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C++

C++:人気のプログラミング言語4位【2019】

C++とは 今回は、「GitHubPullRequest」のシェア率が2019年1月~3月統計で第4位にエントリーされたC++について見ていきます。 C++は名前から見てわかる通り、C言語からはじまるC系言語の一つです。 ところで、C言語とC++の違いはご存知でしょうか? 正解としては、C言語に対して、オブジェクト指向という考え方が利用できるように仕様を拡張したものがC++です。 C++は開発当初「C with Classes(クラス付きのC)」と呼ばれていたそうです。 クラスとはオブジェクト指向を象徴するキーワードです。 オブジェクト指向とは、オブジェクト(モノ)主体のプログラミングである、と言われますが、実際のプログラミングでは、クラスが肝になっていきます。 具体的にいえば、クラスというのはオブジェクトのベースとなる設計図です。 ただし、この設計図は概念的なもので、例えば、「エンジンと車輪で走れる」「ハンドルがあるから操作できる」「椅子があるから人が座れる」といった“できること”ベースになっています。 実際に作る際には、当然ながら「エンジンの馬力」や「車輪の径」など具体的なパラメーターが必要になってきます。 オブジェクト指向プログラミングでは、クラス(できること)を定義してから、その設計図に必要なパラメーターを投入して、実際に動くプログラムにしていきます。 もっとプログラミングっぽい具体例を紹介すると「与えられた金額から消費税計算ができる消費税計算器クラス(設計図)」を最初に作って、そのクラスをベースに「消費税の割合は8%というパラメーターを設定した、消費税計算器オブジェクト」を作る、というわけです。 クラスの定義が必要なオブジェクト指向は、一見、二度手間に見えるかもしれません。 しかし、オブジェクト指向には拡張性が高く、大規模システムに向いている、というメリットがあります。 例えば消費税の利率が変わったとしましょう。 オブジェクト指向であれば、オブジェクトを作る際に与えるパラメーターを5%にしたり、10%に変えるだけで、簡単に消費税の利率変更に対応可能です。 税率変更のたびに、一からプログラミングを見直す必要がないのです。 こうした点から、オブジェクト指向という考えが昨今、スタンダードになっています。 さて、C++の話に戻すと、C++はC系言語の中でも特にC言語との親和性が重視されており、C/C++と表記されることも多いです。 C++の特色(メリット、デメリット)もC言語とほぼ同じです。 C/C++は特に機械(コンピューター)にとってわかりやすいプログラミング言語という特徴があります。 そのため、他のプログラミング言語より高速に実行することができ、細かなハードウェアの動きまで制御可能となっています。 半面、他のプログラミング言語よりもプログラミングの際に、気を付けないことが多い、文法も機械には優しいかもしれないが、人間には不親切という批判もあります。 そのため、一時は、「習得が難しく、モダンなプログラミング言語に取って変わられる」という風潮もありました。 しかし、高速で動作し、ハードウェア側の制御も可能という長所が人工知能(AI)開発向きということで、近年、注目度の高いプログラミング言語の一つとなっています。 高速で動作しハードウェア側の制御も可能という特性から、ゲームエンジンとして有名なUnityもC/C++で開発されています。 C++のフリーランス案件を紹介してもらう > 昨年の順位と比較して考察 2019年1月~3月統計で第4位にエントリーされたC++ですが、一年前の2018年1月~3月統計では6位でした。 ここ5年間ほど、5位前後を行ったり来たりしている状況です。 登場時期が1980年代と主要言語の中でも歴史があり、C言語との互換性もあるため、保守などの現場で必要となる場面が多いプログラミング言語です。 同時に、上でもお伝えした通り、人工知能開発やゲーム開発、その他にもハードウェアリソースの限られた組み込み系システムでの利用も多く、新規開発も多いプログラミング言語です。 そのため、非常に安定した利用率を誇っていると言えます。 さらに言えば、人工知能開発の世界だけを見れば、人工知能開発に役立つライブラリが充実しているPythonがライバル言語になるでしょう。 しかし、あらゆる点で、C++の地位を脅かす強力な競合相手はいません。 実際、C系言語でオブジェクト指向に対応したプログラミング言語はC++以外にJavaもありますが、得意分野ごとにすみ分ける形で、それぞれ高い利用率を誇っています。 今後も安定した利用率を維持すると考えられます。 C++は転職に強いのか 上でも見た通りC++はニーズが高いため、転職市場でも強いプログラミング言語の部類です。 ベースとなるC言語自体が汎用プログラミング言語として、様々な領域で活躍していることもあり、C++の活躍の範囲も広いです。 人工知能開発やゲーム開発といったIT系企業だけでなく、組み込み系システムや、あるいはCADなどのアプリケーション開発・保守改善に関連し、メーカー系企業からの求人もあります。 選択肢の多さでは、屈指のプログラミング言語と言えるでしょう。 ただし、「プログラミング経験(C系言語に限らず実務経験)がある人」という応募条件が付けられた求人が圧倒的に多数です。 理由としては、C/C++は記述が難しい、つまりは習得難易度の高いプログラミング言語ですので、業界未経験者、プログラミング素人さんには厳しいという点が挙げられます。 また、一昔前(もっというとJavaの登場前)まで、C/C++が代表的なプログラミング言語の地位を誇っていたため、プログラミング教育をC/C++で受けたという方も多く、プログラミング素人さんを苦労して教育する必要性は低い、という事情があるように思います。 活躍できる業種と年収 上でも触れましたが、C/C++エンジニアの活躍できる業種は、IT業界、ゲーム業界、メーカー系と多岐にわたります。 このようにニーズが高いものの、習得難易度も高く、エンジニアの数が少ないということもあり、年収が比較的高いプログラミング言語の一つとなっています。 求人サイトなどの提示年収は概ね400万円~1200万円のレンジに収まっていました。 ただし、これはあくまで「プログラミング経験者や実務でシステム開発経験のある方」を対象にした求人情報の話です。 未経験者になると300万円前後(あるいは、もっと安い年収)からスタートになってしまいます。 教育コストがかかるためか、他のプログラミング言語よりも安いくらいに感じます。 逆に人工知能開発のエンジニアは世界的に供給不足ですので、対応できるハイスキル所有者であれば2000万円も届きます。 そうした諸々の事情を勘案すると、平均年収は600万円くらいと言われているようです。 ちなみに、フリーランス向け求人サイトにおいても、提示月収が概ね70万円以上と比較的高い部類かと思います。 まとめ:C++は安定性があるが すでにお伝えしたところですが、C++はC言語の正統派後継プログラミング言語として、また、人工知能開発やゲーム開発などホットなところでも利用可能なプログラミング言語として、非常に安定したシェアを誇っています。 昨今の転職市場でも仕事探しに困らないでしょう。 ただし、習得難易度が高く、特に実務経験者しか欲しがられないプログラミング言語である、という側面も持っています。 業界未経験者やプログラミング初学者の方が、C++を最初のプログラミング言語として選ぶのは、学習的にも仕事的にも厳しいでしょう。 JavaのようなC++よりも習得難易度が低いとされるC系言語などで経験を積んでから、キャリアアップとしてC++の世界に進出するのが良いかと思います。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
Scala

Scalaの将来性  あらゆる角度から徹底検証

Scalaとは? Scalaはオブジェクト指向言語と関数型言語の特徴を合わせて作られたプログラミング言語です。スイス・ローザンヌにあるスイス連邦工科大学 (EPFL)の教授であるMartin Odersky氏によって2003年にリリースされた比較的新しいプログラミング言語となっています。 オブジェクト指向言語はクラスという概念を用いて、仕様の変更に柔軟に対応できる言語となっています。代表的なオブジェクト指向言語はJavaやC++、関数型言語はHaskellやF#となっています。これらの良さを組み合わせて作られた言語がこのScalaです。 ScalaにはJavaの良さを受け継ぎながらも、Javaにはない新しい仕組みがあるので多くの企業・エンジニアに注目されています。 特に関数型言語の特徴も合わさっているので、記述が簡単でコード量が少なくて済みます。実際にJavaだと20行も記述しなければならないコードが1行に短縮することもできてしまいます。 コードが短い文、修正もしやすくなっているため長期間に渡って使うシステムの開発に向いています。開発スピードと性能品質にこだわりたい方はScalaはかなりオススメのプログラミング言語です。 Scalaの今 現在の需要と年収 Scalaがどのようなプログラミング言語かわかったところで、Scalaは現在需要と年収があるのかどうかということを見ていきます。結論から言うと、Scalaが需要があり、年収はかなり高いです。 まず、需要に関してですが、ITエンジニアの需要はプログラミング言語に問わず全体的に高く、その中でもプログラミング言語によって差があるというのが現状です。その中でもScalaの需要は高くなっています。 需要の高さは転職に強いのかということでわかりますが、Scalaは転職がしやすくなっています。なぜならScalaを利用する企業は現在増えているものの、Scalaを利用できるエンジニアが大きく不足しているからです。 最近ですと、マーケティングにおいてデータを活用したマーケティングが重要となってきます。データを分析した上でマーケティング施策を考えることが大事となってきますが、その収集したデータを貯めておくプラットフォームが必要となります。 そのようなプラットフォームはScalaによって構築ができるため、Scalaを採用する企業が増えており、需要が高まっているという背景があります。 Scalaを使いこなせるエンジニアの需要は高いので、待遇面では好条件で転職ができます。求人検索エンジンスタンバイが発表したプログラミング言語別年収ランキング2017では、Scalaが1位となる626万円に輝いています。 転職もしやすく、高待遇になりやすいScalaエンジニアをキャリアアップを目指すことは非常におすすめできる選択肢です。 また、Scalaを使いこなせて要件定義や基本設計などの上流工程まで出来るエンジニアはなかなかいないので、ここができるだけで更に高待遇を受けやすいです。年収1000万円も夢ではありません。 転職の際はScalaを用いた開発経験があることがベストですが、もし無い場合はJavaのサーバーサイド開発経験があると有利に転職を進められます。 また「プログラミングの基礎ができている」「コミュニケーションをしっかり取れる」と更に転職しやすいでしょう。 Scalaは学習コストが高いので学習が大変と言われていますが、今見てきたように高待遇の求人が多いというリターンが大きさが大きな魅力となっています。 Scalaでどのような仕事が出来るのか? 今まではScalaについてと現在の需要と年収について見てきました。ただ、Scalaを使う職場に転職した場合に「そもそもどのような仕事ができるのか?」ということについてここではお伝えしていきます。 IT業界ではインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つに分類することができます。Scalaを使えるとインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界の3つどこでも活躍することができます。 まず、Scalaエンジニアを募集している企業はインターネット・Web業界はWebメディア・ショッピングサイトなどの自社サイトを運営している企業が多いです。転職の求人ではこのインターネット・Web業界が一番多く、自社のプラットフォームの設計・開発・運用やデータ基盤の構築などの案件があります。 また、情報処理サービス業界ではセールスエンジニアとしてクライアントにWebアプリ開発の提案を行うこともあれば、エンジニアとしてWebアプリの開発をすることもあります。 ソフトウェア業界ではプログラマーかSE(システムエンジニア)としてWebアプリ開発の下流もしくは上流工程に加わることになります。 Scalaの求人案件では、自社開発の案件が多いです。そのため、インターネット・Web業界での求人が多くなっています。 古くからあるお堅いイメージのある企業のシステムはJavaで書かれているものが多く、逆にベンチャー企業のような新しい企業ではScalaを採用している企業が多いです。そのため比較的ベンチャー企業が多いインターネット・Web業界でのScala求人が多くなっています。 年収に関しては企業によって異なり、500万〜800万の求人が多い印象です。ただ、年収1000万以上の求人もあり、かなり夢が広がります。 働き方に関してもリモートワークができる企業もあるため、自分のライフスタイルに対して柔軟に仕事ができます。 Scalaの将来性 個別に検証 年収はどうなる? 続いてScalaの将来性について年収に関してですが、年収は高いと言えるでしょう。 現在でも年収は他のプログラミング言語から群をぬいて高くなっていますが、Scalaを利用する企業は今後ますます増える中で、Scalaを利用するエンジニアの数はそう簡単に増えないと予想できます。 当然Scalaを採用する企業が増えることで、現在の転職市場において、Scalaによる開発ができるエンジニアを複数社で取り合っている状態になっていますが、この企業間による競争は将来的に更に激化するものと思われるからです。 企業間は優秀なエンジニアを取るために待遇面で好条件を提示せざるを得ない状態になっているので、Scalaを扱えるエンジニアの年収は今後更に上がるものと思われます。 Scalaの将来性 個別に検証 需要はどうなる? 続いてScalaの将来性について需要に関してですが、需要は高いと言えるでしょう。 今後はScalaを用いると少人数でスピード感を持って開発できるということが大きな特徴となっています。そのため、次々と新しいWebサービスが出てきて変化の激しいインターネット・Web業界では大企業やベンチャー企業を問わずScalaを採用していくでしょう。 また、データ基盤構築にも適しているプログラミング言語であるので、データ活用のマーケティングが更に重要となる今後ではScalaは更に使われていくでしょう。 言語、転職のどちらの将来性も高いのでScalaエンジニアとして活動することはおすすめです。 まとめ:高まる需要 JavaScriptの将来性 あらゆる角度から徹底検証 というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 Scalaを利用する企業は現在増えているものの、Scalaを利用できるエンジニアが大きく不足しているため、Scalaは需要があり、年収はかなり高いScalaの年収は今後も更に高くなり、企業間での優秀なScalaエンジニアを採用する競争は更に激化するものと予想できるScalaの需要は今後も更に高くなり、インターネット・Web業界で主に求められる Scalaは年収が非常に高く、今最も話題のプログラミング言語の一つといえます。是非Scalaを習得し、転職を考えてみてはいかがでしょうか。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
Kotlin

