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Unity

Unityエンジニアの需要は?将来性は?徹底調査

Unityはフレームワークですので、言語ではありません。C#やJavaScriptなどの言語エンジニアが使う、数あるフレームワークのうちのひとつです。 フレームワークはいわば「便利グッズ」なので、普通は「○○フレームワークエンジニア」といういい方はしません。 「エンジニア」の前につけるのは大抵は言語で、例えば「C#エンジニア」「PHPエンジニア」といったように使います。「C#エンジニア」といえば「C#言語で仕事をしている人」のことです。 しかしUnityを自由自在に操ることができる人は「Unityエンジニア」と呼ばれ、「Unityで仕事をしている人」です。それくらいUnityは強烈な存在感があるのです。 Unityがこれほど注目されているのは、もちろんゲーム開発に強いからです。3Dゲームを開発するには、Unityスキルの獲得はマストです。 そしてUnityが注目されているもうひとつの理由があります。それは産業分野がUnityの表現力を必要としていることです。 Unity案件は、さまざまな業界・分野に存在します。 したがって、将来フリーランスになりたいと考えているエンジニアは、いまからUnityを習得しておくと、独立後の仕事(案件)確保に苦労しないかもしれません。 Unityのフリーランス案件を紹介してもらう > Unityの特徴とは Unityを開発したユニティ・テクノロジーズ社はグローバル企業で、世界中に拠点を持っています。日本には「ユニティテクノロジーズジャパン合同会社」という会社があります。 Unityは3Dゲームの開発者向けに開発されました。 3Dゲームのプログラミングは2Dゲームとは比べ物にならないくらい複雑かつ高度です。それで3Dゲームの開発当初は、描写力や動作性がかなり劣りながらも3D画像というだけで価値があり、ゲームユーザーからも支持されました。 Unityの功績は、3Dゲームづくりを特別な存在から普通の存在に変えたことです。Unityにはゲーム製作に必要な機能や表現がひととおりそろっているので、高度な2Dゲームをつくれるエンジニアなら誰でも3Dゲームをつくれるようになりました。 そして動画の3D表現が簡単に手に入るようになったので、ゲーム業界以外の業界も動く3Dを使うようになったのです。 Unityの強みとニーズ Unityが他のゲーム用フレームワークと異なるのは、Unityだけでゲームを実行できる点です。この特性によってゲームづくりのコストが大幅に減り、ゲーム会社がこぞってUnityを使うようになりました。これはUnityの明確な強みといえます。 Unityで開発されたゲームには、「白猫プロジェクト」(株式会社コロプラ)、「ポコパン」(LINE株式会社)、「ファイナルファンタジーアギト」(株式会社スクウェア・エニックス)などがあります。ゲームのエンターテインメント性が向上し、ゲームファンをより深く魅了できるようになったのです。 さらにUnityはPS4やXboxなどの家庭用ゲーム機向けゲームだけでなく、AndroidやiOSに対応しているのでスマホ向けゲームをつくることができます。 まさに「ゲームならUnity」なのです。 そして、次に紹介する内容こそが、Unityの最大の強みかもしれません。 3Dゲームの機能と表現力を磨き続けた結果、Unityは産業界での使用に耐えうるまでに成長したのです。 ゲームは2D(2次元)のレベルではファンタジーやフィクションの域にとどまっていましたが、3D(立体)の描写を得たことでリアル世界との境目がなくなりました。 例えば3Dサッカーゲームは、本物のサッカーの試合さながらのリアルな動画をつくっています。 また電車ゲームや飛行機ゲームの3D技術は、鉄道会社や航空会社が訓練で使う操縦シミュレーターに応用できます。 さらに、住宅会社が3Dゲームの空間を自由自在に移動する機能を使えば、ヴァーチャル・モデルルームをつくることができます。 複雑な形状の物体をほとんど誤差なく3Dで再現できる表現力は、医師向け手術シミュレーターに活かすことができます。 つまりフリーランスのUnityエンジニアは、ゲーム界だけでなく、映像分野、鉄道業界、航空業界、不動産業界、医療機器業界でも活躍できるのです。 Unityで気を付けること 先ほど「UnityはC#やJavaScriptなどの言語で動く」と紹介しましたが、現在はほぼC#しか使えなくなっています。 したがってフリーランスのJavaScriptエンジニアが、今後3Dゲームの案件を増やしたい場合、2言語目にはC#を選択したほうがいいでしょう。 またUnityエンジニアはライバルが多いことでも知られています。というのはUnityのスキルを獲得することは、C#のスキル獲得より「楽」だからです。 そもそもUnityは、一定のスキルがあるエンジニアなら誰でも3Dゲームをつくれるようにデザインされているので、C#エンジニアがライバルとの差別化を図るためにUnityを獲得するケースことは比較的容易です。 フリーランスのUnityエンジニアは、単に「Unityを操れる」だけでなく、「Unityを使ってできること」を数多く持っておいたほうがいいでしょう。 Unityエンジニアの募集要項のトレンドとは Unityエンジニアは、どのようなポジションで働くことが求められているのでしょうか。案件票の募集要項などを参考に、Unityエンジニアの働き方のトレンドを探っていきます。 やはり統括業務ができると重宝される 統括業務のポジションに就くことができるUnityエンジニアは高給で迎えられます。なぜならUnityエンジニアの多くはゲームづくりに専念したいと考え、「統括業務なんて面倒」と考える人が少なくないのです。 しかしだからといって統括業務だけが得意な人では、ゲーム業界の独特な雰囲気を理解できず、結局はうまく統括できません。 そこで「ゲームマインド」を持ちながら、作業工程全体を俯瞰(ふかん)でき、クライアントと交渉できたり、エンジニアたちのフォローができたりするUnityエンジニアが求められるのです。 統括ポジションはこのような仕事をする ゲームづくりでの統括業務には次のようなものがあります。 ・工程管理 ・メンバーのスケジュール管理 ・技術的なサポート ・工数の見積もり ・クライアントとの打ち合わせ 意外に「このような仕事をしたことがある」というUnityエンジニアは多いのではないでしょうか。 そうであれば自身の履歴書に「ゲーム製作の統括業務経験あり」と書いてしまいましょう。 Unityエンジニアが活躍している業界、分野 Unityエンジニアが最も活躍できるのはゲーム業界です。 そのほかにVR(仮想現実)分野でもUnityエンジニアが求められています。 ゲーム業界はさらに拡大する ゲームはインターネット化してスマホでも楽しめるようになったことで、爆発的に拡大しました。さらにアニメキャラクターとコラボしたことでアニメファンの取り込みにも成功しました。 また「ゲームは無駄な娯楽」と考える世代がビジネスの世界から引退し、「ゲームは高度な娯楽手法」と考える層が社会の中枢を握るようになりました。 自分の子供が「将来ゲームプログラマーになる」といえば、親はその夢をかなえさせようとその子をプログラマー塾に通わせる時代になったのです。 またゲーム競技はeゲームという新しいスポーツジャンルになり、プロプレイヤーは高額賞金を獲得します。 つまりゲームは十分ビジネスになるのです。 ゲーム製作に特化したフリーランスのUnityエンジニアは、将来性が高い業界に居るのです。 VRのスキルを獲得すればほぼ全業界で活躍できる VRとは、ユーザーがヘッドマウントディスプレイを装着し、仮想空間を体験するツールです。頭を動かせば、ヘッドマウントディスプレイ内の画像も動きます。VRが生み出す没入感は、ビジュアル技術の極みといえます。 VRで展開する画像にはUnityのスキルが欠かせません。 ではVRはどの業界で使われるようになるのでしょうか。答えは、すべての業界です。 ファッション業界でも住宅業界でも旅行業界でもエンターテインメント業界でも、VRを使えばユーザーや潜在顧客に実際の体験に酷似した疑似体験を提供できます。 VRは全業界のマーケティングに使えるのです。 またVRシミュレーションを使えば、新人はベテランの技術を安価に学ぶことができます。しかも新人は、ベテランに叱られることなくVRシミュレーションを繰り返し体験できるので、ストレスなくスキルアップができます。 VRを使った新人教育は、工場作業、建設作業、鉄道業界、航空業界、飲食業界、医療業界などで導入可能です。 Unityエンジニアは、いま紹介したすべての業界で活躍できます。 Unityのフレームワーク事情 Unity自体がフレームワークですが、「これを使うとUnity開発の表現力が広がる」ツールがありますので紹介します。 Unity Test Runner Unity Test Runnerは、「Unityエンジニアは全員使ったほうがよい」といわれるほどの製品です。 Unity Test Runnerを使えば、コードを書いてすぐに実際の動きを確認できます。また、ネットでみつけたサンプルコードの動作に手間をかけずに確認できます。 トライ&エラーの回数が多いほどゲームのクオリティが上がることは、Unityエンジニアなら誰でも知っていることです。しかし1回のトライ&エラーに時間と手間がかかれば工数が増えてコストが上がってしまいます。 そのジレンマを解決するのがUnity Test Runnerです。テストコードを書く必要がないので、ストレスなくトライ&エラーできます。 Unity案件単価事情 フリーランスのUnityエンジニアにはどのような業務が発注されるのでしょうか。案件の単価などを紹介します。 新規のVRコンテンツ開発、月65万円 東京都の会社が、新規のVRコンテンツ開発に携わるフリーランスのUnityエンジニアを探しています。報酬は月65万円です。 必須スキルはUnityで開発した経験です。 3DアクションRPGの設計~開発、月75万円 こちらの案件はスマホ向けゲームアプリの設計から開発までの業務です。実際のプログラミング業務は少なく、それよりは他のエンジニアが快適に作業できるようにゲームツールやテストツールなどの作業環境を整えたり、プロデューサーたちの企画案を実現可能な工程に落とし込んだりする仕事が求められます。 手間がかかる仕事ですが、報酬は月75万円と高価格になっています。 求められるスキルはUnityを用いた開発業務2年以上、3Dゲーム開発経験、リードプログラマ経験などです。 Unity案件の具体的な業務 Unityエンジニアの業務に関するトピックスとして、医療VR(仮想現実)を紹介します。 ジョンソン・エンド・ジョンソンは傷のケア商品などで知られていますが、医療機器も手掛けています。そのジョンソン・エンド・ジョンソンが2018年11月に、「名医の手術を体験できるVR開発に乗り出す」と発表しました。 すでにデモンストレーション用のVRコンテンツは完成していて、これを使えば、心房細動という深刻な心臓病のカテーテルアブレーションという治療を、ヘッドマウントディスプレイを装着するだけで追体験できます。 このVRコンテンツを製作するために、熟練医師のカテーテルアブレーション治療を360度カメラで撮影しました。 さらにVRコンテンツのところどこに熟練医師の解説が入るので、新人医師は名医の横で難しい治療法を習うような効果が得られるのです。 VRコンテンツはヘッドマウントディスプレイとコンピュータがあればどこでも体験できるので、これまで名医の手術に立ち会うことでしか学ぶことができなかったことを、名医がいない場所で学べるようになるのです。 リアルな3Dの世界をつくりだすUnityエンジニアのスキルは、人の命を救うことにも貢献できるのです。 Unity案件の案件票をみてみよう フリーランスのエンジニアも、企業の正社員エンジニアの働き方や待遇、福利厚生などを知っておくことは大切です。フリーランスがクライアントと報酬交渉をするときの材料になるからです。 そこでUnityエンジニアを正社員で採用する企業の案件票をみてみましょう。 スマホゲーム開発の正社員、年収400万~800万円 東京・六本木のゲーム開発会社が、正社員のUnityエンジニアを募集しています。提示年収は400万~800万円です。 中途採用者に最低年収400万円を保証する企業は、そう多くはありません。もちろん上限の800万円も魅力的な額です。 さらにこの会社は福利厚生が充実させていて、朝食は無料、昼食と夕食は専属のシェフがつくった健康メニューを1食300円で提供しています。 専属トレーナーがいるスポーツジムや、スキルアップが図れる各種セミナーも用意しています。5年勤続すると特別休暇30日が与えられるほか、育児中の社員には子供の行事に参加するために、一時的に職場を抜け出すことが認められています。 エンジニアを大切にしている会社といえるでしょう。 まとめ~Unity需要の今後と未来 UnityスキルはC#エンジニアの特殊技能ととらえることができます。そしてその特殊技能は、さまざまな業界の企業が求める付加価値が高い技能なのです。 コンピュータが3Dの表現方法を獲得し、ヘッドマウントディスプレイでVR技術が身近になったことで「これからできること」が格段に拡大しました。 Unityエンジニアは、未来の仕事に携わることができるのです。 テクフリでの募集案件 テクフリでも多数のUnity案件を掲載しております。その一部をご紹介しますので是非チェックしてみてください。 ①案件名:【Unity】有名ゲームクライアントエンジニア https://freelance.techcareer.jp/jobs/8589/?ui_version=new ============ 最寄り駅:六本木駅 月給 :〜77万円/月 業務内容: スマートフォン向けゲームの開発にクライアントエンジニアとして携わっていただきます。 ・クライアントサイドの設計/開発/テスト/運用 ・新規イベント/機能の実装(仕様検討から関わることできます) ・既存機能の改善 ・開発/運用時のCI環境の構築と改善 ・コード品質向上 ・コードの最適化 ・スマートフォン向けゲームのクライアントアプリケーション開発 ・リファクタリングなど ・各種効率化のためのツール作成 ============ ②案件名:【クライアントエンジニア】アウトゲーム_新規オリジナルTPSアクションゲーム https://freelance.techcareer.jp/jobs/8535/?ui_version=new ============ 最寄り駅: 渋谷駅 月給 :〜77万円/月 業務内容: 現在開発中の新規3Dアクションゲームのクライアント開発(アウトゲーム)をお任せします。 また、開発ではサーバサイドとも密接に関わることもあり、幅広く開発に携わりたいという マインドをお持ちの方が望ましいです。 ・画面UIや2D制御にかかわるアウトゲーム開発(パートナー企業と共同開発) ・基礎となるUI・UXの設計・実装 ・マルチプラットフォームを意識してのUI実装 ・SNSや動画配信等のゲーム外との連動機能の作成 ※新規開発のため、インゲームや各種ツールに関する開発業務にも携われる環境です。 =========== ③案件名:【デザイナー/テクニカルアーティスト】ソーシャルゲーム_エンジニア/デザイナー間の橋渡し業務 https://freelance.techcareer.jp/jobs/8007/?ui_version=new ============ 最寄り駅: 渋谷駅 月給 :〜61万円 現在開発中の3Dネイティブゲームタイトルにてテクニカルーアティストを募集しております。 ・開発環境やワークフローの構築・改善 ・DCCツールのプラグイン作成 ・ゲームエンジンのカスタマイズツールの作成 ・ゲームエンジン内のアートアセットの管理 ・グラフィック仕様の検証と素材作成 ・その他、エンジニア/デザイナー間の橋渡し業務 ※エンジニア/デザイナー間の橋渡し業務を担当いただくため、お人柄やコミュニケーション力も重視した採用となります。 =========== ④案件名:【Unity】オンラインゲーム_クライアントエンジニア https://freelance.techcareer.jp/jobs/7445/?ui_version=new ============ 月給 :〜83万円 月給 : 新宿駅 3Dオンラインゲームの開発で、ゲームプレイやグラフィックについての開発を行っていただきます。 具体的な以下のような業務を想定しております。 ・3D オンラインゲームクライアントの設計、開発 ・通信・描画等のミドルウェア設計、開発 ・開発補助ツールの設計、開発 =========== ⑤案件名:【C#】ゲームのバックエンドシステム開発 https://freelance.techcareer.jp/jobs/7324/?ui_version=new ============ 最寄り駅:目黒駅月給 :〜77万円 業務内容: ・バックエンドシステムの設計・開発・テスト・運用 ・データベース設計・チューニング ・API作成 ・システム管理コンソール設計・作成 ・障害発生時の問題の切り分け支援、問題解決 ===========
Scala

