受信するためのパソコン。デザイン作業をするためのパソコンetc…一台一役、それぞれが必要だったというイメージです。 それだと、大規模な開発になると、膨大な数の機械が必要になります。 そんな苦労を解決するために、各アプリケーションの間に立って機能してくれる中継役が必要になってきました。その役割を担っているのが、今となっては当たり前に存在しているOSです。 当時、OSを開発しようと、アメリカのベル研究所でMulticsというOSが作られたこともありました。 しかしながら、OSの機能を充実させすぎたこともあり、複雑になりすぎたのです。結果、当時のコンピュータのスペックでは、うまく動きませんでした。そこで出てきたものが、ミニコンピュータ用に開発されたOSのUnixだったのです。 その、コンパクトで効率的なプログラムを実現したのがC言語。当初アセンブリ言語のみで開発されたこのOSですが、1973年にほぼ全体をC言語で書き直しを行われました。 生産性の高いUnixは、その後も多くのエンジニアたちの注目を集めます。言わずと知れたMac OSも、Unixの技術を受け継いだものでした。当時から現在に至るまで、そのMac OSがどれほど市場を拡大していったかは、説明するまでもありません。その他、LinuxもUnixから派生したOSです。 こういった様々な場面でUnixが応用されると共に、その母体となるC言語の需要も拡大していくことになりました。 C言語は現代においても、いまだ存在感は絶大 そんなC言語ですが、今では数多くのプログラミング言語がCの血を受け継いでいます。その一つが、C++。既存のC言語にオブジェクト指向の考え方を導入したものです。この言語は、産業ロボットの制御や、家電の制御、大規模な基幹システム、国の公共機関のシステム、といった数多くの現場で活用されています。 名前からも想像できる通り、アップル社が開発したObjective-Cもまた、C言語がルーツとなったプログラミング言語です。iPhoneユーザーが普段、アプリを利用できているのも、C言語が存在していたおかげといっても過言ではありません。 C#に至っても、現代における主流のプログラミング言語として、その地位を確立しています。このように、現在のプログラミング言語の多くが、C言語の後継、もしくは影響を受けた言語だということが、よくわかります。 もちろんC言語そのものも、いまだ健在です。今やその歴史は、45年以上にも及びました。長い歴史と実績から、非常に信頼性の高い言語として認識されています。年を重ねるとともに、サンプルコードや、基盤コードも豊富に蓄積されてきました。 そのおかげで、新しいアルゴリズムや機能であっても、比較的スピーディに実装できるようになっています。 また、最近テレビや新聞などでよく耳にするビッグデータ解析や、人工知能(AI)、VR(Virtual Reality)。これらは、大量のデータを高速で処理する必要があります。そこで出番となっているのが、C言語というわけです。つまりC言語に対するニーズは全くもって衰えていません。 まとめ:C言語はオールマイティなプログラミング言語 何度も申し上げていることではありますが、C言語とは、まさにオールマイティなプログラミング言語です。家電製品、ゲームソフトなど、私たちの身の回りにある製品の多くがC言語の技術が取り入れられています。 そんなC言語ができるエンジニアを求めている企業は、後を絶ちません。「C言語 求人」で検索すると、実に多くの企業が、その能力を持ったエンジニアを欲していることがわかります。 これからプログラミングを勉強する方、またはすでにプログラミングに取り組んでいる方も、これを機に一度C言語の魅力に触れてみてはいかがですか。
Ruby

初心者におすすめのRuby を使ってできること・できないことまとめ

Rubyはプログラミング初心者の方におすすめのプログラミング言語です。 初心者の方にもおすすめの理由は、Rubyという言語は、できることが多岐にわたる上に、日本初のプログラミング言語で文法がシンプルなため、初心者にとっても身につけやすい言語となっているからです。 そんなRubyを使ってできる、または向いていない具体的な機能やサービスについてのご紹介を今回の記事を通してご紹介していきます。 Rubyは、Matzこと、まつもとゆきひろ氏が1995年に公開された新しめのプログラミング言語で、アメリカのスタートアップ企業や世界中でも多くの人に使われている様々なサービスにもRubyが使われて開発されています。 また、Rubyは今後の需要と将来性もあるプログラミング言語でもあります。 Rubyのプログラミングにおける将来性について詳しく書かれているものもありますので、以下の記事も是非合わせてご参照ください。 「Rubyには将来性がある?現状から踏まえて検証してみた。」 