人気のプログラミング言語ベスト20 第15位:Kotlin

Kotlinとは 今回はある種のプログラミング言語の人気投票といえる GitHubPullRequest にて2019年1月~3月統計にて第15位という成績を収めたKotlinをご紹介いたします。 Kotlin は2017年にGoogle社が開催する開発者向け年次カンファレンス「Google I/O」にて、androidの公式開発言語となることが発表されて以来、注目度が高まっているプログラミング言語です。 その特徴は、Java仮想マシン(JVM)上で動く、Javaの後継プログラミング言語となることを目指したプログラミング言語であり、Javaとの親和性が非常に高い点です。 さらにJVM上で動作する“ポストJava言語”はいくつか他にもありますが、現在のところ、もっとも実装例が多いと思われ、着実に有力な言語へと成長しています。 Kotlin というプログラミング言語を理解していただくために、改めて、Javaというプログラミング言語について確認しておきましょう。 Javaは非常に成功しているプログラミング言語です。 例えば、独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)が毎年発行している「ソフトウェア開発データ白書」では、日本のIT企業がシステム開発で利用したプログラミング言語の統計データが掲載されていますが、長らくJavaが利用率第一位です。 Javaの強みは、汎用プログラミング言語としてシーンを問わず利用できる点です。 Microsoftが開発したプログラミング言語であるVisual Basic(VB)で書かれたソースコードは、もちろんWindows上でプログラムとして動作させることができます。 しかし、同じソースコードをandroidに持って行っても、動作することはありません。 ところが、Javaの場合、同じソースコードがWindows上でもandroid上でもプログラムとして動作できる特別な仕組みが用意されています。 そして、その特別な仕組みがJVMです。 JVMはWindowsだとかandroidだとか本来のOSの上に展開される、Javaプログラムを実行するための特別な仮想環境です。 つまり、Javaプログラムからすると、自分がWindowsデバイス上で動作しているのか、androidデバイス上で動いているのか分からないし、気にもしなくても良い仕組みになっています。 この仕組みによって、Javaには「システムの移植が簡単」という利点が生まれ、今日の高い利用率へと繋がりました。 とはいえ、Java自体は1995年に公開されたものであり、仕様的に古くなってしまったところや、様々な分野で成功しているがために、大きく仕様変更ができず、改善が期待されながら放置されている問題点もある、という指摘がありました。 そうしたJavaへの問題意識がきっかけになり、2010年代頃からJavaのメリットである「JVM上で動作する」という利点を引き継いだ新たなプログラミング言語が登場するようになったのです。 その一つが、Kotlinということになります。 なお、Kotlinの開発を行っているのは、ジェットブレインズ社というチェコの会社です。 ジェットブレインズ社の代表的なプロダクトはJava用統合開発環境である「IntelliJ IDEA」です。 Javaの統合開発環境といえばIBMによって開発された「Eclipse」が非常に有名ですが、ZeroTurnaroundという海外のソフトウェア会社の調査によると、2016年にはその「Eclipse」からシェア率一位の座を奪うに至っています。 Kotlinは、Javaを知り尽くした企業が開発したポストJava言語というべき存在であり、現場のエンジニアファーストだからそこ注目度も高まっているのでしょう。 ところで、何度もKotlinのことをポストJava言語と呼んでいますが、この二つのプログラミング言語は“ライバル関係で両立できない存在”ではありません。 JavaとKotlinはどちらもJVM上で動作するプログラミング言語ですので、相互利用することを前提にしてKotlinは仕様を定められています。 ちなみに、Kotlinはフィンランド語で「やかん」を意味するそうで、ロゴマークもやかんをイメージしたもの、との説明を何度も見聞きしましたが、いまだに筆者にはやかんには見えません。。。 昨年の順位と比較して考察 2019年1月~3月統計では第15位だったKotlinですが、去年の同じ時期(2018年1月~3月)の統計では第16位でした。 順位的には大きな変動がありません。 考えられる理由としては、新規導入ニーズが一周した、ということが考えられます。 周りの方を見ていても、良さそうな新たなサービスが紹介されたとき、すぐに飛びつく人もいれば、他の人の状況を見てから、そのサービスを利用するかどうか判断する人に分かれますよね。 プログラミング言語にも同じことが言えます。 新たなものに対して、多少のリスクがっても良いものなら新たなプログラミング言語であるKotlinを利用したい、というスタンスの企業・案件もあれば、Kotlinの十分な評価ができるまで、実績あるJavaを使うという案件・企業もあるのです。 現状、積極的にKotlin利用を進めているのはandroidアプリ開発の世界です。 逆に、組み込み系やインフラ系のエンタープライズシステムの場合は、Kotlinの利用はあまり考えられていないと思われます。 万が一Kotlinのバグのせいで製品が動作不良を起こして、利用者が死傷した、ということにでもなったら、会社の命運すら左右しかねませんので、なかなか新技術に移行できないのです。 これから数年の間で、Kotlinを使ったエンジニアたちがKotlinへの移行を他のエンジニアにも推奨するのか、それともJavaに戻ってくるのか、あるいは、androidアプリ開発以外の分野のエンジニアたちもJavaからKotlinへの移行が広がっていくのか、気になるところです。 Kotlinは転職に強いのか ポストJava言語であり、androidの公式開発言語となっている、という注目度の高さ、さらに、比較的世代が新しく、扱えるエンジニアの数が少ない点から、転職市場においても非常に優位に立てる言語と言えるでしょう。 ただし、Kotlinを利用できるエンジニアに対して、多くの企業はJavaが利用できることも期待している、あるいは、Java/ Kotlinのような一体のスキルセットだと考えていることが多いです。 なぜならば、KotlinはJavaと互利用をすることが前提のプログラミング言語です。 もちろん、今後、Kotlinのみでまったく新たなシステムを開発していく、ということも増えていくかと思います。 しかし、まだまだ現状は「これまでJavaで作ってきたシステムに対して、Kotlinで保守改善していく」あるいは「ベースはKotlinで開発するが、適宜、過去にJavaで作ったソフトウェア資産を呼び出して利用する」などJavaとKotlinでシステムを作っていくといった、併用が基本です。 「Kotlin“が”できるエンジニア」というよりも「Kotlin“も”できるエンジニア」を求人企業が求めている傾向は非常に強いと思います。 活躍できる業種と年収 Javaは汎用プログラミング言語として様々なエリアで活躍しており、ポストJava言語であるKotlinにも、大きな可能性があります。 しかし、上でも触れた通り、現在のところ、Kotlinのニーズはandroidアプリ開発(ゲーム含む)に絞られています。 それも基本的にはベンチャー系IT企業からの募集が大多数です。 そのため、福利厚生などはあまり期待できないのかもしれません。 ただし、注目すべきは年収で、各社フリーランス向け求人サイトにて紹介されているKotlinの案件の平均単価は月90万円です。 月単価が100万円をこえている案件も少なくありません。 正社員向け求人サイトでも、提示年収が400万円から1800万円と他のプログラミング言語と比べても、非常に高年収が期待できます。 実質、1000万円以上の年収提示が多いというのは、それだけKotlin経験があるエンジニアがニーズに対して少なく、各社ともに集めるのに苦労している、ということなのでしょう。 まとめ:今後の成長に期待 すでに触れた通り、androidの公式開発言語に選ばれたことにより、一気に注目度、ニーズとも高まると同時に、転職市場においても強力な存在になったKotlinですが、今後、他の領域でもポストJava言語として広がっていくのか、目が離せません。 Java/ Kotlinのスキルセットを組むことができれば、当面の間、転職市場で勝ち組になれるのは、間違いないでしょう。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
Go言語

