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Java

Javaのおすすめフレームワーク13選を紹介!【2023年最新版】

Javaフレームワークとは Javaのフレームワークとは、Javaを利用して開発をする際に必要な機能を標準化したものです。 例えばJavaを1から書く場合には200行必要な機能が、Javaのフレームワークを利用すると20行だけで済むことがあります。 フレームワークと似た言葉としてライブラリがありますが、両者の違いは「制御の反転があるかどうか」という点です。 ライブラリの場合、プログラムを動かす主導権はプログラマーが書いたコードにあります。一方でフレームワークの場合、プログラマーが書いたコードはフレームワークによって制御されるのです。 つまり、ライブラリは主導権がエンジニア側にあり、フレームワークは主導権がフレームワーク側にあると言えます。 フレームワークをうまく活用して、効率よくJavaアプリケーションを開発できるエンジニアを目指しましょう。 Java案件を探す Javaフレームワークを利用するメリット Javaアプリケーションをすべて自分でコーディングするには、膨大な手間がかかります。 Javaフレームワークは、事前に定義された構造やパターンを提供するため、アプリケーションの設計や開発において生産性が向上します。 生産性が向上する以外にも、Javaフレームワークを利用するメリットは多岐にわたります。本記事では、Javaフレームワークを活用するメリットとして、以下を紹介します。 開発スピードが上がる コードの保守性が向上する バグが減少する セキュリティが向上する フリーランスとして仕事が取りやすくなる 開発スピードが上がる MVP開発やリーンスタートアップという言葉が注目されているように、IT/Web業界では特にサービスを高速で開発することが重要です。 Javaのフレームワークを利用するのとしないのでは、開発スピードにかなりの差が生じます。 例えばJavaのフレームワークには、データベースアクセスの機能やログイン機能などが備わっています。 これらの機能をフレームワークなしで完成させるには、かなりの時間を要してしまうのです。 Javaフレームワークを活用すると開発スピードが上がるという点は、大きなメリットといえるでしょう。 コードの保守性が向上する プログラミングコードの書き方には、その人の個性やクセが出ることも多く、他人が書いたコードを修正するのはかなり大変な作業です。 フレームワークを利用することによって、統一性のあるコードを記述できます。 コードの統一性を保持することで多人数開発にも対応しやすくなり、コードの保守性が向上する点が特徴です。 バグが減少する Javaのフレームワークは基本的に大人数のエンジニアに利用されています。 そのため、バグはすでに解決されていることが多いです。 同じ機能を実装する場合、自分でコーディングするよりもフレームワークを活用したほうが、バグが少なくなる可能性が高いといえるでしょう。 多くの人によって修正・利用されてきた実績を持つフレームワークを活用して、バグが少ないアプリケーションの開発を目指しましょう。 セキュリティが向上する Javaフレームワークは、セキュリティ対策が施されているものも多いです。 例えば、Spring Securityフレームワークを使うと、認証、認可、暗号化などの機能を利用できます。 このように、効率よくアプリケーションのセキュリティを向上できる点も、Javaフレームワークを活用するメリットのひとつです。 Javaフレームワークを活用することで、アプリケーションの脆弱性を最小限に抑えられるでしょう。 フリーランスとして仕事が取りやすくなる Javaの中規模、大規模以上案件では、フレームワークが利用されていることがほとんどです。 特にLaravelは年々ニーズが上昇しているため、Javaエンジニアのフリーランスとして仕事を安定的に獲得するために、日々のキャッチアップは必須といえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Javaフレームワークを利用するデメリット Javaフレームワークは便利ですが、以下のようなデメリットもあります。 学習期間が必要 柔軟性に欠ける パフォーマンスが低下することもある Javaフレームワークを利用するデメリットについても確認しておきましょう。 学習期間が必要 フレームワークを使いこなすにはJavaの理解がある前提で、さらにフレームワークの学習期間が必要です。 フレームワークによっては、学習に数週間かかるものもあります。 概要を理解しても、さらに細かい要望を実現しようとすると調査に時間がかかることはよくあります。 ドキュメントは基本的に英語で書かれているものもあるため、記載されている内容を読み解くのに苦労することもあるでしょう。 フレームワークを使いこなすためには、学習期間が必要だということを覚えておきましょう。 柔軟性に欠ける フレームワークはいわゆる「よくある機能」を開発する際には便利です。 しかし、前例が少ない機能を開発したい場合、対応できないことが多々あります。 フレームワークは決められたルールに則ってサービスを開発していかなければならないため、イレギュラーが多発するようなサービスではフレームワークを活用できないこともあります。 アプリケーションの要件が特殊な場合や、フレームワークの制約に合わない場合には、柔軟性に欠けると感じてしまうこともあるでしょう。 パフォーマンスが低下することもある 一部のJavaフレームワークは非常に複雑な機能を提供しています。 このため、アプリケーションに不要な機能まで取り込んでしまい、実行に時間がかかる場合があります。 特に、大規模なアプリケーションを開発する場合は、以下のような注意が必要です。 必要最低限の機能のみを利用すること フレームワークのバージョンを最新に保つこと フレームワークのパフォーマンスを向上させるためのチューニングを行うこと パフォーマンス低下への対策を行い、なるべく未然に防ぎましょう。 おすすめのJavaフレームワーク13選 ここではおすすめのJavaフレームワークとして、以下の13個を紹介します。 Spring Framework Play Framework Apache Struts Apache Wicket Hibernate JSF Jakarta EE Spark Framework Dropwizard ZK SAStruts (Super Agile Struts) GWT Grails Spring Framework Springは2003年にリリースされたJavaでアプリケーションを開発するためのフレームワークです。 Springの1つ目の特徴は依存性の注入(DI)です。 DI(Dependency Injection)とは、オブジェクトの情報を外部に分けることで、コンポーネントの集合としてアプリケーションを組み立てるデザインパターンのことです。 具体的にはクラスやライブラリという動作に必要なクラスをそのクラス内で生成するのではなく、Springに生成を任せます。 もう1つの特徴はAOP(Aspect Oriented Programming)です。 Javaは属性(データ)と操作(メソッド)の集合であるクラスを単位としています。 しかし、クラスには分解できない要素も存在します。 分解できないものは複数のクラスにまたがるため、変更の際にすべてのコードから変更箇所を探す必要が生まれるなど管理が難しくなるのが現状です。 AOPとは、この分解できない要素をアスペクトとしてモジュール化したものです。 AOPによって、コードの重複を排除し、保守性と可読性を向上できます。 特に、ログ出力やトランザクション管理などの共通の処理は、AOPを活用することで効果的に管理できます。 Spring Frameworkは、エンタープライズレベルのアプリケーションから小規模なプロジェクトまで広く利用されており、Java開発者にとって欠かせないフレームワークともいえるでしょう。 Play Framework Play FrameworkはJavaとScalaを利用してつくられたフレームワークです。 RubyのRuby on RailsやPythonのDjangoのようなMVCモデルを採用しています。 Play Frameworkは、コンパイル時間が短く、高速にデプロイできる点が特徴です。 CPUリソースやメモリ使用量が少ないのもPlay Frameworkの良いところです。 Play Frameworkは、文法が簡潔で、多くの機能がデフォルトで提供されています。 学習コストが低いフレームワークなので、気になる人は実際に動かして習得してみましょう。 Apache Struts Apache StrutsはMVC(Model-View-Controller)アーキテクチャを採用したWebアプリケーションフレームワークです。 過去にはJavaでは最も有名なフレームワークとして、多くのアプリケーションで採用されていました。 しかし、Apache Strutsには脆弱性が多く、攻撃のターゲットになりやすいという問題があります。 過去にはApache Strutsの脆弱性を悪用した攻撃が世界中で発生し、多くの企業が被害を受けました。 このため、Apache Strutsの利用は徐々に減少し、最近では他のフレームワークに移行する企業が増えています。 Apache Strutsの脆弱性については、情報処理推進機構(IPA)の脆弱性対策情報一覧も参考にしてみてください。 情報処理推進機構HP Apache Wicket Apache WicketはApacheソフトウェア財団が提供している2005年に開発されたフレームワークです。 他のフレームワークはなるべくソースコードの記述を抑えようと、設定ファイルなどにアプリケーション設定を書くことで作業負担を減らそうとしますが、Apache WicketはほとんどをJavaで記述するという特徴があります。 実際にシステムをつくるにはJavaだけでなく、Servlet、JSP、設定ファイルなど多くの設定が必要で煩雑になるケースが多いのですが、Apache Wicketでは基本的にJavaさえ知っていればシステム構築ができます。 設定ファイルもweb.xmlだけで済むので、シンプルにJavaで開発をしたい場合にオススメです。 Hibernate Hibernateはオブジェクトとリレーショナルデータベースのマッピングを行うORM(Object-Relational Mapping)フレームワークです。 Hibernateを利用することで、Javaオブジェクトをデータベースのテーブルと自動的にマッピングできます。 Hibernateを利用することで、データベースにアクセスするコードを簡潔に記述して、パフォーマンスを向上できる点が特徴です。 JSF JSF(JavaServer Faces)は、JavaでWebアプリケーションを開発するためのフレームワークです。 Java EE(現在はJakarta EE)の一部として提供されています。 JSFの特徴は、HTMLにタグを追加することでWebアプリケーションの画面を作成できるという点です。 JSFは、サーブレットやJSPと組み合わせて使用することで、高度なWebアプリケーションを開発できます。 Java EE(Jakarta EE)の一部として提供されているため、Javaエンタープライズアプリケーション開発の標準的な選択肢のひとつとなっています。 Jakarta EE Jakarta EEは、Javaエンタープライズエディション(Java EE)の後継として開発されたエンタープライズJavaアプリケーションのプラットフォームです。 Jakarta EEは、以下のような多数のコンポーネントとサービスを含んでおり、企業レベルのWebアプリケーションや分散システムの開発に適しています。 Java Servlet JavaServer Faces(JSF) Java Persistence API(JPA) Java Messaging Service(JMS) Jakarta EEは、エンタープライズアプリケーションに必要な機能を提供しているため、多くの企業で採用されています。 信頼性と拡張性に優れたエンタープライズアプリケーションの開発に欠かせないフレームワークとして、広く利用されているフレームワークです。 Spark Framework Spark FrameworkはRubyのフレームワークである、Sinatraに影響を受けており、シンプルで軽量なのが特徴です。 Spark Frameworkは、Java 8のラムダ式を使うことで、簡単にプログラムを記述できます。 軽量でスピーディーなWebアプリケーションの開発に適しており、小規模なプロジェクトや簡単なAPIの構築に便利という特徴があります。 マイクロサービスを構築するのに最適なフレームワークとして、REST APIの作成に使われることが多いです。 Dropwizard Dropwizardは米国のSNSであるyammerのWebサービス提供のために作られた、新しいJavaフレームワークです。 サーブレットコンテナ「jetty」が組み込まれているため、tomcatなどのアプリケーションを準備する必要がありません。 また、多くのWebシステムでは動作時に複数のJARファイルというコンパイルされたJavaの圧縮ファイルが必要になりますが、Dropwizardでは1つのJARファイルだけで動作可能です。 ZK ZKはブラウザとWebサーバの非同期通信を行うAjaxを取り入れた、Javaフレームワークです。 MVCモデルのViewの部分である「プレゼンテーション層」の開発効率を高めるフレームワークと言われています。 ユーザーインターフェースが豊富で、画面で発生したボタンクリックなどのイベントはAjaxで管理されています。 ZKを使った開発の際にはJavaScriptの知識は必要になりますが、Ajaxを多用するシステムを構築するときにおすすめのフレームワークです。 SAStruts (Super Agile Struts) Apache Strutsをベースに開発された、Webアプリケーションフレームワークです。 SAStrutsは、Strutsの機能を継承しつつ、S2JDBCというO/RマッパーやS2Unitというテスティングフレームワークなどを統合しています。 SAStrutsは、Strutsの開発効率を向上させることを目的としており、アノテーションやコンベンションによる設定の簡略化などの機能があります。 なお、SAStrutsはSeasar2というフレームワークの一部として組み込まれており、Seasar2と共に2016年にサポートが終了している点に注意しましょう。 GWT GWT(Google Web Toolkit)は、Googleが開発したJavaフレームワークです。 Javaで記述されたWebアプリケーションを、ネイティブなWebブラウザアプリケーションとして実行するためのフレームワークです。 GWTは、Javaで書かれたコードをJavaScriptに変換することで、ブラウザ上で動作するWebアプリケーションを開発できます。 GWTは、AjaxやHTML5などの最新のWeb技術を利用できるだけでなく、Javaの強力な機能やツールも活用できる点が特徴です。 Grails Grailsは、Groovyプログラミング言語を使用して開発されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。 Grailsは、GroovyというJavaと互換性のある動的言語をベースにしており、簡潔で直感的なコーディングができます。 また、SpringやHibernateなどの人気のJavaフレームワークと連携できるため、Javaのエコシステムを活用できる点がメリットです。 Grailsは、高生産性、簡易なデータアクセス、Groovyとのシームレスな統合など、さまざまなメリットを備えたWebアプリケーションフレームワークです。 Webアプリケーションの開発、マイクロサービスアーキテクチャの開発、モバイルアプリケーションの開発など、さまざまなアプリケーションの開発に適しています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Javaフレームワークを選ぶ際のポイント Javaフレームワークを選ぶ際には、実績と必要な機能の有無を重視して、適切なフレームワークを選ぶことが重要です。 Javaフレームワークを選ぶ際のポイントとして、以下の2点があげられます。 実績のあるフレームワークを選ぶ 必要な機能の有無を確認する 実績のあるフレームワークを選ぶ Javaフレームワークは数多く存在しますが、すべてのフレームワークが同じ品質や信頼性を持っているとは限りません。 フレームワークを選ぶ際には、そのフレームワークがどれだけ実績があるかを確認することが重要です。 実績のあるフレームワークは、多くの開発者によって使用されており、安定性や信頼性が高いというメリットがあります。 また、ドキュメントやサンプルコードが充実しているため、学習や開発が容易になります。 実績のあるフレームワークの判断基準は以下のとおりです。 多くのユーザーやプロジェクトで利用されている 開発やメンテナンスが活発に行われている ドキュメントやサポートが充実している バグやセキュリティの問題が少ない 実績のあるフレームワークの例としては、Spring FrameworkやPlay Frameworkなどが挙げられます。 必要な機能の有無を確認する Javaフレームワークは、それぞれに特化した機能や特徴を持っています。 フレームワークを選ぶ際には、自分が開発するアプリケーションの要件や目的に合わせて、必要な機能が備わっているかを確認することが重要です。 必要な機能の有無を確認することで、以下のようなメリットがあります。 開発の効率や品質が向上する 不要な機能によるオーバーヘッドや制約を回避できる アプリケーションの拡張性や保守性が向上する 必要な機能の確認においては、以下のような点に注意するとよいでしょう。 フレームワークの概要や特徴を理解する フレームワークが提供する機能やコンポーネントを調べる フレームワークの利用事例やレビューを参考にする フレームワークのサンプルコードやデモを試す Javaを使用する案件紹介 Javaを活用したアプリケーション開発の案件は多いです。 また、案件情報にどのようなJavaフレームワークを使うのか記載している案件もあります。 案件で使うJavaフレームワークについてのスキルや経験は、応募時のアピールポイントにもなるでしょう。 Javaエンジニアに求められるスキルや、具体的にはどのような業務をするのかといった点をぜひこちらからチェックしてみてください。 Java案件を探す まとめ 今回はJavaのフレームワークについて紹介しました。 Javaフレームワークは、Javaプログラミング言語を使用してWebアプリケーションやマイクロサービス、デスクトップアプリケーションなどのソフトウェアを効率的に開発するための基盤となるツールセットです。 フレームワークには、アプリケーションの骨格となる設計パターンや共通の機能、便利なライブラリが含まれており、開発者はこれらを活用することで、効率的にアプリケーションを構築できます。 Javaフレームワークを活用するメリットは以下のとおりです。 開発スピードが上がる コードの保守性が向上する バグが減少する セキュリティが向上する フリーランスとして仕事が取りやすくなる また、Javaフレームワークには以下のようなデメリットもある点も押さえておきましょう。 学習期間が必要 柔軟性に欠ける パフォーマンスが低下することもある Javaフレームワークを活用した案件は多く、単価が高いものもあります。 今回紹介した案件情報やJavaフレームワークを参考に、実務に活かせるスキルを習得しましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
Python