Scalaエンジニアの案件について

Scalaは2004年にリリースされた比較的新しい言語でありながら、メジャーIT企業にも採用されているたぐいまれな言語です。 ただScalaはJavaのメリットを引き継いでいるので、その実績も当然といえば当然です。 将来フリーランスのエンジニアになりたいと考えている人にとっては、Scalaは強力な武器になるでしょう。それはScalaがJVM上で動作するからです。JVM(Javaバーチャルマシン)は、その名のとおりJavaの仮想マシンです。JavaがどのOSでも動くことができるのはJVMのおかげです。 JVMの大きな恩恵を受けられるのは、Scalaエンジニアの大きな特権といえます。つまりフリーランスのScalaエンジニアは、Mac案件でもWindows案件でもLinux案件でも受注できます。 「仕事を選ばずとにかく稼ぎたい」と考えるフリーランスのScalaエンジニアは、「Scalaを選択してよかった」と感じていることでしょう。 Scalaの成り立ちや特徴を紹介しながら、フリーランスのScalaエンジニアが活躍できる分野などを詳細に解説していきます。 Scalaの特徴とは Scalaの特徴を、Scalaの歴史を追いながら解説していきます。 Scalaは、スイス連邦工科大学ローザンヌ校のマーティン・オーダスキー教授が2001年に、開発に着手しました。そして2004年に公開されました。 Scalaはオブジェクト指向の言語であり関数型言語でもあります。そのため、クライアントのニーズに合わせて機能を拡張できるアジャイル開発に向いています。 アジャイル方式は従来のウォーターフォールモデルによるはるかに短い期間で開発できます。アジャイルとは「早い」「機敏」という意味で、システムを小さな単位に区切って実装やテストができる特徴があります。 そのため一度アジャイル方式を採用したソフト開発企業は、もう後戻りできないでしょう。すなわち、一度Scalaで開発した経験がある企業は、次のプロジェクトでもScalaエンジニアを使うことになるのです。 Scalaの強みとニーズ Scalaの強みは、Javaのライブラリやフレームワークをほとんどそのまま使えることです。ScalaがJVMで動作するのでそれが可能になっています。 ライブラリとは、よく使う機能や高レベルの機能をまとめてそろえておく「便利グッズ」です。クライアントが「Scalaエンジニアの仕事は早い」と評価するのは、Scalaエンジニアが豊富なライブラリやフレームワークを使いこなしているからです。 したがってエンジニアがScalaの強みを惜しみなく発揮するには、地道にライブラリとフレームワークのスキルを積み重ねていく必要があります。 またScalaは高速処理を得意とし、冗長な記述を必要としません。 こうした魅力が評価され、Scalaはツイッター、アマゾン、ゼロックス、NASA、バンクオブアメリカ、シーメンスなど、欧米のメジャーIT企業やSNS、宇宙産業、メジャー銀行などで採用されています。 日本でもドワンゴ、サイバーエージェント、チャットワークといった、著名なIT企業、ネット企業がScalaでサービスを構築しています。 Scalaのニーズは今後ますます増えるでしょう。 Scalaで気を付けること Scalaには欠点らしい欠点がありません。 唯一「欠点かもしれない」といえるのは、学習コストが高いことです。Scalaは難しい言語なので、スキル獲得に必要な時間や労力が他言語より多くなります。 Scalaのスキル獲得が難しいのは、オブジェクト指向の言語でありながら関数型言語であるためです。どちらの思想も理解していないと、Scalaの長所を生かしたプログラミングができません。 ただ学習コストの高さは「明確な欠点」とはいえません。スキルを獲得できた暁(あかつき)には、オブジェクト指向の言語と関数型言語の2つの特長を生かしたプログラミングができるからです。 先ほど紹介したように短期間での開発やアジャイル開発が可能になるので、Scalaエンジニアは会社やクライアントから重宝されます。 また学習コストが高いので、自然とScalaのスキル獲得を敬遠する人が多くなります。つまりScalaエンジニアには「プレミア」が付くのです。 エンジニアとしてのプレミアは、フリーランスには強力な武器になります。スキルや業務内容が陳腐化しにくいので、長期にわたって高単価の仕事(案件)を獲得することも可能です。 したがってやはりScalaは欠点らしい欠点がない言語なのです。 Scalaエンジニアの募集要項のトレンドとは Scalaエンジニアは、どのようなポジションで働くことが求められているのでしょうか。案件票の募集要項などを参考に、Scalaエンジニアの働き方のトレンドを探っていきます。 サーバーサイドエンジニアのポジションで働くことができる サーバーサイドエンジニアとは、Web開発においてユーザーの目に触れないサーバー側のプログラムを開発するエンジニアのことです。またデータを管理するエンジニアもサーバーサイドエンジニアと呼ばれます。 Scalaエンジニアは、このサーバサイド業務のポジションを得ることができます。 例えばDSP広告やインフィード広告のシステムを手掛ける企業が、年収350万~550万円でサーバーサイドエンジニアとして働く正社員のScalaエンジニアを募集しています。 DSP広告とは広告主のために最適化したオンライン広告のことで、インフィード広告とはSNSに表示される広告のことです。 この会社でのサーバーサイドエンジニアの仕事は、DSP広告やインフィード広告の新規実装や既存商品の改修、アプリの開発、GitやSubversionのバージョン管理、Haskellなどの関数型言語を用いた開発です。 Scalaエンジニアが活躍している業界、分野 Scalaを使っているのはツイッターやアマゾン、バンクオブアメリカ、ドワンゴ、チャットワークなどです。 すなわちScalaエンジニアは少なくとも、SNS、ネット通販、金融、ゲーム、通信の分野で働くことができます。 そしてすでにこれらの分野にScalaエンジニアたちが配置されています。 そしてここで注目したいのはAI(人工知能)分野です。すでにフリーランスとして活躍している方なら、クライアントから「AIのことはわかりますか」と聞かれたことが、一度や二度はあるはずです。さまざまな業界の企業がAIに詳しいフリーランスのエンジニアを探しています。 そして会社員エンジニアも、上司からAIの知見を身につけておくよう指示されているのではないでしょうか。 エンジニアがライバルと差別化できる付加価値を持つには、AI案件への苦手意識を払拭しなければなりません。 ScalaとAI開発の相性 さてScalaとAI開発の相性についてですが、その前に、AIに最も適した言語について紹介します。 例えばこれからエンジニアの勉強を始める若者がいて、その人が将来、AI開発に携わりたいと考えていたとします。ほとんどのベテランエンジニアはその人に、Pythonの取得をすすめるでしょう。 人工知能のプログラムは何万行ものソースコードになることは珍しくありません。そのためAI開発には文法が単純化されている言語が向いています。 その点Pythonは高い汎用性を持ちながら高水準な言語なので、文法を単純化させるニーズにマッチしています。 またPythonは完全なオープンソースなのでライブラリがつくられやすいのです。現にAI開発用のPythonライブラリも多数登場しています。つまりPythonエンジニアなら、世界の人たちと一緒にAIを開発できるのです。 また同じく汎用性が高いJavaもAI開発に向いています。冒頭で紹介したように、JavaはJVM上で動作するので、OSを選びません。MacでもウィンドウズでもLinuxでも動きますし、スマホではMacOSでもAndroidでも動きます。 つまりJavaでつくったAIは、デバイスを選ばないので普及させやすいのです。 さて、ではScalaとAI開発との相性ですが、「現段階では」PythonやJavaよりは劣るといわざるを得ません。しかしScalaでAIを開発している人は少なからず存在します。 Scalaエンジニアであれば、第2言語としてPythonを取得してからPythonでAI開発を手掛ける方法もありますが、なぜScalaでAIを開発するのでしょうか。 それは、ScalaによるAI開発に将来性があるからです。ScalaはすでにSNSや金融やゲームに浸透しています。そしてSNSも金融もゲームも、近い将来にAIを搭載することは間違いありません。それならばScalaで開発したシステムに、Scalaで開発したAIを組み込んだほうが理にかなっています。 これが、「ScalaでもAI開発に携わることができる」理由であり、「ScalaエンジニアがScalaでAIを開発する」モチベーションなのです。 Scalaのフレームワーク事情 Scalaのフレームワークを紹介します。 最初に獲得するのにふさわしいScalatra ScalatraはWebマイクロフレームワークです。アクションが激しく見飽きないホームページやサイトは、Scalatraを使っていることが少なくありません。Scalatraを使えば、高性能なWebページを短期間でつくることができます。 またScalatraは、コンパイル時にエラーを検出できることもユーザーに支持されています。そのほか、拡張のしやすさ、学習の容易さ、メンテナンス性の高さといった長所もあります。Scalatraは「Scalaエンジニアが最初に獲得するフレームワーク」といわれています。 フルスタックを希望するならPlay2 Play2はJava向けのフルスタックフレームワークです。Javaで使えるのでScalaでも使えるのです。 Play2はIDE(統合開発環境)に依存していないので、開発環境の構築が容易で、エンジニアはすぐに開発に着手できます。 AI開発ならDeeplearning4j Deeplearning4jはフレームワークではなくライブラリですが、AI開発の「便利グッズ」としてここで紹介します。 Deeplearning4jはJava用のライブラリなのでScalaでも使うことができます。 AI開発ではPythonのほうが優位なのは説明したとおりですが、Deeplearnig4jはScalaエンジニアがPythonエンジニアを猛追するときに強い味方になるはずです。 日本人が開発したSkinnyフレームワーク Skinnyフレームワークは、フルスタックWebアプリケーションフレームワークです。開発の生産性が高く、保守性に優れた性質があります。 Skinnyフレームワークは日本人が開発したので、日本語の参考書が豊富で独学しやすいメリットがあります。 Webサイトのデザイン性に優れたLIFT LiftもWebアプリケーションフレームワークです。htmlで視認できるのでデザイン性の高いWebサイトを開発するときに向いています。またコントローラーを撤廃したことで開発スピードを上げることができます。 Scala案件単価事情 フリーランスのScalaエンジニアにはどのような業務が発注されるのでしょうか。案件の単価などを紹介します。 コミュニケーションツールアプリ開発、月85万円 この案件はコミュニケーションツールアプリの開発と運用です。報酬は月85万円となっています。 業務内容は、クエリ設計書やインデックス設計書にしたがってサーバーアプリを改修したり、バージョンの切り替え、Elasticsearchのインデックスのデータ移行などとなっています。 必須スキルは、Scalaを使った開発実務2年以上となっています。 位置情報を活用したマーケティングシステムの開発、月90万円 この案件は、スマホユーザーの位置情報と連動させた広告配信サービスや、小売店舗の在庫情報配信サービス、店舗向け売上分析アプリなどの新規の開発です。つまりマーケティングに関するシステムづくりを任されるわけです。 高度な内容だけに報酬も月90万円と高額です。 求められるポジションはシステムエンジニアですが、報酬額は下がりますがプログラマーも募集しています。 Scala案件の具体的な業務 フリーランスを目指す人にとって、Scalaの獲得は有利です。フリーランスのScalaエンジニア向けの仕事には、高額案件が多いからです。 あるサイトの言語別の平均年収ランキングで、Scalaが626万円で1位になっていました。 以下、2位Python601万円、3位Kotlin577万円、4位Swift562万円、5位Ruby562万円、6位Java552万円。 Scala案件が高額になるのは、Scalaで開発するシステムが、発注企業の利益に直結することが多いからです。 例えばScala案件のなかに広告配信アプリやマーケティング関連業務がありますが、これらはいずれも企業の収益に直結します。 一般的なシステムは通常、「システムを開発して→便利になって生産性が上がって→増収につながる」という順に企業業績に貢献します。システムがお金を生むというより、システムによってビジネス環境が整うことでお金を生みやすくなるのです。 しかし広告などのマーケティングに関するシステムは、顧客を集めることを目的とするので、「システムの完成→収入増」となりやすいのです。 またScala案件には、ネット通販などのEコマース関連のアプリやシステムを開発する業務がありますが、これも「システムの開発→収入増」となりやすいのです。 これまで実店舗のみで販売していた小売業がEコマースに進出する場合、単純に販売チャネルが2倍になるので増収増益を期待できます。 そのため企業には「開発コストをしっかりかけて、システムダウンしないユーザーフレンドリーなアプリをつくってほしい」というモチベーションがわき、報酬が高額になるのです。 こうした仕事を確実に獲得できるフリーランスのScalaエンジニアは、収入を増やすことができます。 Scala案件の案件票をみてみよう フリーランスのエンジニアも、企業の正社員エンジニアの働き方や待遇、福利厚生などを知っておくことは大切です。フリーランスがクライアントと報酬交渉をするときの材料になるからです。 そこで次にScalaエンジニアを正社員で採用する企業の案件票をみてみましょう。 アプリ開発、年収400万~800万円 ネット広告を手掛ける企業が、サーバサイド業務に就くScalaエンジニアを募集しています。年収は400万~800万円と、上限と下限で2倍の開きがあります。 業務内容は、広告効果測定ツールのバージョンアップや、広告クリエイティブに関係するテクノロジーの開発、データフィード管理、動画自動生成、広告運用の自動化オペレーション開発などとなっています。 業務内容が多岐にわたっていることから、スタッフ全体を統括できる人材を必要としているはずです。統括業務ができるScalaエンジニアは、上限年収の800万円に近づくでしょう。 最高年収2,000万円の案件票の内容とは 東証マザーズに上場しているネット広告関連企業がScaleを含む各種言語エンジニアを募集していて、最高2,000万円の年収を提示しています。 この案件票の特徴は、自然言語処理や機械学習、アルゴリズム、データ解析、最適化技術など、まだそれほど実用例がない最先端技術に関わる業務を任されることです。 同社は開発インフラをすべてAWS(アマゾン・ウェッブ・サービス)上に構築していて、トラフィック規模は月100億オーダーです。 同社が最大2,000万円もの年収をScalaエンジニアたちに支払うことができるのは、クライアントが大手広告代理店や大手マスコミだからです。アジャイル方式によるスクラム開発で大規模プロジェクトをこなすことができるのが、この会社の強みです。 そして直近の企業業績は、毎期200%超の成長を誇っています。 大規模プロジェクトや多人数のスタッフをまとめ上げることができるエンジニアは「夢の年収」を獲得できるのです。 まとめ~Scala案件はスケールが大きくダイナミック Scalaエンジニアに任される仕事(案件)には、スケールが大きくダイナミックなものが多い特徴があります。それはScalaが高度かつ複雑なシステムやプログラミングに耐えうる言語だからです。 すなわちScalaエンジニアには高額報酬にふさわしい濃密な仕事が求められるわけです。 またScalaを使ったプロジェクトは多人数で取りかかるものが多いため、スタッフをまとめあげるリーダーシップがあるフリーランスのScalaエンジニアは、高額報酬を獲得できます。
Perl