Go:人気のプログラミング言語8位【2019】

新たにプログラミング言語を習得するなら、できるだけ需要が多く、転職先が豊富なものを選びたいと考えるのは当然のことです。では、それぞれの言語がどのくらい需要があるのかを調べるためには、どこをチェックしたらいいのでしょうか? 各プログラミング言語のシェア率や使用頻度を確かめるためには、Githubで公開されている「プルリクエスト比率」を参照することがおすすめです。今回は2019年のGithubプルリクエスト比率で第8位にランクインした「Go」言語について解説していきます。 Goとは IT業界以外の人からすると馴染みがない言語ですが、「Go」と呼ばれるプログラミング言語が存在します。これは2009年に誕生した比較的若い言語の1つで、ネット検索で有名なGoogleの手によって開発されました。 Go言語の大きな特徴は、そのシンプルさと動作の軽さにあります。 C言語をもとにして作られたプログラミング言語ではあるのですが、C言語よりもシンプルで最小限の記述で動作するよう設計されているため、直感的に理解しやすいコードが完成することになります。多くのエンジニアが携わるプロジェクトであっても開発状況を共有しやすいため、大規模な開発案件にも適しています。 また、C言語と同様に「コンパイル方式」を用いているために実行速度が速く、指示した処理を素早く完遂する特徴を持っています。プログラマーが書いたソースコードを機械語へ翻訳する際に、一つずつ翻訳して実行するのではなく、一旦すべて翻訳してから実行するために、短時間でプログラムを走らせることができるというわけです。 Go言語を開発したのは、ロブ・パイク氏とケン・トンプソン氏の二人。業界では有名な開発者であり、ロブ・パイク氏はUNIXや「Limbo」と呼ばれるプログラミング言語を開発した実績を持ち、ケン・トンプソン氏もUNIXとC言語の開発を手がけた実績を持ちます。 従来のC言語を、よりシンプルで使いやすく、便利に使えるように改良したのがGo言語とイメージすると良いでしょう。 昨年の順位と比較して考察 Githubで公開されているプルリクエスト比率を参照すると、そのプログラミング言語がどのくらい使われているのかの目安を知ることができます。2018年第一四半期の数字では、Go言語は第9位にランクイン。 シェア率は3.785%で、前期に比べて+0.053%の伸びを記録する人気が上昇トレンドにある言語でした。それから1年後の2019年第一四半期はどうなったかというと、4.186%を記録して全体の第8位に昇格しました。 26.852%のプルリクエスト比率を記録したランキング第1位のJavaScriptにはまだまだ及ばないものの、着実に上位との差を縮めている印象です。2019年第一四半期には、ほかにもC++、PHP、Rubyといった言語が順位を上げ、Shell、C#、Cといった言語が順位を下げています。 Go言語が作られるもととなったC言語がシェア率を下げ、その代わりにGo言語が台頭してきたというのは、新しい時代の到来を感じさせる興味深い傾向ですね。 あくまでもGithub上のプルリクエスト比率ですので、このデータが必ずしも実際のシェア率と一致するとは限りません。それでも、ほんとどのエンジニアが使うGithub上で、Go言語が人気を集めていることは注目に値すると言って良いでしょう。 実際の開発現場に目を向けてみると、開発元のGoogleやオンラインストレージサービスで有名なDropbox、YouTubeといったサービスがGo言語を使っています。国内でも、ソーシャルブックマークサービスやブログプラットフォームを運営するはてな、ニュースアプリを開発するGunosyでもGo言語を採用しています。 日本国内では、まだまだGo言語が使われるシーンは多くありません。しかし海外では着実にシェア率を伸ばしている言語ですので、今後国内でも広く使われ始めることは想像に難くありません。これまで長く使われてきたC言語に代わる言語として、Go言語への注目は高まっていくことでしょう。 Goは転職に強いのか 国内でも着実に需要が高まりつつあるGo言語は、転職に強いプログラミング言語の1つです。Go言語を使えるエンジニアを探している企業は多いですが、実際の開発でGo言語を使いこなせるエンジニアの数は多くなく、需要と供給のバランスが大きく偏っていることがその理由です。 「Go言語を独学で習得した」「Go言語を使った開発経験がある」というエンジニアは、業界でも稀有な存在のため希少価値が高く、高額な年収で迎え入れるところも珍しくありません。今すぐにGo言語を習得することによって、しばらくは安定した収入を手にできることでしょう。 具体的な数字を見てみると、株式会社ビズリーチによる「プログラミング言語別年収ランキング2018」では、Go言語が最大提示年収1600万円で堂々の1位を獲得しています。年収中央値でも1位タイの600万円で、求人数も2000件以上と決して少なくありません。 転職に強いかどうか、高年収を手にできるかどうかという視点でGo言語を習得することを考えている場合、間違いなくゴーサインを出せる言語です。今後需要が高まり、必要とされる機会増える言語を学びたいなら、Go言語が有力な選択肢になるでしょう。 とはいえ、Go言語を扱えるエンジニアが少ないということは、Go言語の実務経験を積めるチャンスも少ないということでもありますので、なかなか開発経験を身につけることは難しくなってきます。 その場合には、Go言語に近いC言語を使ったサーバーサイド開発の経験があると、転職を有利に進めることができます。システムエンジニアとして転職を希望するなら、一定のコミュニケーション力も必要となるでしょう。 いずれにしろ、将来性が非常に明るいのがGo言語ですので、習得しようか迷っている方は今すぐにでも勉強を始めることをおすすめします。 活躍できる業種と年収 IT業界には大きく分けて、Web系、ソフトウェア系、ハードウェア系といったジャンルに分類されます。このうちGo言語を習得することで活躍が望めるのは、Web系の業界です。たとえば、自社メディアやECサイトを開発する業務などが当てはまります。 仮想通貨やAIをテーマとした開発業務に携われることも珍しくないため、最新の技術に触れながら仕事をしたいという人にはぴったりです。自社開発のプロジェクトに携わることが多く、やりがいを得やすいのもWeb系の特徴となります。 転職先として候補になるのは、大企業というよりも中小企業、ベンチャー企業が中心となります。というのも、歴史のあるIT企業の場合には、Go言語のように新しいプログラミング言語ではなく、昔ながらのC言語を用いていることが多いからです。 もちろん大企業への転職が100%不可能というわけではありませんが、どちらかというとベンチャースピリットを持ち、スピード感を持って仕事をしたい新しいもの好きな人に、Go言語は向いていると言えます。 年収に関しては前出の通り、中央値は600万円前後、最大で1600万円以上という数字が得られます。経験年数やスキルレベルによって年収は上下し、コミュニケーション能力やマネジメント能力といったヒューマンスキルでも報酬は変化します。 それでも他の言語に比べると年収水準が非常に高く、年収1000万円を目指すことも十分可能なポテンシャルを持っています。 まとめ:期待できる高年収 Googleによって開発されたGo言語は、シンプルで動作が軽く、近年大きな人気を集めているプログラミング言語です。高年収を手にできることはもちろん、需要が多いため転職先にも困ることはありません。 新たなプログラミング言語を習得しようと考えているなら、ぜひGo言語を検討してみてください。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
Javascript

JavaScript:人気のプログラミング言語1位【2019】

JavaScriptとは 今回は、GitHubPullRequestの2019年1月~3月の統計で堂々の第1位にエントリーされたプログラミング言語、JavaScriptについてみていきたいと思います。 JavaScriptは主に動きのあるWebページ(動的Webページ)を作成する際に使われるプログラミング言語です。 Web系ではWebブラウザー側で動作するプログラミング言語のことをフロントエンドの言語、サーバ側で動作するプログラミング言語のことをバックエンド(サーバサイド)の言語と分類することが多いです。 この分類に従うとJavaScriptは基本的にはフロントエンドのプログラミング言語ということになります。 百聞は一見に如かずと言いますので、JavaScriptを使えばどのようなWebサイトが作れるのか、実装例をご紹介いたしましょう。 ▼ GoogleマップはJavaScriptで開発されたサービス 一番有名なのは、Googleが提供する「Googleマップ」です。 自由に見たいところへ移動でき、拡大縮小もできる便利な地図サービスですが、JavaScriptによって実現しています。 他にも、必須項目の入力をしないまま次に進もうとすると表示されるポップアップウィンドウや、「東京オリンピックまで残り何日何時間」と表示させているサイトもありますが、このようなタイマーなどの時刻関連の情報を表示するWebサイト上の飾りの実装に、よく使われています。 このJavaScriptの得意分野を応用することで、JavaScriptでスマートフォンアプリの開発が行われることも多くなってきました。 ゲームアプリなどで、通信環境が悪いと、読み込みに時間がかかったり、起動に失敗するタイプのアプリがあると思います。 そのような通信環境に左右されるアプリは、ハイブリッドアプリと良い、実際のシステム上の設計としては、インストールしたアプリを「専用Webブラウザー」としたWebシステムになっています。 つまり、ハイブリッドアプリ上で表示されるコンテンツは普通のWebサイトと同じ仕組みで作成されており、コンテンツの実装方法としてJavaScriptが利用されている、という訳です。 ところで、話を戻すと、JavaScriptは“基本的には”フロントエンドのプログラミング言語ということになります、と書きました。 ▼ 最近はサーバサイドでも利用可能に 実は、もともとはフロントエンドで使うために生まれたJavaScriptですが、最近はバックエンド、サーバサイドでも利用できるようになっています。 もっというと、MEANという概念とそれを元にしたフレームワークを使えば、JavaScriptだけでWebシステムを構築することが可能になっています。 ちなみに、MEANはNoSQLデータベースの「MongoDB」、Node.jsで動作するWebアプリケーションフレームワークである「Express.js」、フロントエンド側のフレームワークである「AngularJS」、そしてJavaScriptをサーバ側で動かすための仕組みである「Node.js」の四つの頭文字からとられたものです。 なお、MEANには「AngularJS」の代わりに「mber.js」を使ったMEENと呼ばれる派生形もあります。 いずれにせよ、JavaScriptを知っていれば、フルスタック(Webシステム開発の全工程くらいの意味です)で仕事ができるようになった、ということで、登場当時から注目されています。 JavaScriptの人気は? 昨年の順位と比較して考察 JavaScriptのGitHubPullRequest上の人気ですが、2018年1月~3月でもやはり第1位でした。 記録の残る2012年4月~6月以降でみても、全期間1位をキープしており、JavaScriptの存在感は圧倒的です。 さらに詳しく見ていくと、例えば、PythonやJava、C++のシェア率はほぼ横ばい、Web系でよく使われるRubyやPHPに至っては低下している中で、JavaScriptは大きく成長しています。 一番、低かった時期(2012年4月~6月)のJavaScriptのシェア率は約18%でしたが、当記事執筆時点での最新情報である、2019年4月~6月のシェア率は約33%と、倍近くシェア率を伸ばしているのは特筆すべき状況でしょう。 この結果からみても、Web系を中心にJavaScriptの比重が非常に高まっている、ということが一目瞭然です。 さらに補足すれば、RubyとPHPはともにサーバサイドの言語とされています。 もともとフロントエンドの言語だったJavaScriptにシェア率を奪われた構図から、MEANが与えた衝撃の大きさが推測できるかと思います。 MEANに代わる新たな概念がいつ登場するのかわかりませんが、今後もしばらくはWeb系において、JavaScript一強の時代が続くでしょう。 JavaScriptは転職に強いのか JavaScriptのニーズが高いのは、すでにお伝えした通りですが、“JavaScriptだけ”で転職するのはちょっと厳しいと思います。 Javaなど他の高ニーズプログラミング言語にも言えることですが、利用シーンが多いプログラミング言語というのは、裏を返せば、扱えるエンジニアが多いという転職活動上の弱点もあります。 つまり、単純にライバルが多いのです。 ▼ JavaScriptプラスαが必要 JavaScriptができますよ、ではなく、JavaScriptのスキルがあることを前提に、プラスα部分で転職者のランク付けがされる傾向が強いと思います。 「では、プラスαってなんですか?」という質問にお答えしておくと、たとえば、Rubyなど、他のWeb業界で使われるプログラミング言語も扱えるだとか、多くのフレームワークを知っている、利用できるということが考えられます。 フロントエンド寄りでWeb業界に転職希望の方やスマートフォンアプリ開発の世界に挑戦したい方であれば、ユーザーエクスペリエンス(UX)やUI(ユーザーインターフェース)に理解があり、JavaScriptだけでなく、画面を作るための技術であるHTML5、CSSも実装できる必要があるでしょう。 他のプログラミング言語にも言えることですが、設計などいわゆる上流工程に関わった経験のある方ほど、やはり高評価を受けやすいです。 なお、求人数という考え方をとった場合、日本国内においてはJavaが頭一つ飛び抜けて一番多く、JavaScriptは、PHP、C系言語、Ruby、Pythonなどと二番手集団を構成している形になっています。 なお、二番手集団の言語を見るとC系言語以外は、いずれも主にWeb系で使われる言語であり、JavaScript/PHPといった風に、ひとまとめにされることも多いです。 実際の現場でも、フロントエンドはJavaScript、バックエンドはRubyといった風に、特性に応じて利用されていることが多いです。 逆に言えば、このあたりの言語を状況に応じて、使い分けられる人が転職市場で強い人ということになります。 JavaScriptエンジニアが活躍できる業種と年収 JavaScriptエンジニアが活躍できる企業・業種としては、すでにご紹介した通り、Web系IT企業やスマホアプリ開発を行うIT企業です。 JavaScriptエンジニアの年収は300万円から1500万円で、平均年収は約500万円といわれています。 なお、同じWeb系でもサーバサイドエンジニアはフロントエンドエンジニアより年収が高くなる傾向があります。 サーバサイドエンジニアの方が高年収となる傾向が見られるのは、技術者の数の問題だと思われます。 一般的に、サーバサイドエンジニアの方がフロントエンドエンジニアよりエンジニアが圧倒的に少数派なのです。 これはある意味、仕方がないことです。 Webサイトを作ろう、となったとき、Webブラウザーにデータを送出する仕組みの話よりも、「見た目をどうする」という方が分かりやすくて、楽しいのです。 結果、フロントエンドエンジニアとなる方が多く、そもそもサーバサイドの技術について知らないというエンジニアの方も結構いらっしゃいます。 このような背景があり、サーバサイドエンジニアの方が少なく、単価も高いという状況になっています。 もっとも、一番、高単価なのは、サーバサイドやフロントエンドという垣根を越えて、Webシステム開発において全領域に対応できる「フルスタックエンジニア」と呼ばれる人たちなのは、言うまでもありません。 まとめ:Web系なら“とりあえずJavaScript” 今回はJavaScriptについて見てきましたが、何度もお伝えした通り、Web系での利用が非常に高い言語です。 利用度が高いために、Web系では扱えて当たり前な空気すらあります。 今後、Web系への転職に挑戦したい方は、まずはJavaScriptを習得しておくべきでしょう。 なお、JavaScriptは習得難易度が低い言語の一つといわれており、将来性も含めてプログラミング初心者の最初の言語としても非常におすすめです。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
Javascript