Python資格試験の種類や難易度は?エンジニア就職にどうなの?

Python資格試験について、種類やその概要を詳しく解説しました。具体的な勉強の仕方も紹介しています。Pythonの資格試験にはどんな種類があるのか知りたい方や、それぞれの試験がどのくらいの難易度なのかを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。実際就職に有利になるの?という、気になる疑問にも答えています。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Python資格試験の種類・一覧 Pythonの資格試験は、3つあります。その3つは国内の資格試験と、国際的な資格試験の2つに分類されます。 国内資格 Python3エンジニア認定基礎試験 国内資格 Python3エンジニア認定データ分析試験 海外資格 Python Certifications 国内の資格試験は、「Python3エンジニア認定基礎試験」と「Python3エンジニア認定データ分析試験」があります。どちらも、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が認定している民間の資格試験です。 海外のものでは、「Python Certifications」という資格があります。ポーランドを拠点に活動している、OpenEDG Python Institute が実施している資格試験です。 以降、3つの資格試験について詳しく説明します。 Python3エンジニア認定基礎試験 Python3エンジニア認定基礎試験は、CBTという、全国にあるテストセンター(オデッセイコミュニケーションズ)でいつでも、受験可能な試験です。 試験は、Pythonチュートリアルという本を元に作られていて、その中から出題されます。 問題の配分は、ウェブサイトより確認可能です。 出題形式 CBT方式(マウス選択問題) 試験時間 60分 問題数 40問 内容 文法などの基礎的な問題 合格基準 70%以上で合格 受験料 11,000円(学割5,500円) Python3エンジニア認定データ分析試験 Python3エンジニア認定データ分析試験は、Pythonを用いて行うデータ分析の基礎や、その方法についてが出題される試験です。 この試験も、CBTという全国にあるテストセンター(オデッセイコミュニケーションズ)でいつでも、受験可能です。 試験内容は、Pythonを使ったデータ分析の基礎知識で、範囲も限定されています。 出題形式CBT方式(マウス選択問題)試験時間60分問題数40問内容Pythonを用いた、データ分析の基礎や方法について合格基準70%以上で合格受験料11,000円(学割5,500円) Python資格は就職に価値はある?必要? Python資格は就職に必要なのでしょうか?資格を持っていることで、就職に有利になるなら、取得する価値がありますよね。Python資格の取得で得られるメリットを3つ紹介します。 スキルレベルの証明 キャリアアップにつながる スキルアップにつながる スキルレベルの証明になるというのは、採用側が履歴書を見た時点で、どのくらいのレベルなのかを測ることができます。特に国内資格2つは、未経験者がPythonスキルを求められる企業への転職をするときに役立ちます。初心者でも基礎は最低限理解していることを証明できます。 ある程度経験を積んだプログラマーの方は、より充実した福利厚生や収入を目指しての転職であれば、Python Certificationsのレベル3.4が有利に働くでしょう。高い技術を証明できるので、企業に自分をアピールできます。 キャリアアップについては、Python資格が企業や研究機関で利用されていることから、エンジニアとしてのキャリアを積み上げていくことに、プラスに働くでしょう。 スキルアップにつながるというのは、学習のモチベーションになる、学習効率の向上につながります。 資格をとるということは、自分のスキルがどのくらいなのかを証明できるので、取得することにメリットはあります。ですが、資格を取ったから採用される、というわけではありません。採用側の指標になり、一定の評価を受けることができますが、それ以降採用につなげられるかどうかは個人の努力次第です。 Python資格の難易度と勉強時間は? Python資格を取得することは、どのくらい難しいのか、どのくらいの時間を必要とするのかを解説します。 難易度 まず難易度についてです。 ・Python3エンジニア認定基礎試験:合格率77%。基礎的なことが出題されるため、難易度は比較的高くはない。 ・Python3エンジニア認定データ分析試験:合格率不明(基礎試験よりは合格率が下がる可能性が高いが、出題範囲や教材が明確なので、ある程度高い合格率になると予想される) ・Python Certifications:前提として、英語で出題される レベル1.PCEP=プログラマーエントリーレベル。Python3エンジニア認定試験とほとんど同じレベル レベル2.PCAP=Pythonを使った実務遂行レベル。基礎知識に加えて、実務に必要とされる、応用のような問題もあり。 レベル3.PCPP32-1=プログラマーとして、高い技術力を証明できるレベル。証明できるレベルが高く、転職にも有利に働く。 レベル4.PCPP32-2=レベル3のさらなる上級レベル。レベル3を保有していることが受験の条件。 勉強時間 必要な勉強時間は、それぞれ試験ごと、個人の経験やスキルによって異なります。紹介する勉強時間は、目安であるため、合格できるかできないかは個人の努力次第です。 ・Python3エンジニア認定基礎試験、Python3エンジニア認定データ分析試験 →Python実務経験がある人:4時間程度 Python以外の言語の実務経験がある人:8時間程度 未経験:40時間以上 ・Python Certifications レベル1.PCEP→Python3エンジニア認定基礎試験と同等レベル、同等の時間(+英語力) レベル2.PCAP→実務経験があれば比較的少ない時間で合格可能。応用問題が出題されるので、初心者には難易度が高いため、かなりの時間を必要とする(+英語力) レベル3.PCPP32-1→プログラマーとして技術の高さの証明になるほどの試験なので、実務経験があっても、時間をかけて勉強が必要。(+英語力) レベル4.PCPP32-2→レベル3のさらなる上級レベルなので、資格試験の勉強としてしっかり時間をかけて取り組む必要がある。受験条件として、レベル3.PCPP32-1を取得しておかなければならない。(+英語力) Python資格の勉強方法 Python資格を取得するための勉強方法を紹介します。どの試験も、出題範囲が限定されていたり、過去問があるため、学生時代のように勉強するのが一番近道だと思います。具体的な方法を3つ紹介します。 過去問を活用する どんな問題が出題されるのかを知るため、実際に問題に慣れることを目的に、過去問を活用しましょう。出題範囲にないものを勉強しても、資格試験に合格するという目標においては時間の無駄になるので、効率よく勉強していくためには、出題範囲を理解し、それに沿った学習を進めていく必要があります。公式サイトにも、出題範囲が一部公開してあるので、確認しておきましょう。 模擬試験を受ける 問題や試験を受ける感覚に慣れるために、模擬試験を受けましょう。自宅で勉強するのと、会場で受けるのは、雰囲気や緊張感が全く違います。それらを学習しながら感じ取れるのは、模擬試験で体験してみることが重要です。 本・参考書で勉強をする 問題の数をこなして、たくさんの問題に触れましょう。たくさんこなしていくことで、問題を解くスピードが上がります。実際の試験でも、わからない問題があれば焦ってペースをみだしてしまう可能性がありますが、数をこなした努力から、自信を持って試験に挑むことができます。 Python資格試験のフロー 最後にPython資格試験を受けるためのフローを説明します。 申し込み→当日会場で受験(→その場で結果が出る) という流れです。 資格試験へ申し込み Python3エンジニア認定基礎試験とPython3エンジニア認定データ分析試験は、通年で受験ができます。各都道府県に設置されている、試験会場で日程を選択し、受験日程と場所を決めます。 申し込みの方法は、「odyssey ID」を登録し、個別に試験会場へ問い合わせて日程を調整します。 当日の持ち物 試験当日の持参物は以下の3つです。 Odyssey IDとパスワード 受験票 本人確認書類(免許証など) 本人確認ができないと、受験ができなくなる場合があるので、忘れないように気をつけましょう。 まとめ Pythonの資格試験について解説をしました。資格を取得することで、自分のスキルを証明できることや、学習効率向上、モチベーションにつながるなどのメリットがあります。Pythonは今後も需要が高まっていくと予想されているので、習得におすすめの言語です。 これから学習を始める方も、Pythonを使って転職を考えている方も、資格取得を初めて見てはいかがでしょうか。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
PHP