Perlの案件単価を徹底調査! フリーランスデビューに必要なこと

フリーランスになろうと考えているPerlエンジニアは、会社勤めをしているいまのうちにPHPとJavaの言語を取得しておいてはいかがでしょうか。 フリーランスは理想の働き方です。自分で仕事を選べますし、働く時間を自由に設定できますし、自分の労働が100%そのまま収入になります。 しかしフリーランスには唯一、仕事の枯渇という心配事があります。 3つの言語を持っていれば、仕事探しに困らないでしょう。3言語化の壁は思っているほど高くはなく、ベテランエンジニアは「2つの言語を覚えたら、3つ目の取得はそれほど苦労しない」といいます。 「Perl一本」でフリーランスになれないわけではありませんが、Perlエンジニアが独立するとき、慎重になったほうがよい理由があるのです。 Perlの特徴とは Perlの特徴を、Perlの歴史を追いながら解説していきます。 Perlはアメリカのウエストコースト社のシステム管理者、ラリー・ウォール氏が開発しました。ウォール氏はOS「UNIX」でシステム開発をしていたとき、使っていた言語に使いにくさを感じました。それで新しい言語をつくろうと考えたのです。 ウォール氏は1987年にPerlを公開しました。すると世界中のプログラマーから改善案や質問が寄せられ、ウォール氏はそれを参考にしてPerlを改良していきました。 PerlはウィンドウズやMacのOSに移植されるようになり、1990年代に入るとCGIプログラムにも使われるようになりました。 CGIはコモン・ゲートウェイ・インターフェースといい、Webサーバー上でユーザープログラムを動かす仕組みのことです。 Perlはインターネットの浸透とともに普及していったのです。 Perlには次のような特徴があります。 ・安定している ・テキスト処理に優れている ・後方互換性に優れている ・記述が容易 ・コンパイル作業が不要 ・それゆえに速い Perlの強みとニーズを詳しくみていきましょう。 Perlの強みとニーズ Perlはスクリプト言語なので、コンパイル(翻訳)作業が要りません。Perlでソースコードを書くと次々マシン語に変換していくので、短い記述で「サクサク」処理していくことができます。 C言語のようなコンパイル言語の場合、事前にソースコードをコンパイルしてマシン語に変換しておかなければなりませんが、Perlではその工程が要らないのですぐに作業に取りかかることができます。 またPerlは高速処理が得意です。数百万行のテキストファイルでも、エンジニアがストレスを感じることなく処理していきます。 さらにベテランのPerlエンジニアは「Perlは他のスクリプト言語より安定している」と評価します。その評価は、UNIXとLinuxに標準でインストールされていることからも正しいことがわかります。もちろんウィンドウズやMacにPerlをインストールすることも容易です。 そしてPerlは、新しい製品が出ても古い製品を使うことができる後方互換性に優れています。これならエンジニアは安心してPerlを使い続けることができます。 Perlの後方互換性の高さは、コンピュータ業界の流行り廃りに左右されたくないビジネスシーンで高い支持を勝ち取ることに成功しました。 Perlのライブラリの多さを重視するPerlエンジニアは少なくありません。特にCPANというライブラリは無料で公開されていて、さまざまな機能が掲載されています。CPANを使いたいからPerlスキルを取得するエンジニアもいるくらいです。 作業性ではテストのしやすさやモジュールのパッケージングのしやすさが指摘されています。そして、ソースコードの整理のしやすさや書きやすさは、初学者に歓迎されています。 ベテランから初級者まで受け入れる懐の深さがPerlの人気の秘密です。 Perlで気を付けること フリーランスのPerlエンジニアや、これからプログラミングを学ぶ人が注意しなければならないことは、Perlに勢いが感じられないことです。 JavaScript、Pythonというニューカマーの勢力が増した分、相対的にPerlの勢いが奪われた形です。 プログラミング言語の世界シェアを計測しているオランダのTIOBE Softwareの2018年12月のランキングでは、Perlの世界シェアは1.013%で18位でした。前年同月の14位から4つもランクダウンさせています(*)。 *:https://www.tiobe.com/tiobe-index/ トップ3は1位Java、2位C言語、3位Pythonでした。JavaScriptは7位でした。 こうした状況を考えると、現在Perlのみでフリーランスになっているエンジニアは、Perlの仕事(案件)を主軸としつつも、2言語目や3言語目の取得を検討し始めたほうがいいかもしれません。 Perlエンジニアの募集要項のトレンドとは Perlエンジニアは、どのようなポジションで働くことが求められているのでしょうか。案件票の募集要項などを参考に、Perlエンジニアの働き方のトレンドを探っていきます。 上流から下流までまんべんなく携わることができる 自社クラウドサービスを提供している企業が、上流から下流までの業務にまんべんなく携わることができるポジションのPerlエンジニアを募集しています。 具体的な業務は次のとおりです。 ・サーバーサイドでの開発 ・API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース、ソフトウェアの機能を共有する仕組み)の作成 ・管理画面の開発 ・パフォーマンス測定、改善 ・監視システムの更新 そしてこの企業は、新しく採用するPerlエンジニアに、クライアントとの打ち合わせも任せたいと考えています。 Perlエンジニアは開発の総責任者のポジションを得ることもできるのです。 現在のポジションをどう維持するか 「Perlで気を付けること」の章で、Perlの世界シェアが落ちていることを紹介しました。落ちているとはいえ、トップ20には入っているのでPerlエンジニアの仕事がすぐになくなることは考えられませんが、「万が一の事態」に備えておいたほうがいいでしょう。 Perlエンジニアとしてのポジションを維持・向上させるためには「市場価値が高いエンジニア」になることです。 その方策として最も手っ取り早いのは2言語目、3言語目を取得することです。 また大規模プロジェクトの開発経験や、大規模プロジェクトを統括する仕事の経験は、フリーランスになったときに貴重な武器になるでしょう。 別の言語の習得は後からでも可能ですが、「経験」はチャンスに巡りあわないと積むことができません。 会社員エンジニアのうちに、企画、要件定義、各種設計、コーディング、テスト、リリース、改善・修正、予算管理、スタッフ管理といった一連の工程・業務を押さえておきたいものです。 こうした経験を積んでおけば、転職するときにワンランク上の案件に挑戦できます。 Perlエンジニアが活躍している業界、分野 Perlエンジニアは、Webアプリ開発、システム管理、テキスト処理などの業界・分野で活躍することができます。 Webアプリでは、SNSの開発でPerlが使われることがあります。SNSといえばフェイスブックやツイッターやインスタグラムなど「世界王者」が鎮座する業界ですが、最近は社内限定のSNSを構築する企業も増えています。 情報漏洩のリスクを考えると、コストをかけてでもクローズド環境のSNSのほうが「安上がり」だからです。 ただPerl案件のうち、他言語では対応できない案件は少なくなってきています。特にこれから成長が期待されるAndroid向けアプリやiOS向けアプリの開発では、他言語のほうが明らかに有利です。 Perlのフレームワーク事情 Perlによる開発でよく使われているフレームワークを紹介します。 Mojoliciosとは MojoliciosはWebアプリ開発用のフレームワークです。Mojoliciosの特徴は、シンプルなWebアプリづくりにも、複雑な構造のWebアプリづくりにも対応しているところです。 そのため経験が浅いプログラマーから、ベテランPerlエンジニアまで幅広く使うことができます。スキルやポジションが上がっても継続して使い続けることができるので、長期的にみて「学習コスパ」がよいフレームワークといえそうです。 Mojoliciosのテストフレームワークは使いやすいと評判です。変更への対応に柔軟性があるので、クライアントからの変更依頼をストレスなく実施できます。 さらに標準モジュールに依存しないのでインストールがスムーズだったり、短い行数で済んだりといった操作性のよさも評価されています。 サポート体制が充実しているのでメンテナンスが楽です。 TripletaiLとは TripletaiLは「継承が要らない」「依存モジュールが少ない」という特性から、使いやすいという評価が定着しています。基本機能だけで開発できる点も評価されています。 名称の「トリプル」は「安全性、生産性、保守性の3拍子そろっている」という意味です。安全対策として、HTMLのなかに文字列を展開するときにテンプレート機能で記号処理を行っています。 Dancerとは Dancerは簡素なコーディングをするときに便利なフレームワークです。最小限の構文で開発できるよう、モジュールへの依存性を少なくしています。 またカスタマイズが簡単にできる点もPerlエンジニアたちから評価されています。 そして構文がシンプルなため、メンテナンスや修正に時間がかかりません。 トレーニング用のプログラミングがあるので、習得ストレスが少ない特長があります。 Amon2とは Amon2も少ないコードで記述することを目指したフレームワークです。PSGI/Plackがベースになっています。シンプルな構造ですが、拡張性に優れているのでさまざまなプロジェクトに対応できます。そのためAmon2は大規模システムの構築でも使われます。 Catalystとは CatalystはMVCアーキテクチャーを持つフレームワークです。 MVCはモデル、ビュー、コントローラーの頭文字を取っていて、この3要素を別々に設計する手法のことです。 MVCは作業を分業することができるので、大規模Webアプリを製作するときなどに適しています。 ちなみにモデル(M)はアプリの根幹をなす部分、ビュー(V)はアプリのユーザーインターフェースを定義する部分、コントローラー(C)はモデルとビューの間を取り持つ部分のことです。 Perl案件単価事情 フリーランスのPerlエンジニアにはどのような業務が発注されるのでしょうか。案件の単価などを紹介します。 DSPサービスのサーバーサイドからフロントエンドまでの開発全般、月70万円 この会社はDSPサービスを提供しています。DSPはデマンド・サイド・プラットフォームの略で、広告主側のプラットフォームのことです。広告主が広告を入札するときに使います。 この案件の業務内容は、サーバーサイドからフロントエンドまでの開発全般です。かなり幅が広い仕事になり、報酬は月70万円です。 具体的な仕事内容は次のとおりです。 ・ユーザーが触れる部分の表現や仕組みづくり ・業務効率向上させる管理UIの開発 ・プラットフォームと連携するAPI開発 ECサイトの機能改修など、ポジションはSE、月70万円以上 この案件ではPerlエンジニアにシステムエンジニアに就くことを求めています。業務内容は小売業向けのECサイトの機能改修と、CRMシステムとデータを連携させる作業です。詳細設計から担当できます。 報酬は月70万円以上と特別高いわけではありませんが、EC(電子商取引)に関わることができるのは、フリーランスにとってよい経験になるでしょう。 EC業界は楽天やヤフオク!といった老舗から、メルカリやZOZOタウンなどの新興勢力まで群雄割拠の様相を呈しています。そしてリアル店舗で拡大してきたセブン-イレブンやユニクロなどもECに進出しています。 つまりフリーランスのPerlエンジニアがEC案件を経験しておけば、仕事の幅が確実に広がります。 この案件を発注している企業はフリーランス・エンジニアに向けて「当社はインフラに特化したサービスを提供しているので、サーバーやネットワークの知識を吸収できます」というメッセージを送っています。 経験値を高めたいフリーランスにうってつけの案件といえるでしょう。 Perl案件の具体的な業務 フリーランスのPerlエンジニアたちは、具体的にどのように業務を進めているのでしょうか。 仕事(案件)を獲得してしまえば、「やること」は会社員エンジニアでもフリーランス・エンジニアでも同じです。 しかしフリーランス・エンジニアは、「やることをやって終わり」というわけにはいきません。 なぜなら、フリーランスにとってアプリやシステムを完成させることの次に重要な仕事は、次の仕事を確保することだからです。フリーランス・エンジニアが仕事を失うと、一瞬で無収入になるからです。 次の仕事は、いまの仕事をしながら探しましょう。 フリーランスに仕事を出すクライアントは原則、困っています。その困りごとの種類はさまざまで、受注しすぎた、スタッフが足りない、ソリューションがみつからない、などが考えられます。 ということは、いま仕事を引き受けているクライアント企業には、まだまだ案件が眠っているかもしれないのです。 クライアント企業の困りごとはフリーランス・エンジニアにとってのビジネスチャンスです。 受注しすぎているクライアント企業は、業績好調なはずです。こうした企業からは「いくらでも」案件を引き出すことができます。 スタッフが足りないクライアント企業は、人件費を削りたがっているはずです。ということは、フリーランス・エンジニアのほうで報酬をディスカウントすれば、これまた「いくらでも」案件を引き出すことができます。 低単価案件にはなりますが、仕事が途切れたときは「ありがたい存在」になるはずです。 ソリューションがみつからずに困っているクライアント企業がフリーランス・エンジニアに頼ってきたら、価格交渉で高額報酬を獲得できるでしょう。 もちろん「相手の弱みに付け込む」方法はご法度ですが、きちんと「ソリューションの良案があるが、これは自分のノウハウが詰まっているのでそれなりの報酬をいただきたい」と伝えればいいのです。 「自分を安く売らない」フリーランスは、結局はクライアントから信頼されます。 同じクライアントから連続して仕事を獲得するには、クライアントとコミュニケーションを取る必要があります。仕事の話以外の雑談のなかにこそ、次の仕事のヒントが隠されているものです。 Perl案件の案件票をみてみよう フリーランスのエンジニアも、企業の正社員エンジニアの働き方や待遇、福利厚生などを把握しておきましょう。フリーランスがクライアントと報酬交渉をするときの材料になるからです。 そこでPerlエンジニアを正社員で採用する企業の案件票をみてみましょう。 VR(仮想現実)AR(拡張現実)アプリのサーバーサイド開発、年収280万~600万円 この会社はスマホ向けのVRアプリとARアプリの開発に力を入れています。 そこでサーバーサイド開発を担ってくれる正社員のシステムエンジニアやプログラマーを募集しています。 年収は280万~600万円と倍以上の開きがあります。ポジションやソーシャルゲームの開発経験に応じて年収が変動します。 VRもARも、AI(人工知能)と並んで次代のIT・ネット業界の目玉になりうるツールです。会社員時代に最新技術に触れておけば、独立したときの「売り」になります。特にVRとARは、これらを使おうとしている企業ですら手探り状態です。つまり完全にブルーオーシャン状態です。 フリーランス・エンジニアは可能な限り、ライバルが少ないブルーオーシャン案件を探しましょう。ライバルのフリーランスと競合するレッドオーシャン案件は価格競争になり「忙しいのに儲からない」状況に陥ります。 まとめ~いまより将来のことを考えよう 「得意でない言語を使った開発に携わりたくないからフリーランスになった」という方もいるでしょう。フリーランスの立場であれば、Perl案件だけを引き受けることができます。 しかしPerlの現在の勢力を考えると、なかなかそうもいっていられないかもしれません。もちろん2~3年のうちに仕事が枯渇するといった緊迫した状況ではありません。 では5年後はどうでしょうか。30歳のフリーランス・エンジニアなら、10年後はまだ40歳でバリバリの現役です。 フリーランスのPerlエンジアが5年後10年後でも安定した仕事を安定した収入を得るには、いまから「武器」を持っておく必要があります。 2つめの言語や3つめの言語でも構いません。管理業務スキルの獲得でも構いません。AIやVR・ARのような目新しい技術の知見でも構いません。 いずれにしてもプログラミング市場の動向を見据えながらスキルアップすることは欠かせません。
Javascript