JavaScriptの将来性  あらゆる角度から徹底検証

JavaScriptとは? JavaScriptは今日ほとんど全てのWebサイトで使われているプログラミング言語です。JavaScriptはWebページを便利にしようという目的で開発され、サイト内の動的な動きを表現してくれるプログラミング言語となっています。 スマートフォンやパソコンでホームページを閲覧している皆さんは一日に何度もJavaScriptによって動作している機能を目にしていますし、テレビや車などにも使われています。 例えば、メールアドレス入力画面においてユーザーがちゃんとした形式で入力しているかということを確認する、ホームページのロード中にロード中の表示を出す、ユーザーがある程度スクロールしたら広告やお知らせを出すといった機能をJavaScriptによって実装できます。 JavaScriptという名前からJavaと同種かと思われることが多いですが、JavaScriptとJavaは全く別物で、JavaScriptはWebサイトの画面に動きをつけるものですが、Javaはアプリケーション開発・サーバー立ち上げなどに使う全く別物となります。名前が似てるからといって間違えないように注意しましょう。 最近ではJavaScriptがHTML5との連携、Node.jsやAngularJSといったJavaScriptから派生したプログラミング言語の登場もあり、世界的にJavaScriptに注目が集まっています。 JavaScriptの現在 需要と年収 JavaScriptがどのようなプログラミング言語かわかったところで、JavaScriptは現在需要と年収があるのかどうかということを見ていきます。結論から言うと、JavaScriptが需要があり、年収もそこそこ高いです。 まず、需要に関してですが、ITエンジニアの需要はプログラミング言語に問わず全体的に高く、その中でもプログラミング言語によって差があるというのが現状です。その中でもJavaScriptの需要は高くなっています。 ▼ JavaScriptは好条件で転職しやすい 需要の高さは転職に強いのかということでわかりますが、JavaScriptは転職がしやすくなっています。なぜならJavaScriptを利用している企業が多いからです。 JavaScriptを使いこなせるエンジニアの需要は高いので、待遇面では好条件で転職ができます。求人検索エンジンスタンバイが発表したプログラミング言語別年収ランキング2017では、JavaScriptが9位となる536万円に輝いています。 JavaScriptを使えるエンジニアを募集している企業は非常に多く、インターネット・Web業界ではほとんどの企業がフロントエンジニアとしてを中心にJavaScriptを使えるエンジニアを募集しています。 そのため求人数が非常に多いので転職もしやすく、高待遇になりやすいJavaScriptエンジニアをキャリアアップを目指すことは非常におすすめできる選択肢です。ただ、フロントエンジニアを目指す場合はHTML, CSSといったコーディングの技術もないと転職がしづらいです。 ただ、コーディングの技術は他のRuby, Pythonといったプログラミングの技術よりも学習コストが低いので比較的習得がしやすいです。 また、JavaScriptやHTML, CSSを使いこなせて要件定義や基本設計などの上流工程まで出来るエンジニアはなかなかいないので、ここができるだけで更に高待遇を受けやすいです。年収1000万円も夢ではありません。 また「プログラミングの基礎ができている」「コミュニケーションをしっかり取れる」これらが身に付いていれば、転職しやすいでしよう。 Javascriptでどのような仕事が出来るのか? 今まではJavaScriptについてと現在の需要と年収について見てきました。ただ、JavaScriptを使う職場に転職した場合に「そもそもどのような仕事ができるのか?」ということについてここではお伝えしていきます。 IT業界ではインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つに分類することができます。JavaScriptを使えるとインターネット・Web業界で主に活躍することができます。 インターネット・Web業界はWebメディア・ショッピングサイトなどの自社サイトを運営している企業が多いです。転職の求人ではこのインターネット・Web業界が一番多く、自社のプラットフォームの設計・開発・運用やデータ基盤の構築などの案件があります。 Webアプリケーションエンジニア・フロントエンドエンジニアとしての募集が多くなっています。 実際に今話題の仮想通貨やAI関連の求人もあり、実際に最先端の部分の開発に携われることも大きな魅力です。 JavaScriptの求人案件では、自社開発の案件が多いです。そのため、インターネット・Web業界での求人がほとんどとなっています。 JavaScriptの将来性 今後の年収はどうなる? 続いてJavaScriptの将来性について年収に関してですが、年収は将来的に高くなると言えるでしょう。 最近では、JavaScriptを採用する企業は増えています。その背景としてはUI・UXの向上が各企業のサービスにおいて一つの重要なテーマとなっており、そこにおいてJavaScriptによる開発がかかせないからです。 当然JavaScriptを採用する企業が増えることで、現在の転職市場において、JavaScriptによる開発ができるエンジニアを複数社で取り合っている状態になっていますが、この企業間による競争は将来的に更に激化するものと思われるからです。 企業間は優秀なエンジニアを取るために待遇面で好条件を提示せざるを得ない状態になっているので、JavaScriptを扱えるエンジニアの年収は今後更に上がるものと思われます。 JavaScriptの将来性 今後の需要はどうなる? 続いてJavaScriptの将来性について需要に関してですが、需要は高いと言えるでしょう。 最近ではNode.jsやAngularJSなどのJavaScriptの技術を応用した言語が次々と出てきており、特にNode.jsはGoogleのV8 JavaScriptエンジンを使って開発がなされたサーバーサイドのJavaScriptのライブラリであり、サーバーサイドの処理を主に行う言語となっています。 これらのプログラミング言語を扱うにはJavaScriptを理解している必要があり、JavaScriptができる方は需要が高まると言えます。 その中でもNode.jsはNetflixやPaypalなどの世界を代表するIT企業が採用しているプログラミング言語であり、今後ますますNode.jsを採用する企業は増えるでしょう。 次々と新しいWebサービスが出てきて変化の激しいインターネット・Web業界では大企業やベンチャー企業を問わずJavaScriptやそれを応用した言語を採用していくでしょう。 言語、転職のどちらの将来性も高いのでJavaScriptエンジニアとして活動することはおすすめです。 まとめ:JavaScriptは将来性のある言語 JavaScriptの将来性 あらゆる角度から徹底検証 というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 JavaScriptは現在求人数が非常に多いため、需要があり、年収もそこそこ高いJavaScriptができるエンジニアは今後更に企業に求められる人材となり、年収も高くなると予想できるJavaScriptを応用した技術や言語が今後更に登場し、JavaScriptができるエンジニアの需要は今後更に高くなると予想できる JavaScriptは数多くのサービスに使われているプログラミング言語ですので、学んでおいて損はないはずです。JavaScriptを学習しておくことで将来のキャリアの幅も広がると思うので、是非学習に繋げてみてください。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
AWS (Amazon Web Services)