PHPエンジニアの平均年収は?フリーランスの年収相場も解説します

PHPエンジニアの平均年収・年収相場 求人検索エンジン「スタンバイ」の「プログラミング言語別 平均年収」(2017年)によると平均年収は522万円で順位は10位です。正社員の求人情報約250万件のうち、各プログラミング言語名が含まれる求人情報の給与金額の平均値を集計しています。 また同サイトに掲載されている正社員の求人情報約324万件を対象に、各プログラミング言語名が含まれる求人情報の提示年収の中央値を集計した「プログラミング言語別年収ランキング2018」(提示年収の中央値ベスト10)では575.1万円で3位となっています。 引用:「スタンバイ(https://jp.stanby.com/)調べ」 PHPの平均年収・年収相場(フリーランス) 弊社調べのPHPを使用するサイーバーサイド案件の平均年収です。まずは一番高額な平均年収をみてみましょう。案件数が2件と少ないですが、かなり高額で1320万円です。いかにPHPの需要が高いか伺えます。 案件数が一番多いのは840万円で案件数が42件となっています。続く33件と案件数が多いの960万円です。これら840万円と960万円を基準に案件選びを進めても良いと思います。案件数はトップクラスのため、仕事に困ることも少ないでしょう。 テクフリ調べ(2020年2月15日) テクフリでフリーランス案件を探してみる
Pascal

Pascal(パスカル)プログラミング言語を歴史から紐解く

Pascalは約半世紀前の1970年に開発されたプログラミング言語であり、開発者はニクラウス・ヴィルトです。 Pascalという名称は哲学者である、ブレーズ・パスカルに由来していると知られています。 マイクロソフトやアップルがパソコンを発表するよりも以前であることから、プログラミング言語の歴史としては古くから存在しているプログラミング言語といえるでしょう。 そんなPascalの特徴は文法と定期がコンパクトにまとまっているということ。 そして1958年に開発されたALGOLをベースにして開発されたという側面もあります。 本記事ではPascalはどのように誕生・発展してきのか、その歴史を黎明期から見ていきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Pascalの黎明期について(1960年代) Pascal黎明期にあたる1960年代は、Pascalの開発に大きく影響したALGOLの新たな機能が開発された時期でもあります。 1960年にはALOL60、1968年にはALGOL68として改定され可変配列や演算子識別などの機能を有するようになっています。 このようなALGOLの機能拡張が後のPascal開発にも影響したといえるでしょう。 そして1960年代前半のコンピュータの用途の多くは軍事的な需要を満たすことにありました。 しかし集積回路のコストが下がるに伴ったこと、そして半導体メモリの技術が計算機に取り入れられたこともあり1960年代後半からは徐々にパーソナルコンピュータが普及をはじめます。 また1964年にはIBMからメインフレームのコンピュータシリーズであるSystem/360が発表されています。 同コンピュータシリーズは商用に利用されるたけでなく、科学技術の計算にも用いられました。 Pascalの誕生について(1970年代) Pascalの誕生は1970年代ですが同時期に国内では日本万国博覧会が開催され世界中から6421万人の人が大阪に訪れた年です。 人類の進歩と調和をテーマにしたこのイベントは後の多くの人の記憶に残った1970年代を代表するイベントの一つでもあります。 Pascal開発の背景には教育を目的としていたこともあり読みやすさを重視した仕様となっています。 その後1975年までの間にPascalは機能拡張されていきPascal-PとPascal-Sが開発されています。 そしてPascal-Pはスイス連邦を代表する世界有数の工科大学でもあるチューリッヒ工科大学で開発されました。 チューリッヒ工科大学でこのような開発が行われた背景には、開発者であるニクラウス・ヴィルトの出身校であったことが関係しています。 では開発者のニクラウス・ヴィルトとはどのような人物だったのでしょうか。 ニクラウス・ヴィルトについて ニクラウス・ヴィルトは1934年、スイスのヴィンタートゥールに生まれます。 高校生の頃には自作のロケットを作成しており、技術者としての才能は少年時代からも垣間見ることができます。 高校卒業後にはチューリッヒ工科大学に進学し、1959年には電気工学の学位を取得。その後は電気工学の博士号を取得、スタンフォード大学での教授を務めるなど華やかな経歴を歩みます。 1984年にはPascalの開発など数々の貢献が認められ、ACMチューリング賞を受賞しています。 Pascalの成長期(1970年代後半~1980年代) Pascalの成長期は1970年後半から1980年代です。 1975年には並列動作用に拡張された機能の追加や、OS(オペレーションシステム)の開発に用いられるなど、システム開発にも取り入られるようになっています。 そして同時期にはPascal-Pに4つのバージョンが開発されており、その中でもPascal-P2はUCSD Pascalの開発のベースとなっています。 UCSD Pascalとは、Pascal処理系の一つであり、アメリカのサンディエゴ大学での開発されたPascalです。 コンパイラ機能を含む統合開発環境として実装されたため、Pascalの機能としては飛躍的な成長となったといえるでしょう。 またPascalはmacOSの標準言語としても使用されてきたため、Pascalの歴史を知る上でもアップルの存在は大きいことが分かります。 ちなみに1970年代の注目すべき出来事の一つにアップルコンピュータの開発があります。 1976年はスティーブジョブズがスティーブウォズニアックと共にアップルコンピュータの開発、販売をスタートさせて時期でもあります。 1977年には米国内におけるパーソナルコンピュータの普及に貢献したといえるほどビジネスとして成果を残しています。 このように1970年代はパーソナルコンピュータに注目が集まりはじめた時期でもあります。 そして家庭用ゲーム機であるファミコンが販売開始されたのは1983年です。 ファミコンの開発に用いられたのは主にアセンブラ言語ですが、このような出来事からプログラミング語やITへの世界的な注目が高まりました。 これらの時代背景もPascalの成長に少なからず影響していたといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる Pascalの現在(2019年) 2019年現在のPascalはその後新たなプログラミング言語が開発されたこともあり、主流のプログラミング言語ではありません。 しかし2019年現在注目を集めているプログラミング言語に影響を与えたブログラム言語として知られています。 ではPascalは現在のどのようなプログラミング言語に影響を与えているのでしょうか。 その一つがJavaです。 Javaは国内でも多くの開発現場で利用されているプログラミング言語の一つであり、様々な業界のシステム開発や保守、運用のニーズがあります。 実際にJavaは国内の求人数がトップクラスに多く、その技術を有するエンジニアは少なくありません。 JavaとPascalでは変数名と型名の記述の順番など違いもありますが、クラス名記載における大文字と小文字の区別などプログラミング言語としての影響を垣間見ることができます。 Pascalの影響があるプログラミング言語にはGo言語もあります。 Go言語とはGoogleが開発したオープンソースのプログラミング言語です。 公開された時期は2009年という比較的新しいプログラミング言語ですが、構文がシンプルで軽量という特徴があり、ソフトウェア開発に取り入れている企業は少なくありません。 繰り返し構文は最小限であり、サポートの対象となっているのはfor文のみでOSへの対応はLinuxだけでなく、Mac、Windowsにも対応しています。 実行速度も早く、プログラミングの確認がすみやかに行えるためソフトウェア開発の効率を高めることが期待できるプログラミング言語です。 Go言語は国内ではまだまだ主流の言語ではありませんが、米国ではその評価が高くGo言語を習得したエンジニアは日本円にして年収1000万円以上を獲得している人も珍しくありません。 米国などグローバルな環境でエンジニアとしての活躍を目指す場合、収入の面でもGo言語は魅力的なプログラミング言語だと考えることができます。 Go言語はコンパイル言語でもあるため、同じコンパイル言語であるJavaやCを習得している場合は比較的馴染みやすいプログラミング言語でもあります。 【まとめ】Pascal様々なプログラミング言語に影響を与えたプログラミング言語 ここまで紹介してきたように、Pascalはパーソナルコンピュータの黎明期から存在しており、様々なプログラミング言語に影響を与えてきました。 現在は主流のプログラミング言語ではありませんが、Pascalについて知ることはプログラミング言語の歴史を語る上では欠かせないと言えるでしょう。 またPascalの歴史からプログラミング言語は時代の流れと共に需要の浮き沈みがあることがわかります。 新たにプログラミング言語の習得を目指す際は現在の需要だけでなく、将来の需要を予測することも大切です。 プログラミング言語の歴史を俯瞰して理解することは、エンジニアがキャリアを考える上でも重要な指針になるといえるでしょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
assembly