Ajaxでフリーランスから大人気 JavaScriptを徹底調査

JavaScriptはWebサイトに華やかさをもたらしました。マウスポインタを動かしただけで画面が動くサイトがこれだけ爆発的に増えたのは、JavaScriptの汎用性のおかげといっても異論は出ないでしょう。 ホームページやスマホアプリのデザイン性や視認性の向上は、HTML/CSSによってもたらされました。JavaScriptはそこに動きの楽しさを加えたのです。 JavaScriptエンジニアはフリーランスになるチャンスが十分あります。多くの企業が、ホームページやスマホアプリの製作をフリーランスのJavaScriptエンジニアに発注しているからです。 JavaScriptの歴史や強みを紹介しながら、JavaScript案件の最新トレンドについて解説していきます。 JavaScriptの特徴とは JavaScriptの特徴を、その歴史を追いながら解説していきます。JavaScriptは別言語のJavaとは関係ありません。JavaScriptは当初LiveScriptという名称でしたが、開発をしているころにJavaが注目されていたので名称を拝借したわけです。 ブレンダン・アイク氏が開発したJavaScriptは1995年、ネットスケープ・ナビゲーターというWebブラウザに搭載される形で「世界デビュー」を果たしました。 HTMLとの相性のよさとJavaScriptによるビジュアルのよさから、ネットスケープ・ナビゲーターは瞬く間に普及しました。 しかしその後JavaScriptは紆余曲折することになります。Webサイトに動きを加えられることで多くのエンジニアがJavaScriptを使うようになったのですが、JavaScriptは独自開発した部分が多く、それゆえ互換性が低く「使いにくい」という評判も広がってしまったのです。さらにJavaScriptの脆弱性をついたウイルスが現れ、「使いたくない」言語になってしまったのです。 ところが2005年ごろ、状況が一変します。マイクロソフトが、AjaxというJavaScriptの非同期通信を利用した技術を開発しました。 Ajaxを使えば、サーバーから入手したデータを使ってパソコンで業務ができるようになったのです。サーバーと通信する必要がないので、開発スピードが格段に向上したのです。 Ajaxの実力はすぐに証明されました。 2005年に登場したグーグルマップは、地図の移動、拡大縮小が驚くほどスムーズで世界を驚かせましたが、これにAjaxが搭載されていたのです。「JavaScriptでできること」を目の当たりにしたエンジニアたちがこぞって使い始め、第2次JavaScriptブームが起きたのです。 さらにJavaScriptは、ライブラリが充実していることでも知られ、それが現在まで続くWebサイト製作ならJavaScript」という評価につながったのです。 JavaScriptの強みとニーズ 現代のWebサイトは、「構造のHTML、デザインのCSS、動きのJavaScript」でつくられているといっても過言ではありません。 したがってJavaScriptエンジニアの強みはWebサイト製作です。 Eコマース企業やフィンテック企業は、素早くWebサイトをつくり、素早く更新・改善していきたいと考えています。そのためWebサイトの製作者には、速さが求められます。 その点、サーバーとのやり取りを必要としないWebサイト製作ができるJavaScriptは、スピードを求めるエンジニアの武器になります。 JavaScriptで気を付けること JavaScriptは優秀な言語ですが、このスキルだけでフリーランスになることは難しいでしょう。少なくともHTML/CSSは獲得しておく必要があります。 さらにJavaScriptエンジニアはjQueryやNode.js、Vue.jsなどのライブラリやフレームワークを使えるようにしておいたほうがいいでしょう。ライブラリやフレームワークを多用することでクライアントが望むクオリティをしのぐWebサイトを、しかも短期間でつくることができるようになります。 JavaScriptエンジニアのほうからクライアントに「このような機能を持たせたい」と逆提案できるようになれば、次の仕事やギャランティアップにつながるでしょう。 JavaScriptエンジニアに求められるポジション 企業がJavaScriptエンジニアに求めるポジションはフロントエンドエンジニアです。 「フロントエンドエンジニア」という単語にはさまざまな意味がありますが、ここではフロントエンドエンジニアは、Webコーダーやマークアップエンジニアより上位のポジション、としておきます。 Webコーダーやマークアップエンジニアからステップアップする JavaScriptエンジニアがキャリアアップするには、まずはWebコーダーやマークアップエンジニアとして経験を積み、そのなかで徐々にクラアントのニーズをとらえられるようにします。 そしてクライアントにクオリティの高いデザインと機能を提案し、それを実行できるようになると、フロントエンドエンジニアに昇格できるでしょう。 クライアントの事業内容を把握できるようになると仕事の幅が広がる 企業は、フロントエンドエンジニアに事業の理解を求めます。というのも企業はWebサイトを立ち上げることを目的としているわけではなく、「Webサイトでビジネスすること」を目標にしているからです。 クライアント企業の担当者は、Webサイト素人かもしれません。そのような担当者は「当社の事業目的を達成できるWebサイトをつくってほしい」と発注するでしょう。 もちろん、クライアントのそうした希望を汲み取るのは、第一義的にはディレクターです。しかしディレクションスキルがあるJavaScriptエンジニアなら、ディレクターと一緒にクライアントとの打ち合わせに同席できます。 そうなるとフロントエンドエンジニアからバックエンドエンジニアに提案できるようになります。 Web業界には役割と職種がありますが、1人何役担ってもかまわないのがWeb業界の特徴です。1人のフリーランスがいくつもの役割や職種を担うことができれば高単価案件を獲得できるチャンスが巡ってくるはずです。 JavaScriptエンジニアが活躍している業界、分野 フリーランスのJavaScriptエンジニアが活躍できる業界や分野は、「Webサイトやスマホアプリしかつくれない」と考えるか、「どの業界・業種の企業も、使いやすくて見やすいWebサイトやスマホアプリを求めている」と考えるかで違ってきます。 もちろんフリーランスに方には、「どの業界・業種の企業も、使いやすくて見やすいWebサイトやスマホアプリを求めている」と考え、活躍できる場面を増やしていくことをおすすめします。 すべての業界・業種が求めている 多くの企業が、コーポレートアイデンティティ(CI、企業文化の構築)やブランディングのあり方に悩んでいます。そしてそのほとんどが、Webサイトを使ったCIやブランディングを検討しています。 起業家がベンチャー企業を立ち上げようとするとき、必ず「かっこいいホームページ」をつくろうとするでしょう。既存のホームページを「今風の動くタイプ」にしたいと考えている企業も少なくありません。 JavaScriptエンジニアは、こうした企業に適切なソリューションを提供できるのです。 Eコマースの知見は案件確保を容易にする フリーランスのJavaScriptエンジニアがEコマース企業のビジネスモデルを学べば、仕事の幅はさらに拡大するはずです。いま、これまでEコマースをしてこなかった企業が続々Eコマースに参入しています。 Eコマース向けWebサイトは、遷移ページが多く、各ページに高いデザイン性と機能性が要求されるという特徴があります。Eコマースサイトは閲覧者(消費者)に「買わせる魅力」を備えていなければなりません。 こうした高い技術を要するWebサイトを開発できるフリーランスのJavaScriptエンジニアは、仕事の確保に困ることはないでしょう。 JavaScriptのフレームワーク事情 JavaScriptによる開発で多用されるフレームワークや便利なライブラリを紹介します。 jQueryとは これからJavaScripを学ぶ方は、一緒にjQueryのスキルも取得してしまったほうがいいでしょう。一度に覚えることが増えるので勉強は大変ですが、「JavaScrip+jQuery」エンジニアは現場で重宝されるはずです。 jQueryの最大のメリットは手間が省けることです。JavaScripで数十行書かなければならないプログラムも、jQueryなら数行で済みます。 Webサイトの画面の入れ替えやアニメーションの活用などが簡単に実行できるようになります。 Backbone.jsとは Backbone.jsを使うと、サーバーサイドのフレームワークをクライアントサイドで利用できるようになります。軽量で単純な構造のためスキルを獲得しやすいメリットがあります。 Backbone.jsはツイッターでも使われていることから注目を集めています。 AngularJSとは AngularJSはグーグルが中心となって開発しているフレームワークで、その信頼性の高さから人気になっています。 AngularJSはWebアプリ向けライブラリが集約されたフルスタックフレームワークなので、それぞれのライブラリの相性が問題になることがありません。 大企業のエンジニアが多く使っているので、AngularJSが使えるフリーランスのJavaScriptエンジニアは、大型プロジェクトに参加しやすいでしょう。 Vue.jsとは Vue.jsはユーザーインターフェースを作成するのに適したフレームワークです。ルーティングや状態管理、アニメーションの実装が可能です。依存オブジェクトが少なく高性能で、エンジニアからの評価が高くユーザー数が増えています。 Node.jsとは ブラウザ上で動くことがメリットのJavaScriptを、サーバーサイドでも動かせるようにしたのがNode.jsです。 WebサイトづくりのメーンになりつつあるJavaScriptが、サーバーサイドとクライアントサイドの両方で処理できるようになれば、作業がさらに効率化できます。 またNode.jsはサーバーのパフォーマンスが急激に落ちる「C10K問題」を解決できます。 JavaScript案件単価事情 フリーランスのJavaScriptエンジニアにはどのような業務が発注されるのでしょうか。案件の単価などを紹介します。 中古品買い取りWebサイトの開発、月95万円 こちらのフリーランスのJavaScripエンジニア向け案件は、中古品買い取り専門Webサイトの開発です。報酬は月95万円という高額ですが、この案件に応募するには次のスキルと経験を持っていなければなりません。 HTML/CSSスキル、Webアプリ開発経験3年以上、JavaScripフレームワークを使った実務2年以上、REST APIとの連携を用いた開発経験、BtoCのWebサービス経験 かなり要求が高い案件といえるでしょう。 医療用アプリ開発、月80万円 次に紹介するのは医療用アプリ開発で、こちらも月80万円と高額です。業務内容はプロダクトの改善や情報収集、自動化のための整備のほか、チームのマネジメントも含まれます。 必須スキルは、Apache Hadoopエコシステムを用いたビッグデータ解析、Gitでの開発、UNIXコマンドやNode.jsを使った開発などの経験です。 技術的なスキルだけでなく、チームを統括、管理した経験があると高単価案件を獲得しやすいといえるでしょう。 JavaScript案件の具体的な業務 フリーランスのJavaScriptエンジニアは収入が安定している傾向があります。フリーランスのJavaScriptエンジニアに仕事を発注する企業が多いからです。 JavaScriptは他言語との組み合わせで使うことが多い言語ですが、ある言語を獲得した企業の社員がわざわざJavaScriptのスキルを身につけることは面倒です。「それならJavaScript案件だけ外注に出そう」という発想になります。 また異業種からのWebビジネス参入が活性化するなかで、JavaScript案件自体が純増しています。 しかも主要ブラウザはJavaScriptに対応しているので、現在の旺盛な需要が継続する可能性が高いのです。 フリーランスのJavaScriptエンジニアが働きにくくなる要因をみつけるほうが難しいといえます。 JavaScript案件の案件票をみてみよう フリーランスのエンジニアも、企業の正社員エンジニアの働き方や待遇などを知っておくことは大切です。フリーランスがクライアントと報酬交渉をするときの材料になるからです。 そこでJavaScriptエンジニアを正社員で採用する企業の案件票をみてみましょう。 東証1部上場のデータセンターサービス企業の社員、年収420万~700万円 東証1部に上場しているデータセンターサービス企業が、年収420万~700万円で正社員のJavaScriptエンジニアを募集しています。 募集しているポジションはフロントエンドで、業務内容は次のとおりです。 ※下記リストで表示 ・サービスの操作を行うコントロールパネルの設計、開発 ・開発環境の改善、新規ツールの導入 必須スキルはJavaScrip+HTML/CSSを使った実務経験5年以上となっています。 そのほか、各種フレームワーク・ライブラリを使った開発経験や新技術への関心、スピード感ある業務姿勢などが歓迎されます。 年収の下限と上限が1.7倍も開いているのは、スキルの質と量によって厳格に報酬差をつけているためでしょう。 フィンテックや決済システムの構築、年収500万~1,800万円 最大1,800万円の年収を提示しているのは、フィンテック(金融技術)や決済システムの開発を手掛ける企業です。親会社は中古品販売サイトを運営している上場企業です。 業務内容はスマホ向け決済システムの開発で、将来的には中古品売買以外のビジネスでも使える社会インフラに育て上げる構想があります。 必須スキルは、JavaScript、HTML/CSS、TypeScript、Vue.jpです。 1,800万円の年収を獲得するにはフィンテックだけでなく「金融そのもの」の知見も必要になるでしょう。 同社は求職者に「世の中のお金の仕組みを最新技術で変えたい人に応募してほしい」と呼び掛けています。 まとめ~JavaScript需要の今後と未来 JavaScripの需要は増えることはあっても減ることはないでしょう。すでにフリーランスとして働き始めているJavaScriptエンジニアも、日々そのことを感じているのではないでしょうか。 ただ魅力の高さゆえにライバルが多いのも事実です。ライバルより多くの仕事を獲得し、なおかつ高単価案件を得るには「+アルファ」が必要です。もはやHTML/CSSは+アルファではなくマストスキル(必須スキル)と考えておくべきです。 JavaScriptエンジニアは他言語やフレームワークを増やすことでさらに高収入を得ることができる「恵まれた」環境にあるといえます。
Vue.js

フロントエンドエンジニアの年収相場はVue.jsの可否で変わる?

Vue.jsエンジニアの平均年収・年収相場(すべての雇用形態) フレームワークとしてVue.jsを多く使用する機会のある職種はフロントエンドエンジニアです。大まかではありますが、フロントエンドエンジニアの平均年収からvue.jsの現状がわかるかと思います。 Indeed(※1)の最新調査によると平均年収は523万円です。正社員からフリーランスまで全ての雇用形態を対象に、過去12ヶ月間に従業員やユーザーから提供された情報とIndeed に掲載された求人広告に基づいています。他に案件数の表記はないのですが、給与の幅は下限で149万円、上限が1174万円となっています。 引用データ:フロントエンドエンジニアの日本での給与(indeed) 2020/2/25時点 Vue.jsの平均年収・年収相場(フリーランス) 弊社調べのVue.jsを使用するフロントエンドエンジニア の平均年収です。まずは一番高額な年収をみてみましょう。案件数が1件と少ないですが、かなり高額で1320万円です。いかにVue.jsの需要が高いかうかがえます。 中央値でみると平均年収は960万円で案件数が10件と最多となっています。こちら960万円を基準に案件選びを進めても良いと思います。案件数はトップクラスのため、仕事に困ることも少ないでしょう。
Vue.js

Vue.jsの単価相場を徹底調査 平均単価は75万円!?

Vue.jsエンジニアのフリーランス案件の単価・相場 弊社調べのVue.jsの平均単価は75万円です。単価の幅は下限で66万円、上限が85万円となっています。案件数が最多で16件の単価は73万円です。 Vue.jsの案件数はトップクラスのため、仕事に困ることも少ないでしょう。 テクフリ調べ(2020年2月15日) Vue.jsエンジニアの案件数推移 続いてはVue.jsエンジニアの求人掲載数の推移をみてみましょう。2017年5月の案件数4件からスタートし2020年2月には累積で84件に達しています。なんと増加率は21倍です。 また月間案件数では2019年4月の35件を期に現在に到るまで案件数の爆上げが続いています。今後も案件数の増加が期待されます。 テクフリ調べ(2020年2月15日) Vue.jsエンジニアの業種別求人数と平均単価 それではVue.jsエンジニアの業種別求人数と平均単価をみてみましょう。最も高額な平均単価はソフトウェア系で85万円です。 案件数の多さでは16 件のweb系で、SPA(Single Page Application)開発の需要の高まりを受け伸びています。そして平均単価は71万円とかなり高額です。 Vue.jsは他のプログラミング言語、フレームワークの案件に比べると比較的高く、他の業種でも求められ、表の通り多くの業種に需要があることが判明しております。またVue.jsは学習コストも低いので、習得にチャレンジしても良いのではないでしょうか。 業種 平均単価 案件数 EC 66 3 Web 71 16 ソフトウェア 85 1 広告 75 2 通信 72 2 エンタメ 71 3 金融 73 2 医療 80 1 テクフリ調べ(2020年2月15日)
PHP

PHPエンジニアの平均年収・年収相場

PHPエンジニアの平均年収・年収相場 求人検索エンジン「スタンバイ」の「プログラミング言語別 平均年収」(2017年)によると平均年収は522万円で順位は10位です。正社員の求人情報約250万件のうち、各プログラミング言語名が含まれる求人情報の給与金額の平均値を集計しています。 また同サイトに掲載されている正社員の求人情報約324万件を対象に、各プログラミング言語名が含まれる求人情報の提示年収の中央値を集計した「プログラミング言語別年収ランキング2018」(提示年収の中央値ベスト10)では575.1万円で3位となっています。 引用:「スタンバイ(https://jp.stanby.com/)調べ」 PHPの平均年収・年収相場(フリーランス) 弊社調べのPHPを使用するサイーバーサイド案件の平均年収です。まずは一番高額な平均年収をみてみましょう。案件数が2件と少ないですが、かなり高額で1320万円です。いかにPHPの需要が高いか伺えます。 案件数が一番多いのは840万円で案件数が42件となっています。続く33件と案件数が多いの960万円です。これら840万円と960万円を基準に案件選びを進めても良いと思います。案件数はトップクラスのため、仕事に困ることも少ないでしょう。 テクフリ調べ(2020年2月15日)
HTML5

HTML/CSSのトレンドを徹底調査 フリーランスでも活躍可能?