AWSの年収 プログラマーとエンジニアを個別に検証してみる

この記事の読者の方には、未経験からエンジニアを目指しているという方や、既にエンジニアとして働いているけれど、職種を変えてエンジニアとしてチャレンジしようか悩んでいるという方が多いと思います。 一概にエンジニアといっても、ユーザーが触れる部分を設計・開発するフロントエンドエンジニアや、システムの裏側にあるロジックを設計・開発するバックエンドエンジニア、開発したシステムを正常に動かすための環境づくりをするインフラエンジニア、システムの運用や保守をサポートするカスタマーサポートなど、エンジニア内で様々な職種があります。 というのも、システムの開発にあたっては、ユーザーが使う画面やユーザーが画面上で行った行動に対する処理などシステム全体を動かすために、それぞれのシステムが複合的に絡み合っており、またシステムの機能を維持するためのメンテンスが必要になるため、このようにエンジニアの中でも職種が分かれています。 その職種の中でも、年収に差があったり、独立のしやすさに差があるので、エンジニアとして働くにあたってどの職種で働くのかという観点は非常に重要になってきます。 また、エンジニアだけではなく、プログラマーとして活躍するという方法もあります。プログラマーはエンジニアとは異なり、プログラミングをすることが主な仕事となっています。エンジニアはまずお客様とコミュニケーションを重ね、お客様の課題を特定します。その課題を解決するためのシステムを設計し、納期に合わせてスケジュールやタスクを管理します。 このような工程を経て、ようやく設計書通りに開発をすることになりますが、この開発を主に担うのがプログラマーとなります。エンジニアには様々な職種があると言いましたが、プログラマーも同じように様々な職種があります。 今回はその中でもAWSプログラマーとエンジニアという職種に重点を置いて見ていきます。 AWSとは? その職種や業界まで 皆さんはAWSという言葉を聞いたことあるでしょうか。AWSはAmazon Web Servicesという名前の略称であり、アメリカ合衆国に本社を持つAmazonが提供するクラウドサービスです。 クラウドサービスとはクラウドコンピューティングサービスの略であり、インターネットを通じてコンピューターを貸し出しているサービスとなります。例えば、あるコンピューター上に写真を保存したとすると、その保存した写真はそのコンピューター上でしか見ることが出来ません。 ただ、クラウドサービスを使ってクラウドサービス上に写真を保存することで他のコンピューターなどのデバイスを用いていつでもその写真にアクセスすることができます。 現代であると、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの通信機器を持ち歩くことが多くなっており、またリモートワークや会社の拠点増加が起こっているため、当該ファイルに簡単にアクセスできることが重要となっています。そこで、活躍するのがクラウドサービスです。 特に、AWSはクラウドサービスの先駆けとなったサービスであり、2006年にAWSが発表されて以来、他社でもクラウドサービスの開発が相次ぎました。AWSのライバルはGoogleのCloud PlatformやアリババのAliCloud、マイクロソフトのAzureなどとなります。特にAWSは数多くの企業や個人に使われているサービスとなっています。 AWS専門のプログラマーやエンジニアはこのAWSの中にある仮想サーバーが使えるように環境を整えることが主な仕事になっています。業界を問わず企業ではクラウドサービスの需要が高まっており、今では仕事を効率的に進める上では必要になっているサービスであります。 社内外にいるAWSプログラマーやエンジニアがAWSの導入を企業にしていくことになりますが、インフラ系のプログラマーやエンジニアがAWS領域を専門としてクラウドの環境構築を行っていく場合が多いです。 AWSのプログラマーやエンジニアの年収? AWSのプログラマーやエンジニアの年収は約600万円ほどと言われています。ちなみにインフラ系プログラマーやエンジニアの年収は約570万円ほどと言われています。 AWSの環境構築は現在需要があり、またAWS専門の知識を身につける必要があるため、通常のインフラ系プログラマーやエンジニアよりも年収が高くなっています。 今後もAWSは多くの企業に使われ、導入の需要が高まるとともに保守・運用の業務も長年必要となってきます。そのため、AWSのプログラマーやエンジニアの年収は更に上がると期待できます。 AWSで必要とされるプログラマーのスキル AWSプログラマーはエンジニアの設計に基づいて開発を行っていきます。エンジニアが導入や改修について設計を行い、インフラ周りのプログラミングをしていくことになります。そのため、プログラミングのスキルは必要となります。 設計はエンジニアがやるものの、なぜこのような設計をしたのかという意図を理解するために、インフラ周りのOSやミドルウェアの知識が必要となります。 とはいえ、プログラマーとして中心はプログラミング業務になるため、プログラミングのスキルが一番重要となります。 AWSで必要とされるエンジニアのスキル AWSエンジニアの仕事は何もデータや設定がない仮想サーバーにOSやミドルウェアを入れることで、エンジニアではない一般人でも利用できるように環境構築していくことです。この設計を行います。 そのため、OSやミドルウェアに関する知識のことはもちろん、前提としてインフラ周りの知識も必要となります。 特に現在AWSの導入が盛んになっているので、今後保守・運用業務や改修業務が増えてくることは間違いないです。導入のみならず、そのような幅広い要望を叶えるためのスキルも必要となります。 AWSの将来性や年収は今後どうなる? AWSの将来性は高いと言えるでしょう。現在数多くの企業にAWSが導入されており、またAWSを導入したいという企業は多く、需要が高まっています。 また、一度導入されたら終わりというわけではなく、その後にAWSの保守・運用や改修が必要となってきます。そのため、継続的にAWS関連の導入や保守・運用・改修の需要はあるでしょう。 AWSなどのクラウドサービスは比較的最近登場したサービスであるので、企業からの需要に対してエンジニアの供給が足りないという状態になっています。今後もこの傾向が続くと予想されるので、年収が上がることが期待されます。 まとめ AWSの年収 プログラマーとエンジニアを個別に検証してみる というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 AWS専門のプログラマーやエンジニアはこのAWSの中にある仮想サーバーが使えるように環境を整えることが主な仕事になっている業界を問わず企業ではクラウドサービスの需要が高まっており、AWS含めて今では仕事を効率的に進める上では必要になっているサービスであるAWSの将来性は高く、プログラマーやエンジニアの年収の上昇が期待できる AWSのプログラマーとエンジニアになりたいと考えている方は是非今回の記事をお役立てください。AWSの需要は年々高まっているため、インフラ系エンジニアの方は是非AWS周りについて学んでみてはいかがでしょうか。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
Scala

Scala:人気のプログラミング言語12位【2019】

Scalaとは 今回はプログラミング言語の利用率の指標となる「GitHubPullRequest」にて、2019年1月から3月の統計で第12位にエントリーされた、Scalaについてご紹介いたします。 Scalaは2003年に公開された、非常に野心的なプログラミング言語です。 昨今、俗にJVM言語などと言われる、“Java仮想マシン(JVM)上で動作するプログラミング言語”が注目を集めていますが、それらJVM言語の中でも、比較的歴史のあるプログラミング言語の一つです。 また、現在は開発が止まってしまっていますが、Scalaは “Microsoft .NET Framework”など“Java仮想マシン”以外のプラットフォーム上での動作もサポートしていました。 Scalaの特徴は、他のJVMプログラミング言語同様に、Javaの問題点の克服を目指すと同時に、JVM上で動作し、Javaとの高い互換性を維持している、という点が挙げられます。 特にScalaは、Javaよりも短くスマートなコードが記述できます。 なお、Scalaの欠点として、プログラミング初学者には学習難易度が高い、と言われがちです。 原因の一つは、Scalaの仕様が玄人志向で初心者には難しくなっていることです。 そもそもScalaの開発者はJavaの開発者の一人なのですが、ScalaはJavaよりも、ベテランプログラマー目線で作られたプログラミング言語です。 もっといえば、“できるプログラマーの使い勝手”を優先して作ったプログラミング言語です。 “誰でも簡単にプログラミングができるように仕様を作っているプログラミング言語”と比べて、プログラミング初学者にとって厳しい仕様なのは、ある意味、当然です。 そして、Scalaが難しいと指摘される原因の二つ目は、Scalaがオブジェクト指向言語と関数型言語の特徴を併せ持ったプログラミング言語である、という点が挙げられます。 オブジェクト指向というのはJavaなど他の主要プログラミング言語でも、よく見られる性質であり、多くのプログラマーにとって、なじみのある考え方です。 一方で、関数型というのは、Scalaが登場した当時、第一線で活躍していた主要プログラミング言語では、あまり見られない性質でした。 そのため、Scalaに対して、とっつきにくい、という印象を持ったエンジニアが多かったのは確かです。 ただし、近年、登場したモダンなプログラミング言語の多くが関数型言語としての特徴を持っており、「これからのプログラミングは関数型プログラミング」という論調すら一部から聞こえてくるようになっています。 そのため、以前より、Scalaは習得度が難しい、とは言われなくなったように思います(Rustという、Scalaよりも習得難易度が高いと言われるプログラミング言語が登場したことも理由にあるかもしれません)。 しかし、依然として、Scalaの習得難易度がScalaエンジニアが少数に留まっている原因になっている、と言われています。 さて、他のJVM言語に勝る、Scala最大の強みは大規模システムでの実績です。 比較的、歴史の長いJVM言語である分、他の言語よりも信頼性があると見なされているのか、FacebookやTwitter、日本でもニコニコ動画など、非常に影響力の大きいサービスでScalaが利用されていることが知られています。 このようにJVM言語の中でも、実装例の“質”では、群を抜いており、大手ITサービスの利用が呼び水になって、他の企業やサービスでもScalaが使われる好循環が起きているように思います。 昨年の順位と比較して考察 2019年1月から3月の統計で第12位にエントリーされたScalaですが、2018年1月から3月の統計でも第12位でした。 他のJVM言語や、より世代の新しいプログラミング言語との間で激しい利用率争いが起きる可能性も否定できませんが、ひとまずは、主要プログラミング言語の一つとして、安定した地位を得た、と言えるのではないでしょうか。 ただ、Scalaはエンジニアが少ない、という課題を抱えています。 扱えるエンジニアが少ないと、どうしても案件での採用率の低下へと繋がってしまいます。 今後、順位の変動が起きる可能性は十分にあります。 Scalaは転職に強いのか Scalaは転職市場において強力な武器となるプログラミング言語です。 ひょっとすると最強のプログラミング言語と言えるかもしれません。 詳しくは後述しますが、求人市場でもっとも提示平均年収が高いプログラミング言語の一つといわれています。 理由は単純明快で、需要と供給のバランスが崩れていて、完全に売り手市場だからです。 日本国内おいてScalaを使っている企業はニコニコ動画だけではなく、いくつもあります。 しかし、Scalaを扱えるエンジニアは日本国内において、十分な人数がいるとは言えません。 繰り返しになりますが、学習難易度が高いですから、身に着けているエンジニア自体、かなり少数なのです。 さらに求職中のScalaエンジニアとなると、輪をかけて少ないです。 結果、転職者が応募先企業よりも優位に立っているような状況です。 活躍できる業種と年収 すでに、お伝えしましたが、Scalaは求人市場でもっとも提示平均年収が高いプログラミング言語と言われています。 どれくらい、年収が良いかというと、ほとんどの企業で「下限が500万円」です。 大事なことなので、もう一度言いますが、「“下限が”500万円」です。 「上限500万円」とは違います。 500万円を下回っている企業でも、450万円を下回ることはほぼないです。 上限は企業によって異なり、800万円~2000万円まで大きな差があります。 とはいえ、サラリーマンの平均年収は約430万円と言われていることを考えると、800万円でも相当な高給取りと言えるでしょう。 フリーランス市場においても、Scala案件であれば、月収100万円超えはあまり特別なことではありません。 週2、3日の勤務で、並みのサラリーマンよりも年収の高いScalaプログラマー、Scalaエンジニアも結構いらっしゃるかと思います。 なお、業界ですが、基本的にはIT業界やゲーム業界です。 大規模なオンラインゲームを提供しているゲーム会社や、いくつものスマートフォンゲームアプリのタイトルを抱えているIT企業は、非常に強大なゲーム提供プラットフォームを構築しています。 そのゲーム提供プラットフォームにScalaが使われていることが多いのです。 ゲーム事業の肝となるところですから、そこで活躍するエンジニアに対する報酬も高くなるのは、ある意味、当たり前といえますよね。 他にも、今後、大規模なサービスに育てていきたいと考えているITベンチャー企業が、Webサービス開発にScalaを利用していることが多いです。 ちなみに、私は「どちらかと言えば、ベンチャー企業より大企業に就職した方が良い」という考えを持っていますが、Scalaエンジニアであれば、ベンチャー企業で働くのもアリだと思います。 なぜならば、すでに何度もお伝えしていますから、Scalaを扱えるエンジニアは非常に高給取りです。 そんな高給取りのScalaエンジニアに給料を払えるITベンチャー企業は限られており、いずれの企業も非常に将来性のある高付加価値サービスを提供しています。 そのベンチャー企業に残り続けても、辞めて他社に転職したり、フリーランスになったとしても、十分、メリットになる経験を積ませてもらえる可能性が高いと言えます。 さらにいえば、Scalaはエンジニアが不足しているので、万が一、“悪い会社”だったとしても、次の会社探しにあまり困らないはずです。 まとめ:Scalaは高年収を目指せるプログラミング言語 何度もお伝えした通り、Scalaは転職市場においてとっても強いプログラミング言語です。 高年収を目指すのであれば、身に着けるべきプログラミング言語と言って間違いありません。 ただし、プログラミング初心者にとって学びやすいプログラミング言語ではありませんし、プログラミング経験のある方でも、関数型プログラミングの経験がない方にとっては、苦戦する可能性が高い相手です。 習得には覚悟がいるプログラミング言語です。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
Perl