この記事では、そんな汎用性のあるプログラミング言語であるRubyを使ってできる機能やサービス、またRubyでは開発が難しい機能やサービスを紹介していきます。 Rubyで開発できること ここでは、Rubyで開発できる機能とサービスを見ていきます。 まずはじめに、Rubyで開発できる機能についての紹介です。 Rubyで開発できる機能 Rubyで開発できる機能は、以下の4点です。 1.Webサイト上の基本的な機能 Rubyを使って開発できる主な基本的機能は、以下の通りです。 ユーザー情報の登録、ログイン情報の管理、投稿、ランキング表示、予約や購入機能、商品管理、検索機能、オンライン決済、お問い合わせフォームなど。 これらの機能は、Webサイトを作る上で必要な機能であり、後々紹介する大きなサイトで使われていたり、Ruby on Railsというフレームワークで簡単に作成することができます。 2.API (Application Programming Interface) APIとは、ネットを通じてシステム間やアプリケーション間をつないでいるもので、サーバーでデータなどを保存したり、処理するときに使われます。そのAPIを作る際にもRubyが使われることがあります。 3.クローラー クローラーは、情報自体には新しい機能を追加することはなく、情報を収集することができる機能です。 Webサイトにある情報を集め、情報をデータベースの方に保存する機能をRubyを使って作ることができます。 4.スクレイピング スクレイピングとは、クローラーと似ている機能ですが、Web上の情報を新しく加工して作り出すことができます。この機能はGunosyなどのサービスでも使用されており、サイト内を巡回して得た結果をユーザーに項目別に分類したものを提供している機能です。この機能もRubyを使って開発することができます。 Rubyで開発できるサービス Rubyで開発できるサービスは、以下のものです。 1.ショッピングサイトなどのWebサービス Ruby on Railsというフレームワークがあるため、Rubyを利用することでクレジットカード決済付きのショッピングサイトを開発できます 。spreeやsolidusというライブラリを使うことで、はじめから決済機能などを作る必要がないため、スキルが高くなくてもショッピングサイトを作ることができます。 2.ブログサイト ブログは、このWordpressなどが主に使われることが多いですが、Rubyを使用すると、大規模に拡大しても機能が追加しやすいというメリットもあります。そのため、Bloombergなどの大きな企業さんでも本格的なブログを作成されるときにRubyが使われることがあります。 3.SNSサイト Rubyは主要なSNSのWebサイトにもよく使われています。主な具体例としては、Twitter、Facebook、クックパッド、食べログ、Wantedly、Github、Airbnb、Huluなど多くのSNSサイトにもRubyが使われて作られています。 4.ゲーム Rubyは、Gosoというゲーム開発ができるGosoというパッケージを持っています。このパッケージは、RubyとC++にも対応しているものです。また、このGosoというパッケージは、オープンソースであることと同時に、いくつかのプラットフォーム(macOSやWindows)などにも対応しています。 5.チャットボット Rubyのチャットボットは、Litaというライブラリを使って作成することができます。Litaは、プラグインが開発されているライブラリで、多様なチャットボットに対応されています。 これらの機能の実装は、1から独自で作るよりもRuby on Rails というフレームワークがあるため、そちらを使うと簡単に上記の機能を作成することができます。 Ruby on Railsの詳しい説明と、その将来性・人気さについて以下の記事で解説されていますので、そちらも是非ご参照ください。 「Ruby on Railsの将来性と人気について」 Rubyで開発できないこと 以上のように、様々な機能を実装して多様なサービスを開発することができるRubyですが、Rubyには実際の開発には向いていない機能やサービスもいくつかあります。 次はRubyで開発に向いていない機能とサービスについてご紹介していきます。 Rubyで開発できない機能 Rubyを使って開発することが難しい機能は以下の3点です。 1.文字や画像認識を必要とするAIなどの機械学習(Pythonの方が優れている) 2.スマホアプリ開発(SwiftやJavaの方が優れている) 3.WEBデザイン(HTMLやJavascript、CSSが必要) Rubyで開発できないサービス また、Rubyで開発に向いていないサービスは、以下の通りです。 1.スマホアプリ開発 スマホアプリは、Rubyで開発するとなると別のプログラミング開発アプリが必要になってしまいます。 