HTML/CSSのうち、HTMLはWebサイトのレイアウトをするための言語です。CSSはWebサイトのスタイルを指定する言語で、HTMLと一緒に使うことでホームページのクオリティがさらに向上します。 HTML/CSSエンジニアには、Webサイトの「見た目」にこだわることが求められます。他言語エンジニアが「機能」にこだわるのとは対照的です。しかし、見た目に特化した仕事だからといって、HTML/CSSエンジニアを他言語エンジニアより「下」とみなすことは間違っています。 なぜならWebサイトはいま、見た目がとても重視されているからです。世の中にこれだけWebサイトがあふれると、まずは見た目で選別されます。つまりHTML/CSSの技術を駆使して美しくしたWebサイトしか人々に見向きされなくなるのです。 Webサイトは中身が勝負ですが、しかし見た目が悪いWebサイトは勝負に参加させてもらえないのです。見た目が悪いWebサイトは怪しいサイトというレッテルを貼られかねず、デザイン性に劣るホームページを持っている企業は業績がかんばしくないようにみえます。 いまやWebサイトのデザインとレイアウトとスタイルは、Webサイトのオーナーの信用力に関わる重大事なのです。 そのためフリーランスのHTML/CSSエンジニアには、たくさんの仕事が用意されています。そのような魅力あふれるHTML/CSSの歴史を振り返りながら、HTML/CSSエンジニアの立ち位置や業務案件などを紹介していきます。 HTML/CSSの特徴とは HTML/CSSの歴史と特徴をみていきましょう。 HTMLの歴史について ティム・バーナーズ・リー氏が開発 HTMLはハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージの頭文字を取ったものです。つまり、ハイパーテキストをマークアップする言語、ということです。 ハイパーテキストは「テキストを超える」という意味で、多くの機能を備えたテキスト(文書)のことです。本や雑誌などの紙に書かれたテキストは、文書が持つ意味以上の情報は含まれません。しかしコンピュータの画面上のHTML化されたテキストは、コンピュータやインターネットと連動させることでより多くの情報を盛り込むことができます。 例えばWebサイト上の「日経平均株価」という文字をハイパーテキスト化すれば、「日経平均株価」という文字の上にカーソルを置くだけで「日本を代表する225銘柄(225社)の上場株式の平均株価」と表示させることができます。 マークアップとは「マークをつけること」という意味です。HTMLの場合のマークアップとは「テキストにタグをつけること」です。HTMLでは、テキストにタグをつけると文字が修飾(デザイン)されます。 例えば 「<p> ~ </p>」という囲まれたテキストは1つの段落としてデザインされますし、「<b> ~ </b>」で囲まれたテキストは太文字になります。 HTMLは1989年に、ティム・バーナーズ・リー氏という人が開発しました。リー氏はHTMLだけでなく、 文書や画像や動画を公開・閲覧する仕組みであるWWW(ウェブのこと) 転送プロトコルのHTTP リソースを識別するURL も同時に開発し「Webの父」と呼ばれています。 リー氏はスイスの欧州原子核研究機構(CERN)という組織に属していて、何千人もの科学者の論文や資料を探すのに苦労していました。そこでリー氏は、WWW、HTTP、URL、HTMLといった技術を搭載したサーバーとブラウザというツールを開発し、論文や資料の検索と閲覧をシステム化したのです。 CSSの歴史 1996年に登場 一方のCSSは、カスケーディング・スタイル・シートの頭文字を取ったもので、HTMLで構造を整えたテキストをさらにスタイリッシュにする機能を持ちます。 CSSが登場したのは1996年です。機能はHTMLと似ているのですが、次第に両者は役割分担されるようになりました。 いまでは、 ・HTMLはWebサイトのテキストなどの構造を重視する ・CSSはWebサイトのテキストなど装飾を重視する というすみわけがなされています。 CSSは発表当初はほとんど注目されませんでした。ところがInternetExplorerやFirefox、OperaなどのブラウザがCSSをサポートするようになりエンジニアたちに使われるようになったことでメジャーになりました。 CSSを使うと、テキストの構造を変更せずに文字装飾などを行えます。またCSSはテキストのスタイルを一括管理できるので、変更も容易です。 この作業をHTMLだけで行おうとすると、デザイン方針が大きく変わったときに装飾した箇所をすべて手作業で修正していかなければなりません。 HTMLとCSSの両方を使いこなすことで、サイトのメンテナンス性が格段に向上するのです。 HTML/CSSの強みとニーズ HTML/CSSエンジニアの最大の強みは、Webサイトの閲覧数を増やせることです。閲覧数はサイトの実力を測るうえで重要な指標であり、広告収入にも直結します。つまり閲覧数はWebビジネスを展開する企業や個人が最も求める「数字」であり、テレビ業界の視聴率のようなものです。 閲覧数を最も効率よく増やすには、グーグルやヤフーなどの検索サイトで上位に表示されなければなりません。検索サイトは検索ワードに関係が深いサイトを表示しますが、その表示順は、価値が高い情報を掲載しているサイトが優先されます。 グーグルなどは、ロボットを使って世界中のサイトを閲覧し、価値判断しています。 ロボットはサイトの内容だけでなく、体裁にも注目します。つまりHTML/CSSで作成されて美しい体裁のサイトは、グーグルのロボットによって「価値がある」と判断されるのです。HTML/CSSのルールで書かれていないサイトは、価値が低いとみなされてしまうのです。 もちろんグーグルのロボットはキーワードなどもチェックするので、コンテンツの製作者たちはサイトに掲載する記事や写真や動画を磨き上げる必要があります。しかしそれと同じくらいの労力をかけてサイトの見た目をよくしないと、せっかくの良コンテンツが見向きされない結果になってしまうのです。 こうしたことから、Webビジネスを展開する企業はHTML/CSSエンジニアにサイトの「仕上げ」を依頼します。だからフリーランスのHTML/CSSエンジニアは、IT界、Web界で一定の存在感を示すことができているのです。 HTML/CSSで気を付けること HTML/CSSのスキルだけでこなせる案件もありますが、あまり単価は高くないでしょう。 というのもHTML/CSSスキルの獲得はそれほど難しくないからです。例えば企業が事務職社員にHTML/CSSを覚えさせ、自社サイトの更新をさせることも不可能ではありません。 したがってフリーランスエンジニアを目指す人は、HTML/CSSだけでなく「+アルファ」を身につけておいたほうがいいでしょう。 例えば、アドビ社製のグラフィックソフト「Photoshop」のスキルがあると、サイトのデザインとHTML/CSSによるテキスト加工の2つの仕事を請け負うことができます。 もしこれからエンジニアの道に進もうと考えている若い人なら、理想は、C#やJavaScriptなどのコンピュータ言語を先に身につけてから、後からHTML/CSSを学ぶことです。 HTML/CSSエンジニアの募集要項のトレンドとは HTML/CSSエンジニアは、どのようなポジションで働くことが求められているのでしょうか。案件票の募集要項などを参考に、HTML/CSSエンジニアの働き方のトレンドを探っていきます。 フロントエンドエンジニアというポジション スキルが高いHTML/CSSエンジニアは、フロントエンドのポジションで働くことができます。Web製作のプロジェクトでは、フロントエンドエンジニアはディレクションやデザイン、インターフェースに関わります。ユーザーと直接やり取りすることもあります。 フロントエンドエンジニアは、サーバーサイドエンジニアやバックエンドエンジニアなどと異なり、システムの要件定義や設計、開発業務にはあまり関わりません。 フロントエンドエンジニアは、サーバーサイドエンジニアと比べると新しい職種です。情報が美しく載っているWebサイトへのニーズが高まったことで、フロントエンドエンジニアが誕生したのです。 競争力のあるHTML/CSSエンジニアになるには、PCだけでなくスマホやタブレットに関する知識が必要です。さらに、 ・レスポンシブWebデザイン ・サイトの軽量化 ・表示速度の高速化などの知識が加わるとさらに高単価案件を獲得できるでしょう。 レスポンシブWebデザインとは、どの大きさの画面でも見やすくする技術です。レスポンシブWebデザインでWebサイトをつくるとパソコン、スマホ、タブレットのすべてに対応できるので修正や更新が容易です。 またサイトを軽量化して表示速度を高速化できると、Webサイトの閲覧ストレスが減り、離脱を防止できます。 他のHTML/CSSエンジニアとの差別化を図るには、上記の3つのスキルの獲得はマスト事項といえるでしょう。 HTML/CSSエンジニアが活躍している業界、分野 HTML/CSSエンジニアが活躍できる分野は、幅広いのですが、ここではスマホ向けアプリ製作に注目してみます。 家電業界 HTML/CSSエンジニアは、家電関連の業務で活躍できるでしょう。パナソニックもソニーもシャープも、家電製品とネットをつなぐIoT化に力を入れています。家電をネットにつなぐと遠隔操作ができたり、家電を賢くするスマート化を進めたりできます。 家電のIoT化で重用されるのがスマホです。スマホはIoT家電のコントローラーのような役割を果たします。IoT家電のユーザー(消費者)は、専用アプリをスマホにダウンロードしてスマホで家電を操作します。 IoT家電も家電である以上、老若男女がITやIoTの知識がなくても使えるようにしなければなりません。そのためスマホアプリは、直感で操作できるインター フェイスにしなければなりません。 そこでHTML/CSSエンジニアの力が求められます。家電メーカーが求める操作性とデザイン性を実現できるフリーランスのHTML/CSSエンジニアは仕事の幅が格段に広がるでしょう。 フィンテック フィンテックとは、金融(フィナンシャル)とIT技術(テクノロジー)を合わせた造語です。金融サービスを次々IT化、AI(人工知能)化していこうという取り組みで、メガバンク、クレジット会社、携帯キャリア、IT企業などが進出し、その市場は世界規模となっています。 スキルが高いHTML/CSSエンジニアは、フィンテック関連の案件に関わることもできます。 フィンテックには、何千億円規模のマネーを扱う仮想通貨システムのような超高度なものだけでなく、スマホ決済のようにすでに身近になっているサービスも含まれます。 またフリーランス向けの会計サービスや主婦向け家計簿サービスも、クラウドを使ってフィンテック化しています。 このような市民生活に密着したフィンテックサービスは、ユーザーフレンドリーなインターフェイスが必須となるので、HTML/CSSエンジニアが活躍できるのです。 HTML/CSSのフレームワーク事情 HTML/CSSのフレームワークを紹介します。HTML/CSSだけではスキルに付加価値をつけることは難しいのですが、HTML/CSSエンジニアがフレームワークを多用して「できること」を増やすとライバルエンジニアに差をつけることができます。 GroundworkCSSとは GroundworkCSSの魅力はレスポンシブなところです。パソコン、スマホ、タブレットなど各種デバイス向けにWebサイトを製作するときにGroundworkCSSを使えば、文字の大きさが常に最適なサイズに維持されます。 またアイコンフォントやアニメーションが標準装備されているので表現豊かなサイトに仕上げることができます。 Renaissance.cssとは Renaissance.cssは、まだ高度なスキルを獲得できていないHTML/CSSエンジニアの強力な武器になるでしょう。 Renaissance.cssのコンセプトは「黄金比」です。サイトをデザインするとき、文字やリンクボタンのサイズ決めに苦労するのではないでしょうか。 Renaissance.cssはそれらの最適なサイズを簡単に選択できます。 またRenaissance.cssのユーザーのなかには「レゴブロック感覚でサイトを構築できる」という人もいます。 これはRenaissance.cssがBEMの概念を取り入れているからです。BEMにより作業が簡素化され、製作時間を短縮できます。 micronとは マイクロインタラクションを組み込んだWebサイトはすっかり一般的になりました。マイクロインタラクションが搭載されていないWebサイトのほうが珍しいくらいです。 micronは簡単にマイクロインタラクションを導入できるフレームワークです。JavaScriptのコードを書かずに使えるアニメーションが12個用意されているので、「HTML/CSSのみのエンジニア」も使うことができます。 もちろんJavaScriptスキルがあるとmicronをさらに使いこなすことができます。 マイクロインタラクションとは、ボタン操作したときに正しく実行されたことを示す仕組みです。例えばスマホ画面上をタップしたときにボタンがアニメーションで動く仕組みはマイクロインタラクションです。 Simpleとは HTML/CSSのスキルが身についたら、Simpleを使ってみましょう。簡単な関数を使うことで全体を一括操作できます。 またSimpleには便利なコンポーネント(各種の機能を持つパーツ)が収録されているので、サイトのデザイン性を簡単に向上させることができます。 HTML/CSS案件単価事情 フリーランスのHTML/CSSエンジニアにはどのような業務が発注されるのでしょうか。案件の単価などを紹介します。 大手製薬会社のメルマガ作成、月40万~50万円 広告の企画・製作会社が大手製薬会社のメルマガ作成を請け負ってくれるフリーランスのHTML/CSSエンジニアを探しています。 ギャランティは月40万~50万円となっています。 この案件の応募に求められる技術的なスキルはHTML/CSSだけですが、社会人としてのビジネスマナーやコミュニケーション能力が求められます。 動画配信アプリの開発、月80万円 こちらの案件はHTML/CSSスキルだけでなくJavaScriptの業務経験も必要です。月額80万円とかなり高い報酬となっています。 業務内容は動画配信アプリの開発で、ポジションはフロントエンドエンジニアです。マークアップをしながら、サーバーサイドエンジニアとの調整業務も担当します。 フリーランス向け案件ですが、平日10時~19時の間、常駐する必要があります。 HTML/CSS案件の具体的な業務 HTML/CSSのスキルしかないとどうしても仕事の幅を狭めてしまうので、できればJavaScriptやフォトショップのスキルを身につけておいたほうがよいでしょう。 しかし「HTML/CSSのみのエンジニア」に仕事がないかというとそのようなことはありません。 オペレーターとして働くのであれば、HTML/CSSスキルだけで仕事を獲得することは可能です。 フロントエンドエンジニアのほうがオペレーターより格上のポジションで、報酬も高いのですが、フロントエンジニアはプロジェクトによっては「泊まり込みの日々」が続きます。 一方、HTML/CSSのコーディングだけに専念できるオペレーターは定められた業務を定められた時間内に仕上げれば仕事を終わらせることができます。 つまり「長時間働くことができない」といった事情があったり、「高報酬よりワークライフバランスを重視したい」と希望したりする方は、オペレーターというポジションがおすすめです。 だからといってHTML/CSSオペレーターの仕事は単純作業ではありません。きっとディレクターは、よりよいアイデアをオペレーターに求めるでしょう。サイトのデザイン性を向上させたり、テキストを読みやすくしたりなど、オペレーターが工夫できることは少なくありません。 創意工夫が得意なオペレーターと、単なる作業員のオペレーターでは、次の仕事につながる確率が違ってきます。 ただオペレーター業務は、高額報酬は期待できません。 HTML/CSS案件の案件票をみてみよう フリーランスのエンジニアも、企業の正社員エンジニアの働き方や待遇、福利厚生などを知っておくことは大切です。フリーランスがクライアントと報酬交渉をするときの材料になるからです。 そこでHTML/CSSエンジニアを正社員で採用する企業の案件票をみてみましょう。 愛媛県松山市のHTML/CSSコーダー、月18万~25万円 地方の正社員案件を紹介します。 愛媛県松山市の企業が、自社サイトのコーディングと更新業務ができる正社員のHTML/CSSエンジニアを募集しています。 月給は、基本給14.4万~20万円+固定時間外手当3.6万~5万円(計18万~25万円)となっています。 HTML/CSSとフォトショップの知識が必須で、イラストレーターやPHPなどの知識がある人を優遇します。 「HTML/CSS+アルファ」のスキルがあれば憧れの地方移住ができるのです。 飲食店向けWeb予約システムの開発、年収250万~650万円 東京のITベンチャーが、飲食店やリラクゼーション施設向けのWeb予約システムを開発する正社員HTML/CSSエンジニアを募集しています。 この案件に応募するにはHTML/CSSスキルだけでは足りず、JavaScriptの知識と半年以上のプログラミング経験も必要です。 ただ同社は未経験者も積極的に採用していて、さらに年収の下限が250万円となっていることからそれほど高いスキルを持っていない人でも応募できそうです。 エンジニアの労働市場は慢性的に人手不足のため、IT企業には「採用してから育てる」というマインドがあります。 まとめ~HTML/CSS需要の今後と未来 HTML/CSSの需要は今後、増えることはあっても減ることはないでしょう。HTML/CSSエンジニアの将来は有望といえます。 またフリーランスのHTML/CSSエンジニアは「+アルファ」のスキルを身につけることで確実に収入を増やすことができます。 IT未経験者も、コンピュータ言語になかでも習得が易しいHTML/CSSを身につけておけば、安定した仕事を確保できるIT業界で働くことができます。 HTML/CSSは非常にコスパがよいスキルといえるでしょう。
Go言語

Go言語のフレームワークをご紹介 ginやEchoなど徹底調査!