Perl:人気のプログラミング言語16位【2019】

Perlとは 今回はある種のプログラミング言語の人気投票である「GitHubPullRequest」にて2019年1月から3月の統計にて第16位にエントリーされたPerlについてご紹介いたします。 Perlは1987年に誕生し、1991年に公開されたプログラミング言語です。 現在も主要プログラミング言語として比較的使われるプログラミング言語の中では比較的歴史が長い言語です。 過去記事の「プログラミング言語の歴史 <Perl編>」に詳しいですが、C言語やシェルなどしかなかった時代に、比較的、簡単に記述・実行できる“スクリプト言語”を目指し、開発されました。 スクリプト言語の定義はあいまいですが、C言語より記述の自由度が高く、そして、C言語と異なり、実行前にコンパイル(ソースコードをコンピューターに理解できる機械語に変換すること)が不要という点は、Perlが登場した当時、非常に画期的でした。 Perlの案件を見る ▼ P系プログラミング言語、Perl 現在の使われ方は? Perlは一気に主要プログラミング言語の一つとなると同時に、Perlの問題点・不満点の解消を目指した、新たなプログラミング言語がいくつか生まれました。 なお、こうした経緯で誕生したPHP、Python、Rubyといった言語は、Perlの影響を受けながら誕生・成長してきたため、Perlも含めて「P系プログラミング言語」と呼ぶ人もいます。 話はPerlに戻すと、確かにPerlは「汎用スクリプト言語」という呼ばれ方がされますが、現在、実際の主な使われ方は、CGI(Common Gateway Interface)の実装です。 CGIとは動きのあるWebページの実装方法の一つです。 簡単に言うと、利用者側のWebブラウザーの要求に応じて、サーバー側で外部プログラムを呼び出し、実行結果をWebブラウザー側に送ることで、動きのある表現を実現する方法です。 例えば、ショッピングサイトで買い物中に「買い物かご」の中身を確認したいと思い、買い物かごボタンをクリックしたとしましょう。 まず、Webブラウザーから、インターネット経由で「買い物かごの中身を見せて」という要求がサーバーに対して発信されます。 その要求を受け取ったサーバーは、「ユーザーごとの買い物かご情報を教えてくれるプログラム」を呼び出し、買い物かご情報を取得し、Webブラウザーに対して「情報だよ」と送信します。 そして、その情報を受け取ったWebブラウザーが、「買い物かご情報」を表示するという仕組みになっています。 ちなみに、Web業界では、プログラミング言語のうちWebブラウザー側(クライアント側)で実行されるものをフロントエンド言語、サーバー側で実行されるものをバックエンド言語と分類することが多いです。 その分類に従えばPerlはバックエンド言語となります。 ▼ Perlの系統 Perl6は「失敗した言語」 もう一つ補足しておくと、Perlには、Perl5(いわゆる、普通のPerl)とPerl6の二系統あります。 番号が示す通り、もともとはPerl5の次期バージョンとして整備されたPerl6でしたが、Perl5よりも、より自由度の高い記述など、革新的なプログラミング言語となるように実装を進めていった結果、これまでのPerlとの互換性がまるでなくなってしまいました。 結果、Perlの新バージョンではなく、Perl6という新たなプログラミング言語、という扱いを受けています。 Perl6は日本ではまず使われることはありません。 世界的にもGitHubPullRequestのランキングで40位以下と非常に利用率が低いため、Perl6は“失敗したプログラミング言語”と揶揄されがちです。 Perl6の学習をしても、あまり年収アップや転職市場での優位性に繋がらないので、普通のPerlと間違って教本を買ったりしないようにしましょう。 Perlの現在 昨年の順位と比較して人気を考察 Perlは2019年1月から3月の統計では第16位でしたが、2018年1月から3月では18位と実は順位を上げています。 順位が上がった原因としては、Perlの利用率が上がったというよりは、近い順位だった他の言語、例えばSwiftやObjective-Cなどの利用率が下がってしまったことが大きいように思います。 もともとiOSアプリ開発の現場で使われてきたSwiftやObjective-Cは、昨今のiPhoneの販売不振などが原因で、じわじわと利用率を低下させていると言われています。 逆に言えば、Perlは古い世代の言語でありながら、利用率が安定しています。 Webサイト、Webシステムは絶対になくならないでしょうし、Perlは他の後発言語よりも歴史が長い分、資産やナレッジが多いというメリットもあります。 それらPerlの蓄積を利用したい場合、敢えて、PythonやPHPなどの世代の若いプログラミング言語を使わずに、Perlを積極的に選択することも多々あります。 また、保守運用においても、もともとPerlで書かれているWebシステムの修正・バージョンアップの方法として、改めて新しい世代のプログラミング言語ですべて再作成する、全面更改するのもアリです。 しかし、全面更改するよりも、Perlを使って問題個所・更新箇所のみ手を加えていく方が、コストもリスクも低いでしょう。 そのようなニーズのおかげで、Perlは古い言語でありながら、順位も安定しているのでしょう。 Perlは転職に強いのか すでにご説明した通り、Perlは歴史のあるプログラミング言語であり、今なお多くの現場で利用されています。 そのため、求人市場においても、価値のあるスキルになっています。 ただし、“パンチ力”に欠けるのは否めません。 たしかに、Perlはニーズが安定しているプログラミング言語ですが、やはり世代の古い言語ですので、敢えてPerlにこだわる理由がないのであれば、わざわざPerlにしない、というセオリーもあります。 そういう意味では、他の言語も十分な実績を積んで、Perlと同程度の過去の資産が蓄積されれば、急速にPerlの存在感は減少するでしょう。 実際、ここ数年、Webサイトのリニューアルに合わせて、PerlからPythonなどの世代の新しいプログラミング言語へと全面更改する案件の人材募集も散見されます。 単に「Perlが扱える」だけではダメで、「Perlは扱えるが、他のプログラミング言語にも対応できるようになりたい」という積極性・柔軟性が求められていると感じます。 Perlで活躍できる業種はWeb系IT企業 すでにお伝えした通り、Perlは基本的にはWebシステム開発で使われるプログラミング言語です。 そのため活躍できる業種も、Webシステム開発を行っている、いわゆるWeb系IT企業が主になります。 もちろん、非IT企業が自社Webサイトを運営していることもありますので、そうした非IT企業からの求人も、ごくわずかですが、登場することもあります。 Perlエンジニアの年収 年収ですが、エンドサイドエンジニア(場合によってはサーバサイドエンジニア)として扱われ、その役職に応じた給与体系で支払われることが一般的です。 具体的な金額で言うと、正社員の場合年収300万円~700万円のレンジに収まることが多いです。 フリーランスの場合、月50万円から100万円が多く、平均はおおむね70万円代と、他のプログラミング言語と同程度か、注目度の高い世代の新しいものに比べて、やや低いくらいの年収となりそうです。 まとめ:Perlだけで勝負は危険? 繰り返しになりますが、Perlは歴史のあるプログラミング言語であり、長い歴史があるからこその強みもあれば、弱みもあります。 現在のところ、Perlは主要言語としての地位を守っていますが、IT業界は移り変わりが激しく、実際、近年、どんどん新たなプログラミング言語が登場しています。 ある日突然、ピタッとPerl案件がなくなる、ということはないでしょうけれど、じわじわと減っていく可能性は十二分にあるので、Perlだけで勝負するとは考えずに、複数のプログラミング言語を身に着けることをお勧めします。 なお、他のプログラミング言語も、P系言語など、Web業界での利用頻度が高いプログラミング言語を戦略的に選択すると、転職市場で強い人材になれるでしょう。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
Swift