assembly(アセンブラ)の特徴を歴史から紐解く

assemblyについて assemblyとはアセンブリ言語とも呼ばれる低水準言語の一つ。assemblyを用いることでコンピュータを動作させる機械語が人間でもわかりやすい形で記述することができます。 「Prolog」などのプログラミング言語は高水準言語と呼ばれており、抽象度が高く人間でも理解しやすいことを指しますが、低水準言語は対照的に人間にはわかりづらい機械語もしくは機械語に近いプログラミング言語を意味しています。 また英語でassemblyは「組み立てる」という意味を持っており、IT業界の現場におけるassemblyはプログラミング言語として認識されているのが一般的です。 ではそんなプログラミング言語であるassemblyはどのような歴史を有しているのか、assemblyの誕生から順番に見ていきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる assemblyの誕生(1940年代) assemblyの誕生の背景には機械語を使ってプログラミングをすることが人間にとっては難しかったことがあります。 機械語は基本的に0と1のみで記述されますが、0 と1だけで様々な命令を記述するのは簡単なことではありません。 assemblyなどプログラミング言語が誕生するまでプログラミングのハードルは現在とは比較にならないほど難しいものだったことがわかります。 そこで生まれた発想が、機械語の意味を単語や記号に持たせることです。このような発想からプログラミング言語であるassemblyは誕生します。 EDSACとは1940年代頃のイギリスの初期のコンピュータですが、このEDSACにもassemblyの機能は取り入れられていました。 これらのことから記号や単語を自動的に機械語に変換するニーズはコンピュータの歴史の初期から存在しており、assemblyはプログラミング語の歴史を語る上では欠かせないプログラミング言語であることがわかります。 assemblyの黎明期(1940年〜1950年代) assemblyの誕生からもわかるように、assemblyの黎明期とはコンピュータの黎明期でもあります。 パーソナルコンピュータの普及がはじまったのは1970年代ですがそれよりも前の大きな筐体が必要だったコンピュータの黎明期が、assemblyの黎明期でもあるのです。 コンピュータの歴史に目を向けると国内では1942年に国内初の大型アナログ計算機である機械式微分解析機が開発されています。 機械式微分解析機は積分計算を行うことができ、回転する円盤を有しているという特徴があります。 また微分方程式の機械の設計は1800年代前半から行われおり、1912年にはアナログコンピュータの開発が行われてきたという流れもあります。 このような流れを見ていくとコンピュータはそもそも計算ニーズから誕生した機械であることがわかります。 そして1946年には世界初の電子コンピュータである、ENIACが完成されます。 ENIACは現在のコンピュータと比較すると、わずかなメモリしかありませんでしたが広い範囲の計算に対応できるという特徴がありました。 当初はアメリカの弾道計算という軍事利用という目的に開発されたという背景もあります。 また1951年には商用コンピュータであるFerranti Mark 1が開発されます。 Ferranti Mark 1は音を出す機能がありチェスのゲームプログラムが作成されるなど、当時は革新的な機能を有するコンピュータとして知られました。 このように1940年代から1950年代前半にかけては、コンピュータから計算機から飛躍を遂げた時期でもありました。 それに応じてプログラミングのニーズも増え始め、assembly言語が必要とされる機会が徐々に増えていった時期でもあることが分かります。 しかしこの頃はコンピュータそのものが多くの人にとって馴染みがあるものではなくassemblyも業界内でのみ認知されている程度のものだったことが予想できます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる assemblyの成長期(1960年〜1980年代) コンピュータの普及がassemblyの普及と関連してきたことは前述の通りですが、1970年代からassemblyも成長期に入ります。 その理由の一つがパーソナルコンピュータの開発です。 1960年代からパーソナルコンピュータという言葉が知られるようになりましたが、その時点では一般的ではありませんでした。 しかし1970年代になるとパーソナルコンピュータは徐々にその存在が多くの人に認識されるようになります。 そのきっかけの一つがIBMの開発したHP-9800シリーズなどのコンパクトなコンピュータです。 当時は決して低い単価ではなかったため当時は企業で使われることがほとんどでしたが、卓上で操作できるほどコンパクトであり、個人でも使えるというコンセプトは多くの人々の関心を集めました。 また1976年には、スティーブ・ジョブズがアップル1を発売しており、翌年にはアップル2を販売してビジネスとしての成功をおさめています。 これらのことから1970年代はパーソナルコンピュータの聡明期となり、これまでとは異なりコンピュータそのものが一般の人にとっても身近になりはじめた時期ともいえます。 コンピュータに触れる人の数が増えればコンピュータを使って何かしたいと考える人が増えるのは自然なことです。 プログラミング言語であるassemblyの成長期にとってパーソナルコンピュータの誕生は重要なキーワードの一つだといえるでしょう。 assemblyの現在(2000年以降) assemblyは現在では様々な種類が開発されており状況に応じて使い分けがされています。 ではassemblyにはどのような種類があるのか、その一部を見ていきましょう。 CASL/CASL2 エンジニアの登龍門的試験ともいえる情報処理技術者試験では、CASLという試験用に作られたassembly言語が用いられています。 CASLはassemblyに関する特定のエンジニア業務に従事する受験者とそうではない受験者の間で優位性を無くすために開発されたという背景があります。 2001年以降はCASL2が利用されています。 Microsoft Macro Assembler (MASM) Microsoft Macro AssemblerはMS-DOS上における開発のためにマイクロソフト社が開発したassembly言語です。 構造化プログラミングに対応しており、Windowsのコンソールのアプリとなったバージョンもあります。 現在では単独販売は行われていませんが、それでもVisual C++ .NET 2005 など Visual C ++ に同梱されるなど構成する一部分として利用されています。 GNUアセンブラ GNU(グニュー)アセンブラとはGNUプロジェクトで利用されるassembly言語。 GNUプロジェクトとはマサチューセッツ工科大学にて発表されたプロジェクトであり、ユーザーがソフトウェアを配布・修正などする権利を法的に保証しているプロジェクトです。 ソフトウェアの修正や研究に権利が与えられているこのようやソフトウェアはフリーソフトウェアとも呼ばれています。 LinuxはこのGNUプロジェクトにから誕生した、フリーソフトウェアのオペレーティングシステムでもあります。 またGNUアセンブラはLinuxなどのコンパイルにも利用されています。 ターボアセンブラ ターボアセンブラはx86アセンブラパッケージであり、コマンドラインベースという特徴があります。 ターボTurbo Pascal や Turbo BASICなどと合わせて使うことができ、その速度に定評があります。 使用可能なオペレーティングシステムとしては、WindowsとDOSがあります。 参考 GNU Project Microsoft マクロアセンブリ リファレンス assembly 言語は現代でも市場から必要とされる低水準言語 ここまで紹介してきたようにassemblyはコンピュータの黎明期から存在している低水準言語であり、コンピュータの普及・開発とともにニーズが高まったプログラミング言語です。 低水準言語となるためエンジニアでも業務内容によってはassemblyに携わる機会がほとんどないという人も少なくありません。 しかしプログラミング言語を学習する上では、assemblyを理解することは無駄ではありません。 たとえ普段の業務で扱うのが高水準言語に限られていたとしても、機械語に近い低水準言語を学ぶことでプログラミング言語そのものへの理解を深めることができるからです。 また国内でIPAが提供している国家試験「基本情報処理技術者試験」を受験する場合は、選択問題としてアセンブラ言語が出題されています。 assemblyを学ぶことは資格取得にも有用な取り組みでもあるのです。 低水準言語についての理解を深めたい場合はassemblyについて学習してみてはいかがでしょうか。 参考: IPA情報処理推進機構 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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エンジニアのスキルシートの書き方と基本ルールを徹底解説!

スキルシートとは? スキルシートとは職務経歴書以上に、エンジニアとしての経験や実績を細かく書き出す書類です。 職務経歴書は基本的に人事部門の採用担当者が見ることを前提に作成します。 そのため携わってきた開発環境などの概要は記載しますが、具体的に書くのはアピールポイントのみで、エンジニアとしての経験を詳細に書くものではありません。 その一方でスキルシートは、開発部門の課長などエンジニアが目を通す媒体です。そのため職務経歴書とは違ってこれまで具体的にどのような案件に携わり何をしてきたのか、記載することが求められます。 主に人事部の担当者がチェックする職務経歴書では、エンジニアとしてのテクニカルな内容については理解できないことが多いですが、スキルシートではそういった配慮は不要となります。 ではこのようなスキルシートは何のために提出が求められるのでしょうか。それは企業と求職者のミスマッチを防ぐためです。 概要だけだと「これはできて当然」と企業側が思い込んでしまう、もしくは「このタスクは難なくできるだろう」と企業側が考えてしまい、実際に案件対応が始まってから、ミスマッチが発覚するケースは珍しくありません。 もちろん面接のやりとりでも細かいチェックは入りますが、それでも細かい部分のすべてを確認できるわけではありません。 そのためスキルシートは企業にとっても、フリーのエンジニアが自分に合った企業を見つけるためにも欠かせない書類だといえるでしょう。 スキルシートの書き方ひとつで年収が数十万円変わるということもあり得るので、スキルシートに何を書くか・どういう書き方をするかといった部分に関しては、しっかりとマスターしておきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる スキルシートの書き方・見本 プログラマーやSE(システムエンジニア)向けのスキルシートを例に、項目ごとに説明します。 スキルシート(職務経歴書)は下記リンクから無料でダウンロード可能です。 ダウンロード(Excel) 基本情報 氏名、最寄駅、資格、所属、性別、年齢、学歴を記載します。 所属にはフリーランスの場合、「個人事業主」と記載するようにします。 自己PR スキルや経験からは人柄を知ることはできないので、自分の性格や強み、仕事で心掛けていることを自己PRの欄に記載しましょう。 職務経歴詳細 参画したプロジェクトを新しいものから順に記載します。 業務内容には、担当した分野や習得したスキル、プロダクトへの貢献度などをできるだけ具体的に記載しましょう。 「担当工程」は●を記載し、担当した工程がひと目で分かるようにします。 スキルシート作成の基本ルール フリーランスエンジニアとしてスキルシートを作成する際は、内容についてはオリジナルなものが求められる一方で、書き方には基本的なルールがあります。 ではフリーランスエンジニアがスキルシートを書く際には、どのようなことに注意すれば採用担当者に響くスキルシートとなるのでしょうか。その書き方の基本を順番に見ていきましょう。 「箇条書き」と「体言止め」で簡潔に スキルシートは、客観的に見てわかる情報を採用担当者の方に伝える手段です。ですので、わかりやすくするために簡潔に見やすく書くことが基本です。 箇条書きや体言止め(言い切り)を使ってできるだけ無駄な記述は省きましょう。 A4用紙2〜4枚におさめる スキルシートは基本的に、2~3枚程度、多くても3~4枚程度におさめます。 分量が多すぎると読み手の負担になるので、簡潔にまとめるように意識しましょう。 履歴書は手書きで作成することがありますが、スキルシートは一般的にPCで作成します。是非、下記FMをダウンロードし、活用してください。 守秘義務を守る スキルシートは、例え退職した会社のことであったとしても、守秘義務は守りましょう。企業名を開示できない場合は、「大手自動車メーカー」など、具体的な名称は伏せることが大切です。その他機密事項として定められている情報がある場合も、詳細の記述は厳禁です。 レイアウトを見直す スキルシートはプロジェクトごとに区切りをつけて、マシン、OS、DB、言語、ツール、担当業務など項目ごとに記載するのが基本です。フォーマットは自由ですが、表を使った方が見やすくなるので、できるだけ見やすさを重視して項目は設定しましょう。 スキルシートを少しでも見やすくするために、誤字脱字の修正はもちろん、改行や表の幅など、レイアウトを丁寧に調整することが大切です。 自己PRは具体的に スキルシートは何ができるのかのみではなく、何をどのようにしてきたのか、過去の実績を整理して記載するものです。「期間」「業務内容」「スキル」はもちろんのこと、何人のチームだったのか、どのような役割だったのか、また具体的にどのような開発環境だったのか、長くなり過ぎない程度で、具体的に書くことがポイントです。 関わった案件が多ければスキルシートは長くなりがちですが、多くてもA4用紙4枚以下に抑えておくことをオススメします。 求められるスキルに合わせて作成する スキルシートはただ自分のエンジニアとしての技術と経験をまとめるだけではいけません。前提として、応募するプロジェクトが求めるスキルに合わせることを考えなければいけません。 最近増えてきているWeb系案件の場合、開発環境や習得言語が選考の重要な見極めポイントのひとつとなります。 その一方でプロジェクトマネージャーなどマネジメントスキルが求められる案件にエントリーするなら、これまでのマネジメント業務での工夫や、役割を書くことが必要になります。 これらは一例ですがフリーのエンジニアのスキルシートは、応募するプロジェクトが求めるスキルを考慮しながら作成することが大切です。 開発・設計については特に詳しく記載する スキルシート作成においては開発、設計について記述する際も、具体的な内容が求められます。とくにフリーのエンジニアとしてスキルシートを作成するなら、開発、設計の箇所は重要です。 フレームワークの利用、設計方法、担当した機能、そして担当した案件が新規開発だったのか、それともシステム改修だったのか等、開発/設計については詳細に記載しておきましょう。 読むだけで担当者が開発環境のイメージができる内容を目指すことをオススメします。 西暦で記載する 履歴書では、一般的に年号を平成や令和などの和暦で記載しますが、スキルシートでは西暦を用いることが一般的です。 これといった理由がない場合は、西暦で記載するようにしましょう。 スキルシートのどこが評価されやすいのか? スキルシートを書く際は、どこが評価されやすいのか理解しておくことも大切です。 採用担当者が見ているポイントはつ2つありますが、それは以下の通りです。 強みが明確にあるかどうか キャリアに一貫性があるかどうか これは応募者が多い案件であるほど、見られるポイントとなります。人手不足でフリーランスエンジニアを急募している場合、書類選考はそこまで厳しくはなりませんが、基本的に採用担当者はこの二つのポイントを重視して見ています。 スキルシートにまったく異なる分野で、短期間のプロジェクトが並んでいると、キャリアとしては一貫性がある印象にはなりません。またジョブホッパーのような印象を持たれてしまうリスクがあります。 さらに強みについても、色んなことを書きすぎると何が強みなのか分からなくなってしまうので注意が必要です。 スキルシートを作成する際は、これらのことを考慮してプロジェクトが求めているスキルに関連したものに絞って具体的に書くなど、見せ方を工夫することも大切です。 まとめ ここまで主にフリーのエンジニアがスキルシートを書く際のポイントについて紹介してきましたが、最も大切なことは案件で求められている経験と技術を把握することです。 これを押さえていなければ、どれだけ綺麗に経歴を整えても、採用担当者に響くスキルシートにはなりません。 スキルシートは基本的な部分は共通でも構いませんが、エントリーする案件によって内容を変えていくことが基本です。 フリーのエンジニアとしてこれからスキルシートを作成するなら、まずは雛形とするスキルシートを作成しましょう。 そして雛形を元にして、エントリーする案件に合わせた内容に加工すれば、採用担当者に響きやすいスキルシートに近づきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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アプリケーションエンジニアの将来性は?年収などについても解説します