Go言語の特徴を一言で言い表すと「これからの言語」です。 「これから」という言葉は未来志向であり、可能性と将来性も含まれています。 なぜGoに未来志向があるかというと、2009年にリリースされたばかりの言語だからです。Goを専門にするエンジニアはまだ少ないですし、ニーズも「世界を席巻している」ほどではありません。 ではなぜGoに可能性があるかというと、Goはグーグルが開発した言語だからです。グーグルをむやみに信奉することは避けなければなりませんが、しかし現代の世界のITシーンでのグーグルの絶対的な立ち位置を考慮すると、フリーランスのエンジニアがグーグルの動向を意識した仕事をするのは正しい選択といえます。 そしてなぜGoに将来性があるかというと、Goは信頼性が高い言語であるのに構造がシンプルで、これからエンジニアを目指す人にも、2言語目の獲得を考えている人にもうってつけだからです。 3拍子揃ったGoを武器にしてフリーランスとして活動しているエンジニアは、どのような仕事(案件)を受注して、どのように働いているのでしょうか。詳しくみていきましょう。 Go言語の特徴とは Goは、リリース当初はLinuxとMac OSにしか対応していませんでしたが、2013年からWindowsにも対応するようになりました。 Goの特徴を箇条書きにしてみます。 ・シンプルな構文で軽量 ・コードを記述しやすい ・オープンソース ・表現力が豊か ・オブジェクト指向的 こうした特徴が徐々にエンジニアや開発会社の支持を集め、TIOBE Software社が公開している人気言語ランキングでは、2016年の48位から2017年には15位にまで急上昇しました。 Go言語の強みとニーズ Goの強みはオープンソースであることです。無料なのでエンジニアの数を増やしやすく、プログラミングの生産性を向上させやすいメリットがあります。 また簡潔な記述ができるので複雑なシステムに向いています。そして議論はありますが、Goはオブジェクト指向を持つ言語であることから分業をスムーズに進めやすく、プログラムのメンテナンスもしやすいのです。 そしてGoは言語習得がしやすいので、今後さらに「仲間」が増える可能性があります。業界内でGoを使うエンジニアが増えれば言語としての地位が上がり、Goエンジニアが関わることができるプロジェクト(案件)が増えます。 フリーランスを目指すエンジニアには歓迎できる傾向といえます。 さらにGoはC言語やJavaと構文が似ているので、それらの言語のエンジニアがGoを第2言語として選択しやすいのです。 つまりベテランエンジニアがGo関連プロジェクトを盛り立ててくれるので、Goのニーズがさらに高まる可能性があります。 Goは開発元のグーグルだけでなく、以下の著名なシステムでも使われています。 ・大手クラウドストレージサービスのDropBox ・ブログサービス大手の「はてな」 ・フリマアプリのメルカリ ・ニュースアプリのグノシー Goはすでに輝かしい実績を残している言語です。 Go言語で気を付けること メリットの多いGoですが、一方でジェネリクス(総称性)がなかったり、継承しにくかったりする欠点を指摘する専門家もいます。 ただGo支持者は、それらの欠点は他の方法で代替できるので「大きな欠点とはいえない」と考えています。 Go言語エンジニアの募集要項のトレンドとは Goエンジニアは、どのようなポジションで働くことが求められているのでしょうか。案件票の募集要項などを参考に、Goエンジニアの働き方のトレンドを探っていきます。 まだ採用のメーンに据えているわけではないがGoエンジニアの採用を検討している会社 この会社は正社員のアドテクエンジニアを年収400万~1,000万円で募集しています。 募集対象はC、Java、Scala、PHP、Perlの各エンジニアであり、Goエンジニアは対象外です。しかし案件票の注意書きに次のように記されていました。 「当社は言語の採用において、現場社員の声を積極的に取り入れていて、Goなど新しい言語にもチャレンジしています」 エンジニアに年収1,000万円を用意している企業がGoに注目していることは特筆に値します。そしてアドテクとは広告テクノロジーのことで、ネット系の広告ビジネスはこれから発展が期待できる事業分野です。 やはりGoは「これからの言語」なのです。 年収1,000万円のポジションの業務内容とは Goエンジニアでも年収1,000万円のポジションを獲得できます。しかしプログラミング作業だけではそれだけの給料をもらうことはできないでしょう。 年収1,000万円を獲得するには、卓越した言語スキルをベースにして、スタッフマネジメント、管理部門とのコミュニケーション、企画職とのミーティングといった業務をこなす必要があります。 エンジニアといえば一般的に、クライアントの企画や要望をコンピュータとネットを使って具現化していく仕事ですが、1,000万円プレイヤーになるには、企画をつくることから始めたり、企業の要望(ニーズ)を掘り起こしたりできなければなりません。 フリーランスのGoエンジニアが年収で700万円を超えるようになったら、企画や営業などのコミュニケーション系業務のスキルを磨くことで、次のステップに進むことができるでしょう。 ITコンサルタントというポジションに年収1,500万円を出す企業もある Goエンジニアなら、年収1,000万円をはるかに上回る年収1,500万円を目指すこともできます。 先ほど年収1,000万円を得るには「言語スキル+コミュニケーション系業務のスキル」が必要であると述べました。 そこに「コンサルティングスキル」を加えると、プラス500万円の年収1,500万円になるわけです。 「ITコンサルタント募集、年収600万~1,500万円」という案件票を出しているのは、東京都千代田区に本社を構えるコンサルティング会社です。 この職に与えられるミッションは「アプリケーション専門家集団として顧客のビジネスを改革すること」です。 具体的な業務は、アプリ戦略の構築、最先端テクノロジーの導入、グローバル展開支援です。顧客は日本を代表する大手企業で、だから社員に1,500万円も支払うことができるのです。 この案件に応募できる要件は次のとおりです。 ・2年以上のシステム開発プロジェクト経験(言語不問) ・開発の流れ、各工程のタスク、成果物に理解がある ・要件定義や基本設計で顧客と折衝できる ・ビジネスコミュニケーションスキル そのほか、クラウド開発、SAPアドオン開発、超高速開発、アプリ要求開発などの経験が歓迎されます。 1,500万円ITコンサルタントは、Goエンジニアを含むすべてのエンジニアが到達できる最高峰のひとつといえます。 Go言語エンジニアが活躍している業界、分野 Goエンジニアが活躍できる業界や分野をみていきましょう。 Webサーバー・アプリケーションでのGoの活躍が目立つ GoはWebサーバー・アプリケーションの構築で使われることが多くなりました。Goで構築したWebサーバー・アプリケーションのなかで最も有名なのはYouTubeです。 YouTubeはいまや趣味の域を完全に出て、ビジネスツールとして使われています。例えばメーカー各社はYouTubeで動画マニュアルをつくり、顧客サービスの向上に務めています。 YouTubeの成功事例から、Webサーバー・アプリケーションをビジネスで活用する動きが芽生え始めています。 Webサーバー・アプリケーションはこれまでJava、Ruby、PHPの独壇場でしたが、知名度が向上したGoに移行する動きも目立ってきました。 PaaSでのGo利用も拡大の兆し アプリやアプリを動かすハードウェア、OSなどプラットフォーム全体をクラウドサービスにしたPaaS(Platform as a Service)でもGoの利用事例が増えています。 いわば「システムの基盤をすべてレンタルで調達する」PaaSは、保守コストや新製品リスクを抑制できるので、利用する企業は今後増えるでしょう。 グーグルのPaaSであるグーグル・アップ・エンジンがGoで構築されていることもありますが、GoエンジニアはPaaSビジネスで中核的な役割を担うことができるはずです。 Go言語のフレームワーク事情 Goエンジニアなら知っておきたいフレームワークを紹介します。 小型、高速、シンプルが特徴のEcho EchoはGoのフレームワークのなかでも小型で高速、なおかつシンプルという特徴があります。コードの読みやすさからGoエンジニアたちは「開発効率が高まる」と高く評価されています。メンテナンスのよさも好評です。 Webサーバー、スマホ、パソコンでも対応できるiris irisはWebサーバーやスマホ、パソコンに対応する汎用性の高さが評価されています。irisの開発者は「最速」を自負しています。 またサンプル集の豊富さは他のフレームワークを寄せ付けないレベルで、iris人気の理由のひとつです。 またirisはスキル取得の難易度が低く学習時間を長く取らなくてよいメリットがあります。メンテナンス性も高いと評判です。 フルスタックならGin フルスタックWebアプリケーションフレームワークを求めるGoエンジニアには、Ginがおすすめです。HTTPルーターのレスポンスがよく開発ストレスを感じなくて済みます。メンテナンス性とセキュリティは一定水準をクリアしています。 beegoの売りもフルスタック beegoもGin同様、フルスタックのWebアプリフレームワークです。 API、Webアプリ、バックエンドサービスの開発を効率化させることができます。 Net/httpとの互換性が特徴のGoji GojiではURLパターン、正規パターン、カスタムパターンを定義することができます。機能を最小限に絞り込んでいるので、短期間の学習で使いこなせるようになります。 ただ自由度が高すぎるために、引き継ぎ作業で混乱するかもしれません。 Go言語案件単価事情 フリーランスのGo言語エンジニアにはどのような業務が発注されるのでしょうか。案件の単価などを紹介します。 広告配信システムの構築など、月85万円 この案件の業務内容は、広告配信システムのサーバーサイドの開発、ビッグデータを活用したマーケティング製品の開発、高トラフィック処理が求められる製品の開発、となっています。 報酬は月85万円です。 必須スキルはGitHubによるチーム開発の経験やAWS(アマゾンウェブサービス)を使ったインフラの構築、提案から設計、実装までの経験、となっています。 Goでの開発経験は歓迎スキルになっています。 ドローン関連API開発、月90万円 こちらの案件の内容はドローンで集めたデータをクラウド上で解析するAPIの開発で、報酬は月90万円です。Goによる開発経験が必須になっています。 Go言語案件の具体的な業務 Goエンジニアは、他の超メジャー言語と比べてしまうとフリーランスになりにくいかもしれませんが、コンピュータとは関係ない他業種と比べると、圧倒的にフリーランスになりやすいといえます。 個人事業主として働き始めてすぐに普通の生活を営めるくらいの仕事は十分確保できるでしょう。 ただ、フリーランスのGoエンジニアが裕福な生活を送れるかどうかは、フリーランスになる前の実績と経験、そしてフリーランスになった後のセルフマネジメント(自分の売り込み)にかかっています。 会社員時代にプロジェクトマネージャーの経験をしておくことはとても有益です。なぜなら、フリーランス案件では、プロジェクトマネージャー業務ができるかどうかで報酬が2~3割は変わってくるからです。 しかも、プロジェクトマネージャー経験ゼロでフリーランスになると、プロジェクトマネージャー的業務を任されることが難しくなります。 セルフマネジメントとは、自分自身を売り込む「営業」のことです。ただ営業といっても「仕事をください」式の営業を続けていると、いつまでたっても低単価案件しかこなせず、忙しいのにもうからない状況に陥ります。 そうではなく、要件定義や仕様設計、ワークフローの確定の作業までやらせてもらう「提案型」の営業を仕掛ける必要があります。 そのためには、案件を引き受けたら、常によりよい方法を提案する癖をつけることです。クライアントに、なぜこの案件を外注化したのかを尋ねるだけで、「ならばもっとよい方法がありますよ」と提案できます。「もっとよい方法」が、より多くの工数がかかる内容であれば、報酬を上げる交渉ができます。 これこそ「自分を高く売る」方法であり、理想のセルフマネジメントです。 Go言語案件の案件票をみてみよう フリーランスのエンジニアも、企業の正社員エンジニアの働き方や待遇、福利厚生などを知っておくことは大切です。フリーランスがクライアントと報酬交渉をするときの材料になるからです。 そこでGo言語エンジニアを正社員で採用する企業の案件票をみてみましょう。 クライアント企業の働き方改革をITで支援するエンジニア、年収上限800万円 企業向けにITソリューションを提供している会社が、フルスタック型のエンジニアを募集しています。 なぜこの企業がフルスタック型エンジニア(何でもできるエンジニア)を募集しているのかというと、クライアント企業の実情に合わせてITソリューションをデザインするビジネスモデルだからです。 同社が提示する年収は550万~800万円です。 上限の800万円を獲得するには、クライアント企業のマーケティング部門や経営者とIT戦略づくりの打ち合わせをこなせなければなりません。 ニーズを拾い集め、最適解を提案して受注につなげ、そのままシームレスに(つなぎ目なしに)開発に取り組む。この一連の流れをマネジメントする必要があります。 この案件に応募するには、GoまたはPHPまたはPythonまたはJavaScriptでの開発経験が3年以上なければなりません。 まとめ~Go言語需要の今後と未来 フリーランスのGoエンジニアは希少性があります。案件(仕事)の量は他のメジャー言語エンジなより少ないのですが、Go案件が出てくれば他のフリーランスとそれほど競争することなく獲得できるでしょう。 またGo案件は、やりがいが大きく報酬が高い良質な内容が多い傾向にあります。 ただ今後Goエンジニア人口が増える可能性があり、そうなればブルーオーシャンはすぐにレッドオーシャンに変わってしまいます。 そのとき生き残れるように、いまからフレームワークの獲得や営業や交渉などのコミュニケーション系業務、人脈づくりに励んでおいてはいかがでしょうか。
C言語