Swift:人気のプログラミング言語13位【2019】

Swiftとは 今回は、作成したプログラミングコードをITエンジニアのコミュニティーであるGitHubにオープンライセンスで公開するとともに、世界中のプログラマーレビューしてもらう仕組みである「GitHubPullRequest」のシェア率で2019年1月~3月統計で第13位にエントリーされたSwiftについて見ていきます。 SwiftはAppleが開発したプログラミング言語です。 毎年、Appleが開催している開発者向けのカンファレンスである、“Worldwide Developers Conference”(ワールドワイド デベロッパーズ カンファレンス、略称:WWDC)にて、2014年に発表されました。 Appleが開発したプログラミング言語ということもあり、現在、iOSを搭載したiPhoneやiPad向けアプリ開発において利用頻度の高い、主要プログラミング言語となっています。 C系の開発言語 Swift Swiftを言語的に分類するとC言語から始まるC系言語の系譜に連なります。 いままで使われてきたObjective-C、そして、Objective-Cのご先祖であるC言語と共存(混在)できるようになっています。 ただし、SwiftとObjective-Cの共存はまったくのフラットでボーダーレスというわけではありません。 詳しくはObjective-Cの記事を参考にしていただきたいのですが、Objective-Cの記述方法が、数あるプログラミング言語の中でも相当、特殊なものというのもありますが、世代が異なるため設計思想にズレがあるのです。 また、Swiftは2014年に発表された若い言語であるため、まだまだ“こなれていないプログラミング言語”という批判もあります。 そういった理由から、古参プログラマーの中には敢えてSwiftを使わない、という選択する方もいるそうです。 そのため、2019年で公表されてから5年になりますが、思ったよりもObjective-CからSwiftへの移行が進んでいない、という評価を下す方が多いです。 Swiftは人気言語? 昨年の順位と比較して考察 2019年1月~3月統計で第13位だったSwiftですが、一年前の2018年1月~3月の統計でも第13位でした。 ただし、シェア率では2018年1月~3月の統計では 0.896% なのに対して、2019年1月~3月の統計だと 0.779% に下がっています。 実は同じ期間で比較すると、同じくiOSアプリ開発に利用されてきたObjective-Cも順位、利用率共に引き下がっています。 これにはいくつかの理由が考えられます。 Swiftのシェアが下がった理由① 理由の一つ目としては、iOS搭載機器、つまりはiPhoneやiPadの新機種の販売台数が伸びず、結果、iOS向けアプリ開発自体、減っている、という点です。 世界的にみると、2019年現在、スマートフォン市場におけるiPhoneのシェアは15%もないと言われています。 つまり、スマートフォンユーザーのうちiPhoneユーザーは10人のうち1人、2人、ということです。 iPhoneのシェアが高いと言われてきた日本でも、2018年に、androidにシェア率トップの座を明け渡しています。 2019年3月のデータによると、日本国内のスマートフォン市場におけるiPhoneのシェアは約4割だそうです。 みなさんが思っている以上に、最近のiPhoneは売れていないのです。 そして、このようなiPhoneの販売不振がIT業界にも波及した、ということが考えられます。 つまり、androidアプリの開発がより重視されるようになったのに対して、iOSアプリの開発が軽視されるようになった、ということです。 10人のうち7人か8人使ってくれるかもしれないアプリの開発と、1人、2人しか使ってくれないアプリの開発、どちらを重視するかと訊かれたら、迷わず7、8人使ってくれるアプリを選ぶでしょう。 Swiftのシェアが下がった理由② 理由の二つ目としては、テクノロジーの発達により、iOSアプリの開発にSwiftやObjective-Cが必ずしも必須ではなくなった、という点です。 「Appleの標準開発言語であるSwiftやObjective-Cを使わなければ、iOSアプリの開発って無理じゃないの?」と思っていた方も多いでしょう。 しかし、実はそうではありません。 Microsoftが2016年に買収しましたXamarin(ザマリン)という、クロスプラットフォーム開発環境の開発を行っていた企業の技術を使えば、SwiftやObjective-Cを使う必要はないのです。 そもそも、クロスプラットフォーム開発環境とは、簡単に言えば、プラットフォーム(ここではOSと同じ意味です)を超えた開発が可能にする環境です。 もっと具体的に言えば、いままでは、androidアプリはandroid用の開発環境と開発言語で開発し、iOSアプリはiOS用の開発環境と開発言語で開発していました。 しかし、Xamarinを使えば、一つのプログラムをandroidアプリとしてもiOSアプリとしても利用できる夢のような技術なのです。 このXamarinはMicrosoftの統合開発環境であるVisual Studioに実装されており、Visual Studioの対応プログラミング言語を使ってiOSアプリを開発することができるようになったのです。 なお、Visual Studio対応プログラミング言語としては、PythonやC#、C++などが挙げられます。 むしろ、SwiftやObjective-Cは含まれていません。 この結果として、半ばiOSアプリ開発専用プログラミング言語となっているSwiftやObjective-Cに見切りをつけて、Pythonや他のC系言語に移行するiOSアプリ開発者が増えた、という訳です。 2017年くらいから、SwiftやObjective-C離れがじわじわと起きている、という噂がありましたが、その傾向が目に見える形になってきた、と言えるのかもしれません。 Swiftは転職に強い言語か 求人という意味では、Swiftを扱える人材の募集は転職サイトでもフリーランス向けサイトでも、一定数が掲載されていました。 日本ではiPhoneのシェアが高いということもあり、海外に比べて求人が多いのかもしれません。 ただし、他の主要言語、例えばJavaやPythonは汎用言語として様々な分野にて利用されているのに対して、SwiftはiPhoneアプリ開発案件しか基本的にはないので、“潰しが効かない”、もっというと“あまり求人先を選べない”という印象はあります。 はっきり言ってしまうと、数年前までならば、日本国内におけるiPhoneのシェア率の高さと、iOSアプリ開発の標準開発言語という特別な立ち位置から、間違いなく、Swiftは転職活動で有利になるプログラミング言語でした。 しかし、昨今は、Swiftがもっていた強みが薄れてきており、他のプログラミング言語に比べて転職活動で不利になるプログラミング言語とまでは言えないものの、他のプログラミング言語より有利になる、というものではなくなりつつあります。 なお、同じくAppleの標準開発言語であるObjective-Cの知識を求められることも多いです(Swift/Objective-Cとまとめた求人案内にしているところも多い)。 Swiftエンジニアが活躍できる業種と年収 すでにお伝えした通り、Swiftの利用が減っているようですが、転職者向け求人サイトでの提示年収は概ね、年収400万円~1200万円と実は年収は他のプログラミング言語と比べて安い、ということはありません。 むしろ、Javaなどと比べると下限が高いくらいです。 フリーランス向け案件紹介サイトでも、50万円~180万円と、やはり他のプログラミング言語よりやや高いです。 理由としては、登場して約5年と短いため、Swiftの経験者がニーズに対して求人市場に足りていないことが挙げられます。 そういう意味ではSwift経験者が転職を考えているのであれば、「今がチャンス」と言えるのかもしれません。 業界ですが、基本的にはiOSアプリを開発しているIT業界、ゲーム業界がメインです。 ただし、iOSアプリを自社開発している非IT業界からの案件紹介なども僅かながらあります。 Swiftには逆風が吹いている⁉【まとめ】 すでに何度も書いた通り、Appleが開発したAppleの標準開発言語のSwiftですが、iPhoneの出荷台数の伸び悩みと、標準開発言語を使わずともiOSアプリの開発が可能になったことが、その先行きに暗い影を落としています。 Swiftを悪い言語だとは思いませんが、初めてプログラミング言語を学ぶのであれば、Swiftよりも、PythonやJavaScriptなどをおすすめしたいです。 すでにSwiftを身に着けている方も、今後のことを考えて他の言語、例えばPythonやC#などの習得を進めておくことをおすすめします。 今だけ!登録で最大1,500円相当もらえるお仕事探しサービス「テクスカ」 「テクスカ」は、報酬をもらいながらお仕事探しができる新体験のスカウトサービスです。 【テクスカの4つの特徴】 1.面談するだけで、3,500円相当のAmazonギフトカードを獲得できます 2.優秀な貴方に仲間になってほしいと真に願うとっておきのスカウトが企業から届きます 3.貴方の経歴・スキルを見て正社員のオファーだけでなく副業オファーも届きます 4.転職意欲がなくとも自分のスキルが通用するか各社のCTOに評価してもらうチャンスがあります 忙しさのあまり、企業との新たな出会いを逃している… スパムのように届くスカウトメールにうんざりしている… 自分の市場価値がわからない… 社外の人からの評価が気になる… 副業の仕事が見つからない… そんなあなたにおすすめです!
働き方

SEのフリーランス必見 エージェント利用 100%有効活用!