また、JavaやSwift、Unityなどのプログラミング言語がスマホアプリ開発には優れているため、Rubyでスマホアプリを開発することはあまり向いているとは言えません。 2.Webデザイン Webデザインを考えるには、RubyよりもHTMLやJavascript、CSSなどのプログラミング言語が主に使われるため、RubyはWebデザインにはあまり向いていません。 Rubyの学習方法 Rubyは、他のプログラミング言語よりも文法が簡単で初心者の方でも勉強しやすく、汎用性もあるため将来性もあるプログラミング言語です。 そんなRubyの学習方法は、以下の方法をおすすめします。 1.プログラミング教室 Rubyは上記の多様な機能や企業で使用されているため、様々なプログラミング教室で勉強することができます。プログラミング教室で勉強することによって、勉強の進行度や不明点をすぐに講師とともに確認することができるため、独学よりも効率の良い勉強ができます。 2.学習サイト 独学でも自分のペースで勉強をすすめることができるため、自身の好みの教材やサイトを使って勉強をすることができます。現在では、様々なサイトや動画でもRubyの解説がされているため、解説を見ながら同時に進めて学んでいくことが可能です。 おすすめの勉強サイトは、ProgateやUdemyなどで簡単に勉強することができます。また、おすすめの動画サイトは、Ruby開発者でもあるまつむらゆきひろさんの「ミニツク」や「Paiza」という動画で学べるサイトです。 まとめ 以上、Rubyのできる機能とサービスのご紹介とRubyでは難しい機能、サービスのご紹介でした。 今回の記事のまとめとして、Rubyは、 1.ショッピングサイトやSNSサイト、ブログサイトなどの広いWebサイトの分野におけるサービスを開発できる。 2.以上のサービスをRuby on Railsというフレームワークを使って初心者でも簡単に開発できる。 3.一方で、スマホアプリ開発やAIなどの自動解析ツールの開発にはRuby言語は向いていない。 ということとなります。 以上のように、Rubyは広い分野におけるサービスを開発できる汎用性と将来性もある、初心者の方にもおすすめのプログラミング言語です。 この記事を通して、Ruby言語でできることとできないことの理解と、Rubyを始めるきっかけや勉強の参考としてお役に立ちましたら幸いです。 また、記事中に紹介したRubyの現状と今後の将来性の記事と、Ruby on Railsの詳しい説明と人気について書かれている2つの記事も再度合わせてご覧ください。 「Rubyには将来性がある?現状から踏まえて検証してみた。」 「Ruby on Railsの将来性と人気について」
働き方

【難しい】優秀なエンジニアを採用するための3つの解決策とは?

新型コロナウイルスの影響下でも、依然として有効求人倍率は高く採用難度が高まっているITエンジニア。様々な採用ツールを使っても優秀なエンジニアを採用できないとお悩みの企業も多いのではないでしょうか。 今回は、優秀なエンジニアの採用が難しい理由3つと、エンジニア採用を成功させる解決策3つについて解説いたします。 エンジニア採用が難しい主な3つの理由とは? そもそも理想のエンジニアが少ない 経済産業省が発表したIT人材需給に関する調査では、2030年には最大で約79万人不足すると試算されていること、新型コロナウイルスの影響でリモートワークへの移行やDX(デジタルトランスフォーメーション)の導入を行う企業が増加していることからITエンジニアの需要が非常に高まっていることが顕著になっています。 また、優秀なエンジニアは特にリファラル採用で案件を獲得している場合も多く、人材が外部に流れにくいことも企業が求める理想のエンジニアが少ないとされる理由の一つです。こうしたエンジニアは自社で採用するのは難しく、エンジニア採用に特化した人材サービスを利用することで解決する場合があります。 エンジニア採用について相談する エンジニア採用に予算をかけない エンジニアの重要性を理解している企業ほど高単価を提示します。それは、優秀なエンジニアを囲い込むためです。前述の通り、そもそもエンジニアの母数は少なく、有効求人倍率は約3~5倍とされていることからエンジニアは企業を”選べる立場”にいます。その中で優秀なエンジニアを採用するには、それなりの予算を提示する必要があることは明らかです。ここでエンジニアに対する予算を切り詰めてしまうと、企業が求める基準に達しないエンジニアが集まってしまいます。 理想のエンジニアかどうか見極めることができない これは企業の人事担当、面接担当の専門知識不足が原因と考えられます。エンジニア採用にも従来の採用方法を採用していると、十分な実務経験が伴う場合でも、面接時のコミュニケーションの取り方や印象で採用を見送るというケースが多々起こります。