C言語のフレームワークをご紹介! 特徴や案件など徹底調査

C言語のことを「永遠に古くならない言語」という人がいます。もちろん誇張した表現ですが、1973年に開発された(1972年説もあり)C言語は50年近く経ったいまでも現役どころかトップランナーにいます。 プログラミング初学者のなかには、C言語に興味を持てない人もいるかもしれません。例えば、スマホアプリ開発ならJava(Android用)やSwift(iPhone用)がよく知られていますし、WEBサイト関連の仕事(案件)ならPHPがよく使われています。 このような言語と並べると、確かにC言語は「華」がないかもしれません。 しかしC言語は一般の人があまり知らない場所で使われていて、そういった場所では「C言語でなければならない」地位を築いています。 その場所とは「産業分野」です。自動車、家電、通信、ロボット、IoT(ネットとモノ)では、C言語の存在感が際立っています。 そしてなんといってもAI(人工知能)分野です。AI開発で使われる3大言語は、C言語、C++、Pythonです。もちろんJavaやScalaでもAIのプログラムを書くことはできますが、C言語の大量のデータを高速で処理する能力は、ビッグデータを扱うAIにうってつけなのです。 歴史と伝統と実績、そのうえ将来性も備えたC言語のスキルを持ったフリーランスのエンジニアは、業界で重用されています。 フリーランス向けC言語案件のトレンドなどについて解説します。 C言語の特徴とは C言語の特徴を、C言語の歴史を追いながら解説していきます。 C言語のルーツをたどると、1960年代にマーティン・リチャーズ氏が開発したBCPL言語に行きつきます。 その後1970年代に入って、ケン・トンプソン氏がBCPL言語をベースにしてB言語を開発しました。このB言語をベースにしてつくられたのがC言語です。 C言語の生みの親は、デニス・マカリスター・リッチー氏といいます。 ではなぜ、BCPL言語やB言語ではなく、C言語が世界を席巻したのでしょうか。もしくは、なぜC言語の次の言語ではなく、C言語が世界中のエンジニアの支持を集めることができたのでしょうか。 それは、やはりリッチー氏がつくったオペレーティングシステム「UNIX」がC言語で書かれていたからです。UNIXは現役で活躍しているOSのなかで最古のOSです。UNIXは安全性が高く機能がシンプルで、何より安価だったため、いまでもUNIXを使う企業は少なくありません。 UNIXの価格については「現在はそれほど安くない」という声もありますが。 無料OSのLinuxもUNIXをベースにしてつくられています。 リッチー氏は当初、別の言語でUNIXをつくっていましたが、途中からC言語に変更しました。 これがC言語を確固たる地位に押し上げました。UNIXが広まることでC言語が広まり、C言語が広まることでUNIXが広まりました。 そして大型コンピュータからパソコンまで「C言語=UNIX」色に染まると、IT関係者やWeb関係者はもう「C言語=UNIX」圏から逃れられなくなったのです。 使わない理由がなく、使う理由がある言語 では、C言語は呪縛によって仕方なく使われているかというと、もちろんそのようなことはありません。C言語にはさまざまな強みがあるので、C言語でシステムやソフトを構築してほしいというニーズが途絶えないのです。 つまりC言語は、使わない理由がなく、使う理由がある言語なのです。 C言語の強みとニーズ C言語の強みは産業界を「牛耳っている」点です。 家電、自動車、航空、基幹システム、携帯・スマホ、IoT、AI これらは何らかの形で必ずC言語と関わっています。基幹システム、IoT、AIは、すべての産業の基礎技術にもなっているので、C言語とまったく関係しない業界は存在しないといえます。 極論すれば、フリーランスのC言語エンジニアは、どこからでも仕事(案件)を獲得することができるわけです。 <いまだに世界2位> その証拠に人気言語ランキングを集計すれば、C言語は必ずトップ10には入りますし、調査によってはいまだにトップ3に入ります。 例えばオランダのTIOBE Softwareが2018年12月に行った言語別世界シェアランキング(*)では、 1位Java、シェア16% 2位C言語、シェア14% 3位Python、シェア8% 4位C++、シェア7.5% となっています。 *:https://www.tiobe.com/tiobe-index/ このランキングでは、C言語は2016年も2017年も2位でした。C言語は数々の「後輩言語」を寄せ付けない圧倒的な強さと魅力を持っているのです。 <「AIに強いC言語」はフリーランス・エンジニアの強力な武器> 自動車や家電はいわば伝統的な工業製品なので、これらがコンピュータ化されるときに伝統的な言語であるC言語が使われ、それが現代に受け継がれているのは理解できます。 しかしAIは、最近ようやく日の目を見るようになった最新技術です。それにも関わらずC言語でAIを開発することが多いのは、C言語が高速処理を得意とするからです。 AIはある意味単純で、「無限に情報を与えれば解けない問題はない」という仕組みです。例えば囲碁のAIが世界チャンピオンを倒すことができたのは、人間が一生をかけても読み込むことができない量の棋譜を読み込み、世界最高の一手を打つことができたからです。 その他、画像認識AIも音声認識AIも客の好みを言い当てるAIも、AIに大量の情報を与えることで法則性を探させているのです。 つまりAIの生命線は大量のデータや情報であり、それらを総称してビッグデータといいます。AI開発はビッグデータを短時間で処理しなければならないので、シンプルで高速処理が可能なC言語が選ばれているのです。 フリーランスのエンジニアが高額案件を獲得するには、AIに関する知見とスキルが必要です。 ということはフリーのエンジニアこそC言語をマスターしておくべきなのです。 C言語で気を付けること C言語は強力なプログラミング言語ですが、古さゆえの課題もあります。例えばC言語は、GUI(グラフィック・ユーザー・インターフェース)をつくることが苦手です。 ただC言語から派生したC++はGUIが得意です。そしてC言語を習得しておけばC++スキルを獲得することは比較的難しくないので、「C言語はGUIと完全に無縁」とまではいえません。 またC言語はコンピュータ言語の基本をしっかり学ばないと身につきません。そのため学習コストは小さくありません。学習コストとは、言語を習得するために必要な費用や時間や労力のことです。 例えばHTMLやCSSは簡単に習得でき、Webサイトをつくることができます。それで「そこそこ稼ぐ」こともできます。 しかし仕事の幅、個々の案件の単価、将来性、安定性、経済性のどれをとっても、HTMLコーダーよりC言語エンジニアのほうが格段に有利です。 C言語を獲得するために支払った学習コストは、確実に回収できます。 C言語エンジニアの募集要項のトレンドとは C言語エンジニアは、どのようなポジションで働くことが求められているのでしょうか。案件票の募集要項などを参考に、C言語エンジニアの働き方のトレンドを探っていきます。 結論からいうと、C言語エンジニアにはどのポジションも用意されています。 簡単なプログラミングしかしなくてよい年収300万円ほどのプログラマーの職も用意されています。このポジションは年収は低いのですが、その代わり自由があります。例えば家賃や新鮮な魚や野菜が安い地方なら、年収300万円でも十分豊かに生活できます。 地方には空き家がたくさんあり、格安で借りることができます。パソコンとネット環境さえあればどこでも「開業」できるフリーランスのC言語エンジニアは、地方移住ができます。 例えば日中、サーフィンや山登りや陶芸などをして過ごし、夕方から深夜にかけて東京の開発企業から受注したアプリ開発を手掛け、翌朝10時ごろに起きてまた遊びに行く、といった生活も不可能ではありません。 またC言語エンジニアには、年収500万円をゆうに超えるシステムエンジニアのポジションも用意されています。 それ以上のポジションを目指すなら、プログラム・マネージャーというポジションもあります。PMになれば年収1,000万円越えも可能です。実際、PMに年収1,500万円を提示している案件票もあります。 IBMはPMの業務として次の6つを想定しています(*)。 ・基幹システムやWebサービスの構築などのプロジェクトの企画案を評価して承認する ・見積書を作成してプロジェクトに必要な資金を調達する ・資金を確保して予算をつくる ・コスト計算、スケジュールづくり、スタッフ確保 ・コスト管理、スケジュール管理、スタッフ管理 ・プロジェクトの全般について経営陣と協議する PMはまさにプロジェクトの総監督です。そして基幹システムやWebサービスなどの構築は企業の経営に直結するので、PMの仕事の成否は経営に大きな影響を与えます。そのためPMのポジションは社内でも上位に位置します。 大企業では営業部長や総務部長や経理部長などが年収1,000万円プレイヤーになることは珍しくありませんが、それらと同じポジションをPMに用意している企業もあります。 C言語エンジニアはその位置に就くことができるのです。 *:https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/SSFCZ3_10.5.2/com.ibm.tri.doc/wpm_roles_portals/r_program_manager.html C言語エンジニアが活躍している業界、分野 C言語エンジニアは「どの業界、分野でも活躍できます」が、その説明では活躍のイメージをつかむことができないでしょう。 そこであえて対象を絞って、C言語エンジニアが活躍しているシーンを紹介してみます。 ロボット産業 ロボットには、人型ロボットや動物型ロボットなどのコミュニケーション型ロボットと、工場の危険作業などを行う産業ロボットがあります。 ロボットを動かすために組み込まれるコンピュータプログラムはC言語で書かれることが多い傾向にあります。 通信環境を整備する事業 インターネット環境を構築したり、ルーターやモデムなどの通信機器を開発・製造したり、テレビ会議やIP電話などのシステムを構築したりするときもC言語が使われます。ただこの分野ではC++やJavaの存在感も増しています。 自動車や家電や住宅をIoT化する分野 IoTは「ネットとモノ」と訳されます。数年前からものすごい勢いでさまざまなモノがインターネットにつながっています。 自動運転車はネットに接続することを前提につくられています。また、スマホを使って遠隔地から動かすことができる家電や住宅設備が登場していますが、いずれもネットを介しています。 自動車や家電や住宅のIoT化の分野では、C言語エンジニアが活躍しています。 C言語のフレームワーク事情 C言語はフレームワークが少ない言語といわれています。実際ベテランC言語エンジニアは、あまりフレームワークを多用しません。 それは、C言語開発はライブラリに依存することが多いので、フレームワークをつくろうとするとカバーする範囲が大きくなってしまい、利便性が低下してしまうからです。それでC言語向けのフレームワークをつくろうとする企業や個人が少ないのです。 またそもそもフレームワークは小規模なプロジェクトを短期間に効率よく進めるために使われるものなので、C言語案件によくある大規模プロジェクトにはフレームワークは向いていないのです。 小規模のスマホアプリ開発ならPHPやPythonで、PHPやPython向けのフレームワークを使って進めたほうがはるかに効率的です。 こうした事情を承知していただいたうえで、C言語のフレームワークを紹介します。 Treefrogとは TreefrogはWebアプリ製作向けのフルスタック型のフレームワークです。ただTreefrogはC++向けのフレームワークです。したがって「C言語の習得→C++の習得→Treefrogの習得」という順にスキルアップしていく必要があります。 Treefrogスキルを習得しておけば、小規模案件を獲得するチャンスが広がります。 フリーランスのC言語エンジニアは単価が高い大型案件を獲得できますが、大型案件は相対的に発注数が少なく、またライバルフリーランスと争奪戦を繰り広げることもあります。 フリーランスのC言語エンジニアが収入を安定させるには、C++やTreefrogを習得して小規模案件に対応できるようにしておいたほうがいいのです。 CSpecとは CSpecはDSLを志向しているBDDフレームワークです。仕様を書くようにユニットテストを記述できるメリットがあります。分析技法のTDDとの親和性の高さもCSpecの強みです。 Cmockeryとは Cmockeryは、グーグル製品向けのユニットテスト用のフレームワークです。サポート機能が充実し、簡素なつくりになっています。契約による設計との親和性が高いメリットがあります。 C言語案件単価事情 フリーランスのC言語エンジニアにはどのような業務が発注されるのでしょうか。案件の単価などを紹介します。 航空システムの機能追加、月58万円 この案件は既存の航空システムに機能を追加する仕事で、報酬は月58万円です。新規案件ではないため超高額ではありませんが、こうした案件を積み重ねて「稼げる」のもフリーランスのC言語エンジニアの特権といえます。 具体的な業務は、C言語を使ってクライアントサーバーシステム(C/Sシステム)の詳細設計から、製造、結合テストまでを行います。 必須スキルは同類の業務経験とSQLの読解力、エンジニア経験3年以上となっています。案件票には「航空分野の知識は特に必要としない」と記されています。 ガソリンスタンドのセルフ給油機システムの開発、月55万円 ガソリンスタンドのセルフ給油には、かなり大がかりなシステムが搭載されています。現金の受け払いからクレジット決済、レギュラーやハイオクなどの油種の選択、給油量を計測するセンサーなど、コンピュータで制御しなければならないものばかりです。 この案件では、そのセルフ給油機に組み込むコンピュータの開発を手掛けます。 報酬は月55万円です。 担当するのは詳細設計からテストまでです。OSはウィンドウズです。 必須スキルは類似業務の経験とウィンドウズ上でのC言語を使った製造経験です。 歓迎スキルはVisual Studioの使用経験やプロセス間通信の経験です。 C言語案件の具体的な業務 フリーランスのエンジニアになるなら、大規模プロジェクトの案件が多いC言語は有利です。なぜならフリーランス・エンジニアにとって最も頭が痛い問題は、営業だからです。つまりフリーランス・エンジニアの最大の課題は、仕事の確保です。 大規模プロジェクトなら業務が長期化するので、その間は営業活動をしなくて済みます。 企業に常駐するスタイルが一般的 大規模プロジェクトでは、フリーランスといえども企業に常駐することになるでしょう。したがって朝9時に出勤して残業して帰宅するという、サラリーマンのような生活に逆戻りすることになります。 勉強をすることは大切、AIはモノにしたい フリーランスのC言語エンジニアは、毎日を忙しく過ごしていると思います。そのため、つい勉強を怠りがちです。 会社員エンジニアであれば、上司や先輩からいい意味での「無茶ぶり」があるので、その試練に耐えれば一気にスキルアップ、キャリアアップできます。 しかしフリーランスは、これまで培ってきたスキルを切り売りしていくことになります。そしてスキルが陳腐化したら、途端に仕事を確保できなくなってしまいます。 「去年あんなに忙しかったのに、今年は低単価案件しか獲得できない」と悩んでいるフリーランスのC言語エンジニアは少なくないはずです。 フリーランスのC言語エンジニアにおすすめしたい勉強は、AIです。 AIを開発している企業は、プログラムを書いたり実装したりするだけでなく、アルゴリズムをつくることができる人材を求めています。 またAIエンジニアには、サーバーについての知識や数学の知識も必要になります。数学では、微分積分、線形代数、確率統計の分野を習得しておく必要があります。 AIはいままさに開発が進んでいる領域なので、実務レベルで使えるフレームワークやライブラリは多くはありません。そのため、勉強の差が大きく出ます。 AIは、インターネットの波、スマホの波に続く、第3の波になるでしょう。いまここで苦労して勉強をすることは、最も効率がよい投資といえます。 C言語案件の案件票をみてみよう フリーランスのエンジニアも、企業の正社員エンジニアの働き方や待遇、福利厚生などを知っておくことは大切です。フリーランスがクライアントと報酬交渉をするときの材料になるからです。 そこでC言語エンジニアを正社員で採用する企業の案件票をみてみましょう。 組み込み・制御系エンジニア、月給32万~50万円 この企業は、組み込み・制御系の開発を担う、正社員のC言語エンジニアを募集しています。月給は32万~50万円です。 賞与に関する記載がないのですが、賞与がなくても年収は384万~600万円です。もし賞与が年3カ月分支給されれば、年収は480万~750万円になります。 業務内容は次のとおりです。 ・車載用組み込みソフトの開発とシミュレーション ・車載用電子制御の開発 ・車載ECU(エンジンコントロールユニット)のセキュリティ開発 ・シーケンス制御設計など この企業は、正社員たちに「次世代のスタンダードを生み出す」仕事を提供している、とPRしています。C言語エンジニア向け案件らしい案件といえるでしょう。 C言語の案件について相談する まとめ~日本経済の基礎部分をつくるC言語 どの業界も分野も、ITとネットを使ってビジネスを展開しています。そのうちネット通販やスマホゲーム産業やWebサイトサービスなどはとても華やかで、新業態が現れると経済系マスコミが報道するので認知度も高まっています。 その分野では比較的新しいプログラミング言語が使われていて、注目が集まっています。 しかしそれでもなお日本経済の基礎部分をつくっているのはインフラなどの基幹産業で、その領域ではC言語がいまだに健在です。 質実剛健な仕事をするフリーランス・エンジニアになりたい人は、まだしばらく優位性が続くであろうC言語の習得をおすすめします。
Vue.js

Vue.jsは学習コストが低い? 特徴や将来性を調査してみた

この記事の読者の方には、未経験からエンジニアを目指しているという方や、既にエンジニアとして働いているけれど、違うプログラミング言語を学び、職種を変えてエンジニアとしてチャレンジしようか悩んでいるという方が多いと思います。 一概にエンジニアといっても、ユーザーが触れる部分を設計・開発するフロントエンドエンジニアや、システムの裏側にあるロジックを設計・開発するバックエンドエンジニア、開発したシステムを正常に動かすための環境づくりをするインフラエンジニア、システムの運用や保守をサポートするカスタマーサポートなど、エンジニア内で様々な職種があります。 というのも、システムの開発にあたっては、ユーザーが使う画面やユーザーが画面上で行った行動に対する処理などシステム全体を動かすために、それぞれのシステムが複合的に絡み合っており、またシステムの機能を維持するためのメンテンスが必要になるため、このようにエンジニアの中でも職種が分かれています。 その職種の中でも、年収に差があったり、独立のしやすさに差があるので、エンジニアとして働くにあたってどの職種で働くのかという観点は非常に重要になってきます。 そして、エンジニアとして職種を変えようと思った場合には、新たなプログラミング言語を学ぶ場合が非常に多いです。例えば、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアでは使うプログラミング言語が異なってきます。 今回はその中でもVue.jsというプログラミング言語に重点を置いて、現状と将来性を比較していき、Vue.jsを学ぶべきか否か見ていきます。 Vue.jsのフリーランス案件を紹介してもらう > Vue.jsとは? Vue.jsとは簡単に言うと、JavaScriptによるフロントエンド開発を効率的にするフレームワークです。 Vue.jsはJavaScriptのフレームワークの一種であり、JavaScriptのフレームワークはVue.js以外にもAngular,React,jQueryなど様々なフレームワークがあります。どれもJavaScriptでのフロントエンド開発を効率的にするフレームワークです。 JavaScriptはフロントエンド開発にて主に使われており、HTML+CSSで作られたブラウザ上のページに動きを付ける役割を担っています。 例えば、文字をクリックすると写真を表示させる、ページをスクロールさせると広告を表示させるようにするといったように、ページに動きをつけることができます。 動きがあるページとないページでは、デザインや利便性が異なってくるので、今日ほとんどのWebサイトにてJavaScriptは使われています。 Vue.jsはEvan You氏によって開発がなされ、最初のリリースは2014年ですので比較的新しいJavaScriptのフレームワークです。 Evan You氏はもともとGoogleにて働いており、AngularJSの開発に携わった後に、AngularJSの有用な部分を取り出しそれ以外を削ぎ落としたJavaScriptのフレームワークを開発したいと考え、Vue.jsをリリースしました。 そんなVue.jsの特徴について次で解説していきます。 Vue.jsの特徴 Vue.jsには3つの大きな特徴があります。 1つ目は、学習コストの低さです。Vue.jsはAngularJSの有用な部分を取り出しそれ以外を削ぎ落としたJavaScriptのフレームワークを開発したいとの考えのもとで開発がされたフレームワークです。 AngularやReactに比べると、フレームワークの規模が小さく、覚えることは少なく利用できます。JavaScriptやjQueryの知識があれば、習得は容易でしょう。 2つ目は、Vue.jsでは個人開発などの規模の小さい開発にも向いているということです。 Angularですと、中規模から大規模の開発に適しており、個人開発などの規模の小さい開発には向いていません。Vue.jsですと、そのような開発がしやすいと共に、中規模から大規模の開発もできます。 3つ目は、Vue.jsではSPA(Single Page Application)開発が可能であるということです。 SPA(Single Page Application)とは、ブラウザ上で可能な処理をJavaScriptで完結させる処理方法です。これにより、サーバー側との通信を最低限に抑え、高速な処理を実現させることができます。 アプリケーションを使用するユーザーの視点からすると、素早いレスポンスによって使い勝手の良く、気持ちよくアプリケーションを使うことができます。 Vue.jsの現状 ~給与と業界の動向について~ ここでは、Vue.jsの給与と業界の動向について見ていきます。 まず、給与ですが、Vue.jsは月単価60万円〜100万円の案件が多い印象です。これは他のプログラミング言語、フレームワークの案件に比べると、比較的高いです。 Vue.jsは比較的新しいフレームワークであること、導入のしやすさ、開発効率の良さから多くの企業に導入がされています。有名所だと、ZOZOやLINEでVue.jsが使われているとのことです。 JavaScriptのフレームワークには、AngularやReactが他にありますが、Googleの検索数ではそれらを抜いてVue.jsが一位となっています。 技術共有サービスであるQiitaにも数多くの星が付いており、Vue.jsはJavaScriptのフレームワークの中でも注目されていることがわかります。 Vue.jsの将来性 ~給与と業界の動向について~ 続いてVue.jsの将来性について見ていきます。 まず、給与ですが、今後も現在のように高い単価であることが予想されます。なぜなら、Vue.jsを扱えるエンジニアが不足していることや、SPA(Single Page Application)開発の需要が高まっていることが挙げられるからです。 Vue.jsは歴史が浅いものの、これだけ注目がされているので、数多くの企業に今後も利用されていくでしょう。また、AngularやReactに比べると、Vue.jsは開発に導入する敷居が低いので、その利用のしやすさから案件数は増えると予想されます。 ただ、Vue.js関連の案件を受注するには、HTML+CSS等の他のフロントエンド開発の知識・経験はもちろんのこと、他のフレームワークと併用して使われることも多いので、それらの知識・経験が必要となってくるでしょう。 まとめ Vue.jsには将来性がある? 現状から踏まえて検証してみた というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 Vue.jsはJavaScriptによるフロントエンド開発を効率的にするフレームワーク Vue.jsには学習コストの低さ・個人開発などの規模の小さい開発にも向いている・SPA(Single Page Application)開発が可能という特徴がある Vue.jsを扱えるエンジニアが不足していることや、SPA(Single Page Application)開発の需要が高まっていることからVue.jsの将来性は高いと言える Vue.jsは学習コストも低いので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
C++