エージェントは何をしてくれるの? フリーランスの方が仕事を探す手段として、もっともポピュラーな手段が、人材エージェントの活用だと思います。 とはいえ、サラリーマンなど雇われて働いてきた人にとって、エージェントは無縁の存在なので、「どんな人たちで、なにをしてくれるのだろう」と疑問を持っている方も多いと思います。 そこで、エージェントサービスやその実態を見ていきたいと思います。 簡単に言えば、エージェントサービスは「クライアントを探しているフリーランス」と「フリーランスを探しているクライアント」のマッチングサービスであり、それぞれの希望条件を確認してマッチングを進めるコーディネーターが、エージェントということになります。 なお、「クライアントを探しているフリーランス」のエージェント利用料は無料ですが、エージェントは求職者のためのボランティアではありません。 では、エージェントのお給料はどこからきているかというと、「フリーランスを探しているクライアント」から受け取る紹介料がエージェントのお給料になります。 エージェントからすると、「問題があると思われる人はクライアントに紹介できない」という事情があるため、“約束した時間に面談に来ない”、“持ってくるように伝えたドキュメントを持ってこない”といった、態度の悪い・ミスが多いフリーランスは、良いところを紹介してもらえないどころか、最悪、「我々では面倒を見られません」と伝えられることがあります。 もっとも、そこまで言われることは滅多になく、普通にマナーを守っていれば、相談にやってきたフリーランスに相応しい案件を紹介してもらえます。 エージェントは何をしてくれるの? SEを理解してくれるのか ここでは「エージェントはフリーランスとクライアントのマッチングコーディネーターとして、具体的に何をしてくれるの?」という疑問に答えします。 思うにフリーランスから見たエージェントのサービスは“キャリア診断”と“採用試験対策”の二つに分かれると思います。 キャリア診断とは、これまでのキャリアと今後の目指すべきキャリアパス、そして現時点の市場価値(もっというと単価ですね)を勘案して、最適なクライアント・案件を紹介すること、です。 採用試験対策とは、クライアントに採用してもらえるように、履歴書や経歴書といった提出ドキュメントの添削指導および、面接対策を行うこと、です。 エージェントサービスにメールなどでコンタクトを取ると、「履歴書や経歴書を送ってください」だとか、「履歴書や経歴書をもってきてもらって面談をしましょう」と言われます。 面談(遠方の方や時間の調整かつかなかった方だと、電話面談となることもあります)では、履歴書や経歴の内容をベースに、相談に来たフリーランスの能力・スキルセット・経験と、希望する案件の条件(業務内容や報酬面)をエージェントとすり合わせる形になります。 案件の条件がすり合ったところで、エージェントより条件に合う案件がいくつか提示してもらえます。 もちろん、タイミングの問題もあるので、最初の面談中にいきなり条件に合う案件が出てくるとも限りませんが、見つかり次第、都度に連絡してもらえるので、内容を確認し、これと思える案件があれば、応募したい旨をエージェントに伝えましょう。 すると、応募先に合わせて、応募書類(履歴書・経歴書)の書きっぷりを微調整しましょうだとか、面接ではこういう質問されるので、答えを考えておいてください、といった情報を面談(電話面談)やメールなどで連携してもらえます。 上記の流れは、一般的なエージェントサービスの流れで、どこの会社でもあまり大きな差はないと思います。 なお、詳しくはこの後にも触れますが、“相談に来たフリーランスの能力・スキルセット・経験を判断するエージェント側の能力”は、正直なところ、エージェントによりけりであり、当たり外れがあるのが実情です。 エージェントの個性をうまく利用する エージェントも人間ですので、個性や強み・弱みというのはあります。 また、キャリアという意味でも、もともとITエンジニアとしての勤務経験があるエージェントもいらっしゃいますし、まったくそうではなく、人事部畑にいた、人材開発関連のキャリアしか積んでいない、というエージェントもいらっしゃいます。 つまり、ゲーム業界については造詣が深いが、Web業界については一般論しか知らないエージェントもいます。 あるいは、ITエンジニアとしてのキャリア・スキルの話をしても、ITエンジニア経験がなく、資格欄や経歴書を単になぞっていくだけの人もいれば、そこに書かれていない話、「このWebアプリってMVCパータンですよね?」といった技術レベルの会話を行って、詳細にスキル評価してくれる人もいます。 エージェントサービスに申し込みをする際に、あまり深く考えず、インターネット検索で上位に出てきた会社に申し込む方も多いと思いますが、それはどんなエージェントが出てくるかわからない、という意味で結構危険です。 SEを含めたITエンジニアは、最低限、IT人材特化型のエージェントサービスに申し込むことをおすすめします。 さらに、申し込み時に要望を伝えることができるのであれば、「ゲーム案件に行きたいと思っているので、そっち方面に強い方をお願いします」だとか「面接に弱いので、そういった指導の上手なエージェントが良いです」など、求めるエージェント像を伝えて、ミスマッチを防ぐのも手です。 ひとりじゃない! 二人三脚で掴む Good案件 基本的にエージェントは“良い人”のはずです。 「相談に来たフリーランスはお客様だから親切にする」というのが前提ですし、「今回、アサインされた案件が終了して、次に仕事を探すときも自分に声をかけて欲しいから親切に行う」というのもあるかもしれません。 しかし、エージェントの多くは“人に喜んでもらえる仕事をしたい”という思いから、エージェントになった人が多いように感じます。 実際のところ、「お前の仕事を紹介してやるのだから、俺に敬意を払え」と言いたげな様子で、上から目線の不愉快なエージェントもいますが、私の経験則として、そういうエージェントはたいてい良い案件を紹介できないので、さっさと他のエージェントに変えてもらう、あるいはエージェントサービスを変えることをおススメします。 そして、このエージェントなら信頼できる、と思えるエージェントに出会ったのであれば、困っていること、悩んでいることも含めて、本音をぶつけてください。 正直な本音を言わなかったばかりに、全然、思っていたものと異なる案件を紹介されてしまったら、せっかくのエージェントサービスの意味がまるでありません。 エージェント側も、“本音を全部話してくれないから、どういう案件を勧めるべきなのか分からない”と悩むかもしれません。 そういう状態に陥ったら不幸です。 エージェントは採用担当者ではなく、採用活動を手助けしてくれる助っ人なのですから、率直に意見をぶつけましょう。 まとめ:強力な助っ人 今回は、フリーランスの方がよく利用されるであろう、エージェントについて見ていきました。 繰り返しになりますが、エージェントは“フリーランスとクライアントのマッチングコーディネーター”であり、フリーランスから見ると、“仕事の紹介と採用試験対策をしてくれる強力な助っ人”です。 良いエージェントとの出会いが、良い案件との出会いへと繋がることが多いので、エージェント選びは、非常に重要なポイントです。
保険

フリーランスの保険を改めて検証 知ることからのスタートアップ

保険について無料で相談してみる 国民健康保険について フリーランスとして活動している方は自分自身で保険料を支払わなければなりません。今までは会社の総務部が年末調整の際に、保険料の所得控除の作業を行ってくれていました。これを確定申告時に自分自身で所得控除作業を行い、その額を申告する必要があります。 自分自身で保険に入らないといけないため、フリーランスとして活動している方はどのような保険に入れば良いのかということが気になるでしょう。そこで、今回はフリーランスが入ることができる保険について1から見ていきます。 まず、国民健康保険についてです。国民健康保険は加入者やその家族が病気や怪我で医療が必要となった場合に、その医療費の一部を負担してくれる保険となっています。すべての人に加入義務がある保険です。国民健康保険は市町村か国民健康保険組合が母体として運営しています。 保険料に関してですが、加入者の前年度の収入や世帯単位での加入数・年齢・年収に応じて保険料は変化します。そのため、前年度に年収が高い方はその分高い保険料を支払うことになるため要注意です。 また、運営母体が市町村の場合は市町村や年度によって保険料が異なってきます。保険料を払う方のステータスによって、保険料が変わってきますが、保険料が安い自治体と高い自治体では支払う保険料が年間20万円以上も異なる場合もあります。保険料を下げるために保険料が安い自治体に住むということも保険料を安く済ませる一つの方法でしょう。 また、会社員時代は扶養という概念が保険にはあり、被保険者が保険料を支払っていれば、その被保険者の扶養者は保険料を支払う必要はありませんでした。ただ、フリーランスとして国民健康保険に加入すると家族はそれぞれ国民健康保険の被保険者となるので、保険税が個別にかかってきます。世帯主がそれらの保険税を負担する必要がでてきます。 国民健康保険の保険料の例ですが、年収260万円の独身フリーランスの方だと、年間37万円が保険料としてかかってきます。国民健康保険の保険料は年収の14〜15%を占めていますが、他の保険も入るとなると、合計で20%は超えるでしょう。 文芸美術国民健康保険組合について 続いてフリーランスが入ることのできる保険として文芸美術国民健康保険組合が挙げられます。 文芸美術国民健康保険組合とは、公式ホームページによると、「昭和28年4月1日国民健康保険法に基づき、厚生省(現 厚生労働省)の認可を経て設立し、国の事業を代行する公法人です。」と記載されています。簡単に説明すると、デザイナーやイラストレーターとして活動するフリーランスに保険を提供している組合です。 文芸美術国民健康保険組合はフリーランスにとって注目されている保険ですが、なぜ注目されているかというと、毎月の保険料が一定額だからです。国民健康保険は加入者の前年度の収入や世帯単位での加入数・年齢・年収に応じて保険料は変化します。前年度の収入が高ければ、その分高い保険料を取れられてしまうのです。 ただ、文芸美術国民健康保険組合は毎月の保険料が一定額なので、収入が高かろうが、高い保険料を払うことがないので安心です。平成31年度は保険料毎月1万9600円の定額支払いが発生します。 ここまで聞いてフリーランスにとってはベストな保険ではないかと思う方もいるかもしれませんが、最後に注意点を申し上げておきます。 まず注意点1つ目は、収入が低いフリーランスの方は文芸美術国民健康保険組合よりも国民健康保険の方がオトクな可能性があるということです。 国民健康保険の保険料は前年度の年収に依ることが多いですが、年収が低い場合はその分保険料も低くなります。よくよく検討してみると、文芸美術国民健康保険組合よりも国民健康保険の方がオトクなこともあるので、ここはしっかりと比較してみてください。 注意点2つ目は、文芸美術国民健康保険組合への加入がイラストレーターやデザイナーなど文芸芸術に関わる仕事をしていないと加入できないということです。エンジニアとして活動するだけではなく、Webデザイナーとしても活動している方であれば加入できる可能性はありますが、エンジニアとしてのみ活動されている方だと加入は難しいです。 社会保険の「任意継続」について フリーランスが入れる保険について、国民健康保険と文芸美術国民健康保険組合ついて見てきました。やはり会社員時代に入っていた社会保険が急に無くなると不安になる方も多いでしょう。やはり社会保険があるとのないのでは、怪我や病気での医療費負担が変わってくるため。非常に大きい要素といえます。 ただ、フリーランスでも社会保険は入ることができ、この任意継続をすれば会社員時代とほぼ変わらない保険内容を享受することができます。ただ、退職後もこの社会保険に加入し続けるには条件があります。「退職日の翌日から20日以内に加入の手続きをすること」「退職前に社会保険に加入しており、退職日前日までの2ヶ月間に継続して被保険者であること」の2つが条件として必要になります。 そして、保険の加入期間は2年となっています。また、加入し続けるには一日たりとも保険料の支払いに遅れてはなりません。遅れてしまった時点で保険から脱退させられます。そして、就職して社会保険に入った、満75歳になったという場合にも保険から脱退になります。 また、社会保険の任意継続に関しての注意点ですが、フリーランスとしての任意加入であると、会社員時代に出ていた業務中での怪我や病気に対しての医療費負担である傷病手当金はもらえません。フリーランスとしての業務中の怪我や病気での医療費負担を減らすには民間の保険に入るしかありません。 もちろん、国民健康保険と社会保険を両方入ることで、支払う保険料の合計が高くなるというデメリットがありますが、医療を必要とする際の医療費の負担が減ることは大きなメリットです。フリーランスは身体が資本であり、人間いつ病気や怪我になるかわかりません。できれば、保険にはしっかりと加入しておきたいところです。 また、保険料は事業には関係ない料金となるので、経費として計上することはできませんが、所得控除には計上できます。そのため、保険料が高ければ高いほど節税につなげることができるというメリットがあります。 これらのデメリットとメリットを比較した上で、国民健康保険以外の社会保険に入るかどうか是非検討してみてください。 傷病手当金は? 代わりになるものは 社会保険の任意継続には傷病手当金がないことを注意点として申し上げました。急に病気になってしまい、収入が入ってこないことはフリーランスとしてはとても痛いので、傷病手当はどうしても欲しいところです。 傷病手当を利用するには、民間の保険に入ることが選択肢としてあります。所得補償保険や就業不能保険といったものがこの傷病手当を利用できる保険にあたります。 毎月の掛け金を支払う必要がありますが、何口加入するかを自分で決めることができ、それに合わせた保険料が貰える仕組みになっています。掛け捨て保険となっているので、毎月の掛け金はそれほど高くはないようです。 やはりフリーランスとして活動するには身体は資本と言えるので、傷病手当金のある民間の保険にも加入しておいたほうが良いでしょう。 まとめ:保険料は被保険者の収入による フリーランスの保険を改めて検証 知ることからのスタートアップ というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。 国民健康保険は加入者やその家族が病気や怪我で医療が必要となった場合に、その医療費の一部を負担してくれる保険となっており、保険料は被保険者の収入によるところが多い文芸美術国民健康保険組合は毎月の保険料が一定額で、収入が高い人にとっては大きなメリットがある保険社会保険の任意継続では得られない傷病手当は民間の所得補償保険や就業不能保険を利用することで賄える 今回の記事で、フリーランスが入るべき保険の全体像をお伝えしました。自分自身の年齢・年収・家族構成・居住地によって、どの保険に入ることが最適なのかは変わってきます。是非今回の記事を読んで、どの保険に入るのか参考にしてみてください。
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