現場で特に重視されるのは、適切な実務経験とプログラミング言語の合致などです。エンジニアに限らず、職種によって適切な面接担当と採用基準を設けないと、理想のエンジニアの採用は難しくなってしまいます。 エンジニア採用を成功させる解決策3つとは? 人材要件を明確にする 自社のエンジニアに必要な人材案件を明確にすることで、より詳細にプロジェクトに必要な人材をイメージすることができます。そうすることで、採用方法、選考フローの内容や手順などの見直しにも繋がり、理想とする優秀なエンジニア採用に近づくと考えられます。 人材要件としてはプログラミングスキルはもちろんのこと、コミュニケーション能力なども含まれるため、どのようなチーム作りをしたいのか、という目的の明確化にもつながります。 採用担当は専門知識を持つ人に任せる これはエンジニア採用が難しい理由の3つ目であげたように、専門知識を持つ人を人事担当、面接担当におくことでミスマッチを防ぐことができます。また、現場でチーム作りを担当する当事者に面接担当を任せる、というのも採用における主軸の一つになります。優秀なエンジニアの早期離職のリスクを減らすことにつながるため、採用担当者選びには慎重になる必要があります。 ポテンシャルを重視して未経験者を採用する エンジニアの領域は日々進化しており、毎日の学習が必須です。つまり、学習方法によっては未経験のエンジニアでも実力を身につけることができるということです。現在は個人ブログや書籍など多くの媒体にチュートリアルが掲載されているため、無料でプログラミング知識や実務を積むことができます。実務経験のあるエンジニアを採用できないのであれば、優秀なエンジニアを作る、という方向転換をすることも解決策として考えられます。 「テクフリ」ならフリーランスエンジニア採用を細部からサポート テクフリは約10,000名の高度IT人材から最適な人材を選定し、エージェント型でオンサイトの開発支援をするITエージェントサービスです。 急な要因確保にも0営業日での候補者推薦が可能。人物面、スキルなどを考慮した人材紹介を行うため、求人に時間をかけることなく優秀なエンジニアを採用することができます。 テクフリの利用方法がわかる資料のダウンロードはこちらから まとめ 新型コロナウイルスの影響でより優秀なエンジニアの採用が難しくなっています。予算面の改善が難しい場合は特に解決策の3つを実現することが重要になります。 今回紹介した原因、解決策をぜひ優秀なエンジニア採用に生かしてください。
C言語

2022年3月版 人気のプログラミング言語ベスト20 第10位:C

Cとは 高速でコンパクトなプログラムを実現できることが大きな特徴となっているプログラミング言語です。1972年にAT&T研究所にてブライアン・カーニハンとデニス・リッチーによって開発されました。 彼らはコンピューターシステムの基盤となる、オペレーティングシステム(OS)であるUNIXを開発していましたが、その後にパーソナルコンピューターの普及と共に、C言語は使い勝手の良さから爆発的に普及しました。 C言語はコンピューターの標準的な言語として扱われ、教育の場でもプログラミング言語として標準であるC言語を教える機会が非常に多いです。 習得の難易度は他のプログラミング言語に比べて高いですが、C#,C++,Objective-C,Go言語などC言語をベースに開発された言語も多く、プログラミングの根幹・基礎を学ぶにはC言語が最適だといわれています。 このように歴史としてはかなり長いですが、いまだに多くの方に使われているプログラミング言語です。 また冒頭でもお伝えしたとおり、C言語の大きな特徴としてプログラム実行時の実行スピードの速さが挙げられます。 プログラムを実行する際には、書かれたソースコードを機械が読めるように機械語に翻訳する必要があるのですが、C言語では全てのソースコードを翻訳した後に実行するコンパイルという方式をとっているので、プログラムの実行スピードが非常に速くなっています。 このプログラムの実行スピードは非常に重要視されているので、コンピューターに使われるソフトウェアやゲーム・Webアプリケーションだけでなく、皆さんが普段使っている家電や自動車などの電子機器にもC言語が使われています。 Cはどれくらい使われている? GitHubでは、どの言語でプルリクエストがどれくらい行われているかということを公開しています。C言語は10位となり、他のプログラミング言語全体に比べてプルリクエストの比率が低めです。 C言語は3.023%となっており、16.689%で1位のPythonに比べるとかなり差があります。 他のプログラミング言語のプルリクエストの多さからC言語の比率は下がっており、トレンドとしても下降中です。C言語に代わる他の言語の台頭によってC言語の人気は落ちています。 