oat++でさらに便利に! C++の特徴やトレンドをご紹介

C言語をベースにして開発された「C++」は、まさに「名は体を表す」です。 C++はC言語をパワーアップしたので「+(プラス)」がつくのです。 しかしC++の高い性能を表すのに、Cに「+」を1個加えただけでは足りず、2個の「+」が必要なのです。 C++の優位性のひとつは、オブジェクト指向であることです。 C言語では、最初にデータを定義して、その後データを処理する手続きが必要なので、とても複雑です。しかしC++なら、データと動作をひとまとめにした小さな集合体(オブジェクト)をいくつかつくり、複数の小さな集合体を合体させてプログラムを完成させるので工程がシンプルです。しかもそれぞれのオブジェクトは再利用できるので、作業効率が飛躍的に向上します。 そしてC++には、高速、高い保守性、拡張のしやすさ、移行のしやすさ、という長所があります。 さらにC++は「伝統と実績のC言語」との互換性が高いので、C++エンジニアは企業の「C言語プログラムをアップデートしたい」というニーズに応えることができます。 このように強みをいくつも持っているC++を操るエンジニアは、独立しても豊富な仕事(案件)に恵まれます。 フリーランスのC++エンジニアに有益な情報をお伝えします。 C++の特徴とは C++の特徴を、C++の歴史を追いながら解説していきます。 C++は、AT&Tベル研究所のデンマーク生まれのビャーネ・ストロヴストルップ(Bjarne Stroustrup)博士が1983年に完成させた言語です。 C言語をベースとし、オブジェクトを定義するクラスなどの機能を追加する形でつくりあげました。 C++はモダンでありながらC言語のプログラムを引き継ぐことができたため、多くの企業に支持され、またたくまに世界中に広まっていきました。 2000年に入ってからも数々の新言語が生み出されていますが、それでも言語別人気ランキングを実施すれば、C++はいまだに10位以内から落ちることはありません。 C++の強みとニーズ C++は強みもニーズもある言語です。 例えばアマゾンは、多数の言語を使っていると噂されていますが、アマゾン自身が公式に認めている使用言語はC++とJavaの2つだけです。 またグーグルは、C++、C言語、Java、Python、Goを使っています。 さらにエバーノート社は、情報蓄積Webサービス「エバーノート」の言語を2010年になってからC#からC++に切り替えました。 日本でも金融機関などの大企業や公官庁が大規模システムを構築するときはC++を使う傾向にあります。 プロジェクト指向の言語は増えていますが、C++はそれに加えて処理速度が速いという強みがあり、そうした「優秀さ」がITの巨人や重大プロジェクトを抱えた組織を惹きつけているのです。 C++にはいくつか種類があります。 マイクロソフト社が開発、販売しているVisualC++は、ウィンドウズのコードを書くときに、適合性、生産性、市場性を高めることができます。 またボーランド社が開発したBorlandC++は、C++をコンパイルできます。コンパイルとはプログラムのソースファイルをコンピュータが読み取ることができる言葉に翻訳する動作のことです。 IT各社がこのような改良を加えるのは、C++のポテンシャルが高く将来性があるからです。 このように強みが強みを呼ぶかたちになっているC++は「取得して間違いのない言語」のひとつです。 これからプログラマーやエンジニアを目指す若い人も、2言語目の習得を模索している人も、言語選びの候補にC++を加えることをおすすめします。 C++で気を付けること C++にはこれといった欠点はありません。それでもあえて欠点を挙げるとすれば学習コストが高いことでしょう。C++の習得には「それなりの努力」が求められます。 プログラミングの初学者やプログラマーを始めたばかりの方がC++を少し学んでも、C言語を上回るメリットをみつけられないかもしれません。C++はハイスペックすぎて、難解なプログラミングや大規模プログラミングを手掛けるときにしか、その威力を発揮しないのです。 すなわち、C言語で十分対応できる案件であれば、わざわざC++を使う必要がなく、そのため初学者ではC++の価値を認識しにくいのです。 しかし高額案件を次々こなすフリーランスになるには、C++スキルはこれ以上ない武器になるでしょう。 そこでこれからプログラムを学ぶ人は、まずはC言語を獲得しC言語案件をこなしていってはいかがでしょうか。C言語エンジニアとしての実力がつけば、恐らくクライアントから「C++を習得すればさらに多くの案件を紹介できる」といわれるようになるでしょう。 その段階であれば、「高額案件を勝ち取る」という高いモチベーションを持ってC++の学習に取り組めるでしょう。 C++エンジニアの募集要項のトレンドとは C++エンジニアは、どのようなポジションで働くことが求められているのでしょうか。案件票の募集要項などを参考に、C++エンジニアの働き方のトレンドを探っていきます。 高いポジションが狙える C++エンジニアは高いポジションを狙うことができます。というより、C言語に加えて、取得困難とされているC++のスキルを獲得したのですから、C++エンジニアはぜひ高いポジションを狙ってください。 例えばエンジニア向け案件票を閲覧すると、正社員のC++エンジニアの年収の相場は400万~700万円であることがわかるでしょう。 さらに案件票の内容を丹念に調べると、年収700万円以上の案件票には 1:プロジェクトマネージャークラス 2:業務内容に対外的業務や管理的業務が加わる 3:企業の基幹システムや組み込み系システムの開発 といった特徴があることに気がつきます。 すなわちC++エンジニアには、上記の3つのスキルを獲得しさえすれば年収700万円に到達する「道」が拓かれている、といえるのです。 「プログラミング以外の知識」がポジションアップにつながる もう一度「3:企業の基幹システムや組み込み系システムの開発」に着目してみます。この2つの業務には、プログラミングの知識だけでは務まらない、という特徴があります。 企業の基幹システムは企業経営の根幹にかかわるので、エンジニアでもその企業の業務内容について知っておかなければなりません。 企業が基幹システムを導入したものの、まったく使い物にならずに放置される現象が起きています。もちろんエンジニアやプログラマーからすれば「仕様書どおりにコードを書いただけ」ですが、その企業はもう二度とそのシステム会社に発注しないでしょう。 このようなシステムやプログラムに精通していない企業はまだ多数存在します。そのような企業に基幹システムを売り込むには、エンジニア自らがクライアント企業の業務フローの把握に努める必要があります。 そしてそこまで食い込むことができれば、クライアント企業が気づいていなかったニーズを掘り起こすことができ、追加受注を獲得できるでしょう。 高額収入を得る人は、必ず高額の売上高をたたき出しています。そしてC++エンジニアは、仕事(案件)を選べば高額売上高を上げることができます。 C++エンジニアが活躍している業界、分野 フリーランスのC++エンジニアで、C++を選択したことを後悔している人はいないのではないでしょうか。仕事の幅が広く、高単価案件もたくさんあります。 C++エンジニアが活躍している業界や分野を紹介します。 スマホゲームアプリ開発 スマホゲームアプリ開発では、iPhoneはSwift、AndroidではJavaが有力言語です。 しかしC++には統合開発環境のC++Builderがあり、これを駆使すればiOSのゲームもAndroidのゲームも手掛けることができます。 企業の基幹システム開発 先ほど、C++エンジニアは企業の基幹システム開発で活躍できることを紹介しました。ここではさらに詳しく基幹システム案件についてみていきます。 銀行向けシステムのひとつに、勘定系システムがあります。勘定とは経理業務の作業のひとつで、例えば信託銀行の信託勘定では、顧客から預かった現金、有価証券、不動産の運用益を管理します。信託勘定は顧客1人ひとり管理しなければならないので、システムの規模が巨大化することは避けられず、作業効率が高いC++が力を発揮します。 コンビニ各社はATM用のゲートウェイシステムを導入しています。ゲートウェイとは、複数のネットワークをつなぐハードウェアやソフトウェアの総称です。 コンビニのATMは複数の銀行の口座を扱うので複雑なゲートウェイシステムが求められます。 そして製造業は、基幹システムを導入すると業務効率が飛躍的に向上する業界です。製造業は企画・開発や材料購入から始まり、生産計画、生産、検査、在庫、出荷、販売、営業、顧客管理まで各工程が「分断的」です。しかし各工程が「シームレスに」つながっていたほうが効率的ですし生産性も向上します。 分断された工程をシームレスにつなぐのが基幹システムなのですが、その構築は一朝一夕にはいきません。各工程ですでに独自のシステムが導入されていれば、それを統合するシステムが必要になります。 したがって製造業の基幹システムづくりもかなり大規模な案件になるはずです。 C++のフレームワーク事情 C++による開発で多用されるフレームワークを紹介します。 crowとは crowは簡潔に記述ができることが最大の売りです。ルートを定義したら、そのルートの処理をその場で書いていくことができます。またルートのなかにタグを書き込むことができ、そのタグに対応した「ラムダ式」を入手することもできます。 Boost.Spirit.X3とは Boost.Spirit.X3は、パーサを書くことができるパーサジェネレータフレームワークです。最新バージョンではコンパイルが高速化され、エラーメッセージの視認性が高くなりました。 oat++とは oat++はライブラリに依存せずに使うことができるフレームワークです。DI機構やテスト機構がシンプルで、非同期処理やマルチスレッドに対応しています。 処理速度の速さもoat++の売りのひとつです。 C++案件単価事情 フリーランスのC++エンジニアはどのような業務を受注しているのでしょうか。案件の単価などを紹介します。 SFロボットゲーム開発、月75万円 「C++は決してゲーム開発に弱いわけではない」ということを証明するために、この案件を紹介します。 SFロボットのキャラクターを使った、スマホ向けロールプレイングゲーム(RPG)の開発で、報酬は月75万円です。 具体的な業務内容は、UI周り、実績処理、通知処理などとなっています。 必須スキルはC++でのゲーム製作2年以上のみです。歓迎スキルは、SNS開発経験、スマホアプリ開発経験、ネイティブアプリのリリース経験となっています。 交通整理のデジタルサイネージ開発、月70万円 デジタルサイネージは広告の一種で、紙のポスターを貼る代わりにディスプレイを設置し、そのディスプレイに広告画像を映し出すシステムです。 駅構内の柱や病院のロビー、飲食店の店先などに設置されています。 この案件は、工事現場の交通整理の表示を、デジタルサイネージに置き換える業務です。この案件を受けるにはデジタルサイネージの基本知識が必要です。 この案件は、C++業務の特性をよく表しています。デジタルサイネージという特殊な知識を持っていれば、ライバルと争奪戦を展開することなくこの仕事を獲得できるわけです。「業務用」案件に強いC++ならではの案件といえます。 産業用ロボットの制御ソフト開発、月64万~81万円 こちらの案件も業務用に強いC++ならではといえるでしょう。産業ロボットを制御するソフトウェアの開発で、報酬は月64万~81万円です。Linux上のアプリをC++で開発し、GUIのF/WはQtを使うことになります。 必須スキルはLinux上でのG++プログラムの実装経験とGUIでの開発経験です。 C++案件の具体的な業務 フリーランスのC++エンジニアは、果たしてリモートワークができるのでしょうか。 リモートワークとは、作業現場から離れた遠隔地で働く方法で、自宅でも働くことも可能です。 結論からいうと、他言語よりは可能性が低いものの、フリーランスのC++エンジニアでもリモートワークすることは可能です。 リモートワークをするには、クライアント企業としっかりコミュニケーションを取るようにして、スタートアップ(新興企業)の案件を狙うとよいでしょう。 そして実務経験が長く、クライアント企業が納得できる実績が必要です。 システム開発を発注する企業がなかなかリモートワークを全面解禁しないのは、コミュニケーションが得意でないエンジニアが多いことも一因になっています。業務を発注する企業は常に、いつでも進捗状況を確認できる状態にしておきたいと考えます。 そのためフリーランスのエンジニアにも現場への常駐を求めるのです。 しかし業務内容のほとんどは、リモートワークでも支障が出ません。そこでリモートワークを望むフリーランスエンジニアは、クライアント企業に自分は「緊急時にすぐに現場に駆け付けることができるエンジニア」であると認識させればよいのです。 クライアント企業にそのように認識させるには、コミュニケーションをしっかり取る必要があります。 そしてスタートアップやベンチャー企業や新興企業は、成果が出れば常駐でもリモートワークでも構わない、というところが少なくありません。 こうした企業から案件を受注できたら、リモートワークで進めてもいいかどうか確認してみてはいかがでしょうか。 リモートワークは通勤がないだけでも快適です。それに加えて好きな場所で好きなグッズに囲まれて仕事ができれば、長時間業務のストレスもかなり減ります。 仕事の実績を積み、コミュニケーションを深めればクライアント企業から信頼されます。そうなればフリーランスの特権である自宅作業ができます。 C++案件の案件票をみてみよう フリーランスのエンジニアも、企業の正社員エンジニアの働き方や待遇、福利厚生などを知っておくことは大切です。フリーランスがクライアントと報酬交渉をするときの材料になるからです。 そこでC++エンジニアを正社員で採用する企業の案件票をみてみましょう。 組み込みからAIアルゴリズム開発まで、年収1,200万円 自動車や産業機器などの組み込みソフトウェアを開発する企業が、組み込みからアルゴリズム開発までマルチに活躍できる正社員を募集しています。対象はC++、C言語、Pythonのエンジニアで、年収は400万~1,200万円となっています。 具体的な業務は、産業機器向けコントローラの組み込み開発と、産業機器から収集したデータの分析、AI用アルゴリズムの開発などとなっています。 プログラミングは当然のスキルとして、それに加えて組み込みソフトに関する深い知識が必要になります。 提示年収に3倍の開きがあることから、求職者はスキルレベルを厳格に査定されるでしょう。 ゲーム開発、年収300万~400万円 家庭用ゲームソフトやスマホ向けゲームアプリを開発している企業が、正社員のC++エンジニアを年収300万~400万円で募集しています。 年収は高いとはいえませんが、この会社ではゲームづくりのほかに、パチンコやパチスロの台で使う映像制御の業務を体験できます。 エンターテイメント系の仕事を探している人向きの案件です。 まとめ~C++エンジニアは働き方改革に貢献できる 政府はいま働き方改革を進めています。これは、長時間労働を解消しながら、生産性を高めていくことを目指す取り組みです。 労働時間を減らしながら生産性を高めるという矛盾した目標を実現するには、あらゆる仕事をシステム化して効率を上げていかなければなりません。AI(人工知能)の導入も必要でしょう。 企業の業務のシステム化にC++言語は欠かせません。つまりフリーランスのC++エンジニアは働き方改革にコミットして、働く人と企業の双方の幸せにできるわけです。
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