「エンジニア」という言葉がつく職種は非常にたくさんあり、一つひとつの違いを知るのは簡単ではありません。しかしそれぞれの仕事内容や、求められる言語のスキルを知っておかないと、転職や独立で不利になってしまうのも事実。 ここではエンジニア関連の職種の中でも、「アプリケーションエンジニア」と呼ばれるポジションについて解説していきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる アプリケーションエンジニアとは アプリケーションエンジニアは、ChromeやFirefox、SafariといったWebブラウザ上で動作する「Webアプリ」の開発を手がける職種です。 TwitterやGmailなどのサービスは、PCに何らかのソフトウェアをインストールしなくても動作します。このようなサービスの開発が、Webアプリエンジニアが活躍するメインフィールドです。 Webアプリは、PCはもちろんスマホ・タブレットにも対応することができ、端末を選ばず利用できるのが強みの一つ。iOSアプリはiPhoneやiPad、AndroidアプリはAndroid端末でしか使えませんが、Webアプリの場合はOSに依存することなく使えるのがメリットです。 逆にインターネット環境がないと表示すらできないというデメリットは存在しますが、5G回線が実用化段階に入っている昨今では重大な欠点とはならないでしょう。ネイティブアプリと違って活躍の場が広いことから、今後も重宝される人材と考えることができます。 アプリケーションエンジニアの業務内容 アプリケーションエンジニアの仕事は、要件定義やサイトの設計からスタートします。「ユーザーがどんな機能を求めているのか?」「クライアントはどんなデザインを希望しているのか?」をもとにしながら、システム設計を施します。 もちろんWebアプリの開発にも携わります。時には企業内限定の業務系Webアプリを手がけることもあり、クライアントとの綿密なやり取りを交わすヒューマンスキルが重視される職種でもあります。 顧客の要望を正確に反映したWebアプリをつくるためには、顧客の抽象的な経営課題や不安・問題に対してヒヤリングを重ね、具体化・細分化していく必要があります。 一つひとつの課題を多角的な視点から精査し、問題解決に導くソリューションを渡すのがWebアプリエンジニアの使命です。 時にはクライアントと技術部門との橋渡し役となることもあり、対人折衝能力は不可欠と言えます。責任が大きくプレッシャーもかかる立場ではありますが、エンジニアとしての業務を通じて経営者視点で考えるスキルを培えることは、この仕事のメリットの一つです。 開発したWebアプリを運用・保守することも、アプリケーションエンジニアの大切な役割の一つ。時には専門知識を活かして営業チームを支えるフィールド・アプリケーション・エンジニア(FAE)や、営業・マーケティング分野を支援するコーポレート・アプリケーション・エンジニア(CAE)としての活躍を求められることもあるでしょう。 アプリケーションエンジニアに必要なスキル・資格 Webアプリエンジニアに求められるのは、ハード・ソフトウェアの専門知識や、ネットワーク・データベースに関する深い理解です。 ユーザビリティに優れ、セキュリティ面でも信頼の置けるシステムを構築する必要があるため、幅広い分野のスキルが求められます。 Webアプリ開発においては、HTML5・CSS3・JavaScriptといったフロントエンド言語がメインで用いられます。Java・PHPなどのバックエンド言語も必要で、業務系アプリではJava、C、C#の知識も必要になるでしょう。 Webアプリエンジニアになるための必須資格はありませんが、以下のような資格を取得し、スキルアップを図ることで転職の成功率や独立後の成果に直結してくるはずです。 ドットコムマスター Webプログラミング能力検定試験 システムアーキテクト試験 アプリケーションエンジニアが学ぶべきスキル 未経験からアプリケーションエンジニアを目指すなら、まずはWebアプリ開発に関する書籍で基礎知識を身につけるとよいでしょう。アプリ開発者向けの講座やセミナーを受講することも、エンジニアとしてのキャリアに直結してくるはずです。 プログラマーやシステムエンジニアからのステップアップを考えるなら、フロントエンドをはじめとするプログラミング言語はもちろん、データベースに関する知識を身につけておくと、エンジニアとしての信頼度が高まります。 さらに市場価値の高いエンジニアを目指すなら、クライアントの課題を解決に導くソリューション提案に長け、社内メンバーや顧客とのコミュニケーションに秀でた対人折衝能力を身につけていることが望ましいです。 コミュニケーション能力は、アプリケーションエンジニアだけでなくIT業界では必須のスキル。技術を磨くのも悪いことではありませんが、チームの仲間と積極的に関わり、クライアントの希望を汲み取るトレーニングを重ねるなどの努力が仕事の成果にも直結してきます。 また、Windows系だけでなく、UNIX・LinuxといったOSに関する知識を深めておくと、より活躍の幅が広がるはずです。アプリケーションエンジニアを目指したいと考えるなら、要件定義〜設計〜開発〜運用まで総合的なスキルを身につけられるシステムエンジニアとして、まずは腕を磨くことをおすすめします。 テクフリでフリーランス案件を探してみる アプリケーションエンジニアの年収相場 アプリケーションエンジニアは、ほかのエンジニアやプログラマーと比べて高度なスキルを要求される専門性の高い職種でもあります。このことから年収水準は比較的高めで、20代から400万円を手にできるところもあります。 30代には500万円、40代になれば600〜700万円といった年収が見込まれます。プロジェクトマネージャーやコンサルタントにキャリアアップできれば、大台の1,000万円に到達することも十分に考えられます。 ただしこれは企業に勤めた場合の数字ですので、フリーランスとして独立し、成果主義の色が濃くなればなるほど年収は青天井となっていきます。それ相応のスキルや実績は求められるものの、平均的な年収以上の報酬を手にしたいなら、フリーのエンジニアという道を選ぶことも有力な選択肢の一つです。 アプリケーションエンジニアが活躍できる業界 アプリケーションエンジニアはさまざまな分野で重宝される存在ですので、一つの業界に限らず活躍することが可能です。 たとえば、電子部品・半導体といった製造業でも求人募集があり、営業部門をサポートするフィールド・アプリケーション・エンジニアが特に歓迎されます。CAD関連の会社では、営業・マーケティングにも携わるコーポレート・アプリケーション・エンジニアの人材が多く募集されています。 どんな業界でも求められる役割は同じで、技術面と営業面での活躍が期待されています。したがって、開発言語のほかコミュニケーションスキルやコンサルタントとしての知見が備わっていると、市場価値の高い人材となることができるでしょう。 【まとめ】アプリケーションエンジニアは将来性が高い 専門性の高いアプリケーションエンジニアは、将来性が高く、これからのAIやIoTの分野でも広く求められる人材と考えられます。若いうちからWebアプリ開発を目指してスキルを磨くことで、今後必要とされ続ける人材となることも不可能ではありません。 今後のキャリアパスの参考として、Webアプリエンジニアという職種の仕事内容・役割や、待遇、学ぶべきスキルを覚えておきましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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フリーランスが法人化するメリットとは?適切なタイミングについても解説します