ただ、C言語は皆さんがご存知のGoogleの社内標準言語に指定されていたり、ゲーム開発にも利用される言語なので、有名IT企業でも使われています。 とくに日本だと家電メーカーなどを中心に幅広く使われています。C言語を用いた開発ではGitHubを用いて開発することが少ないので、ランキングでは低めに出てしまいますが、実際はかなり多くの企業で使われています。 Cは転職に強いのか C言語について見てきましたが、実際にキャリアを考える上でC言語は転職に強いのかどうかは重要になってきます。 結論からいうと、C言語は転職に強いと言えます。なぜなら、C言語を用いて開発を行っている企業は多く、C言語を使えるエンジニアに対する求人も多いからです。 C言語を使いこなせるエンジニアの需要は高いので、待遇面では好条件で転職ができます。パーソルキャリアが発表した「【保存版ハンドブック】スキル年収マップ」では、C言語の平均年収が11位となる601万円に輝いています。 C言語を使いこなせて要件定義や基本設計などの上流工程まで出来るエンジニアは需要が高いので、ここができるだけで更に高待遇を受けやすいです。年収1000万円も夢ではありません。 また、求人数が他のプログラミング言語に比べてかなり多いので、転職しやすさという安定を求めている方にはオススメの言語となっています。 最近ですと、C言語の後釜としてGoogleが開発したコンパイル言語であるGo言語に注目が集まっています。 Go言語に取り代わるのではないかとも言われていますが、C言語はWebサービスの開発を中心に使われているGo言語と異なり、OSやハードウェアの制御など幅広い分野で使われている言語なので今後も求人は続くでしょう。 Go言語は人気のプログラミング言語ランキングで5位となっており、C言語よりも今勢いのある言語なので、こちらもチェックしてみてください。 活躍できる業種と年収 今まではC言語についてとC言語は転職に強いのかについて見てきました。ただ、C言語を使う職場に転職した場合に「そもそもどういう職場に転職できるのか?」ということについてここではお伝えしていきます。 IT業界はインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つに分類できます。C言語を使えるとインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つどこでも活躍できるでしょう。 まずインターネット・Web業界は、Webメディア・ショッピングサイトなどの自社サイトを運営している企業が多いです。自社のプラットフォームの設計・開発・運用やデータ基盤の構築などの案件があります。ただ、これらの企業はC言語よりも比較的新しいRubyやPythonなどを採用している企業が多いので、古くから存在するC言語を採用するという企業は少ないです。 最近ですと、C言語の後釜と言われているGo言語を自社のサービス開発に採用する企業が多いので、ますますC言語を採用するインターネット・Web業界の企業は少なくなっています。 また、情報処理サービス業界では、セールスエンジニアとしてクライアントにWebアプリ開発の提案を行うこともあれば、エンジニアとしてWebアプリの開発をすることもあります。 ソフトウェア業界では、プログラマーかSE(システムエンジニア)としてWebアプリ開発の下流もしくは上流工程に加わることになります。 最後にハードウェア業界です。ハードウェアの制御はC言語によって成されることが多いです。実際にエンジニアとしてC言語を用いてハードウェア制御の開発に携わることになります。 とくに日本はものづくりの国なので、家電や自動車などプログラミングで制御されているハードウェアの開発が進んでいます。そのため、必然的にハードウェア開発のエンジニアが多く必要となってくるので、日本の機械産業がある限りはC言語の需要は非常に大きいです。 実際にこのハードウェア業界の求人がC言語では一番多く、大きな特徴として他のプログラミング言語に比べるとこの業界での求人が圧倒的に多いです。 まとめ:高い将来性 今回はC言語に関して転職を絡めて見てきました。 今回お伝えしたかったことは以下の3点です。 C言語は高速でコンパクトなプログラムを実現できることが大きな特徴となっているプログラミング言語C言語の求人数は非常に多く、転職に強いC言語の求人はハードウェア業界が多く、安定している C言語は現在も多くのハードウェア開発・ソフトウェア開発ともに使われています。今後もさまざまな業界で使われ続けていくことが予想されるので、将来性も高いです。C言語の求人案件に応募しようと思っている方は、今回の内容を参考にぜひ次のステップに進んでみてください。
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