エンジニアとして働くにあたって会社員として働くか、フリーランスとして働くかという選択肢があります。 フリーランスエンジニアとは企業に属することなく、自分一人で企業の開発チームに入り、成果物を納品していくエンジニアの事です。実際に自分で案件を取ってくる場合もあれば、エージェントを利用して案件を紹介してもらい、そこにアサインされる場合もあります。 会社員エンジニアの場合は中間管理職や営業担当者がクライアントとの話し合いによって月間の単価を決めるため、自分が所属している会社と雇用形態を結びます。一方で、フリーランスエンジニアの場合は直接クライアント企業と契約の交渉を行うため、月の稼働時間や単価、業務内容、契約期間などの契約に関わる取り決めは全てクライアント企業との話し合いになります。 フリーランスエンジニアは自由と報酬の高さが魅力的であり、自分の実力次第では報酬は青天井ですし、働く時間も自分で決めることができます。この点に関してフリーのエンジニアは非常に優れています。 フリーランスエンジニアは個人事業主として活動している場合がほとんどですが、法人化をすることで業務を行っている方もいます。それは法人化をすることで、個人事業主として活動するよりもさまざまな恩恵を受けられるからです。 今回はフリーランスエンジニアが法人化するタイミングについて、法人化するメリットやデメリットも含めて見ていきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスが法人化するタイミングは? まず、フリーランスエンジニアが法人化するタイミングがどのようなタイミングなのか見ていきます。 フリーランスエンジニアが法人化することで、節税対策や事業面で信用力が上がることが大きなポイントとなります。 節税対策に関しては収入が多ければ多いほど節税につながります。日本では、累進課税制度を取っているので、収入−経費で表される課税所得が多ければ多いほど所得税率は上がります。 例えば、課税所得が900万円以下であれば税率は23%となりますが、900万円を超えると、33%と大きく増えます。そこから課税所得が1800万円を超えると40%、4000万円を超えると45%と課税率はどんどん上がっていきます。 しかし、法人化することで支払う税金が所得税から法人税に変わります。法人税は累進課税制度を取っている所得税と異なり、固定税率制なので最高23.9%となることが決まっています。そのため、収入が多い場合は法人化した方が節税できるというわけです。 よって、節税面に関しては収入が増えてきたタイミングで法人化を検討すると良いでしょう。 また、事業面での信用が上がるというでは、フリーランスエンジニアであると信用を得づらく、なかなか仕事が取れないという点や、法人化していないと仕事の契約ができない企業もあるため、法人化するだけで取引数が増えることが予想されます。 規模の大きい案件に関してもフリーランスエンジニアであると取引をして大丈夫なのかと心配されることが多いので、法人化することでそのような心配を無くすことが可能となります。 また、事業の規模を拡大しようと思った際に、取引数の増加に伴い、従業員を増やすことを検討されると思います。やはりフリーランスエンジニアとして求人の募集をかけるよりも法人として募集をかけた方が従業員が集まりやすいケースが多いです。 このように事業面で見ると、事業を拡大しようと思っているタイミングで法人化をすることで、取引数や従業員数を増加させて事業をうまく軌道に乗せることができると思われます。 法人化する準備は? 続いて法人化に必要な準備についてご説明します。法人化は5つのステップを踏むことで実現します。商号・印鑑の手続き、定款の作成、資本金の払込、会社設立登記、法人設立届出書と青色申告の承認申請書の提出の5つのステップです。それぞれ見てきましょう。 まず、商号・印鑑の手続きです。商号とは株式会社の名前のことで、印鑑とは法人化を行う際の登記で使用する会社の代表印となります。 次に、定款の作成です。事業目的や本店所在地、株式発行数など、他にもさまざまな項目がありますが、会社の基本原則に関する事柄をこちらに記載します。 続いて、資本金の払込です。資本金の払込においては、会社法で規定されている通り資本金は1円からでも払込可能です。ただ、現実的には資本金は100万円〜1000万円ほどになるでしょう。 また、設立初年度の会社は消費税が免除される場合がほとんどですが、資本金1000万円以上となると例外として設立初年度の消費税が免除されないので注意が必要です。 続いて、会社設立登記です。資本金払込後2週間以内に会社登記をする必要があります。会社設立日は会社設立登記をした日として扱われます。 最後に、法人設立届出書と青色申告の承認申請書の提出です。こちら両方の書類を税務署に提出することで法人化の準備はすべて終了です。法人化した後は、法人用銀行口座の開設や、取引先への案内、役員報酬決め、保険・年金の手続きなどをしましょう。 法人化するメリットとデメリット 続いて法人化するメリットとデメリットについてです。 まず、メリットについてですが、フリーランスが法人化するタイミングは?でお伝えした通り、節税面と事業面でメリットがあります。 節税面では納税額が法人税によって定められるため、収入が多ければ多いほど節税効果が見込め、事業面では信用が生まれ、取引先の増加や従業員の増加が見込めます。 その他にも、決算期を自分で選べるというメリットがあります。個人事業主では12月が決算期と決まっていましたが、法人化することで決算期を自分で選べるようになり、繁忙期は事業に集中、閑散期に決算関連の仕事に集中ということができるようになります。 続いてデメリットです。 デメリット1つ目は会社が赤字だろうと法人住民税の均等割を支払う必要があるということです。これは7万円ほどになり、収入に余裕があるときは苦にならないですが、赤字の際も支払うとなると支払いが厳しいという声もあります。ここは1つのデメリットと言えるでしょう。 また、デメリット2つ目は会社登記にあたって時間と費用がかかるという点です。登記にあたっては登記代や印紙代を含めて24万円ほどかかります。加えて、書類に不備などがあり修正しなければならないと、さらに多くの時間を取られることになります。 書類の不備が絶えず、司法書士に書類作成をお願いするという方も少なくありません。その場合は追加で10万円ほどかかります。このように、法人化の初期費用や時間がかかるという点も考慮した上で、法人化してメリットがあるかどうか検証すると良いでしょう。 まとめ フリーランスから法人化へ そのタイミングとメリットを検証します というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 節税面に関しては収入が増えてきたタイミングで法人化を検討すると良い 事業面で見ると、事業を拡大しようと思っているタイミングで法人化をすることで、取引数や従業員数を増加させて事業をうまく軌道に乗せることができると思われる 商号・印鑑の手続き、定款の作成、資本金の払込、会社設立登記、法人設立届出書と青色申告の承認申請書の提出の5つのステップで法人化ができる 法人化するタイミングに当てはまる方は是非今回の記事を参考にして法人化を検討してみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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フリーランスは消費税を請求できるの?消費税請求と納税についてわかりやすく解説

2019年10月、消費税率がこれまでの8%から10%へと引き上げられ、同時に軽減税率が導入されるなどの変更がありました。ところで、フリーランスが仕事をこなして請求書を作成する場合、消費税は請求してもいいのでしょうか? 今回は、フリーランスの消費税と、その納税について解説していきます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランス契約において消費税は請求してもよい? そもそも消費税とは、商品やサービスの販売時に、商品価格に上乗せされてかかる税金です。負担するのは消費者ですが、実際に納税するのは事業者です。フリーランスの取引にあてはめるなら、フリーランスが提供するサービスを買い取ったクライアント側が消費者となります。つまりフリーランスが事業者となりますので、クライアントが負担する義務を負い、フリーランスが納税する義務を負うことになります。 消費税といえば自分が商品やサービスを購入して支払った経験しかないという人は多いと思います。しかしフリーランスになると、消費税を受け取る側にもなることを知っておきましょう。 フリーランスであっても、クライアントに労働力を提供している以上、消費税を受け取らなければいけません。請求書には報酬金額や経費に加えて、消費税も記載して送付するのが正しいやり方です。 なかには消費税を請求することに抵抗があるという人もいるかもしれません。しかし、消費税を請求しなかったためにクライアントにペナルティが課される…という可能性もありますので、しっかりと請求することが大切になります。 ただし、請求書を作成する際には、提示されていた報酬が「税込」なのか「税抜」なのかをチェックする必要があります。税込で10万円の報酬ならそのまま10万円の請求書を立てれば問題ありませんが、税抜10万円の報酬なら10%の消費税を上乗せして11万円の請求書を立てなければいけません。 契約時には、消費税の取り扱いについてしっかりと決めておき、あとから金額を間違ってしまわないように注意しましょう。 フリーランスが請求した消費税はどうやって納税するの? クライアントから受け取った消費税は、本来はクライアントが納めるべき税金を「預かっている」という扱いなので、もちろんフリーランス自身が納税しなければいけません。毎年3月末までに消費税の確定申告を行い、納税も3月末までに行います。 基本的に納税額はクライアントから預かった消費税額そのままで問題ありませんが、もし商品の仕入れを行って消費税を支払っていた場合は、支払額と預り額を相殺して、差額を納税(還付)します。 ただし、消費税を受け取っていたとしても、ほとんどのフリーランスは納税する必要はありません。というのも、年間売上が1000万円未満、または開業から2年間は消費税の納税義務が免除されるからです。売上が1000万円を超えてはじめて、消費税の納税義務が発生すると考えるとよいでしょう。 ですので、フリーランスがクライアントから受け取った消費税は、そのままもらうことができます。2019年10月から消費税率が8%から10%に引き上げられましたが、消費税を預かる側のフリーランスからすると、もらえる報酬が10万8000円から11万円にアップするようなものなので、実は歓迎すべきことだったりするんですね。 手元に残るお金が増えるという意味でも、請求書を発行する際にはしっかりと消費税を含めておくことが重要になるわけです。 2019年10月の消費増税で何がどう変わった? 2019年10月の消費税率引き上げによって、請求すべき消費税額が増加することになります。これまで税抜10万円で報酬を受け取っていた場合は、税込10万8000円だったところが、税込11万円になるということですね。 これまでと同様にクライアントへ請求書を送る場合には、消費税率を変更して税込金額が増えるように調整しなければなりません。もし請求書のExcelファイルが今も8%のままで計算していたとしたら、今すぐ修正が必要になります。 エンジニアやデザイナーの場合は考えにくいことですが、もし報酬の中に標準税率・軽減税率が混在していたとしたら、それらを区分して請求する必要も出てきます。たとえば、取材で必要になった食料品は8%で計算し、それ以外の報酬額は10%で計算する…といったイメージです。 クライアントの中には、もしかすると「消費税の増額分は据え置きでお願いできませんか?」とお願いしてくるところがあるかもしれません。2019年10月以降も、11万円ではなく10万8000円の報酬で働いてほしいというお願いです。 長く付き合いのあるクライアントの場合は、つい応じたくなってしまうかもしれません。しかし、仮にクライアントのお願いに応じたとしたら、税金ではなく自分の報酬額が2%減少してしまいます。これでは報酬額の据え置きではなく、実質的には報酬の減額なのです。したがって、「税金はこちらでどうにもできないものなので…」としっかりと断り、交渉は拒否するのが賢明です。 テクフリを活用しよう 「消費税の扱いについてはわかったけど、肝心の売上がなかなか伸びない…」そんなふうに感じているフリーランスの方は多いかもしれません。たとえ消費税をそのままもらえたとしても、売上が少なければ手元に残るお金もたかが知れています。 そんなときにはフリーランス向けの「エージェント」を活用するという方法もおすすめです。エージェントはあなたの代わりに案件を探し、あなたの希望にマッチした仕事を紹介してくれる点が大きな特徴。 techcareer magazineでも、フリーランスエンジニア・クリエイターのための案件情報サイト「テクフリ」を運営しています。 テクフリでは、10年以上の業界経験を活かし、ただのお仕事紹介ではなく『バリューアップ』をコンセプトにした手厚いサポートで、エンジニアやデザイナーの一人ひとりをご支援しています。 現在は正社員として働いているが、将来的にフリーランスになりたいと考えている方、フリーランスから正社員に戻りたいと考えている方、どちらにもエージェントが真摯に対応しています。 もちろん、単に情報収集目的で利用していただいてもOKです。登録は60秒ほどで完了しますので、ぜひテクフリをチェックしてみてください。 まとめ ほとんどのフリーランスにとっての消費税は、クライアントから受け取ったものをそのままもらうことができるありがたい税金です。消費税アップによって支出が増えてしまう人も多いと思いますが、受け取れる報酬も微増して資金繰りの改善につながるかもしれません。 ただし、いつまでも消費税をそのままもらえるというわけではありません。売上が1000万円を超えたら納税義務が発生しますので、自分で計算、もしくは税理士に依頼して確定申告を行わなければいけません。 また、2023年から始まる予定の「インボイス制度」についても、フリーランスなら知っておきたいところです。ここでは詳しく触れませんが、インボイス制度が始まるまでに消費税についての正しい知識を身につけて、損することなく報酬を受け取れるようにしましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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フリーランスから正社員への転職は可能?成功のポイントを解説します

フリーランスとして活躍しているあなたは、さらなるキャリアアップの道として、企業に就職する可能性を考えたことはありますか? フリーランスに比べて、企業で働く会社員には、以下のようなメリットがあります。 毎月安定した給料に加えてボーナスも貰えるため、年収が安定する 企業での正社員雇用には社会保障や福利厚生が充実しているため、いざというときに安心して働ける 企業では組織やチームで働くため、管理職などのポジションの変化によって、新たなキャリアを築ける とはいえ、一度フリーランスとして歩み始めた今、企業へ再就職できるのか不安に思うのではないでしょうか? この記事では、フリーランスから正社員への転職について、転職は可能なのかということから、転職を行う方法を紹介します。 実は、フリーランスから正社員への転職活動に苦戦する人が多いのも事実です。 年収の面で納得できなかったり、面接に失敗したりといった理由が挙げられます。 今回は、フリーランスの人が就職面接で気を付けるポイントも紹介するので、あわせて参考にしてみてください。 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスから正社員への転職は可能なのか あなたはフリーランスから正社員への転職はできると思いますか? フリーランスから、会社員などの正社員への転職はできるのか、不安に思いませんか? 結論からいえば、フリーランスから正社員への転職は十分に可能です。 近年では、不安定な収入からの脱却や将来の安定性を求めるニーズに応えるため、多くの企業がフリーランスの経験を重視して積極的に採用しています。 また、即戦力となるエンジニアの需要が高まっている傾向にもあります。 フリーランスで得た知識や経験を活かして、正社員として企業で活躍したいと考えている人は、今回の記事を読んでさらなるキャリアアップを目指しましょう。 フリーランスが転職を考える理由 フリーランスが正社員として働くことを希望する理由はさまざまです。 正社員として働くことで、組織内での成長や長期的なキャリアパスを築きたい人や、安定した収入を得たい人がいます。 近年では、フリーランスのスキルや経験を重視した求人も増えている点も、フリーランス人材が正社員を目指す理由のひとつです。 今回はフリーランスが転職を考える理由として代表的なものを3つ紹介します。 安定した収入を得たい フリーランスの中には、収入が不安定な人もいるでしょう。 フリーランスは案件が常に獲得できるとは限らず、生活の維持が難しい場合もあります。 安定した収入を得るために正社員として働くことを希望する人も多いです。 正社員として雇用されれば、給与や福利厚生の安定性が保証されるというメリットがあります。 安心した生活を送ることで家族を守りたいという理由で正社員を希望する人もいます。 企業の自社開発案件に携わりたい フリーランスはクライアントの案件に応じて仕事をすることが多く、自身のアイデアを十分に活かす機会に恵まれないこともありますよね。 正社員として採用されれば、企業の自社開発案件に関わることで、新たなプロジェクトに挑戦できることもあるでしょう。 自分のアイディアを形にする機会が欲しい人にとっては、企画から携われる自社開発に魅力を感じて転職する人もいます。 さらにスキルアップしたい フリーランスとして働くことは自己スキルの向上につながる一方で、他の社員からの学びや成長の機会は限られています。 正社員として採用されれば、組織の中での仕事や他の社員との協力を通じて、さまざまなスキルを磨くチャンスです。 エンジニアとしての技術スキルだけではなく、企画や管理といったマネジメントスキルや、転職先の企業が持っているノウハウも学べます。 また、大手企業に転職した場合は、より大規模な案件に関わることで得られるものも多いでしょう。 フリーランスとして独立して身に着けたスキルに限界を感じて、さらなるスキルアップするために正社員として働くことを希望する人もいます。 フリーランスの転職面接で伝えるべきこと フリーランスの転職面接では、フリーランスとして活躍してきた実績をアピールしつつも、企業での働き方を理解していることを伝えるのが重要です。 実は、フリーランスから正社員を目指す人の中には、フリーランスの転職面接がうまくいかないという人もいます。 転職面接でありがちな失敗は以下のとおりです。 過度な自己アピールによって、協調性やチームワークを重視する企業にはマイナスの印象を与えてしまう 応募先の企業について理解していなかったため、面接での回答が的外れになったり、質問に対する十分な準備ができずに戸惑ったりしてしまう 年収を上げたい、安定性が欲しい、といった今の環境に不満を抱えていることを志望動機にすることで、企業に悪い印象を与えてしまう 今回は、これらのよくある失敗を踏まえて、転職面接で伝えるべきポイントを3つ紹介します。 即戦力として活躍できる フリーランスは個人で仕事をすることが多いため、高いスキルや即戦力になる実務経験はアピールポイントになります。 面接ではこれまでの実績や経験をアピールすることが重要です。 自身の実績やスキルを具体的に示し、自分が企業に貢献できる能力をアピールしましょう。 過去のプロジェクトでの成果や解決した課題、お客様からの評価などを通じて、自身の実績を明確に伝えることが大切です。 フリーランスとして働くことで培った自律性や柔軟性、問題解決能力なども強調し、即戦力としての価値をアピールしましょう。 協調性を持って業務に取り組める フリーランスとして独立して働いてきた人は、個人で作業することが多いため、協調性やチームワークに関して不安を抱えるかもしれません。 しかし、正社員としての面接では、チームでの業務への適応能力や円滑なコミュニケーションスキルをアピールすることが重要です。 綿密なコミュニケーションを取り合うよう心掛けた経験や、協調性を発揮して働いた経験などを伝えましょう。 フリーランスとして業務委託で仕事をするためには、関係者との調整が不可欠です。 チームでの業務が未経験でも、案件を円滑に進めるためにしてきたコミュニケーションの工夫などはないか思い出してみましょう。 年収低下の可能性があることを理解している フリーランスとしての収入が一時的に高い場合、正社員への転職によって年収が低下する可能性があります。 面接では、年収低下の可能性があることを理解していることを伝えましょう。 給与面での柔軟性や将来の成長に期待を寄せる姿勢を示し、収入面だけでなくキャリアの発展や安定性を重視していることをアピールすることが大切です。 フリーランスが転職を行う方法 フリーランスが転職を行うにはどのような方法があるか知っていますか? よくある方法としては転職エージェントの活用が挙げられます。 最近では転職向けのエージェントサイトも増えており、フリーランスからの転職が行いやすいです。 エージェントは転職者の経歴だけでなく人柄も含めて採用担当者に推薦します。 そのため、エージェントから紹介された求人は採用されやすいというメリットもあります。 フリーランスが転職を行う方法は転職エージェントだけではありません。 ここでは、フリーランスが転職を行う方法を3つ紹介します。 エージェントを活用する フリーランス人材が転職する際には、エージェントを活用するのが一般的です。転職エージェントを利用する場合は、経歴などをもとに企業へ推薦してもらうことになります。自身のスキルを企業へ直接アピールするのは簡単ではありませんが、エージェントのサポートを受けながら安心して転職活動を実施できるのがメリットです。 とくにエンジニアの方であれば、ITフリーランスに特化したテクフリがおすすめです。 テクフリはおもにITフリーランス人材への案件紹介を行っていますが、その後の正社員採用につながる「ARS(Advanced Recruiting Service)」という手法も提案しています。 ARSでは一度業務委託契約を結び、業務開始後にエンジニアと企業双方の合意があれば社員登用を行うことになります。 企業におけるIT人材の採用課題を解決するためのサービスですが、採用後のミスマッチを防げるこの手法は、正社員への転職を検討しているフリーランス人材にとっても魅力的です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる ビジネス系のSNSを活用する ビジネス系のSNSを活用することで、自己PRや経歴の発信、求人情報の収集が可能です。 ビジネス系SNSといっても、Twitter、Facebook、Instagramといった大手SNSを活用することが多いです。 ビジネス系SNSではチャットやオフ会などを通して、企業の社員と交流することもできます。 実際に現場で働く人との繋がりを持つことで、企業に関する理解を深めてから求人に応募できるというメリットがあります。 中には多くの企業や採用担当者が利用しているSNSもあり、転職のチャンスを広げるチャンスです。 自己紹介やスキル、実績の記載に加え、業界や関心領域に関するコンテンツの発信や他のメンバーとのネットワーキングを通じて、転職の機会を見つけましょう。 クライアントからオファーを受ける フリーランスとして実績を積んでいる場合、クライアントから直接転職のオファーを受けることもあります。この場合非常にスムーズに正社員へ移行できます。 長期のプロジェクトに携わっている人は、そのクライアントが正社員としてあなたを採用したいと思っている可能性もあるため、積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。 自身の能力と専門知識をクライアントにアピールし、転職のチャンスを掴み取りましょう。 まとめ 今回はフリーランスから正社員への転職について紹介しました。 結論を言うと、フリーランスから正社員への転職は可能です。 不安定な収入や将来の安定性を求めるフリーランスにとって、正社員としての転職は魅力的な選択肢です。 安定した収入の獲得、自社開発案件への関与、スキルアップといった要望を持っている人は、企業への転職も検討してみましょう。 企業への転職面接で伝えるポイントは以下の3つです。 即戦力として活躍できること 協調性を持って業務に取り組めること 年収低下の可能性があることへの理解 今回紹介したポイントを参考に、希望する企業への採用を勝ち取りましょう。 企業への転職方法としては、エージェントやビジネス系のSNSの活用、クライアントからのオファーなどがあります。 自身の魅力や価値をアピールして、新たなキャリアの可能性を追求しましょう。 転職は大きな変化ですが、適切なアプローチと準備を行うことで、フリーランスから正社員へのスムーズな転職を実現できます。 新たなキャリアへの一歩を踏み出し、目指す未来に向かって頑張りましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
働き方

SESの引き抜き トラブルや損害賠償は?エンジニアはどうすべき?

SES企業で働いていると、常駐先企業を中心に他社から転職を誘われる、つまり“引き抜き”がある、という話を小耳に挿んだことがあるかと思います。ひょっとしたら、周りの人が引き抜かれたらしい、あるいは、あの人は引き抜かれてきた人らしい、という噂を聞いたことがある方もいるかもしれません。 「でも、SESエンジニアの引き抜きってアリなの?」と感じている方も多いと思います。そこで今回は、SESエンジニア引き抜きのリアルについてご紹介したいと思います。 テクフリでフリーランス案件を探してみる SESの引き抜きは実際に起きているのか? 結論からいえば、SESエンジニアの引き抜きは実際に起きています。私自身、引き抜きで転職した、あるいは転職していった、ITエンジニアの知り合いが何人もいます。もっというと、“引き抜き”に関わったこともあります。 100%とは言いませんが、SESエンジニアの引き抜きが行われるタイミングというのは、パターンが決まっています。そのパターンとは、SES会社が、ある現場から撤退する動きが出ているときに「そのSES会社が撤退するのは仕方がないけれど、あの人だけはここに残ってほしい」という現場、つまりクライアント側の責任者の意向がトリガーになって引き抜きを行う、という流れが一般的です。 この「SESエンジニアに対して引き抜きをかけるクライアント側の心理」は、ある意味、当然のものですよね。ですから、引き抜きは起きると考えて、当然なのです。 SESの引き抜きはなぜ起きるのか? もっと詳しくSESエンジニアの引き抜きが起きる事情を補足すると、やはり、エンジニア不足を起因とする、優秀な人材(経験値のある人材と言い換えてもいいかもしれません)の新規獲得にはお金がかかる、という背景もあります。 クライアント側からすれば、“もともと未経験だったけれど、ここで3年経験した人”の後任に“現時点で3年経験している人”を入れるようとすると、通常、単価が上がります。「どっちも同じ“3年の経験者”なのに?」と思うかもしれませんが、それが現実です。 なぜならば、最初、未経験だった人は、“勉強させたいので、安い価格でも良いので、この現場に入れてください”というディスカウント付きでSES企業から現場へとやってくることが多いのです。極論すれば、マイナス査定から始まっていると言えます。 さらに言うと、10年経験している人よりも15年経験している人の方が高単価で現場に入れる可能性が上がります。SESエンジニアにとって、新たな現場に行く、というのは、もっとも単純で効果的なキャリアアップの方法なのです。 そして、そのことを知っているSES企業も、数年ごとにメンバーを異動させようとします。そのために、クライアントに対して「この人、撤退させますよ」という話を切り出したところ、クライアント側が“あの人は、手放したくない”と引き抜きを画策する、という構図が日本全国で起きている、というのが実態です。 SESの引き抜きは法的にどうなの? 上で紹介した通り、SESのエンジニアの引き抜きは現実に存在しますが、「SESに限らず、他社の社員を引き抜いていいのかな?」と疑問に思っている方も良いかと思います。 結論から言えば、基本的には問題ありません。「うちに転職しない?」と声をかけられた人が転職する、“紹介による転職”と同じ扱いです。 日本国憲法で職業の自由の保障されており、個々の国民が自分の意志で好きな仕事を選ぶことができると明確にされています。むしろ、引き抜きを阻止しようと、“過激な手段”に打って出る方が、違法性が問われる可能性があります。 ただし、だからといって、無条件に引き抜きが許されている訳ではありません。“無秩序な引き抜き”や“度の過ぎた引き抜き”は違法行為とみなされ、賠償請求などが発生することもあります。 違法な引き抜きの例としては、以下の例が挙げられます。 誤った情報や経営上の秘密情報(※)を提供して転職を促す。 通常の転職ではあり得ない金額の金銭を提供して転職させる。 企業活動に影響を与える規模の人材を引き抜く。 明確な計画を持って引き抜きを実行した。 まだ会社に所属しているのに、同僚にも声をかけて一緒に転職する。 なお、引き抜きに関する損害賠償は、引き抜きによって転職した元社員ではなく、引き抜きを行った会社に対してであることがほとんどです。ですので、経済的な損失は基本的にないと言えます。しかし、この手の裁判は相当、禍根を残すものになるので、不愉快な経験になるのは間違いでしょう。 ちなみに、SESの引き抜きでは、「君の会社、規模小さいし、将来性ないんじゃない?うちに来た方が良いよ」とクライアントがある種のネガティブキャンペーンを展開しつつ、転職を促すパターンが基本です。どこまでが合法なのか、どこからが違法なのか、グレーなところもあり裁判の泥沼化は必然と言えます。 テクフリでフリーランス案件を探してみる SESの引き抜きで被るトラブルは? SESエンジニアの引き抜きに関わった結果、企業同士、個人同士の信頼関係が崩れてしまうのは、避けられません。 現場の管理者として育て上げた後輩が、普通に自社を辞めるのだって、みなさんショックを感じると思います。それが実は取引先に引き抜かれたとわかったら、ショックを通り越して、引き抜いた取引先、そしてその後輩に怒りを感じる人だっているでしょう。 実際、皮肉交じりの悲しげな声色で「引き抜かれたことが発覚して依頼、元いた職場の人たちの間では、私、死んだことになっているそうです」と私に語ってくれたエンジニアもいました。 このような不幸なことが起きないようにと、自分が関わった引き抜きでは、流れ流れて自社に来た、という体裁を作るために、他の契約先にも協力してもらい、引き抜いたエンジニアを半年間、別の会社(しかも2社)に勤務させ、経歴ロンダリングを行ったこともあります。 それでも、引き抜かれたエンジニアが元いた職場の人たちに連絡するのを躊躇したり、業務上、会話することになっても、どうもギクシャクしたりと、トラブルとまではいかないにせよ、“人間関係が壊れてしまった”のはひしひしと感じました。 SESの引き抜きでメリットはあるのか? SESエンジニアの引き抜きに関わったこともある身として正直ベースで言ってしまうと、引き抜かれたSESエンジニアたちが「引き抜かれて幸せだった」と感じているかというと、多くの場合、そう思うのは最初だけです。月日が流れるにつれ、「引き抜かれて、むしろ不幸せになった」と感じるようになる人の方が多数派です。 例外はSES会社が他のSES会社からエンジニアを引き抜くケースもありますが、IT企業に引き抜かれた場合だけです。なぜならば、技術力を身に付ければ、周りのエンジニアを押しのけて、上に登ることが可能であり、引き抜かれた先で栄達する可能性もあるためです。 ところが、非IT系の企業に引き抜かれたエンジニアの場合は、そうは行きません。そもそも非IT企業で中途採用のITエンジニアが出世するルートなどなく、社内での評価は“縁故採用枠の中途の人”、“社内において、ITというニッチな特定の仕事を担当する駒”程度でしかない場合が大半です。「あの人が欲しい」と言ってくれた人が社内で嫌われものだった場合(IT部門はコストセンターのくせに態度がデカいと嫌われがち)は、最初から風当たりキツい、ということもあります。 確かに給与や待遇面では、(少なくとも引き抜き直後は)SES企業に勤めていたときよりも良くなるので、本人も周りの人も「SESで引き抜かれるのは勝ち組だ」と考えがちですが、いわゆる“飼い殺し”状態に留め置かれることも多く、意外とメリットは少ない、といのが実情です。 まとめ:SESの引き抜きにあった場合は冷静に考えて判断をする 引き抜かれることに憧れを持つSESエンジニアも多いですが、過去の職場の元同僚たちとの人間関係が壊れ、転職先では“飼い殺し”にされてしまい、長い目で見たとき、引き抜かれたことで不幸になっている方も少なくありません。 引き抜きを持ちかけてきた方は、絶対に「バラ色の未来」を語りますが、それが真実なのか、それとも絵に描いた餅なのか、見定めることが重要です。 引き続きSES企業に在籍して他の現場に移るか、それとも誘われた引き抜き先に転職するか、はたまたそれを機に転職活動をして新たな職場を探すか。 引き抜きに合うということは、ある程度エンジニアとして一人前になっているとも言えます。選択肢は以前より確実に増えているので、冷静に考えその時の最善の選択ができるよう努めましょう。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
税金

フリーランスとして年収1000万円 税金はどうする?

フリーランスとして仕事をすると、単価が高い案件を継続的に受注できれば年収が1000万円を越えることも珍しくありません。しかし年収が高くなると、税金についてしっかりと対策しておかなければ翌年驚くような税金がかかってしまう可能性があります。実際にフリーランスエンジニアとして活動をスタートして、想定以上の税金に驚いたことがある人も少なくないのではないでしょうか。 そこで本記事では、フリーランスとして年収1000万円を越えた場合の税金や損しないための税金対策のコツについて紹介します。 テクフリでフリーランス案件を探してみる 年収1000万のフリーランスとはどんな人? フリーランスとして年収1000万円を越える人には共通した特徴があります。 まずはその特徴から見ていきましょう。 専門的な技術を有している フリーランスとして年収1000万円を越えている人の多くは専門的な技術を有しています。 エンジニアやライターであれば専門性があり特定の分野に特化した経験と実績があれば、提示される報酬の単価は高くなります。 また専門性があればコンサルティングや講師など、本業とは異なる業務での対応を依頼される可能性もあります。 近年はフリーランスの案件を紹介するエージェントやクラウドソーシングが普及してきたこともあり、以前よりもフリーランスとして独立するためのハードルが低くなっています。 しかし年収1000万円というハードルはフリーランスになれば、誰もが越えられるものではありません。 どんな業界や職種で独立するにしても、年収1000万円を越えるためには専門的な技術を有していることは欠かせません。 継続的に案件を受注できる仕組みを構築できている フリーランスとして年収1000万円を越えるためには、継続的に案件を受注できる仕組みを構築できていることが大切です。 なぜならフリーランスは高い単価の案件を受注できる可能性もありますが、それがいつまで続くかは分からないからです。 会社員であれば、現在担当しているプロジェクトが終了しても他の業務を任せてもらえるのが当たり前です。 しかしフリーランスの場合、ほとんどはプロジェクト単位で案件を受注するため、いつ仕事が終わっても問題がないように準備をしなければいけません。 例え高単価が案件を受注できたとしても、それが半年で終わってしまえばいかがでしょうか。 独身ならどうにでもなるかもしれませんが、家庭があり生活を安定させる必要がある場合は次の案件を受注しなければいけません。 フリーランスとして年収1000万円を越えるためには、業界内で交友関係を保つなど継続的に案件を受注できる仕組みを構築することも大切です。 交渉力がある 人材エージェントを活用するにしても企業の担当者と直接交渉するにしても、フリーランスとして年収1000万円以上を獲得している人は交渉に強いという特徴があります。 これはデザイナーやエンジニア、ライターなど、職種を問わず業通していることです。 なぜなら交渉で気弱になり低い単価の案件を受けてしまうと、それだけで高い単価の案件を受注する機会の損失につながるからです。 もちろん実力や実績に自信がない場合、低い単価の案件を受注して実績をつくることは有効な戦略です。 しかしある程度の実績があるなら交渉力は大切です。 特定の企業と長期的な関係を築く場合、最初に受託した案件の相場が後々のプロジェクトの単価に影響するケースが少なくないからです。 案件を依頼するすべての担当者がエンジニアやデザイナーの業務について深く理解をしているわけではありません。 自分自身の実力に見合った報酬を得るためにも、フリーランスには交渉力が欠かせないといえるでしょう。 税金は高いの? 税率等で考える 年収1000万円を越えるフリーランスになった場合、税金の額はそれなりに大きくなります。 年収が高くなるのに応じて税金が増えるのは会社員でも同じですが、フリーランスは会社員のように健康保険料や介護保険料を会社が半額負担してくれるわけではありません。 また税金の支払いは基本的に翌年度に行います。 そのため年収1000万円を越えてくると、支払いのための貯金をある程度確保することが大切です。 では年収1000万円を越えたフリーランスの税金はどのくらいになるのか、税率と併せて見ていきましょう。 健康保険料/89,672円 税率/10.19%(介護保険第2被保険者に該当しない場合) 国民年金/16,410円 (国民年金第1号被保険者) 所得税/3,300,000円 税率/33% (控除額1,536,000円) 住民税(市民税+府民税)1,000,000円 税率/10% ※詳細は地域によって異なります。 個人事業税/500,000円 税率/5~4% ※地域、事業の種類によって詳細は異なります。 上記はあくまでも参考ですが、税金の合計金額は3,370,082円。 手取りの金額は6,629,918円です。 また年収1000万円を越えると翌々年からは課税事業者となるため、消費税課税事業者届出書の提出と消費税の納税も必要になります。 参考: 平成31年4月分(5月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表 (大阪府) 日本年金機構(国民年金保険料) 国税庁 所得税の税率 大阪府 個人事業税 テクフリでフリーランス案件を探してみる フリーランスの損しない税金対策を教えます ここまで紹介してきたようにフリーランスで年収1000万円を越えたとしても、税金の支払いによって実質手元に残るお金は700万円もありません。 そこで大切になるのが税金対策です。 ではここからは、損しないためのフリーランスの税金対策について見ていきましょう。 家事按分を経費として計上する 家事按分とは自宅をオフィスとした場合に水道光熱費や家賃、通信費などの一部を経費として計上することです。 フリーランスとして事務所を借りている場合、その費用が経費になるのは当然です。 しかし事務所を借りていない場合でも自宅を事務所やワークスペースとして活用している場合はその一部を経費として計上することができます。 どの程度の割合を経費として計上するのかは利用時間や利用しているスペースなどによって異なりますが、リモートワークなどで自宅を主な作業場としている場合は、経費として計上しておきましょう。 領収書を定期的に管理する フリーランスになれば、打ち合わせのコーヒー代金や会食の費用は領収書をもらって定期的に管理しましょう。 一回の喫茶店での打ち合わせは数百円かもしれませんが、会食を含めると年間の金額は決して低いものではありません。 その他業務に必要な備品の購入なども漏れなく経費として計算することで、不要な税金の支払いを抑えることができます。 ふるさと納税制度を利用する ふるさと納税制度とは、地方自治体に寄付をすることで、税金の控除を受けることができる制度。 支払う税金が大きく抑えられるわけではありませんが、自分が好きな地方自治体に寄付することができ、地域の特産品などを返礼品として受け取ることができます。 食材などを返礼品として選べば、生活コストを下げることにもつながるため、ふるさと納税は上手く利用すれば税金対策としても有用です。 フリーランスとして年収1000万円を越えたら年収税金対策に取り組もう フリーランスとして年収1000万円を越えてくるときちんとした税金対策ができていなければ、不要な税金を納めることになる可能性があります。 もちろん納税は義務なので免れることはできませんが、利益を確保するために決められたルールの中で行う税金対策は、自営業者として当然の取組みでもあります。 年収が1000万円を越えていなかったとしても、フリーランスとして独立した際は普段から経費管理など、税金を意識して活動することが大切です。 テクフリでフリーランス案件を探してみる
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